JPH08130262A - 不揮発性半導体メモリ装置およびその信頼性保証方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置およびその信頼性保証方法

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JPH08130262A
JPH08130262A JP6267731A JP26773194A JPH08130262A JP H08130262 A JPH08130262 A JP H08130262A JP 6267731 A JP6267731 A JP 6267731A JP 26773194 A JP26773194 A JP 26773194A JP H08130262 A JPH08130262 A JP H08130262A
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memory cell
evaluation
region
semiconductor memory
reliability
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JP6267731A
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Kenshirou Arase
謙士朗 荒瀬
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品出荷検査時に直接チップ上で、繰り返し
書換え特性あるいは繰り返し書換え後の電荷保持特性を
評価することにより、発見された不良チップを予め取り
除き、製品としての信頼性を大幅に向上させた不揮発性
半導体メモリ装置を提供すること。 【構成】 電気的に書き込み・消去が可能な実機用メモ
リセル3aがマトリックス状に配置されたメモリセル領
域2と、実機用メモリセル3aを構成するトランジスタ
と同様な工程で製造されるトランジスタで構成され、繰
り返し書換え特性の評価、あるいは繰り返し書換え後の
電荷保持特性評価を行うための評価用メモリセル3bが
形成された信頼性評価領域2aとを有する。信頼性評価
領域2aは、メモリセル領域2内の一部あるいはその外
部に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばフラッシュE
EPROMなどのように、電気的に書換えが可能な不揮
発性半導体メモリ装置およびその信頼性保証方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気的に書き込み・消去を行うことによ
り、ある一定の回数、繰り返し書換えのできることを保
証した不揮発性半導体メモリ装置、たとえばフラッシュ
EEPROMでは、製品スペックに明記した回数の繰り
返し書換え特性、あるいは繰り返し書換え後のフローテ
ィングゲート中の電荷保持特性を保証することが、製品
の信頼性上、非常に重要である。
【0003】図8は、フラッシュEEPROMの繰り返
し書換え特性を示す図である。図8において、横軸は書
換え回数、縦軸はメモリーセルのしきい値電圧Vthを表
わしており、Vth−Wは書き込み状態でのVth、Vth−
Eは消去状態でのVthである。
【0004】一般的なCHE(ホットエレクトロン)書
き込み/FN(ファウラ・ノルドハイム・トンネル)消
去型フラッシュEEPROMの場合、通常書き込み状態
のVth−Wは5V以上、消去状態のVth−Eは1V〜2
V程度に設定されるのが好ましいが、図8に示すよう
に、書換え回数の進行と共に、Vth−Wは下降し、Vth
−Eは上昇する。
【0005】その結果、書換え回数の進行と共に、Vth
−WとVth−Eとの差が縮小する、いわゆるウィンドゥ
ナローイング効果と呼ばれる現象のために、書き込み状
態と消去状態との判別がつかなくなり、書換え回数の限
界となる。図8においては、ある一定量のVth−Wの変
化Δ(Vth−W)と、ある一定量のVth−Eの変化Δ
(Vth−E)とをもって、限界書換え回数Clim とす
る。
【0006】また、図9は、フラッシュEEPROMの
書換え後のフローティングゲート中に蓄積された電荷の
保持特性を示す図である。図9において、横軸はある一
定温度、たとえば125°Cでの放置時間、縦軸は書き
込み状態でのVthを表わしている。また、R1 、R2
3 、R4 に対応する特性は、繰り返し書換え回数がそ
れぞれN1 、N2 、N3 、N4 回後の特性であり、N1
<N2 <N3 <N4 である。
【0007】一般的なCHE書き込み/FN消去型フラ
ッシュEEPROMの場合、書き込み状態でフローティ
ングゲート中に電子が注入されており、その注入電子は
放置時間の進行と共に減少するため、書き込み状態での
Vthが低下し、場合によっては、いわゆるリテンション
不良と呼ばれる信頼性不良を生ずる可能性がある。
【0008】図9に示すように、リテンション特性は、
累積の繰り返し書換え回数が大きいほど、電荷保持特性
が悪く、R1 、R2 、R3 、R4 に対応する特性におい
て、ある一定量のVth−Wの低下Δ(Vth−W)を生じ
るのに必要な時間t1 、t2、t3 、t4 は、t1 >t2
>t3 >t4 である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図8における繰り返し
書換え特性、図9における繰り返し書換え後の電荷保持
特性は、フラッシュEEPROMの信頼性上非常に重要
であるが、従来、製品出荷検査時に、直接チップ上で、
これらの特性を評価保証した上で、製品出荷を行うと言
うことは、ほとんどなかった。
【0010】これは、繰り返し書換え動作が摩耗故障を
引き起こす破壊試験であり、製品であるチップ上で、直
接これらの評価をすることができなかったためである。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、製品出荷検
査時に直接チップ上で、繰り返し書換え特性あるいは繰
り返し書換え後の電荷保持特性を評価することにより、
発見された不良チップを予め取り除き、製品としての信
頼性を大幅に向上させた不揮発性半導体メモリ装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置は、電気的
に書き込み・消去が可能な実機用メモリセルがマトリッ
クス状に配置されたメモリセル領域と、前記実機用メモ
リセルを構成するトランジスタと同様な工程で製造され
るトランジスタで構成され、繰り返し書換え特性の評
価、あるいは繰り返し書換え後の電荷保持特性評価など
の評価試験を行うための評価用メモリセルが形成された
信頼性評価領域とを有する。
【0012】前記信頼性評価領域は、前記メモリセル領
域内の一部あるいはその外部に形成することができる。
前記実機用メモリセルと前記評価用メモリセルとが、略
同一構成のメモリセルトランジスタを有することが好ま
しい。たとえば、実機用メモリセルが、メモリ機能を有
するフローティングゲートを有するトランジスタ、MO
NOS型トランジスタ、MNOS型トランジスタ、ある
いは強誘電体膜利用トランジスタを有する場合には、評
価用メモリセルも、それぞれ対応するトランジスタを有
する。また、実機用メモリセルが、選択トランジスタを
有するタイプ、分割ソース線タイプ、共通ソース線タイ
プ、NOR型あるいはNAND型である場合には、評価
用メモリセルも、それぞれ対応するタイプであることが
望まれる。
【0013】本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置の
信頼性保証方法は、不揮発性半導体メモリ装置の信頼性
評価領域に形成してある評価用メモリセルに対して、繰
り返し書換え特性の評価、あるいは繰り返し書換え後の
電荷保持特性評価を行い、一定以上の評価が与えられた
不揮発性半導体メモリ装置のみを合格品とする。
【0014】
【作用】本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置では、
メモリセル領域内の一部を信頼性評価領域とすることに
より、あるいはメモリセル領域外の一部に信頼性評価領
域を形成する。そして、信頼性評価領域に形成してある
評価用メモリセルを駆動し、繰り返し書換え特性あるい
は繰り返し書換え後の電荷保持特性を評価する。したが
って、本発明では、製品としてのメモリセル領域本体を
摩損させることなく、直接製品である半導体チップ上
で、繰り返し書換え特性あるいは繰り返し書換え後の電
荷保持特性を評価することができる。
【0015】さらに、この評価試験で不合格となったチ
ップを不良チップとして取り除くことにより、製品とし
ての不揮発性半導体メモリ装置の信頼性を大幅に向上さ
せることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る不揮発性半導体メモリ装
置を、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例に係る不揮発性半導体メモリ装置
の概念図、図2(A),(B)は実機用メモリセルおよ
び評価用メモリセルの配置例を示す図、図3はその他の
例に係る実機用メモリセルおよび評価用メモリセルの配
置例を示す図、図4(A)〜(C)はメモリセルトラン
ジスタの例を示す要部概略断面図、図5,6はメモリセ
ルの信頼性評価試験の例を示すフローチャート図、図7
は本発明の他の実施例に係る不揮発性半導体メモリ装置
の概念図である。
【0017】図1に示すように、本実施例では、半導体
集積回路1内に、不揮発性半導体メモリ装置2を有す
る。不揮発性半導体メモリ装置2の一部には、信頼性評
価領域2aが設けられている。不揮発性半導体メモリ装
置2は、たとえばフラッシュEEPROMのメモリーセ
ルアレイ領域で構成される。
【0018】不揮発性半導体メモリ装置2の回路構成
は、その一部に信頼性評価領域2aを含む回路構成であ
れば、特に限定されず、たとえば図2(A)に示す回路
構成を採用することができる。図2(A)に示すメモリ
装置2の回路構成では、ワード線WL1 〜WLN とビッ
ト線BL1 〜BLM との交点にメモリセル3a,3bが
マトリックス状に形成してある。メモリセル領域のう
ち、n番目のワード線WL n に接続されるメモリセル3
bを、実際のメモリ動作時には使用しない評価用メモリ
セル3bとし、その他のメモリセル3aを実際のメモリ
動作で使用する実機用メモリセル3aとしている。
【0019】図2(A)に示す例では、評価用メモリセ
ル3bは、ワード線WLn に沿って、複数存在するが、
評価試験に際しては、そのうちの一つに対して試験を行
えば十分である。なお、メモリ駆動に際しては、n番目
のワード線WLn にはアクセスしないように、あるいは
評価用メモリセル3bにはデータの書き込みまたは読み
込みが禁止されるように、駆動回路を工夫する必要があ
る。
【0020】図2(B)に示す不揮発性半導体メモリ装
置のメモリセル領域の例では、ワード線WL1 〜WLN
の最後に、追加のワード線WLC を設け、そのワード線
WL C に沿って評価用メモリセル3bを形成し、その他
のメモリセルを実機用メモリセル3aとしている。
【0021】図2(B)に示す例では、評価用メモリセ
ル3bは、ワード線WLC に沿って、複数存在するが、
評価試験に際しては、そのうちの一つに対して試験を行
えば十分である。なお、メモリ駆動に際しては、補助的
に設けられた追加のワード線WLC にはアクセスしない
ように、あるいは評価用メモリセル3bにはデータの書
き込みまたは読み込みが禁止されるように、駆動回路を
工夫する必要がある。
【0022】図3に示す不揮発性半導体メモリ装置のメ
モリセル領域の例では、n番目のワード線WLn とm番
目のビット線BLm との交点位置に存在する単一のメモ
リセルを、評価用メモリセル3bとし、その他のメモリ
セルを実機用メモリセル3aとしている。
【0023】図3に示す例では、評価試験に際しては、
n番目のワード線WLn とm番目のビット線BLm との
交点位置に存在する単一のメモリセルを駆動し、これに
対して試験を行う。なお、メモリ駆動に際しては、n番
目のワード線WLn とm番目のビット線BLm との交点
位置に存在する単一のメモリセル3bにはデータの書き
込みまたは読み込みが禁止されるように、駆動回路を工
夫する必要がある。
【0024】実機用メモリセル3aと評価用メモリセル
3bとは、同一構成のメモリセルトランジスタを有し、
同一の製造過程で製造される。たとえば、実機用メモリ
セル3aが、図4(A)に示すフローティングゲートを
有するトランジスタ、図4(B)に示すMONOS型ト
ランジスタ、MNOS型トランジスタ、あるいは図4
(C)に示す強誘電体膜利用トランジスタを有する場合
には、評価用メモリセル3bも、それぞれ対応するトラ
ンジスタを有する。
【0025】フローティングゲートを有するトランジス
タでは、図4(A)に示すように、半導体基板5の表面
領域あるいはウェルに形成されたソース・ドレイン領域
4,4間のチャネル6上に、ゲート絶縁膜8を介して、
フローティングゲート10、中間絶縁膜12およびコン
トロールゲート14が積層してある。このトランジスタ
では、コントロールゲート14(ワード線)とソース・
ドレイン領域4,4(ビット線およびソース)とに印加
される電圧を制御することにより、FN効果などを利用
して、フローティングゲート10に電子を注入または引
き抜き、トランジスタのしきい値電圧を変化させ、デー
タの記憶消去を行うことができる。
【0026】半導体基板5として、たとえばP型の単結
晶シリコンウェーハが用いられた時は、その表面領域
に、N型の単結晶シリコンウェーハが用いられた時に
は、その表面に形成されたP型ウェルにメモリセル用ト
ランジスタが形成される。ソース・ドレイン領域4,4
は、たとえばN型の不純物拡散領域であり、フローティ
ングゲート10およびコントロールゲート14の作成後
に、イオン注入を行うことにより形成される。ソース・
ドレイン領域4,4は、LDD構造を有していてもよ
い。ゲート絶縁膜8は、たとえば膜厚8nm程度の酸化
シリコン膜で構成される。フローティングゲート10
は、たとえばポリシリコン層で構成される。なお、図示
省略してあるが、フローティングゲート10の側面は、
絶縁性サイドウォールで覆われている。中間絶縁膜12
は、たとえば酸化シリコン膜、あるいはONO膜(酸化
シリコン膜と窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との積層
膜)などで構成され、その膜厚は、たとえば14nmで
ある。コントロールゲート14は、たとえばポリシリコ
ン膜、あるいはポリサイド膜(ポリシリコン膜とシリサ
イド膜との積層膜)などで構成される。
【0027】図4(B)に示す例では、半導体基板5の
表面に、ONO膜16が積層してあり、その上に、ゲー
ト電極18が積層してある。ソース・ドレイン領域4
は、図4(A)に示す例と同様である。ONO膜16
は、SiO2 /SiN/SiO2の三層構造の膜であ
り、たとえば以下の方法により成膜される。
【0028】まず、半導体基板5の表面を熱酸化し、2
nm以下程度の酸化膜を成膜し、その熱酸化膜上に、約
9nm以下程度の窒化シリコン膜をCVD法などで成膜
し、その表面を熱酸化して、約4nm以下程度の酸化膜
を形成する。このような工程により、三層構造のONO
膜を形成することができる。このONO膜は、低リーク
電流で膜厚制御性に優れている。また、ONO膜中の窒
化シリコン膜内および窒化シリコン膜とシリコン酸化膜
との界面に、電子をトラップすることが可能であり、メ
モリセルとして機能する。また、同様にメモリ機能を有
する膜として、ON膜(SiO2 /SiN)、N膜(S
iN単独)も知られている。
【0029】ゲート電極18は、たとえばポリシリコン
膜、あるいはポリサイド膜などで構成され、ワード線と
して機能する。図4(C)に示す例では、半導体基板5
の表面に、膜厚約10nm程度のゲート絶縁膜8を介し
て、フローティングゲート10、膜厚300nm程度の
強誘電体薄膜20およびコントロールゲート14が積層
してある。図4(A)に示す例と同一部材には、同一符
号を付し、その説明は省略する。この例では、強誘電体
薄膜20を利用して、メモリセルを構成している。
【0030】また、実機用メモリセル3aが、選択トラ
ンジスタを有するタイプ、分割ソース線タイプ、共通ソ
ース線タイプ、NOR型あるいはNAND型である場合
には、評価用メモリセル3bも、それぞれ対応するタイ
プであることが望まれる。次に、図2,3に示す不揮発
性半導体メモリ装置について行われる評価試験を、図
5,6に基づき説明する。
【0031】まず、繰り返し書換え評価試験について、
図5に基づき説明する。図5に示すステップS1におい
て、繰り返し書換え動作の前に、初期モニターとして、
図2,3に示す信頼性評価用メモリセル3bを構成する
トランジスタのデータ書き込み状態のVth-W(1)
と、消去状態のVth-E(1)とをモニーターしてお
く。続いて、ステップS2において、評価用メモリセル
3bについて、N回の連続繰り返し書換え動作を行う。
【0032】次に、ステップS3において、繰り返し書
換え動作後のモニターとして、データ書き込み状態のV
th-W(N)と、消去状態のVth-E(N)とを再びモニ
ーターする。次に、ステップS4において、繰り返し書
換え動作後の特性劣化量として、データ書き込み状態の
thの差Δ(Vth-W)と、消去状態のVthの差Δ(V
th-E)とを計算する。計算式は、図5中のステップS
4に示される。
【0033】次に、ステップS5において、Δ(Vth-
W)およびΔ(Vth-E)が、それぞれ、ある一定の劣
化量ΔW、ΔE以下であるか否かを判断し、合格であれ
ば、出荷チップとし、不合格であれば、不良チップとす
る。なお、ステップS2でのN回連続繰り返し書換え動
作を、製品のスペック限度いっぱいに行うと、長時間を
要してコスト高となる場合、連続繰り返し回数を短縮し
て行うと良い。その場合、ステップS5での判断基準で
あるΔW、ΔEを調整する必要がある。
【0034】次に、図6に基づき、繰り返し書換え後の
電荷保持特性評価試験について説明する。まず最初に、
図6に示すステップS6において、図2,3に示す評価
用メモリセル3bに対し、連続繰り返し書換え動作を行
う。続いて、ステップS7において、初期モニターとし
て、信頼性評価用メモリセル3bを構成するトランジス
タのデータ書き込み状態のVth-W(経過時間t=0)
をモニターしておく。
【0035】次に、ステップS8において、図1に示す
半導体集積回路1をバーンイン試験装置内に入れ、一定
時間の高温放置試験を行う。あるいは高温バイアス(B
T)試験を行う。続いて、ステップS9において、高温
放置試験あるいはBT試験後のモニターとして、データ
書き込み状態のVth-W(経過時間t=t0 )を再びモ
ニターする。次に、ステップS10において、高温放置
試験あるいはBT試験後の電荷喪失量として、データ書
き込み状態のVthの差Δ(Vth-W)を計算する。その
計算式は、図6に示すステップS10に示す。
【0036】次に、ステップ11において、Δ(Vth
W)が、ある一定の劣化量ΔW以下であるか否かを判断
する。そこで、もし一定の劣化量以内であり、合格であ
れば出荷チップとし、不合格であれば、不良チップとす
る。なお、ステップS6でのN回連続繰り返し書換え動
作、あるいはステップS8のt=t0 の放置試験を製品
のスペック限度いっぱいに行うと、長時間を要してコス
ト高となる場合、連続繰り返し回数、あるいは放置時間
を短縮して行えばよい。その場合、ステップS11の判
断基準であるΔWを調整する必要がある。
【0037】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、図7に示すように、評価用メモ
リセル3bは、必ずしもメモリセル領域内に形成する必
要はなく、メモリセル領域2外の半導体集積回路1の一
部に形成しても良い。この実施例でも、メモリセル領域
2内に配置された実機用メモリセルと評価用メモリセル
3bとは、同一構成のメモリセルトランジスタを有す
る。ただし、この実施例では、評価用メモリセル3b
を、外部からアクセスして試験するために、パッド端子
30を付加的に設ける必要がある。評価試験方法に関し
ては、前記実施例と同様である。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、製品としてのメモリセル領域本体を摩損させること
なく、直接製品である半導体チップ上で、繰り返し書換
え特性あるいは繰り返し書換え後の電荷保持特性を評価
することができる。
【0039】さらに、この評価試験で不合格となったチ
ップを不良チップとして取り除くことにより、製品とし
ての不揮発性半導体メモリ装置の信頼性を大幅に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る不揮発性半導体
メモリ装置の概念図である。
【図2】図2(A),(B)は実機用メモリセルおよび
評価用メモリセルの配置例を示す図である。
【図3】図3はその他の例に係る実機用メモリセルおよ
び評価用メモリセルの配置例を示す図である。
【図4】図4(A)〜(C)はメモリセルトランジスタ
の例を示す要部概略断面図である。
【図5】図5はメモリセルの信頼性評価試験の例を示す
フローチャート図である。
【図6】図6はメモリセルの他の信頼性評価試験の例を
示すフローチャート図である。
【図7】図7は本発明の他の実施例に係る不揮発性半導
体メモリ装置の概念図である。
【図8】図8はフラッシュEEPROMの繰り返し書換
え特性を示す図である。
【図9】図9はフラッシュEEPROMの書換え後のフ
ローティングゲート中に蓄積された電荷の保持特性を示
す図である。
【符号の説明】
1… 半導体集積回路 2… メモリセル領域 3a… 実機用メモリセル 3b… 評価用メモリセル 4… ソース・ドレイン領域 5… 半導体基板 30… パッド端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 31/28 G11C 29/00 303 G 9459−5L H01L 21/66 W 7735−4M Y 7735−4M H 7735−4M 27/115 H01L 27/10 434

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に書き込み・消去が可能な実機用
    メモリセルがマトリックス状に配置されたメモリセル領
    域と、 前記実機用メモリセルを構成するトランジスタと同様な
    工程で製造されるトランジスタで構成され、各種の評価
    試験を行うための評価用メモリセルが形成された信頼性
    評価領域とを有する不揮発性半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記信頼性評価領域は、前記メモリセル
    領域内の一部に形成してある請求項1に記載の不揮発性
    半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記信頼性評価領域は、前記メモリセル
    領域外の一部に形成してある請求項1に記載の不揮発性
    半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記実機用メモリセルと前記評価用メモ
    リセルとが、略同一構成のメモリセルトランジスタを有
    する請求項1〜3のいずれかに記載の不揮発性半導体メ
    モリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の不揮発
    性半導体メモリ装置の信頼性評価領域に形成してある評
    価用メモリセルに対して、繰り返し書換え特性の評価、
    あるいは繰り返し書換え後の電荷保持特性評価を行い、
    一定以上の評価が与えられた不揮発性半導体メモリ装置
    のみを合格品とすることにより、不揮発性半導体メモリ
    装置の信頼性の保証を行うことを特徴とする不揮発性半
    導体メモリ装置の信頼性保証方法。
JP6267731A 1994-10-31 1994-10-31 不揮発性半導体メモリ装置およびその信頼性保証方法 Pending JPH08130262A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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