JPH03187704A - い草の泥染め方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は刈り取ったい草を、染上を溶かした泥こに漬け
て、い草に特有の色を付ける泥染めの方法に関するもの
である。

く：従来の技術〉 従来い草を一束づつ泥水に付けて泥染めを行っていたが
、最近では荷台に１００束程載せて、−度に泥水が入っ
た水槽に漬ける泥染め方法が行われるようになった。

その一つは第４［ｉｌに示す如く、い草（２）を横にし
て荷台に積み、これを地下水槽（５）に沈める方法と、
もう一つは第５図に示す如く、い草（２）を立てて荷台
に積み、地下水槽（５）に沈める方法がある。

〈発明が解決しようとする課題〉 い草を横積みして水槽に漬けると、茎の表面に気泡がで
きて泥水が付かなかったり、染上が沈むなめ下のい草程
濃く染まったりして、むら染めになる欠陥があった。

又い草を縦積みして水槽に漬けると、気泡が抜けるので
むら染めにならない代わりに、持ち帰ったい草を、横に
積み変える半開と、い草が浮き上がらないように、上に
錘を載せるので、い草の先が曲がるという欠陥があった
。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、このように横積み、縦積みが夫々持つ欠陥を
同時に取り除くための泥染め方法である。

それはい草を横積みにしたまま水槽に入れ、泥水に漬け
る時はい草が抜けて浮き上がらないようにして、立てて
泥染めする方法である。

その方法を実施例を示した第１図に基いて説明すると、
上面が開放し、底面に排水孔（４）を有する箱型の水槽
（５）の相対する側面に火ＩＪ軸（７）を設け、これを
軸受（９）で支えて１、水槽が自由に傾くような泥染め
機械を用いる。

このような泥染め機械を、第３図に示す如く。

地下に掘った水槽の上に設置する。　そして地下水槽（
１５）に染上を溶かした泥水（０）を溜め、水中ポンプ
（１Ｇ）を入れて泥水（６）を汲み上げるようにする。

次に第２図に示す如く、荷台（１）にい草（２）を横積
みして載せ、い草が抜けて浮き上がらないように枠（３
）を載せ、ピン（１７）を挿して固定する。

以上の泥染め機械と荷台を用いて本発明の泥染め方法を
、第３［ｉｆｆにより説明すると。

（イ）水槽（５）を横向きにし、い草（２）を載せて、
枠（３）で浮き上がらないように押さえた荷台（１）を
、フォークリフトで水槽（５）に入れ、（第３図イ）荷
台（１）が浮き上がらないように、かんぬき（２０）で
止める。

（ロ）水槽（５）を上向きにし、（第３図口）水中ポン
プ（１Ｇ）により地下水槽（１５）の泥水（６）を汲み
上げ、水槽（５）に入れる。

（ハ）泥水（６）が水槽（５）の上まで一杯になると水
中ポンプ（１Ｇ）を止めて暫く置き、い草（２）を泥水
（６）に漬ける。（第３１ハ） （ニ）泥染めが終わると排水孔（４）を開け、泥水（６
）を排出する。

（ホ）い草（２）を立てたままの状態で充分水切りを行
う、（第３図口） （へ）再び水！（５）を横向きにしフォークリフトで荷
台（１）を取り出す。（第３図イ）く作　用〉 このようにすると、い草が立てた状態で、泥水が根元の
方から漬かり、空気が上に抜けるので茎に気泡が付くこ
とがない。

泥水を水槽の上まで一杯に満たして、い草を完全に沈め
ても、枠（３）によりい草を押さえ、かんぬき（２０）
により荷台（１）を押えているので、い草が浮き上がる
事がない。

次に泥水を抜いて水切りをすると、い草が立ったままな
ので、泥水が茎を伝って流れ落ち、むら染めにならない
。

〈実施例〉 本発明のい草泥染め方法を行う泥染め機械の実施例を第
１図に示すと、上面が開放し底面に排水孔（４）を有す
る箱型の水槽（５）の、相対する側面のほぼ中央の、相
対する位置に夫々軸（７）を設ける。　この軸（７）を
土台（８）の上の軸受（９）で夫々支え、水槽（５）が
土台（８）の上で自由に傾斜するようになっている。

そして一方の軸（１）にスアロケ、ｖ　）　Ａ　（１０
）を収り付け、土台（８）の上に設けた減速機（１１）
に取り（−１けたスプロケットＢ（１２）とチェーン（
１３）で結び、モーター（１４）で減速機（１１）を動
かすようにしている。

従ってモーター（１４）を正転または逆転することによ
り、水槽（５）が右または左に傾斜する。

また排水孔（４）は減速モーター（１８）でレバーを動
かし、ノくルブ（１９）を上下させて開開するようにし
ている。

また水槽（５）の上面には、荷台（１）を入れた時、荷
台（１）が浮き上がらないように、かんぬき（２０）を
挿して固定するようにしている。

尚これら一連の作業は、水槽の傾斜はリミットスイッチ
で止め、泥水が一杯になると水位センサーで止める等、
リレー、タイマー等を組み合わせて電気回路を組めば、
容易に制御することができ、最初に始動ボタンを押せば
後は自動的に作業が終わるという無人運転にすることも
できる。

〈発明の効果〉 従来の泥染め方法は、横染めではむら染めになり、縦染
めでは、むら染めにならない代わりに、縦に積み替える
手間と、い草の先が曲がるという欠陥があったが、本発
明のい草泥染め方法によると、荷台に横積みしたい草を
そのまま水槽に入れ、立てて染めるので、手間がかから
ず、むら染めやい草の先が曲がることがないので、泥染
め作業が能率よく行われ、い草を均一に染めることがで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のい草泥染め方法を行う泥染め機械の斜
視図、第２図は同じく荷台の斜視図、第３図は同じく方
法の説明図であり、第４図は従来のい草を横積みした荷
台の斜視図、第５図は従来のい草を縦積みした荷台の斜
視図である。 符号 ■・・・荷台 ３・・・枠 ５・・・水槽 ７・・・軸 ９・・・軸受 １１・・・減速機 ２・・・い草 ４・・排水孔 ６・・・泥水 ８・・・土台 １０・・・スブロケ・ソトＡ １２・・・スプロケットＢ １３・・・チェーン １５・・・地下水槽 １７・・・ピン １９・・・バルブ １４・・・モーター １Ｇ・・・水中ポンプ １８・・・減速モーター ２０・・・かんぬき

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 荷台（１）にい草（２）を横にして積み重ね、い草（２
   ）の上を枠（３）等で押さえて浮き上がらないようにし
   、一方上面が開放し底面に排水孔（４）を有する箱型の
   水槽（５）を、上面が横を向くように傾け、横から上記
   い草（２）を荷台（１）毎入れて、荷台（１）を水槽（
   ５）に固定し、次に上面が上を向くように水槽（５）を
   戻し、水槽（５）に泥水（６）を入れてい草（２）を立
   てた状態で泥染めし、次に排水孔（４）より泥水（６）
   を排出して、同じくい草（２）を立てた状態で水切りし
   、再び水槽（５）を上面が横を向くように傾けて、い草
   （２）を荷台（１）毎取り出すことを特徴とするい草の
   泥染め方法。