JPH0813382B2 - 矯正曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

矯正曲げ加工方法及びその装置

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JPH0813382B2
JPH0813382B2 JP3064770A JP6477091A JPH0813382B2 JP H0813382 B2 JPH0813382 B2 JP H0813382B2 JP 3064770 A JP3064770 A JP 3064770A JP 6477091 A JP6477091 A JP 6477091A JP H0813382 B2 JPH0813382 B2 JP H0813382B2
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straightening
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、矯正曲げ加工により、
一度軸線折曲げ加工されたワークの軸線折曲げ角度をね
らい値の軸線折曲げ角度に近づける矯正曲げ加工方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軸線折曲げ加工装置、例えば特願平2−
55020号(軸線曲げ加工機の制御方法及びその装
置)に示されるような軸線曲げ加工機では、長手方向に
送られてくる、所定の横断面形状に成形された比較的長
尺の材料に、順次材料進行方向またはこの方向に直交す
る軸の回りに曲げを与えることにより、立体的な曲げ形
状を生成する。この種の軸線折曲げ加工は、自動車のパ
ッシプシートベルト用のガイドレールを始めとして種々
のレール部材等に広く利用されているところである。
【0003】ところが、この軸線折曲げ加工で見られる
ように、複数箇所に複雑な軸線折曲げ加工を施すような
軸線折曲げ加工機にあっては、単発的な軸線折曲げ加工
と異なり、材質、厚み等の材料条件の変化、機械精度、
加工環境の変化等により、軸線折曲げ結果がねらい値の
回りに許容範囲を超えてばらつくことがある。
【0004】そこで、従来は、実開昭61−92413
号、特開昭63−248517号、特開平1−1924
20号に見られるように、直線状の長尺材を所望の曲率
に軸線折曲げ加工を行った後にこのワークの軸線を矯正
曲げ加工することにより、基準曲げ形状に対するプラス
(+)またはマイナス(−)方向のバラツキを許容範囲
内にいれるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来よりの軸線折曲げ矯正方式にあっては、いずれ
も矯正すべき値をプラス(+)またはマイナス(−)方
向のディジタル値で設定するような方式であったため、
データ変更に際してはそれぞれ矯正特性が異なるプラス
(+)またはマイナス(−)方向からの軸線折曲げ矯正
につき、曲げ及び矯正履歴を考慮してディジタル値を設
定しなければならず、軸線折曲げ矯正状態を直観的に取
扱うことができないので数値設定に高度の熟練を要する
と共に、多くの試行錯誤を必要とし、矯正作業効率が悪
いという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、必ずしも熟練者を要さ
ず、軸線折曲げ矯正を容易、迅速にかつ円滑に行うこと
ができる矯正曲げ加工方法及びその装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、請求項1によれば、所定の横断面形状を有
し、ほぼ直線状に成形されたワークを軸線折曲げ加工装
置で軸線折曲げ角度がねらい値の一方向の範囲にのみ分
布するように軸線折曲げ加工し、次いで、軸線折曲げ加
工したワークの軸線折曲げ角度を矯正曲げ加工装置でね
らい値の軸線折曲げ角度に近づける矯正曲げ加工方法で
あって、矯正曲げ加工すべき部分を介して他の一部が自
由端になるように前記ワークの一部を前記矯正曲げ加工
装置に固定して支持し、前記自由端の一位置を検出する
ことにより、この位置からねらい値の位置までのずれを
検出し、前記ずれに応じた矯正移動量を経験者の知識デ
ータに基づくファジー推論により求め、求めた矯正移動
量に応じて前記自由端の一位置を一方向に矯正移動さ
せ、ワークの軸線折曲げ角度をねらい値の軸線折曲げ角
度に近づけることを特徴とする。
【0008】請求項2によれば、請求項1において、軸
線折曲げ加工装置でワークを前記ねらい値を超えた範囲
に分布するように折曲げ加工しておくことを特徴とす
る。
【0009】請求項3によれば、所定の横断面形状を有
し、ほぼ直線状に成形されたワークを軸線折曲げ加工装
置で軸線折曲げ角度がねらい値の一方向の範囲にのみ分
布するように軸線折曲げ加工し、次いで、軸線折曲げ加
工したワークの軸線折曲げ角度をねらい値の軸線折曲げ
角度に近づける矯正曲げ加工装置であって、矯正曲げ加
工すべき部分を介して他の一部が自由端になるように前
記ワークの一部を固定して支持するワーククランプ装置
と、前記ワークの自由端の曲げ矯正方向に沿って移動可
能のワーク矯正部と、前記ワークの自由端の一位置の前
記矯正方向に沿った現在位置を検出するワーク位置検出
センサと、経験者の知識データに基いて前記ワーク位置
検出センサの検出位置から前記自由端の一位置のねらい
値までの矯正移動量を求めるファジー推論部と、前記フ
ァジー推論部で求めた矯正移動量に応じて前記ワーク矯
正部によって前記ワークの自由端の一位置を一方向に矯
正移動させて、前記ワークの軸線折曲げ角度をねらい値
の軸線折曲げ角度に近づける位置決め制御部と、を備え
たことを特徴とする構成とした。
【0010】
【作用】本発明の矯正曲げ加工方法及び装置では、軸線
折曲げ加工装置で軸線を折曲げられるワークの軸線折曲
げ角度がねらい値の一方向の範囲にのみあるよう軸線折
曲げ加工し、軸線折曲げ加工されたワークを前記ねらい
値に近づけるよう、経験者の知識データに基くファジー
推論により前記一方向の範囲のみから矯正曲げ加工す
る。従って、矯正方向が一方向の範囲にのみ限定される
ので、一定の矯正特性を対象として矯正量を指定すれば
よく、感覚的にも数値変更が容易である。また、矯正量
を経験者の知識データを用いてファジー推論により求め
るので、矯正作業に必ずしも熟練者を要さず、軸線折曲
げ矯正作業を円滑に、自動的に行なうことができる。
【0011】また、軸線折曲げ角度を分布させる方向の
範囲を前記ねらい値を超えた範囲であるようにすると、
矯正方向は必らず一度通った道筋上にあるので、他の部
位との干渉など不慮の事態を想定する必要もない。ま
た、一度塑性変形させた範囲で矯正する場合には、矯正
特性が安定し、安定した矯正処理を行える。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例に係る矯正曲げ加
工装置の機械構成を示す平面図、図2は、矯正部テーブ
ルの拡大説明図、図3はその正面側面図を示す。本例の
ワークWは、中間直線部S1 と、これに曲り部S2 ,S
3 を介して接続される直線部S4 ,S5 から成るアルミ
ニウム合金製のガイドレール部材であるとする。説明を
容易とするため、直線部S1 ,S4 ,S5 及び曲り部S
2 ,S3 は、いずれも同一平面内にあるとする。この種
ガイドレール部材は、特願平2−55020号に示され
るような軸線曲げ加工機によって加工される。ワークW
は、中間直線部S1 を固定支持され、他の直線部S4
5 をそれぞれ自由支持し、各自由端をそれぞれ外側に
押圧し移動させることにより軸線折曲げ矯正され、軸線
折曲げ角度がねらい値に近づけられる。
【0014】前記ワークWの中間直線部S1 を固定支持
するために、ワーククランプ装置1が設けられている。
このワーククランプ装置1は、直線部S1 を押圧固定す
るためにその長手方向と直交する方向にクランプ力を与
えるためのエアーまたは油圧によるシリンダ装置2が設
けられている。従って、ワーククランプ装置1に直線部
1 を載せ、シリンダ装置2を作動させることにより、
ワークWを図示の状態に固定できる。
【0015】前記ワーククランプ装置1の両端には、ワ
ークWの曲り部S2 ,S3 を直線部S1 寄りの位置で各
曲がり外郭部に略接触するブロック状の支点部材3,4
が固定的に設けられている。この支点部材3,4は、各
自由端の外側への矯正曲げに対し、この矯正量を各曲り
部S2 ,S3 で平均的に吸収するとともに本来、矯正が
不要な部分に好ましくない過度の力が及ぶのを抑制する
ため配置されるものである。
【0016】ワークWの各自由端(直線部S4 ,S5
に対しては、一対の矯正装置6R,6Lが配置されてい
る。両矯正装置6R,6Lは同一構成であるので、対応
する部材には同一符号を付し、図において右側の矯正装
置6Rについてのみ示す。
【0017】矯正装置6Rは、ワークWの直線部S4
延伸方向と直交する方向に一対のガイドレール7を備え
て成り、このガイドレール7には矯正部テーブル8が移
動可能に支承されている。
【0018】図3に詳細に示されるように、前記矯正部
テーブル8の下方にはナット部材9が固定され、このナ
ット部材9には、前記ガイドレール7と並行配置された
ボールねじ10が螺合されている。このボールねじ10
は軸受け11a,11bによって回転自在に軸支され、
ガイドレール7の内側端に設けたモータ12と、カップ
リング13を介して接続されている。従って、モータ1
2を回転駆動することにより、矯正部テーブル8をガイ
ドレール7に沿って一方向から他方向へ、または他方向
から一方向へ移動可能である。この移動方向をAとす
る。
【0019】図3に詳細に示されるように、前記矯正部
テーブル8には、セットボルト14で固定され芯出しさ
れたカムフォロア15と、スラストベアリング16を介
して矯正部17が載置されている。この矯正部17は、
ワークWの直線部S4 を載置する平面部17Pと、この
平面部17Pに載置されたワークを矯正移動させる垂直
部17Hとを備えてなり、この垂直部17Hにはワーク
Wが垂直部17Hに近づく、ないし接触したことを検出
するための受発光器18a,18bが設けられている。
【0020】また、前記矯正部テーブル8の一端には金
具19が設けられ、この金具19は、前記ガイドレール
7に沿って配線された一対のプーリ20a,20bの間
でピンと張った状態に架け回されたワイヤー21と固定
されている。このワイヤー21は回転駒22を巻き込む
ように配され、回転駒22はパルスジェネレータ23と
連結されている。従って、矯正部テーブル8が移動する
とワイヤ21が移動して回転駒22が回転し、この回転
をパルスジェネレータ23に伝えるので、この移動はパ
ルスジェネレータ23のパルスカウントによって検出可
能である。また、前記受発光器18a,18bでワーク
Wを検出したときのパルスジェネレータ23の管理位置
(パルスジェネレータがカウントしたパルス数)を読み
取ることにより、前記A方向上でのワーク位置を検出可
能である。
【0021】前記矯正部テーブル8の他方には、ドグ2
4が設けられている。また、このドグ24の移動軌跡上
には、ドグ24との接触を検出する3個のリミットスイ
ッチ25,26,27が設けられている。リミットスイ
ッチ25はマイナス(−)側のオーバランを検出するた
めのスイッチ、26は原点位置を検出するためのスイッ
チ、27はプラス(+)側のオーバランを検出するため
のスイッチである。原点位置検出用のスイッチ26は、
ワークWの内側域に設けられ、常時はこの位置A0 に位
置する矯正部テーブル8をガイドレール7に沿って外側
に移動させることにより、矯正加工を行うことになる。
矯正方式については後で詳細に説明する。
【0022】図4は制御装置の構成を示すブロック図で
ある。この制御装置は、主制御部28を主体として、こ
れに信号入力部29と、位置決め制御部30と、ファジ
ー推論部31を接続して成り、ファジー推論部31と位
置決め制御部30との間には矯正量演算部32が介在さ
れている。前記パルスジェネレータ23の検出信号は位
置カウンタ33に入力されるようになっており、ここで
検出された位置信号は位置決め制御部30及びファジー
推論部31に出力されるようになっている。位置決め制
御部30はモータ駆動部34と接続され前述のモータ1
2を駆動する。信号入力部29には、各リミットスイッ
チ25,26,27の検出信号と、前記受発光器18
a,18bから成る光電センサ18の検出信号が入力さ
れる。
【0023】図5は上記制御装置の矯正処理方式を示す
フローチャートである。ステップ501では、ワークW
の現在位置AW (図7参照)と許容範囲の上限位置AU
とを比較し、AW <AU のとき、ステップ502で回数
チェックしてステップ503以下の矯正処理に移る。
【0024】ここで、図6,図7により、本発明の軸線
折曲げ矯正方式の原理を示す。まず図6において、軸線
折曲げ加工前のワークW0 を軸線折曲げ加工してワーク
Wを得ている。図右方の曲げ部S2 に着目すると、目標
軸線折曲げ角(ねらい値)αに対し、軸線曲げ加工にお
いて予め余計の角度β1 ,β2 (β2 <β1 <α)に軸
線折曲げ加工しているのである。そして、力Fを外側に
与えることによりβ2からαへ、またはβ2 からβ1
介してαへ矯正する。
【0025】軸線曲げ加工において予め余計の角度
β1 ,β2 に曲げる程度は、図7に示すように、軸A上
の分布イロハ・・・においてこの分布の最大値が、軸A
上でのねらい値Aαを中心とする許容範囲AU ,AD
うち下限の値AD に一部重なる程度が最良である。この
ように分布させると、分布最大値部分で許容値下限AD
を超えるものは良品とでき、分布のバラツキを考えても
矯正完了ねらい値Aαを超えるものは実用上発生する確
率は小さく無視し得る。矯正治具の原点A0 は、分布の
最小値より十分下に取っておけば良い。図中A(+)は
矯正治具の上限作業限界を、A(−)は下限作業限界を
示す。
【0026】図5において、ステップ503では回数に
応じたファジー推論を行う。即ち、ワークの現在位置A
W と下限値AD までの距離を演算し、これをファジー推
論の前件部入力値に変換する。また、変換された入力値
をファジールールの前件部に入力し、グレード値を求
め、ファジールールの後件部より規則全体の推論結果を
求める。さらに、推論結果より初回においては矯正量
1,2回目以降では矯正増加量をディジタル化する。
【0027】次いでのステップ504では、ファジー推
論結果に基いて初回の矯正ではワーク現在位置に初回矯
正量とワークの材料ロットのバラツキなどを補正するた
めの補正量を追加する。また、2回目以降の矯正では、
ワーク現在位置矯正増加量を追加する。さらに、初回演
算操作完了状態を記憶保持する。
【0028】次いでステップ505では計算結果を総和
メモリに代入し、ステップ506でプリセットしてステ
ップ507で矯正曲げを実行し、ステップ501へ返
る。
【0029】ステップ501では、再度AW <AD の比
較をし、AW ≧AD となったらステップ508へ移行し
てワークの現在位置AW と許容範囲の上限AU とを比較
する。図7との関係において、ワークWの現在位置AW
がAD 〜AU の範囲に入っておれば矯正終了(OK)で
ある。上限値AU を超えていれば、これは不良(NG)
である。ステップ509,510ではそれぞれこれらの
状態を記録し、次の矯正処理に移行する。
【0030】以上により、本例の矯正曲げ加工装置によ
れば、図7に示す分布のワークWの自由端を位置決め移
動させることにより、ワークWの軸線折曲げ角度を許容
値内に入れるよう全自動で矯正するので、過度の矯正に
より上限AU を超えることのないよう小さな矯正を1回
または複数回行うことにより、一方向からの矯正移動操
作で不良品を作ることなく安定して効率良く矯正加工す
ることができる。
【0031】図7に示す実施例において、ワークWの分
布をマイナス(−)側としているのは、このようにする
と、矯正方向は必らず一度通った道筋上にあるので、他
の部位との干渉など不慮の事態を想定する必要もないか
らである。また、一度塑性変形させた範囲で矯正する場
合には、矯正特性が安定し、安定した矯正処理を行える
と考えられるからである。
【0032】上記実施例では、軸線折曲げ加工の際に角
度αを超えるように予め軸線折曲げ加工しておき、図7
に示す正規分布に対して矯正曲げ加工する例を示した
が、分布は必ずしも正規分布でなくても良く、またプラ
ス(+)方向の分布であっても良い。
【0033】また、矯正曲げ加工装置での計測及び処理
結果を軸線折曲げ加工装置にフィードバックし、図7に
示す分布がより適正と成るよう軸線折曲げ加工装置を制
御することもできる。
【0034】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、適宜の設計的変更を行うことにより、この他適宜
態様で実施し得るものである。
【0035】
【発明の効果】以上の通り、本発明の矯正曲げ加工方法
及び装置では、軸線折曲げ加工装置で軸線を折曲げられ
るワークの軸線折曲げ角度がねらい値の一方向の範囲に
のみあるよう軸線折曲げ角度を分布させ、軸線折曲げ加
工されたワークを前記ねらい値に近づけるよう、経験者
の知識データに基くファジー推論により前記一方向の範
囲のみから矯正曲げ加工する。従って、矯正方向が一方
向にのみ限定されるので、一定の矯正特性を対象として
矯正量を指定すればよく、感覚的にも数値変更が容易で
ある。また、矯正量を経験者の知識データを用いてファ
ジー推論により求めるので、矯正作業に必ずしも熟練者
を要さず、軸線折曲げ矯正作業を円滑に、自動的に行な
うことができる。
【0036】また、軸線折曲げ角度を分布させる方向の
範囲を前記ねらい値を超えた範囲であるようにすると、
矯正方向は必らず一度通った道筋上にあるので、他の部
位との干渉など不慮の事態を想定する必要もない。ま
た、一度塑性変形させた範囲で矯正する場合には、矯正
特性が安定し、安定した矯正処理を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る矯正曲げ加工装置の機
械構成を示す平面図。
【図2】図1に示す矯正部テーブルを拡大して示す平面
図。
【図3】図2の正面側面図。
【図4】図1の矯正曲げ加工装置の制御装置の構成を示
すブロック図。
【図5】図4の制御装置の矯正処理方式を示すフローチ
ャート。
【図6】軸線折曲げワークを示す説明図。
【図7】軸線折曲げワークの矯正軸A上での分布とねら
い値Aαとの関係を示す説明図。
【符号の説明】
8 矯正部テーブル 17 矯正部 26 原点位置検出用リミットスイッチ 28 主制御部 29 信号入力部 30 位置決め制御部 31 ファジー推論部 32 矯正量演算部 33 位置カウンタ 34 モータ駆動部 α 矯正時のねらい角 Aα 矯正時のねらい値 AU 許容範囲上限 AD 許容範囲下限

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の横断面形状を有し、ほぼ直線状に
    成形されたワークを軸線折曲げ加工装置で軸線折曲げ角
    度がねらい値の一方向の範囲にのみ分布するように軸線
    折曲げ加工し、 次いで、軸線折曲げ加工したワークの軸線折曲げ角度を
    矯正曲げ加工装置でねらい値の軸線折曲げ角度に近づけ
    る矯正曲げ加工方法であって、 矯正曲げ加工すべき部分を介して他の一部が自由端にな
    るように前記ワークの一部を前記矯正曲げ加工装置に固
    定して支持し、 前記自由端の一位置を検出することにより、この位置か
    らねらい値の位置までのずれを検出し、 前記ずれに応じた矯正移動量を経験者の知識データに基
    づくファジー推論により求め、 求めた矯正移動量に応じて前記自由端の一位置を一方向
    に矯正移動させ、ワークの軸線折曲げ角度をねらい値の
    軸線折曲げ角度に近づけることを特徴とする矯正曲げ加
    工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、軸線折曲げ加工装置
    でワークを前記ねらい値を超えた範囲に分布するように
    折曲げ加工しておくことを特徴とする矯正曲げ加工方
    法。
  3. 【請求項3】 所定の横断面形状を有し、ほぼ直線状に
    成形されたワークを軸線折曲げ加工装置で軸線折曲げ角
    度がねらい値の一方向の範囲にのみ分布するように軸線
    折曲げ加工し、 次いで、軸線折曲げ加工したワークの軸線折曲げ角度を
    ねらい値の軸線折曲げ角度に近づける矯正曲げ加工装置
    であって、 矯正曲げ加工すべき部分を介して他の一部が自由端にな
    るように前記ワークの一部を固定して支持するワークク
    ランプ装置と、 前記ワークの自由端の曲げ矯正方向に沿って移動可能の
    ワーク矯正部と、前記ワークの自由端の一位置の前記矯
    正方向に沿った現在位置を検出するワーク位置検出セン
    サと、 経験者の知識データに基いて前記ワーク位置検出センサ
    の検出位置から前記自由端の一位置のねらい値までの矯
    正移動量を求めるファジー推論部と、 前記ファジー推論部で求めた矯正移動量に応じて前記ワ
    ーク矯正部によって前記ワークの自由端の一位置を一方
    向に矯正移動させて、前記ワークの軸線折曲げ角度をね
    らい値の軸線折曲げ角度に近づける位置決め制御部と、 を備えたことを特徴とする矯正曲げ加工装置。
JP3064770A 1991-03-28 1991-03-28 矯正曲げ加工方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0813382B2 (ja)

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