JPH08130929A - 移植器 - Google Patents
移植器Info
- Publication number
- JPH08130929A JPH08130929A JP27779994A JP27779994A JPH08130929A JP H08130929 A JPH08130929 A JP H08130929A JP 27779994 A JP27779994 A JP 27779994A JP 27779994 A JP27779994 A JP 27779994A JP H08130929 A JPH08130929 A JP H08130929A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical frame
- perforating
- transplanter
- transplanting
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、全自動移植機やハンド式移
植器では適していない固い地面や斜面での移植作業が容
易に行える新規な移植器を提供することにある。 【構成】 本発明は地面を穿孔し、その穿孔に任意の移
植苗Ｓを移植するための移植器１において、垂直フレー
ム２にこれを把持するハンドル３を取り付けると共に、
その垂直フレーム２の下端部に、少なくとも２分割され
てそれぞれの分割片６ａ，６ｂが拡開自在に支持された
漏斗状の穿孔部材4 を取り付け、その穿孔部材4 の上部
にリンク機構５を介してその穿孔部材４の分割片６ａ，
６ｂを拡開する足踏みペダル１１を設け、さらに、上記
垂直フレーム２に、移植苗Ｓをその上方から上記穿孔部
材４の上部開口部側に案内する投入パイプ１６を取り付
けてなることを特徴としている。
植器では適していない固い地面や斜面での移植作業が容
易に行える新規な移植器を提供することにある。 【構成】 本発明は地面を穿孔し、その穿孔に任意の移
植苗Ｓを移植するための移植器１において、垂直フレー
ム２にこれを把持するハンドル３を取り付けると共に、
その垂直フレーム２の下端部に、少なくとも２分割され
てそれぞれの分割片６ａ，６ｂが拡開自在に支持された
漏斗状の穿孔部材4 を取り付け、その穿孔部材4 の上部
にリンク機構５を介してその穿孔部材４の分割片６ａ，
６ｂを拡開する足踏みペダル１１を設け、さらに、上記
垂直フレーム２に、移植苗Ｓをその上方から上記穿孔部
材４の上部開口部側に案内する投入パイプ１６を取り付
けてなることを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は苗床で育苗させた苗を一
株あるいは、所定のブロック単位で野外に移植するため
の移植器に関するものである。
株あるいは、所定のブロック単位で野外に移植するため
の移植器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、野菜、葉タバコ、林木、園芸植
物、水稲等の植物は、予め温室等の苗床で発芽させ、所
定期間育苗させた後、一株毎あるいは、所定のブロック
単位で野外に移植する方法が採られている場合が多い。
物、水稲等の植物は、予め温室等の苗床で発芽させ、所
定期間育苗させた後、一株毎あるいは、所定のブロック
単位で野外に移植する方法が採られている場合が多い。
【０００３】この移植手段としては、例えば、田植機等
のような原動機を用いた全自動移植機が良く知られてい
るが、このような全自動移植機は畑や水田等の平坦で、
かつ予め移植に適するように耕された場所での使用を前
提としていることから、例えば、小石混じりの荒地や山
間の斜面等での使用は極めて困難である。
のような原動機を用いた全自動移植機が良く知られてい
るが、このような全自動移植機は畑や水田等の平坦で、
かつ予め移植に適するように耕された場所での使用を前
提としていることから、例えば、小石混じりの荒地や山
間の斜面等での使用は極めて困難である。
【０００４】そのため、このような荒地や斜面での苗の
移植には図５に示すような、ハンド式の移植器ａを用い
て人力によって行われている。図示するように、この移
植器ａは先端部が拡開自在に二分割された分割片ｂ，ｂ
を備えた漏斗状の穿孔部材ｃに、ハンドルｄと開閉レバ
ーｅを取り付けてなるものである。そして、図中破線に
示すように、その先端部を閉じた状態で穿孔部材ｃの分
割片ｂ，ｂの先端を地面に突き刺した後、開閉レバーｅ
を握ると、その穿孔部材ｃの一方、あるいは両方の分割
片ｂが図中実線に示すように移動して筒状の孔が形成さ
れる。その後、この状態で穿孔部材ｃの上部開口部ｆか
ら穿孔内に移植苗を投入した後、この穿孔部材ｃをその
まま上方に引き抜くことで、地面の穿孔と苗の移植を連
続した動作で行えるようにしたものである。
移植には図５に示すような、ハンド式の移植器ａを用い
て人力によって行われている。図示するように、この移
植器ａは先端部が拡開自在に二分割された分割片ｂ，ｂ
を備えた漏斗状の穿孔部材ｃに、ハンドルｄと開閉レバ
ーｅを取り付けてなるものである。そして、図中破線に
示すように、その先端部を閉じた状態で穿孔部材ｃの分
割片ｂ，ｂの先端を地面に突き刺した後、開閉レバーｅ
を握ると、その穿孔部材ｃの一方、あるいは両方の分割
片ｂが図中実線に示すように移動して筒状の孔が形成さ
れる。その後、この状態で穿孔部材ｃの上部開口部ｆか
ら穿孔内に移植苗を投入した後、この穿孔部材ｃをその
まま上方に引き抜くことで、地面の穿孔と苗の移植を連
続した動作で行えるようにしたものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ハンド式の移植器では、手による押込みのため、深い穿
孔を行うことや、固い地面での使用が困難であり、しか
も、基本的に常に屈んだ状態を強いられるため、その作
業は容易ではなかった。
ハンド式の移植器では、手による押込みのため、深い穿
孔を行うことや、固い地面での使用が困難であり、しか
も、基本的に常に屈んだ状態を強いられるため、その作
業は容易ではなかった。
【０００６】そこで、本発明は上記課題を解決するため
に案出されたものであり、その目的は、全自動移植機や
ハンド式移植器では適していない固い地面や斜面での移
植作業が容易に行える新規な移植器を提供することにあ
る。
に案出されたものであり、その目的は、全自動移植機や
ハンド式移植器では適していない固い地面や斜面での移
植作業が容易に行える新規な移植器を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、地面を穿孔し、その穿孔に任意の移植苗を
移植するための移植器において、垂直フレームにこれを
把持するハンドルを取り付けると共に、その垂直フレー
ムの下端部に、少なくとも２分割されてそれぞれの分割
片が拡開自在に支持された漏斗状の穿孔部材を取り付
け、その穿孔部材の上部にリンク機構を介してその穿孔
部材の分割片を拡開する足踏みペダルを設け、さらに、
上記垂直フレームに、移植苗をその上方から上記穿孔部
材の上部開口部側に案内する投入パイプを取り付けてな
るものであり、また、上記穿孔部材に、穿孔深さを規制
すべくこれを囲繞するように設けられたリング状の規制
部材と、この規制部材を上記垂直フレームの長さ方向に
移動する移動部材とからなる深さ調節機構を備えたもの
である。
に本発明は、地面を穿孔し、その穿孔に任意の移植苗を
移植するための移植器において、垂直フレームにこれを
把持するハンドルを取り付けると共に、その垂直フレー
ムの下端部に、少なくとも２分割されてそれぞれの分割
片が拡開自在に支持された漏斗状の穿孔部材を取り付
け、その穿孔部材の上部にリンク機構を介してその穿孔
部材の分割片を拡開する足踏みペダルを設け、さらに、
上記垂直フレームに、移植苗をその上方から上記穿孔部
材の上部開口部側に案内する投入パイプを取り付けてな
るものであり、また、上記穿孔部材に、穿孔深さを規制
すべくこれを囲繞するように設けられたリング状の規制
部材と、この規制部材を上記垂直フレームの長さ方向に
移動する移動部材とからなる深さ調節機構を備えたもの
である。
【０００８】
【作用】本発明は上述したように構成したことにより、
作業員がハンドル把持して、垂直フレームを任意の位置
に移動し、垂直に落下させて垂直フレームの下端部に設
けられた漏斗状の穿孔部材を地面に突き刺した後、垂直
フレームに設けられた足踏みペダル踏み込み、これに連
結されたリンク機構を介して穿孔部材の各分割片を開く
ことで地面に穿孔が形成される。そして、この状態を維
持したまま上記投入パイプから移植苗を投入すること
で、この移植苗が投入パイプを通過してこの穿孔内に落
下することになる。また、この穿孔の際に、垂直フレー
ムの長さ方向に移動する移動部材によって穿孔部材を囲
繞するように設けられたリング状の規制部材を昇降動さ
せることでその穿孔深さの調整が容易に行える。
作業員がハンドル把持して、垂直フレームを任意の位置
に移動し、垂直に落下させて垂直フレームの下端部に設
けられた漏斗状の穿孔部材を地面に突き刺した後、垂直
フレームに設けられた足踏みペダル踏み込み、これに連
結されたリンク機構を介して穿孔部材の各分割片を開く
ことで地面に穿孔が形成される。そして、この状態を維
持したまま上記投入パイプから移植苗を投入すること
で、この移植苗が投入パイプを通過してこの穿孔内に落
下することになる。また、この穿孔の際に、垂直フレー
ムの長さ方向に移動する移動部材によって穿孔部材を囲
繞するように設けられたリング状の規制部材を昇降動さ
せることでその穿孔深さの調整が容易に行える。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【００１０】図１は本発明に係る移植器１の一実施例を
示したものである。図示するように、この移植器１は、
断面四角形状をした堅牢な垂直フレーム２の上端部に、
これと直角に交差するように棒状のハンドル３が取り付
けられており、このハンドル３を把持することで垂直フ
レーム２の移動及び昇降動が容易に行えるようになって
いる。また、この垂直フレーム２の下端部には、地面を
穿孔するための穿孔部材４がリンク機構５を介して取り
付けられている。
示したものである。図示するように、この移植器１は、
断面四角形状をした堅牢な垂直フレーム２の上端部に、
これと直角に交差するように棒状のハンドル３が取り付
けられており、このハンドル３を把持することで垂直フ
レーム２の移動及び昇降動が容易に行えるようになって
いる。また、この垂直フレーム２の下端部には、地面を
穿孔するための穿孔部材４がリンク機構５を介して取り
付けられている。
【００１１】この穿孔部材４は金属等の堅牢な材料を用
いて漏斗状に形成されており、二分割されたそれぞれの
分割片６，６に当接離反して拡開自在にリンク機構５に
支持されている。
いて漏斗状に形成されており、二分割されたそれぞれの
分割片６，６に当接離反して拡開自在にリンク機構５に
支持されている。
【００１２】このリンク機構５は図２に示すように、垂
直フレーム２の下端部正面に溶接された升状の固定部材
７の両側面にそれぞれ一組ずつ設けられており、上記一
方の分割片６ａを支持する第一支持部材８と、他方の分
割片６ｂを支持する第二支持部材９と、カム１０との３
種類の部材から構成されている。そして、この第一支持
部材８と第二支持部材９とが固定部材７の下方の隅部に
重ね合わされて揺動自在に軸支され、一方のカム１０が
これと対向する隅部に、これら第一支持部材８と第二支
持部材９と係合するように揺動自在に軸支されている。
直フレーム２の下端部正面に溶接された升状の固定部材
７の両側面にそれぞれ一組ずつ設けられており、上記一
方の分割片６ａを支持する第一支持部材８と、他方の分
割片６ｂを支持する第二支持部材９と、カム１０との３
種類の部材から構成されている。そして、この第一支持
部材８と第二支持部材９とが固定部材７の下方の隅部に
重ね合わされて揺動自在に軸支され、一方のカム１０が
これと対向する隅部に、これら第一支持部材８と第二支
持部材９と係合するように揺動自在に軸支されている。
【００１３】また、図示するように、このリンク機構５
の第一支持部材８には、固定部材７の反対方向に位置す
る足踏みペダル１１が連結されている。この足踏みペダ
ル１１は図１に示すように、リンク機構５の二つの第一
支持部材８，８に連結されたアーム体１２，１２間を縞
鋼板１３と、連結ロッド１４で連結したものであり、リ
ンク機構５の軸支部５ａを支点として揺動自在となって
いる。さらに、この連結ロッド１４には垂直フレーム２
に連結されたスプリング１５が連結されており、足踏み
ペダル１１を上方に位置するように付勢している。
の第一支持部材８には、固定部材７の反対方向に位置す
る足踏みペダル１１が連結されている。この足踏みペダ
ル１１は図１に示すように、リンク機構５の二つの第一
支持部材８，８に連結されたアーム体１２，１２間を縞
鋼板１３と、連結ロッド１４で連結したものであり、リ
ンク機構５の軸支部５ａを支点として揺動自在となって
いる。さらに、この連結ロッド１４には垂直フレーム２
に連結されたスプリング１５が連結されており、足踏み
ペダル１１を上方に位置するように付勢している。
【００１４】また、図１に示すように、垂直フレーム２
には、ハンドル３から固定部材７側に延びる内部中空の
投入パイプ１６が、垂直フレーム２に設けられたガイド
リング１７によって固定されており、その上方から図４
に示すような移植苗Ｓを通過させて穿孔部材４側に案内
するようになっている。尚、この投入パイプ１６の上端
部には漏斗状の投入用部材１８が設けられており、移植
苗Ｓの投入が容易に行えるようになっている。また、こ
の投入パイプ１６は樹脂等で形成されており、軽量化が
図られている。
には、ハンドル３から固定部材７側に延びる内部中空の
投入パイプ１６が、垂直フレーム２に設けられたガイド
リング１７によって固定されており、その上方から図４
に示すような移植苗Ｓを通過させて穿孔部材４側に案内
するようになっている。尚、この投入パイプ１６の上端
部には漏斗状の投入用部材１８が設けられており、移植
苗Ｓの投入が容易に行えるようになっている。また、こ
の投入パイプ１６は樹脂等で形成されており、軽量化が
図られている。
【００１５】また、垂直フレーム２の下端部に設けられ
た固定部材７には、深さ調節機構１９が設けられてお
り、上記穿孔部材４の穿孔深さを任意に調節することが
できるようになっている。この深さ調節機構１９は固定
部材７の正面、すなわち、足踏みペダル１１の反対側に
固定された雌ねじ部２０に螺合するネジロッド２１及び
ボルト２２からなる移動部材２３と、この移動部材２３
のネジロッド２１の下端部に溶接され、上記穿孔部材４
を囲繞するように設けられたリング状の規制部材２４と
から構成されており、ボルト２２によってこのネジロッ
ド２１を垂直フレーム２の長さ方向に移動させて、規制
部材２４を昇降させることで、穿孔深さを調整するよう
になっている。
た固定部材７には、深さ調節機構１９が設けられてお
り、上記穿孔部材４の穿孔深さを任意に調節することが
できるようになっている。この深さ調節機構１９は固定
部材７の正面、すなわち、足踏みペダル１１の反対側に
固定された雌ねじ部２０に螺合するネジロッド２１及び
ボルト２２からなる移動部材２３と、この移動部材２３
のネジロッド２１の下端部に溶接され、上記穿孔部材４
を囲繞するように設けられたリング状の規制部材２４と
から構成されており、ボルト２２によってこのネジロッ
ド２１を垂直フレーム２の長さ方向に移動させて、規制
部材２４を昇降させることで、穿孔深さを調整するよう
になっている。
【００１６】また、足踏みペダル１１の上方の垂直フレ
ーム２には、この足踏みペダル１１側に水平に突出した
ステップ２５が固定されており、足を乗せて踏みつける
ことができるようになっている。尚、このステップ２５
の上面には滑り止めのラバー２６が設けられている。ま
た、さらにこの垂直フレーム２の最下端部には、上記ス
テップ２５と同様に、足踏みペダル１１側に突出した踏
込みストッパ２７が設けられており、足踏みペダル１１
を踏み込んだ際に、その連結ロッド１４が当たって、そ
れ以上足踏みペダル１１が踏み込めないように規制して
いる。
ーム２には、この足踏みペダル１１側に水平に突出した
ステップ２５が固定されており、足を乗せて踏みつける
ことができるようになっている。尚、このステップ２５
の上面には滑り止めのラバー２６が設けられている。ま
た、さらにこの垂直フレーム２の最下端部には、上記ス
テップ２５と同様に、足踏みペダル１１側に突出した踏
込みストッパ２７が設けられており、足踏みペダル１１
を踏み込んだ際に、その連結ロッド１４が当たって、そ
れ以上足踏みペダル１１が踏み込めないように規制して
いる。
【００１７】次に、本実施例の作用を説明する。
【００１８】上述したような移植器を用いて図４に示す
ようなブロック状の移植苗Ｓを移植するには、先ず、図
１に示すように作業員が、両手でハンドル３を把持し、
移植しようとする位置に垂直フレーム２を垂直に落下さ
せると、垂直フレーム２の下端部に設けられた穿孔部材
４は図示するように閉じて漏斗状となっていることか
ら、その落下の勢いによってその穿孔部材４の先端部が
図２に示すように、地面に突き刺さる。このとき、穿孔
部材４の周囲には深さ調整部材１９の規制部材２４が設
けられていることから、穿孔部材４が必要以上の深さま
で潜ってしまうことはない。また、反対に、地面が固か
ったり、地中の小石が邪魔して、落下の勢いだけで所望
の深さまで到達しない場合は作業員がステップ２５に足
を載せて垂直フレーム２側に体重をかけることで穿孔部
材４をさらに深く押し込むことができる。尚、上述した
ように、この穿孔部材４の周囲には深さ調節機構１９の
規制部材２４が設けられていることから、必要以上に押
し込まれることはない。
ようなブロック状の移植苗Ｓを移植するには、先ず、図
１に示すように作業員が、両手でハンドル３を把持し、
移植しようとする位置に垂直フレーム２を垂直に落下さ
せると、垂直フレーム２の下端部に設けられた穿孔部材
４は図示するように閉じて漏斗状となっていることか
ら、その落下の勢いによってその穿孔部材４の先端部が
図２に示すように、地面に突き刺さる。このとき、穿孔
部材４の周囲には深さ調整部材１９の規制部材２４が設
けられていることから、穿孔部材４が必要以上の深さま
で潜ってしまうことはない。また、反対に、地面が固か
ったり、地中の小石が邪魔して、落下の勢いだけで所望
の深さまで到達しない場合は作業員がステップ２５に足
を載せて垂直フレーム２側に体重をかけることで穿孔部
材４をさらに深く押し込むことができる。尚、上述した
ように、この穿孔部材４の周囲には深さ調節機構１９の
規制部材２４が設けられていることから、必要以上に押
し込まれることはない。
【００１９】次に、このような状態となったならば、作
業員が足踏みペダル１１の縞鋼板１３を踏み込むと、ア
ーム体１２，１２に連結されたリンク機構５の二つの第
一支持部材８，８が軸支部５ａを軸として図中時計回り
に回動し、図３に示すように、これに支持された穿孔部
材４の一方の分割片６ａが、径方向外方へ移動すること
になる。また、これと同時に、リンク機構５のカム１
０，１０も時計回りに回動し、さらに、これに係合され
ている第二支持部材９，９が反時計回りに回動する。そ
して、この第二支持部材９，９に支持された穿孔部材４
の他方の分割片６ｂも径方向外方へ移動することで、図
３に示すような孔Ａが形成される。尚、この足踏みペダ
ル１１の踏込み量はストッパ２７によって規制されてい
ることから、穿孔部材４による穿孔幅はある一定幅を越
えることはない。
業員が足踏みペダル１１の縞鋼板１３を踏み込むと、ア
ーム体１２，１２に連結されたリンク機構５の二つの第
一支持部材８，８が軸支部５ａを軸として図中時計回り
に回動し、図３に示すように、これに支持された穿孔部
材４の一方の分割片６ａが、径方向外方へ移動すること
になる。また、これと同時に、リンク機構５のカム１
０，１０も時計回りに回動し、さらに、これに係合され
ている第二支持部材９，９が反時計回りに回動する。そ
して、この第二支持部材９，９に支持された穿孔部材４
の他方の分割片６ｂも径方向外方へ移動することで、図
３に示すような孔Ａが形成される。尚、この足踏みペダ
ル１１の踏込み量はストッパ２７によって規制されてい
ることから、穿孔部材４による穿孔幅はある一定幅を越
えることはない。
【００２０】そして、図３に示す状態を保ったまま、こ
の作業員が、あるいは他の作業員が図１に示すように、
投入パイプ１６の上端部に設けられた投入用部材１８か
ら図４に示すような、ブロック状の移植苗Ｓを投入する
と、これが投入パイプ１６を通って固定部材７側に達
し、さらにこの固定部材７を通過して図３に示すような
孔Ａ内に達することになる。そして、そのままの状態で
ハンドル３を持ち上げて穿孔部材４を垂直に引き抜いた
後、必要な盛り土等を行うことで、移植苗Ｓの移植が完
了する。尚、この時、移植苗Ｓは付着した土によってそ
の根本部が重くなっていることから、常に、この根本部
を下にした状態で落下し、孔Ａ内に到達することにな
り、葉の部分から先に孔Ａ内に落下する可能性は極めて
低い。
の作業員が、あるいは他の作業員が図１に示すように、
投入パイプ１６の上端部に設けられた投入用部材１８か
ら図４に示すような、ブロック状の移植苗Ｓを投入する
と、これが投入パイプ１６を通って固定部材７側に達
し、さらにこの固定部材７を通過して図３に示すような
孔Ａ内に達することになる。そして、そのままの状態で
ハンドル３を持ち上げて穿孔部材４を垂直に引き抜いた
後、必要な盛り土等を行うことで、移植苗Ｓの移植が完
了する。尚、この時、移植苗Ｓは付着した土によってそ
の根本部が重くなっていることから、常に、この根本部
を下にした状態で落下し、孔Ａ内に到達することにな
り、葉の部分から先に孔Ａ内に落下する可能性は極めて
低い。
【００２１】一方、このようにして穿孔及び移植作業が
終了した移植器１は、垂直フレーム２と足踏みペダル１
１との間に掛け渡されたスプリング１５によって足踏み
ペダル１１が引き戻されて、図１に示すように、穿孔部
材４が元の漏斗状に戻されることになるため、直ちに、
次の穿孔及び移植作業が行えることになる。
終了した移植器１は、垂直フレーム２と足踏みペダル１
１との間に掛け渡されたスプリング１５によって足踏み
ペダル１１が引き戻されて、図１に示すように、穿孔部
材４が元の漏斗状に戻されることになるため、直ちに、
次の穿孔及び移植作業が行えることになる。
【００２２】このように本発明は昇降移動自在な垂直フ
レームに穿孔手段と移植手段を備えたことにより、地面
が固い荒地や斜面での移植作業が可能となり、しかも従
来のハンド式移植器を用いた場合とは異なり、基本的に
作業員が立った状態で作業ができるため、その労力も大
幅に低減することができる。尚、本実施例では二分割さ
れた２つの分割片からなる穿孔部材を用いた例で説明し
たが、さらに複数の分割片から構成しても良いことは勿
論である。また、投入パイプと垂直フレームとをそれぞ
れ別個に構成したが、これらを一緒にして両方の機能を
兼用させるように構成しても良い。
レームに穿孔手段と移植手段を備えたことにより、地面
が固い荒地や斜面での移植作業が可能となり、しかも従
来のハンド式移植器を用いた場合とは異なり、基本的に
作業員が立った状態で作業ができるため、その労力も大
幅に低減することができる。尚、本実施例では二分割さ
れた２つの分割片からなる穿孔部材を用いた例で説明し
たが、さらに複数の分割片から構成しても良いことは勿
論である。また、投入パイプと垂直フレームとをそれぞ
れ別個に構成したが、これらを一緒にして両方の機能を
兼用させるように構成しても良い。
【００２３】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、固い地面
や斜面での移植作業が楽な姿勢で容易に行えるため、移
植苗の移植作業能率が大幅に向上する等といった優れた
効果を発揮する。
や斜面での移植作業が楽な姿勢で容易に行えるため、移
植苗の移植作業能率が大幅に向上する等といった優れた
効果を発揮する。
【図１】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図２】本発明の移植器を地面に突き刺した状態を示す
要部拡大側面図である。
要部拡大側面図である。
【図３】図２の状態からその穿孔部材を開いた状態を示
す要部拡大側面図である。
す要部拡大側面図である。
【図４】移植苗の一例を示す斜視図である。
【図５】従来のハンド式移植器の使用例を示す説明図で
ある。
ある。
１ 移植器 ２ 垂直フレーム ３ ハンドル ４ 穿孔部材 ５ リンク機構 ６ａ，６ｂ 分割片 １１ 足踏みペダル １６ 投入パイプ １９ 深さ調節機構 ２３ 移動部材 ２４ 規制部材
Claims (2)
- 【請求項１】 地面を穿孔し、その穿孔に任意の移植苗
を移植するための移植器において、垂直フレームにこれ
を把持するハンドルを取り付けると共に、その垂直フレ
ームの下端部に、少なくとも２分割されてそれぞれの分
割片が拡開自在に支持された漏斗状の穿孔部材を取り付
け、その穿孔部材の上部にリンク機構を介してその穿孔
部材の分割片を拡開する足踏みペダルを設け、さらに、
上記垂直フレームに、移植苗をその上方から上記穿孔部
材の上部開口部側に案内する投入パイプを取り付けてな
ることを特徴とする移植器。 - 【請求項２】 上記穿孔部材に、穿孔深さを規制すべく
これを囲繞するように設けられたリング状の規制部材
と、この規制部材を上記垂直フレームの長さ方向に移動
する移動部材とからなる深さ調節機構を備えたことを特
徴とする請求項１記載の移植器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27779994A JPH08130929A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 移植器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27779994A JPH08130929A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 移植器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08130929A true JPH08130929A (ja) | 1996-05-28 |
Family
ID=17588446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27779994A Pending JPH08130929A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 移植器 |
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-
1994
- 1994-11-11 JP JP27779994A patent/JPH08130929A/ja active Pending
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