JPH0813526A - 蓋把持機 - Google Patents

蓋把持機

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JPH0813526A
JPH0813526A JP6147586A JP14758694A JPH0813526A JP H0813526 A JPH0813526 A JP H0813526A JP 6147586 A JP6147586 A JP 6147586A JP 14758694 A JP14758694 A JP 14758694A JP H0813526 A JPH0813526 A JP H0813526A
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Seiji Tomita
精司 冨田
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TOWA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋を安定した状態で把持しながら蓋の開閉作
業や運搬作業を行うことができる蓋把持機の提供。 【構成】 蓋70の相対する二側面に当接されて蓋70
を保持する少なくとも一対の保持部材50,51と、こ
れらを蓋把持方向およびその逆方向に変位させる駆動手
段30とを備えた蓋把持機10を構成し、一対の保持部
材50,51のうちの少なくとも一方(図の場合は両
方)を、蓋70の側面の表側端縁部72に当接可能な第
一当接部50A,51Aと蓋70の側面の裏側端縁部7
3に当接可能な第二当接部50B,51Bとを有する二
位置当接保持部材とし、蓋70をその側面の表側端縁部
72および裏側端縁部73の二位置で保持するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓋を把持しながら蓋の
開閉や運搬を行う蓋把持機に係り、道路脇等にある下水
用の側溝やマンホールなどの蓋の開閉や運搬作業に利用
できる。
【0002】
【背景技術】従来より、道路脇等にある下水用の側溝や
マンホールは、上方の開口部分を蓋で覆われている。一
般に、このような蓋は、JIS等で寸法を定められた規
格品であることが多い。このため、これらの蓋を専門に
開閉するための各種の蓋開閉機が考案されている。図1
2には、このような蓋開閉機の一例であり、実開昭58
−42251号公報に記載されたマンホール蓋の開閉用
の蓋開閉機900が示されている。蓋開閉機900は、
両端にキャスター901が装着された横棒902の中央
に、上端に把手903を有するL字棒904が固着さ
れ、このL字棒904の下端にL字棒904に対して直
角かつ回転可能に横棒905が接続され、この横棒90
5にマンホールの蓋907を保持する一対の保持部材9
06が摺動可能に設けられた構成となっている。
【0003】このような蓋開閉機900においては、一
対の保持部材906を横棒905に沿って摺動させるこ
とによりこれらの間隔を調整した後、蓋907に貫通形
成された二つの開閉用孔908にこれらの一対の保持部
材906を挿入し、その後、一対の保持部材906を約
90度回転させて孔908の周囲に係止させ、この状態
でキャスター901を支点として把手903を下げるこ
とにより、保持部材906で保持された蓋907を上げ
て蓋907の抜き取りを行う。
【0004】また、図13には、蓋開閉機の別の一例で
あり、実開昭55−13238号公報に記載された側溝
蓋の開閉用の蓋開閉機800が示されている。蓋開閉機
800は、キャスター801が装着された機台802
と、この機台802に固定されたジャッキ803と、ジ
ャッキ803により上下方向に移動可能とされて側溝の
蓋804を保持する一対の保持部材805と、これらの
一対の保持部材805を近接離隔させるハンドル806
とを備えている。
【0005】このような蓋開閉機800においては、ハ
ンドル806を回して一対の保持部材805の間隔を調
整した後、ジャッキ803のハンドル803Aを回して
蓋804の相対する二側面に形成された二つの開閉用溝
807にこれらの一対の保持部材805を挿入し、その
後、再びハンドル806を回して一対の保持部材805
の間隔を狭めてこれらの保持部材805と蓋804とを
当接させ、この状態で再びジャッキ803のハンドル8
03Aを回して保持部材805で保持された蓋804を
上げて蓋804の抜き取りを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た図12の蓋開閉機900では、蓋907を保持した時
に、保持部材906は開閉用孔908の下側端縁(裏側
端縁)にしか当接されないので、開閉作業中の蓋907
の安定性が悪く、作業を慎重に行わなければならず、作
業に時間がかかるという問題がある。また、蓋開閉機9
00では、一対の保持部材906を開閉用孔908に挿
入する際に、人手により一対の保持部材906を横棒9
05に沿って摺動させることによりこれらの間隔を調整
しなければならないので、このことによっても作業に時
間がかかるという問題がある。
【0007】一方、前述した図13の蓋開閉機800で
は、蓋804を保持した時に、保持部材805は蓋80
4の裏側面(下側面)の開閉用溝807の近傍部分およ
び開閉用溝807の側面に当接されるが、蓋804の表
側面(上側面)は自由な状態となっているので、前述し
た図12の蓋開閉機900の場合と同様に、開閉作業中
の蓋804の安定性が悪く、作業を慎重に行わなければ
ならず、作業に時間がかかるという問題がある。
【0008】また、蓋開閉機800では、一対の保持部
材805を開閉用溝807に挿入する際に、人手により
ハンドル806を回して一対の保持部材805の間隔を
調整しなければならないので、このことによっても作業
に時間がかかるという問題がある。さらに、蓋開閉機8
00では、保持部材805の内側に折れ曲がった鉤状の
先端部分は開閉用溝807の幅の制限を受けて大きな幅
を確保することができないので、蓋804を安定して保
持することができないおそれがある。
【0009】本発明の目的は、蓋を安定した状態で把持
しながら蓋の開閉作業や運搬作業を行うことができる蓋
把持機を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、蓋の開閉作業や運搬作業を短時間で容易に行うこと
ができる蓋把持機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉または運
搬される蓋の側面の表側端縁部および裏側端縁部にそれ
ぞれ当接される二位置当接保持部材を設けて前記目的を
達成しようとするものである。具体的には、本発明の蓋
把持機は、蓋の相対する二側面に対向配置されて蓋を保
持する少なくとも一対の保持部材と、これらの一対の保
持部材の少なくとも一部を蓋把持方向およびその逆方向
に変位させる駆動手段とを備え、一対の保持部材のうち
の少なくとも一方は、蓋の側面の表側端縁部に当接可能
な第一当接部と、蓋の側面の裏側端縁部に当接可能かつ
第一当接部に交差する第二当接部とを有する二位置当接
保持部材とされていることを特徴とする。
【0011】ここで、第一当接部および第二当接部は、
それぞれ面状に形成されている場合、線状に形成されて
いる場合(例えば、後述の図7、図8の場合等)を含
む。また、第一当接部および第二当接部は、平面状また
は直線状に形成されている場合の他、一部に曲面状また
は曲線状の部分を含んでいる場合(例えば、後述の図1
0の場合等)、あるいは全体的に緩やかな曲面状または
曲線状となっている場合などを含む。そして、第一当接
部および第二当接部は、起伏のない滑らかな面状または
線状に形成されている場合の他、のこぎり状(後述の図
9(A)参照)、方形波状(後述の図9(B)参照)な
ど起伏を有する形状に形成されていてもよい。
【0012】さらに、第一当接部と第二当接部とが交差
する角度は、直角以外の角度も含み(但し、平行は除
く)、蓋の断面形状等に応じて設定されていることが好
ましい。例えば、蓋の側面と表側面とが略直角をなすよ
うな一般的な断面形状の蓋を対象とする場合などには、
第一当接部および第二当接部は互いに略直角をなしてい
ることが望ましい。そして、蓋の相対する二側面とは、
蓋の表裏を接続する面であればよく、蓋の外周側面、あ
るいは前述した図13のような蓋804の外周側面部分
に形成された開閉用溝807の側面の他、前述した図1
2のような蓋907に貫通形成された開閉用孔908の
側面なども含む。
【0013】また、駆動手段は、二位置当接保持部材を
回動させて蓋把持方向およびその逆方向に変位させる構
成であってもよく、二位置当接保持部材を平行移動させ
て蓋把持方向およびその逆方向に変位させる構成であっ
てもよいが、作業効率向上の点で回動式の構成となって
いることが好ましい。さらに、このような回動式の駆動
手段を有する構成において、駆動手段は、少なくとも第
二当接部が蓋の側面と略平行になる位置から、第二当
接部の先端部が蓋の側面の裏側端縁部よりも内側に入り
込む位置まで、二位置当接保持部材を回動させる構成
となっていることが好ましい。
【0014】また、回動式の駆動手段を有する構成にお
いて、駆動手段は、前述した位置で二位置当接保持部
材の移動を規制する第一移動規制手段を有していること
が好ましい。さらに、回動式の駆動手段を有する構成に
おいて、駆動手段は、前述した位置で二位置当接保持
部材の移動を規制する第二移動規制手段を有しているこ
とが好ましい。そして、回動式の駆動手段を有する構成
において、駆動手段は、リンク機構を介して二位置当接
保持部材に接続された操作部を一方向に移動させること
により二位置当接保持部材を回動させる構成となってい
ることが好ましい。ここで、操作部としては、足踏み操
作可能なペダル、手で操作可能なレバー、さらにこれら
に倍力装置を用いたもの等が挙げられる。
【0015】また、回動式の駆動手段を有する構成にお
いて、第二当接部は、所定厚みを有する平坦な面状部材
の内側表面に形成されていることが好ましい。ここで、
所定厚みとは、蓋に形成された開閉用の溝、孔、切欠き
等の寸法に対応した厚みであり、例えば、前述した図1
3のような蓋804の外周側面部分に形成された開閉用
溝807の寸法に対応した厚み、あるいは前述した図1
2のような蓋907に貫通形成された開閉用孔908の
孔径に対応した厚みである。
【0016】
【作用】このような本発明においては、駆動手段で一対
の保持部材を変位させることにより、これらの一対の保
持部材を蓋の相対する二側面に当接させ、この状態で蓋
の開閉や運搬を行う。この際、一対の保持部材のうちの
少なくとも一方が、第一当接部および第二当接部を有す
る二位置当接保持部材とされているので、蓋はその側面
の表側端縁部と裏側端縁部との二位置で保持されるよう
になり、安定した状態で蓋の開閉作業や運搬作業が行わ
れる。そして、第一当接部および第二当接部を適宜な長
さとしておくことで、第一当接部および第二当接部は、
厚み(表側端縁と裏側端縁との距離)の異なる蓋に対し
ても、あるいは表側端縁部や裏側端縁部が削れて丸くな
ってしまった蓋などに対しても、表側端縁部および裏側
端縁部に確実に当接される。
【0017】さらに、第一当接部および第二当接部を、
互いに略直角をなすようにした場合には、最も一般的な
形状の蓋、つまり表側面と側面とのなす角度が略直角で
ある蓋の開閉や運搬に好適なものとなる。
【0018】また、回動式の駆動手段を有する構成とし
た場合には、蓋の側面に対する第二当接部の角度を変化
させることが可能となるので、蓋を保持している時の状
態と蓋に形成された開閉用の溝、孔、切欠き等に第二当
接部を挿入する時の状態(例えば、図13の蓋開閉機8
00において保持部材805を開閉用溝807に挿入す
るときの状態)とで二位置当接保持部材の姿勢を変化さ
せることにより、開閉作業や運搬作業の効率の向上が図
られる。つまり、蓋を保持している時と同じ姿勢で二位
置当接保持部材を開閉用の溝、孔、切欠き等へ挿入する
場合に比べ、挿入作業が容易になり、作業効率の向上が
図られる。
【0019】さらに、このような回動式の駆動手段を、
少なくとも第二当接部が蓋の側面と略平行になる位置
から、第二当接部の先端部が蓋の側面の裏側端縁部より
も内側に入り込む位置まで、二位置当接保持部材を回
動させる構成とすれば、位置において、蓋に形成され
た開閉用の溝、孔、切欠き等に第二当接部を容易かつ確
実に挿入可能になるとともに、位置において、蓋を確
実に安定した状態で保持可能となる。
【0020】また、回動式の駆動手段を、前述した位置
で二位置当接保持部材の移動を規制する第一移動規制
手段を有する構成とした場合には、蓋に形成された開閉
用の溝、孔、切欠き等に第二当接部を挿入する際に、こ
の第一移動規制手段により第二当接部の姿勢を確実に所
望の状態に停止させておくことが可能となるので、挿入
作業が容易になるうえ、図12の蓋開閉機900や図1
3の蓋開閉機800の場合のような保持部材906や保
持部材805の開閉用孔908や開閉用溝807への挿
入の際の間隔調整の手間が省かれるため、開閉作業や運
搬作業の効率向上が図られる。
【0021】さらに、回動式の駆動手段を、前述した位
置で二位置当接保持部材の移動を規制する第二移動規
制手段を有する構成とした場合には、蓋の保持状態が確
実に保たれるので、開閉作業や運搬作業がより安定した
状態で行われるようになり、これらの作業の効率向上が
図られる。
【0022】そして、回動式の駆動手段を、リンク機構
を介して二位置当接保持部材に接続されたペダル等の操
作部を一方向に移動させることにより二位置当接保持部
材を回動させる構成とした場合には、ペダルを足により
踏み込むだけ等の容易な操作で二位置当接保持部材を変
位させることができるので、作業者はそれ程大きな力を
使わなくても作業を行うことが可能となるうえ、前述し
た図13の蓋開閉機800や図12の蓋開閉機900の
場合に比べ、手動操作による調整作業がないため、短時
間で作業が行われる。
【0023】また、回動式の駆動手段を有する構成にお
いて、第二当接部を、所定厚みを有する平坦な面状部材
の内側表面に形成した場合には、特に、蓋に開閉用の
溝、孔、切欠き等が蓋の表側から見て細長く形成されて
いる際にも、第二当接部の挿入を容易に行えるという点
で好適であり、これらにより前記目的が達成される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の蓋把持機10の斜視状態
が示されている。蓋把持機10は、図中手前上側に位置
する下向き略U字状の把手部11と、この把手部11の
両側下端が差し込まれて溶接等により固定されたパイプ
12,13と、これらのパイプ12,13の外側位置に
溶接等により固定された略直角三角形形状の側板部1
4,15と、これらの側板部14,15の下辺の外側位
置に溶接等により固定された中空円筒状のパイプ16,
17と、把手部11の両側下端の略延長位置(側板部1
4,15の直角部分の下側位置)に設けられたキャスタ
ー18,19とを備えている。
【0025】各パイプ16,17の中には、それぞれ回
動軸31,32がパイプ16,17に対して回転可能に
設けられ、これらの回動軸31,32の図中奥側の端部
には、中空円筒状の回転パイプ33,34が回動軸3
1,32と略直角をなすように固定されている。各回転
パイプ33,34は、各回動軸31,32とともにパイ
プ16,17に対して回転可能となっている。各回転パ
イプ33,34の中には、それぞれ回転軸41,42が
回転パイプ33,34に対して図中Q方向に回転可能に
設けられ、これらの回転軸41,42の外側の端部に
は、二位置当接保持部材である保持部材50,51が固
定されている。
【0026】把手部11の両側下端の間には、パイプ2
1が設けられ、これにより各側板部14,15の図中手
前上側の角部(鋭角部分)の間の間隔が一定に保たれて
いる。また、側板部14,15の図中奥側の角部(鋭角
部分)の間には、パイプ22が設けられ、これによりこ
の間の間隔が一定に保たれている。さらに、各パイプ1
2,13の下側端部の間には、ターンバックル20が設
けられ、これにより各側板部14,15の図中手前下側
の角部(直角部分)の間の間隔が調整可能となっている
(例えば、50〜70mm程度の調整が可能)。従っ
て、略直角三角形形状の側板部14,15の三つの角部
のうち、二つの角部(鋭角部分)の間隔が固定され、タ
ーンバックル20の設けられた残りの一つの角部(直角
部分)の間隔が調整可能とされているので、これにより
各側板部14,15がねじられ、保持部材50,51の
先端部の間隔(後述する図3(A)の状態における間
隔)が調整されるようになっている。
【0027】各回動軸31,32の図中手前側の端部に
は、それぞれ直線状の第一アーム61,62の一端が固
定され、これらの第一アーム61,62の他端は、ピン
63,64を介して直線状の第二アーム65,66に回
転可能に接続されている。各第一アーム61,62は互
いに同じ長さを有するとともに、各第二アーム65,6
6も互いに同じ長さを有している。各第二アーム65,
66は、側板部14,15の間の中央位置で支点軸とし
てのボルト67により互いに回転可能に接続されてい
る。
【0028】第二アーム66のボルト67を設置した側
の端部には、足で踏んで操作可能なペダル(操作部)6
8が設けられている。また、ボルト67の設置位置の図
中奥側には、ボルト67の頭が摺動可能に挿入される摺
動溝69が設けられている。
【0029】図2には、蓋把持機10を図1中奥側から
見た斜視状態が示され、図3には、保持部材50,51
の動きの説明図が示されている。図2および図3におい
て、各保持部材50,51は、図中略上下方向に配置さ
れた平坦な垂直面状部材52,53と、これらの垂直面
状部材52,53の中間位置内側に各垂直面状部材5
2,53と互いに略直角をなすように溶接等により接合
された水平面状部材54,55とにより構成されてい
る。各垂直面状部材52,53の厚みは、蓋70に形成
された開閉用溝71の幅Dよりも小さくなっている。
【0030】各水平面状部材54,55の下側表面に
は、蓋70の側面(蓋70に形成された開閉用溝71の
側面)の表側端縁部72に当接される第一当接部50
A,51Aがそれぞれ形成されている。また、各垂直面
状部材52,53の内側表面であって各水平面状部材5
4,55との接合位置の下側部分には、蓋70の側面
(蓋70に形成された開閉用溝71の側面)の裏側端縁
部73に当接される第二当接部50B,51Bがそれぞ
れ形成されている。
【0031】各保持部材50,51は、それぞれ回動軸
31,32を中心として各回転パイプ33,34および
各回転軸41,42と共に図中R方向に回動可能に構成
され、これにより各保持部材50,51の先端部(下側
端部)は互いに近接離隔されるようになっている。そし
て、各保持部材50,51の回動範囲は、図3(A)の
ように開閉用溝71内に各第二当接部50B,51Bを
挿入する際の状態、つまり各第二当接部50B,51B
が蓋70の開閉方向(図中上下方向)に沿うようになる
状態から、図3(B)のように各第一当接部50A,5
1Aおよび各第二当接部50B,51Bが蓋70の側面
の表側端縁部72および裏側端縁部73に当接される状
態までとなっている。なお、図3(B)の当接状態で
は、各第二当接部50B,51Bの下側端縁50C,5
1Cは、各第二当接部50B,51Bと裏側端縁部73
との当接位置よりも内側にくる状態となる。
【0032】図4には、第一アーム61,62および第
二アーム65,66の動きの説明図が示されている。摺
動溝69の上下端には、それぞれストッパ69A,69
Bが設けられ、これらにより摺動溝69内に挿入されて
いるボルト67の頭の摺動範囲が定まっている。各第一
アーム61,62および各第二アーム65,66の動き
と、各保持部材50,51の動きとは、各回動軸31,
32を介して連動している。つまり、図4(A)のよう
にボルト67の頭が摺動溝69の上端に位置する状態
(ペダル68が上がった状態)では、各保持部材50,
51は図3(A)の挿入時の状態となり、図4(B)の
ようにボルト67の頭が摺動溝69の下端に位置する状
態(ペダル68が踏まれて下がった状態)では、各保持
部材50,51は図3(B)の当接時の状態となるよう
になっている。
【0033】従って、ペダル68、ボルト67、摺動溝
69、ストッパ69A,69B、第二アーム65,6
6、第一アーム61,62、回動軸31,32、パイプ
16,17、回転パイプ33,34、および回転軸4
1,42により、各保持部材50,51の先端部を蓋把
持方向およびその逆方向に変位させる駆動手段30が構
成されている。
【0034】図4(A)の状態では、各第二アーム6
5,66がハの字状(山形形状)となっており、この状
態では、ボルト67の頭を上側のストッパ69Aに押し
つける力(第二アーム65,66をさらにハの字に折り
曲げようとする力)が各保持部材50,51の自重によ
り働くようになっている。従って、ストッパ69Aによ
り、開閉用溝71内に各第二当接部50B,51Bを挿
入する際に各保持部材50,51の回動(移動)を規制
して図3(A)の状態に保持する第一移動規制手段が構
成されている。
【0035】また、図4(B)の状態では、各第二アー
ム65,66が一直線状になる状態よりもボルト67の
頭が若干下側にくる逆ハの字状の状態となっており、こ
の状態では、ボルト67の頭を下側のストッパ69Bに
押しつける力(第二アーム65,66をさらに逆ハの字
に折り曲げようとする力)が蓋70の重量および各保持
部材50,51の自重により働くようになっている。従
って、ストッパ69Bにより、各保持部材50,51の
回動(移動)を規制して図3(B)の当接状態に保持す
る第二移動規制手段が構成されている。これにより蓋7
0の引き上げ中には、各保持部材50,51は図3
(B)の状態に保持され、蓋70が落下しないようにな
っている。
【0036】このような本実施例においては、以下のよ
うにして蓋70の抜き取り作業を行う。先ず、ペダル6
8を上げて各保持部材50,51を図3(A)の状態と
しておき、この状態で、図5(A)に示すように、キャ
スター18,19を支点として把手部11を下げて各保
持部材50,51を持ち上げ、各保持部材50,51を
抜き取り用溝71の直上の位置に配置する。
【0037】次に、図5(B)に示すように、キャスタ
ー18,19を支点として把手部11を上げて各保持部
材50,51を抜き取り用溝71内に挿入し、その後、
ペダル68を足で踏み込んで下げて各保持部材50,5
1を図3(B)の状態とし、各保持部材50,51によ
り蓋70を保持する。そして、各保持部材50,51に
より蓋70を保持した状態のままで、図5(C)に示す
ように、キャスター18,19を支点として把手部11
を下げて各保持部材50,51を持ち上げることによ
り、蓋70の抜き取りを行う。
【0038】なお、蓋把持機10を用いて蓋70の設置
作業(蓋70を閉める作業)を行ってもよい。また、蓋
把持機10を用いて蓋70の抜き取り作業や設置作業と
合わせて蓋70の運搬作業を行ってもよく、あるいは抜
き取り作業や設置作業を伴わずに単に蓋70を運搬する
作業を行ってもよい。
【0039】このような本実施例によれば、次のような
効果がある。すなわち、各保持部材50,51は、それ
ぞれ第一当接部50A,51Aおよび第二当接部50
B,51Bを有する二位置当接保持部材とされているの
で、蓋70をその側面の表側端縁部72および裏側端縁
部73の二位置で保持することができる。このため、安
定した状態で蓋70を把持しながら蓋70の開閉作業や
運搬作業を行うことができるうえ、作業時間の短縮を図
ることができる。
【0040】そして、第一当接部50A,51Aおよび
第二当接部50B,51Bは、それぞれ互いに略直交す
る方向に、ある程度の長さを有しているので、厚み(表
側端縁部72と裏側端縁部73との距離)の異なる蓋7
0に対しても、あるいは表側端縁部72や裏側端縁部7
3が削れて丸くなってしまった蓋70などに対しても、
第一当接部50A,51Aおよび第二当接部50B,5
1Bを表側端縁部72および裏側端縁部73に確実に当
接させることができる。
【0041】また、各保持部材50,51は、駆動手段
30により各回動軸32,33を中心として回動可能に
構成されているので、蓋70の側面に対する各第二当接
部50B,51Bの角度を変化させることができるの
で、蓋70を保持している時の状態と開閉用溝71内に
各第二当接部50B,51Bを挿入する時の状態とで各
保持部材50,51の姿勢を変化させることにより、開
閉作業や運搬作業の効率の向上を図ることができる。つ
まり、蓋70を保持している時と同じ姿勢(各第二当接
部50B,51Bが蓋70の側面に対して傾いた姿勢)
で各保持部材50,51を開閉用溝71内に挿入する場
合に比べ、挿入作業を容易に行うことができ、作業効率
の向上を図ることができる。
【0042】さらに、第一当接部50A,51Aおよび
第二当接部50B,51Bは、互いに略直角をなすよう
に形成されているので、最も一般的な形状の蓋、つまり
表側面と側面とのなす角度が略直角である蓋70の開閉
や運搬を好適に行うことができる。
【0043】また、各第二当接部50B,51Bは、垂
直面状部材52,53の表面に形成されているので、開
閉用溝71が蓋70の表側から見て細長く形成されてい
る場合にも、各第二当接部50B,51Bの開閉用溝7
1への挿入を容易に行うことができ、これによっても作
業効率の向上を図ることができる。
【0044】そして、各保持部材50,51により蓋7
0が保持された状態(図3(B)の状態)では、各第二
当接部50B,51Bの下側端縁50C,51Cは、各
第二当接部50B,51Bと裏側端縁部73との当接位
置よりも内側にくる状態となるので、蓋70を確実に安
定した状態で保持することができ、引き上げ中の蓋70
の落下を確実に防止できる。
【0045】さらに、第一移動規制手段であるストッパ
ー69Aが設けられ、各保持部材50,51の自重によ
りこのストッパー69Aにボルト67の頭が押しつけら
れて第一アーム61,62および第二アーム65,66
によるリンク機構の動きが静止するようになっているの
で、各第二当接部50B,51Bを蓋70の側面と略平
行になる位置(図3(A)の状態)で停止させておくこ
とができるため、挿入作業を容易に行うことができ、開
閉作業や運搬作業の効率向上を図ることができる。
【0046】また、第二移動規制手段であるストッパー
69Bが設けられ、蓋70の重量および各保持部材5
0,51の自重によりこのストッパー69Bにボルト6
7の頭が押しつけられて第一アーム61,62および第
二アーム65,66によるリンク機構の動きが静止する
ようになっているので、各保持部材50,51と蓋70
との当接状態(図3(B)の状態)を確実に保持するこ
とができる。
【0047】そして、駆動手段30は、ペダル68を足
で踏み込むだけで各保持部材50,51と蓋70とを当
接状態にできる構成となっているので、作業者はそれ程
大きな力を使わなくても作業を行うことができるうえ、
前述した図13の蓋開閉機800や図12の蓋開閉機9
00の場合に比べ、手動操作による調整作業がないため
作業を短時間で行うことができる。
【0048】また、各保持部材50,51は回転軸4
1,42を中心として図中Q方向に回転可能となってい
るので、引き上げ中の蓋70の姿勢が、例えば図5
(C)に示すように傾いた場合にも、蓋70を確実に保
持できるうえ、図5(A)に示すように挿入時に常に各
保持部材50,51を回転軸41,42から下向きに垂
れ下がる状態にすることができるので挿入作業を容易に
行うことができる。さらに、開閉作業や運搬作業を行わ
ない時には、各保持部材50,51は蓋把持機10を固
定する足の役割を果たすことができ、キャスター18,
19と合わせて四本足での安定した固定を実現できる。
【0049】また、蓋把持機10には、キャスター1
8,19が設けられているので、把手部11を上下させ
て各保持部材50,51を上下させるときの支点の機能
を果たすことができるうえ、蓋70を容易に運搬するこ
とができる。
【0050】さらに、ターンバックル20が設けられて
いるので、各保持部材50,51の先端部の間隔(図3
(A)の状態における間隔)を調整することができ、蓋
70の相対する二側面間の距離が異なる場合に対応する
ことができる。例えば、図2において、蓋70の全長H
が500mm程度、開閉用溝71の幅Dが22.5mm
程度とすると、図2のような両側に開閉用溝71が形成
されている場合には、二側面間の距離H1は455mm
程度となり、片側に開閉用溝71が形成されている場合
には、二側面間の距離H2は477.5mm程度となる
が、これらのいずれの場合にも対応することができる。
【0051】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も含
み、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれる
ものである。すなわち、前記実施例では、第一当接部5
0A,51Aおよび第二当接部50B,51Bは、水平
面状部材54,55および垂直面状部材52,53の表
面に形成されていたが、本発明の第一当接部および第二
当接部は面状部材に形成されている必要はなく、あるい
は、二部材を接合した部材に形成されている必要もな
い。例えば、図6に示すように、一つのブロック状部材
80を切り欠いて形成された第一当接部81および第二
当接部82としてもよい。
【0052】また、前記実施例では、第一当接部50
A,51Aおよび第二当接部50B,51Bは、面状に
形成されていたが、これらは線状に形成されていてもよ
く、例えば、図7に示すように、棒状部材90の表面に
線状に形成された第一当接部91を有する保持部材92
としてもよく、あるいは、図8に示すように、線状に形
成された第一当接部100および第二当接部101を有
する保持部材102としてもよく、要するに、本発明の
第一当接部および第二当接部はそれぞれ蓋70の側面の
表側端縁部72および裏側端縁部73に当接可能となっ
ていればよい。
【0053】さらに、前記実施例では、第一当接部50
A,51Aおよび第二当接部50B,51Bは、起伏の
ない滑らかな面状に形成されていたが、例えば、図9
(A)に示すように、のこぎり状に形成された面状また
は線状の第一当接部110および第二当接部111を有
する保持部材112としてもよく、あるいは、図9
(B)に示すように、方形波状に形成された面状または
線状の第一当接部120および第二当接部121を有す
る保持部材122としてもよく、このような起伏を有す
る形状とすることで、蓋の安定した状態での保持をより
一層確実に実現できる。
【0054】そして、前記実施例では、第一当接部50
A,51Aおよび第二当接部50B,51Bは、平面状
に形成されていたが、これらの形状は平面状に限定され
るものではなく、例えば、図10に示すように、一部に
曲面状の部分を含む第二当接部130を有する保持部材
131などとしてもよい。
【0055】また、前記実施例では、駆動手段30は摺
動溝69内でボルト67の頭を摺動させる構成となって
いたが、回転可能なカムフォロワ等を摺動溝69内で摺
動させる構成としてもよく、そうすることで摺動溝69
内を摺動する部材の摩耗を抑えることができる。
【0056】さらに、前記実施例において、摺動溝69
内にボルト67の頭等の摺動部材をストッパ69A側に
付勢するばね等を設けておいてもよく、そうすることで
保持部材50,51を図3(B)の当接状態から図3
(A)の挿入時の状態に容易に戻すことができるうえ、
挿入時に図3(A)の状態をより確実に保つことができ
る。なお、このようなばね等を設置する場合には、図3
(B)の当接状態を確実に保持するための移動規制手段
を別途設けておくことが望ましい(第二移動規制手段で
あるストッパ69Bとは別のもの)。
【0057】また、前記実施例では、駆動手段30は、
ペダル68を足で踏むことにより、第一アーム61,6
2および第二アーム65,66によるリンク機構を介し
て各保持部材50,51を回動させる構成となっていた
が、足踏み操作可能なペダル68ではなく、手操作可能
なレバーとしてもよく、これらのペダル68やレバーに
倍力装置を用いてもよい。そして、駆動手段30は、こ
れらのペダル68やレバーを操作してリンク機構を介し
て各保持部材50,51を回動させる構成に限定される
ものではなく、例えば、モータ等の動力駆動により各保
持部材50,51を回動させる構成としてもよい。しか
し、前記実施例のようなペダル68による足踏み操作
式、あるいはレバーによる手操作式等の人力操作式の構
成としておくことが、蓋把持機10を安価に製造できる
点、メンテナンスの手間がかからない点で好ましい。
【0058】さらに、前記実施例では、各側板部14,
15の図1中手前上側の角部(鋭角部分)の間の間隔
は、把手部11の両側下端の間に設けられたパイプ21
により一定に保たれていたが、図11に示すように、図
中X方向に互いに摺動可能な二重のパイプ21A,21
Bを各パイプ12,13の間に設けることにより、ター
ンバックル20の調整に伴ってこの間の間隔が調整され
るような構成としてもよく、そうすることで保持部材5
0,51の先端部の間隔(図3(A)の状態における間
隔)をより一層確実かつ容易に調整することができる。
【0059】また、前記実施例では、一対の保持部材5
0,51の両方が二位置当接保持部材(第一当接部およ
び第二当接部を有する保持部材)とされていたが、本発
明の蓋把持機では、少なくとも一方の保持部材が二位置
当接保持部材とされていればよい。そして、前記実施例
では、蓋把持機10には、一対の保持部材50,51が
設けられていたが、本発明の蓋把持機には、二対以上の
保持部材が設けられていてもよい。
【0060】さらに、前記実施例では、蓋把持機10
は、地面に対して平行に配置された蓋70の開閉または
運搬を行う構成となっていたが、本発明の蓋把持機は、
このような構成に限定されるものではなく、地面に対し
て垂直あるいは斜めに配置された蓋の開閉または運搬を
行うことができる構成としてもよい。
【0061】また、前記実施例では、駆動手段30は保
持部材50,51を回動させることにより、これらの先
端部を蓋把持方向およびその逆方向に変位させる構成と
なっていたが、例えば、パンタグラフ状伸縮機構、カム
機構、ねじ軸式送り機構などを用いて保持部材50,5
1を回動させずに同じ姿勢のままで平行移動させること
により、これらを変位させる構成としてもよい。しか
し、駆動手段は前記実施例のような回動式の構成として
おくことが作業効率向上の点で好ましい。
【0062】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、第
一当接部および第二当接部を有する二位置当接保持部材
を備えているので、蓋をその側面の表側端縁部と裏側端
縁部との二位置で保持できるため、安定した状態で蓋を
把持しながら蓋の開閉作業や運搬作業を行うことができ
るという効果がある。
【0063】また、第一当接部および第二当接部を、互
いに略直角をなすようにした場合には、最も一般的な形
状の蓋、つまり表側面と側面とのなす角度が略直角であ
る蓋の開閉や運搬を好適に行うことができるという効果
がある。
【0064】さらに、回動式の駆動手段を有する構成と
した場合には、蓋の側面に対する第二当接部の角度を変
化させることができるので、蓋を保持している時の状態
と蓋に形成された開閉用の溝、孔、切欠き等に第二当接
部を挿入する時の状態とで二位置当接保持部材の姿勢を
変化させることにより、開閉作業や運搬作業の効率の向
上を図ることができるという効果がある。
【0065】そして、このような回動式の駆動手段を、
少なくとも第二当接部が蓋の側面と略平行になる位置
から、第二当接部の先端部が蓋の側面の裏側端縁部より
も内側に入り込む位置まで、二位置当接保持部材を回
動させる構成とした場合には、位置において、蓋に形
成された開閉用の溝、孔、切欠き等に第二当接部を容易
かつ確実に挿入できるとともに、位置において、蓋を
確実に安定した状態で保持できるという効果がある。
【0066】また、回動式の駆動手段を、前述した位置
で二位置当接保持部材の移動を規制する第一移動規制
手段を有する構成とした場合には、蓋に形成された開閉
用の溝、孔、切欠き等に第二当接部を挿入する際に、こ
の第一移動規制手段により第二当接部の姿勢を確実に所
望の状態に停止させておくことができるので、挿入作業
を容易に行うことができるという効果がある。
【0067】さらに、回動式の駆動手段を、前述した位
置で二位置当接保持部材の移動を規制する第二移動規
制手段を有する構成とした場合には、蓋の保持状態を確
実に保つことができるので、開閉作業や運搬作業をより
安定した状態で行うことができるという効果がある。
【0068】また、回動式の駆動手段を、ペダル等の操
作部を操作して二位置当接保持部材を回動させる構成と
した場合には、ペダルを足により踏み込むだけ等の容易
な操作で二位置当接保持部材を変位させることができる
ので、作業者の負担軽減を図ることができるうえ、短時
間での作業を実現できるという効果がある。
【0069】そして、回動式の駆動手段を有する構成に
おいて、第二当接部を、所定厚みを有する平坦な面状部
材の内側表面に形成した場合には、特に、蓋に開閉用の
溝、孔、切欠き等が表側から見て細長く形成されている
際にも、第二当接部の挿入を容易に行うことができるの
で、作業効率をより向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す斜視図。
【図2】前記実施例を別の方向から見た斜視図。
【図3】前記実施例の要部の動きの詳細説明図。
【図4】前記実施例の別の要部の動きの詳細説明図。
【図5】前記実施例の蓋抜き取り作業中の状態の説明
図。
【図6】本発明の第一の変形例を示す概略斜視図。
【図7】本発明の第二の変形例を示す概略斜視図。
【図8】本発明の第三の変形例を示す概略斜視図。
【図9】本発明の第四の変形例を示す概略構成図。
【図10】本発明の第五の変形例を示す概略構成図。
【図11】本発明の第六の変形例を示す概略斜視図。
【図12】従来例を示す斜視図。
【図13】別の従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
10 蓋把持機 30 駆動手段 31,32 回動軸 50,51,92,102,112,122 二位置当
接保持部材である保持部材 50A,51A,81,91,100,110,120
第一当接部 50B,51B,82,101,111,121 第二
当接部 52,53 垂直面状部材 61,62 リンク機構を構成する第一アーム 65,66 リンク機構を構成する第二アーム 68 操作部であるペダル 69A 第一移動規制手段であるストッパ 69B 第二移動規制手段であるストッパ 70 蓋 72 表側端縁部 73 裏側端縁部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋の相対する二側面に対向配置されて前
    記蓋を保持する少なくとも一対の保持部材と、これらの
    一対の保持部材の少なくとも一部を蓋把持方向およびそ
    の逆方向に変位させる駆動手段とを備え、 前記一対の保持部材のうちの少なくとも一方は、前記蓋
    の側面の表側端縁部に当接可能な第一当接部と、前記蓋
    の側面の裏側端縁部に当接可能かつ前記第一当接部に交
    差する第二当接部とを有する二位置当接保持部材とされ
    ていることを特徴とする蓋把持機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した蓋把持機において、
    前記第一当接部および前記第二当接部は、互いに略直角
    をなしていることを特徴とする蓋把持機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した蓋把
    持機において、前記駆動手段は、前記二位置当接保持部
    材を回動させて蓋把持方向およびその逆方向に変位させ
    ることを特徴とする蓋把持機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した蓋把持機において、
    前記駆動手段は、少なくとも前記第二当接部が前記蓋の
    側面と略平行になる位置から、前記第二当接部の先端部
    が前記蓋の側面の裏側端縁部よりも内側に入り込む位置
    まで、前記二位置当接保持部材を回動させることを特徴
    とする蓋把持機。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載した蓋把
    持機において、前記駆動手段は、前記第二当接部が前記
    蓋の側面と略平行になる位置で前記二位置当接保持部材
    の移動を規制する第一移動規制手段を有していることを
    特徴とする蓋把持機。
  6. 【請求項6】 請求項3から請求項5のいずれかに記載
    した蓋把持機において、前記駆動手段は、前記第二当接
    部の先端部が前記蓋の側面の裏側端縁部よりも内側に入
    り込む位置で前記二位置当接保持部材の移動を規制する
    第二移動規制手段を有していることを特徴とする蓋把持
    機。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項6のいずれかに記載
    した蓋把持機において、前記駆動手段は、リンク機構を
    介して前記二位置当接保持部材に接続された操作部を一
    方向に移動させることにより前記二位置当接保持部材を
    回動させることを特徴とする蓋把持機。
  8. 【請求項8】 請求項3から請求項7のいずれかに記載
    した蓋把持機において、前記第二当接部は、所定厚みを
    有する平坦な面状部材の内側表面に形成されていること
    を特徴とする蓋把持機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115542A (ja) * 1999-10-14 2001-04-24 Maeda Seikan Kk 側溝蓋板の脱着運搬装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115542A (ja) * 1999-10-14 2001-04-24 Maeda Seikan Kk 側溝蓋板の脱着運搬装置
JP4504483B2 (ja) * 1999-10-14 2010-07-14 前田製管株式会社 側溝蓋板の脱着運搬装置

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