JPH081328A - マンガンレールと普通レールの接続方法及び接続構造 - Google Patents

マンガンレールと普通レールの接続方法及び接続構造

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JPH081328A
JPH081328A JP16307894A JP16307894A JPH081328A JP H081328 A JPH081328 A JP H081328A JP 16307894 A JP16307894 A JP 16307894A JP 16307894 A JP16307894 A JP 16307894A JP H081328 A JPH081328 A JP H081328A
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JP
Japan
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rail
manganese
welding
groove
ordinary
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JP16307894A
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Inventor
Hideo Nagahiro
秀雄 永廣
Atsushi Komori
小森  篤
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マンガンレールと普通レールとを溶接で接続
する場合において、その溶接体積が小さく、しかも溶接
部への応力集中を起こしにくいレールの接続方法ならび
に接続構造を提供する。 【構成】 少なくとも普通レールRcに対し、その接続
される側の端面の少なくとも下側縁部に開先部Oを形成
し、その開先部Oにマンガンを10重量%以上含むマン
ガン鋼からなる肉盛部1を溶接により形成する。そし
て、普通レールをその肉盛部1の側でマンガンレールR
mと突き合わせて溶接し、溶接部4を形成することによ
り、それら両レールを互いに接続する。両レールRm、
Rcの突き合わせ部はI形開先に近い形態となり、溶接
体積が減少するので、工場あるいは現場における溶接時
間が大幅に短縮される。また、普通レールRcの端面下
縁部に高マンガン鋼の肉盛部が入り込むように形成され
るので、応力集中を起こしにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンガンを10重量%
以上含むマンガン鋼からなるマンガンレールと、機械構
造用炭素鋼(以下、炭素鋼と称する)からなる普通レー
ルとを接続する接続方法及び接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図8に示すようにレールが
クロスする部分(クロッシングレール部)Cに、いわゆ
るマンガンレールRmが用いられている。そして、マン
ガンレールRmの両側に通常の炭素鋼からなる普通レー
ルRcが接続されることとなる。マンガンレールRm
は、10重量%以上のマンガンを含む高マンガン鋼(ハ
ットフィールド鋼等)で構成されるが、これは応力誘起
(加工誘起)マルテンサイト変態に基づく高い耐摩耗性
を有するので、クロッシングレール部Cの耐久性が高め
られる。
【0003】ところで、このクロッシングレール部Cに
おいて、マンガンレールRmと普通レールRcの継ぎ目
部分に隙間部分が生じていると、列車がそこを通過する
ときに大きな騒音や振動を生ずる問題がある。そこでこ
れを解消するために、マンガンレールRmと普通レール
Rcを突き合わせて、被覆アーク溶接により隙間が生じ
ないように接続する方法が実施されている。図9に示す
ように、この方法によれば、両レールの突き合わせ部に
相当大きなV形開先部Vを形成し、さらに普通レールR
cの端面に、成分調整及び脆化抑制のためのいわゆるバ
タリング層Bを形成した後、被覆アーク溶接により、そ
の開先部Vを埋めるように溶接部Mが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マンガンレールを構成
する高マンガン鋼は、400℃程度以上の温度に加熱さ
れると炭化物等を析出して脆化する性質を有するので、
マンガンレールを普通レールと溶接する場合、部材への
入熱が小さくなるよう、溶接をなるべくゆっくりと行う
必要がある。ここで、上記従来の方法においては、図9
に示すように、レールの突き合わせ部に形成される開先
部Vの体積がかなり大きいので、工場あるいは現場にお
いてこれをそのような低速度の溶接で埋めるのには9時
間程度、開先部やバタリング層の形成時間をあわせると
1ケ所の接続部の溶接に12時間近くもの長時間を有
し、作業能率が悪い欠点がある。
【0005】そこで、溶接で埋めるべき体積(以下溶接
体積という)を減らすため、図10に示すように、いわ
ゆるI形開先により溶接を行うことが考えられるが、図
11に示すように、列車Tの通過によりレールがたわむ
ときに、普通レールRcとマンガンレールRmを比較す
ると、普通レールRcは剛性が高く弾性変形しにくいの
に対し、マンガンレールRmは弾性変形しやすい傾向が
あるため、幅の狭い溶接部Mにおいて応力集中が生じや
すい問題がある。
【0006】本発明の課題は、マンガンレールと普通レ
ールとを溶接で接続する場合において、その溶接体積が
小さく、しかも溶接部への応力集中を起こしにくいレー
ルの接続方法ならびに接続構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】接続方法に関する発明
は、マンガンを10重量%以上含むマンガン鋼からなる
マンガンレールと、炭素鋼からなる普通レールとを接続
する方法であって、下記の工程を含むものである。少
なくとも普通レールに対し、その接続される側の端面の
少なくとも下側縁部に開先部を形成する(開先部形成工
程)。その開先部に、マンガンを10重量%以上含む
マンガン鋼からなる肉盛部を溶接により形成する(肉盛
部形成工程)。普通レールをその肉盛部の側でマンガ
ンレールと突き合わせて溶接することにより、それら両
レールを互いに接続する(溶接工程)。
【0008】上記方法により得られるマンガンレールと
普通レールの接続構造は、マンガンレールと普通レール
の接続部に形成される溶接部と、少なくとも普通レール
に対しその溶接部と隣接する側の端面の少なくとも下側
縁部に形成される開先部と、その開先部を埋めるように
形成される肉盛部とを含むものとなる。そして、溶接部
及び肉盛部はマンガンを10重量%以上含むマンガン鋼
により構成される。
【0009】開先部は、上記端面の上側縁部及び下側縁
部の両方に形成してもよい。また、溶接部はその溶接の
後に低温焼鈍することができる。
【0010】また、溶接部をレールの幅方向から挟むよ
うに、その溶接部の幅より長い補強プレートを向かい合
わせて、それぞれ両レールにまたがるように配置し、さ
らにこれら補強プレートを当該各レールを貫通するボル
ト手段により締結する工程を上記方法に付け加えること
ができる。これにより、溶接部の両側に補強プレートが
配置され、それらが各レールを貫通してボルト手段によ
り締結された接続構造を得ることができる。
【0011】
【発明の作用及び効果】本発明の接続方法によれば、普
通レール側端面の下側縁部に開先部を形成し、そこにマ
ンガン鋼の肉盛部を形成してからマンガンレールと突き
合わせ溶接を行うので、その突き合わせ部は実質的にI
形開先部に近い形態となる。その結果、従来のV形開先
による溶接よりも溶接体積が少なく、工場又は現場にお
ける溶接時間を大幅に短縮することができる。また、そ
れにより得られる接続構造は、列車通過時のたわみによ
り応力集中しやすい普通レール端面の下側縁部に、弾性
変形しやすいマンガン鋼の肉盛部が入り込むように形成
されたものとなるので、応力集中を起こしにくく、接続
強度が高められる。
【0012】また、溶接後に溶接部を低温で焼鈍するこ
とにより、溶接に伴う残留応力が緩和され、接続部の信
頼性が向上する。
【0013】さらに、溶接部を補強プレートで挟んで、
ボルト手段によりそれらプレートを締結する方法ならび
に構造によれば、接続部の強度が向上し、その信頼性が
さらに高められる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の方法によるレール接続工程の
一例を示している。まず、図1(a)に示すように、例
えば機械構造用炭素鋼製の普通レールRcの突き合わせ
側端面に対し、その上下縁部に沿って開先部Oを例えば
フライスを用いた切削加工等により、えぐるように形成
する。開先部Oの大きさは、列車通過時に接続部にかか
る荷重等を勘案して適宜調整され、例えば普通レールR
cの高さHが153mmの場合、上側縁部における幅a及
び高さb、下側縁部における幅c及び高さdはいずれも
20mm以上が適当である。そして、a/H、b/H、c
/Hはいずれも0.13〜0.17の範囲に設定するこ
とが望ましい。
【0015】次に、(b)に示すように、開先部Oが形
成された普通レールRcの端面全面に溶射等の公知の方
法によりバタリング層Bを形成する。バタリング層B
は、高マンガン組成の溶接部ならびに肉盛部と普通鋼と
の間に、成分調整のための中間的なMn組成域として介
在するとともに、普通レールと上記溶接部等との熱膨張
率の相違によって割れ等が生じることを防止する役割を
果たす。また、肉盛及び溶接に対する耐熱性と接合部の
耐摩耗性とを確保するために、Cr、Ni等の合金成分
も適宜添加される。そのようなバタリング層Bに用いら
れる合金として、Fe−2重量%Mn−24重量%Cr
−12重量%Ni(以下合金組成に関しては、単に%と
記して重量%を意味するものとする)もしくはそれに近
い組成の鋼材を例示することができる。なお、バタリン
グ層Bは省略することもできる。
【0016】そして、(c)に示すように、バタリング
層Bが施された開先部Oを埋めるように、肉盛部1が被
覆アーク溶接等により形成される。肉盛部1はマンガン
を10重量%以上含む高マンガン鋼で構成される。ここ
で、肉盛部1を溶接により形成する場合、溶接材として
は、オーステナイト安定化成分であるMn、Ni等の含
有量を増し、機械的性質(強度)改善のためのCr等を
所定量含有するFe系合金を用いることが望ましく、例
えばFe−16%Mn−16%Cr−2%Ni合金もし
くはそれに近い組成の合金が使用される。オーステナイ
ト安定化成分の含有量を増す理由は、溶接部における炭
化物の析出を防止するため溶接材はなるべく炭素を含有
しないことが望ましいが、炭素量が少なくなると応力誘
起(加工誘起)マルテンサイト変態の母相であるオース
テナイト相が不安定となるので、これを安定化させるた
めである。
【0017】続いて、形成された肉盛部1をグラインダ
ー等で研磨成形し、(d)に示すようにマンガンレール
Rmと突き合わせて下側に裏当て材2を配置するととも
に、その突き合わせ部の全断面を、肉盛部1とほぼ同じ
かそれに近い組成の溶接材3を用いて溶接し、溶接部4
を形成する。ここで、普通レールRcの開先部Oは肉盛
部1で埋められているので、突き合わせ部はほぼI形開
先に近い状態で溶接されることとなる。そのI形開先の
隙間gは例えば12〜17mm程度である。
【0018】そして、最終的に(e)に示すように、溶
接部4と隣接して普通レールRcの上下縁部に侵入する
ように肉盛部1が形成された接続構造が得られることと
なる。なお、開先部Oならびに肉盛部1は、列車通過時
に接続部にかかる荷重が比較的小さい場合などは、図2
に示すように、応力が集中しやすい普通レールRcの端
面下縁部のみに形成することも可能である。一方、開先
部Oならびに肉盛部1を普通レールRc側のみでなく、
マンガンレールRm側にも形成することもできる。
【0019】上記突き合わせ溶接には、例えば図3〜図
5に示すような溶接ロボットによる自動溶接、特にMI
G溶接を好適に採用することができる。ここで、図3に
示す溶接ロボットWRは、マンガンレールRm及び普通
レールRcの突き合わせ部を収容する溶接チャンバ20
を備え、その上方に位置する溶接ヘッド21に溶接ワイ
ヤWがワイヤ供給モータ23により供給される。溶接ヘ
ッド21は、X軸ブロック24及びY軸ブロック25に
より上下・左右に移動させられるようになっており、そ
の溶接ヘッド21には、図4に示すように、溶接ノズル
26を回転させるモータ27が設けられている。溶接ワ
イヤWの先端部は、図5に示すように、ノズル26の中
心線から偏心して位置させられる。
【0020】したがって、I形開先に沿った溶接動作で
は、図4に示すように消耗電極としての溶接ワイヤWが
回転しながら一定の幅でX軸方向に移動し、かつアルゴ
ン等の不活性ガスもしくはこれに少量の炭酸ガスが加え
られたシールドガス(例えば80%アルゴン−20%炭
酸ガス)が上述の溶接チャンバ20に供給された状態
で、I形開先に対するMIG溶接が自動的に行われるこ
ととなる。溶接条件としては、例えば電流が240〜3
40A、電圧が25〜35V程度とされ、上記開先幅を
埋めるための溶接時間は例えば10〜15分程度であ
る。
【0021】上述の工程において、例えば、図1の肉盛
部1の形成までの工程を、レール工場等で予め完了して
おき、自動溶接機WRによる溶接工程をレール接続現場
で行うようにすれば、現場での開先の形成、バタリン
グ、肉盛等は不要となる。また、レール突き合わせ部の
溶接時間も長くとも15分程度であるので、接続部1ヶ
所当たりの作業時間は、従来の1/5〜1/10程度に
短縮される。また、溶接に伴う接続部への入熱も少ない
のでマンガンレールRmの脆化が防止される。なお、上
記I形開先による溶接は、必ずしもMIG溶接に限られ
るものではなく、他の溶接手法を採用することもでき
る。
【0022】上記のようにして得られた接続部に例えば
電気炉等を被せ、これを低温で焼鈍することができる。
焼鈍は、高マンガン鋼の脆化温度以下で所定時間行わ
れ、例えば300〜400℃で3時間以上、望ましくは
350℃前後で5時間程度焼鈍される。この焼鈍によ
り、溶接時に生じた残留応力等が除去され、接続部の信
頼性がさらに高められる。
【0023】また、上記接続部に対し補強プレートをボ
ルト締結して、さらにその信頼性を高めることもでき
る。図6、7はその一例を示している。両レールRm及
びRcの接続部に形成された溶接部4を、両側から挟む
ように向かい合って一対の補強プレート11が配置され
ている。補強プレート11は、溶接部4の幅より長い板
状の部材で、マンガンレールRmと普通レールRcとに
またがって、図7に示すように両側のレール側面に互い
に平行に設けられ、さらにこれら補強プレート11を締
結するFe−Cr−Mo鋼製のボルト12及びナット1
4が設けられている。各補強プレート11には、ボルト
12の本数に対応して複数のボルト孔13が形成され、
また、これに対応する位置において、マンガンレールR
m及び普通レールRcには、その高さ方向の中間部を貫
通するボルト孔15が形成されている。各ボルト12
は、これらボルト孔13及び15を貫き、反対側の補強
プレート11から突出したねじ部に、ナット14がダブ
ルで締め込まれている。ここで、各補強プレート11と
レール側面とを所定の接着剤を介して密着させた状態で
ボルト締めする構造も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によるマンガンレールと普通レー
ルの接続工程の一例を示す概念図。
【図2】本発明の接続構造の変形例を示す図。
【図3】本発明の溶接方法を実施するのに好適な溶接ロ
ボットの斜視図。
【図4】その溶接ロボットの溶接ノズル部の説明図。
【図5】そのワイヤ先端の作用説明図。
【図6】補強プレートを有する本発明の接続構造の斜視
図。
【図7】図6のA−A断面図。
【図8】クロッシングレール部に使用されるマンガンレ
ールとそれに接続される普通レールの一例を示す斜視
図。
【図9】従来のマンガンレールと普通レールの接続方法
ならびに構造を示す側面図。
【図10】I形開先による接続構造を示す側面図。
【図11】列車の通過に伴うレールのたわみを示す概念
図。
【符号の説明】
1 肉盛部 O 開先部 4 溶接部 11 補強プレート 12 ボルト 13 ボルト孔 14 ナット 15 ボルト孔 WR 溶接ロボット Rm マンガンレール Rc 普通レール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】上述の工程において、全工程をレール工場
で行う場合はもちろん、例えば、図1の肉盛部1の形成
までの工程を、レール工場等で予め完了しておき、自動
溶接機WRによる溶接工程をレール接続現場で行う場合
には、現場での開先の形成、バタリング、肉盛等は不要
となる。また、レール突き合わせ部の溶接時間も長くと
も15分程度であるので、接続部1ヶ所当たりの作業時
間は、従来の1/5〜1/10程度に短縮される。ま
た、溶接に伴う接続部への入熱も少ないのでマンガンレ
ールRmの脆化が防止される。なお、上記I形開先によ
る溶接は、必ずしもMIG溶接に限られるものではな
く、他の溶接手法を採用することもできる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンガンを10重量%以上含むマンガン
    鋼からなるマンガンレールと、炭素鋼からなる普通レー
    ルとを接続する方法であって、 少なくとも普通レールに対し、その接続される側の端面
    の少なくとも下側縁部に開先部を形成する開先部形成工
    程と、 その開先部に、マンガンを10重量%以上含むマンガン
    鋼からなる肉盛部を溶接により形成する肉盛部形成工程
    と、 前記普通レールをその肉盛部の側で前記マンガンレール
    と突き合わせて溶接することにより、それら両レールを
    互いに接続する溶接工程と、 を含むことを特徴とするマンガンレールと普通レールの
    接続方法。
  2. 【請求項2】 前記開先部形成工程において、前記開先
    部が前記端面の上側縁部及び下側縁部に形成される請求
    項1記載の接続方法。
  3. 【請求項3】 前記溶接工程による溶接部を低温焼鈍す
    る焼鈍工程を含む請求項1又は2記載の接続方法。
  4. 【請求項4】 前記溶接部をレールの幅方向から挟むよ
    うに、その溶接部の幅より長い補強プレートを向かい合
    わせて、それぞれ前記両レールにまたがるように配置
    し、さらにこれら補強プレートを当該各レールを貫通す
    るボルト手段により締結する工程を含む請求項1ないし
    3のいずれかに記載の接続方法。
  5. 【請求項5】 マンガンを10重量%以上含むマンガン
    鋼からなるマンガンレールと、炭素鋼からなる普通レー
    ルとを接続する構造であって、 前記マンガンレールと前記普通レールの接続部に形成さ
    れ、マンガンを10重量%以上含むマンガン鋼からなる
    溶接部と、 少なくとも前記普通レールの側において、その溶接部と
    隣接する側の端面の少なくとも下側縁部に形成される開
    先部と、 その開先部を埋めるように形成され、マンガンを10重
    量%以上含むマンガン鋼からなる肉盛部と、 を含むことを特徴とするマンガンレールと普通レールの
    接続構造。
  6. 【請求項6】 前記開先部は、前記端面の上側縁部及び
    下側縁部に形成されたものである請求項5記載の接続構
    造。
  7. 【請求項7】 前記溶接部をレール幅方向から挟むよう
    に向かい合って両側のレール側面に位置し、かつその溶
    接部の幅よりも長く、それぞれ前記マンガンレールと普
    通レールにまたがって配置された補強プレートと、 それらの補強プレートを当該各レールをそれぞれ貫通し
    て締結するボルト手段と、 を含む請求項5又は6に記載の接続構造。
JP16307894A 1994-06-21 1994-06-21 マンガンレールと普通レールの接続方法及び接続構造 Pending JPH081328A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6147928A (en) * 1998-03-10 2000-11-14 Tdk Corporation Anti-noise component for flat cable
KR101360525B1 (ko) * 2012-04-09 2014-02-10 주식회사 포스코 고망간강-일반강 접합부 및 고망간강 제조방법
CN110640349A (zh) * 2018-06-27 2020-01-03 宝山钢铁股份有限公司 一种Mn13高锰钢的焊接工艺

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