JPH08130590A - テレビ会議端末 - Google Patents

テレビ会議端末

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JPH08130590A
JPH08130590A JP6293995A JP29399594A JPH08130590A JP H08130590 A JPH08130590 A JP H08130590A JP 6293995 A JP6293995 A JP 6293995A JP 29399594 A JP29399594 A JP 29399594A JP H08130590 A JPH08130590 A JP H08130590A
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JP
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voice
data
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video conference
sound
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JP6293995A
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English (en)
Inventor
Shozo Endo
庄蔵 遠藤
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 会議出席者の配置に応じてどの人物が発言し
たかを容易且つ迅速に判断することができるようにし
た。 【構成】 送信時は、複数のマイクロフォン6〜9から
の音声データが音声データ処理装置17に入力される
と、入力されたマイクロフォンが特定されて音声位置情
報と中央制御装置16に格納されたビットデータがデー
タ多重装置22に入力され、送受信装置13を介して受
信側端末に送出される。一方、受信時は、中央制御装置
16が、送信側端末から送出されたビットデータとして
の音声位置情報を読み出し、音声データ処理装置26に
入力された音声データと共に音声位置情報がパンポット
装置7に入力され、所望の音声出力分布でもってスピー
カ11、12から音声を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ会議端末に関し、
より詳しくは所定の通信回線に接続されてテレビ会議を
行うテレビ会議端末に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のテレビ会議端末としては、従来
より、図7に示すものが知られている。
【0003】すなわち、従来のテレビ会議端末は、デー
タ送信時においては、ビデオカメラ等の映像入力機器5
1から画像データ処理装置52に画像データが入力さ
れ、マイクロフォホン等の複数の音声入力機器53a〜
53dから音声データ処理装置54に音声データが入力
され、パーソナルコンピュータ(パソコン)等その他の
入力機器55からデータ処理装置56にテキストデータ
等が入力される。そして、画像データ処理装置52、音
声データ処理装置54及びデータ処理装置56で処理さ
れたデータはデータ多重装置57に入力され、夫々のデ
ータに割り当てられたチャンネルにこれらのデータを多
重化する。そして、多重化されたデータは、送受信装置
58を介して受信側端末に送出される。
【0004】また、データ受信時においては、各種デー
タの多重化された信号が送受信装置58を介してデータ
分離装置59に送られる。データを受け取ったデータ分
離装置59は、画像データ、音声データ及びテキストデ
ータ等に分離される。そして、これら分離された各種デ
ータのうち、画像データは、画像データ処理装置60に
入力され所定のデータ形式に変換されて表示装置61に
送出され、表示装置上に画像が表示される。また、デー
タ分離装置60からの音声データは音声データ処理装置
62に入力され、アンプ63を介してスピーカ64に出
力される。また、テキストデータ等画像データ及び音声
データ以外のデータはデータ処理装置65を介して所定
の出力機器66に出力される。
【0005】また、中央制御装置67はデータ多重装置
57及びデータ分離装置59からの信号を送受信して装
置全体の制御を行っている。
【0006】そして、上記従来のテレビ会議端末におけ
る音声情報は、上記マイクロフォン53a〜53dのい
ずれかから入力された音声を選択的に音声データ処理装
置54に入力し、或いはこれらのマイクロフォン53a
〜53dから入力された音声情報をミキシングして音声
データ処理装置54に入力しているため、受信側端末に
おいては、いずれのマイクロフォン53a〜53dで音
声が検知されたか否かを判別することなく、全ての音声
について同一の音声レベルでもってスピーカ64から音
声出力していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテレビ会議端末においては、上述したように音声情
報を選択的に、又はミキシングして受信側端末に送信し
ているため、会議室内のどの位置の人物が発言したかは
受信側端末の表示装置61に映し出される画像情報で判
断しなければならない場合があり、受信側端末は発言者
を確認するのに手間がかかるという問題点があった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、会議出席者の配置に応じてどの人物が発
言したかを容易且つ迅速に判断することができるテレビ
会議端末を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、所定の通信回線に接続されてテレビ会議を
行うテレビ会議端末であって、音声情報が入力される複
数の音声入力手段と、該複数の音声入力手段に入力され
た音声の発生位置を認識する発生位置認識手段と、該発
生位置認識手段の認識結果を送信側端末に送信する送信
手段と、送信側端末から送られてきた前記発生位置認識
手段の認識結果を受信する受信手段と、該受信手段に受
信された前記発生位置認識手段の認識結果に基づき所定
の音声出力分布でもって音声を出力する音声出力手段と
を備えていることを特徴としている。
【0010】具体的には、前記発生位置認識手段は、特
定の発生位置を複数の発生位置の全体に占める比率で表
現することを特徴としている。
【0011】また、本発明は、所定の通信回線に接続さ
れてテレビ会議を行うテレビ会議端末であって、音声情
報が入力される複数の音声入力手段と、該複数の音声入
力手段に入力された音声の発生位置を認識する発生位置
認識手段と、該発生位置認識手段の認識結果を送信側端
末に送信する送信手段と、前記送信側端末に送信される
画像情報を入力する画像入力手段と、送信側端末から送
られてきた前記発生位置認識手段の認識結果を受信する
受信手段と、該受信手段に受信された前記発生位置認識
手段の認識結果に基づき所定の音声出力分布でもって音
声を出力する音声出力手段とをを備え、前記画像入力手
段が音声を発した特定の被写体を撮像しているときは、
前記発生位置認識手段は音声発生位置は会議場の中央位
置であると認識することを特徴としている。
【0012】また、前記画像入力手段が音声を発してい
ない特定の被写体を撮像しているときは、前記音声出力
手段は音声の発生位置に応じた所定の音声出力レベルで
出力することを特徴とし、このときは前記発生位置認識
手段は、特定の発生位置を複数の発生位置の全体に占め
る比率で表現することを特徴としている。
【0013】さらに、前記発生位置認識手段の分解能は
ビットマップデータとして付与されることを特徴とする
のも好ましい。
【0014】また、音声入力手段に入力された音声情報
を処理する音声情報処理手段を備え、該音声情報処理手
段が前記発生位置認識手段を有していることを特徴と
し、或いは、音声情報及び画像情報以外の情報を処理す
る情報処理手段を備え、該情報処理手段が前記発生位置
認識手段を有していることを特徴とするのも好ましい。
【0015】
【作用】上記構成によれば、テレビ会議に際し、受信側
端末は送信側端末の会議出席者の位置に応じた音声出力
レベルでもって音声の再生がなされる。
【0016】また、特定の被写体が撮像されているとき
は、当該被写体が発言しているときは会議場の中央位置
から音声が発せられるが如く知覚され、当該被写体以外
の者が発言しているときは発生位置に応じた音声出力分
布でもって音声出力がなされる。
【0017】また、発生位置認識手段の分解能はビット
マップデータとして与えられ、前記発生位置認識手段
は、音声情報処理手段又は情報処理手段で認識処理され
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳説す
る。
【0019】図1はテレビ会議端末が備えられた会議室
を模式的に示した平面図である。すなわち、該会議室に
おいて、第1〜第4の話者1〜4が半円形状の会議テー
ブル5の円形部分に略等間隔でもって着席している。ま
た、第1〜第4の話者1〜4の発言内容を入力する第1
〜第4のマイクロフォン(音声入力手段)6〜9が第1
〜第4の話者1〜4に対向して設置されている。そし
て、第1の話者1の発言内容は第1のマイクロフォン6
によって検知され、第2の話者2の発言内容は第2のマ
イクロフォン7によって検知され、以下同様に、第3及
び第4の話者3、4の発言内容は夫々第3及び第4のマ
イクロフォン8、9によって検知される。また、会議テ
ーブル5の前方には受信側端末の画像情報をモニタする
表示装置10と、送信先端末からの音声情報を出力する
左右一対のスピーカ(音声出力手段)11、12とが設
けられている。
【0020】しかして、本テレビ会議端末においては、
音声情報と共に会議室内の第1〜第4の話者1〜4の夫
々の位置に対応した位置情報を受信側端末に送信し、か
かる音声情報と位置情報とを受信した受信側端末は、こ
れらの情報に基づいた所定の音声出力レベルでもってス
ピーカ11、12から音声を出力する。すなわち、会議
室の一方の側をA、他方の側をBとし、A、B間をA点
を0、B点を100として発言者の位置情報を割当て
る。そして、第1の話者1が発言した場合はその音声情
報と共にA:B=0:100に相当する位置情報を受信
側端末に送信し、受信側端末はその位置情報に対応した
出力分布でもって左右一対のスピーカ11、12から音
声情報を出力する。同様に、第2の話者2が発言した場
合はその音声情報と共にA:B=30:70に相当する
位置情報を受信側端末に送信し、受信側端末はその位置
情報に対応した出力分布でもって左右一対のスピーカ1
1、12から音声情報を出力し、第3の話者3が発言し
た場合はその音声情報と共にA:B=70:30に相当
する位置情報を受信側端末に送信し、受信側端末はその
位置情報に対応した出力分布でもって左右一対のスピー
カ11、12から音声情報を出力し、第4の話者4が発
言した場合はその音声情報と共にA:B=100:0に
相当する位置情報を受信側端末に送信し、受信側端末は
その位置情報に対応した出力分布でもって左右一対のス
ピーカ11、12から音声情報を出力する。
【0021】図2は本発明に係るテレビ会議端末の一実
施例(第1の実施例)を示すブロック構成図であって、
該テレビ会議端末は、ISDNやLAN等の所定の通信
回線に接続された受信側端末との送受信動作を司る送受
信装置13と、受信側端末に所定の情報を送信するため
のデータ処理を行う送信データ処理部14と、受信側端
末から送出されてきた所定の情報を処理する受信データ
処理部15と、これら送信データ処理部14及び受信デ
ータ処理部15を制御する中央制御装置16とから構成
されている。
【0022】送信データ処理部14は、具体的には、音
声情報を入力する上述した第1〜第4のマイクロフォン
6〜9と、これら音声情報を所定のデータ形式に変換し
て処理する音声データ処理装置17と、画像情報を入力
するビデオカメラ18と、ビデオカメラ18に入力され
た画像情報を所定のデータ形式に変換して処理する画像
データ処理装置19と、パソコン等の入力機器20と、
該入力機器20に入力されたテキストデータ等を所定の
データ形式に変換して処理するデータ処理装置21と、
上述した音声データ処理装置17、画像データ処理装置
19及びデータ処理装置21から出力されたデータを多
重化するデータ多重化装置22とを備えている。
【0023】また、受信データ処理部15は、送受信装
置13を介して交信先端末から送られてきた多重化デー
タを画像データや音声データ等に分離するデータ分離装
置23と、該データ分離装置23により分離されて出力
された画像データを所定のデータ形式に変換する画像デ
ータ処理装置24と、該画像データ処理装置24からの
出力データを表示する表示装置25と、データ分離装置
23により分離されて出力された音声データを所定のデ
ータ形式に変換する音声データ処理装置26と、音声デ
ータ処理装置26から出力された音声出力レベルを話者
の位置情報に応じて制御するパンポット装置27と、該
パンポット装置27から出力された音声データを増幅す
る第1及び第2の増幅器(アンプ)28、29と、音声
データを再生する上述した左右一対のスピーカ11、1
2と、データ分離装置23により分離されて出力された
テキストデータ等を所定のデータ形式に変換するデータ
処理装置30と、該データ処理装置30からのデータを
出力するプリンタ等の出力装置31とを備えている。
【0024】次に、本テレビ会議端末の動作を説明す
る。
【0025】まず、送信時においては、第1〜第4のマ
イクロフォン6〜9からの音声データは音声データ処理
装置17に入力される。該音声データ処理装置17では
入力されたマイクロフォンを特定して音声の位置情報を
取得すると共にその音声データを所定のデータ形式に変
換し、画像データ処理装置19からの画像データ及びデ
ータ処理装置21からのテキストデータ等と共にデータ
多重装置22に入力する。一方、中央制御装置16には
後述するように予めマイクロフォンの位置に応じた位置
情報がビットマップデータとして格納されており、かか
る位置情報も中央制御装置16からデータ多重化装置2
2に入力される。
【0026】そして、該データ多重装置22では前記画
像情報や音声情報等を多重化すると共にこれら多重化さ
れたデータを位置情報と共に送受信装置13に入力し、
位置情報を多重化データと共に受信側端末に送出する。
【0027】一方、受信時においては、多重化されたデ
ータが送受信装置13を介してデータ分離装置23に送
られてくると、該データ分離装置23は、画像データや
音声データ等に分離される。そして、分離された画像デ
ータは、画像データ処理装置24に入力され、所定のデ
ータ形式に変換処理されて表示装置25に送出される。
また、分離された音声データは音声データ処理装置26
に入力され、所定のデータ形式に変換処理された後、そ
の音声データはパンポット装置27に送出される。この
とき中央制御装置16は、データ分離装置23の内容を
監視し、後述するビットマップデータとしての音声位置
情報を読み出す。そして、読み出された音声位置情報は
パンポット装置27に入力され、該パンポット装置27
は音声データ処理装置26からの音声データと共に音声
位置の制御信号をアンプ28、29に送出し、音声の位
置情報に応じた音声出力レベルでもってスピーカ11、
12から音声を出力する。
【0028】図3は音声位置情報を与えるビットマップ
の一例を示した図である。すなわち、本実施例では、ビ
ット番号1〜5に対して画像データが割り当てられ、ビ
ット番号6,7に対して音声データが割り当てられてい
る。そして、サブチャンネルであるビット番号8のオク
ッテット番号77〜80に対して音声位置データが割り
当てられる。そして、送信時においては、上述した音声
位置データが音声データや画像データ等に付加され、多
重化信号と共に送受信装置13に供給される。例えば、
図1において第1の話者1が発言したときはA:B=
0:100とされるため、ビットデータとして「111
1」の音声位置情報が付加され、また第2の話者2が発
言したときはB側の比率が70%として、「1011」
のビットデータが付加される。そして、付加されたこれ
らのビットデータは多重化信号と共に送受信装置13か
ら所定の通信回線に送出され、受信側端末に送出され
る。
【0029】また、受信側端末で音声位置情報を受信す
ると、上述したように中央制御装置16が、データ分離
装置23の内容を監視し、音声位置情報のビットデータ
を読み出し、例えば、当該ビットデータが「1111」
のとき、すなわち、図1における音声発生位置が最もB
寄りのときはスピーカ11を0%、スピーカ12を10
0%として増幅器28、29を介して夫々の比率でもっ
て音声データを出力する。
【0030】これにより、送信側端末の会議室内におけ
る会議出席者の配置状況に応じた音声出力が受信側端末
のスピーカ11、12でなされることとなり、受信側端
末において表示装置25に映し出される画像情報を一々
確認しなくとも誰が発言したかを容易に知ることが可能
となる。
【0031】図4は本発明に係るテレビ会議端末の第2
の実施例を示すブロック構成図であって、本第2の実施
例においては、上記第1の実施例に加えてビデオカメラ
18が中央制御装置16に電気的に接続され、受信側端
末の表示装置25に映し出させれた画像情報に応じて受
信側端末の音声位置情報が制御される。
【0032】すなわち、本第2の実施例では、中央制御
装置16がビデオカメラ18の状態を検知し、特定の話
者、例えば第1の話者1が発言している時において第1
の話者1のみが送信側端末のビデオカメラ18により撮
像され、したがって受信側端末の表示装置25に第1の
話者1のみが映し出されているときは音声の位置情報を
図1のA−B面のちょうど中心の位置、すなわちスピー
カ11、12の音声出力レベルを50:50に設定すべ
く、「1000」の音声位置データを音声データと共に
付加し、送受信装置13を介して送信側端末に送信す
る。
【0033】したがって、受信側端末においては、パン
ポット装置27が受け取ったビットデータは「100
0」となり、スピーカ11を50%、スピーカ12を5
0%として音声出力レベルを設定し、アンプ28、29
を介してこれらスピーカ11及びスピーカ12から音声
を出力する。
【0034】これにより、表示装置25に映し出された
話者に対して違和感を生じることなくスピーカ11、1
2から音声出力することができる。
【0035】また、本第2の実施例の変形例として、表
示装置25に映し出されている第1の話者1以外の話
者、例えば第4の話者4から発言があった場合にスピー
カ11及びスピーカ12の音声出力レベルを変更するの
も好ましい。すなわち、表示装置25に第1の話者1が
映し出されているときに第4の話者4が発言した場合、
第4の話者4の位置は図1のA−B面に対し最もA寄り
に位置しているため、A側が100%、B側が0%とな
り、「0000」のビットデータを付加する。これによ
り、ある特定の話者からの音声に対して音声位置データ
が略中央となるように付加されているときにその特定の
話者以外の話者から音声入力があったときは、前記特定
の話者以外の純粋な音声位置情報を付加する。
【0036】したがって、受信側端末においては、音声
位置情報を受け取ったパンポット装置27は、その音声
位置情報が「0000」となっていることからA−B面
に対して音声位置が最もA寄りにあることをうけてスピ
ーカ11を100%、スピーカ12を0%としてそれぞ
れの比率に対応した音声データが出力される。
【0037】これにより、表示装置25に特定の話者の
みが映し出されている状況下において、特定の話者以外
の話者が発言した場合は発言者の位置に応じた位置情報
が送信側端末に付加される結果、前記特定の話者が発言
しているときはスピーカ11とスピーカ12の略中央部
から音声が聞き取られる一方、前記特定の話者以外の話
者が発言したときはかかる話者の位置情報に応じて音声
が出力される。
【0038】図5は本発明に係るテレビ会議端末の第3
の実施例を示す会議室内を模式的に示した平面図であっ
て、会議テーブル5には第4〜第5のマイクロフォン3
1、32が設けられている。
【0039】本第3の実施例では、第1の話者1が発言
したときは、第4のマイクロフォン31に入力された音
声レベルを検知すると共に中央制御装置は第4のマイク
ロフォン31に対する第5のマイクロフォン32に入力
された音声レベルの差分を中央制御装置16によって検
出する。すなわち、この場合、第4のマイクロフォン3
1の音声入力レベルを基準とし第5のマイクロフォン3
2の割合を演算し決定する。これにれり、夫々のマイク
ロフォン31、32にどの程度の音声入力レベルがどの
ような比率で入力されたかを検出することができる。つ
まり、第1の話者1はA−B面に対し最もB寄りに位置
しているために第4のマイクロフォン31の音声レベル
は大きい。したがって第5のマイクロフォン32の音声
レベルは第4のマイクロフォン31の音声レベルに比べ
て小さく、例えば第4のマイクロフォン31の音声レベ
ルが70%、第5のマイクロフォン32が30%とされ
たときは「1011」のビットデータが音声位置情報と
して付加され、受信側端末にかかる音声位置情報が送出
される。
【0040】したがって、受信側端末においては、パン
ポット装置27に入力された前記音声位置情報はそのビ
ットデータが「1011」とされているため、一方のス
ピーカに30%、他方のスピーカに70%の割合で音声
データを出力する。
【0041】これにより、上記第1の実施例と同様、送
信側端末の会議室内における会議出席者の配置状況に応
じた音声出力が受信側端末のスピーカ11、12でなさ
れることとなり、受信側端末において表示装置25に映
し出される画像情報を一々確認しなくとも誰が発言した
かを容易に知ることが可能となる。
【0042】尚、特定の話者が発言している時に当該話
者が表示装置25に映し出されているときは、上記第2
の実施例と同様、「1000」のビットデータを付加す
ることにより、音声は会議室の略中央部から発生したか
の如く知覚され、違和感を生じることなく発言内容を聞
き取ることができる。
【0043】上記第3の実施例の変形例としては受信側
端末においてマイクロフォンの到来方向を検知してスピ
ーカ11及びスピーカ12の出力分布を設定するのも好
ましい。
【0044】すなわち、第1の話者1が発言した場合に
ついて、図6に基づき音声の到来方向を算出する例につ
いて説明する。
【0045】第1の話者1、第4のマイクロフォン3
2、第5のマイクロフォン33間で三角形が形成され、
音声は第1の話者1から到来する。そして、第4のマイ
クロフォン32、第5のマイクロフォン33と第1の話
者1とを結ぶ直線上に第4のマイクロフォン32から垂
線を下ろし、図中に示すように、各距離をa〜dとする
と、第1の話者1と第4のマイクロフォン32との距離
bが第4及び第5のマイクロフォン32、33間の距離
dより十分大きいためa≒bと近似でき、したがって、
図中、距離cを第1の話者1から第4又は第5のマイク
ロフォン32、33に到達する時間差に近似することが
できる。すなわち、図中、斜線部で示す部分は直角三角
形を形成するので、第4及び第5のマイクロフォン3
2、33に対する音声の到来方向θは数式(1)で算出
される。
【0046】cos θ=c/d …(1) ところで、空気の音速は既知であるため、これらを時間
換算することが可能となり、したがって、数式(1)を
時間座標であらわすと数式(2)のようになる。
【0047】cos θ=Tc/Td …(2) ここで、Tc=0.2、Td=0.5とするとθ≒70
°となり音声の到来方向を知ることができる。これは、
図1において、A側が30%、B側が70%とした場合
と同様のこととなり、「1011」のビットデータを付
加する。これにより、音声の入力された位置情報が付加
されることとなる。したがって、受信側端末において
は、音声位置情報が「1011」となっていることから
A−B面に対して音声位置がB寄りに70%にあること
をうけてスピーカ11を30%、スピーカ12を70%
に設定して音声情報を出力する。
【0048】これにより、上述の実施例と同様、送信側
端末の会議室内における会議出席者の配置状況に応じた
音声出力が受信側端末のスピーカ11、12でなされる
こととなり、表示装置25に映し出される画像情報を一
々確認しなくとも受信側端末においては誰が発言したか
を容易に知ることが可能となる。
【0049】尚、特定の話者が発言している時に当該話
者が表示装置25に映し出されているときは、上記第2
の実施例と同様、「1000」のビットデータを付加す
ることにより、音声は会議室の略中央部から発生したか
の如く知覚され、違和感を生じることなく発言内容を聞
き取ることができる。
【0050】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。上記実施例では音声データ処理装置で音声の
発生位置を認識処理するようにしたが、データ装置21
で音声の発生位置を認識処理するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、テ
レビ会議を行う場合に際し、送信側端末の会議場内にお
ける会議出席者の配置状況に応じた音声出力が受信側端
末の音声出力手段でなされることとなり、表示装置に映
し出される画像情報を一々確認しなくとも受信側端末に
おいては誰が発言したかを容易に知ることが可能とな
る。
【0052】また、特定の被写体が撮像されているとき
は、当該被写体以外の者が発言しているときは発生位置
に応じた音声出力分布でもって音声出力がなされるの
で、表示装置に映し出された話者に対して違和感を生じ
ることなく音声出力手段から音声出力することができ
る。一方、前記特定の話者以外の話者が発言したときは
かかる話者の位置情報に応じて音声が出力されるので、
受信側端末は会議出席者の位置情報に応じた受信を行う
ことができる。
【0053】このように本発明によれば、受信側端末に
おいて、送信側端末のどの位置から入力された音声かを
判断することができ、送信側端末の会議場内の音場を再
生することができ、したがって受信側端末におけるテレ
ビ会議出席者はどの人物からの音声入力かを音声の発生
方向によって迅速且つ容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビ会議端末を使用してテレビ会議
を行う会議室の状態を模式的に示した平面図である。
【図2】本発明に係るテレビ会議端末の一実施例を示す
ブロック構成図である。
【図3】音声位置情報を与えるビットマップ図である。
【図4】本発明に係るテレビ会議端末の第2の実施例を
示すブロック構成図である。
【図5】本発明る係るテレビ会議端末の第3の実施例の
会議室の状態を模式的に示した平面図である。
【図6】第3の実施例における音声到来方向を決定する
ための決定手法を説明する図である。
【図7】テレビ会議端末の従来例を示すブロック構成図
である。
【符号の説明】 6 第1のマイクロフォン(音声入力手段) 7 第2のマイクロフォン(音声入力手段) 8 第3のマイクロフォン(音声入力手段) 9 第4のマイクロフォン(音声入力手段) 11 スピーカ(音声出力手段) 12 スピーカ(音声出力手段) 17 音声データ処理装置(発生位置認識手段) 18 ビデオカメラ(画像入力手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信回線に接続されてテレビ会議
    を行うテレビ会議端末であって、 音声情報が入力される複数の音声入力手段と、該複数の
    音声入力手段に入力された音声の発生位置を認識する発
    生位置認識手段と、該発生位置認識手段の認識結果を送
    信側端末に送信する送信手段と、送信側端末から送られ
    てきた前記発生位置認識手段の認識結果を受信する受信
    手段と、該受信手段に受信された前記発生位置認識手段
    の認識結果に基づき所定の音声出力分布でもって音声を
    出力する複数の音声出力手段とを備えていることを特徴
    とするテレビ会議端末。
  2. 【請求項2】 前記発生位置認識手段は、特定の発生位
    置を複数の発生位置の全体に占める比率で表現すること
    を特徴とする請求項1記載のテレビ会議端末。
  3. 【請求項3】 所定の通信回線に接続されてテレビ会議
    を行うテレビ会議端末であって、 音声情報が入力される複数の音声入力手段と、該複数の
    音声入力手段に入力された音声の発生位置を認識する発
    生位置認識手段と、該発生位置認識手段の認識結果を送
    信側端末に送信する送信手段と、前記送信側端末に送信
    される画像情報を入力する画像入力手段と、送信側端末
    から送られてきた前記発生位置認識手段の認識結果を受
    信する受信手段と、該受信手段に受信された前記発生位
    置認識手段の認識結果に基づき所定の音声出力分布でも
    って音声を出力する複数の音声出力手段とをを備え、 前記画像入力手段が音声を発した特定の被写体を撮像し
    ているときは、前記発生位置認識手段は音声発生位置は
    会議場の中央位置であると認識することを特徴とするテ
    レビ会議端末。
  4. 【請求項4】 前記画像入力手段が音声を発していない
    特定の被写体を撮像しているときは、前記音声出力手段
    は音声の発生位置に応じた所定の音声出力レベルで出力
    することを特徴とする請求項3記載のテレビ会議端末。
  5. 【請求項5】 前記発生位置認識手段は、特定の発生位
    置を複数の発生位置の全体に占める比率で表現すること
    を特徴とする請求項4記載のテレビ会議端末。
  6. 【請求項6】 前記発生位置認識手段の分解能はビット
    マップデータとして付与されることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5記載のテレビ会議端末。
  7. 【請求項7】 音声入力手段に入力された音声情報を処
    理する音声情報処理手段を備え、該音声情報処理手段が
    前記発生位置認識手段を有していることを特徴とする請
    求項1乃至請求項6のいずれかに記載のテレビ会議端
    末。
  8. 【請求項8】 音声情報及び画像情報以外の情報を処理
    する情報処理手段を備え、 該情報処理手段が前記発生位置認識手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のテレビ会議端末。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6812956B2 (en) * 2001-12-21 2004-11-02 Applied Minds, Inc. Method and apparatus for selection of signals in a teleconference
US8989396B2 (en) 2010-05-28 2015-03-24 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Auditory display apparatus and auditory display method

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