JPH08137008A - 光源切替装置 - Google Patents
光源切替装置Info
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- JPH08137008A JPH08137008A JP6271491A JP27149194A JPH08137008A JP H08137008 A JPH08137008 A JP H08137008A JP 6271491 A JP6271491 A JP 6271491A JP 27149194 A JP27149194 A JP 27149194A JP H08137008 A JPH08137008 A JP H08137008A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の光源を選択的に使用して、画像を投映
している間は光源の発光状態を維持できる液晶プロジェ
クターを提供すること。 【構成】 複数の光源、この複数の光源のいずれか一つ
によって択一して照明される被照明体、この被照明体
と、複数の光源との間に設けられた反射ミラー、この反
射ミラーは可動であり、かつ、複数の光源に対応させ
て、各光源からの光を上記被照明体に導く予め定めた複
数の係止位置を備えていること、上記複数の光源の各光
源の異常を検知する異常検知手段；および、この異常検
知手段が特定の光源の異常を検知したとき、上記反射ミ
ラーを該異常な光源に対応する係止位置から正常な光源
に対応する係止位置に移動させるミラー駆動手段；を備
えたことを特徴とする光源切替装置。
している間は光源の発光状態を維持できる液晶プロジェ
クターを提供すること。 【構成】 複数の光源、この複数の光源のいずれか一つ
によって択一して照明される被照明体、この被照明体
と、複数の光源との間に設けられた反射ミラー、この反
射ミラーは可動であり、かつ、複数の光源に対応させ
て、各光源からの光を上記被照明体に導く予め定めた複
数の係止位置を備えていること、上記複数の光源の各光
源の異常を検知する異常検知手段；および、この異常検
知手段が特定の光源の異常を検知したとき、上記反射ミ
ラーを該異常な光源に対応する係止位置から正常な光源
に対応する係止位置に移動させるミラー駆動手段；を備
えたことを特徴とする光源切替装置。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、ビデオテープ、ビデオディス
ク、テレビ放送等ビデオ信号による映像を投映する投映
型液晶プロジェクターに関し、より詳しくは複数の光源
を備えた液晶プロジェクターに関する。
ク、テレビ放送等ビデオ信号による映像を投映する投映
型液晶プロジェクターに関し、より詳しくは複数の光源
を備えた液晶プロジェクターに関する。
【０００２】
【従来技術およびその問題点】ビデオカメラまたはビデ
オデッキ等に接続される液晶パネルを用いた所謂液晶プ
ロジェクターは、基本的には、図１１に示すように、光
源５１、液晶パネル５２、集光レンズ５３、投映レンズ
５４、およびスクリーン５５から構成されている。すな
わち、光源５１に照射された液晶パネル５２内の画像を
集光レンズ５３で集光して、投映レンズ５４により所定
の倍率でスクリーン５５に投映する。
オデッキ等に接続される液晶パネルを用いた所謂液晶プ
ロジェクターは、基本的には、図１１に示すように、光
源５１、液晶パネル５２、集光レンズ５３、投映レンズ
５４、およびスクリーン５５から構成されている。すな
わち、光源５１に照射された液晶パネル５２内の画像を
集光レンズ５３で集光して、投映レンズ５４により所定
の倍率でスクリーン５５に投映する。
【０００３】そして、光源５１には画像品質を維持する
ために発光効率および色温度等の高さが要求されてい
る。これらの要求を満たすため、光源用のランプとし
て、ハロゲンランプまたはメタルハライドランプ等が一
般に用いられている。
ために発光効率および色温度等の高さが要求されてい
る。これらの要求を満たすため、光源用のランプとし
て、ハロゲンランプまたはメタルハライドランプ等が一
般に用いられている。
【０００４】しかしながら、上述のような要求を達成す
るための代償として、これらランプの寿命は非常に短
く、数百時間から数千時間程度である。このため、映像
の観賞中にランプの寿命がきて発光不能になる可能性も
高く、観賞者の映像に対する興味を減じてしまう虞れが
ある。
るための代償として、これらランプの寿命は非常に短
く、数百時間から数千時間程度である。このため、映像
の観賞中にランプの寿命がきて発光不能になる可能性も
高く、観賞者の映像に対する興味を減じてしまう虞れが
ある。
【０００５】さらに、この種の液晶プロジェクターの使
用頻度が高い場合は必然的にランプの交換も頻繁に行わ
なければならず、特に観賞中のランプ交換は、暗所で迅
速な交換作業が要求される場合が多く、操作者の負担と
なる。そこで、このような負担を軽減するための手段が
望まれている。
用頻度が高い場合は必然的にランプの交換も頻繁に行わ
なければならず、特に観賞中のランプ交換は、暗所で迅
速な交換作業が要求される場合が多く、操作者の負担と
なる。そこで、このような負担を軽減するための手段が
望まれている。
【０００６】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の問題点に鑑み
成されたもので、複数の光源を選択的に使用して、画像
を投映している間は光源に異常が発生しても光源の発光
状態を維持できる液晶プロジェクターを提供することを
目的とする。
成されたもので、複数の光源を選択的に使用して、画像
を投映している間は光源に異常が発生しても光源の発光
状態を維持できる液晶プロジェクターを提供することを
目的とする。
【０００７】
【発明の概要】本発明は、複数の光源、この複数の光源
のいずれか一つによって択一して照明される被照明体、
この被照明体と、複数の光源との間に設けられた反射ミ
ラー、この反射ミラーは可動であり、かつ、複数の光源
に対応させて、各光源からの光を上記被照明体に導く予
め定めた複数の係止位置を備えていること、上記複数の
光源の各光源の異常を検知する異常検知手段、および、
この異常検知手段が特定の光源の異常を検知したとき、
上記反射ミラーを該異常な光源に対応する係止位置から
正常な光源に対応する係止位置に移動させるミラー駆動
手段、からなることを特徴としている。
のいずれか一つによって択一して照明される被照明体、
この被照明体と、複数の光源との間に設けられた反射ミ
ラー、この反射ミラーは可動であり、かつ、複数の光源
に対応させて、各光源からの光を上記被照明体に導く予
め定めた複数の係止位置を備えていること、上記複数の
光源の各光源の異常を検知する異常検知手段、および、
この異常検知手段が特定の光源の異常を検知したとき、
上記反射ミラーを該異常な光源に対応する係止位置から
正常な光源に対応する係止位置に移動させるミラー駆動
手段、からなることを特徴としている。
【０００８】
【発明の実施例】図１は本発明が適用される液晶プロジ
ェクターの正面図である。該プロジェクターは直方体の
ケース１に収納されており、その一側面に設けられた突
出部１ａ（図２）に画像が投映されるスクリーン１２が
設けられている。
ェクターの正面図である。該プロジェクターは直方体の
ケース１に収納されており、その一側面に設けられた突
出部１ａ（図２）に画像が投映されるスクリーン１２が
設けられている。
【０００９】図２はケース１の上部を取り除いて内部を
示した平面図である。ハロゲンランプまたはメタルハラ
イドランプ等からなる光源Ａおよび光源Ｂがケース１内
部に設置された所定の支持機構に、公知の緊締装置Ａ１
およびＢ１により、着脱可能に取り付けられている。光
源Ａおよび光源Ｂは所定の半球状の反射部材を備えると
ともに、その上端部にコネクタＡ２およびコネクタＢ２
を備えている。
示した平面図である。ハロゲンランプまたはメタルハラ
イドランプ等からなる光源Ａおよび光源Ｂがケース１内
部に設置された所定の支持機構に、公知の緊締装置Ａ１
およびＢ１により、着脱可能に取り付けられている。光
源Ａおよび光源Ｂは所定の半球状の反射部材を備えると
ともに、その上端部にコネクタＡ２およびコネクタＢ２
を備えている。
【００１０】図３は光源Ａおよび光源Ｂを取り除いた状
態でケース１内部を示した平面図である。スクリーン１
２の中心線Ｏにその中心点を一致させて第１反射鏡２が
配設されている。そして、第１反射鏡２は所定の矩形で
構成されており、図３にはスクリーン１２の中心線Ｏに
対して所定角度傾いた状態が示されている。より具体的
には、図３の状態、すなわち装置を上部から平面視した
場合、において第１反射鏡２はその矩形面を液晶パネル
７（被照明体）の光軸Ｏに対して約２２．９゜傾斜させ
ている。本実施例ではこの状態を液晶プロジェクターが
通常使用される場合の第１反射鏡２の位置と定義し、第
１反射鏡２は光源Ａと対向するものとする。
態でケース１内部を示した平面図である。スクリーン１
２の中心線Ｏにその中心点を一致させて第１反射鏡２が
配設されている。そして、第１反射鏡２は所定の矩形で
構成されており、図３にはスクリーン１２の中心線Ｏに
対して所定角度傾いた状態が示されている。より具体的
には、図３の状態、すなわち装置を上部から平面視した
場合、において第１反射鏡２はその矩形面を液晶パネル
７（被照明体）の光軸Ｏに対して約２２．９゜傾斜させ
ている。本実施例ではこの状態を液晶プロジェクターが
通常使用される場合の第１反射鏡２の位置と定義し、第
１反射鏡２は光源Ａと対向するものとする。
【００１１】図４は、図２の矢印IV−IV方向から見た液
晶プロジェクターの断面図である。まず、ケース１の上
部には通気孔１ｂが設けらている。該通気孔１ｂの直下
には光源Ｂが水平に対して所定角度傾いた状態で設置さ
れている。そして、平面図において液晶パネル７の光軸
Ｏに対して２２．９゜傾斜している第１反射鏡２が、垂
直方向についても液晶パネル７の光軸Ｏに対して所定角
度傾斜して光源Ａと対向した状態が示されている。さら
に光源Ａからの光束の進行方向に沿って、熱線吸収フィ
ルタ６、液晶パネル７、および集光レンズ８が所定の機
構によりケース１に保持されている。集光レンズ８に続
いて、第２反射鏡９、投映レンズ系１０、および第３反
射鏡１１が所定の機構によりケース１に支持されてい
る。図に示すように、第１反射鏡２は、回転軸４が設け
られた反射鏡取付台３に配設されており、該反射鏡取付
台３は、ケース１内に固定された基台５上を、軸４を中
心に回転可能に構成されている。そして、反射鏡取付台
３の底部にはストッパピン４ａが突設されており、該ス
トッパピン４ａと後述するフックレバー１７が係合する
ことにより液晶プロジェクターの通常使用状態では第１
反射鏡２が光源Ａに対向するように保持している。
晶プロジェクターの断面図である。まず、ケース１の上
部には通気孔１ｂが設けらている。該通気孔１ｂの直下
には光源Ｂが水平に対して所定角度傾いた状態で設置さ
れている。そして、平面図において液晶パネル７の光軸
Ｏに対して２２．９゜傾斜している第１反射鏡２が、垂
直方向についても液晶パネル７の光軸Ｏに対して所定角
度傾斜して光源Ａと対向した状態が示されている。さら
に光源Ａからの光束の進行方向に沿って、熱線吸収フィ
ルタ６、液晶パネル７、および集光レンズ８が所定の機
構によりケース１に保持されている。集光レンズ８に続
いて、第２反射鏡９、投映レンズ系１０、および第３反
射鏡１１が所定の機構によりケース１に支持されてい
る。図に示すように、第１反射鏡２は、回転軸４が設け
られた反射鏡取付台３に配設されており、該反射鏡取付
台３は、ケース１内に固定された基台５上を、軸４を中
心に回転可能に構成されている。そして、反射鏡取付台
３の底部にはストッパピン４ａが突設されており、該ス
トッパピン４ａと後述するフックレバー１７が係合する
ことにより液晶プロジェクターの通常使用状態では第１
反射鏡２が光源Ａに対向するように保持している。
【００１２】第１反射鏡２の上述の傾斜角度についてさ
らに述べると、第１反射鏡２は図４の断面図において、
液晶パネル７の光軸に対して約５０．２゜で傾斜し、か
つ光源Ａの光軸と液晶パネル７の光軸が交わる点を通り
液晶パネル７の光軸と直交する回転軸４を中心に回転す
るように構成されている。この関係は光源Ｂにも同様に
適用される。
らに述べると、第１反射鏡２は図４の断面図において、
液晶パネル７の光軸に対して約５０．２゜で傾斜し、か
つ光源Ａの光軸と液晶パネル７の光軸が交わる点を通り
液晶パネル７の光軸と直交する回転軸４を中心に回転す
るように構成されている。この関係は光源Ｂにも同様に
適用される。
【００１３】図５は、図４の矢印Ｖ−Ｖ方向から見た液
晶プロジェクター内部を示す断面図である。本図に明示
するように、光源Ａおよび光源Ｂは、所定の支持機構に
より、使用状態で第１反射鏡２に対向するように、水平
に対して所定角度傾斜して設置されている。具体的に
は、光源Ａおよび光源Ｂの光軸は回転軸４の中心線に対
してそれぞれ２５゜の角度を保って第１反射鏡２の中心
と交わるように設定されている。さらに、ケース１内の
所定部分には冷却用のファン１４、前述のフックレバー
１７を作動させるソレノイド１８、および回路基板１９
（異常検知手段）が設けられている。この回路基板１９
は、光源Ａおよび光源Ｂへ電源を供給する電源供給回路
と該電源供給回路の電源供給状態を検知する電流検知回
路を備えている。具体的には、フックレバー１７は、基
台５の裏面に略平行に配設されており、その一端がソレ
ノイド１８に連結し、他端がストッパピン４ａに離接可
能に係合している。フックレバー１７のケース１の底部
に対向する面の所定部分には延設部１７ａが設けられ、
該延設部１７ａには軸１７ｃが固定されている。一方、
基台５の裏面には、軸１７ｃを回転可能に支持する軸受
部５ａが配設されており、フックレバー１７は軸１７ｃ
を中心に回転可能に構成されている。さらに、基台５の
裏面には、バネガイド部５ｃ（図７）が設けられてお
り、フックレバー１７の対応する位置に設けられた開口
１７ｄを貫通してケース１の底部に向かって伸びてい
る。該バネガイド部５ｃの下端部にはコイルバネ１６が
ガイド部５ｃと同軸状に配設されており、コイルバネ１
６の上端はフックレバー１７に当接している。一方、反
射鏡取付台３の底部の所定部分と基台５の所定部分の間
にはバネ１５が、基台５の裏面に平行に、張架されてい
る。そして、電流検知回路が作動中の光源Ａの発光異常
を検知すると、ソレノイド１８を励磁してフックレバー
を回転させて、ストッパピン４ａとの係合を解くように
構成されている。
晶プロジェクター内部を示す断面図である。本図に明示
するように、光源Ａおよび光源Ｂは、所定の支持機構に
より、使用状態で第１反射鏡２に対向するように、水平
に対して所定角度傾斜して設置されている。具体的に
は、光源Ａおよび光源Ｂの光軸は回転軸４の中心線に対
してそれぞれ２５゜の角度を保って第１反射鏡２の中心
と交わるように設定されている。さらに、ケース１内の
所定部分には冷却用のファン１４、前述のフックレバー
１７を作動させるソレノイド１８、および回路基板１９
（異常検知手段）が設けられている。この回路基板１９
は、光源Ａおよび光源Ｂへ電源を供給する電源供給回路
と該電源供給回路の電源供給状態を検知する電流検知回
路を備えている。具体的には、フックレバー１７は、基
台５の裏面に略平行に配設されており、その一端がソレ
ノイド１８に連結し、他端がストッパピン４ａに離接可
能に係合している。フックレバー１７のケース１の底部
に対向する面の所定部分には延設部１７ａが設けられ、
該延設部１７ａには軸１７ｃが固定されている。一方、
基台５の裏面には、軸１７ｃを回転可能に支持する軸受
部５ａが配設されており、フックレバー１７は軸１７ｃ
を中心に回転可能に構成されている。さらに、基台５の
裏面には、バネガイド部５ｃ（図７）が設けられてお
り、フックレバー１７の対応する位置に設けられた開口
１７ｄを貫通してケース１の底部に向かって伸びてい
る。該バネガイド部５ｃの下端部にはコイルバネ１６が
ガイド部５ｃと同軸状に配設されており、コイルバネ１
６の上端はフックレバー１７に当接している。一方、反
射鏡取付台３の底部の所定部分と基台５の所定部分の間
にはバネ１５が、基台５の裏面に平行に、張架されてい
る。そして、電流検知回路が作動中の光源Ａの発光異常
を検知すると、ソレノイド１８を励磁してフックレバー
を回転させて、ストッパピン４ａとの係合を解くように
構成されている。
【００１４】図６は、図５の矢印VI−VI方向すなわち基
台５を裏面から見た平面図であり、第１反射鏡２を回転
させる機構（光源切替装置）が示されている。基台５に
は、ソレノイド１８の下端のプランジャー１８ａが、フ
ックレバー１７の一端と結合するために、貫通する開口
部５ａ、回転軸４が嵌入する開口４ｂ、反射鏡取付台３
に設けられたストッパピン４ａを案内する円弧状の溝５
ｂ、および反射鏡取付台３の底部に取り付けられたバネ
１５の一端部を反射鏡取付台３の回転にしたがって案内
する円弧状溝５ｃが形成されている。そして、バネ１５
は、液晶プロジェクターの通常の使用状態では、図に示
すように、ストッパピン４ａがフックレバー１７により
係止されているので、引張方向に付勢されている。
台５を裏面から見た平面図であり、第１反射鏡２を回転
させる機構（光源切替装置）が示されている。基台５に
は、ソレノイド１８の下端のプランジャー１８ａが、フ
ックレバー１７の一端と結合するために、貫通する開口
部５ａ、回転軸４が嵌入する開口４ｂ、反射鏡取付台３
に設けられたストッパピン４ａを案内する円弧状の溝５
ｂ、および反射鏡取付台３の底部に取り付けられたバネ
１５の一端部を反射鏡取付台３の回転にしたがって案内
する円弧状溝５ｃが形成されている。そして、バネ１５
は、液晶プロジェクターの通常の使用状態では、図に示
すように、ストッパピン４ａがフックレバー１７により
係止されているので、引張方向に付勢されている。
【００１５】図７は、フックレバー１７を中心とした反
射鏡取付台３の回転機構の拡大図である。本図は液晶プ
ロジェクターの通常使用状態を示すものであり、前述し
たように、軸１７ｃを中心に回転可能なフックレバー１
７は、その一端はソレノイド１８のプランジャー１８ａ
に係合し、他端に開口１７ｂが形成されてストッパピン
１４ａに係合している。この状態では、ソレノイド１８
は作用していないので、フックレバー１７は、開口１７
ｄを貫通するガイド部５ｃに支持されたコイルバネ１６
の付勢力により、フックレバー１７はストッパピン１４
ａとの係合状態を維持する。なお、延設部１７ａ、軸１
７ｃおよび軸受部５ａの位置は、フックレバー１７の端
部をストッパピン４ａの垂直方向の長さ以上に回転でき
かつ必要以上の回転を防止できれば、その構成および取
り付け位置は任意である。
射鏡取付台３の回転機構の拡大図である。本図は液晶プ
ロジェクターの通常使用状態を示すものであり、前述し
たように、軸１７ｃを中心に回転可能なフックレバー１
７は、その一端はソレノイド１８のプランジャー１８ａ
に係合し、他端に開口１７ｂが形成されてストッパピン
１４ａに係合している。この状態では、ソレノイド１８
は作用していないので、フックレバー１７は、開口１７
ｄを貫通するガイド部５ｃに支持されたコイルバネ１６
の付勢力により、フックレバー１７はストッパピン１４
ａとの係合状態を維持する。なお、延設部１７ａ、軸１
７ｃおよび軸受部５ａの位置は、フックレバー１７の端
部をストッパピン４ａの垂直方向の長さ以上に回転でき
かつ必要以上の回転を防止できれば、その構成および取
り付け位置は任意である。
【００１６】そして、第１反射鏡２が光源Ａに対向する
通常の使用状態において、光源Ａが、振動等の外力、寿
命によるフィラメントの断線等により発光不能になる
と、回路基板１９の電流検知回路によりその異常が検知
され、光源Ｂを発光状態にするとともに、ソレノイド１
８を励磁してプランジャー１８ａが作動して、図８に示
すように、フックレバー１７はバネ１６の上向きの付勢
力に抗してフックレバー１７をケース１の底面に向けて
回転してストッパピン４ａとの係合状態を解き、反射鏡
取付台３がバネ１５の復元力により軸４を中心に回転す
る。
通常の使用状態において、光源Ａが、振動等の外力、寿
命によるフィラメントの断線等により発光不能になる
と、回路基板１９の電流検知回路によりその異常が検知
され、光源Ｂを発光状態にするとともに、ソレノイド１
８を励磁してプランジャー１８ａが作動して、図８に示
すように、フックレバー１７はバネ１６の上向きの付勢
力に抗してフックレバー１７をケース１の底面に向けて
回転してストッパピン４ａとの係合状態を解き、反射鏡
取付台３がバネ１５の復元力により軸４を中心に回転す
る。
【００１７】この状態をさらに図６、図９および図１０
を比較して示す。図６には、回転軸４と反射鏡取付台３
の通常使用状態での相対位置を表す線分Ｐが描かれてい
る。この図６に示す状態はすでに述べた液晶プロジェク
ターの断面図５に相当する。線分Ｐ上には、回転軸４、
ストッパピン４ａおよび反射鏡取付台３に接続したバネ
１５の一端が位置している。そして、フックレバー１７
とストッパピン４ａの係合状態が解かれると、図９に示
すように、反射鏡取付台３に接続したバネ１５の一端は
バネの復元力により円弧状溝５ｃに案内され光源Ｂに対
向する位置まで瞬時に所定角度回転して停止し、かつス
トッパピン４ａは円弧状溝５ｂに案内されて停止する。
すなわち、図６に示した線分Ｐは瞬時に図９に示す線分
Ｐ’の位置まで回転し、第１反射鏡２は光源Ｂに対向す
る。この状態の液晶プロジェクターの断面を図１０に示
す。光源Ｂはすでに発光状態なので、液晶プロジェクタ
ーの作動を中断することなく映像の観賞ができる。ま
た、観賞中であっても、異常が発生した光源Ａを交換、
修理することができる。そして、光源Ａを正常な状態に
戻したら、液晶プロジェクターの非作動時に、取付台３
を、バネ１５の引張り力に抗して、回転させてストッパ
ピン４ａをフックレバー１７の係合孔１７ｂに係合させ
れば、液晶プロジェクターを通常使用される状態に保つ
ことができる。
を比較して示す。図６には、回転軸４と反射鏡取付台３
の通常使用状態での相対位置を表す線分Ｐが描かれてい
る。この図６に示す状態はすでに述べた液晶プロジェク
ターの断面図５に相当する。線分Ｐ上には、回転軸４、
ストッパピン４ａおよび反射鏡取付台３に接続したバネ
１５の一端が位置している。そして、フックレバー１７
とストッパピン４ａの係合状態が解かれると、図９に示
すように、反射鏡取付台３に接続したバネ１５の一端は
バネの復元力により円弧状溝５ｃに案内され光源Ｂに対
向する位置まで瞬時に所定角度回転して停止し、かつス
トッパピン４ａは円弧状溝５ｂに案内されて停止する。
すなわち、図６に示した線分Ｐは瞬時に図９に示す線分
Ｐ’の位置まで回転し、第１反射鏡２は光源Ｂに対向す
る。この状態の液晶プロジェクターの断面を図１０に示
す。光源Ｂはすでに発光状態なので、液晶プロジェクタ
ーの作動を中断することなく映像の観賞ができる。ま
た、観賞中であっても、異常が発生した光源Ａを交換、
修理することができる。そして、光源Ａを正常な状態に
戻したら、液晶プロジェクターの非作動時に、取付台３
を、バネ１５の引張り力に抗して、回転させてストッパ
ピン４ａをフックレバー１７の係合孔１７ｂに係合させ
れば、液晶プロジェクターを通常使用される状態に保つ
ことができる。
【００１８】なお、本発明は、図示した液晶プロジェク
ターに適用したが、本発明はこの液晶プロジェクターに
限定されることなく、本実施例での光源Ａおよび光源Ｂ
と類似の光源を用いる他の光学機器に適用可能であるこ
とは論を待たない。
ターに適用したが、本発明はこの液晶プロジェクターに
限定されることなく、本実施例での光源Ａおよび光源Ｂ
と類似の光源を用いる他の光学機器に適用可能であるこ
とは論を待たない。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、状況に応じて液晶プロ
ジェクターの複数の光源を選択的に使用するので、画像
を投映している間は光源の発光状態を維持することがで
きる。
ジェクターの複数の光源を選択的に使用するので、画像
を投映している間は光源の発光状態を維持することがで
きる。
【図１】液晶プロジェクターの正面図である。
【図２】液晶プロジェクターを上部から見た平面図であ
る。
る。
【図３】光源を取り除いて液晶プロジェクターの内部を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図４】図２の矢印IV−IV方向から見た液晶プロジェク
ターの断面図である。
ターの断面図である。
【図５】図４の矢印Ｖ−Ｖ方向から見た液晶プロジェク
ター内部を示す断面図である。
ター内部を示す断面図である。
【図６】図５の矢印VI−VI方向から見た平面図である。
【図７】第１反射鏡の回転機構の通常使用状態を示す拡
大図である。
大図である。
【図８】第１反射鏡の回転機構の光源が切り替わった状
態を示す拡大図である。
態を示す拡大図である。
【図９】図６の状態から光源が切り替わった状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図１０】図５の状態から光源が切り替わった状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図１１】本発明の従来例を示す図である。
１ 液晶プロジェクター ２ 第１反射鏡（反射ミラー） ４ 回転軸 ７ 液晶パネル（被照明体） １５ バネ（バネ手段） １６ バネ（係止手段） １７ フックレバー１７（係止手段） １８ ソレノイド（ミラー駆動手段） １９ 回路基板（異常検知手段） ４ａ ストッパピン（係止手段） ５ｂ 溝（ストッパ手段） Ａ 光源 Ｂ 光源
Claims (8)
- 【請求項１】 複数の光源；この複数の光源のいずれか
一つによって択一して照明される被照明体；この被照明
体と、複数の光源との間に設けられた反射ミラー；この
反射ミラーは可動であり、かつ、複数の光源に対応させ
て、各光源からの光を上記被照明体に導く予め定めた複
数の係止位置を備えていること；上記複数の光源の各光
源の異常を検知する異常検知手段；および、 この異常検知手段が特定の光源の異常を検知したとき、
上記反射ミラーを該異常な光源に対応する係止位置から
正常な光源に対応する係止位置に移動させるミラー駆動
手段；を備えたことを特徴とする光源切替装置。 - 【請求項２】 請求項１において、被照明体は、液晶パ
ネルである光源切替装置。 - 【請求項３】 請求項１または２において、反射ミラー
は、被照明体の光軸に対して約５０゜をなし、かつ複数
の光源の光軸と被照明体の光軸が交わる点を通り被照明
体の光軸と直交する軸を中心に回転可能であり、 ミラー駆動手段は、 この反射ミラーを軸を中心に回転付勢するバネ手段と、 このバネ手段に抗して、反射ミラーを一つの光源に対応
する予め定めた一つの係止位置に係止する係止手段と、 この係止手段による係止を解除したとき、反射ミラーを
他の光源に対応する予め定めた他の係止位置に係止する
ストッパ手段と、から構成され、 係止手段による反射ミラーの係止は、異常検知手段が上
記一つの光源の異常を検知したとき解除される光源切替
装置。 - 【請求項４】 請求項３において、反射ミラーは、光源
切替装置が収納されるケース内に、該ケースの底面に平
行に設けられた基台上に回転可能に配設された取付台に
設置され、バネ手段は取付台の所定部分とケースの所定
部分に張架されたコイルバネである光源切替装置。 - 【請求項５】 請求項４において、係止手段は、取付台
の所定部分に設けられたストッパピンと、該ストッパピ
ンに係合して、バネ手段の復元力に抗して反射ミラーを
予め定めた一つの光源に対向するように係止する、フッ
クレバーである光源切替装置。 - 【請求項６】 請求項５において、フックレバーは、該
フックレバーの所定位置と、基台の所定位置からケース
の底面に向かって延設された案内部材との間に配設され
た垂直バネにより、常にストッパピンと係合する方向に
付勢されている光源切替装置。 - 【請求項７】 請求項６において、取付台はケース内に
固定された基台上に配置され、ストッパ手段は、異常検
知手段により、ストッパピンとフックレバーの係合関係
が解かれたときにストッパピンと、取付台の所定部分に
連結したコイルバネ端部を案内して、取付台を他方の光
源に対向する位置で係止させる、基台に形成された所定
形状の溝である光源切替装置。 - 【請求項８】 請求項７において、異常検知手段は、光
源の電源供給回路に設けられた電流検出回路であり、該
電流検出回路には、フックレバーを制御するソレノイド
が接続されており、電流検出回路が光源の異常を検知す
ると、ソレノイドが励磁されて、垂直バネの付勢力に抗
して、ストッパピンとフックレバーの係合状態を解いて
コイルバネの復元力により取付台を回転させる光源切替
装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP27149194A JP3445386B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 光源切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27149194A JP3445386B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 光源切替装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08137008A true JPH08137008A (ja) | 1996-05-31 |
| JP3445386B2 JP3445386B2 (ja) | 2003-09-08 |
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ID=17500797
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| JP27149194A Expired - Fee Related JP3445386B2 (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 光源切替装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3445386B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1447979A1 (en) * | 2003-02-14 | 2004-08-18 | NEC Viewtechnology, Ltd. | Liquid crystal projector with plural light sources and circuit for correcting the video signal in dependance thereof |
| JP2010113324A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-05-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 照明装置、映像表示装置およびミラーユニット |
| JP2010113323A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-05-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 映像表示装置 |
| JP2010113287A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Mitsubishi Electric Corp | 投射型映像表示装置 |
| JP2011138053A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sony Corp | プロジェクタ及びプロジェクタに設置されたランプの冷却方法 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP27149194A patent/JP3445386B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| US7253796B2 (en) | 2003-02-14 | 2007-08-07 | Nec Viewtechnology, Ltd. | Circuit for and method of driving liquid crystal panel of liquid crystal projector |
| JP2010113324A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-05-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 照明装置、映像表示装置およびミラーユニット |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3445386B2 (ja) | 2003-09-08 |
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