JPH0813652A - 断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具 - Google Patents

断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具

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Publication number
JPH0813652A
JPH0813652A JP15119194A JP15119194A JPH0813652A JP H0813652 A JPH0813652 A JP H0813652A JP 15119194 A JP15119194 A JP 15119194A JP 15119194 A JP15119194 A JP 15119194A JP H0813652 A JPH0813652 A JP H0813652A
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JP
Japan
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heat insulating
heat insulation
panel
support column
metal fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP15119194A
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English (en)
Inventor
Hideki Kanbe
英喜 神戸
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】支持柱と断熱壁下地パネルとの固定を効率良く
確実に行うための金具を提供することを目的としてい
る。 【構成】矩形に枠組みされた木製下地材21の片面に防
水防湿シート23が貼設されるとともに枠内部に断熱材
22が設けられてなる断熱壁下地パネル2を支持柱3に
固定するための金具1であって、支持柱3の両側を弾性
挟持した状態でこの支持柱3の表面に当接するようにコ
字状に折り曲げられた弾性固定部12と、この弾性固定
部12の一端から延設され、断熱壁下地パネル2の背面
に当接可能な背面当接部11とを形成する板状体からな
り、背面当接部11にビス固定用のビス孔10が穿孔さ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱壁下地パネルを支
持柱に固定するための金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄骨構造の建物において、外壁
がカーテンウォール構造をとっているような場合、内壁
の施工に当たって、自立した下地材と内壁裏面に密着す
る断熱材の施工が必要となる。
【0003】そこで、従来より、図4に示すように、断
熱材aの幅寸法に合った割り付けで自立するメタルスタ
ッドbを施工し、このメタルスタッドb間に、防水防湿
シートcによって袋折りされた断熱材aを挿入した後、
粘着テープ付きの押しピンや粘着テープdを用いて断熱
材aを固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の下
地材の施工方法の場合、施工当初から全体の割り付けを
決めて施工しなければならず、時間がかかる。また、断
熱材aの挿入に手間がかかるとともに、割り付けに合っ
た状態で断熱材aが挿入されていないような場合、メタ
ルスタッドbと断熱材aとの間に空隙eができて断熱効
果が低下してしまう。さらに、壁面に直交する間仕切の
部分や壁面の窓際部分などを施工する場合、袋折りされ
た断熱材aを寸法が合うように現場で切断し、切断後の
切り口は、断熱効果が低下しないようにテープなどで閉
じなければならず煩わしい。さらに、メタルスタッドb
を介して熱が伝達されるので、現場でメタルスタッドb
に沿って硬質ロックウールfなどを固定して断熱効果が
低下しないようにしなければならない。また、メタルス
タッドbの部分は、断熱材aの部分に比べて出っ張って
しまうので、その表面に内壁パネルgを施工すると、内
壁パネルgの裏面と、断熱材aの表面の防水防湿シート
cとの間に隙間を生じることとなる。その結果、内壁パ
ネルgの裏面に生活湿度による結露を生じやすくなる。
【0005】そこで、本発明者らは、矩形に枠組みされ
た木製下地材の枠内部にあらかじめ断熱材を設けるとと
もに片面に防水防湿シートを貼設した断熱壁下地パネル
を提案し、この断熱壁下地パネルを施工することで上述
した不都合の解消を図った。
【0006】しかし、この断熱壁下地パネルを施工する
場合、従来のメタルスタッドbを施工する場合よりも手
間がかかるようでは、せっかくの断熱壁下地パネルの施
工による効果も半減してしまうこととなる。特に、従来
のメタルスタッドbを施工する場合、支持柱に沿ってメ
タルスタッドbを直接取り付けることで、支持柱への取
り付けが試み易いが、本発明者らが提案した断熱壁下地
パネルの場合、下地材が木製であるため、支持柱との固
定を効率良く確実に行うことが課題となる。
【0007】本考案は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、支持柱と断熱壁下地パネルとの固定を効率良く確実
に行うための金具を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具は、矩
形に枠組みされた木製下地材の片面に防水防湿シートが
貼設されるとともに枠内部に断熱材が設けられてなる断
熱壁下地パネルを支持柱に固定するための金具であっ
て、支持柱の両側を弾性挟持した状態でこの支持柱の表
面に当接するようにコ字状に折り曲げられた弾性固定部
と、この弾性固定部の一端から延設され、断熱壁下地パ
ネルの背面に当接可能な背面当接部とを形成する板状体
からなり、背面当接部にビス固定用のビス孔が穿孔され
たものである。
【0009】
【作用】本発明によると、まず、施工しようとする断熱
壁下地パネルの背面に、固定用金具の背面当接部を当接
し、この固定用金具を断熱壁下地パネルにビス固定す
る。そして、この状態で、支持柱に隣接するように断熱
壁下地パネルの下辺を位置決めし、内壁側から断熱壁下
地パネルを引き起こす。すると、断熱壁下地パネルに固
定した固定用金具の弾性固定部が支持柱の両側を弾性挟
持した状態となり固定されることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は固定用金具1の全体構成の概略を示
し、図2は同固定用金具1による断熱壁下地パネル2と
支持柱3との固定状態を示している。
【0012】すなわち、この固定用金具1は、背面当接
部11、弾性固定部12を形成するように折り曲げられ
た板状体からなり、断熱壁下地パネル2を、この断熱壁
下地パネル2に隣接する支持柱3に固定できるようにな
されている。
【0013】背面当接部11および弾性固定部12は、
板状体を折り曲げて形成されている。このうち、背面当
接部11にはビス孔10が設けられており、固定用金具
1全体をビス4によって断熱壁下地パネル2の背面に固
定できるようになされている。一方、弾性固定部12
は、支持柱3の両側を弾性挟持する挟持部13と、この
挟持状態で支持柱3の内壁側に当接する当接部14とか
らなる略コ字状に折り曲げられており、一方の挟持部1
3から背面当接部11が延設されて全体が一体に折り曲
げ形成されている。このうち、挟持部13は、当接部1
4近傍の間隔が広く、この当接部14から遠ざかるに従
って若干狭くなるテーパ状になされている。そして、こ
の挟持部13を押し広げるようにして支持柱3に嵌め込
むようになされている。そのため、背面当接部11が延
設されていない側の挟持部13は、その先端部15が若
干外方向に拡がり、支持柱3に嵌め込み易いように構成
されている。
【0014】このように、固定用金具1は、弾性固定部
12を弾性変形させて固定するので、適宜の弾性力が得
られる程度の厚みの板状体を折り曲げて形成されたもの
であることが好ましい。
【0015】断熱壁下地パネル2は、矩形に枠組みされ
た木製下地材21の各区画内に断熱材22を詰めた状態
で、片面に防水防湿シート23を貼設して構成されてい
る。この断熱壁下地パネル2は、木製下地材21の採用
により、メタルスタッドを用いた場合のような断熱処理
が必要なくなる。また、木製下地材21の各区画内に工
場で断熱材22を詰めてパネル化するので、木製下地材
21と断熱材22との間に間隙を生じて断熱効果が低下
するといったことも無くなる。さらに、防水防湿シート
23は、断熱壁下地パネル2の片面に面一に貼設するの
で、この表面に内壁パネル5を施工した場合に、内壁パ
ネル5の裏面にぴったりと防水防湿シート23を密着さ
せることができる。すなわち、この断熱壁下地パネル2
により、従来のメタルスタッドを用いた場合の種々の不
都合を解決できる。
【0016】このようにして構成された断熱壁下地パネ
ル2を支持柱3に固定するには、まず、施工しようとす
る断熱壁下地パネル2の背面に固定用金具1をビス4で
固定し、固定用金具1の弾性固定部12を断熱壁下地パ
ネル2の側部に位置させる。そして、支持柱3に隣接し
た位置に、この断熱壁下地パネル2の下辺を位置決め
し、内壁側から断熱壁下地パネル2を引き起こす。する
と、この断熱壁下地パネル2の側部に突出した弾性固定
部12の挟持部13が、支持柱3を両側から弾性挟持し
た固定状態となる。そして、弾性固定部12の当接部1
4が支持柱3の内壁側の表面に当接する位置まで断熱壁
下地パネル2をしっかりと起立させて固定を完了させ
る。
【0017】このように、精巧な位置決め調節を必要と
することなく、ビス固定した固定用金具1を支持柱3に
嵌め込むといった程度のきわめて簡単な作業で断熱壁下
地パネル2を支持柱3に固定することができ、現場作業
を効率良く簡単に行うことができる。また、この固定用
金具1を用いた場合、断熱壁下地パネル2を側方からの
挿し込み連結ではなく、内壁側から起立させて連結する
ことができるので、挿し込み移動させる余裕の無い部分
の支持柱3などに断熱壁下地パネル2を連結する場合で
あっても容易に連結作業を行うことができる。
【0018】なお、図3に示すように、施工後の支持柱
3の表面には、断熱壁下地パネル2との段差を埋めるよ
うに断熱ボード6を嵌め込んだ後、この断熱ボード6お
よび断熱壁下地パネル2の表面に内壁パネル5を貼設し
て仕上げられる。また、同図に示すように、支持柱3を
挟んだ他方側に断熱壁下地パネル2を施工する場合に
は、固定用金具1の位置を支持柱3の縦方向にずらせる
ことで、同一の支持柱3に複数の固定用金具1を固定す
ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、断
熱壁下地パネルに固定用金具をビス固定し、この固定用
金具の弾性固定部を支持柱に嵌め込むといったきわめて
簡単な作業で、断熱壁下地パネルを支持柱に固定するこ
とができるので、断熱壁下地パネルの施工による利点を
さらに優れたものとし、現場作業を効率良く簡単に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定用金具の全体構成の概略を示す斜視図であ
る。
【図2】固定用金具による断熱壁下地パネルと支持柱と
の固定状態を示す部分断面図である。
【図3】固定用金具による固定後の断熱壁下地パネルの
表面に内壁パネルを取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【図4】従来の内壁下地材および断熱材の施工状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 固定用金具 10 ビス孔 11 背面当接部 12 弾性固定部 2 断熱壁下地パネル 21 木製下地材 22 断熱材 23 防水防湿シート 3 支持柱 4 ビス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形に枠組みされた木製下地材の片面に
    防水防湿シートが貼設されるとともに枠内部に断熱材が
    設けられてなる断熱壁下地パネルを支持柱に固定するた
    めの金具であって、 支持柱の両側を弾性挟持した状態でこの支持柱の表面に
    当接するようにコ字状に折り曲げられた弾性固定部と、
    この弾性固定部の一端から延設され、断熱壁下地パネル
    の背面に当接可能な背面当接部とを形成する板状体から
    なり、背面当接部にビス固定用のビス孔が穿孔されたこ
    とを特徴とする断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具。
JP15119194A 1994-07-01 1994-07-01 断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具 Pending JPH0813652A (ja)

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JP15119194A JPH0813652A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具

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JP15119194A JPH0813652A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具

Publications (1)

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JPH0813652A true JPH0813652A (ja) 1996-01-16

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ID=15513264

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JP15119194A Pending JPH0813652A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 断熱壁下地パネルの支持柱固定用金具

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JP (1) JPH0813652A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173257A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Sekisui House Ltd 固定金具及び壁面材の固定構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014173257A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Sekisui House Ltd 固定金具及び壁面材の固定構造

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