JPH0813040A - 鋼帯の直火還元加熱装置及びその燃焼方法 - Google Patents

鋼帯の直火還元加熱装置及びその燃焼方法

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JPH0813040A
JPH0813040A JP17595994A JP17595994A JPH0813040A JP H0813040 A JPH0813040 A JP H0813040A JP 17595994 A JP17595994 A JP 17595994A JP 17595994 A JP17595994 A JP 17595994A JP H0813040 A JPH0813040 A JP H0813040A
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JP
Japan
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burner
main heating
steel strip
burners
direct
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Application number
JP17595994A
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English (en)
Inventor
Yutaka Soejima
豊 副島
Isaaki Koyama
勇昭 小山
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーナ詰まり等のトラブルが発生してもいち
早く異常バーナを検出しそのバーナを消火し、予備バー
ナを点火燃焼させ鋼帯の温度分布の悪化防止を図る。 【構成】 鋼帯の表裏面側に配列された多数の直火還元
型の主加熱バーナ23と近接して同列に対応する予備バ
ーナ24を配置し、各々の主加熱バーナ23のバーナ前
圧力を検出し、異常な圧力を示す主加熱バーナ23の自
動消火を行うと共に、自動消火した主加熱バーナ23と
同じ列に配置した予備バーナ24の自動点火燃焼を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯の熱処理設備に設
けた直火還元加熱装置のバーナ閉塞に対応する予備バー
ナを配置した装置及びその燃焼方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続焼鈍設備における品質造り込み、歩
留り向上、及び省エネルギーは極めて重要である。従
来、連続焼鈍設備における直火還元加熱装置による加熱
方法の特徴は、直火還元バーナの高温の還元炎を利用し
た高効率の加熱方法であるため、大幅な炉長短縮が図
られコンパクト化ができること、急速加熱ができるの
で金属学的性質向上が期待できること、急速加熱によ
る加熱能力が向上すること、加熱能力一定の場合は他
の燃焼帯を消火して省エネルギーを図ることができるこ
と、直火還元バーナ加熱方式では燃焼量の変化に対し
て鋼帯温度の応答性が速いので、温度制御性が向上する
ことなどの数々のメリットがある。近年、省エネルギー
化や設備費削減のための装置のコンパクト化の傾向が強
く、これに応じるためにもラジアントチューブを用いた
間接加熱方式からこの直火還元バーナを用いた直火還元
加熱方式に移行していくと推定される。図5に従来例に
係る直火還元バーナ10の一部を示すが、多数の小さい
バーナ11が所定間隔で並べて配置されている。そし
て、各々のバーナ11には図6に示すように直列に接続
された一次側バルブ12、ガスのバランスを保つための
オリフィス13、及び二次側バルブ14が設けられ、こ
れらはヘッダー管15に並列に取付けられている。な
お、図6において、16はガス分岐管を、17はガス本
管遮断弁を、18はガス本管流量調整弁を、19はガス
流量を測定するオリフィスを、20はガス圧力調整弁を
示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
直火還元加熱方式の操業ではバーナ11の容量が小さい
ためにバーナノズル径も小さいので、燃料ガスがコーク
ス炉ガスのようにタールやダストを含有する場合は、長
期間使用中にバーナノズルが徐々に閉塞し、バーナ11
の燃焼性が悪化し最終的には燃焼しない現象が発生す
る。これによって、鋼帯に温度偏差が発生しその品質に
問題(例えばめっきラインでは不めっき)が発生する。
勿論、操業中にバーナ11の整備を行うことも考えられ
るが、バーナ11のバーナピッチは約200〜350m
mと非常に狭く操業中にバーナ整備を実施するのは困難
であり、安全上にも問題がある。また、図6からも明白
なように、各バーナ11にはそれぞれ独立に遮断弁がな
いためにバーナトラブルが発生しても、その個別のバー
ナを消火することはできず、前述のようなトラブルが発
生した場合はこの装置一式を止めなければならないとい
う問題点があった。そして、このようなトラブルが発生
すれば、生産設備のうち直火還元加熱設備のみを止め、
生産性や省エネルギー性が悪い状態で操業を次の保全修
理日まで継続するか、又はこの生産設備全体を休止して
修理を実施するのが通常であり、これによって多大な損
失を被っていた。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、直火還元加熱装置においてバーナ詰まり等のト
ラブルが発生してもいち早く異常バーナを検出しそのバ
ーナを消火し、予備バーナを点火燃焼させ鋼帯の温度分
布の悪化防止を図り、直火還元加熱装置の機能を確保し
品質トラブルを発生させることなく生産性を確保する鋼
帯の直火還元加熱装置及び燃焼方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の鋼帯の直火還元加熱装置は、鋼帯の表裏面側に多
数の主加熱バーナをそれぞれ配列した直火還元加熱装置
において、前記主加熱バーナに近接して、対応する同じ
列の主加熱バーナが遮断した場合に点火する予備バーナ
を配置して構成されている。そして、請求項2記載の鋼
帯の直火還元加熱装置の燃焼方法は、鋼帯の表裏面側に
配列された多数の直火還元型の主加熱バーナと近接して
同列に対応する予備バーナを配置した鋼帯の直火還元加
熱装置の燃焼方法であって、前記各々の主加熱バーナの
バーナ前圧力を検出し、異常な圧力を示す主加熱バーナ
の自動消火を行うと共に、自動消火した前記主加熱バー
ナと同じ列に配置した前記予備バーナの自動点火燃焼を
行うようにして構成されている。なお、ここで列とは鋼
帯の進行方向に沿う並びをいう。
【0005】
【作用】請求項1記載の鋼帯の直火還元加熱装置、及び
請求項2記載の鋼帯の直火還元加熱装置の燃焼方法にお
いては、主加熱バーナに対応する予備バーナを該主加熱
バーナと近接して同列に配置している。そして、前記各
々の主加熱バーナのバーナ前圧力を検出し、予め測定さ
れた正常動作時の圧力範囲と比較して、測定されたバー
ナ前圧力に異常があった場合には、その主加熱バーナを
自動消火すると共に、異常があった主加熱バーナと同列
に配置された予備バーナを自動点火燃焼するようにして
いるので、仮に主加熱バーナに異常があっても鋼帯の加
熱が連続的に行われ、加熱される鋼帯に温度偏差を生じ
ることがない。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例について詳しく説明する。ここに、
図1は本発明の一実施例に係る鋼帯の直火還元加熱装置
の概略説明図、図2は同バーナの配置図、図3は同詳細
配管接続図、図4はバーナ前圧力と炉内酸素濃度との関
係を示すグラフである。
【0007】図2に示すように、本発明の一実施例に係
る鋼帯の直火還元加熱装置22は、バーナピッチは約2
00〜350mmで配置されている多数の主加熱バーナ
23と、該主加熱バーナ23の鋼帯の流れ方向下流側に
該主加熱バーナ23のそれぞれと同列に配置された多数
の予備バーナ24とを有している。そして、図1に示す
ように、それぞれの主加熱バーナ23及び予備バーナ2
4にはバーナ前圧力を検出するガス圧センサー25、2
6が設けられ、電気信号に変換して制御装置27に入力
されている。
【0008】そして、図1、図3に示すように、それぞ
れの主加熱バーナ23及び予備バーナ24の手前側には
バーナ前遮断弁28、29が設けられ、制御装置27の
信号によって開閉できるようになっている。前記制御装
置27には、マイクロコンピュータを備え、それぞれの
主加熱バーナ23に取付けられた前記ガス圧センサー2
5の何れかの測定圧が、予め入力された所定の圧力範囲
から外れると、外れた主加熱バーナ23(例えば、図2
においてaとする)を検出して対応するバーナ前遮断弁
28を閉じると共に、その主加熱バーナ23と同列に配
置された予備バーナ24(図2におけるb)に対応する
バーナ前遮断弁29を開き、燃料ガスを供給するように
なっている。なお、予備バーナ24のバーナ前圧力もガ
ス圧センサー26によって測定し、燃焼状態に異常があ
る場合には警報を発すると共に、必要に応じてバーナ前
遮断弁29を閉じるようにしている。
【0009】前記バーナ前圧力を測定することによっ
て、主加熱バーナ23(予備バーナ24においても同
様、以下単にバーナという)の燃焼状況を把握できる。
即ち、バーナが閉塞すれば、その手前側には燃料の供給
圧力がかかることになるので、測定圧力は比較的高い圧
力を示すことになり、バーナに異常がなくてもバーナの
手前側の配管等の異常があれば、燃料が供給されないの
で、バーナ前圧力は比較的低い圧力を示すことになる。
【0010】図4は、このバーナの閉塞状況とバーナ前
ガス圧力との関係を把握するためにオフラインでバーナ
燃焼実験を実施したデータである。この場合の実験装置
は、図6の一次側バルブ12と二次側バルブ14の間に
圧力検出口を設け、バーナ先端が閉塞するトラブルの
想定には二次側バルブ14を徐々に閉めて、逆に圧力
検出口より以前の配管トラブルの想定としては一次側バ
ルブ12を徐々に閉めて実験を行った。
【0011】図4に示すように、バーナ前圧力が低くな
る(即ちバーナより以前の配管に閉塞等のトラブルがあ
る)場合には、炉内ガスの酸素濃度(O2 %)が高くな
る。そして、バーナ前圧力が高くなる(即ち、バーナが
閉塞した)場合にも、炉内ガスの酸素濃度(O2 %)が
高くなる。炉内ガスの酸素濃度が高くなることは、燃料
が燃焼していないことを示すので、結果として図4のP
Qの領域外では、バーナが十分に燃焼していないことを
示す。そこで、繰り返し実験を行って、前記PQの圧力
値を求め、これを制御装置27に入力し、主加熱バーナ
23のバーナ前圧力がこの設定範囲を越えた場合には、
バーナ前遮断弁28を閉じてバーナ前遮断弁29を開く
動作を行う。
【0012】このように、異常検出されたバーナを遠隔
操作で遮断し、その代替として新しい行(図において横
方向の並びをいう)の対応する列の予備バーナ24の何
れかを遠隔操作で点火燃焼させることにより鋼帯の温度
分布は確保され品質上も省エネルギー上も問題なく操業
が可能である。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の鋼帯の直火還元加熱装置
及び請求項2記載のその燃焼方法は、以上の説明からも
明らかなように、主加熱バーナの異常が検出された場合
には、直ちに主加熱バーナを止めて同列に配置された予
備バーナを燃焼させるようにしているので、鋼帯の温度
分布は確保され、鋼帯の品質上も省エネルギー上も問題
なく操業が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る鋼帯の直火還元加熱装
置の概略説明図である。
【図2】同バーナの配置図である。
【図3】同詳細配管接続図である。
【図4】バーナ前圧力と炉内酸素濃度との関係を示すグ
ラフである。
【図5】従来の直火還元加熱装置のバーナ配置の模式図
である。
【図6】同詳細配管接続図である。
【符号の説明】
10 直火還元バーナ 11 バーナ 12 一次側バルブ 13 オリフィス 14 二次側バルブ 15 ヘッダー管 16 ガス分岐管 17 ガス本管遮断弁 18 ガス本管流量調節弁 19 オリフィス 20 ガス圧力調節弁 22 直火還元加熱装置 23 主加熱バーナ 24 予備バーナ 25 ガス圧センサー 26 ガス圧センサー 27 制御装置 28 バーナ前遮断弁 29 バーナ前遮断弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼帯の表裏面側に多数の主加熱バーナを
    それぞれ配列した直火還元加熱装置において、 前記主加熱バーナに近接して、対応する同じ列の主加熱
    バーナが遮断した場合に点火する予備バーナを配置した
    ことを特徴とする鋼帯の直火還元加熱装置。
  2. 【請求項2】 鋼帯の表裏面側に配列された多数の直火
    還元型の主加熱バーナと近接して同列に対応する予備バ
    ーナを配置した鋼帯の直火還元加熱装置の燃焼方法であ
    って、 前記各々の主加熱バーナのバーナ前圧力を検出し、異常
    な圧力を示す主加熱バーナの自動消火を行うと共に、自
    動消火した前記主加熱バーナと同じ列に配置した前記予
    備バーナの自動点火燃焼を行うことを特徴とする鋼帯の
    直火還元加熱装置の燃焼方法。
JP17595994A 1994-07-04 1994-07-04 鋼帯の直火還元加熱装置及びその燃焼方法 Withdrawn JPH0813040A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7048328B2 (en) 2001-09-21 2006-05-23 Yachiyo Kogyo Kabushiki Kaisha Panel sealing structure
JP2011012928A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱処理炉の燃焼異常診断方法

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