JPH0813567A - 排水集合縦管 - Google Patents
排水集合縦管Info
- Publication number
- JPH0813567A JPH0813567A JP17015094A JP17015094A JPH0813567A JP H0813567 A JPH0813567 A JP H0813567A JP 17015094 A JP17015094 A JP 17015094A JP 17015094 A JP17015094 A JP 17015094A JP H0813567 A JPH0813567 A JP H0813567A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical pipe
- pipe
- falling
- collecting
- collecting vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中,高層住宅における固形汚物の落下衝撃音
の発生を防ぎ、騒音を低減できる排水集合縦管の提供を
目的とする。 【構成】 集合縦管1内を落下する固形汚物の落下地点
に、固形汚物の落下衝撃を吸収する防振材8を設けて構
成する。
の発生を防ぎ、騒音を低減できる排水集合縦管の提供を
目的とする。 【構成】 集合縦管1内を落下する固形汚物の落下地点
に、固形汚物の落下衝撃を吸収する防振材8を設けて構
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中,高層住宅におけ
る排水集合縦管に関するものである。
る排水集合縦管に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、中,高層住宅等で
は、図3に示すように、各階の居住区内で発生する汚物
や汚水を、それぞれ横枝管52,52,52を介し、縦
方向に立設された太い集合縦管51に集合させて、この
集合縦管51を介し下方に落下させ、集合縦管51の下
端部には汚水槽53が配置されたものとなっている。こ
のような集合縦管51内を汚物や汚水が流下する場合
に、汚水は集合縦管51の内壁面に沿って流下するため
にそれ程の騒音は発生しないが、集合縦管51内を大便
等の固形汚物が落下する際には、高速で集合縦管51内
を落下し、加速度を増して下端の汚水槽53に落下する
ため、この時に落下衝撃音が発生して、中,高層住宅に
おける騒音原因となっており、社会的な問題となってい
る。
は、図3に示すように、各階の居住区内で発生する汚物
や汚水を、それぞれ横枝管52,52,52を介し、縦
方向に立設された太い集合縦管51に集合させて、この
集合縦管51を介し下方に落下させ、集合縦管51の下
端部には汚水槽53が配置されたものとなっている。こ
のような集合縦管51内を汚物や汚水が流下する場合
に、汚水は集合縦管51の内壁面に沿って流下するため
にそれ程の騒音は発生しないが、集合縦管51内を大便
等の固形汚物が落下する際には、高速で集合縦管51内
を落下し、加速度を増して下端の汚水槽53に落下する
ため、この時に落下衝撃音が発生して、中,高層住宅に
おける騒音原因となっており、社会的な問題となってい
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、固形汚物が落下する時
にも衝撃音が発生することのない排水集合縦管を提供せ
んことを目的とし、その要旨は、中,高層住宅等の各階
における居住区内の汚物や汚水を横枝管を介し流入させ
下方へ落下させる縦方向に立設された集合縦管であっ
て、該集合縦管内を落下する固形汚物の落下地点に該固
形汚物の落下衝撃を吸収する防振材を設けたことであ
る。
点に鑑み案出したものであって、固形汚物が落下する時
にも衝撃音が発生することのない排水集合縦管を提供せ
んことを目的とし、その要旨は、中,高層住宅等の各階
における居住区内の汚物や汚水を横枝管を介し流入させ
下方へ落下させる縦方向に立設された集合縦管であっ
て、該集合縦管内を落下する固形汚物の落下地点に該固
形汚物の落下衝撃を吸収する防振材を設けたことであ
る。
【0004】
【作用】特に集合縦管内を大便等の固形汚物が落下する
際に、固形汚物の落下する地点に防振材が設けられてい
るため、この防振材に固形汚物が衝突し、防振材により
落下衝撃音等の発生が良好に防がれて、固形汚物の落下
による騒音の発生を良好に防ぐことができる。
際に、固形汚物の落下する地点に防振材が設けられてい
るため、この防振材に固形汚物が衝突し、防振材により
落下衝撃音等の発生が良好に防がれて、固形汚物の落下
による騒音の発生を良好に防ぐことができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本例の排水集合縦管の概略構成図であ
り、集合縦管1は、太径の塩化ビニール管で形成されて
おり、この集合縦管1は中,高層住宅に縦方向に立設さ
れたものであり、この集合縦管1には、各階の居住区内
で発生する汚物や汚水を、この集合縦管1に流入させる
ために水平状に横枝管3がそれぞれの階に接続されてお
り、集合縦管1の下端部には水平状に連続する水平排出
管2が接続されており、本例においては、この水平排出
管2と集合縦管1の接続部に防振材8が設けられた構造
となっており、集合縦管1の下端部には外側へ折れ曲が
った折曲部1aが形成されており、また前記水平排出管
2にも対向状に折れ曲がり状の折曲部2aが形成されて
おり、この折曲部1a,2a間に亘りフィルムシート4
を介在させた状態で塩化ビニール製の収納ケース5がボ
ルト6およびナット7を介し取付けられており、この収
納ケース5内に防振材8が収納されている。
する。図1は、本例の排水集合縦管の概略構成図であ
り、集合縦管1は、太径の塩化ビニール管で形成されて
おり、この集合縦管1は中,高層住宅に縦方向に立設さ
れたものであり、この集合縦管1には、各階の居住区内
で発生する汚物や汚水を、この集合縦管1に流入させる
ために水平状に横枝管3がそれぞれの階に接続されてお
り、集合縦管1の下端部には水平状に連続する水平排出
管2が接続されており、本例においては、この水平排出
管2と集合縦管1の接続部に防振材8が設けられた構造
となっており、集合縦管1の下端部には外側へ折れ曲が
った折曲部1aが形成されており、また前記水平排出管
2にも対向状に折れ曲がり状の折曲部2aが形成されて
おり、この折曲部1a,2a間に亘りフィルムシート4
を介在させた状態で塩化ビニール製の収納ケース5がボ
ルト6およびナット7を介し取付けられており、この収
納ケース5内に防振材8が収納されている。
【0006】前記フィルムシート4はテフロンまたは樹
脂で形成され、その厚みは0.3mm程度のものが使用さ
れており、また、前記防振材8は、厚みが20mm程度の
防振,緩衝,防音効果の高い材料で形成されており、例
えばシリコーンを主材としたゲル状物質で構成され、こ
のようなゲル状物質として例えば株式会社シーゲル社製
のαGEL,βGEL,γGEL,θGEL等を用いる
ことができ、その他、圧縮永久歪の小なるポリイソブチ
レンゴム等で防振材8を構成することができる。
脂で形成され、その厚みは0.3mm程度のものが使用さ
れており、また、前記防振材8は、厚みが20mm程度の
防振,緩衝,防音効果の高い材料で形成されており、例
えばシリコーンを主材としたゲル状物質で構成され、こ
のようなゲル状物質として例えば株式会社シーゲル社製
のαGEL,βGEL,γGEL,θGEL等を用いる
ことができ、その他、圧縮永久歪の小なるポリイソブチ
レンゴム等で防振材8を構成することができる。
【0007】この防振材8の取付けられる位置は集合縦
管1の最下端部であり、集合縦管1内を高速で加速して
落下する大便等の固形汚物の落下地点にこの防振材8が
配置されているため、固形汚物はこの防振材8に高速で
衝突することとなり、衝突時に防振材8により衝撃が吸
収され、衝撃音等が発せられることが有効に防がれる。
また、高速で加速して落下する大便等の固形汚物がフィ
ルムシート4の上部に蓄積することが危惧されるが、本
例の収納ケース5は、固形汚物に遅れて集合縦管1に誘
導されて落下してくる液体の集合点に配設されており、
この液体によって固形汚物が洗い出され、フィルムシー
ト4の上部に固形汚物が蓄積することが防止される。な
お、中,高層住宅の建物高さ等に対応して防振材8の厚
み等は適宜選択して用いることができ、定期的にナット
7を緩めて収納ケース5を取外し、中の防振材8を新た
なものと交換することができるものである。
管1の最下端部であり、集合縦管1内を高速で加速して
落下する大便等の固形汚物の落下地点にこの防振材8が
配置されているため、固形汚物はこの防振材8に高速で
衝突することとなり、衝突時に防振材8により衝撃が吸
収され、衝撃音等が発せられることが有効に防がれる。
また、高速で加速して落下する大便等の固形汚物がフィ
ルムシート4の上部に蓄積することが危惧されるが、本
例の収納ケース5は、固形汚物に遅れて集合縦管1に誘
導されて落下してくる液体の集合点に配設されており、
この液体によって固形汚物が洗い出され、フィルムシー
ト4の上部に固形汚物が蓄積することが防止される。な
お、中,高層住宅の建物高さ等に対応して防振材8の厚
み等は適宜選択して用いることができ、定期的にナット
7を緩めて収納ケース5を取外し、中の防振材8を新た
なものと交換することができるものである。
【0008】なお、図1のような構造とした集合縦管1
において、固形汚物の集合縦管1内を落下する落下高さ
を10mに設定して騒音測定を行なった結果、図1の構
造では49〜57dB(A)であった。また、図3に示
す従来構造では68〜78dB(A)の測定結果が得ら
れた。また、図2に示すように、集合縦管1と水平排出
管2の接続部を湾曲状の湾曲部10とした場合の同一条
件における騒音測定結果は68〜73dB(A)であ
り、図1の構造を採用することにより固定汚物の落下衝
撃音が極めて有効に低減されることが証明される。
において、固形汚物の集合縦管1内を落下する落下高さ
を10mに設定して騒音測定を行なった結果、図1の構
造では49〜57dB(A)であった。また、図3に示
す従来構造では68〜78dB(A)の測定結果が得ら
れた。また、図2に示すように、集合縦管1と水平排出
管2の接続部を湾曲状の湾曲部10とした場合の同一条
件における騒音測定結果は68〜73dB(A)であ
り、図1の構造を採用することにより固定汚物の落下衝
撃音が極めて有効に低減されることが証明される。
【0009】
【発明の効果】本発明は、中,高層住宅等の各階におけ
る居住区内の汚物や汚水を横枝管を介し流入させ下方へ
落下させる縦方向に立設された集合縦管であって、該集
合縦管内を落下する固形汚物の落下地点に該固形汚物の
落下衝撃を吸収する防振材を設けたことにより、集合縦
管内を落下する固形汚物は防振材に衝突して衝撃が吸収
され、衝撃音の極めて小なる排水集合縦管とすることが
でき、中,高層住宅での騒音発生を有効に低減できる効
果を有する。
る居住区内の汚物や汚水を横枝管を介し流入させ下方へ
落下させる縦方向に立設された集合縦管であって、該集
合縦管内を落下する固形汚物の落下地点に該固形汚物の
落下衝撃を吸収する防振材を設けたことにより、集合縦
管内を落下する固形汚物は防振材に衝突して衝撃が吸収
され、衝撃音の極めて小なる排水集合縦管とすることが
でき、中,高層住宅での騒音発生を有効に低減できる効
果を有する。
【図1】集合縦管に防振材を設けた概略構成図である。
【図2】防振材を設けない構造の集合縦管の概略構成図
である。
である。
【図3】従来の集合縦管の概略構成図である。
1 集合縦管 2 水平排出管 3 横枝管 4 フィルムシート 5 収納ケース 6 ボルト 7 ナット 8 防振材
Claims (1)
- 【請求項1】 中,高層住宅等の各階における居住区内
の汚物や汚水を横枝管を介し流入させ下方へ落下させる
縦方向に立設された集合縦管であって、該集合縦管内を
落下する固形汚物の落下地点に該固形汚物の落下衝撃を
吸収する防振材を設けたことを特徴とする排水集合縦
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17015094A JPH0813567A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 排水集合縦管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17015094A JPH0813567A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 排水集合縦管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0813567A true JPH0813567A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15899611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17015094A Pending JPH0813567A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 排水集合縦管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813567A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2444710A1 (en) * | 2010-10-21 | 2012-04-25 | Raccords et Plastiques Nicoll | Acoustic elbow for fluid transport pipelines |
CN105299370A (zh) * | 2014-07-08 | 2016-02-03 | 中联重科股份有限公司 | 输送管道和混凝土泵送设备 |
CN109797841A (zh) * | 2019-03-10 | 2019-05-24 | 新疆八一钢铁股份有限公司 | 一种自动清污的排污槽 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP17015094A patent/JPH0813567A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2444710A1 (en) * | 2010-10-21 | 2012-04-25 | Raccords et Plastiques Nicoll | Acoustic elbow for fluid transport pipelines |
FR2966556A1 (fr) * | 2010-10-21 | 2012-04-27 | Nicoll Raccords Plastiques | Coude acoustique visitable pour canalisations de transport de fluide |
CN105299370A (zh) * | 2014-07-08 | 2016-02-03 | 中联重科股份有限公司 | 输送管道和混凝土泵送设备 |
CN109797841A (zh) * | 2019-03-10 | 2019-05-24 | 新疆八一钢铁股份有限公司 | 一种自动清污的排污槽 |
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