JPH08131213A - 使い捨てスリッパの連続製造方法 - Google Patents

使い捨てスリッパの連続製造方法

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JPH08131213A
JPH08131213A JP6276794A JP27679494A JPH08131213A JP H08131213 A JPH08131213 A JP H08131213A JP 6276794 A JP6276794 A JP 6276794A JP 27679494 A JP27679494 A JP 27679494A JP H08131213 A JPH08131213 A JP H08131213A
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JP
Japan
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sheet
instep
formation
heat
slipper
Prior art date
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Pending
Application number
JP6276794A
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English (en)
Inventor
Tadashi Uda
正 宇田
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Livedo Corp
Original Assignee
Toyo Eizai KK
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間の足にフィットする使い捨てスリッパ
を、安価に提供するための使い捨てスリッパの連続製造
方法を提供することを目的とするものである。 【構成】 次の工程を含む使い捨てスリッパの連続製造
方法である。 (1) スリッパの長さと略同等の幅の底部形成用帯状シー
ト上に、別ロールから甲部形成用の短幅熱収縮性帯状シ
ートを繰り出し、熱収縮後に甲を覆うことができる長さ
をおいて前記熱収縮性帯状シートを前記底部形成用帯状
シートにスリッパ幅毎に固着する。 (2) 前記固着工程においておよび/または固着工程の
後、熱収縮性帯状シートと底部形成用帯状シートの間に
足形を入れ、該熱収縮性帯状シートを前記足形の甲に沿
わせて収縮させる。 (3) 固着線を切断すると共に底部形成用帯状シートをス
リッパ形状に切り抜く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使い捨てスリッパを安
価にかつ簡単に連続製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】使い捨てスリッパは、長時間靴を履いて
いることによる苦痛から解放するためのサービスとし
て、飛行機や船・列車等内で提供されている。また土足
が許されないホテル等の宿泊施設、病院やその他の施設
等においても、最近では清潔感が重要視されており、何
度も使用する形態のスリッパから、使用の都度廃棄でき
る使い捨てスリッパが使われるようになってきた。
【0003】現在市販されている使い捨てスリッパは、
ボール紙程度の底部をプラスチックフィルムで覆い、不
織布からなる甲部を縫製した粗末なものや発泡ポリエチ
レンシートに不織布を積層した底部に、不織布からなる
甲部を縫製したもの等、底部と甲部が縫製手段によって
固定されているものがほとんどである。使い捨てスリッ
パは安価であることが重要項目であるが、人間の足の甲
に沿う様に、立体的に甲部を底部に取り付けなければな
らないため、この縫製工程は自動化ができず、なかなか
コストダウンができないという問題があった。また縫製
ではなくヒートシール手段を使用したものも市販されて
いるが、これも高価なものであり、使い捨てスリッパの
用途を制限する原因になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、人間
の足にフィットする使い捨てスリッパを、安価に提供す
るために、使い捨てスリッパの連続製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成した本発
明の使い捨てスリッパの製造方法は、 (1) スリッパの長さと略同等の幅の底部形成用帯状シー
ト上に、別ロールから甲部形成用の短幅熱収縮性帯状シ
ートを繰り出し、熱収縮後に甲を覆うことができる長さ
をおいて前記熱収縮性帯状シートを前記底部形成用帯状
シートにスリッパ幅毎に固着する。 (2) 前記固着工程においておよび/または固着工程の
後、熱収縮性帯状シートと底部形成用帯状シートの間に
足形を入れ、該熱収縮性帯状シートを前記足形の甲に沿
わせて収縮させる。 (3) 固着線を切断すると共に底部形成用帯状シートをス
リッパ形状に切り抜く。 といった工程を含むところに要旨を有する。上記(1) 工
程の固着手段がヒートシールもしくは超音波シールによ
るものであることは本発明の好ましい実施態様である。
【0006】
【作用】本発明では、スリッパの甲部を熱収縮性のシー
トで形成するところに最大の特徴を有する。すなわち、
最初は、甲部形成用シートを実際に必要な甲回りより長
く繰り出して、底部形成用シートに固着する。このとき
の固着線は甲の両側部になる。次いで、足形を両シート
間に挿入し、その後、甲部形成用シートを足形にフィッ
トする様に熱収縮させる連続製造方法である。
【0007】本発明では上記手段を採用しているので、
スリッパの甲部を、短時間の収縮工程で立体的にフィッ
ト性良く製造することができる。このため、甲形成用シ
ートを最初に底部形成用シートに固着する際に、精密な
位置決めが不要であり、歩留よく高速連続生産を行うこ
とができる。さらに使い捨てスリッパのサイズの設計変
更も、固着線の間隔と底部形成用シートの幅および足形
のサイズを変更するだけで、簡単に行えるという利点も
有する。
【0008】
【実施例】図1は、(1) の工程を示す斜視説明図であ
る。図2はスリッパの甲部分での断面説明図である。図
1に示す様に、底部形成用帯状シート1上に別ロールか
ら甲部形成用の短幅熱収縮性帯状シート2が繰り出さ
れ、固着線Pで底部形成用帯状(以下「帯状」を省略す
る)シート1に固着される。隣接する固着線の間隔はス
リッパ幅と略同等、底部形成用シートの幅はスリッパ長
と略同等である。固着線Pは、つま先側に向けて広幅に
したり、あるいは略砂時計形状にすることによって、ス
リッパを足の裏の形により一層近づけることができる。
【0009】甲部形成用シート2は、この工程では、熱
収縮後に甲をちょうど覆う程度の長さになる様に、余裕
をみて繰り出されて固着されなければならない。すなわ
ち、所望の甲回りの長さがLであれば、甲部形成用シー
ト2は長さLと熱収縮する長さL1 の和に相当するL2
(=L+L1 )毎に固着されなければならない。この甲
部形成用シートの長さL2 は、スリッパのサイズと熱収
縮性シートの長手方向収縮率に応じて適宜設定される。
【0010】固着方法は、接着剤法、ヒートシール、超
音波シール等が採用できるが、短時間で簡単に固着でき
るヒートシール法あるいは超音波シール法が好ましい。
図1は、ヒートシール用バー3,3…を用いてヒートシ
ール法で固着する例を示している。甲部形成用シートが
確実にL+L1 毎に固着される様に、周長を調整したガ
イド4,4…を挿入してからヒートシールのバー3,3
…を下ろす構成を採用しても良い。これらのバー3やガ
イド4は複数の方が製造効率上好ましい。ガイド4の代
わりに、足形をこの工程で挿入してもよい。ただし足形
の場合は、甲部形成用シートと足形の間に隙間ができる
ことになる。
【0011】底部形成用シートの素材としては特に限定
されない。例えば、不織布が足に当接する様に重ねられ
た発泡ポリエチレンとポリオレフィン系不織布の積層シ
ートを利用すれば、クッション性、肌ざわり、耐水性、
強度、軽量性、柔らかさ、安全性、価格等に優れた使い
捨てスリッパが得られる。発泡ポリエチレン以外の発泡
体やポリオレフィン系不織布以外の不織布ももちろん使
用できる。その他、あまり耐水性を考慮しなくてもよい
用途の場合には、パルプボードやボール紙、段ボール等
の紙・セルロース系素材等も底部形成用シートとして利
用でき、これらにさらに不織布あるいは織布等を足当接
側に積層したものも使用することができる。積層手段は
特に限定されず、例えば、ドット状あるいはスパイラル
状にホットメルト系接着剤を塗布して積層する等の方法
が採用できる。
【0012】甲部形成用シートは、熱収縮性シートを用
いなければならない。ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、EVA
等が熱収縮性シートに応用されており、シール強度が高
く安全性に優れたポリエチレンやポリエステルが好まし
く利用できる。肌ざわりを考慮すれば不織布状のものが
好ましい。収縮率は、熱収縮性シートの長手方向に10
〜60%程度収縮すればよく、幅方向の収縮率は小さい
方が好ましい。
【0013】図3は(2) の工程を説明する側面図であ
る。図4は足形5の一実施例であり、足形5を前方(つ
ま先側)からみた説明図である。(2) の工程は、甲部形
成用シート2と底部形成用シート1によって形成された
ループの中に足形5を挿入し、加熱して甲部形成用シー
トを足形の甲に沿う様に収縮させる(図3左)工程であ
る。収縮後の甲部形成用シート2’は足形5に密着して
いるので、足形5を図4に示す様に左右に割れた状態で
熱収縮工程を行い、その後足形の左右を結合させて幅狭
にした後に、甲部のループから抜き出す方法を採用して
も良い。
【0014】熱収縮手段は、いわゆるシュリンクトンネ
ルといわれる加熱炉を通す方法が一般的であり、甲部形
成用シートの熱収縮温度に合わせて加熱炉の温度および
加熱時間を設定すれば良い。足形は1個よりは、同形状
のものまたは左右一対のものを複数個用いることが好ま
しい。足形の素材は特に限定されず、木製、耐熱性プラ
スチック製、金属製等適宜利用できる。
【0015】この(2) の工程は前記(1) の工程の後に行
っても、前記(1) の工程と同時に行っても良い。両工程
が終了したら、固着線を切り離すと共に、スリッパ形状
に底部形成用シートを切り抜くことによって使い捨てス
リッパができ上がる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、ス
リッパの甲部を、短時間の収縮工程で立体的にフィット
性良く製造することができるため、甲部形成用シートを
最初に底部形成用シートに固着する際に、精密な位置決
めが不要であり、歩留よく高速連続生産を行うことがで
きる。さらに使い捨てスリッパのサイズの設計変更も、
固着線の間隔と底部形成用シートの幅および足形のサイ
ズを変更するだけで、簡単に行えるという利点も有し、
フィット性に優れた使い捨てスリッパを安価に提供でき
る様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(1) の工程の実施例の斜視説明図であ
る。
【図2】図1におけるスリッパの甲部分の断面説明図で
ある。
【図3】本発明の(2) の工程の実施例の側面説明図であ
る。
【図4】足形5の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
P 固着線 1 底部形成用帯状シート 2 甲部形成用熱収縮性帯状シート 3 ヒートシール用バー 4 ガイド 5 足形

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程を含むことを特徴とする使い捨
    てスリッパの連続製造方法。 (1) スリッパの長さと略同等の幅の底部形成用帯状シー
    ト上に、別ロールから甲部形成用の短幅熱収縮性帯状シ
    ートを繰り出し、熱収縮後に甲を覆うことができる長さ
    をおいて前記熱収縮性帯状シートを前記底部形成用帯状
    シートにスリッパ幅毎に固着する。 (2) 前記固着工程においておよび/または固着工程の
    後、熱収縮性帯状シートと底部形成用帯状シートの間に
    足形を入れ、該熱収縮性帯状シートを前記足形の甲に沿
    わせて収縮させる。 (3) 固着線を切断すると共に底部形成用帯状シートをス
    リッパ形状に切り抜く。
  2. 【請求項2】 上記(1) 工程の固着手段がヒートシール
    もしくは超音波シールによるものである請求項1に記載
    の連続製造方法。
JP6276794A 1994-11-10 1994-11-10 使い捨てスリッパの連続製造方法 Pending JPH08131213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108968237A (zh) * 2018-08-07 2018-12-11 车明宇 一次性纸制拖鞋成型器

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JPH0115502B2 (ja) * 1980-05-14 1989-03-17 Ciba Geigy

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Effective date: 19980728