JPH0813444B2 - 泥染機械 - Google Patents

泥染機械

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JPH0813444B2
JPH0813444B2 JP63191890A JP19189088A JPH0813444B2 JP H0813444 B2 JPH0813444 B2 JP H0813444B2 JP 63191890 A JP63191890 A JP 63191890A JP 19189088 A JP19189088 A JP 19189088A JP H0813444 B2 JPH0813444 B2 JP H0813444B2
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water tank
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dyeing
dyeing machine
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義治 西田
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義治 西田
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は刈取ったい草を、染土を溶かした泥水に漬け
て、染土の細かい粒子を茎に浸透させ、これを乾燥して
い草を染める、泥染機械に関するものである。
〈従来の技術〉 従来は、い草を一束づつ染土を溶かした泥水の入った
水槽に漬けて取出す泥染機なる機械を用い、泥染を行っ
ていた。
この方法だと時間がかかるので、最近は第5図に示す
如き荷台(9)に、い草(10)を横にして積込んだり、
または第6図に示すごとき荷台(9a)に、い草(10)を
立てて積込み、何れもこれをホイスト等で吊り上げて荷
台ごと泥水を入れた水槽に漬けて、多量のい草を一度に
泥染するやり方が行われるようになった。
〈発明が解決しようとする課題〉 この場合い草を横積みして水槽に漬けると、茎の表面
に気泡ができ、その部分は泥水が浸透しないため、むら
染めになる。
またい草を横に積んだまま引き上げるので、泥水が上
から下のい草に伝って流れ、そこで停滞するので、染土
のつき方が上と下のい草では異なり、仕上がりが不均一
であった。
そこでい草を縦積みして水槽に漬けると、気泡ができ
ないため、むら染めはなくなり、またい草を引き上げる
と、泥水がい草を伝って下に流れるので、染土のつき方
が均一になるが、家に持ち帰ったい草を、縦に積み替え
る手間を要していた。更にい草が浮上るのを防止するた
め、い草の上に錘を載せるため、い草の先が曲がる欠点
があった。
また横積み、縦積みの何れの場合でも、水槽に浸けた
荷台を引き上げる際は、多量の泥水がしたたり落ち、作
業場は泥水がたまり、汚れて作業がしにくかった。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本発明の実施例を示す第1図に見られる如く、
水槽の相対する側面のほぼ中央に軸を設け、この軸を軸
受で支えて水槽が回動できるようにし、動力により水槽
を傾斜させることができる泥染機械を用いることにし
た。
この泥染機械を用いた泥染方法を説明すると、圃場で
刈取ったい草を、第5図に示すごとき荷台(9)に、横
にして積込んで家に持帰り、第3図に示す如くホイスト
等で荷台毎、水槽の中に下し、次にい草の先が下がるよ
うに水槽の先を若干傾けて、水槽に染土を溶かした泥水
を入れてい草を漬ける。次に泥水を抜き、更にい草の根
元が下がるように水槽を大きく傾斜させて、い草に残っ
ている泥水を流し出して水槽を水平に戻し、荷台を取出
すようにした。
〈作用〉 このような方法を行うことにより、第1に、い草を横
にして泥水を入れた時に、茎に気泡が生じ、泥水が浸透
しない箇所があっても、次に水槽を傾斜させて、い草に
ついた泥水が茎を伝って下りる事により、気泡がとれて
泥水がくまなくい草に浸透し、むら染めにならない。
第2に、荷台の上部にい草を押さえる棒を渡し荷台を
水槽に簡単に固定するだけで、い草の浮き上りを防止す
ることができるので、余計な錘がいらず、い草の先を傷
める事もない。
第3に、い草の水切りを水槽内で行うため、泥水が作
業場にこぼれる事が少なく、作業場がきれいになる。
第4に、圃場で積込んだ荷台を、そのまま水槽に入れ
るので、積み替えの手間がいらない。
以上のように本発明の泥染機械を用いることにより、
従来横積、縦積が夫々持っている欠陥をなくし、長所の
みを採り入れた泥染作業を行うことができる。
〈実施例〉 第1図は本発明の実施例を示し、上面が開放せる箱体
の水槽(1)の相対する両側面のほぼ中央に各々軸
(2)を取付け、この軸(2)を軸受(3)にて水槽
(1)を支え、水槽(1)が回動できるようにする。
更に片方の軸(2)の端にスプロケット(4a)を取付
け、このスプロケット(4a)と、一方軸受(3)を取り
付けた土台の枠に減速モーター(5)を設置し、この減
速モーター(5)にスプロケット(4b)を取り付けて、
両スプロケット(4a,4b)をチエン(6)で連結した。
そして減速モーター(5)を正或いは逆に回転させるこ
とにより、水槽を左或いは右に回動するようにした。更
に水槽(1)が傾斜して下がる側の一方の側面下部に、
排水用のバルブ(7)を設けた。また更に水槽(1)
に、荷台(9)を水槽(1)に入れた際、荷台(9)を
固定する機構を設けた。
次に第3図は、第1図における泥染機械と第5図にお
ける荷台(9)を用いて泥染を行う作業工程を順次示し
たものてある。
先ず圃場で刈取ったい草は、横に並べて荷台(9)に
積込み、家に持帰る。そして水槽に入れる時は、一ぱい
載せたい草の上に、い草が浮き上がらないよう棒(11)
を渡す。
(イ)はホイスト等でい草(10)を載せた荷台(9)
を吊り上げて、水槽(1)の中に下ろすところである。
(ロ)は水槽(1)の中に荷台(9)を固定し、い草
(10)の先が下がるように若干水槽(1)を傾斜させ、
ポンプにより染土を溶かした泥水を流し込み、徐々にい
草(10)を浸漬させたところである。ここで水槽(1)
の中に荷台(9)を固定する機構を実施例として、水槽
(1)の両側面の上に受金(12)を設け、これに棒(1
3)を渡して荷台(9)が浮上がるのを防止した。
この時水槽を水平にしたまま泥水を入れて行くと、い
草が先の方から浮き上がり、荷台から抜け出ようとする
ことがある。しかしい草の先を下げて水槽を若干傾斜さ
せているため、今度は根元の方から浮き上がり抜け出よ
うとするが、根元が水槽の壁に当たり、抜け出て乱れる
ことがない。同時に泥水がい草の先の方から徐々に浸透
するので、茎に気泡が付かず、むら染めにならない。
(ハ)は、い草(10)が全部泥水に漬かったところ
で、底のバルブ(7)を開け、泥水を流出させていると
ころである。
(ニ)は、減速モーター(5)を回転してい草(10)
の根元が下になるように水槽(1)を大きく傾斜させ、
い草に残っている泥水を、茎を伝って下ろして流し出し
ているところである。
そして泥水が流れ出てしまったところで、再び減速モ
ーター(5)を逆回転して水槽(1)を元に戻し、
(イ)に示すごとくホイスト等により荷台(9)を取出
す。
以上のような一連の作業工程を繰り返して、多量のい
草の泥染を短時間に行うようにしたものである。
この場合ホイストは、普通農家の倉庫の軒下に設ける
が、軒が低い場合は、ホイストを設けても、い草を吊り
上げて水槽に入れることができない。
そこで他の実施例として第2図に示すごとく、第1図
に示す水槽のバルブを取り付けた側面と相対するもう一
方の側面を、開閉できるような扉(8)にした。
このようにすることにより、荷台(9)を水槽に入れ
る時はホイストによらず、第4図に示すごとくフォーク
リフトで入れることができる。
そして水が洩らない構造の扉(8)を閉める事によ
り、以下同様の泥染を行うことができる。
なお水槽(1)を傾斜させる動力装置としては、チエ
ンによらず、平歯車や、ウォームギャー等により歯車を
組合せ、これをモーターで動かすことも考えられる。
〈発明の効果〉 従来い草を横積みして泥染していた時には、むら染め
や、染土のつき方が不均一であり、縦積みしていた時に
は、積み替えの手間がいり、その上錘を載せたり、その
ためい草の先が曲がったりしていたが、本発明による泥
染機械は水槽が自由に傾斜するので、縦に積み替えない
でむら染めがなくなり、染土のつき方が均一になり、そ
の上錘を載せることも、い草の先が曲がることもなくな
り、更に作業場が泥水で汚れることもなくなる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す斜視図、第2図は同じく
他の実施例を示す斜視図、第3図は第1図の泥染機械に
よる作業工程の説明図で、(イ)は水槽の中に荷台を入
れようとする状態、(ロ)は水槽に泥水を入れている状
態、(ハ)は水槽の泥水を抜いている状態、(ニ)は水
槽を傾斜させた状態を夫々示している。 第4図は第2図の泥染機械による作業の説明図、第5図
は従来の荷台にい草を横に積込んだ斜視図、第6図は従
来の別の荷台にい草を縦に積込んだ斜視図である。 符号 1……水槽、2……軸 3……軸受、4a,4b……スプロケット 5……減速モーター、6……チエン 7……バルブ、8……扉 9,9a……荷台、10……い草 11……棒、12……受金、13……固定棒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開放せる箱体をした水槽(1)の、
    相対する側面のほぼ中央の相対する位置に、側面に垂直
    なる軸(2)を各々取付け、この軸(2)を軸受(3)
    で支えて水槽(1)が回動する如くし、更に軸(2)の
    片方にスプロケット(4a)を取り付け、一方水槽(1)
    近傍の適当箇所に、スプロケット(4b)を取り付けた減
    速モーター(5)を設けて、両スプロケット(4a,4b)
    をチェン(6)で連結し、減速モーター(5)を正転ま
    たは逆転させることにより、水槽(1)を右または左に
    回動せしめ、更に水槽(1)が傾斜した際下がる側の一
    方の側面下部にバルブ(7)を設け、また更に水槽
    (1)に、荷台(9)を水槽(1)に入れた際、荷台
    (9)を固定する機構を設けた泥染機械。
JP63191890A 1988-07-30 1988-07-30 泥染機械 Expired - Lifetime JPH0813444B2 (ja)

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JP63191890A JPH0813444B2 (ja) 1988-07-30 1988-07-30 泥染機械

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JPH0241461A JPH0241461A (ja) 1990-02-09
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