JPH08135670A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPH08135670A
JPH08135670A JP30277394A JP30277394A JPH08135670A JP H08135670 A JPH08135670 A JP H08135670A JP 30277394 A JP30277394 A JP 30277394A JP 30277394 A JP30277394 A JP 30277394A JP H08135670 A JPH08135670 A JP H08135670A
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JP
Japan
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bearing
shaft
magnetic flux
magnet
facing portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP30277394A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Hiraiwa
力 平岩
Sadaji Sada
貞二 佐田
Masahiro Takahashi
正弘 高橋
Onori Yoshino
大典 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP30277394A priority Critical patent/JPH08135670A/ja
Publication of JPH08135670A publication Critical patent/JPH08135670A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C39/00Relieving load on bearings
    • F16C39/06Relieving load on bearings using magnetic means
    • F16C39/063Permanent magnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラスト方向の位置決めを磁気吸引力を利用
して行なっている軸受装置において、位置決め精度を向
上させること。 【構成】 スラスト方向の支持に寄与する磁力は、マグ
ネット4→軸受3−1→軸受対向部2−2→軸本体2−
1→軸受対向部2−3→軸受3−2→マグネット4とい
う経路を通る磁束によって発生される。軸受対向部2−
3より軸長方向に、軸本体2−1と同径の凸部2−4を
突出させる。すると、軸受3−2と対向する軸受対向部
2−3およびその周辺の形状は軸長方向に対称(図で言
えば、上下対称)となり、両者間の磁束の分布も軸長方
向に対称となる。そのため、凸部2−3を設けなかった
従来装置では、磁束分布の軸長方向非対称に起因して生
じていたスラスト方向への軸2の変位が、生じなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高精度で位置決めする
必要がある回転体に対して使用される軸受装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】モータ等の回転体のための軸受装置に
は、スラスト方向(軸長方向)の支持を磁気吸引力を利
用して行なっているものがある。例えば、軸受装置内に
マグネットを具え、その磁力を軸受と非接触に保ってい
る回転体の軸との間に作用させ、スラスト方向の支持を
行うようにしている。
【0003】第3図は、そのような構造の従来の軸受装
置を示す図である。第3図において、1はハウジング、
2は軸、2−1は軸本体、2−2,2−3は軸受対向
部、3−1,3−2は軸受、4はマグネット、5は潤滑
剤、6は対向間隙、7は潤滑剤飛散防止用板である。な
お、ラジアル方向(半径方向)の支持をするための構造
は、ここには示していない。ラジアル方向の支持は、別
途の構造(例えば、動圧構造)を施すことによって行わ
れる。
【0004】マグネット4および2つの軸受3−1,3
−2は、マグネット4の軸方向両端に軸受3−1,3−
2を配置する形でハウジング1に嵌挿固着される。マグ
ネット4としては、軸方向両端に磁極が存在するものが
用いられる。軸受対向部2−2,2−3は、軸受3−
1,3−2と対向する位置に、軸本体2−1より軸の半
径方向に突出された部分である。軸受対向部2−3は、
軸2の端部に設けられる。言い換えれば、軸2の端部
は、軸受対向部2−3が設けられている部分で終端して
いる。軸受対向部2−2は、それとは間隔をおいて設け
られている。
【0005】対向間隙6は、軸受対向部と軸受との間の
間隙である。マグネット4と軸2との間の部分とか対向
間隙6等の軸受装置内の間隙には、潤滑剤5が適宜の量
充填されている。潤滑剤飛散防止用板7は、その潤滑剤
5が軸受装置外に飛散するのを防止するために設けられ
ている。
【0006】軸2および軸受3−1,3−2の材料とし
ては、磁性体が用いられる。マグネット4の一方の磁極
より発した磁束は、軸受3−1→対向間隙6→軸受対向
部2−2→軸本体2−1内→軸受対向部2−3→対向間
隙6→軸受3−2という経路を通って、マグネット4の
他方の磁極に戻って来る。対向間隙6に分布する磁束の
作用により、軸受対向部2−2,2−3は、それぞれ軸
受3−1,3−2に対向する位置に留められる。これに
より、軸2のスラスト方向における支持がなされる。
【0007】前記したような軸受装置に関連する従来の
文献としては、例えば、特開平2−229915号公報,特開
平5−44728 号公報,特開平6−185527号公報等があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
(問題点)しかしながら、前記した従来の軸受装置に
は、軸のスラスト方向での位置を、高精度に位置決めす
ることが出来ないという問題点があった。
【0009】(問題点の説明)図4は、従来の軸受装置
における磁束分布を説明する図である。対向間隙6の部
分を拡大して描いた図であり、符号は図3のものに対応
し、8は対向間隙6付近の磁束、8−1はその磁束の一
部である。マグネット4のN極から出た磁束は、点線の
ような経路を通ってS極に戻る。対向間隙6における磁
束の分布を模式的に示すと、実線矢印のようになる。
【0010】各軸受から対向する軸受対向部およびその
周辺を見た場合、軸受対向部2−2およびその周辺の形
状は軸長方向に対称となっているが、軸端にある軸受対
向部2−3およびその周辺の形状は、軸長方向に対称と
はなっていない。なぜなら、軸2の端部は軸受対向部2
−3で終端しているので、その軸受対向部2−3の一方
の側には軸本体2−1が存在するが、他方の側には何も
存在しないという形状になっているからである。
【0011】そのため、軸端にある軸受対向部2−3の
端面から軸受3−2に回り込む8−1のような磁束が存
在することとなり、その軸受対向部2−3と対向する軸
受3−2との間に分布する磁束8は、軸長方向に対称と
はならない。端面から回り込む磁束のために、磁気吸引
力は軸長方向で不釣り合いとなり、軸2は軸端方向に変
位させられる。図4中のΔLは、その変位を示してい
る。
【0012】軸2は、図のように垂直姿勢とされている
場合は、自重によっても、軸受と軸受対向部とが対向す
る位置より多少軸長方向に変位するわけであるが(前記
のΔLには、軸2の自重による変位は含めていない)、
仮に自重の影響がなかったとしても(例えば、軸2が水
平姿勢にされているような場合)、前記のような磁束分
布の非対称性のために変位ΔLが生じる。
【0013】変位が生じても、その大きさが容易にコン
トロール出来ればよいが、この変位ΔLの大きさは、容
易にコントロールすることは出来ない。回転体を所定位
置に高精度で維持することが要求されるような場合に
は、その軸2をスラスト方向に高精度で位置決めする必
要があるが、前記変位ΔLのため、それを行なうことが
出来ない。本発明は、以上のような問題点を解決するこ
とを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、軸本体より半径方向に突出して軸端に
設けられた第1の軸受対向部と同じく半径方向に突出し
て該第1の軸受対向部と間隔をおいて設けられた第2の
軸受対向部とを具えた磁性体の軸が挿入され、前記第1
の軸受対向部と間隙を挟んで対向する磁性体の第1の軸
受と前記第2の軸受対向部と間隙を挟んで対向する磁性
体の第2の軸受とがマグネットの両端に位置するようハ
ウジング内に配設され、該マグネットからの磁力により
前記軸のスラスト方向の支持を行なう軸受装置におい
て、前記軸端より前記軸本体と同径にて軸を延長して凸
部を形成することとした。
【0015】
【作 用】第1の軸受と対向する軸端の第1の軸受対
向部およびその周辺の形状は、従来は軸長方向に対称で
はなかった。そのため、磁束の分布が軸長方向に対称で
はなくなり、軸はスラスト方向にコントロールが困難な
変位を生じていた。軸端に軸本体と同径の凸部を設ける
と、第1の軸受対向部およびその周辺の形状は軸長方向
に対称となるので、磁束の分布も軸長方向に対称とな
る。その結果、前記の変位は生じなくなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の軸受装置を示す図であ
る。符号は図3のものに対応し、2−4は凸部である。
図3と同じ符号の部分は同じものであるので、その構成
および動作の説明は省略する。凸部2−4は、軸2の端
部において軸本体2−1と同じ径で軸を延長する方向に
突出された部分である。図3の従来の軸受装置と構成上
異なる点は、この凸部2−4を新たに設けた点である。
凸部2−4は、軸本体2−1と同じ径とされているの
で、軸端の軸受対向部2−3およびその周辺の形状は、
軸長方向に対称となる。
【0017】図2は、本発明の軸受装置における磁束分
布を説明する図である。符号は図4のものに対応してい
る。凸部2−4を設けたおかげで、軸端の軸受対向部2
−3およびその周辺の形状は軸長方向に対称となってい
るので、両者間を結ぶ磁束8の分布も軸長方向に対称と
なる。そのため、軸受対向部2−2の軸長方向で磁気吸
引力の不釣り合いが生じないので、従来例では発生して
いたスラスト方向の変位ΔL(図4参照)は生じなくな
る。従って、スラスト方向での軸2の位置決めが、高精
度に出来るようになる。この効果は、特に、水平姿勢に
されている軸2に対して顕著である。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の軸受装置によ
れば、軸受対向部が設けられている軸端を軸方向に延長
して軸本体と同径の凸部を設け、その軸受対向部および
その周辺の形状を軸長方向に対称とするので、該軸受対
向部と対向する軸受との間の磁束分布は軸長方向に対称
となり、軸がスラスト方向に変位されることはなくな
る。そのため、高精度の位置決めが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の軸受装置を示す図
【図2】 本発明の軸受装置における磁束分布を説明す
る図
【図3】 従来の軸受装置を示す図
【図4】 従来の軸受装置における磁束分布を説明する
【符号の説明】
1…ハウジング、2…軸、2−1…軸本体、2−2,2
−3…軸受対向部、2−4…凸部、3−1,3−2…軸
受、4…マグネット、5…潤滑剤、6…対向間隙、7…
潤滑剤飛散防止用板、8…磁束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 大典 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸本体より半径方向に突出して軸端に設
    けられた第1の軸受対向部と同じく半径方向に突出して
    該第1の軸受対向部と間隔をおいて設けられた第2の軸
    受対向部とを具えた磁性体の軸が挿入され、前記第1の
    軸受対向部と間隙を挟んで対向する磁性体の第1の軸受
    と前記第2の軸受対向部と間隙を挟んで対向する磁性体
    の第2の軸受とがマグネットの両端に位置するようハウ
    ジング内に配設され、該マグネットからの磁力により前
    記軸のスラスト方向の支持を行なう軸受装置において、
    前記軸端より前記軸本体と同径にて軸を延長して凸部を
    形成したことを特徴とする軸受装置。
JP30277394A 1994-11-10 1994-11-10 軸受装置 Pending JPH08135670A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015125958A1 (ja) * 2014-02-24 2015-08-27 オイレス工業株式会社 ロール装置
CN109505866A (zh) * 2017-09-05 2019-03-22 湖景创新有限公司 具有轭绕组的活性径向磁轴承

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