JPH081320Y2 - 作業車用変速操作装置 - Google Patents

作業車用変速操作装置

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JPH081320Y2
JPH081320Y2 JP1989062181U JP6218189U JPH081320Y2 JP H081320 Y2 JPH081320 Y2 JP H081320Y2 JP 1989062181 U JP1989062181 U JP 1989062181U JP 6218189 U JP6218189 U JP 6218189U JP H081320 Y2 JPH081320 Y2 JP H081320Y2
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shaft
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南美男 湯浅
義富 金丸
泰男 川端
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は第3図に例示するように原動軸1とミツシ
ヨンケース2の入力軸3との間に、複数本のベルト4,5
を各別のテンシヨンプーリー6,7により択一的に緊張さ
せて入力軸3を変速回転させるベルト式変速装置8を設
けると共に、ミツシヨンケース2内に、変速軸9上に遊
嵌設置した複数個の変速ギヤ10F1,10F2,10F3,10Rをシフ
トキー11により択一的に変速軸9に対し結合して変速軸
9を変速回転させるキーシフト式変速装置12を設けた作
業車において、上記したキーシフト式変速装置12を変速
操作するための変速操作装置に関するものである。
〔従来の技術〕
作業車においてミツシヨンケース内に設ける変速装置
の他に、クラツチを兼ねたベルト式変速装置を上述のよ
うな配置で設けることは、実開昭53−19929号公報に開
示されているように公知である。
上記公報のものではミツシヨンケース内に前進2段、
後進1段の変速装置を設ける構造において、高低2段の
変速を行なうベルト式変速装置を設け、両変速装置の組
合せにより車速を前進4段、後進2段に変速できること
としている。両変速装置は単一の変速レバーによつて操
作され、該レバーはミツシヨンケース内の変速装置の変
速シフト方向に対し直交する他の方向にも回動可能に支
持されていて、ベルト式変速装置を中立状態とするレバ
ー位置で変速レバーを上記変速シフト方向に沿い回動さ
せミツシヨンケース内の変速装置の変速段を変更し、そ
の上で変速レバーを上記他の方向に沿い一側或は他側に
回動させてベルト式変速装置を高速或は低速に入れるよ
うにされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の実開昭53−19929号公報のもののように単一変
速レバーにより2組の変速装置を、ミツシヨンケース内
の変速装置を操作するときは必らずベルト式変速装置が
中立状態に維持されるようにしつつ操作可能とした技術
は、レバー個数の節減と操作の簡便さの点で優れている
が、ベルト式変速装置を中立状態とする操作の精度を出
しにくい。すなわち本従来例は変速レバーとベルト式変
速装置の2個のテンシヨンアームとを接続するための2
組の接続機構の各々に長孔をもつてする遊びを設け、両
接続機構の遊びが重復する範囲内の変速レバー位置をベ
ルト式変速装置の中立位置に設定しているが、各接続機
構中のリンク等の接続点に必然的に存続する遊び、接続
部材の寸法公差、使用による部材摩耗等からして、2組
の接続機構の遊びが重復する範囲でベルト式変速装置の
確実な中立状態を得ることに困難がある。またベルト式
変速装置の変速段数が3段以上とされると、本技術を適
用できないことになる。
そこでこの考案はベルト式変速装置に加えて、米国特
許No.3,812,735、実開昭64−752号公報等から周知であ
るキーシフト式変速装置をミツシヨンケース内に設ける
作業車において、ベルト式変速装置がどのような状態に
おかれていてもキーシフト式変速装置の変速操作に先立
ちベルト式変速装置を確実に中立状態にでき、またベル
ト式変速装置の変速段数が3段以上とされても適用で
き、操作性も優れている変速操作装置を提供しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのためにこの考案は添付図に例示するように冒記構
造の作業車において、前記テンシヨンプーリー6,7を支
持する複数個のテンシヨンアーム13,14に対し係合する
可動枠15を設けると共に、前記キーシフト式変速装置12
用の変速レバー16を変速シフト方向に対し直交する他の
方向にも回動可能に支持し、該変速レバー16を上記可動
枠15に対し接続して変速レバー16の上記他の方向での操
作により可動枠15を介し、上記した複数個のテンシヨン
アーム13,14を同時にベルト弛緩位置へと回動変位させ
うるように構成した。
またこの考案は上記構造に加えて、前記テンシヨンア
ーム13,14に下方向きの張出し量を連続的に変更するカ
ム面13a,14aを形成すると共に、前記可動枠15を水平軸
線まわりで上下回動可能に支持して、可動枠15に設けた
係合部15a,15bを上記カム面13a,14aに下方側から係合さ
せた(請求項2)。
〔考案の作用と効果〕
キーシフト式変速装置12の変速レバー16によりベルト
式変速装置8の複数個のテンシヨンアーム13,14を同時
にベルト弛緩位置へと回動変位させることとしたから、
キーシフト式変速装置12の変速操作に先立ち、その変速
レバー16を先ず前記他の方向に操作することでベルト式
変速装置8の複数本のベルト4,5を弛緩させ同変速装置
8を中立状態へともたらしうる。変速レバー16に接続し
た可動枠15をテンシヨンアーム13,14に対し、接続せず
して単に係合させたのみであるから、ベルト式変速装置
8をその変速操作機構によつて操作しようとするときテ
ンシヨンアーム13,14の回動変位が可動枠15によつて妨
げられることはなくベルト式変速装置8の変速操作上の
支障は起きず、またベルト式変速装置8が中立状態にあ
るか変速作用状態にあるかを問わず複数テンシヨンアー
ム13,14に係合しそれらのアーム13,14を一斉にベルト弛
緩位置へ回動させる可動枠15によつてベルト式変速装置
8を必らず中立状態へともたらしうる。
キーシフト式変速装置12の変速レバー16の変速シフト
回動は周知のように略直線の径路に沿つて行なわれるか
ら、前記他の方向へのレバー16操作でベルト式変速装置
8を中立としその中立状態を維持したままで変速レバー
16を変速シフト方向に操作しキーシフト式変速装置12の
変速シフトを行なえ、同変速装置12の操作上にも問題は
起きない。
キーシフト式変速装置12の変速レバー16とそれによつ
て変位せしめられる可動枠15といつた単一の操作系によ
りベルト式変速装置8を中立状態にもたらしうるように
したから、ベルト式変速装置8の確実な中立状態を得る
ことができるように操作の精度を高めうる。単一操作系
によることから前記他の方向への変速レバー16の変位量
を増幅してテンシヨンアーム13,14に伝えるようにする
ことを簡単に行なえ、変速レバー16の小さな動きでベル
ト式変速装置8を確実に中立状態にもたらすように操作
性を高めうる。
後述する実施例ではベルト式変速装置8を高低2段の
変速段のものとしているが、ベルト式変速装置の複数テ
ンシヨンアームを同時にベルト弛緩位置へともたらしう
るようにした本案によれば、ベルト式変速装置が3段以
上の変速段を備えたものであつても同変速装置をキーシ
フト式変速装置12の変速レバー16によつて難なく中立状
態にもたらしうることになる。
請求項2に記載の構造によれば、水平軸線まわりで上
下回動する可動枠15自体の動きに加えて同可動枠15の係
合部15a,15bが係合するテンシヨンアームカム面13a,14a
により、変速レバー16の動きを大きく増幅してテンシヨ
ンアーム13,14に伝えうることとなり、操作の精度及び
操作性を一層向上できる。
〔実施例〕
図示の実施例はこの考案を、第2図に示すような除雪
車において実施した例に係る。
同除雪車はクローラ20によつて走行させる機体の前部
にオーガ21及びブロワー22を装備さし、操縦ハンドル23
を機体から後方向きに延出させている。機体にはエンジ
ン24が搭載され、前記ミツシヨンケース2はクローラ20
を後方側で支承する駆動輪25を駆動するように機体の後
部下方位置に縦長に設置されている。オーガ21は水平支
点軸26まわりで昇降可能に支持され、積雪量に応じて上
下位置を変更できるように、また非作業状態では待機位
置に持上げておけるように、油圧シリンダ27によつて昇
降させうることとされている。またオーガ21によつて掻
込まれる雪をブロワー22の作用で吹出す吹出し筒28には
開口度を調節するシヤツター(図示せず)が設けられ、
シヤツター変位用の油圧シリンダ29も設けられている。
両油圧シリンダ27,29に対し作動油を供給するための油
圧ポンプ30は、機体の背面部に設置されている。ブロワ
ー22はエンジン24によつて回転駆動されるPTO軸31によ
り駆動され、またオーガ21はPTO軸31に接続されている
ところの両端に自在接手を備えるオーガ駆動軸32によつ
て駆動される。
第3図がトランスミツシヨン機構を示しており、前記
原動軸1は、エンジン出力軸24a上のプーリー34と原動
軸1上のプーリー35間に捲回されたベルト36を緊張・弛
緩させるテンシヨンプーリー37aを備える主クラツチ37
により駆動を継続可能とされている。またPTO軸31は、
エンジン出力軸24a上のプーリー38とPTO軸31上のプーリ
ー39間に捲回されたベルト40を緊張・弛緩させるテンシ
ヨンプーリー41aを備える作業クラツチ41により駆動を
接続可能とされている。
前記油圧ポンプ30は原動軸1の後端にカツプリング43
によつて接続され、その前方側で原動軸1とミツシヨン
ケース入力軸3間に前記したベルト式変速装置8が配設
されている。同変速装置8は原動軸1上の2個のプーリ
ー44,45と入力軸3上の2個のプーリー46,47間に2本の
前記ベルト4,5を捲回し、これらのベルト4,5を2個の前
記テンシヨンプーリー6,7によつて選択的に緊張させて
2段の変速を行なうものに構成されている。
同様に第3図に示すように前記キーシフト式変速装置
12はミツシヨンケース2内において、入力軸3により傘
歯車49,50を介し回転駆動される駆動軸51と前記変速軸
9間に配設されている。駆動軸51上には、変速軸9上の
前記変速ギヤ10F1,10F2,10F3,10Rを回転駆動する駆動ギ
ヤ52F1,52F2,52F3,52Rが固定設置されている。駆動ギヤ
52Rと変速ギヤ10Rとしてはスプロケツトギヤが用いら
れ、その間にはチエーン53が捲回されている。変速軸9
上で変速ギヤ10F1,10R間には、シフトキー11の中立位置
を設定するニユートラル・リング53′が設置されてい
る。図示キーシフト式変速装置12は実質的に周知のもの
と変わりなく、シフトキー11により変速ギヤ10F1,10F2,
10F3,10Rの1個宛を変速軸9に対し結合して前進3段、
後進1段の変速を行なう。
変速軸9の後段にはミツシヨンケース2外面上で走行
ブレーキ55を装備する減速軸56、及びミツシヨンケース
2外で左右の前記駆動輪25を装備する左右の車軸57が配
置されている。減速軸56は減速歯車58,59を介し変速軸
9により駆動され、左右の車軸57間には減速軸56上に小
径歯車60により駆動される大径のサイドクラツチ歯車61
が配置されている。サイドクラツチ歯車61は左右のサイ
ドクラツチ62によつて左右の車軸57に接続され、サイド
クラツチ62の切り後に作動させうるロツク型の左右のサ
イドブレーキ63も設けられている。
第1図に示すように前記変速レバー16は門形の支持金
物65に下端を溶着して設けられ、レバーガイド66にガイ
ドされている。支持金物65に上端角形部67aを嵌合した
アーム67を支軸68まわりで回動可能に機枠に支持させて
あり、支軸68に直交する方向に沿うピン69によつて支持
金物65とアーム67間が接続されている。ミツシヨンケー
ス2から突出する変速操作軸70には変速アーム71が取付
けられており、この変速アーム71が上記アーム67にロツ
ド72によつて接続されている。変速操作軸70はその回転
変位により第3図に図示の前記シフトキー11を変速軸9
の軸線方向に沿い摺動変位させるものとされていて、変
速レバー16を支軸68まわりで回動操作することによつて
変速操作軸70の回転変位が得られる。
同様に第1図に示すように前記テンシヨンアーム13,1
4は水平支点軸74まわりで回動可能に支持され、同支点
軸74に平行する支軸75,76によつて前記テンシヨンプー
リー6,7を遊転自在に支持している。前記ベルト4,5は第
4図に示すようにテンシヨンプーリー6,7の下方側を通
過させるものとされていて、テンシヨンアーム13,14の
先端にはベルト6,7の下方に臨ませるベルト受け13b,14b
を一体に形成してある。第2図に示すように前記変速レ
バー16と共に操縦ハンドル23付近に配置してあるベルト
変速レバー77が設けられており、このベルト変速レバー
77は第1図に図示の水平支軸78に、該支軸78の軸線方向
に沿い揺動可能、且つ、支軸78まわりで回動可能に支持
させてある。水平支軸78には2個の係合金物79,80を、
該支軸78の軸線まわりで回動可能に支持させてある。そ
して係合金物79,80とテンシヨンアーム13,14間が、水平
支軸78まわりでの係合金物79,80の回動変位により水平
支点軸74まわりでのテンシヨンアーム13,14の回動変位
が得られるように操作索条81,82とスプリング83,84とを
介し接続されている。ベルト式変速装置8は第1図に図
示の中立状態から、ベルト変速レバー77を揺動操作し何
れかの係合金物79或は80に係合させた上で該レバー77を
操作索条81或は82に引きを与える向きで回動操作するこ
とにより、テンシヨンプーリー6或は7を押下げてベル
ト4或は5に圧接させることにより、高或は低変速段に
入れられる。
可動枠15はテンシヨンアーム13,14の水平支点軸74に
平行する支軸85まわりで回動可能に支持されている。こ
の可動枠15はテンシヨンアーム13,14の側外方下方位置
まで張出すプレート15c,15dを備え、これらのプレート1
5c,15dの下端部に固着したピンに前記係合部15a,15bを
構成するローラーが回転自在に支承されている。テンシ
ヨンアーム13,14の先端側部分には前述した形状のカム
面13a,14aが形成され、係合部15a,15bは常時は該カム面
13a,14bの基端に位置する凹面部に係合している。
可動枠15は操作索条86により変速レバー16に対し、前
記ピン69まわりでの変速レバー16の回動操作によつて支
軸85まわりで上下回動させうるように接続されている。
前記レバーガイド66には前記支軸68まわりでの変速レバ
ー16の回動操作をガイドするガイド溝66aに連らねてピ
ン69まわりでの変速レバー16の回動操作をガイドする短
長の6個のガイド溝が形成され、その各内端がキーシフ
ト式変速装置12の前進3速位置F1,前進2速位置F2,前
進1速位置F1,中立位置N及び後進1速位置Rに設定さ
れている。そして可動枠15は変速レバー16をピン69まわ
りで上記各位置F1,F2,F3,N,Rからガイド溝66a内へ移
す向きで回動操作すると、支軸85まわりで上方回動せし
められるものとされている。変速レバー16はガイド溝66
a中から上記各位置F1,F2,F3,N,Rへ入り込む向きに、
スプリング87によつて回動附勢されている。操作索条86
のアウタ86aを止着したアウタ受け88は鉛直軸89の軸線
まわりで回動自在に支持され、ガイド溝66aに沿つた変
速レバー16の回動操作によつて回動するものとされてお
り、これによつて逆にガイド溝66aを図示のように円弧
状に形成してある。
第4図に示すようにテンシヨンアーム13,14はスプリ
ング91,92によつてテンシヨンプーリー6,7がベルト4,5
から離間する向きに附勢されており、第1図に図示のよ
うにベルト変速レバー77を中立位置とした状態では該ス
プリング91,92によりベルト式変速装置8が中立状態に
維持される。同様に第4図に示すように、入力軸3上の
プーリー46,47に沿わせたベルト受け93,94が機枠に固定
して設けられている。第1図において77Aは、ベルト変
速レバー77のレバーガイドを示す。
作用について説明すると第4図は、テンシヨンプーリ
ー6或は7がベルト4或は5に圧接せしめられてベルト
式変速装置8が高速段或は低速段に入れられていると共
に、キーシフト式変速装置12も何れかの変速段に入れら
れている状態を示している。
この状態からキーシフト式変速装置12のシフトを行な
うべく先ず、変速レバー16を第1図の位置F1,F2,F3
はRからガイド溝66a内へと移すように回動操作する
と、可動枠15が支軸85まわりで上方回動せしめられて係
合部15a,15bが上方向きに変位すると共にカム面13a,14a
の基端位置から先端側へと変位することにより、両テン
シヨンアーム13,14が水平支点軸74まわりで大きく上方
回動せしめられ、第5図に示すように両テンシヨンプー
リー6,7が大きく持上げられて両ベルト4,5がベルト受け
93,94に沿つて完全に弛められる。このとき第1図のベ
ルト変速レバー77は何れかの係合金物79或は80に係合し
たままで同レバー77のレバーガイド77Aに不動に拘束さ
れており、上記したテンシヨンアーム13,14の上方回動
により第5図に図示のようにスプリング83,84が伸長す
る。
キーシフト式変速装置12のシフトは第5図の状態の下
で変速レバー16を第1図のガイド溝66aに沿つて回動変
位させて行なわれ、両テンシヨンプーリー6,7の大きな
持上げによりベルト4,5が完全に弛んで入力軸3がベル
ト4,5と連れ廻いするような事態が起きないことから、
キーシフト式変速装置12をシフト上の抵抗なしに軽快に
操作できる。変速レバー16を次の変速作用位置F1,F2
F3或はRに位置させることで、ベルト式変速装置8のベ
ルト4或は5が緊張され伝動が開始する。
第6図はキーシフト式変速装置12を何れかの変速段に
入れたままで、ベルト変速レバー77を第1図に図示の中
立位置においた状態を示している。この状態では操作糸
の操作索条81,82及びスプリング83,84が弛められ、両テ
ンシヨンアーム13,14が機枠側のスプリング91,92によつ
て上昇回動せしめられ両テンシヨンプーリー6,7が持上
げられて、両ベルト4,5が弛んだベルト式変速装置8の
中立状態が得られる。したがつて除雪車を停止させた状
態でも前記油圧ポンプ30を駆動でき、そのときミツシヨ
ンケース2の入力軸3は回転自在であることから、変速
ギヤ10F1,10F2,10F3或は10Rが変速軸9に対し結合され
たままであつてもトルクの閉込めが起きるようなことは
なく、次にキーシフト式変速装置12のシフト操作を行な
う上での困難は生じない。
なお図示のベルト式変速装置8は高速段と低速段との
速差を大きくとり、高速段は主として非作業走行時に、
低速段は主として除雪作業時に、それぞれ用いることと
されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案一実施例の概略の斜視図、第2図は同実施
例を装備する除雪車の概略側面図、第3図は同除雪車の
伝動機構を示す機構図、第4図,第5図及び第6図はそ
れぞれ、実施例の作用を説明するための模式的な側面図
である。 1…原動軸、2…ミツシヨンケース、3…入力軸、4,5
…ベルト、6,7…テンシヨンプーリー、8…ベルト式変
速装置、9…変速軸、10F1,10F2,10F3,10R…変速ギヤ、
11…シフトキー、12…キーシフト式変速装置、13,14…
テンシヨンアーム、13a,14a…カム面、15…可動枠、15
a,15b…係合部、15c,15d…プレート、16…変速レバー、
44,45,46,47…プーリー、65…支持金物、66…レバーガ
イド、67…アーム、68…支軸、69…ピン、70…変速操作
軸、74…水平支点軸、77…ベルト変速レバー、86…操作
索条。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動軸1とミツシヨンケース2の入力軸3
    との間に、複数本のベルト4,5を各別のテンシヨンプー
    リー6,7により択一的に緊張させて入力軸3を変速回転
    させるベルト式変速装置8を設けると共に、ミツシヨン
    ケース2内に、変速軸9上に遊嵌設置した複数個の変速
    ギヤ10F1,10F2,10F3,10Rをシフトキー11により択一的に
    変速軸9に対し結合して変速軸9を変速回転させるキー
    シフト式変速装置12を設けた作業車において、 前記テンシヨンプーリー6,7を支持する複数個のテンシ
    ヨンアーム13,14に対し係合する可動枠15を設けると共
    に、前記キーシフト式変速装置12用の変速レバー16を変
    速シフト方向に対し直交する他の方向にも回動可能に支
    持し、該変速レバー16を上記可動枠15に対し接続して変
    速レバー16の上記他の方向での操作により可動枠15を介
    し、上記した複数個のテンシヨンアーム13,14を同時に
    ベルト弛緩位置へと回動変位させうるように構成してな
    る変速操作装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の変速操作装置において、
    前記テンシヨンアーム13,14に下方向きの張出し量を連
    続的に変更するカム面13a,14aを形成すると共に、前記
    可動枠15を水平軸線まわりで上下回動可能に支持して、
    可動枠15に設けた係合部15a,15bを上記カム面13a,14aに
    下方側から係合させてある変速操作装置。
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