JPH08137002A - 情報記録可能なカメラ - Google Patents

情報記録可能なカメラ

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JPH08137002A
JPH08137002A JP6279053A JP27905394A JPH08137002A JP H08137002 A JPH08137002 A JP H08137002A JP 6279053 A JP6279053 A JP 6279053A JP 27905394 A JP27905394 A JP 27905394A JP H08137002 A JPH08137002 A JP H08137002A
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Mitsumasa Okubo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作により撮影モードに適したラボでの
プリント時の補正の許可や禁止の制御を行い、少ないデ
ータ書込み量で撮影モードに適したデータをフィルムに
書込むことを目的とする。 【構成】露出モード切換スイッチ3、ラボ補正選択スイ
ッチ4を有し、フィルム10上に情報記録可能なカメラ
であって、撮影データとプリント露光補正データとを記
憶し、記録するデータを複数のグループに区分するBC
PU1を具備し、プリント露光時の補正を許可する情報
と記録するデータのグループとを上記スイッチ3,4の
設定情報に基づいて決定するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラなどの撮像装置
に係り、特にフィルムに磁気記録が可能で且つプリント
時にラボラトリにてその露出や色調を補正することを許
可又は禁止するための識別コードを書込み可能な情報記
録可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影時の種々の情報を磁気記録部
によってフィルムの磁気記録層に書き込み、当該情報を
焼き付け時に使用する種々の技術が開示されている。例
えば、特開平3−72338号公報では、カメラに設け
られた手動の切り換えスイッチの操作に従ってラボラト
リ(以下、ラボと称す)にてプリント時の露光補正を許
可・禁止すべき信号をフィルムに書込む技術が開示され
ている。当該技術では、印刷時に当該情報により補正の
有無を決定している。
【0003】一方、一台のカメラであっても、撮影者が
なるべくカメラ任せで簡単に撮りたい場合と、自己の撮
影パラメータ指定により独自性のある写真を撮りたい場
合とを使い分けることが多い。かかる場合に、その使い
分けは撮影モードの設定と関係していることが多く、簡
単に撮る時は例えば露出モードはプログラムモードが適
しており、また独自性のある写真を撮りたい時は絞り優
先、マニュアル、シャッタスピード優先などの方が撮影
者が露出因子を決め易く適している。
【0004】また、近年では、例えば露出モードで言え
ば上記プログラム、絞り優先、マニュアル、シャッタ速
度優先の他に、所謂「簡単モード」なるものを備え、測
光モードやフォーカシングモードなどの他のモードとも
複合的に最も自動化され且つ汎用性のあるモードが設定
される技術もある。
【0005】いずれにしても、撮影者の意図を入れて撮
ることの多いモードが選択されている時はラボによる露
光量の補正は禁止できることが望ましく、逆に簡単に撮
ることが目的のモードではラボでの補正を行うのが望ま
しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−72338号公報により開示された技術では、
ラボでの補正の許可・禁止を切換スイッチの操作により
指定する必要があり、更にモード設定を行う操作部材と
ラボ補正の許可・禁止を切り換えた部材の両方を個々に
操作する必要があり、非常に手間のかかるものであっ
た。
【0007】さらに、フィルムに書込むデータの内容は
固定であったのに対し、上記ラボでの補正を要する場合
にはストロボの有無や被写体距離等のラボ補正に有用な
撮影データを併せて書込むことが好ましく、またラボで
の補正が不要のときは撮影者が意図的に設定する絞り、
シャッタ速度などの情報の書込みが望まれていた。
【0008】従って、上記書込むデータ内容が固定であ
れば、想定される全データを書くなど不要なデータも書
込むことになり、書込み容量が大容量となり、高精度記
録に支障をきたし、更にはコストアップを招くおそれも
あった。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な操作により撮影モ
ードに適したラボでのプリント時の補正の許可や禁止の
制御を行い、少ないデータ書込み量で撮影モードに適し
たデータをフィルムに書込むことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様による情報記録可能なカメラ
は、動作モード設定手段を有し、フィルム上にデータ記
録可能なカメラにおいて、撮影データと、プリント露光
補正データとを記憶する記憶手段と、記録するデータを
複数のグループに区分する区分手段とを具備し、プリン
ト露光時の補正を許可する情報と、記録するデータのグ
ループとを、上記動作モード設定手段の設定情報に基づ
いて決定することを特徴とする。
【0011】そして、第2の態様による情報記録可能な
カメラは、前記記録データのグループは3種類であり、
そのうちの少なくとも2つが記録されることを特徴とす
る。さらに、第3の態様による情報記録可能なカメラ
は、動作モード設定手段を有し、フィルム上にデータ記
録可能なカメラにおいて、撮影データと、プリント露光
補正データとを記憶する記憶手段と、記録するデータを
複数のグループに区分する区分手段と、プリント露光時
の補正を許可する情報を入力する入力手段とを具備し、
記録するデータのグループを、上記動作モード設定手段
の設定情報に基づいて決定することを特徴とする。
【0012】
【作用】即ち、本発明の第1の態様による情報記録可能
なカメラでは、記憶手段により撮影データとプリント露
光補正データとが記憶され、区分手段により記録するデ
ータが複数のグループに区分され、プリント露光時の補
正を許可する情報と記録するデータのグループとが上記
動作モード設定手段の設定情報に基づいて決定される。
【0013】そして、第2の態様による情報記録可能な
カメラでは、前記記録データのグループは3種類であ
り、そのうちの少なくとも2つが記録される。さらに、
第3の態様による情報記録可能なカメラでは、記憶手段
により撮影データとプリント露光補正データとが記憶さ
て、区分手段により記録するデータが複数のグループに
区分され、入力手段によりプリント露光時の補正を許可
する情報が入力され、記録するデータのグループが上記
動作モード設定手段の設定情報に基づいて決定される。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1には本発明の第1の実施例に係る情
報記録可能なカメラの構成を示し説明する。この図1に
示されるように、本実施例のカメラはカメラボディ10
0に撮影レンズ鏡筒200が着脱自在に構成されてい
る。
【0015】カメラボディ100においては、カメラボ
ディ内マイクロコンピュータ(以下、BCPUと略記す
る)1にレリーズ釦2と露出モード切換スイッチ3、ラ
ボ補正選択スイッチ4、メインスイッチ5、給送機構
6、シャッタユニット7、磁気ヘッドドライバ8が接続
されており、磁気ヘッドドライバ8には磁気ヘッド9が
接続されている。そして、この磁気ヘッド9はフィルム
10面に当接自在に配置されている。さらに、BCPU
1は撮影レンズ鏡筒200内に配設された撮影レンズ内
マイクロコンピュータ(以下、LCPUと略記する)1
1にも通信自在に接続されている。この撮影レンズ鏡筒
200においては、上記LCPU11に絞りユニット1
2が接続されており、更に撮影レンズ13も配設されて
いる。
【0016】このような構成において、BCPU1は、
カメラボディ100内の各デバイスを制御する他、LC
PU11と通信を行う。そして、BCPU1はレリーズ
釦2が押下されると撮影動作を開始する。露出モード切
換スイッチ3は後述する露出モードを切り換えるための
ものであり、ラボ補正選択スイッチ4はラボでのプリン
ト時の露光量等を標準値に対して補正する所謂ラボ補正
を許可又は禁止することを指定するためものである。メ
インスイッチ5はONとOFFの2状態をとり、ONの
状態ではカメラは動作可能であり、OFF状態ではカメ
ラは省電力の不動作状態となる。
【0017】そして、上記給送機構6はフィルム10の
巻上げ・巻戻し等を行い、そのフィルム駆動量はBCP
U1にフィードバックされる。シャッタユニット7は、
BCPU1に制御されて所定時間オープンし、それによ
り露光が行われるようになっている。磁気ヘッド9は、
BCPU1からの指示によってデータをフィルム面10
に磁気記録する。絞りユニット12は、LCPU11に
制御されて所定開口まで絞り込まれる。撮影レンズ13
は、フィルム10上に被写体像を結像する。
【0018】次に図3(a)には第1の実施例の情報記
録可能なカメラの上面図を示し説明する。カメラボディ
の左上方には、回転式のスイッチで構成されたラボ補正
選択スイッチ4と、スライド式のスイッチで構成された
露出モード切換スイッチ3が設けられている。露出モー
ド切換スイッチ3は、PE モード(プログラム・イジィ
モード)、Pモード(プログラムモード)、Aモード
(絞り優先モード)、Sモード(シャッタスピード優先
モード)、Mモード(マニュアルモード)の5状態をと
る。PE モードは自動でもある程度の露出が得られるよ
うに逆光自動補正のついたモードであり、その他は通常
の中央部がやや重みづけ大の中央重点平均測光である。
この他、カメラボディの右上には、レリーズ釦2とメイ
ンスイッチ5が設けられている。
【0019】次に図2を参照してデータグループA,
B,Cについて説明する。このデータグループとは、定
められたデータの組合せであり、各々定められたフォー
マットになっている。また、第1の実施例のカメラはデ
ータグループA,B,Cのいずれかでなければフィルム
に記録できなくなっている。
【0020】データグループAは、重要且つ基本的なデ
ータを含んでいる。日時データ(年月日,時分秒等)、
トリミングアスペクト比データ(アスペクト比1:1.
8のハイビジョン、1:1.5のノーマル、1:2.8
のパノラマ)、フィルム装填方向データ(右側装填又は
左側装填)、ラボ補正許可・禁止データが含まれる。
【0021】データグループBは、ラボでプリント時の
露光量や色調を補正するのに有用なデータである。スト
ロボ使用/不使用データ、被写体距離データ、被写体色
温度データ、逆光情報データ、その他が含まれる。
【0022】データグループCは、ユーザがデータの蓄
積や作品への表示に必要となるデータである。絞り値や
シャッタスピード、レンズ焦点距離、レンズタイプ名、
露出モードである。
【0023】次に図4(a)を参照して、第1の実施例
の露出モード設定時のラボ補正選択スイッチ及びフィル
ムへの情報書込み内容について説明する。まず、PE
ードは、これに合わせさえすればカメラ任せで良好な写
真の撮れるモードであるため、ラボ補正は常に許可する
ことが好ましい。よって、ラボ補正選択スイッチがいず
れにセットされていても、ラボ補正許可とみなし、フィ
ルムへのデータ書込み内容も基本的かつ重要なデータグ
ループAと、ラボ補正に好適なデータグループBとされ
る。尚、この時の露出モードはプログラムとなる。
【0024】Pモード以下はPE モードとは異なり、ユ
ーザの意志でラボ補正の許可禁止を選択可能になってい
る。また、フィルムへのデータ書込み内容は、ラボ補正
が許可されている際はデータグループのAとBであり、
またラボ補正が禁止されている場合はデータグループの
Aと、データグループCが書き込まれることになる。
【0025】露出モードはそれぞれPモードがプログラ
ムモード、Aモードが絞り優先モード、Sモードがシャ
ッタ速度優先モード、Mモードがマニュアルモードとな
る。以下、図5のフローチャートを参照して、BCPU
1のレリーズ時の動作を説明する。レリーズ釦2を押下
すると、本ルーチンに入り(ステップS101)、事前
の測光により決定されている露光値に基づいて、絞り値
と絞り込みコマンドをLCPU11に出力し、絞り込み
の指示を行う(ステップS102)。次に所定時間シャ
ッタをオープンして露光を行い(ステップS103)、
その後、LCPU11にコマンドを送って絞りを開放に
戻す(ステップS104)。
【0026】次いで、BCPU1は露出モード切換スイ
ッチ3がどのモードにセットされているのかを見て(ス
テップS105)、PE モードであればステップS10
6に、PE モードでなければステップS108へ進む。
ステップS106では、データグループAを、ラボ補正
許可・禁止データは「許可」のデータとして、BCPU
1内のメモリの所定エリアに格納する。またステップS
107では、データグループBをBCPU1内のメモリ
の所定エリア内に格納する。
【0027】一方、ステップS108へ進むと、BCP
U1はラボ補正選択スイッチが「許可」になっているか
否かをみて、許可であればステップS106へ進み、許
可でなければステップS110へすすむ。このステップ
S110ではデータグループAを、ラボ補正許可・禁止
データは「禁止」のデータとして、BCPU1内のメリ
の所定エリアに格納する。また、データグループCをB
CPU1のメモリの所定エリアに格納し、ステップS1
12へ進む。
【0028】このステップS112では、BCPU1は
巻上げを開始させ、データ書込み位置に達したか否かを
みる(ステップS113)。書込み位置であれば、メモ
リデータを書込み(ステップS114)、その後は巻上
げが完了したか否かをモニタして(ステップS11
5)、巻上げ完了とみなされれば給送機構6の巻上げを
停止させ(ステップS116)、本フローを終了する
(ステップS117)。
【0029】以上説明したように、第1実施例によれ
ば、PE モードにするとラボ補正選択スイッチの状態に
関わらずラボ補正許可の信号が書き込まれる。この為、
例えばMモード・ラボ補正禁止の状態にてじっくりと作
品づくりを行い、途中気軽な自動露出のスナップを行う
とき(ラボ補正は許可)など、露出モード切換スイッチ
3のみの操作でよいので、作品づくりと気軽なスナップ
をワンタッチで切り換えられ、便利であり、シャッタチ
ャンスを逃さずに済む。
【0030】また、第1の実施例によれば、ラボ補正を
許可している時はラボ補正に有用なデータを、またラボ
補正を禁止している時は撮影者がデータとしてメモして
おきたいデータを選択的に書き込む為、それら全て
(A,B,C)を書込む場合に比べてデータ密度も低く
でき、磁気ヘッド9や給送機構6も安価にすることがで
きる。また、自動的な選択であるためデータの切り換え
を手動で行う必要もない。
【0031】次に第2の実施例に係る情報記録可能なカ
メラについて説明する。第2の実施例は、前述した第1
実施例とほぼ同一であるが、PE モード以外の際のフィ
ルムに書込むデータがやや異なる。
【0032】以下、図6のフローチャートを参照して、
第2の実施例のレリーズ時のBCPU1の動作を説明す
る。ステップS101〜S107,ステップS112〜
S117は図5と同様である。ステップS108′では
ラボ補正選択スイッチ4が「許可」にセットされている
か否かをみてセットされていればステップS109へ移
行しデータグループA,Cをメモリにセットし、セット
されていなければステップS110へ進む。ステップS
109はステップS106と同様の動作、またステップ
S110,S111も先に示した図5と同様の動作であ
る。
【0033】以上説明したように、第2の実施例によれ
ば、PE モード以外のときはデータグループCがフィル
ムに書き込まれるため、撮影者がデータとしてメモして
おきたいデータを書くことができ、且つラボ補正が必要
のときは、ラボ補正の許可を指定できるため、データグ
ループBはないが、ラボの判断のみに基づき一応のラボ
補正は行われる。
【0034】次に第3の実施例に係る情報記録可能なカ
メラについて説明する。第3の実施例は、カメラの構成
は第1実施例とほぼ同じであるが、図3(b)に示され
るように、ラボ補正選択スイッチ4が備えられていない
点が異なる。
【0035】そして、各露出モードにおけるラボ補正デ
ータと書込み内容は図4(b)に示される。即ち、PE
モードの時は、ラボ補正は許可でかつ書込みデータはデ
ータグループAとBである。また、PE 以外のモードの
時はラボ補正は禁止で、データグループのAとCを書き
込む。
【0036】以下、図7のフローチャートを参照して、
第3の実施例のBCPU1の動作を説明する。前述した
図5と同一内容のステップには同一符号を付し、説明を
省略する。このシーケンスでは、ステップS105に
て、PE でない時はステップS110,S111を経て
データグループA,Cをメモリにセットし、ステップS
112へ進む点が異なる。
【0037】以上説明したように、第3の実施例によれ
ば、ラボ補正選択スイッチがなく、撮影モードによって
ラボ補正の許可・禁止が決定されるため、ラボ補正選択
スイッチの操作が不要である。また、露出モード切換ス
イッチによって書込むデータのタイプ・内容が変化する
ので、書込み内容を手動で切り換える必要もない。
【0038】次に第4の実施例に係る情報記録可能なカ
メラについて説明する。第4の実施例は第1実施例と構
成はほぼ等しいが、露出モード切換スイッチ3とメイン
スイッチ5の構成がやや異なり、またBCPU1の動作
も異なる。
【0039】図8(a)は第4の実施例のカメラの上面
図であり、露出モード切換スイッチ3は、Pモード、M
モード、Sモード、Aモードの4状態が設定可能であ
る。またメインスイッチ5はOFF、BASIC(ベー
シックモード)、ADV(アドバンスモード)の3状態
が選択できる。このメインスイッチ5は、BASICの
ときは露出モードはプログラムとなり、またADVのと
きは露出モード切換スイッチ3に基づいて決定される。
【0040】そして、図9(a)は、第4の実施例の露
出モード切換スイッチ3と、メインスイッチ5の設定に
よって決まるラボ補正及びフィルムへのデータ書込み内
容を示している。BASICモード時は、ラボ補正選択
スイッチ4がいずれに設定されていても、ラボ補正を許
可とする。そして、書込むデータは、データグループA
とBである。一方、ADVモードの際は、ラボ補正選択
スイッチ4の設定に従い、且つラボ補正許可の際はデー
タグループAとB、ラボ補正禁止の際は、データグルー
プAとCがフィルムに書き込まれる。
【0041】以下、図10のフローチャートを参照し
て、第4の実施例のBCPU1の動作を説明する。ステ
ップS101〜S104,ステップS106〜S117
は図5の同ステップと同様である。ステップS205で
は、BASICモードか否かを、メインスイッチ105
をモニタすることによって判断し、BASICモードで
あればステップS106へ進み、BASICモードでな
ければステップS108へ進む。以降のシーケンスも図
5と同様である。
【0042】以上説明したように、第4の実施例によれ
ば、第1実施例と同様の効果がある他、メインスイッチ
のみでカメラのオン・オフと、気軽なスナップのモード
かあるいは作品づくり用のモードかを設定でき便利であ
る。
【0043】次に第5の実施例に係る情報記録可能なカ
メラについて説明する。第5の実施例は、カメラの構成
は第1実施例とほぼ同様であるが、露出モード切換スイ
ッチ3にPE モードがない点が異なり、またBCPU1
の動作も異なっている。即ち、図8(b)は第5の実施
例のカメラの上面図であり、露出モード切換スイッチ3
は図のようなスライドスイッチで構成されている。さら
に、図9(b)は第5の実施例のカメラの露出モード切
換スイッチ3の設定と、ラボ補正データ及びフィルムへ
のデータの書込み内容を示す。即ち、Pモードの時はラ
ボ補正許可とし、データクループAとBをフィルムに書
込む。また、Pモード以外の時は、ラボ補正禁止とし、
データグループAとCをフィルムに書込む。
【0044】以下、図11のフローチャートを参照し
て、第5の実施例のBCPU1の動作を説明する。第3
実施例の図7とほぼ等しいが、ステップS105の代わ
りにステップS305のステップがあり、ここではPモ
ードか否かをみて、PモードであればステップS106
に、PモードでなければステップS110に進む。以降
のシーケンスは図5と同様である。
【0045】以上説明したように、第5の実施例によれ
ば、プログラムの露出モードでカメラ任せのスナップ
を、またA,S,Mモードで作品作りをする使用者には
操作が簡単で好ましい。
【0046】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれに限定されることなく、その主旨を逸
脱しない範囲で種々の改良・変更ができることは勿論で
ある。例えば、前述した各実施例において、カメラの動
作モードを規定する部材で且つラボ補正やデータ書込み
内容に関連する部材は、露出モード切換スイッチや、メ
インスイッチ以外のものでもよい(例えば、AFモード
SW、フィルムドライブモードSW、トリミングアスペ
クト比選択SW等)。そして、上記部材は、カメラボデ
ィ上になくとも着脱自在なユニット上にあってもよい。
さらに、カメラはレンズ交換式ではなくレンズ一体型で
もよい。また、データ書込みのフォーマットやデータグ
ループは上記以外のものでもよい。そして、データの書
込みは、露光直後でなく、フィルム巻戻し時に行っても
よい。
【0047】尚、本発明の上記実施態様によれば、以下
のごとき構成が得られる。 (1)フィルムに情報書込み可能なカメラにおいて、カ
メラの第1動作モードと、第2動作モードとを選択する
モード選択手段と、少なくともラボにおけるプリント時
の露光量の補正の許可・禁止を指示する指示データ部を
含むフォーマットによりフィルムにデータを書き込むデ
ータ書き込み手段と、上記ラボにおける補正の許可・禁
止を選択する選択手段と、上記モード選択手段により第
1動作モードが選択されれば、上記選択手段の動作を許
可し、第2動作モードが選択されれば、上記選択手段の
動作を禁止する制御手段と、を具備したことを特徴とす
る情報記録可能なカメラ。 (2)前記モード選択手段は、露出モードを変更する露
出モード選択手段であることを特徴とする上記(1)に
記載の情報記録可能なカメラ。 (3)前記第2動作モードは、プログラム露出モードで
あることを特徴とする上記(1)に記載の情報記録可能
なカメラ。 (4)前記制御手段により前記選択手段の動作が禁止さ
れたとき、前記データ書き込み手段はラボにおけるプリ
ント時の露光量の補正の許可を指示するデータをフィル
ムに書き込むことを特徴とする上記(1)に記載の情報
記録可能なカメラ。 (5)フィルムに情報書き込み可能なカメラにおいて、
カメラの第1動作モードと、第2動作モードとを選択す
るモード選択手段と、少なくともラボにおけるプリント
時の露光量補正の許可・禁止を指示する指示データ部を
含むフォーマットによりフィルムにデータを書き込み可
能なデータ書き込み手段と、上記モード選択手段により
第1動作モードが選択されれば、指示データは補正を許
可するデータとなし、また、第2動作モードが選択され
れば、指示データ部は補正の禁止を示すデータとなるよ
うに上記データ書き込み手段を制御する制御手段と、を
具備したことを特徴とする情報記録可能なカメラ。 (6)前記モード選択手段は、露出モードを変更する露
出モード変更手段であることを特徴とする上記(5)に
記載の情報記録可能なカメラ。 (7)前記第1動作モードは、プログラム露出モードで
あることを特徴とする上記(6)に記載の情報記録可能
なカメラ。 (8)前記第2動作モードは、絞り優先オート露出モー
ド、シャッタスピード優先オート露出モード、マニュア
ル露出モードの少なくとも1つを含むことを特徴とする
上記(6)に記載の情報記録可能なカメラ。 (9)フィルムに情報書き込み可能なカメラにおいて、
カメラの第1動作モードと、第2動作モードとを選択す
るモード選択手段と、第1の情報書き込みフォーマット
と、これとは書き込み内容が異なる第2の情報書き込み
フォーマットとのいずれかに基づいてフィルムにデータ
を書き込むデータ書き込み手段と、上記モード選択手段
により第1動作モードが選択されれば、第1の情報書き
込みフォーマットに基づいて、また第2動作モードが選
択されれば、第2の情報書き込みフォーマットに基づい
て上記データ書き込み手段がデータ書き込みを行うよう
に制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする情
報記録可能なカメラ。 (10)前記第1の情報書き込みフォーマットは、ラボ
でのプリント補正時に有効な情報を含み、第2の情報書
き込みフォーマットはこれを含まないことを特徴とする
上記(9)に記載の情報記録可能なカメラ。 (11)前記第2の情報書き込みフォーマットは、少な
くとも絞り値とシャッタスピードの撮影データを含み、
第1の情報書き込みフォーマットにはいずれも含まない
ことを特徴とする上記(9)に記載の情報記録可能なカ
メラ。 (12)前記モード選択手段は、露出モードを変更する
露出モード選択手段であることを特徴とする上記(9)
に記載の情報記録可能なカメラ。 (13)前記第1動作モードは、プログラム露出モード
であることを特徴とする上記(12)に記載の情報記録
可能なカメラ。 (14)前記第2動作モードは、絞り優先オート露出モ
ード、シャッタスピード優先オート露出モード、マニュ
アル露出モードの少なくとも1つを含むことを特徴とす
る上記(12)に記載の情報記録可能なカメラ。 (15)フィルムに情報書き込み可能なカメラにおい
て、カメラの第1動作モードと、第2動作モードとを選
択するモード選択手段と、フィルムへの情報書き込みの
フォーマットまたは書き込み内容が可変である情報書き
込み手段と、上記モード選択手段に基づいて、上記情報
書き込み手段がフィルムに書き込む情報のフォーマット
や、書き込み内容を変化させる制御手段と、を具備した
ことを特徴とする情報記録可能なカメラ。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な操作により撮影
モードに適したラボでのプリント時の補正の許可や禁止
の制御を行い、少ないデータ書込み量で撮影モードに適
したデータをフィルムに書込むことを可能とする情報記
録可能なカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る情報記録可能なカ
メラの構成を示す図である。
【図2】第1の実施例に係るデータグループA乃至Cの
データ内容を示す図である。
【図3】(a)は第1の実施例に係る情報記録可能なカ
メラの上面図であり、(b)は第3の実施例に係る情報
記録可能なカメラの上面図である。
【図4】(a)は第1の実施例による設定モードと露出
モード、ラボ補正選択スイッチ、書込み内容を示す図で
あり、(b)は第3の実施例による設定モードと露出モ
ード、ラボ補正選択スイッチ、書込み内容を示す図であ
る。
【図5】第1の実施例におけるBCPU1のレリーズ時
の動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施例におけるBCPU1のレリーズ時
の動作を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施例におけるBCPU1のレリーズ時
の動作を示すフローチャートである。
【図8】(a)は第4の実施例に係る情報記録可能なカ
メラの上面図であり、(b)は第5の実施例に係る情報
記録可能なカメラの上面図である。
【図9】(a)は第4の実施例に係る露出モード切換ス
イッチとメインスイッチの設定によってラボ補正及びフ
ィルムへのデータ書込み内容がどうなるかを示す図であ
り、(b)は第5の実施例に係る露出モード切換スイッ
チとメインスイッチの設定によってラボ補正及びフィル
ムへのデータ書込み内容がどうなるかを示す図である。
【図10】第4の実施例におけるBCPU1のレリーズ
時の動作を示すフローチャートである。
【図11】第5の実施例におけるBCPU1のレリーズ
時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…BCPU、2…レリーズ釦、3…露出モード切換ス
イッチ、4…ラボ補正選択スイッチ、5…メインスイッ
チ、6…給送機構、7…シャッタユニット、8…磁気ヘ
ッドドライバ、9…磁気ヘッド、10…フィルム、11
…LCPU、12…絞りユニット、13…撮影レンズ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作モード設定手段を有し、フィルム上
    にデータ記録可能なカメラにおいて、 撮影データと、プリント露光補正データとを記憶する記
    憶手段と、 記録するデータを複数のグループに区分する区分手段
    と、 を具備し、プリント露光時の補正を許可する情報と、記
    録するデータのグループとを、上記動作モード設定手段
    の設定情報に基づいて決定することを特徴とする情報記
    録可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 前記記録データのグループは3種類であ
    り、そのうちの少なくとも2つが記録されることを特徴
    とする請求項1に記載の情報記録可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 動作モード設定手段を有し、フィルム上
    にデータ記録可能なカメラにおいて、 撮影データと、プリント露光補正データとを記憶する記
    憶手段と、 記録するデータを複数のグループに区分する区分手段
    と、 プリント露光時の補正を許可する情報を入力する入力手
    段と、を具備し、記録するデータのグループを、上記動
    作モード設定手段の設定情報に基づいて決定することを
    特徴とする情報記録可能なカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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