JPH08130994A - 農業用マルチングフィルム - Google Patents

農業用マルチングフィルム

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JPH08130994A
JPH08130994A JP6301523A JP30152394A JPH08130994A JP H08130994 A JPH08130994 A JP H08130994A JP 6301523 A JP6301523 A JP 6301523A JP 30152394 A JP30152394 A JP 30152394A JP H08130994 A JPH08130994 A JP H08130994A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】農作物への病害虫飛来、侵入を防止すると共
に、病害虫や病害菌の繁殖を大幅に抑制でき、かつ病害
虫あるいは病害菌の防除効果の持続性が優れた農業用マ
ルチングフィルムの提供。 【構成】本発明の農業用マルチングフィルムは、例えば
ヒノキチオールのような樹木成分と熱可塑性合成樹脂と
が溶融混練されフィルム状に成形されてなることを特徴
とし、好ましくは樹木成分が、包接化合物で処理されて
なることであり、また無機粉体が、熱可塑性合成樹脂1
00重量部に対して、0.5〜30重量部添加されてな
ることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は病害虫や病害菌の防除効
果を有する農業用マルチングフィルムに関し、詳しくは
農作物への病害虫の飛来、侵入を防止できると共に、病
害虫や病害菌の繁殖を大幅に抑制でき、かつ病害虫や病
害菌の防除効果の持続性が優れた農業用マルチングフィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の農作物栽培では、病害虫や病害菌
を防除するために各種の農薬が使用されている。しか
し、それにもかかわらず、農薬での防除の困難な病害虫
が存在し、農作物の栽培上大きな問題となっている。駆
除が困難な病害虫としては、例えばネギ、タマネギ、キ
ュウリ等に現われるスリップス、ダイコン、ハクサイ、
キャベツ等に現われるアブラムシ類やコナガ、イネ等に
現われるハモグリバエ、キャベツ、ハナヤサイ、ナス等
に現われるヨトウムシ等が挙げられる。また農薬での防
除の困難な病害菌も存在し、これらも農作物の栽培上大
きな問題となっている。
【0003】これらの原因は、病害虫や病害菌に農薬耐
性が生じるためであり、化学農薬による防除には限界が
現われてきている。
【0004】一方、多くの野菜、花、果樹等の栽培で
は、現在各種の熱可塑性合成樹脂からなるマルチングフ
ィルムを用いたマルチ栽培が行われている。かかるマル
チングフィルムを用いてマルチ栽培を行う方法は、図1
及び図2に示すように、畦1の表面にマルチングフィル
ム2を敷設し、その両側を押え土4で押え農作物3を生
育、栽培するのが一般的である。かかるマルチ栽培によ
って、土中水分保持、土壌膨軟性保持、肥料流亡防止、
地温の上昇と抑制、初期生育の促進、初期収量の増加、
生産の多収安定化等の諸効果が達成される。
【0005】マルチングフィルムの種類としては、主と
して透明フィルムが用いられているが、除草効果を付与
した各種着色フィルム(黒色、緑色、紫色等)や地温上
昇抑制を目的とした各種反射性フィルム(銀色、白色
等)、あるいはこれらのフィルムを2層、3層に多層化
したり、更には幅方向に配列したりしたフィルム等があ
り、用途に応じて使い分けられている。また最近では地
温低下を目的とした不織布も使用されている(実公平6
−941号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マルチングフ
ィルムで敷設された土壌環境は温度、湿度が病害虫や病
害菌の繁殖に適しているため、例えば軟腐病や多湿環境
下でベン毛等で活動する細菌性病害が増加するおそれが
ある。マルチングフィルムを敷設した後は農薬散布を行
っても、農作物の根本だけしか散布できず、マルチング
フィルムの下の全ての土壌には行き渡らないので、病害
虫や病害菌を抑制することが困難である。また農薬では
雨水によって薬効成分が流出し効果の持続性に欠ける難
点がある。また従来の優れた効果を有するマルチングフ
ィルムであっても病害虫の飛来や侵入を避けることがで
きないという問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、農作物への病害虫
飛来、侵入を防止すると共に、病害虫や病害菌の繁殖を
大幅に抑制でき、かつ病害虫あるいは病害菌の防除効果
の持続性が優れた農業用マルチングフィルムを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明に係る農業用マルチングフィルムは、樹木成分と熱可
塑性合成樹脂とが溶融混練されフィルム状に成形されて
なることを特徴とし、好ましくは樹木成分が、包接化合
物で処理されてなることであり、また無機粉体が、熱可
塑性合成樹脂100重量部に対して、0.5〜30重量
部添加されてなることである。
【0009】以下、本発明について詳説する。本発明に
用いられる樹木成分とは、樹木中に含有され、蒸留ある
いは抽出によって分離される成分、あるいは樹木が損傷
を受けた時(人為的に傷を付ける場合を含む。)に分泌
される成分で、害虫忌避作用及び又は殺菌作用を有する
成分をいう。
【0010】かかる樹木成分を採取するに適する樹木と
しては、例えば松が挙げられる。松ヤニは、精油分(テ
ンピン油)と固形分(ロジン)を含有し、蒸留によって
分離することができる。精油中にはα−ピネン、β−ピ
ネン、δ−3−カレンの他多種の揮発成分を含有し、殺
虫又は殺菌効果が認められている。
【0011】松ヤニは、松の木のタッピングの他、根株
を乾留あるいは溶媒抽出することによって採取すること
ができ、また松材をクラフトパルプ蒸解する際に副産物
として得られるト−ル油やサルフェートテレピンの回収
によって得ることができる。また、ヒバ材のテレピン油
中にはヒノキチオールが含有され、害虫忌避効果及び又
は殺菌効果が高い。
【0012】更に、ヒノキから得られる精油分には、テ
ルペンを含有し、特にヒノキ精油中に含まれるα−カジ
ノール、T−ムウロロール、チモール、ヒノキチオール
等が優れた害虫忌避作用及び又は殺菌作用を有するとさ
れている。
【0013】その他テレピン油を多く含む樹木からテレ
ピン油を採取して使用することができる。中でも桐、楠
は害虫忌避効果及び又は殺菌効果が大きい。
【0014】また、ニンニク、菊等にも害虫忌避及び又
は殺菌成分が含有され、これらを乾燥粉砕して、あるい
は成分を抽出して用いることができる。
【0015】これらの樹木成分は直接熱可塑性合成樹脂
と溶融混練することができるが、溶融混練中の揮散を防
止するために、包接化合物で処理することが好ましい。
【0016】本発明で用いられる包接化合物というの
は、樹木成分を化合物の中に抱持できるものであればよ
く、クラウンエーテル、サイクロデキストリン等各種の
ものが知られているが、本発明では特にサイクロデキス
トリンが好ましく用いられる。サイクロデキストリン
は、デンプンを出発物質としてある種の酵素の働きによ
って生成されるもので、グルコースがリング状につなが
った分子構造をしており、グルコースが6個、7個、8
個と繋ったものが、各々α−サイクロデキストリン、β
−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキストリンと
称されており、本発明ではこれらのいずれをも用いるこ
とができる。
【0017】本発明において、樹木成分を包接化合物で
処理するには、例えばサイクロデキストリンを水に加え
加熱して溶解し、溶解したサイクロデキストリン溶液に
樹木成分を加えて加熱しながら攪拌する方法が採用さ
れ、かかる処理によって樹木成分がサイクロデキストリ
ンに包接される。樹木成分とサイクロデキストリンの混
合比は、樹木成分1重量部に対してサイクロデキストリ
ン0.1〜100重量部が好ましく、より好ましくは
0.5〜30重量部である。上記のようにして包接化合
物で処理された樹木成分は、加熱乾燥、冷凍乾燥によっ
て乾燥され、熱可塑性合成樹脂と溶融混練される。
【0018】本発明において、樹木成分と共に無機粉体
を添加することが好ましい。樹木成分と共に添加される
無機粉体としては、例えば珪酸アルミニウム、パーライ
ト、シラスバルーン、各種の合成及び天然のゼオライ
ト、風化造礁サンゴ粒、セピオライト、蛭石、軽石、活
性白土、カオリン、タルク、各種の合成及び天然のハイ
ドロタルサイト、スノーテックス、ベントナイト、ケイ
ソウ土、活性炭等の微粉末が挙げられ、中でも各種の合
成及び天然のゼオライト、風化造礁サンゴ粒はその性能
及び価格の点から好適である。無機粉体の粒径は、平均
粒径30μm以下が好ましく、より好ましくは10μm
以下である。
【0019】無機粉体は、包接化合物で処理した樹木成
分と共に熱可塑性合成樹脂に添加混合される。本発明で
は特に樹木成分を包接化合物で処理した後、乾燥する前
に、無機粉体を添加して無機粉体上に樹木成分とその包
接化合物を担持させることが好ましい。
【0020】本発明で用いられる熱可塑性合成樹脂とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロ
ピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、塩化ビニル、ポ
リエステル、ポリアミド等が挙げられ、中でも比較的低
温で溶融混練できることから、エチレン・プロプレン共
重合体、エチレン・ブテン共重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体等のエチレン共重合体、ポリスチレンが好
ましい。
【0021】本発明の農業用マルチングフィルムは、熱
可塑性合成樹脂と樹木成分を混合した後、好ましくは粉
末状またはペレット状の熱可塑性合成樹脂と無機粉末と
包接化合物で処理された樹木成分とを混合した後、押出
機、ニーダー等で溶融混練することにより、均一に混合
した後、フィルム状に成形される。溶融混練の混合比
は、熱可塑性合成樹脂100重量部に対して、包接化合
物で処理した樹木成分は、好ましくは0.5〜30重量
部、より好ましくは1.0〜25重量部、最も好ましく
は2.0〜20重量部の範囲であり、また無機粉体は、
好ましくは0.5〜30重量部、より好ましくは1.0
〜25重量部の範囲である。
【0022】本発明の農業用マルチングフィルムには、
目的に応じて他の成分を添加することができ、例えば着
色剤、芳香剤等を添加することができる。本発明の農業
用マルチングフィルムは、典型的な薄板状のフィルムに
成形する他、溶融樹脂を繊維状に成形し、これを積層し
て不織布状のフィルムとしてもよい。更に従来マルチン
グフィルムとして用いられている各種着色フィルムや反
射性フィルムに、本発明の害虫忌避作用及び又は殺菌作
用を施すことができる。
【0023】本発明の農業用マルチングフィルムは、例
えばコナガ、モンシロチョウのような害虫の飛来忌避効
果があり被害の軽減に役立つことに加え、農薬散布等と
の併用による総合的防除にも有効に利用できる。
【0024】
【作用】本発明は、樹木成分の害虫忌避作用や殺菌作用
によって病害虫あるいは病害菌の防除をはかるため、一
般の農薬(ピレスロイド系殺虫剤、カーバメイト系殺虫
剤、あるいは有機リン系殺虫剤等)と比較し、毒性等の
副作用が少なく、またその樹木成分が熱可塑性合成樹脂
と溶融混練されフィルム状に成形されてなるため、徐放
性を有し、一般の農薬と比較し長期間に渡って薬効が持
続する。
【0025】また本発明の農業用マルチングフィルムは
農作物の根株に隣接して敷設されるため、病害虫防除作
用が持続的にかつ直接的に作用する。また本発明の農業
用マルチングフィルムは徐放性を有する故に農作物の周
辺に忌避成分が長期間に渡って常時存在することから、
飛来する病害虫に対し忌避作用を長期間持続的に発揮す
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げるが、本発明は
かかる実施例によって何ら限定されるものではない。
【0027】(農業用マルチングフィルムの製造)ヒノ
キチオール100gを、サイクロデキストリン200g
を水10リットルに溶解したサイクロデキストリン溶液
に添加して、激しく攪拌しながら70℃で24時間維持
した。これにゼオライト3kgを添加し、混合物を凍結
乾燥法によって乾燥してヒノキチールの粉末を得た。こ
れを処理済ヒノキチールと称する。
【0028】次にエチレン・プロピレン共重合体と処理
済ヒノキチールを、処理済ヒノキチールの濃度が25重
量%となるように混合した後、押出機で溶融混練して、
幅180cm、肉厚60μmのフィルム状に成形し、得
られたフィルムをフィルムAとする。
【0029】また同様にエチレン・プロピレン共重合体
と処理済ヒノキチールを、処理済ヒノキチールの濃度が
10重量%となるように混合した後、押出機で溶融混練
して、幅180cm、肉厚60μmのフィルム状に成形
し、得られたフィルムをフィルムBとする。
【0030】更に処理済ヒノキチールを全く混合せず
(処理済ヒノキチール濃度が0重量%)、幅180c
m、肉厚60μmのフィルム状に成形し、得られたフィ
ルムをフィルムC(比較)とする。
【0031】(実験例1)以上のようにして得られたフ
ィルムA、B、Cを用いて、下記の要領でダイコン、キ
ャベツを栽培し,害虫(コナガ、モンシロチョウ)に対
する飛来忌避効果を調査した。
【0032】(1)ダイコンは品種「しろ小政」、キャ
ベツは品種「金糸201号」を用いた。 (2)図1及び図2に示すように、畦幅60cm、長さ
10mの畦を作り、この上にフィルムA、B、Cをマル
チした。各フィルムの幅は90cm、それぞれ3畦を1
試験区とし、ダイコン、キャベツ各々3区ずつ設けた。 (3)肥料は化学肥料を用い、チッソ成分:リン酸成
分:カリ成分が10a(アール)当り、15kg:20
kg:15kgとなるように施肥した。 (4)各フィルムには株間30cm、穴径8cmの植穴
を1条設け、この植穴に播種、定植した。 (5)ダイコンは平成6年8月22日に播種、キャベツ
は同年9月6日に定植した。
【0033】両作物とも10月3日及び13日に両害虫
の幼虫数を中央畦20株について調査した。10月3日
に調査した害虫は捕殺した。表1は調査結果を示すもの
であり、表中の数字は1株平均幼虫数を示しており、
又、かっこ内の比率はフィルムCを100%としたとき
の幼虫の存在率を示している。
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかなように、フィルムCでは
コナガ、モンシロチョウとも幼虫数が多く、10月3日
の調査では両害虫を合計すると、指標多(1株10頭)
の基準値に近い幼虫数であった。これに対しフィルムB
では若干の減少にとどまったが、フィルムAでは両作物
を通し、コナガでは26〜43%、モンシロチョウでは
9〜24%と大幅に減少した。
【0036】(実験例2)上記の実験例1とは別に、市
原市の農家のダイコン畑で次のような調査を実施した。
【0037】(1)ダイコンは品種「しろ小政」を用
い、平成6年8月30日に播種した。 (2)実験例1に用いたフィルムAとフィルムCを下記
要領でマルチした。即ち、畑は21m×35m=735
2の大きさで、畦幅60cmの35畦の内、東側15
畦にフィルムA、西側20畦にフィルムCをマルチし
た。各フィルムとも株間30cm、穴径8cmの植穴を
1条設け、この植穴に播種した。 (3)肥料は堆肥と化学肥料を用い、堆肥は10a当た
り400kgとなるように施肥し、化学肥料はチッソ−
リン酸−カリ成分が10a当り、15kg:20kg:
15kgとなるように施肥した。 (4)農家の畑であるため、コナガ防除のため、播種後
にオルトラン粒剤を植穴1ケ当り2〜3g施用した。ま
た10月3日にオルトラン水和剤1,000倍液を、1
0月15日にランネート水和剤1,000倍液をそれぞ
れ散布した。 (5)10月27日に各マルチ区の中央畦の50株につ
いて、幼虫数を調査した。モンシロチョウは薬剤散布に
より防除されており、コナガの幼虫数のみ調査した。
【0038】表2は調査結果を示すものであり、表中の
数値は1株平均のコナガの幼虫数であり、かっこ内の比
率はフィルムCを100%としたときのコナガの幼虫の
存在率を示している。
【0039】
【表2】
【0040】表2から明らかなように、薬剤散布により
フィルムCでもコナガの幼虫数は指標中(1株5頭)よ
り少なかった。これに対し、フィルムAでは1頭に満た
ない19%と、明らかに少なかった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、樹木成分と熱可塑性合
成樹脂とが溶融混練されフィルム状に成形されてなるこ
とによって、農作物への病害虫飛来、侵入を防止できる
と共に、病害虫や病害菌の繁殖を大幅に抑制でき、かつ
病害虫あるいは病害菌の防除効果の持続性に優れる。ま
た樹木成分が包接化合物で処理されてなることによっ
て、樹木成分を熱可塑性合成樹脂と溶融混練する際に揮
散するのを防止できる。更に無機粉体が、熱可塑性合成
樹脂100重量部に対して、0.5〜30重量部添加さ
れてなることによって、樹木成分の溶融混練時の揮散防
止の更なる向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】農業用マルチングフィルムの敷設状態を示す概
略斜視図
【図2】同上の概略断面図
【符号の説明】
1:畦 2:マルチングフィルム 3:農作物 4:押え土

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹木成分と熱可塑性合成樹脂とが溶融混練
    されフィルム状に成形されてなることを特徴とする農業
    用マルチングフィルム。
  2. 【請求項2】樹木成分が、包接化合物で処理されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の農業用マルチングフィ
    ルム。
  3. 【請求項3】無機粉体が、熱可塑性合成樹脂100重量
    部に対して、0.5〜30重量部添加されてなることを
    特徴とする請求項1又は2記載の農業用マルチングフィ
    ルム。
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