JPH08135786A - 車両の自動変速装置 - Google Patents
車両の自動変速装置Info
- Publication number
- JPH08135786A JPH08135786A JP27378894A JP27378894A JPH08135786A JP H08135786 A JPH08135786 A JP H08135786A JP 27378894 A JP27378894 A JP 27378894A JP 27378894 A JP27378894 A JP 27378894A JP H08135786 A JPH08135786 A JP H08135786A
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- vehicle
- gear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トルクコンバータを搭載する自動変速車（い
わゆる、トルコン車）において、クリープ力の影響を抑
えて停車時および停車への移行時のブレーキ踏力を軽減
しつつ、発進時に変速ショックの少ない良好な加速性能
を確保する。 【構成】 変速を行うに必要な各アクチュエータＡと、
車両の運転状態を検出する手段Ｂと、これらの入力情報
に基づいてスロットル開度と車速に応じたシフト段への
変速を行うように各アクチュエータＡを制御する変速制
御手段Ｃと、フットブレーキのオンーオフ状態を検出す
る手段Ｄと、停車を含む低速状態のときにフットブレー
キ信号のオンでトランスミッションを２速以上のシフト
段に保持する指令を与える停車制御手段Ｅと、停車を含
む低速状態でフットブレーキ信号のオフで１速へのギヤ
シフト指令する発進制御手段Ｆを設ける。
わゆる、トルコン車）において、クリープ力の影響を抑
えて停車時および停車への移行時のブレーキ踏力を軽減
しつつ、発進時に変速ショックの少ない良好な加速性能
を確保する。 【構成】 変速を行うに必要な各アクチュエータＡと、
車両の運転状態を検出する手段Ｂと、これらの入力情報
に基づいてスロットル開度と車速に応じたシフト段への
変速を行うように各アクチュエータＡを制御する変速制
御手段Ｃと、フットブレーキのオンーオフ状態を検出す
る手段Ｄと、停車を含む低速状態のときにフットブレー
キ信号のオンでトランスミッションを２速以上のシフト
段に保持する指令を与える停車制御手段Ｅと、停車を含
む低速状態でフットブレーキ信号のオフで１速へのギヤ
シフト指令する発進制御手段Ｆを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は車両の自動変速装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、運転者の負担を軽減するため、車
両に搭載される自動変速装置として、エンジンにトルク
コンバータを介して歯車式トランスミッションを連結
し、クラッチペダルを完全に省略化したオートマチック
システムが知られている（特開平４ー１９４４５４号公
報，特開平４ー１９４４５５号公報 ）。その場合、ト
ルクコンバータに特有のクリープ現象を小さく抑え、停
車時および停車への移行時のブレーキ踏力を軽減するた
め、アクセルペダルを離すとトランスミッションを２速
以上のシフト段に保持するようになっているものがあ
る。
両に搭載される自動変速装置として、エンジンにトルク
コンバータを介して歯車式トランスミッションを連結
し、クラッチペダルを完全に省略化したオートマチック
システムが知られている（特開平４ー１９４４５４号公
報，特開平４ー１９４４５５号公報 ）。その場合、ト
ルクコンバータに特有のクリープ現象を小さく抑え、停
車時および停車への移行時のブレーキ踏力を軽減するた
め、アクセルペダルを離すとトランスミッションを２速
以上のシフト段に保持するようになっているものがあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来例では発進時にアクセルペダルを踏む（その踏み角
が所定値を越える）と、その時点でトランスミッション
を１速へシフトさせることにより、車両の加速性を確保
しようとしているが、これだと加速途中で１速へギヤセ
ットするから、変速ショックが大きくドライバに違和感
を与えやすいという心配があった。
従来例では発進時にアクセルペダルを踏む（その踏み角
が所定値を越える）と、その時点でトランスミッション
を１速へシフトさせることにより、車両の加速性を確保
しようとしているが、これだと加速途中で１速へギヤセ
ットするから、変速ショックが大きくドライバに違和感
を与えやすいという心配があった。
【０００４】この発明は停車時および停車への移行時の
ブレーキ踏力を軽減しつつ、発進時の変速ショックを緩
和することを目的とする。
ブレーキ踏力を軽減しつつ、発進時の変速ショックを緩
和することを目的とする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】第１の発明では、エン
ジンと歯車式トランスミッションとの間にトルクコンバ
ータを介装し、図５のように変速を行うに必要な各アク
チュエータＡと、車両の運転状態を検出する手段Ｂと、
これらの入力情報に基づいてスロットル開度と車速に応
じたシフト段への変速を行うように各アクチュエータＡ
を制御する変速制御手段Ｃを備える車両の自動変速装置
において、フットブレーキのオンーオフ状態を検出する
手段Ｄと、停車を含む低速状態のときにフットブレーキ
信号のオンで変速制御手段Ｃにトランスミッションを２
速以上のシフト段に保持する指令を与える停車制御手段
Ｅと、停車を含む低速状態でフットブレーキ信号のオフ
で変速制御手段Ｃに１速へのシフトを指令する発進制御
手段Ｆを設ける。
ジンと歯車式トランスミッションとの間にトルクコンバ
ータを介装し、図５のように変速を行うに必要な各アク
チュエータＡと、車両の運転状態を検出する手段Ｂと、
これらの入力情報に基づいてスロットル開度と車速に応
じたシフト段への変速を行うように各アクチュエータＡ
を制御する変速制御手段Ｃを備える車両の自動変速装置
において、フットブレーキのオンーオフ状態を検出する
手段Ｄと、停車を含む低速状態のときにフットブレーキ
信号のオンで変速制御手段Ｃにトランスミッションを２
速以上のシフト段に保持する指令を与える停車制御手段
Ｅと、停車を含む低速状態でフットブレーキ信号のオフ
で変速制御手段Ｃに１速へのシフトを指令する発進制御
手段Ｆを設ける。
【０００６】第２の発明では、図５においてフットブレ
ーキ信号系の故障を判定すると、停車およびそれに近い
低速状態のときに変速制御手段Ｃにトランスミッション
を２速以上のシフト段に保持する指令を与えるバックア
ップ手段Ｇを設ける。
ーキ信号系の故障を判定すると、停車およびそれに近い
低速状態のときに変速制御手段Ｃにトランスミッション
を２速以上のシフト段に保持する指令を与えるバックア
ップ手段Ｇを設ける。
【０００７】
【作用】第１の発明によれば、停車および停車への移行
時にブレーキペダルを踏むと、フットブレーキ信号のオ
ンで停止制御手段Ｅから指令が変速制御手段Ｃに与えら
れ、トランスミッションを２速以上のシフト段に保持す
るので、トルクコンバータから伝わるクリープ力が小さ
くなるため、ブレーキペダルの踏力を軽減できる。発進
時はブレーキペダルを離すと、フットブレーキ信号のオ
フで発進制御手段Ｆから指令が変速制御手段Ｃに与えら
れ、トランスミッションを１速にシフトする。つまり、
アクセルペダルを踏む前にブレーキペダルを離したその
瞬間に１速へのシフトダウンが行われるため、加速途中
における１速への変速は回避され、変速ショックの少な
い良好な加速性能を確保できる。
時にブレーキペダルを踏むと、フットブレーキ信号のオ
ンで停止制御手段Ｅから指令が変速制御手段Ｃに与えら
れ、トランスミッションを２速以上のシフト段に保持す
るので、トルクコンバータから伝わるクリープ力が小さ
くなるため、ブレーキペダルの踏力を軽減できる。発進
時はブレーキペダルを離すと、フットブレーキ信号のオ
フで発進制御手段Ｆから指令が変速制御手段Ｃに与えら
れ、トランスミッションを１速にシフトする。つまり、
アクセルペダルを踏む前にブレーキペダルを離したその
瞬間に１速へのシフトダウンが行われるため、加速途中
における１速への変速は回避され、変速ショックの少な
い良好な加速性能を確保できる。
【０００８】第２の発明によれば、停車およびそれに近
い低速状態でフットブレーキ信号系に故障が発生する
と、バックアップ手段Ｇの働きでトランスミッションを
２速以上のシフト段に保持するので、クリープ力が小さ
くフットブレーキの効きが良くなるため、停車時などで
の安全性を向上できる。
い低速状態でフットブレーキ信号系に故障が発生する
と、バックアップ手段Ｇの働きでトランスミッションを
２速以上のシフト段に保持するので、クリープ力が小さ
くフットブレーキの効きが良くなるため、停車時などで
の安全性を向上できる。
【０００９】
【実施例】図１において、１はエンジンにトルクコンバ
ータ２を介して連結する歯車式トランスミッションで、
変速を行うに必要な各アクチュエータ（ソレノイドバル
ブ）と、車両の運転状態を把握するための各種センサや
スイッチ類と、これらの入力情報に基づいてギヤの要求
位置へのシフトを行うように各アクチュエータを制御す
るコントロールユニット３を備える。
ータ２を介して連結する歯車式トランスミッションで、
変速を行うに必要な各アクチュエータ（ソレノイドバル
ブ）と、車両の運転状態を把握するための各種センサや
スイッチ類と、これらの入力情報に基づいてギヤの要求
位置へのシフトを行うように各アクチュエータを制御す
るコントロールユニット３を備える。
【００１０】各種センサやスイッチ類の一部を構成する
ものとして、運転室にセレクトレバーのレンジ信号を出
力するセレクタ４が、トランスミッション１にアウトプ
ットシャフト側の回転速度を検出する車速センサ５が、
エンジンにそのアクセル（スロットル）開度を検出する
スロットルセンサ６が設けられる。
ものとして、運転室にセレクトレバーのレンジ信号を出
力するセレクタ４が、トランスミッション１にアウトプ
ットシャフト側の回転速度を検出する車速センサ５が、
エンジンにそのアクセル（スロットル）開度を検出する
スロットルセンサ６が設けられる。
【００１１】コントロールユニット３は所定の変速マッ
プがメモリに格納され、各種センサやスイッチ類からの
入力情報に基づいて、セレクタ４がＤレンジの場合、変
速マップからスロットル開度と車速に応じた目標段を求
め、そのギヤ位置への変速（シフトアップまたはシフト
ダウン）を行う一方、セレクタ４がＤレンジ以外の場
合、そのレンジ位置にギヤを固定するようになってい
る。
プがメモリに格納され、各種センサやスイッチ類からの
入力情報に基づいて、セレクタ４がＤレンジの場合、変
速マップからスロットル開度と車速に応じた目標段を求
め、そのギヤ位置への変速（シフトアップまたはシフト
ダウン）を行う一方、セレクタ４がＤレンジ以外の場
合、そのレンジ位置にギヤを固定するようになってい
る。
【００１２】フットブレーキのオンーオフ状態を検出す
る手段としてブレーキペダル７に連動するストップラン
プスイッチ８が兼用され、停車を含む低速状態のときに
フットブレーキ信号のオンでトランスミッション１を２
速（２速以上のシフト段であれば、３速，４速でも良
い）に保持する機能（停車制御）と、停車を含む低速状
態のときにフットブレーキ信号のオフで１速へのシフト
を行う機能（発進制御）がコントロールユニット３に付
加される。
る手段としてブレーキペダル７に連動するストップラン
プスイッチ８が兼用され、停車を含む低速状態のときに
フットブレーキ信号のオンでトランスミッション１を２
速（２速以上のシフト段であれば、３速，４速でも良
い）に保持する機能（停車制御）と、停車を含む低速状
態のときにフットブレーキ信号のオフで１速へのシフト
を行う機能（発進制御）がコントロールユニット３に付
加される。
【００１３】フットブレーキ信号（ストップランプスイ
ッチ信号）系の故障を判定すると、停車を含む低速状態
のときに２速を保持する機能（バックアップ制御）も追
加され、フットブレーキ信号系の故障判定を行うため、
フットブレーキの作動状態を確認する手段として、マス
タシリンダ９の作動圧を検出する圧力スイッチ１０が設
けられる。
ッチ信号）系の故障を判定すると、停車を含む低速状態
のときに２速を保持する機能（バックアップ制御）も追
加され、フットブレーキ信号系の故障判定を行うため、
フットブレーキの作動状態を確認する手段として、マス
タシリンダ９の作動圧を検出する圧力スイッチ１０が設
けられる。
【００１４】図２はコントロールユニット３の付加機能
を説明するフローチャートで、Ｄレンジまたは２レンジ
で、スロットル開度と車速がそれぞれ設定値以下のとき
に、フットブレーキ信号がオンすると、必要に応じて変
速を行うことで２速状態を維持する（１．０１〜１．０
６）。
を説明するフローチャートで、Ｄレンジまたは２レンジ
で、スロットル開度と車速がそれぞれ設定値以下のとき
に、フットブレーキ信号がオンすると、必要に応じて変
速を行うことで２速状態を維持する（１．０１〜１．０
６）。
【００１５】Ｄレンジまたは２レンジで、スロットル開
度と車速がそれぞれ設定値以下のときに、フットブレー
キ信号がオフすると、故障フラグがオフの場合（フット
ブレーキ信号系の正常時）、必要に応じて変速を行うこ
とで１速状態にする（１．０４→１．０７〜１．０
９）。同じ走行状態において、故障フラグがオンの場合
（フットブレーキ信号系の故障時）は、必要に応じて変
速を行うことで２速状態を確保する（１．０７→１．１
０，１．１１）。
度と車速がそれぞれ設定値以下のときに、フットブレー
キ信号がオフすると、故障フラグがオフの場合（フット
ブレーキ信号系の正常時）、必要に応じて変速を行うこ
とで１速状態にする（１．０４→１．０７〜１．０
９）。同じ走行状態において、故障フラグがオンの場合
（フットブレーキ信号系の故障時）は、必要に応じて変
速を行うことで２速状態を確保する（１．０７→１．１
０，１．１１）。
【００１６】１速への変速条件が成立するときに、圧力
スイッチ１０がオフの場合（フットブレーキの解除状
態）、トランスミッション１のシフト段が１速でなけれ
ば、ストップランプスイッチ８からの入力信号が断線な
どでオフに固定する故障の発生を判定し、故障フラグを
オンする（１．０９→１．１２〜１．１４）。
スイッチ１０がオフの場合（フットブレーキの解除状
態）、トランスミッション１のシフト段が１速でなけれ
ば、ストップランプスイッチ８からの入力信号が断線な
どでオフに固定する故障の発生を判定し、故障フラグを
オンする（１．０９→１．１２〜１．１４）。
【００１７】なお、フットブレーキ信号系の故障として
は、ショートなどでオンに固定する故障も考えられる
が、安全側の２速が保持されるため、２速への変速条件
が成立するときの故障判定はあえて行わなくても良い。
図４に故障フラグの設定条件を示す。
は、ショートなどでオンに固定する故障も考えられる
が、安全側の２速が保持されるため、２速への変速条件
が成立するときの故障判定はあえて行わなくても良い。
図４に故障フラグの設定条件を示す。
【００１８】このような構成により、Ｄレンジまたは２
レンジで、スロットル開度と車速が設定値以下のとき
に、ブレーキペダル７を踏むと、ストップランプスイッ
チ８のオンでコントロールユニット３の停車制御が働
き、トランスミッション１は２速に保持されるため、ト
ルクコンバータ２から伝わるクリープ力が小さくなるか
ら、停車時および停車への移行時にフットブレーキ７の
ペダル踏力を軽減できる。
レンジで、スロットル開度と車速が設定値以下のとき
に、ブレーキペダル７を踏むと、ストップランプスイッ
チ８のオンでコントロールユニット３の停車制御が働
き、トランスミッション１は２速に保持されるため、ト
ルクコンバータ２から伝わるクリープ力が小さくなるか
ら、停車時および停車への移行時にフットブレーキ７の
ペダル踏力を軽減できる。
【００１９】同じ走行条件に際してブレーキペダル７を
離すと、ストップランプスイッチ８のオフでコントロー
ルユニット３の発進制御が働き、ギヤ位置を１速にす
る。その場合、アクセルペダルを踏む前にブレーキペダ
ル７を離したその瞬間に１速へのシフトダウンが行われ
るため、加速途中における１速への変速は回避され、変
速ショックの少ない良好な加速性能を確保できる。
離すと、ストップランプスイッチ８のオフでコントロー
ルユニット３の発進制御が働き、ギヤ位置を１速にす
る。その場合、アクセルペダルを踏む前にブレーキペダ
ル７を離したその瞬間に１速へのシフトダウンが行われ
るため、加速途中における１速への変速は回避され、変
速ショックの少ない良好な加速性能を確保できる。
【００２０】フットブレーキ信号系の故障が発生する
と、Ｄレンジまたは２レンジで、スロットル開度と車速
が設定値以下のときに、コントロールユニット３のバッ
クアップ制御が働くので、トランスミッション１は２速
に保持され、クリープ力が小さくフットブレーキの効き
が良くなるため、停車時など（特に、アイドル回転が高
い場合など）での安全性を向上できる。
と、Ｄレンジまたは２レンジで、スロットル開度と車速
が設定値以下のときに、コントロールユニット３のバッ
クアップ制御が働くので、トランスミッション１は２速
に保持され、クリープ力が小さくフットブレーキの効き
が良くなるため、停車時など（特に、アイドル回転が高
い場合など）での安全性を向上できる。
【００２１】なお、図３のような２種類の変速マップを
コントロールユニット３のメモリに格納し、フットブレ
ーキ信号のオンーオフに応じてこれらの変速マップを使
い分ける制御を行うようにしても良い。その際、フット
ブレーキ信号系の故障を判定すると、フットブレーキ信
号のオンで選択する変速マップに固定することになる。
コントロールユニット３のメモリに格納し、フットブレ
ーキ信号のオンーオフに応じてこれらの変速マップを使
い分ける制御を行うようにしても良い。その際、フット
ブレーキ信号系の故障を判定すると、フットブレーキ信
号のオンで選択する変速マップに固定することになる。
【００２２】
【発明の効果】第１の発明によれば、エンジンと歯車式
トランスミッションとの間にトルクコンバータを介装
し、変速を行うに必要な各アクチュエータと、車両の運
転状態を検出する手段と、これらの入力情報に基づいて
スロットル開度と車速に応じたシフト段への変速を行う
ように各アクチュエータを制御する変速制御手段を備え
る車両の自動変速装置において、フットブレーキのオン
ーオフ状態を検出する手段と、停車を含む低速状態のと
きにフットブレーキ信号のオンで変速制御手段にトラン
スミッションを２速以上のシフト段に保持する指令を与
える停車制御手段と、停車を含む低速状態でフットブレ
ーキ信号のオフで変速制御手段に１速へのギヤシフト指
令する発進制御手段を設けたので、停車時および停車へ
の移行時にフットブレーキのペダル踏力を軽減しつつ、
発進時に変速ショックの少ない良好な加速性能を確保で
きる。
トランスミッションとの間にトルクコンバータを介装
し、変速を行うに必要な各アクチュエータと、車両の運
転状態を検出する手段と、これらの入力情報に基づいて
スロットル開度と車速に応じたシフト段への変速を行う
ように各アクチュエータを制御する変速制御手段を備え
る車両の自動変速装置において、フットブレーキのオン
ーオフ状態を検出する手段と、停車を含む低速状態のと
きにフットブレーキ信号のオンで変速制御手段にトラン
スミッションを２速以上のシフト段に保持する指令を与
える停車制御手段と、停車を含む低速状態でフットブレ
ーキ信号のオフで変速制御手段に１速へのギヤシフト指
令する発進制御手段を設けたので、停車時および停車へ
の移行時にフットブレーキのペダル踏力を軽減しつつ、
発進時に変速ショックの少ない良好な加速性能を確保で
きる。
【００２３】第２の発明によれば、フットブレーキ信号
系の故障を判定すると、停車およびそれに近い低速状態
のときにコントロールユニットにトランスミッションを
２速以上のシフト段に保持する指令を与えるバックアッ
プ手段を設けたので、停車時および停車への移行時に、
フットブレーキ信号が故障でオフしても、トランスミッ
ションは２速以上に保持されるため、フットブレーキの
効きが良くなるから、停車時などでの安全性を向上でき
る。
系の故障を判定すると、停車およびそれに近い低速状態
のときにコントロールユニットにトランスミッションを
２速以上のシフト段に保持する指令を与えるバックアッ
プ手段を設けたので、停車時および停車への移行時に、
フットブレーキ信号が故障でオフしても、トランスミッ
ションは２速以上に保持されるため、フットブレーキの
効きが良くなるから、停車時などでの安全性を向上でき
る。
【図１】この発明の実施例を示す概略図である。
【図２】コントロールユニットの制御内容を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図３】２種類の変速マップを表す特性図である。
【図４】故障フラグの設定条件を示す表である。
【図５】この発明のクレーム対応図である。
１ トランスミッション ２ トルクコンバータ ３ コントロールユニット ４ セレクタ ５ 車速センサ ６ スロットルセンサ ７ ブレーキペダル ８ ストップランプスイッチ １０ 圧力センサ
Claims (2)
- 【請求項１】 エンジンと歯車式トランスミッションと
の間にトルクコンバータを介装し、変速を行うに必要な
各アクチュエータと、車両の運転状態を検出する手段
と、これらの入力情報に基づいてスロットル開度と車速
に応じたシフト段への変速を行うように各アクチュエー
タを制御する変速制御手段を備える車両の自動変速装置
において、フットブレーキのオンーオフ状態を検出する
手段と、停車を含む低速状態のときにフットブレーキ信
号のオンで変速制御手段にトランスミッションを２速以
上のシフト段に保持する指令を与える停車制御手段と、
停車を含む低速状態でフットブレーキ信号のオフで変速
制御手段に１速へのギヤシフト指令する発進制御手段を
設けたことを特徴とする車両の自動変速装置。 - 【請求項２】 フットブレーキ信号系の故障を判定する
と、停車およびそれに近い低速状態のときに変速制御手
段にトランスミッションを２速以上のシフト段に保持す
る指令を与えるバックアップ手段を設けたことを特徴と
する車両の自動変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27378894A JPH08135786A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 車両の自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27378894A JPH08135786A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 車両の自動変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08135786A true JPH08135786A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17532596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27378894A Pending JPH08135786A (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 車両の自動変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08135786A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2385895A (en) * | 1999-04-15 | 2003-09-03 | Komatsu Mfg Co Ltd | Shift control apparatus |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27378894A patent/JPH08135786A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2385895A (en) * | 1999-04-15 | 2003-09-03 | Komatsu Mfg Co Ltd | Shift control apparatus |
| GB2385895B (en) * | 1999-04-15 | 2003-11-05 | Komatsu Mfg Co Ltd | Shift control apparatus of working vehicle |
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