JPH08130750A - フェーダ装置 - Google Patents

フェーダ装置

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JPH08130750A
JPH08130750A JP6266789A JP26678994A JPH08130750A JP H08130750 A JPH08130750 A JP H08130750A JP 6266789 A JP6266789 A JP 6266789A JP 26678994 A JP26678994 A JP 26678994A JP H08130750 A JPH08130750 A JP H08130750A
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JP
Japan
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color
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fader
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Withdrawn
Application number
JP6266789A
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English (en)
Inventor
Takafumi Murase
啓文 村瀬
Masahito Kajimoto
雅人 梶本
Akihiro Kikuchi
章浩 菊地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/74Circuits for processing colour signals for obtaining special effects
    • H04N9/75Chroma key

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 色指定回路1を用いてユーザがフェードイン
処理或いはフェードアウト処理を行う所望の色を指定す
ると、CPU2が、その指定された色の画像データを形
成するように輝度(Y)用及び2つのクロマ(Cr,C
b)用の各フェーダ設定色レジスタ3〜5を設定制御す
るとともに、フェードイン処理或いはフェードアウト処
理に応じて可変制御した係数が出力されるようにゲイン
レジスタ6を設定制御する。各フェーダ演算器8,9
は、それぞれ外部から供給される所望の画像のYデータ
及びCr,Cbデータに、上記ゲインレジスタ6からの
係数に応じて上記各フェーダ設定色レジスタ3〜5から
の指定された色のYデータ及びCr,Cbデータを加算
処理等して出力する。 【効果】 指定した色でのフェードイン処理或いはフェ
ードアウト処理を可能とすることができ、視覚的効果の
向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ装置やカメラ装置等の外部から供給される画像デ
ータにフェードイン処理或いはフェードアウト処理を施
して出力するフェーダ装置に関し、特に、所望の色での
フェードイン処理及びフェードアウト処理を可能とした
フェーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、画像と画像との変わり目
等に、それまで表示していた画像を徐々に白画面(或い
は黒画面)とするフェードアウト処理や、白画面から徐
々に所望の画像を表示するフェードイン処理が用いられ
ている。
【0003】このフェードイン処理或いはフェードアウ
ト処理を行う従来のフェーダ装置は、白画面を表示する
ための白画像データを形成する白画面形成回路と、上記
白画像データ及び所望の画像の画像データを加算処理し
てモニタ装置等に供給する加算回路と、上記加算回路に
おいて加算される上記白画像データの割合を可変制御す
る加算制御回路とで構成されている。
【0004】上記加算制御回路は、ユーザにより手動操
作される回転ボリウムとなっており、ユーザは、フェー
ドイン処理を行う場合、上記白画像データと所望の画像
データとの加算比が1:0となるように上記回転ボリウ
ムを操作する。これにより、上記加算回路を介して白画
像データのみが上記モニタ装置に供給され、白画面が表
示されることとなる。
【0005】次にユーザは、上記白画像データの加算比
が徐々に少なくなるように、フェードイン処理を行う速
度に応じて上記回転ボリウムを回転操作する。これによ
り、上記回転ボリウムの操作状態に応じて、上記加算回
路で加算処理される白画像データの加算比が減少すると
ともに、代わりに上記所望の画像データの加算比が徐々
に増え、上記モニタ装置には、白画像から徐々に上記所
望の画像データに応じた画像が表示されることとなる。
【0006】そして、最後に上記白画像データと所望の
画像データとの加算比が0:1となるように上記回転ボ
リウムを操作することにより、上記加算回路を介して所
望の画像データのみが上記モニタ装置に供給され、該所
望の画像データに応じた画像のみが表示されることとな
る。
【0007】このようなフェードイン処理は、主にシー
ンの代わり目の最初の部分に使用される場合が多く、白
画面から徐々に画像を表示することができるため、突然
に他の画像に切り換えを行ったときよりも、視聴者に新
たな画像の始まりであることをより明確に認識させるこ
とができるような視覚的効果を得ることができる。
【0008】次に、フェードアウト処理を行う場合、ユ
ーザは、上記加算回路において、現在0:1となってい
る上記白画像データと所望の画像データの加算比を、徐
々に該白画像データの加算比を多くするように、フェー
ドアウト処理を行う速度に応じて上記回転ボリウムを回
転操作する。これにより、上記回転ボリウムの操作状態
に応じて、上記加算回路で加算処理される白画像データ
の加算比が多くなるとともに、代わりに上記所望の画像
データの加算比が徐々に減少し、上記モニタ装置に表示
される画像は、上記所望の画像から徐々に白画像に変化
することとなる。
【0009】そして、最後に上記白画像データと所望の
画像データとの加算比が1:0となるように上記回転ボ
リウムを操作することにより、上記加算回路を介して白
画像データのみが上記モニタ装置に供給され、白画像の
みが表示されることとなる。
【0010】このようなフェードアウト処理は、主にシ
ーンの終了部分に使用される場合が多く、所望の画像か
ら徐々に白画面を表示することができるため、突然にシ
ーンを終了させるよりも、視聴者にシーンの終了である
ことをより明確に認識させることができるような視覚的
効果を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフェー
ダ装置は、白画像或いは黒画像でしかフェードイン処理
或いはフェードアウト処理を行うことができず、シーン
によっては使いずらいものとなる問題があった。
【0012】もし、シーンに応じた所望の色でフェード
イン処理或いはフェードアウト処理を行うことができた
ならば、より効果的なシーンチェンジ等を行うことがで
きるはずである。
【0013】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、所望の色でのフェードイン処理或いはフェー
ドアウト処理を可能とすることができ、シーンチェンジ
等における視覚的効果の向上に貢献することができるよ
うなフェーダ装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフェーダ装
置は、フェードイン処理或いはフェードアウト処理を行
う所望の色を指定する色指定手段と、上記色指定手段に
より指定された色の色画像データを形成して出力する指
定色画像データ形成手段と、フェードイン処理の速度或
いはフェードアウト処理の速度に応じて、外部から供給
される画像データの利得を徐々に可変制御する利得制御
手段と、上記利得制御手段により可変制御された利得で
上記外部から供給される画像データを増幅するととも
に、この画像データと、上記指定色画像データ形成手段
からの色画像データとを加算処理して出力する演算手段
とを有する。
【0015】具体的には、上記利得制御手段として、フ
ェードイン処理の速度或いはフェードアウト処理の速度
に応じて徐々に可変制御した係数を出力するものを有
し、上記演算手段として、外部から供給される画像デー
タから、上記指定色画像データ形成手段からの色画像デ
ータを減算処理する減算手段と、上記減算手段からの画
像データと、上記利得制御手段からの係数を乗算処理す
る乗算手段と、上記乗算手段からの画像データと、上記
指定色画像データ形成手段からの色画像データとを加算
処理する加算手段とで構成されるものを有する。
【0016】
【作用】本発明に係るフェーダ装置は、色指定手段によ
りフェードイン処理或いはフェードアウト処理を行う所
望の色を指定する。上記色指定手段により所望の色が指
定されると、指定色画像データ形成手段は、該指定され
た色の色画像データを形成し、これを演算手段に供給す
る。また、利得制御手段は、フェードイン処理の速度或
いはフェードアウト処理の速度に応じて、外部から供給
される画像データの利得を徐々に可変制御する。
【0017】具体的には、上記利得制御手段は、フェー
ドイン処理の速度に応じて徐々に大きくなる係数を形成
し、また、フェードアウト処理の速度に応じて徐々に小
さくなる係数を形成し、これを上記演算手段に供給す
る。
【0018】上記演算手段は、外部から供給される画像
データから、上記指定色画像データ形成手段からの色画
像データを減算処理する減算手段と、上記減算手段から
の画像データと、上記利得制御手段からの係数を乗算処
理する乗算手段と、上記乗算手段からの画像データと、
上記指定色画像データ形成手段からの色画像データとを
加算処理する加算手段とで構成されている。
【0019】従って、フェードイン処理の際には、上記
減算手段により、外部から供給される画像データから、
上記指定色画像データ形成手段からの色画像データが減
算処理されて乗算手段に供給され、該乗算手段により、
上記減算手段からの画像データと、上記利得制御手段か
らの徐々に大きくなる係数が乗算処理されて加算手段に
供給され、該加算手段により、上記乗算手段からの画像
データと、上記指定色画像データ形成手段からの色画像
データとが加算処理されてモニタ装置等に供給される。
【0020】これにより、上記モニタ装置に表示される
画像が、所望の色の画像から所望の画像に徐々に変化す
るフェードイン処理を行うことができる。
【0021】また、フェードアウト処理の際には、上記
減算手段により、外部から供給される画像データから、
上記指定色画像データ形成手段からの色画像データが減
算処理されて乗算手段に供給され、該乗算手段により、
上記減算手段からの画像データと、上記利得制御手段か
らの徐々に小さくなる係数が乗算処理されて加算手段に
供給され、該加算手段により、上記乗算手段からの画像
データと、上記指定色画像データ形成手段からの色画像
データとが加算処理されてモニタ装置等に供給される。
【0022】これにより、上記モニタ装置に表示される
画像が、所望の画像から所望の色の画像に徐々に変化す
るフェードアウト処理を行うことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係るフェーダ装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】本発明に係るフェーダ装置は、図1に示す
ような輝度データ(Yデータ)及び2つのクロマデータ
(Crデータ,Cbデータ)の割合が、4:2:2のデ
ジタルコンポーネントデータに基づいてフェードイン処
理或いはフェードアウト処理を行うフェーダ装置に適用
することができる。
【0025】この実施例に係るフェーダ装置は、図1に
示すようにフェードイン処理或いはフェードアウト処理
を行う際の所望の色を指定するための色指定回路1と、
上記色指定回路1により指定された色に応じて各部の制
御を行う中央演算処理回路(CPU)2とを有してい
る。
【0026】また、上記フェーダ装置は、上記CPU2
の制御に応じて上記指定された色に応じたYデータを形
成するY用フェーダ設定色レジスタ3と、上記CPU2
の制御に応じて上記指定された色に応じたCrデータを
形成するCr用フェーダ設定色レジスタ4と、上記CP
U2の制御に応じて上記指定された色に応じたCbデー
タを形成するCb用フェーダ設定色レジスタ5と、上記
CPU2の制御に応じて後に説明する係数を形成して出
力するゲインレジスタ6と、上記Cr用フェーダ設定色
レジスタ4からのCrデータ、及び、上記Cb用フェー
ダ設定色レジスタ5からのCbデータをデータ処理のタ
イミングに応じて切り換えて出力するセレクタ7とを有
している。
【0027】また、上記フェーダ装置は、入力端子10
を介して外部から供給される所望の画像のYデータ,上
記Y用フェーダ設定色レジスタ3からのYデータ及び上
記ゲインレジスタ6からの係数に基づいてフェードイン
処理或いはフェードアウト処理を行うY用フェーダ演算
器8と、入力端子11を介して外部から供給される所望
の画像のCrデータ,Cbデータ,上記セレクタ7によ
り選択されたCr用フェーダ設定色レジスタ4からのC
rデータ、或いは、Cb用フェーダ設定色レジスタ5か
らのCbデータ及び上記ゲインレジスタ6からの係数に
基づいてフェードイン処理或いはフェードアウト処理を
行うCr,Cb用フェーダ演算器9とを有している。
【0028】このような構成を有する本実施例に係るフ
ェーダ装置は、図2に示すような画像再生システムに適
用することができる。
【0029】以下、この画像再生システムの動作説明と
ともに、本実施例に係るフェーダ装置の動作説明をす
る。なお、上記画像再生システムにおいては、本実施例
に係るフェーダ装置はフェーダ装置21として適用され
ている。
【0030】すなわち、まず、図2において、例えばビ
デオテープレコーダ装置等の画像再生装置20からの上
記4:2:2の画像データは、フェーダ装置21に供給
される。
【0031】上記フェーダ装置21は、図1に示す構成
を有しており、ユーザは、色指定回路1によりフェード
イン処理或いはフェードアウト処理を行う所望の色を指
定する。CPU2は、上記指定された色を認識し、この
指定された色の指定色画像データを形成するように上記
各フェーダ設定色レジスタ3〜5を制御するとともに、
フェードイン処理の場合は出力される係数が徐々に大き
くなるように、また、フェードアウト処理の場合は出力
される係数が徐々に小さくなるように上記ゲインレジス
タ6を制御する。
【0032】これにより、上記Y用フェーダ設定色レジ
スタ3により上記指定された色に応じたYデータが形成
されて上記Y用フェーダ演算器8に供給され、上記Cr
用フェーダ設定色レジスタ4により上記指定された色に
応じたCrデータが形成されて上記セレクタ7に供給さ
れ、上記Cb用フェーダ設定色レジスタ5により上記指
定された色に応じたCbデータが形成されて上記セレク
タ7に供給される。また、上記ゲインレジスタ6によ
り、フェードイン処理或いはフェードアウト処理に応じ
た係数が形成され上記Y用フェーダ演算器8及びCr,
Cb用フェーダ演算器9に供給される。
【0033】上記セレクタ7は、上記CPU2により切
り換え制御されるようになっており、上記CPU2は、
上記Cr,Cb用フェーダ演算器9において、Crデー
タのフェードイン処理或いはフェードアウト処理が行わ
れる場合は、上記Cr用フェーダ設定色レジスタ4から
のCrデータが選択されるようにセレクタ7を切り換え
制御し、上記Cr,Cb用フェーダ演算器9において、
Cbデータのフェードイン処理或いはフェードアウト処
理が行われる場合は、上記Cb用フェーダ設定色レジス
タ5からのCbデータが選択されるようにセレクタ7を
切り換え制御する。
【0034】このセレクタ7により選択されたCrデー
タ或いはCbデータは、上記Cr,Cb用フェーダ演算
器9に供給される。
【0035】上記Y用フェーダ演算器8及びCr,Cb
用フェーダ演算器9は、それぞれ図3に示すような構成
を有している。
【0036】まず、上記Y用フェーダ演算器8におい
て、上記図1に示す入力端子10を介して上記画像再生
装置20から供給される所望の画像のYデータは、図3
に示す入力端子26を介して減算器28に供給される。
【0037】上記減算器28には、別に、入力端子25
を介して上記Y用フェーダ設定色レジスタ3からのフェ
ードイン処理或いはフェードアウト処理を行う所望の色
に対応するYデータが供給されている。上記減算器28
は、上記所望の画像のYデータから所望の色のYデータ
を減算処理し、この減算データを乗算器29に供給す
る。
【0038】上記乗算器29には、上記ゲインレジスタ
6からのフェードイン処理或いはフェードアウト処理に
応じて形成された係数が供給されている。上記乗算器2
9は、上記減算データに上記係数を乗算処理し、この乗
算データを加算器30に供給する。
【0039】上記加算器30には、上記入力端子25を
介して上記Y用フェーダ設定色レジスタ3からのフェー
ドイン処理或いはフェードアウト処理を行う所望の色に
対応するYデータが供給されている。上記加算器30
は、上記所望の色のYデータと、上記乗算データとを加
算処理し、この加算データをフェードイン処理或いはフ
ェードアウト処理を施した画像データとして出力端子3
1を介して出力する。
【0040】次に、上記Cr,Cb用フェーダ演算器9
において、上記図1に示す入力端子11を介して上記画
像再生装置20から供給される所望の画像のCr,Cb
データは、図3に示す入力端子26を介して減算器28
に供給される。
【0041】ここで、上記CPU2は、当該Cr,Cb
用フェーダ演算器9において、Crデータのフェードイ
ン処理或いはフェードアウト処理が行われる場合は、上
記Cr用フェーダ設定色レジスタ4からのCrデータが
選択されるようにセレクタ7を選択制御し、当該Cr,
Cb用フェーダ演算器9において、Cbデータのフェー
ドイン処理或いはフェードアウト処理が行われる場合
は、上記Cb用フェーダ設定色レジスタ5からのCbデ
ータが選択されるようにセレクタ7を選択制御する。こ
のセレクタ7により選択されたCrデータ及びCbデー
タは、それぞれ図3に示す入力端子25を介して上記減
算器28及び加算器30に供給される。
【0042】上記減算器28は、上記所望の画像のC
r,Cbデータから所望の色のCr,Cbデータを減算
処理し、この減算データを乗算器29に供給する。
【0043】上記乗算器29には、上記ゲインレジスタ
6からのフェードイン処理或いはフェードアウト処理に
応じて形成された係数が供給されている。上記乗算器2
9は、上記減算データに上記係数を乗算処理し、この乗
算データを加算器30に供給する。
【0044】上記加算器30は、上記所望の色のCr,
Cbデータと、上記乗算データとを加算処理し、この加
算データをフェードイン処理或いはフェードアウト処理
を施した画像データとして出力端子31を介して出力す
る。
【0045】すなわち、フェードイン処理或いはフェー
ドアウト処理を行う所望の色に対応するYデータ(或い
はCr,Cbデータ)を“Z”、上記画像再生装置20
からの所望の画像に対応するYデータ(或いはCr,C
bデータ)を“I”、上記ゲインレジスタ6からの係数
を“K”、上記Y用フェーダ演算器8(或いは、Cr,
Cb用フェーダ演算器9)から出力されるYデータ(或
いは、Cr,Cbデータ)を“O”とすると、上記Y用
フェーダ演算器8(或いは、Cr,Cb用フェーダ演算
器9)は、 O=K(I−Z)+Z の演算処理を行うこととなる。
【0046】具体的には、フェードアウト処理を行う場
合、上記CPU2は、例えば1/30秒おきに形成され
る垂直ブランキング期間における割り込み処理として、
まず、上記ゲインレジスタ6から乗算器29に供給され
る係数を1に設定する。これにより、図4(a)に示す
ように各フェーダ演算器8,9の入出力特性がリニアな
特性となり、該フェーダ演算器8,9からは、上記画像
再生装置20から供給された所望の画像のYデータ及び
Cr,Cbデータがそのまま出力される。
【0047】次に、上記CPU2は、上記垂直ブランキ
ング期間に、上記ゲインレジスタ6から乗算器29に供
給される係数を徐々に1以下に設定する。これにより、
図4(b),(c)に実線で示すように各フェーダ演算
器8,9の出力は、上記所望の画像のYデータ及びC
r,Cbデータよりも、上記所望の色のYデータ及びC
r,Cbデータの方が割合的に多くなる。従って、図4
(b),(c)中、実線で示す各フェーダ演算器8,9
の入出力特性は、同図(b),(c)中、一点鎖線で示
すフェーダの収束先の色(ユーザにより設定されたフェ
ードイン処理或いはフェードアウト処理を行う色)に近
づくこととなる。
【0048】次に、上記CPU2は、上記垂直ブランキ
ング期間に、上記ゲインレジスタ6から乗算器29に供
給される係数を0に設定する。これにより、図4(d)
に示すように、上記入出力特性がフェーダの収束先の色
と重なり、上記各フェーダ演算器8,9からは、上記所
望の色のYデータ及びCr,Cbデータのみが出力され
ることとなる。
【0049】一方、フェードイン処理を行う場合は、こ
れとは逆の制御となり、上記CPU2は、上記垂直ブラ
ンキング期間に、まず、上記ゲインレジスタ6から乗算
器29に供給される係数を0に設定する。これにより、
図4(d)に示すように各フェーダ演算器8,9の入出
力特性は、上記フェーダの収束先の色と重なったものと
なり、該各フェーダ演算器8,9からは、上記所望の色
のYデータ及びCr,Cbデータのみが出力されること
となる。
【0050】次に、上記CPU2は、上記垂直ブランキ
ング期間に、上記ゲインレジスタ6から乗算器29に供
給される係数を徐々に1に近づくように設定する。これ
により、図4(c),(b)に実線で示すように各フェ
ーダ演算器8,9の出力は、上記所望の色のYデータ及
びCr,Cbデータよりも、上記所望の画像のYデータ
及びCr,Cbデータの方が割合的に多くなる。従っ
て、図4(c),(b)中、実線で示す各フェーダ演算
器8,9の入出力特性は、同図(c),(b)中、点線
で示す初期の入出力特性(所望の画像のYデータ及びC
r,Cbデータのみが出力される状態)に近づくことと
なる。
【0051】次に、上記CPU2は、上記垂直ブランキ
ング期間に、上記ゲインレジスタ6から乗算器29に供
給される係数を1に設定する。これにより、図4(a)
に示すように、上記各フェーダ演算器8,9の入出力特
性がリニアな特性となり、該フェーダ演算器8,9から
は、上記画像再生装置20から供給された所望の画像の
Yデータ及びCr,Cbデータがそのまま出力されるこ
ととなる。
【0052】このように、上記各フェーダ演算器8,9
において、フェードイン処理或いはフェードアウト処理
の施されたYデータ及びCr,Cbデータは、それぞれ
出力端子12,13を介して図2に示すエンコーダ22
に供給される。
【0053】上記エンコーダ22は、上記Yデータ及び
Cr,Cbデータで形成されるデジタルコンポジットデ
ータに基づいて、例えばNTSC方式に合致したテレビ
ジョンデータを形成し、これをD/A変換器23に供給
する。上記D/A変換器23は、上記NTSC方式のテ
レビジョンデータをアナログ化することによりNTSC
方式のテレビジョン信号を形成し、これをモニタ装置2
4に供給する。
【0054】これにより、上記フェードイン処理を行っ
た場合は、上記モニタ装置24に、指定した色の画像か
ら所望の画像が徐々に表示され、上記フェードアウト処
理を行った場合は、上記モニタ装置24に、所望の画像
から指定した色の画像が徐々に表示されることとなる。
【0055】このように、本実施例に係るフェーダ装置
は、所望の色にフェードイン処理或いはフェードアウト
処理を行うことができる。このため、シーンに応じた色
の画像でフェードイン処理或いはフェードアウト処理を
行うことができ、例えばシーンの変わり目等をより効果
的に見せる視覚的効果を得ることができる。
【0056】従って、今後における画像の特殊処理技術
に大きく貢献することができる。
【0057】なお、上述の実施例の説明では、本発明に
係るフェーダ装置を、いわゆる4:2:2のデジタルコ
ンポーネントデータに基づいてフェードイン処理或いは
フェードアウト処理を行うフェーダ装置に適用すること
としたが、この他、RGBの各色データに対してフェー
ドイン処理或いはフェードアウト処理を行うフェーダ装
置に適用してもよい。
【0058】また、上記エンコーダ21において、NT
SC用のエンコード処理を行うこととしたが、これは、
得たいテレビジョン方式に応じて、例えばPAL方式或
いはSECAM方式等、他のテレビジョン方式に応じた
エンコード処理を行うようにしてもよく、その他、本発
明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば種々の変
更が可能であることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】本発明に係るフェーダ装置は、所望の色
の画像にフェードイン処理或いはフェードアウト処理を
行うことができる。
【0060】このため、シーンに応じた色の画像でフェ
ードイン処理或いはフェードアウト処理を行うことがで
き、例えばシーンの変わり目等をより効果的に見せる視
覚的効果を得ることができる。
【0061】従って、今後における画像の特殊処理技術
に大きく貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフェーダ装置のブロック
図である。
【図2】上記実施例に係るフェーダ装置を適用した映像
再生システムのブロック図である。
【図3】上記実施例に係るフェーダ装置に設けられてい
るフェーダ演算器のブロック図である。
【図4】上記実施例に係るフェーダ装置の入出力特性を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 色指定回路 2 中央演算処理回路(CPU) 3 輝度(Y)用フェーダ設定色レジスタ 4 クロマ(Cr)用フェーダ設定色レジスタ 5 クロマ(Cb)用フェーダ設定色レジスタ 6 ゲインレジスタ 7 セレクタ 8 輝度(Y)用フェーダ演算器 9 クロマ(Cr,Cb)用フェーダ演算器 10 輝度データの入力端子 11 クロマデータの入力端子 12 輝度データの出力端子 13 クロマデータの出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェードイン処理或いはフェードアウト
    処理を行う所望の色を指定する色指定手段と、 上記色指定手段により指定された色の色画像データを形
    成して出力する指定色画像データ形成手段と、 フェードイン処理の速度或いはフェードアウト処理の速
    度に応じて、外部から供給される画像データの利得を徐
    々に可変制御する利得制御手段と、 上記利得制御手段により可変制御された利得で上記外部
    から供給される画像データを増幅するとともに、この画
    像データと、上記指定色画像データ形成手段からの色画
    像データとを加算処理して出力する演算手段とを有する
    フェーダ装置。
  2. 【請求項2】 上記利得制御手段は、フェードイン処理
    の速度或いはフェードアウト処理の速度に応じて徐々に
    可変制御した係数を出力し、 上記演算手段は、外部から供給される画像データから、
    上記指定色画像データ形成手段からの色画像データを減
    算処理する減算手段と、 上記減算手段からの画像データと、上記利得制御手段か
    らの係数を乗算処理する乗算手段と、 上記乗算手段からの画像データと、上記指定色画像デー
    タ形成手段からの色画像データとを加算処理する加算手
    段とで構成されることを特徴とする請求項1記載のフェ
    ーダ装置。
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