JPH08133170A - 乗り物 - Google Patents

乗り物

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JPH08133170A
JPH08133170A JP27789994A JP27789994A JPH08133170A JP H08133170 A JPH08133170 A JP H08133170A JP 27789994 A JP27789994 A JP 27789994A JP 27789994 A JP27789994 A JP 27789994A JP H08133170 A JPH08133170 A JP H08133170A
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Yasuyuki Kato
康之 加藤
Yasuo Otaka
靖夫 大高
Hisanori Kaneko
久教 金子
Takayuki Unno
孝之 海野
Tadashi Yamaya
正 山家
Tetsuya Shiraiwa
哲也 白岩
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 人間の自然な動作、すなわち立った状態にお
いて特に下半身を主体とした運転が可能であり、操縦者
と乗り物との一体感が得られ、運動や遊びに好適な乗り
物を提供する。 【構成】 基体90とフレ−ム10と前輪60と後輪8
0と駆動装置とを有し、フレ−ム10上に操縦者が立っ
て操縦する乗り物1であって、フレ−ム10はロ−リン
グ手段と旋回手段とを有し、フレ−ム10に結合された
前輪60および/または後輪80は、ロ−リング手段に
よってロ−リング可能であり、旋回手段によって乗り物
1の走行面と水平面内にて回動可能とされ、駆動装置
は、操縦者が体を前傾することにより乗り物1を加速
し、体を後傾することにより乗り物1を減速することが
可能な駆動制御手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然な動作で操縦が可
能な乗り物に関し、より詳しくは、操縦者が立った状態
でその下半身を主体として操縦できる乗り物に関する。
なお、本明細書において、「キャンバ角」は前輪または
後輪が垂直線となす角度をいい、「キャンバスラスト」
は、キャンバ角によって前輪または後輪が傾いた際に前
輪または後輪の接地面に発生する横方向の力をいうもの
とする。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば乗用車に関しては、運転手
が座席に座って各種のペダル操作・ハンドル操作等を行
うことによって運転をしている。すなわち、加速すると
きはアクセルペダルを踏み、減速するときはブレ−キペ
ダルを踏み、旋回するときはハンドルを手で回して運転
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人間は日
常、「歩く」「走る」「曲がる」「止まる」といった基
本的な動作において、図13(A)(B)に示すよう
に、下半身を主体的に使っている。例えば、走ったり歩
いたりする場合は、足の当接面よりも前方に体の重心G
を移動させてバランスをとっている。これは当接面から
の斜め前方への抗力を、重心Gによって効果的に支える
ためである。また、例えば止まる場合は、足の当接面よ
りも後方に体の重心Gを移動させてバランスをとってい
る。これは当接面からの斜め後方への抗力を、重心Gに
よって効果的に支えるためである。そして、かかる各動
作において、手は体のバランスを取るためには用いて
も、主体的に使うことはない。しかしながら、従来の乗
用車の運転は、上記した人間の体の構造に照らした動作
とは全く無関係な操作によるものであるためかなりの練
習を要し、また運転時において運転手と乗用車との一体
感が得られにくかった。一方、現存する乗り物の中で操
縦者との一体感が比較的得られ易いオ−トバイであって
も、ハンドルを手で操作する等、依然としてその操作に
は上記の自然な動作とは異なる操作が必要である。そこ
で、本発明の課題は人間の自然な動作、すなわち立った
状態において特に下半身を主体とした運転が可能であ
り、操縦者と乗り物との一体感が得られ、運動や遊びに
好適な乗り物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明では以下の手段を講じている。すなわ
ち、請求項1の発明は、基体と、前記基体に取付けられ
た前輪および後輪と、前記前輪および/または前記後輪
を駆動させる駆動装置とを有し、前記基体上に操縦者が
立って操縦する乗り物であって、前記駆動装置は、操縦
者が体を前傾することにより前記乗り物を加速し、体を
後傾することにより前記乗り物を減速することが可能な
駆動制御手段を備えていることを特徴とする。また、請
求項2の発明は、基体と、前記基体に取付けられた前輪
および後輪と、前記前輪および/または前記後輪を駆動
させる駆動装置とを有し、前記基体上に操縦者が立って
操縦する乗り物であって、操縦者が足を水平面内にて回
動させて前記前輪および/または後輪を前記乗り物の走
行面と水平な面内にて回動させることにより前記乗り物
を旋回させることが可能な旋回手段を備えていることを
特徴とする。また、請求項3の発明は、基体とフレ−ム
と前輪と後輪と駆動装置とを有し、前記フレ−ム上に操
縦者が立って操縦する乗り物であって、前記フレ−ム
は、前記基体に前記乗り物の進行方向を回動軸として回
動可能に設置されるとともに、操縦者がその重心を前記
乗り物の左右側に移動させることにより前記乗り物の進
行方向を回動軸として前記フレ−ムを回動させるロ−リ
ング手段と、操縦者の足を拘束しつつフレ−ムに対して
水平面内で回動が可能な旋回手段とを有し、前記前輪お
よび前記後輪は、そのいずれもが前記フレ−ムに結合さ
れるか、または、少なくともそのいずれか一方が前記フ
レ−ムに結合されるとともに他方が前記基体に結合され
ており、前記フレ−ムに結合された前記前輪および/ま
たは前記後輪は、前記ロ−リング手段によって前記乗り
物の進行方向を回動軸として回動可能とされるととも
に、前記旋回手段の水平面内での回動によって、前記旋
回手段と前記フレ−ムに結合された前記前輪および/ま
たは前記後輪とを連結する連動手段を介して、前記乗り
物の走行面と水平な面内にて回動可能とされ、前記駆動
装置は前記基体に設置されるとともに、前記操縦者が体
を前傾することにより前記乗り物を加速し、体を後傾す
ることにより前記乗り物を減速することが可能な駆動制
御手段を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】請求項1の発明によれば、基体に立った状態で
搭乗した操縦者が体を前傾することにより、駆動制御手
段を介して駆動手段が乗り物を加速し、操縦者が体を後
傾することにより、駆動制御手段を介して乗り物は減速
される。請求項2の発明によれば、基体に立った状態で
搭乗した操縦者が足で旋回手段を水平面内で回動させる
ことにより、その回動運動は、前輪および/または後輪
を走行面に水平な面内にて回動させて乗り物の旋回を行
う。請求項3の発明によれば、基体に立った状態で搭乗
した操縦者が足で旋回手段をフレ−ムに対して水平面内
で回動させることにより、その回動運動は、連動手段を
介してフレ−ムに結合された前輪および/または後輪を
走行面に水平な面内にて回動させて乗り物の旋回を行
う。一方、操縦者がその重心を乗り物の左右いずれかの
側に移動させることにより、フレ−ムおよびフレ−ムに
結合された前輪および/または後輪は、乗り物の進行方
向を回動軸として回動する。これによって前輪および/
または後輪は、走行面に対し所定のキャンバ角を形成す
るように傾斜し、かかる傾斜によって所定のキャンバス
ラストが発生して、乗り物の旋回を促すとともに、旋回
時の横すべりを効果的に防止する。また、本発明の乗り
物の操縦に際しては、上記2種類の動作は操縦者の重心
移動および足の回動運動によって同時になされるため、
乗り物の旋回運動がスム−ズに行われる。また、操縦者
が体を前傾することにより、駆動制御手段を介して駆動
手段が乗り物を加速し、操縦者が体を後傾することによ
り、駆動制御手段を介して乗り物は減速される。
【0006】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例1の乗り物につい
て、図面に基づいて説明する。図1に示すように、乗り
物1は、基体90、フレ−ム10、駆動ユニット40、
一対の前輪60、一対の後輪80を主体に構成されてい
る。
【0007】基体90は、乗り物1を構成する支持部材
であり、図1および図2に示すように、前側の基体90
および後側の基体90aに区分されて配されている。そ
して、一対のフレ−ム10が、基体90、90aに対し
取付けられている。また、後側の基体90aには、乗り
物1を駆動し走行させるための駆動ユニット40が基体
90aに対し固定設置されている。駆動ユニット40に
は、例えばモ−タ−、エンジン等の動力源が用いられ
る。
【0008】フレ−ム10は、基体90、90aに対
し、乗り物1の進行方向を回動軸として回動可能に取付
られている。なお、取付には例えばベアリング等が用い
られる(特に図示しない)。基体90および90aの間
のフレ−ム10中央部近傍は板状に形成され(10
b)、かかる板状部10bには、足拘束部材11が、ス
テア軸15によって水平面内で回動可能に設置されてい
る。足拘束部材11による足の拘束には、一般にスキ−
板に用いられるビンディング13を用いている。なお、
これは予め靴を足拘束部材11に取付けておく等の手段
を用いてもよい。また、フレ−ム10の板状部10bか
らは、図1に示すように、左右それぞれのシャフト2
1、22が上方に突設され、さらに左シャフト21と右
シャフト22とは、その上端部にて上シャフト23によ
って連結されている。連結には、例えばベアリング等が
用いられる。
【0009】また、上シャフト23にはアジャストバ−
27を介して拘束ベルト25が取付けられている。拘束
ベルト25は、操縦者の体に装着され、操縦者の体を支
持しつつ操縦者の体の傾斜を受承するための部材であ
り、拘束ベルト25を上下動可能に支持するアジャスト
バ−27によって適宜その位置は調整可能である。ま
た、図1及び図2に示すように、左シャフト21の下端
部にはロ−ラ−41が取付けられている。これは、駆動
ユニット40の駆動制御をおこなうためのスロットルケ
−ブル45とブレ−キケ−ブル47とを、適宜操作する
ための部材であり、両ケ−ブル45、47は駆動ユニッ
ト40に接続されている。
【0010】さて、図1に示すように、フレ−ム10の
先端部10aは、前輪60の上部をおおう形状にあわせ
て曲折して形成されている。そして、前輪60の上部に
てステア軸63およびフロントフォ−ク61を介して、
フレ−ム10の先端部10aと前輪60とが連結されて
いる。ここで、ステア軸63は、前輪60がステア軸6
3中心に回動可能となるように、例えばボ−ルベアリン
グ等が用いられている。また、一対の前輪60同士は、
連結シャフト65によって相互に連結されている。さら
に、一対の前輪60は、図1乃至図2に示すように、タ
イロッド17を介して足拘束部材11と連結されてい
る。タイロッド17は、足拘束部材11の回動運動を前
輪60に伝達し、前輪60を水平面内にて回動させるた
めの部材である。なお、タイロッド17は、実施例1に
おいてはフレ−ム10の外側に設置されているが、これ
をフレ−ム10の内側に設置する構造としてもよい。
【0011】駆動ユニット40には、駆動軸(特に図示
しない)を介して一対の後輪80が設置されている。
【0012】次に、乗り物1の操作方法について説明す
る。操縦者100は、図1に示す足拘束部材11上に足
を載置して乗り物1に搭乗する。実施例1では、足の拘
束は一般に使用されるスキ−板のビンディング13を用
いているため、操縦者100は一般に使用されるスキ−
ブ−ツを履くのが好適である。そして、ビンディング1
3により足を拘束した後、操縦者の体に拘束ベルト25
を装着する。この時、拘束ベルト25の装着位置はアジ
ャストバ−27で適宜に調節する。これによって、搭乗
が完了する(図4参照)。次に、乗り物1を駆動させ
る。これは、図5に示すように、操縦者100が体を前
傾させることにより行う。すなわち、図7に示すよう
に、操縦者100が体を前傾させると、拘束ベルト2
5、上シャフト23および左シャフト21を介して、ロ
−ラ41が操縦者100の前傾傾斜量に対応して乗り物
1の前方側(図7ではA方向)に回動し、スロットルケ
−ブル45を引っ張ることによって、駆動ユニット40
が駆動されるのである。
【0013】また、走行中の乗り物1を減速または停止
させたい場合は、図6に示すように、操縦者100は体
を後傾させて行う。すなわち、図7に示すように、操縦
者100が体を後傾させると、拘束ベルト25、上シャ
フト23および左シャフト21を介して、ロ−ラ41が
操縦者100の後傾傾斜量に対応して乗り物1の後方側
(図7ではB方向)に回動し、ブレ−キケ−ブル47を
引っ張ることにより乗り物1の減速がなされるのであ
る。ところで、乗り物1の走行中、操縦者100は凸凹
等の路面の状況に応じて膝を曲げ、腰を落とす場合があ
るが、アジャストバ−27は拘束ベルト25を常時上下
動可能としているため妨げと成らない。なお、駆動ユニ
ット40内の駆動および後輪80の減速の詳細について
は、便宜上その説明を省略する。
【0014】次に、走行中の乗り物1を旋回させて方向
転換させる場合を説明する。実施例1において、旋回
は、前輪60が走行面と水平な面内にて回動する運動に
よって、もしくは該運動と乗り物の進行方向を回動軸と
して回動する運動とを組合わせることによって行われ
る。まず、走行面と水平な面内にて回動する運動につい
て説明する。例えば右方向に旋回する場合は、操縦者1
00は足を右方向に回動させ、図1に示す足拘束部材1
1をフレ−ム10上にて右方向に回動させる。かかる回
動により、前輪60はタイロッド17によってステア軸
63中心に回動されることとなる。これによって、前輪
60は旋回方向を向くことになり、乗り物1の旋回が行
われる。
【0015】次に、乗り物の進行方向を回動軸として回
動する運動(以下「ロ−リング」という)について説明
する。図3に示すように、例えば右方向(図3では左
側)に旋回する場合は、操縦者100は体を右側に傾斜
させて右に重心を移動させる(図3では左側)。そし
て、これにより拘束ベルト25、上シャフト23、左右
シャフト21、22を介してフレ−ム10が、傾斜量に
対応して右方向に回動する。そして、フレ−ム10の右
回動により、フレ−ム10a、フロントフォ−ク61を
介して前輪60が右方向にロ−リングする。これによっ
て、前輪60にキャンバ角が形成されてキャンバスラス
トFが発生し、乗り物1の横すべりが効果的に防止さ
れ、旋回が促されることとなる。特に高速走行時の安定
性向上が図られる。
【0016】以上の操作により、加減速および旋回に際
して、操縦者100は手を使わないで乗り物の操縦がで
きるため、より人間の自然の動作に近い操縦が可能な乗
り物1が提供されることとなる。また、両手が自由にな
るので、作業用の車両として用いてもよい。また、かか
る操縦方法は、図14に示すスキ−における操作と類似
するため、乗り物1はスキ−の練習具として使用しても
好適である。さらに、上記の旋回方法を応用して、左右
両シャフト21、22を車両のボデ−に見立てて、旋回
時にボデ−の変形を行わせながら、前輪および/または
後輪にキャンバスラストを発生させる乗り物を提供可能
である。これは、特に重心の高い乗り物に効果的であ
る。
【0017】さて、実施例1の乗り物1の後輪80は、
図1乃至図2に示すように、駆動ユニット40に連結さ
れて駆動輪として機能しているが、図8に示すように、
後輪80に関しても、フレ−ム10に連結させ(10
c)、またタイロッド17によって足拘束部材11と連
結することにより、走行面と水平な面内にて回動する運
動と、乗り物の進行方向を回動軸として回動する運動を
行わせてもよい。この場合、旋回を効果的に行うには、
前輪60と後輪80の向く方向が反対方向である必要が
あるため、図8に示すように、後輪80に対応するタイ
ロッド17は、足拘束部材11からフレ−ム10を交差
するように延出されて後輪80に連結されている。ま
た、後輪80の車軸81はデフ52を介して駆動ユニッ
ト40に連結されている。これによって、いわゆる4W
S方式の操縦が可能となり、より回動半径の小さい旋回
を安定して行うことが可能となる。なお、これとは逆に
後輪80に対応するタイロッド17をフレ−ム10に対
して交差させる構成であってもよい。
【0018】さらに、図9に示すように、前輪60と後
輪80が旋回時に同方向を向くようにタイロッド17で
連結してもよい。この場合は、車線変更等において迅速
な横移動が可能である。
【0019】(実施例2)次に、実施例2について説明
する。実施例2は、実施例1の乗り物において、駆動ユ
ニットの駆動方法を変更したものである。すなわち、図
10(A)に示すように、足拘束部材11の前部には、
駆動ペダル50を支持バネ53で上方に付勢しながら回
動可能に設置し、スロットルケ−ブル47を接続してお
く。また、足拘束部材11の後部には、ブレ−キペダル
51を支持バネ53で上方に付勢しながら回動可能に設
置し、ブレ−キケ−ブル47を接続しておく。そして、
加速時には、図10(B)に示すように、つま先側に設
置された駆動ペダル50を踏む。駆動ペダル50は回動
軸55を中心に回動し、スロットルケ−ブル45を引張
る方向に作動させる。また、減速時には、図10(C)
に示すように、踵側に設置されたブレ−キペダル51を
踏む。ブレ−キペダル51は回動軸55を中心に回動
し、ブレ−キケ−ブル47を引張る方向に作動させるの
である。
【0020】また、図11(A)(B)(C)に示すよ
うに、スロットルケ−ブルやブレ−キケ−ブルを用いず
に、駆動ペダル50およびブレ−キペダル51の下部に
駆動スイッチ57およびブレ−キスイッチ59を設けて
もよい。
【0021】実施例2の発明によれば、足の操作のみで
乗り物の加減速が可能となるので、操作性の一層の向上
が図れることとなる。また、実施例2によれば、加減速
を足のみで調整できるため、結果的に拘束ベルトなしで
も走行が可能となり、より自由でスポ−ティ−な走行が
可能となる。
【0022】(実施例3)次に、実施例3について説明
する。実施例3は、実施例1の乗り物を雪原走行に好適
な構造としたものである。すなわち、図12に示すよう
に、乗り物1の前輪60にはそり110を装着し、また
駆動ユニット40に連結された後輪80を二軸式とし
て、これにキャタピラ111を装着している。これによ
り、雪原における走行が可能となる。
【0023】
【発明の効果】いずれの請求項の発明についても、操縦
者の下半身を主体とした動作による操縦が可能な乗り物
が提供されることになる。そして、上半身が自由となる
ので、作業用乗り物に好適である。また、足、腰を主体
とする人間の自然な動作による操縦であるため、操縦者
と乗り物との一体感が得られ、運動や遊びに好適な乗り
物が提供されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の乗り物の全体構造を示す斜視図であ
る。
【図2】実施例1の乗り物の平面図である。
【図3】実施例1の乗り物における旋回の状態を示す図
である。
【図4】実施例1の乗り物に操縦者が搭乗した状態を示
す図である。
【図5】実施例1の乗り物における加速の方法を示す図
である。
【図6】実施例1の乗り物における減速の方法を示す図
である。
【図7】実施例1の乗り物の駆動ユニットの作動構造を
示す図である。
【図8】乗り物を4WS方式とした場合の乗り物の構造
を示す平面図である。
【図9】乗り物の前輪と後輪が旋回時に同方向を向く場
合の乗り物の構造を示す図である。
【図10】実施例2の乗り物の加減速の方法を示す図で
ある。
【図11】同じく、実施例2の乗り物の加減速の方法を
示す図である。
【図12】実施例3の乗り物の構造を示す正面図であ
る。
【図13】人間が加減速を行う際の体の構造を示す図で
ある。
【図14】人間がスキ−において旋回を行う際の体の構
造を示す図である。
【符号の説明】
1 乗り物 10 フレ−ム 13 足拘束手段 25 拘束ベルト 40 駆動ユニット 41 ロ−ラ− 60 前輪 65 連結シャフト 80 後輪 90 基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海野 孝之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山家 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 白岩 哲也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と、前記基体に取付けられた前輪お
    よび後輪と、前記前輪および/または前記後輪を駆動さ
    せる駆動装置とを有し、前記基体上に操縦者が立って操
    縦する乗り物であって、 前記駆動装置は、操縦者が体を前傾することにより前記
    乗り物を加速し、体を後傾することにより前記乗り物を
    減速することが可能な駆動制御手段を備えていることを
    特徴とする乗り物。
  2. 【請求項2】 基体と、前記基体に取付けられた前輪お
    よび後輪と、前記前輪および/または前記後輪を駆動さ
    せる駆動装置とを有し、前記基体上に操縦者が立って操
    縦する乗り物であって、 操縦者が足を水平面内にて回動させて前記前輪および/
    または後輪を前記乗り物の走行面と水平な面内にて回動
    させることにより前記乗り物を旋回させることが可能な
    旋回手段を備えていることを特徴とする乗り物。
  3. 【請求項3】 基体とフレ−ムと前輪と後輪と駆動装置
    とを有し、前記フレ−ム上に操縦者が立って操縦する乗
    り物であって、 前記フレ−ムは、前記基体に前記乗り物の進行方向を回
    動軸として回動可能に設置されるとともに、操縦者がそ
    の重心を前記乗り物の左右側に移動させることにより前
    記乗り物の進行方向を回動軸として前記フレ−ムを回動
    させるロ−リング手段と、操縦者の足を拘束しつつフレ
    −ムに対して水平面内で回動が可能な旋回手段とを有
    し、 前記前輪および前記後輪は、そのいずれもが前記フレ−
    ムに結合されるか、または、少なくともそのいずれか一
    方が前記フレ−ムに結合されるとともに他方が前記基体
    に結合されており、 前記フレ−ムに結合された前記前輪および/または前記
    後輪は、 前記ロ−リング手段によって前記乗り物の進行方向を回
    動軸として回動可能とされるとともに、 前記旋回手段の水平面内での回動によって、前記旋回手
    段と前記フレ−ムに結合された前記前輪および/または
    前記後輪とを連結する連動手段を介して、前記乗り物の
    走行面と水平な面内にて回動可能とされ、 前記駆動装置は前記基体に設置されるとともに、前記操
    縦者が体を前傾することにより前記乗り物を加速し、体
    を後傾することにより前記乗り物を減速することが可能
    な駆動制御手段を備えたことを特徴とする乗り物。
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