JPH08136696A - 原子力施設系統内の化学除染方法 - Google Patents

原子力施設系統内の化学除染方法

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JPH08136696A
JPH08136696A JP27876594A JP27876594A JPH08136696A JP H08136696 A JPH08136696 A JP H08136696A JP 27876594 A JP27876594 A JP 27876594A JP 27876594 A JP27876594 A JP 27876594A JP H08136696 A JPH08136696 A JP H08136696A
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decontamination
circulation
pump
nuclear facility
solution
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JP27876594A
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Riyouta Takahashi
陵太 高橋
Hitoshi Sakai
仁志 酒井
Shigehiro Oka
重弘 岡
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Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機器および配管等で構成された循環閉ループ系
内を改造工事を必要とすることなく化学除染し、かつ廃
棄物量を少なくすること。 【構成】原子炉圧力容器14に付設した既設配管15に、例
えば2個の止め弁18と配管循環ポンプ19が接続された循
環閉ループ系内を化学除染するにあたり、止め弁18間を
開放系とし、この開放系に第1の循環ポンプ24と除染液
処理装置26および第2の循環ポンプ27とヒーター28を並
列に接続した除染液循環用ループ21を取り付ける。この
除染液循環用ループ21に除染液貯留タンク22から除染液
を供給して既設配管15内に満たす。この除染液循環用ル
ープ21により、循環閉ループ系を改造工事することな
く、既設配管15、止め弁18および配管循環ポンプ19内を
化学除染することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば原子炉再循環系
等、循環閉ループを有する原子力施設系統内の化学除染
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば原子力発電所内に設置されている
配管系統内を除染する場合、被除染対象物が例えば原子
炉圧力容器、貯蔵タンクおよび熱交換器などの主要機器
を含めた循環閉ループからなる場合、その配管全体また
は一部の配管を切断し、その切断個所に除染液循環装置
を取り付け、循環系閉ループに組み直して、その循環系
閉ループに除染液を循環して化学除染を行っている。
【0003】従来、化学除染法としては種々の方法が開
発され、適用されているが、それらは方法により除染条
件(除染剤濃度、除染剤温度、除染時間等)が異なって
いる。しかし、被除染物と除染装置によりタンク浸漬方
法とインライン循環方法に区別される。
【0004】すなわち、タンク浸漬方法は図7に示した
ように取り外した被除染物1を除染タンク2内に収納
し、除染タンク2に循環ポンプ3、熱交換器4を有する
循環配管5を接続し、循環配管5に補助ポンプ6および
イオン交換樹脂塔7を有する補助ライン8を接続した装
置によって行っている。
【0005】この方法は除染タンク2内の除染液を循環
ポンプ3によって循環させ、熱交換器4で加熱し、イオ
ン交換樹脂塔7により除染液中の不純物イオンを除去し
ている。
【0006】インライン循環方法は図8に示したように
取り外さない被除染物1に除染液循環配管5を直接接続
し、被除染物1を除染した除染液をバッファタンク9に
流入し、循環ポンプ3により循環させている。
【0007】このように従来の方法では図7および図8
に示したように被除染物1が全て閉ループ内に含まれて
いる。化学除染は規定の温度(化学除染の方法により一
次系除染では80℃〜 120℃が一般的)の除染液を被除染
物1内を循環させるのが基本であり、循環ポンプ3、熱
交換器4および被除染物1を含めた循環閉ループを構成
するのが一般的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来例
では循環閉ループを構成するため、循環閉ループ中に主
要機器を含み、多量の除染液を使用しなければならず、
系統内配管などの切断を伴う改造工事が必要である。
【0009】例えば図9に概略的に示したように被除染
物として原子炉再循環系のように多数の分岐配管10およ
び再循環ポンプ11を有する系統内を化学除染する場合、
第1の工程として多数の分岐配管10に接続した機器例え
ばジェットポンプ12を切断して多数の分岐配管10から切
り離す。
【0010】そして、第2の工程で示すように多数の分
岐配管10にフランジ13を取り付ける。つぎに第3の工程
で示すように各フランジ13に図8で示したような除染系
統を取り付けて化学除染したのち、第4の工程で示すよ
うに除染系統を取り外し、配管復旧を行っている。
【0011】このように従来の化学除染方法は系統内配
管などの切断や莫大な改造工事が必要であるため廃棄物
量が多く、改造工事の際には作業員の放射線被ばくなど
の課題がある。
【0012】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、除染液供給系から除染液が系統内の被除染物
に給排水を繰り返し除染することができ、かつ閉ループ
構成のための改造工事を必要としない原子力施設系統内
の化学除染方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は原子力施設の機
器および配管等で構成される被除染物の循環閉ループ系
内の配管の一部を開放系とし、この開放系に除染液を循
環させる除染液循環用ループを接続して前記被除染物に
前記除染物を循環させることを特徴とする。
【0014】
【作用】化学除染しようとする被除染物を含んだ循環閉
ループ系内のポンプ、バルブなどを分解し、その分解部
品を除染液の出入口としたガイド板を取り付け、このガ
イド板に循環ポンプおよびヒーターからなる除染液循環
用ループを接続する。除染液貯留タンクから除染液を除
染液循環用ループに供給していく。
【0015】これにより被除染物を含んだ循環閉ループ
系内に除染液が満たされ、被除染物は化学除染される。
除染後の除染液は排出され、必要に応じて供給、排出を
繰り返す循環系路をたどる。除染後はガイド板を取り外
して元の循環閉ループに戻す。よって本発明によれば、
閉ループを構成するための改造工事を必要としない系統
内の化学除染を容易に行うことができる。
【0016】
【実施例】図1により本発明に係る原子力施設系統内の
化学除染方法の第1の実施例を説明する。第1の実施例
は沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器14に接続した既設配
管15を循環閉ループ系として、この系内を被除染物とし
た化学除染する例を示している。既設配管15には弁16を
有する分岐配管17と止め弁18および配管循環ポンプ19が
接続されている。この止め弁18の一方にガイド板20を設
け、このガイド板20と循環ポンプ19の流入側に除染液循
環用ループ21を接続する。
【0017】この除染液循環用ループ21は除染液貯留タ
ンク22に接続し、入口弁23、第1の循環ポンプ24、出口
弁25および除染液処理装置26を有し、第1の循環ポンプ
24および出口弁25と並列に第2の循環ポンプ27およびヒ
ーター28が接続し、また入口弁23の入口側と出口側25の
入口側から分岐してバイパス弁29を有するバイパスライ
ン30が接続し、さらに、配管循環ポンプ19の出口ポンプ
ドレンライン31側にポンプドレン弁32と止め弁33が接続
している。
【0018】既設配管15の原子炉圧力容器14に接続する
接続口にはプラグ34が設けられて閉塞されている。ここ
で、止め弁18にガイド板20を設けるには除染対象系統内
における止め弁18などを分解し、止め弁18の弁箱を座と
して、この座に除染液排出口を設けたガイド板20を接続
する。一方、ポンプドレンライン31などを第1の循環ポ
ンプ24の吸込口に接続し、循環ループ21を構成する。タ
ンク22から除染液を除染液循環用ループ21内に供給し、
第2の循環ポンプ27により循環させながら、除染液をヒ
ーター28により昇温する。
【0019】除染液が所定温度以上に昇温したら、更に
タンク22から除染液を供給していき、除染対象系統内に
満たしていく。つぎに、所定時間経過後、除染対象系統
内を満たした除染液をタンク22に排出していく。この除
染対象系統内への除染液の供給と排出の循環を繰り返し
除染を行う。
【0020】また、原子炉圧力容器14内が炉水で満たさ
れている場合など、必要に応じて、ベント付きプラグ34
を除染対象系統内出口に取り付け、原子炉圧力容器14内
の炉水が除染対象系統内に流入しないようにする。除染
後は、必要に応じて、除染液を排出できるように構成し
た除染液循環用ループ21内に循環させ、除染剤処理装置
26で化学除染剤の分解を行う。
【0021】しかして、第1の実施例によれば、被除染
物を含む止め弁18間に除染液貯留タンク22から除染液を
供給して満たし、除染後に除染液貯留タンク22に除染液
を戻す操作を繰り返して除染することにある。したがっ
て循環閉ループ系を切断し、再組立する必要がないの
で、除染工程が短縮される効果がある。
【0022】つぎに、図2により本発明に係る原子力施
設系統内の化学除染方法の第2の実施例を説明する。こ
の第2の実施例は加圧水型原子炉の循環閉ループ系の除
染に適用した例である。すなわち、原子炉圧力容器14a
の既設配管15には蒸気発生器35が接続され、また既設配
管15から分岐して加圧器36が接続されているほかは図1
とほぼ同様であり、したがって、図2中の図1と同一部
分には同一符号を付して重複する部分の説明は省略す
る。
【0023】まず、弁16および止め弁18を閉じ、一時的
に閉鎖系を構成する。配管循環ポンプ19を分解して開放
系とし、この開放系のポンプケーシング37に除染液出入
口を設けたガイド板20を取り付ける。このガイド板20に
循環ポンプ27、ヒーター28を接続し、除染液循環用ルー
プ21を構成する。タンク22から除染液を除染液循環用ル
ープ21内に供給し、循環ポンプ24により循環させなが
ら、ヒーター28より昇温する。
【0024】除染液が所定温度以上に昇温したら、更に
タンク22から除染液を供給していき、除染対象系統内に
満たす。つぎに、所定時間経過後、除染対象系統内を満
たした除染液をタンクに排出していく。この除染対象系
統内への除染剤の供給と排出の循環を繰り返して除染を
行う。
【0025】また、圧力容器14a内が炉水で満たされて
いる場合など、必要に応じて、ベント付きプラグ34を除
染対象系統内出口に取り付け、圧力容器14a内の炉水が
除染対象系統内に流入しないようにする。除染後は必要
に応じて、除染液を循環させるように構成した除染液循
環用ループ内で循環させ、除染剤処理装置26で除染液に
含まれている化学除染剤の分解を行う。本実施例によれ
ば前述した第1の実施例と作用効果は同様なので、その
説明は省略する。
【0026】つぎに図3により本発明に係る第3の実施
例を説明する。この第3の実施例は沸騰水型原子炉に設
置されている図9で説明した原子炉再循環系(PLR)
の配管内を被除染物として除染する例である。
【0027】なお、図3中、図9および図1に示した部
分と同一部分には同一符号を付して重複する部分の説明
は省略する。図3において、再循環系には再循環ポンプ
11の吐出側には分岐配管10に接続して複数の止め弁18が
接続されており、これら複数の止め弁18のうち1箇を分
解して開放系とし、分解した止め弁18に除染液入口を設
けたガイド板20を取り付け、一方、ポンプドレンライン
31を第1の循環ポンプ24の吸水口に接続し、除染液循環
用ループ21を構成する。
【0028】タンク22から除染液を除染液循環用ループ
21内に供給し、循環ポンプ27により循環させながら、ヒ
ーター28により除染液を昇温する。除染液が所定の温度
以上に昇温したら、更にタンク22から除染液を供給して
いき、除染対象系統内に満たしていく。
【0029】つぎに、所定時間経過後、除染対象系統内
に満たした除染液をタンク22に排出していく。この除染
対象系統内への除染液の供給と排出の循環を繰り返し、
除染を行う。除染後は、必要に応じて、除染排液を構成
した除染液循環用ループ内で循環させ、除染剤処理装置
26で除染液中の化学除染剤の分解を行う。本実施例によ
れば、前述した第1の実施例と作用効果は同様なのでそ
の説明は省略する。
【0030】つぎに図4により本発明に係る第4の実施
例を説明する。この第4の実施例は前記第3の実施例に
準じたものである。図4において、ポンプ11の出口弁18
を分解して開放系とし、分解出口弁18に除染液出口を設
けたガイド板20を取り付ける。また、除染対象系統内以
外の弁を分解し除染液入口を設けたガイド板20を取り付
け、このガイド板20に循環ポンプ27およびヒーター28を
接続し、除染液循環用ループ21を構成する。
【0031】タンク22から除染液を除染液循環用ループ
21内に供給し、循環ポンプ27により循環させながら、ヒ
ーター28により昇温する。除染液が所定の温度以上に昇
温したら、さらにタンク22から除染液を供給して除染対
象系統内に満たし、つぎに、所定時間経過後、除染対象
系統内を満たした除染液をタンク22に排出する。
【0032】この除染対象系統内への除染液の供給と排
出の循環を繰り返し、被除染物の除染を行う。除染後
は、必要に応じて、除染液を排出する除染液循環用ルー
プ内で循環させ、化学除染剤処理装置26で除染液中の化
学除染剤の分解を行う。本実施例によれば、前述した第
1の実施例と作用効果は同様であるので、その説明は省
略する。
【0033】つぎに図5により本発明に係る第5の実施
例を説明する。この第5の実施例は第3の実施例に準じ
たものである。図5において、ポンプのカバーを取り外
し、ポンプケーシング37に除染液入口を設けたガイド板
20を取り付け、一方、ポンプドレンライン31を循環ポン
プ24吸水口に接続し、循環ループ21を構成する。タンク
22から除染液を循環ループ内に供給し、循環ポンプ27に
より循環させながら、ヒーター28により昇温する。
【0034】既定除染温度以上に昇温したら、更にタン
ク22から除染液を供給していき、除染対象系統内を満た
していく。つぎに、系統内を満たした除染液をタンク22
に排出していく。この除染対象系統内への除染剤の供給
と排出の循環を繰り返し、除染を行う。除染後は、必要
に応じて、除染排液を構成した循環ループ21内で循環さ
せ、除染剤処理装置26で除染剤の分解を行う。
【0035】つぎに図6により本発明に係る第6の実施
例を説明する。この第6の実施例は第5の実施例に準じ
たものである。図6において、ポンプのカバーを取り外
し、ポンプケーシング27に除染液出入口を設けたガイド
板20を取り付け、循環ポンプ27、ヒーター28に接続し、
除染液循環用ループ21を構成する。除染液貯留タンク22
から除染液を除染液循環用ループ21内に供給し、第2の
循環ポンプ27により循環させながら、除染液をヒーター
28により昇温する。除染液が所定温度以上に昇温した
ら、更に除染液貯留タンク22から除染液を供給してい
き、除染対象系統内に満たしていく。
【0036】つぎに、除染対象系統内を満たした除染液
を除染液貯留タンク22に排出していく。この除染対象系
統内への除染液の供給と排出の循環を繰り返して、除染
を行う。除染後は、必要に応じて、除染後の除染液を排
出するように構成した除染液循環用ループ内で再度循環
させ、除染剤処理装置26で除染液中の化学除染剤の分解
を行う。
【0037】以上説明した各実施例においては、除染対
象系統内を開放系とし、そのバルブまたはポンプなどの
部品を分解し、その部品を取り付け座とし、この座に除
染液の出入口となるガイド板を接続して、このガイド板
に除染液循環用ループを取り付けて除染液を除染対象系
統内に循環させている。よって、各実施例によれば、配
管切断などの除染作業のための改造工事が不必要とな
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、循環閉ループ系内に被
除染物を全て含めることが非合理的な例えば原子炉再循
環系配管を除染する場合、除染液が少量でよく、また、
循環閉ループを組み直すための系統内配管などの切断を
伴う改造工事を必要としない。したがって、廃棄物量が
減少し、しかも除染作業が容易となり、除染時間が短縮
できるため、作業員の放射線被ばく低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子力施設系統内の化学除染方法
の第1の実施例を説明するための系統図。
【図2】本発明に係る原子力施設系統内の化学除染方法
の第2の実施例を説明するための系統図。
【図3】本発明に係る原子力施設系統内の化学除染方法
の第3の実施例を説明するための系統図。
【図4】本発明に係る原子力施設系統内の化学除染方法
の第4の実施例を説明するための系統図。
【図5】本発明に係る原子力施設系統内の化学除染方法
の第5の実施例を説明するための系統図。
【図6】本発明に係る原子力施設系統内の化学除染方法
の第6の実施例を説明するための系統図。
【図7】従来の原子力施設系統内の化学除染方法の第1
の例を説明するための系統図。
【図8】従来の原子力施設系統内の化学除染方法の第2
の例を説明するための系統図。
【図9】従来の原子力施設系統内の化学除染方法の第3
の例の工程を説明するための系統図。
【符号の説明】
1…被除染物、2…除染タンク、3…循環ポンプ、4…
熱交換器、5…除染液循環配管、6…補助ポンプ、7…
イオン交換樹脂塔、8…補助ライン、9…バッファタン
ク、10…分岐配管、11…再循環ポンプ、12…ジェットポ
ンプ、13…フランジ、14…原子炉圧力容器、15…既設配
管、16…弁、17…分岐配管、18…止め弁、19…配管循環
ポンプ、20…ガイド板、21…除染液循環用ループ、22…
除染液貯留タンク、23…入口弁、24…第1の循環ポン
プ、25…出口弁、26…除染剤処理装置、27…第2の循環
ポンプ、28…ヒーター、29…バイパス弁、30…バイパス
ライン、31…ポンプドレンライン、32…ポンプドレン
弁、33…止め弁、34…プラグ、35…蒸気発生器、36…加
圧器、37…ポンプケーシング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 重弘 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力施設の機器および配管等で構成さ
    れる被除染物の循環閉ループ系の一部を開放系とし、こ
    の開放系に除染液を循環させる除染液循環用ループを接
    続して前記被除染物に前記除染液を循環させることを特
    徴とする原子力施設系統内の化学除染方法。
  2. 【請求項2】 前記除染液循環用ループ前記開放系に前
    記除染液の流入口および流出口を有するガイド板を取り
    付けることを特徴とする請求項1記載の原子力施設系統
    内の化学除染方法。
  3. 【請求項3】 前記除染液循環用ループは前記ガイド板
    に接続するポンプ、ヒーターおよび循環ラインを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の原子力施設系統内の化
    学除染方法。
  4. 【請求項4】 前記開放系に除染液の注入系および除染
    液の排出系を直接接続することを特徴とする請求項1記
    載の原子力施設系統内の化学除染方法。
  5. 【請求項5】 前記注入系は注入ポンプ、注入タンクお
    よび注入ラインからなり、前記排出系は排出ポンプ、排
    出タンクおよび排出ラインからなり、前記除染液を前記
    注入タンクから前記被除染物に供給し、さらに前記除染
    液を前記開放系から前記排出タンクに排出することを繰
    り返すことを特徴とする請求項1記載の原子力施設系統
    内の化学除染方法。
  6. 【請求項6】 前記注入系と前記排出系とは1つのポン
    プおよびタンクを供用し、その操作は弁により切り替え
    ることを特徴とする請求項1記載の原子力施設系統内の
    化学除染方法。
  7. 【請求項7】 前記注入タンクおよび前記排出タンクの
    かわりに他の循環閉ループ系の一部を切断した開放系を
    用いることを特徴とする請求項1記載の原子力施設系統
    内の化学除染方法。
  8. 【請求項8】 前記循環閉ループ系のポンプカバーを取
    り外したポンプケーシング、分解したバルブおよび配管
    などに付設されている座に前記除染循環用ループを接続
    することを特徴とする請求項1記載の原子力施設系統内
    の化学除染方法。
  9. 【請求項9】 前記開放系内の貯留水を隔離するための
    ベントおよびプラグを前記開放系に取り付けることを特
    徴とする請求項1記載の原子力施設系統内の化学除染方
    法。
  10. 【請求項10】 前記除染液循環用ループに除染後に前
    記除染液に含まれる化学除染剤を処理する除染剤処理装
    置を取り付けることを特徴とする請求項1記載の原子力
    施設系統内の化学除染方法。
  11. 【請求項11】 前記開放系に循環ポンプ、ヒーター、
    ガイド板、タンクなどの部材を必要に応じて組み合わせ
    て取り付け、かつこれらの部材を可搬できるように構成
    することを特徴とする請求項1記載の原子力施設系統内
    の化学除染方法。
JP27876594A 1994-11-14 1994-11-14 原子力施設系統内の化学除染方法 Pending JPH08136696A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003098294A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Hitachi Ltd オゾンを用いた除染方法及びその装置
JP2017133927A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 株式会社東芝 化学除染実施方法
CN107767982A (zh) * 2017-10-25 2018-03-06 沈阳中科腐蚀控制工程技术有限公司 一种核电设施一回路放射性污染在线去污设备和方法

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