JPH08133669A - 天井クレーンの制御方法 - Google Patents

天井クレーンの制御方法

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JPH08133669A
JPH08133669A JP6273798A JP27379894A JPH08133669A JP H08133669 A JPH08133669 A JP H08133669A JP 6273798 A JP6273798 A JP 6273798A JP 27379894 A JP27379894 A JP 27379894A JP H08133669 A JPH08133669 A JP H08133669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
bucket
winding
brake
traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP6273798A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Konno
満 金野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH08133669A publication Critical patent/JPH08133669A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】走行レール14,14間に梁16が架け渡さ
れ、横行レール18上に台車20が設置されている。巻
取装置28のドラムにロープ30が巻き付けられてお
り、該ロープ30によってバケット32が懸吊されてい
る。このバケット32で貯蔵物をつかんだ後該バケット
32を引き上げるに際し、ブレーキを解除し、台車20
を自由移動可能な状態としておく。 【効果】バケットを離床させるべくロープを巻き取る場
合、台車がバケットの鉛直上方に移動してくるようにな
り、ロープの乱巻が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井クレーンの制御方法
に係り、特にロープのドラムへの乱巻きが防止される天
井クレーンの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天井クレーンを備えたヤードの構成につ
いて第2図及び第3図を参照して説明する。貯蔵物10
を貯蔵したヤード12の側壁の上部に走行レール14,
14が設けられており、該レール14,14間に梁16
が架け渡されている。該梁16の上面には横行レール1
8が該梁16の長手方向に延設されており、該横行レー
ル18の上に台車20が設置されている。この台車20
には第4図に示すドラム22、モータ24及びブレーキ
26を有する巻取装置28が設置されている。
【0003】このドラム22にワイヤロープ30が巻き
付けられており、このロープ30は、バケット32のシ
ーブ34に掛けられ、その先端が台車20に設けられた
ロードセル36に連結されている。このロードセル36
によりロープ30に加えられた張力を検出可能としてい
る。なお、図示はしないが、バケット32の昇降用のロ
ープ30とは別のロープが台車20とバケット32との
間にかけ渡されており、該別のロープによってバケット
32の開閉を可能としている。なお、このようなロープ
によるバケット開放機構の代わりに、バケット32の上
部に電動式の開閉機構を設けることもある。
【0004】前記梁16の下面には走行レール14上を
走行する車輪が設けられており、また梁16内にはこの
車輪を駆動するための走行駆動装置が設けられている。
さらに、前記台車20にも、該台車20を横行レール1
8に沿って移動させるための走行駆動装置が設けられて
いる。これらの走行駆動装置にはディスクブレーキ等の
ブレーキが設けられている。
【0005】このように構成された天井クレーンにおい
て、梁16及び台車20の走行駆動装置を駆動すること
によりバケット32を目的地点の上方まで移動させると
共に、ロープ30を巻き出し、バケット32を貯蔵物1
0の上面に着床させる。次いで、バケット32を閉じ、
ロープ30を巻き取ってバケット32を引き上げる。こ
れと共に、台車20及び梁16を移動させ、バケット3
2をホッパ等の投入口(図示略)の上方まで移動させ、
次いでバケット32を下降させた後該バケット32を開
放し、バケット32にて掴んだ貯蔵物を投入口内に投入
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ロープ30がドラム2
2に乱巻されることを防止するために、第5図の如く、
ロープ押えローラ38をドラム22に設け、ロープ30
を該ロープ押えローラ38で押え付けながらドラム22
に巻き取る乱巻防止装置が用いられることもある。
【0007】即ち、第2図の如く、バケット32が貯蔵
物10の傾斜面上に着床した場合、バケット32は該傾
斜面上をズリ落ちるように移動する。一方、台車20は
ブレーキがきいているため移動せず、この結果、ロープ
30は斜めになっている。このようにロープ30が斜め
になった状態でロープ30をドラム22に巻き取ると、
ロープ30をドラム22に整列状に巻き取ることができ
なくなり、ドラム22に既に巻き付けられているロープ
層Bの上にロープ30が巻き付けられたりする乱巻が発
生する。上記の如きロープ押えローラ38を設けること
により、この乱巻はある程度防止されるが、乱巻を確実
に防止することはできない。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の天井クレーン
の制御方法は、1対の走行レールと、該走行レールと直
交方向に延在し、長手方向の両端に設けられた車輪が該
走行レール上を走行可能な梁と、該梁上に該梁の長手方
向に延設された横行レールと、該横行レール上に、ブレ
ーキを有する走行装置により走行可能に設置された台車
と、該台車に設けられた、ドラム軸心線方向を該横行レ
ールの長手方向とした巻取ドラム装置と、該巻取ドラム
装置に巻回されたロープに懸吊されたバケットとを有す
る天井クレーンを制御する方法において、該巻取ドラム
装置からロープを巻き出し、バケットを貯蔵物上に着床
させた後、該巻取ドラム装置によってロープを巻き取る
に際し、前記台車の走行装置のブレーキを解除して台車
を自由移動可能とすることを特徴とするものである。
【0009】請求項2の天井クレーンの制御方法は、請
求項1において、前記巻取ドラム装置によってロープを
巻き取るときに、該巻取ドラム装置を断続的に作動させ
ることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】台車の走行装置のブレーキを解除した状態で巻
取ドラムを巻取開始させると、まずバケットが着床した
状態でロープが緊張する。このロープに引っ張られるこ
とにより、台車がバケットの真上に移動してくる。そし
て、ロープがほぼ鉛直状態になった状態でドラムに巻き
取られ、これにより乱巻が防止される。
【0011】なお、請求項2のように巻き取りを断続的
に行なうと、バケットは細かく上下動しながら徐々に引
き上げられる。即ち、巻取装置の巻取停止のタイミング
とブレーキがきくタイミングとの間には若干のタイムラ
グがあり、巻き取り停止後ブレーキが実際にきくまでの
短時間の間、バケットは若干下降する。そして、ブレー
キがきいた瞬間にバケットの下降が停止し、ロープに大
きな張力が瞬間的に衝撃的に加えられる。この衝撃的な
張力により台車が引っ張られ、ロープを鉛直とする方向
に該台車が移動する。従って、請求項2のように巻取ド
ラム装置を断続的に巻取作動させることにより、台車が
バケットの鉛直上方に確実に移動してくるようになり、
乱巻がきわめて確実に防止される。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は実施例における天井クレーンの作動を説明
するタイムチャートであり、第1図の最上部には巻取装
置の巻き上げ及び巻き下げのタイミングが示され、その
下方にはバケット及び台車、梁等の作動状態が示されて
いる。なお、この実施例方法に用いられる天井クレーン
それ自体の構成は第2図、第3図及び第4図に示したも
のと同一である。
【0013】バケットによる貯蔵物の掴みから投入口へ
の投入終了までが1サイクルとなっており、第1図では
この1サイクルの作動内容が示されている。この1サイ
クルのスタート時点にあっては、バケットはヤードの投
入口の上方に位置し、かつ投入が終了した直後のロープ
巻出状態にある。
【0014】この1サイクルのスタートの最初に、ドラ
ム22の巻上作動と梁走行駆動装置及び台車走行駆動装
置の作動が開始される。これにより、バケット32を引
き上げながら梁16及び台車20が移動する。本実施例
では、この移動途中において巻き取りが終了し、その後
は梁16及び台車20の移動のみが行なわれる。
【0015】この移動途中において、バケット32が目
的地の近くまで達すると、ドラム22が巻出作動を開始
し、ロープを巻き出しながら梁16及び台車20が移動
する。やがて、台車20が目的地の上方に到達し、ブレ
ーキにより走行が停止され、ドラム22の巻き出しのみ
が行なわれる。これにより、バケット32が徐々に下降
し、やがて貯蔵物10の頂面に着床する。なお、このと
き台車20のブレーキはかけたままとしておく。
【0016】バケット32が着床した後、ドラム22に
よるロープ30の巻き取りを開始する。この際、モータ
24を断続的に作動させ、ブレーキ26を該モータ24
のON,OFFに応じて断続的にブレーキ解除したりブ
レーキをきかせたりする。即ち、モータ24を巻取回転
させるときにはブレーキ26が解除され、モータ24を
停止すると同時にブレーキ26を作動させる。
【0017】前記の通り、このモータ24の停止のタイ
ミングとブレーキ26が実際にきいてドラム22の巻出
回転を停止するまでの間にはごく短時間ではあるがタイ
ムラグがあり、このタイムラグの間バケット32が下降
する。そして、ブレーキ26が実際にきいた瞬間にドラ
ム22の回転が停止し、貯蔵物をつかんだ大重量のバケ
ット32の下降が瞬間的に停止する。そして、これによ
りロープ30に衝撃的に大きな張力が加えられ、この張
力により台車20がロープ30を鉛直とするようにバケ
ット32の鉛直上方に向かって移動する。
【0018】このように、ロープ30を鉛直姿勢にしな
がらドラム22によって該ロープ30を巻き取ることに
より、ロープ30の乱巻が防止される。
【0019】バケット32をこのように断続的に引き上
げることにより、やがてバケット32が貯蔵物上面から
離れる。そこで、ロープ30の巻き取りを継続しながら
台車20及び梁16の走行を開始させ、投入口を目指し
て梁16及び台車20を走行させる。この途中でロープ
30の巻き取りが終了し、その後は台車20及び梁16
の移動のみが行なわれる。
【0020】投入口の近くまで達した段階でロープ30
の巻き出しを開始し、台車20が投入口の上方に到達し
た段階でブレーキによって梁16及び台車20を停止さ
せる。そして、ロープ30の巻き出しを継続し、このロ
ープ30の巻き出しが終了した後、バケット32を開い
て該投入口にバケット32内の貯蔵物を投入する。バケ
ット32を所定時間開いておくことにより、投入が終了
し、1サイクルが終了する。
【0021】上記実施例においては、バケット32を離
床させるべくロープ30を巻き取るに際し、台車20の
ブレーキを解除しているが、台車20及び梁16の双方
のブレーキを解除するようにしても良い。
【0022】
【発明の効果】以上の通り、本発明の天井クレーンの制
御方法によると、バケットを離床させるべくロープの巻
取作動を行なう時に、巻取装置のブレーキを解除してお
くため、台車がバケットの鉛直上方に移動してくるよう
になり、ロープの乱巻が防止される。
【0023】なお、請求項2のようにロープを断続的に
巻き取ることにより、ロープの乱巻を一層確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法を説明するタイムチャートである。
【図2】天井クレーンを備えたヤードの縦断面図であ
る。
【図3】天井クレーンの構成を示す概略的な斜視図であ
る。
【図4】天井クレーンの台車の構成を示す正面図であ
る。
【図5】ロープ押えローラを備えたドラムの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 貯蔵物 12 ヤード 14 走行レール 16 梁 18 横行レール 20 台車 22 ドラム 24 モータ 26 ブレーキ 28 巻取装置 30 ロープ 32 バケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の走行レールと、 該走行レールと直交方向に延在し、長手方向の両端に設
    けられた車輪が該走行レール上を走行可能な梁と、 該梁上に該梁の長手方向に延設された横行レールと、 該横行レール上に、ブレーキを有する走行装置により走
    行可能に設置された台車と、 該台車に設けられた、ドラム軸心線方向を該横行レール
    の長手方向とした巻取ドラム装置と、 該巻取ドラム装置に巻回されたロープに懸吊されたバケ
    ットとを有する天井クレーンを制御する方法において、 該巻取ドラム装置からロープを巻き出し、バケットを貯
    蔵物上に着床させた後、該巻取ドラム装置によってロー
    プを巻き取るに際し、前記台車の走行装置のブレーキを
    解除して台車を自由移動可能とすることを特徴とする天
    井クレーンの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記巻取ドラム装置
    によってロープを巻き取るときに、該巻取ドラム装置を
    断続的に作動させることを特徴とする天井クレーンの制
    御方法。
JP6273798A 1994-11-08 1994-11-08 天井クレーンの制御方法 Pending JPH08133669A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102992215A (zh) * 2012-10-15 2013-03-27 铜陵有色建安钢构有限责任公司 一种滑移吊装装置
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CN109534201A (zh) * 2019-01-31 2019-03-29 山东东风双隆机械有限公司 一种卷扬机
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001226