JPH08129966A - カラーcrt電子銃用の、円形の中心部を持つ細長い穴を有する連鎖形中空主要レンズ構造 - Google Patents

カラーcrt電子銃用の、円形の中心部を持つ細長い穴を有する連鎖形中空主要レンズ構造

Info

Publication number
JPH08129966A
JPH08129966A JP25649194A JP25649194A JPH08129966A JP H08129966 A JPH08129966 A JP H08129966A JP 25649194 A JP25649194 A JP 25649194A JP 25649194 A JP25649194 A JP 25649194A JP H08129966 A JPH08129966 A JP H08129966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
holes
hole
electron gun
electron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25649194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hsing-Yao Chen
ヤオ チェン シン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chunghwa Picture Tubes Ltd
Original Assignee
Chunghwa Picture Tubes Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chunghwa Picture Tubes Ltd filed Critical Chunghwa Picture Tubes Ltd
Priority to JP25649194A priority Critical patent/JPH08129966A/ja
Publication of JPH08129966A publication Critical patent/JPH08129966A/ja
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高質画像を供給するため、組み立ての際、電
子銃の電極の正確な配列を容易にする、カラーCRTで
使用される複ビーム式電子銃用の通電された電極配列を
提供する。 【構成】 複ビーム式カラー陰極線管(CRT)で使用
する直線配列の電子銃は、電子ビームをCRTの画面上
に集中するための主要焦点レンズを有する。主要焦点レ
ンズは、画面上での電子ビームの平行球面収差を減じる
ため、対面関係にあって電子ビームがそれを通過する、
対称な共通レンズの穴をそれぞれ有する、隣接する通電
された電極を含む。ここで、各共通レンズの穴は、一列
になった電子ビームに揃えて配列された縦軸を有する。
ある例においては、各共通レンズの穴は、垂直球面収差
を修正するためにそれぞれが対応する電子ビームに揃え
られた、間隔を置いて縦に広がった部分を含む連鎖形で
ある。隣り合う各電極は、おのおの対応する電子ビーム
に揃えられ、またそれを通す複数の補助穴をさらに含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は概して、複電子ビーム式
カラー陰極線管(CRT)に関するものであり、特に直
線配列の電子銃及び、共通レンズの穴並びに、ビーム不
均衡収差と焦点不整合修正を供する一方、電子銃の組み
立てを容易にするよう設計された、一列になった複数
の、補助的なビームを通す穴を有する、焦点電極に向け
られている。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】カラー
CRT中に最も一般に使用されている複ビーム式電子銃
は、三本の一列に並んだビームをCRTの面板の内面に
向ける。CRTのガラス製エンベロープの外に配置され
た磁気偏向ヨークが、この三本の電子ビームを、面板を
ジグザグ様に横切って同時に掃引する。該三本の電子ビ
ームは、ほぼ平行に、もしくはCRTの面板を横切る各
掃引の方向に整列されている。過去数年間、高分解カラ
ーCRT電子銃のデザインは、個別型の主要レンズ・デ
ザインから、共通レンズ型まで進歩してきた。個別主要
レンズ式においては、三つの銃(赤、青、緑)のそれぞ
れの内部で、ある電子ビームは他のビームと共有するこ
となく、個々に分かたれたレンズ空間を通過する。この
型の電子銃は単純で簡単であるが、各銃が非常に限られ
たスペースしか持たないため、高球面収差及び、高ビー
ム流での、通常質の悪い電子ビーム分解という限界があ
る。一般に「共通レンズ」と呼ばれるデザインは、三本
の電子ビームに対して、単一の共有される穴を有する。
三本のビームの各々は、独自のビーム進路及び共有の集
中部分を通過する。共通レンズ・デザインは、平行方向
の球面収差を劇的に減少し、さらに垂直方向の球面収差
をも多少減少する。図1を参照すると、従来の技術によ
るカラーCRT20の、横断面図が描かれている。CR
T20は、三組の高速電子を発し、該電子がG1 制御電
極38、又はこれらの通電された部分が時々呼ばれるよ
うに、グリッドの三個の穴を通過するよう、三つの陰極
32、34、36を有する、直線配列の3ビーム電子銃
を含む。電子銃21はさらに、それぞれがG1 制御電極
38の対応する穴に揃えて配列された、三個の一列にな
った穴を同様に有する、G2 スクリーン電極40を含
む。G1 制御電極38、G 2 スクリーン電極40、及び
3 電極42の対面部分は、電子銃21のビーム形成部
分(BFR)を成している。電子銃21は、G3 電極4
2並びにG4 電極44から成る高電圧集中部分をさらに
含む。これらの各電極の三個の一列になった穴は、三本
の中心軸50、52、54を形成するため、電極32、
34、36の対応する一つに揃えて配列されている。集
束カップ46は、電子銃21をCRTのガラス製エンベ
ロープ22のネック部分内で支えるため、また、G4
極44を、ガラス製エンベロープの漏斗形部分の内面に
配置された伝導性のあるフィルム30によって、陽極電
圧源(図示されていない)に連結するため、G4 電極の
上側に取り付けられている。三本の電子ビームは、磁気
偏向ヨーク48により、CRTの画面24の内面を横切
って同時に掃引される。画面24の内面に配置されてい
るのは、三本の電子ビームがその上に投射される時、
赤、緑、青の三原色を発するリン層26である。CRT
の画面24の隣に配置され、電子ビームを通すために多
数の穴を有する通電されたシャドー・マスク28は、各
電子ビームが、リン層26の特定部分に投射されるのを
可能にする、色彩選択電極として働く。 共通レンズを
取り入れた二世代目の電子銃は、図2に描かれているよ
うに、CRT画面上の非対称電子ビーム・スポット62
を修正するため、焦点電極中に補助的な非対称レンズを
採用している。この補助的な非対称レンズは、非対称レ
ンズ効果を修正するよう、さらに詳しくは、ビーム非対
称収差、焦点不整合修正、及びCRT画面上にほぼ円形
のビーム・スポットを供するよう形づくられた、典型的
には円形以外のビームを通を穴を採用する。しかし、補
助レンズのビームを通す穴の、この円形以外の形は、電
子銃組み立て時の、数々の電極の整列をより困難にして
いる。
【0003】従来の技術は、直線配列の複ビーム式電子
銃におけるビーム焦点不整合、及び非点収差を修正す
る、様々な共通レンズと補助的な非対称レンズの組み合
わせを含む。その一方法が、1992年9月8日に発表
された米国特許第5,146,133号に明らかにされてお
り、図3の部分的に切断された立体図に示されるよう
に、対面する共通レンズ部分を、横長のG3 及びG4
極42、44中に採用している。G3 、G4電極の対面
する共通の穴は、相対する電極の電気フィールドが、板
状電極70、72の内部に充分入り込むのを可能にす
る。平行方向におけるレンズ集束力は、従って、垂直方
向におけるそれより弱くなり、電子ビーム非点収差を生
じる。非点収差を修正するために、補助穴が、平行方向
の直径が垂直方向のそれよりも小さい、円形以外の形で
形成されている。これは、G4 電極44の後方図である
図4に描かれている。G4 電極44は、半径R1 の曲線
部分68a、及び相対する上部、下部の直線部分68b
を有する円筒状電極を含む。電子銃の一列になった三つ
の陰極の中心軸に対応する点は、図4における垂直線7
4、76、78上にそれぞれある、点O,P,Qで表わ
されている。G4 電極44は、円筒状電極68内に配置
され、縦長の穴75を含む、前述のほぼ平らな板状電極
72をさらに含む。該板状電極72の両端は、弧状の端
72aを備えている。電子銃の組み立てにおいて、心金
ジグ80(電極支え棒又はマンドレルとしても知られて
いる)は、図5に見られるように、該電極の横長の電極
68と板状電極72の間に挿入される。心金ジグ80
は、電子銃組み立ての際、適切な電極配列及び電子銃の
同心性を確実にするため、G4 電極44の直線部分68
bを収容する。図5から、心金ジグ80は、G3 、G4
電極の他の部分にある、ビームを通す丸い穴からそれを
区別する、円形ではない外周を有することが見てとれ
る。心金ジグ80の横断面の円形でない形は、電子銃組
み立ての際、製造に費用がかかり、電極を正確に配列す
るのをより困難にする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子銃の隣り
合う二つの電極に、一列になった三本の電子ビームを通
す、対面関係にある共通の穴を有する主要レンズ・デザ
インを使用することにより、前述した従来の技術の限界
を除去するものである。主要レンズ電極は、それぞれ非
対称収差及び焦点不整合修正を供する一方、従来の円形
マンドレル・ビーディング技術を用いて、電子銃の組み
立てを容易にするように形づくられた、一列になったビ
ームを通す三個の補助穴をさらに含む。従って、高質画
像を供給するため、組み立ての際、電子銃の電極の正確
な配列を容易にする、カラーCRTで使用される複ビー
ム式電子銃用の通電された電極配列を提供するのが、本
発明の目的である。もう一つの目的は、直線配列の複ビ
ーム電子銃において、電子ビーム非点収差を修正し、特
に約2〜3mA以上の高電子ビーム流での、均衡のとれ
た焦点を提供することである。本発明のさらなる目的
は、電子銃の電極を整列した状態に支え、その高度の同
心性を確実にするために、円形マンドレルを使用して、
複ビーム式電子銃の組み立てを容易にすることである。
【0005】映像を画面に形成するにあたり、中心及び
外側の一列になった二本の電子ビームを、対応する平行
な軸に沿ってカラー陰極線管(CRT)の画面上に導く
ための、電子銃中の一つの電極によって、これら本発明
の目的が達成され、従来の技術の欠点が最小限に押えら
れる。該電極は次のものより成る。まず、第一の端が解
放になり、反対側の第二の端に三個の一列になった端穴
を有する中空の架構、及び、該架構の側面部分を形成す
る薄い側壁である。ここで、一列に並んだ三個の端穴の
それぞれが、ビームの対応する一本を通すために、軸の
対応する一本に揃えて配列されており、また、第一の開
放端が中心及び外側の二本の電子ビームを通すための、
これらビームに揃えて配列された縦軸を有する、単一の
穴を含む。次に、該架構の第一及び第二の端の中間に配
置された、一列になった三個の補助穴の円形部分を形成
するための、該中空架構内に配置された手段である。こ
こで各補助穴は、ビームの対応する一本を通すために、
軸の対応する一本に揃えて配列されており、また各補助
穴の円形部分は、電子銃組み立ての際、電極を整列する
ために、ほぼ円形の断面を有する細長い支え棒を、ぴっ
たり適合した状態で収容するようになっている。そして
最後に、電子ビーム非点収差を修正するため、縦軸に対
してほぼ交差するよう配列された、各補助穴の対になっ
た上部及び下部のスロットである。
【0006】
【作用】複ビーム式カラー陰極線管(CRT)で使用す
る直線配列の電子銃は、電子ビームをCRTの画面上に
集中するための主要焦点レンズを有する。主要焦点レン
ズは、画面上での電子ビームの平行球面収差を減じるた
め、対面関係にあって電子ビームがそれを通過する、対
称な共通レンズの穴をそれぞれ有する、隣接する通電さ
れた電極を含む。ここで、各共通レンズの穴は、一列に
なった電子ビームに揃えて配列された縦軸を有する。あ
る例においては、各共通レンズの穴は、垂直球面収差を
修正するためにそれぞれが対応する電子ビームに揃えら
れた、間隔を置いて縦に広がった部分を含む連鎖形であ
る。隣り合う各電極は、おのおの対応する電子ビームに
揃えられ、またそれを通す複数の補助穴をさらに含む。
各補助穴は、ほぼ円形の中心部、並びに全ての電子ビー
ムに均衡のとれた焦点を与え、ビーム非点収差を修正す
るために、そこからほぼ垂直に伸びる上部、下部スロッ
トを含む。各穴の円形の中心部は、電子銃組み立ての
際、電極中に配置され、それを整列するための、円筒形
電極支え棒又はマンドレルを収容するようになってい
る。一列になった三個の補助穴は、等しい直径を有する
こともあり、別な例においては、外側の二個の穴が、中
央の穴より大きい直径及び幅広いスロットを有すること
もある。スロットは、各穴の円形の中心部の中央に垂直
にあることもあり、別な例においては、外側の二個の穴
が、外側に配置された上部、下部スロットを有すること
もある。
【0007】
【実施例】図6を参照すると、本発明の一例に従った、
直線配列電子銃90の単純化された横断面図が描かれて
いる。本発明は特に、組み合わせた高質管及びヨーク
(COTY)CRTにおける非点収差、並びに焦点不整
合修正用に作られている。COTY型CRTは、直線配
列の電子銃を採用し、三つの電子銃が、電子ビーム・ス
ポットの大きさを改善するため、主要レンズ中の平行な
開放域を分かち合いながら、より大きな垂直レンズを持
つことを可能にする。これより説明する図6及びその後
の図において、本発明の幾つかの例中の基本的に同じ働
きをする共通構成要素は、これらの図を通じて同じ部分
番号で識別されている。図6の直線配列の電子銃90は
複電位型で、典型的にKR (赤)、KG (緑)、K
B (青)の三つの陰極から成る電子ビーム源を含んでい
る。各陰極は典型的には、スリーブ、加熱コイル、及
び、発された電子が通常G2 スクリーン電極と呼ばれる
電極の影響によって、そこからビームの軸上の交差点に
焦点を当てられる、放出層(単純化のため、図6には全
く描かれていない)から成る。G1 制御電極として知ら
れる電極は、陰極とG2 スクリーン電極の中間に配置さ
れ、陰極に対して負電位で稼働されており、それへの又
は陰極への映像信号の適用に応じて、電子ビームの強度
を制御するよう働く。G2 電極は、VG 源120に連結
され、それによって通電されている。前述の電子ビーム
の最初の交差点は、電子がビームの軸を通過する地点で
あり、典型的にはG2 スクリーン電極の近くである。G
1 制御電極及びG2 スクリーン電極のそれぞれは、赤、
緑、又は青色を生じる電子ビームの対応する一つを通
す、各電極の対応する穴が同軸配列の、三個の整列され
た穴を含む。従って、G1 制御電極は、電子ビームを通
す穴92a、92b、92cを含み、G2 スクリーン電
極は、電子ビームを通す穴94a、94b、94cを含
む。
【0008】電子銃90はさらに、三本の電子ビームの
近く、及びCRTの画面110に向かって進行する高速
電子の進路上に配置されたG3 電極並びにG4 電極を含
む。図8a、8bは、それぞれ図6における線8a−8
a、8b−8bに沿って切断した電子銃90の断面図で
あり、G3 電極のG4 に対面する端及びG4 電極のG 3
に対面する端を、おのおの示している。G3 、G4 電極
は、それぞれが、焦点型又は加速型のいずれかである電
圧源に連結されている。従って図6に見られるように、
3 電極は焦点電圧(VF ) 源122に連結され、G4
電極は加速(又は陽極)電圧(VA )源124に連結さ
れている。G3 、G4 電極は、電子銃90の通常「主要
レンズ」と呼ばれる部分を形成する。G4 電極に設置さ
れているのは、伝導性のある支えもしくは集束カップ1
00で、その外周付近に、間隔を置いた複数のバルブ・
スペーサ102を含む。支えカップ100及びバルブ・
スペーサ102の組み合わせは従来のもので、単純化の
ために図示されていないCRTのガラス製エンベロープ
のネック部分内に、電子銃90を堅持する働きをする。
前述の各電極は、該ガラス製エンベロープのネック部分
内に配置されたガラス製ビード(これも単純化のため図
示されていない)に連結され、それによって支えられて
いる。
【0009】前述の電極によって加えられた加速及び焦
点電圧により生じた静電気フィールドに接触した後、焦
点を定められた電子ビームは、次にCRTの画面もしく
はガラス製面板110の内面上のリン膜又は層108を
ジグザグ様に横切って偏向するため、典型的には自集束
型の磁気偏向ヨーク104を通過するよう導かれる。C
RTの画面110の内面に隣接して配置されているの
は、多数の穴106aを有するシャドー・マスク106
である。シャドー・マスク106は、リン膜108中の
予め決められたリン成分の、対応する電子ビームの一本
による選択的な発光を生じるための、色彩選択電極とし
て働く。加速電圧VA は、焦点電圧VF よりもかなり高
く、リン被膜のある画面110に向けて電子を集中、加
速するため、電子銃90中でVF と協調するよう働く。
A は、典型的にはVF の大きさの3〜4倍ほどであ
り、さらに詳しくは、VA は、通常約30kVの大きさ
で、V F は7〜9kVほどである。図6及び図6におけ
る線8a−8a、8b−8bに沿ってそれぞれ切断し
た、図8a、8bの断面図に見られるように、G3 、G
4 電極のおのおのは、お互いに向き合う対称な細長い共
通の穴96、98を有する。この電極の組み合わせが、
電子銃90の主要焦点レンズを形成する。G3 、G4
極の対面部分は、三本全ての電子ビームが、G3 、G4
電極内にそれぞれある単一の細長い連鎖形の穴96、9
8を通過するので、電極の共通レンズ部分と通常呼ばれ
る。各々G3 、G4 電極内にあるこの細長い連鎖形の穴
96、98は、画面リン膜108上の三個の各電子ビー
ム・スポットの平行方向の寸法を減少するため、三本の
電子ビームのために、平行方向におけるレンズ直径を増
加(図6に見られる)する。垂直球面収差の修正も、中
空共通レンズ電極の組み合わせにより、特に外側の二本
の電子ビームに対して成される。三本の電子ビームにお
ける球面収差減少は、電子銃90の他の運転パラメータ
ーを低下することなく、画面110上のこれらビームの
スポットの大きさを減じる。隣り合う中空の共通レンズ
電極中に対面する細長い連鎖形の穴を有する、COTY
型CRTにおける対面主要焦点電極の使用は、電子ビー
ム球面収差を減少することにより、画像分解を向上す
る。本発明のこの方面については、1992年6月1日
付の、同時出願中の申請第890,836号に発表され、
特許請求をしており、本申請の管財人に帰するものであ
る。その発表は、本発明中に参考として取り入れてあ
る。対面する共通の穴96、98は、ここではほぼ連鎖
形として描かれているが、本発明はこの形状の穴に限ら
れてはおらず、事実上どのような横長の形でも、共通の
穴として作用する。
【0010】G2 電極中の3個の穴94a、94b、9
4cにそれぞれ揃えて配列され、G 2 電極と対面関係に
あるのは、G3 電極の一列になった三個の穴112a、
112b、112cである。G3 電極はさらに、その内
壁又はパネル114に配置された一列の補助穴三個11
6a、116b、116cを含む。並んだ各組の端穴及
びG3 電極の補助穴は、それが対応する電子ビームを通
す。従って、整列した穴112a、116aは赤色電子
ビームを、112b、116bは緑色電子ビームを、1
12c、116cは青色電子ビームを通す。三本の電子
ビームが共通の穴96を通ってG3 電極を出ると、それ
らはG4 電極の共通の穴98を通過し、それ故、G4
極中の補助穴118a、118b、118cの対応する
一つを通過する。対応する一列の穴が三本の電子ビーム
を通すため、集束カップ100中に配置されている。G
4 電極の補助穴118a、118b、118cは、該電
極の内壁115中に配置され、対応する電子ビームを通
すため、それぞれG3 電極の補助穴116a、116
b、116cに揃えて配列されている。G3 、G4 電極
は、通常その周囲を囲む薄い側壁を有する中空の架構の
形を取る。図6及び8a、8bに見られるように、そし
てさらに図7の電子銃90の立体図を参照すると、G3
電極の三個の補助穴116a、116b、116c並び
にG4 電極の三個の補助穴118a、118b、118
cは、それぞれ一対の相対する上部及び下部スロット又
はノッチを備えている。従って、G3 電極について見る
と、その中央の補助穴116bは、ほぼ垂直に伸びる上
部、下部スロット126a、126bを伴っている。G
3 電極の外側の二個の補助穴116a、116cも、同
様に垂直に向いた上部、下部スロットを備えている。同
じように、G 4 電極の中央補助穴118bについて見る
と、ほぼ垂直に向いた上部、下部スロット128a、1
28bを備えている。G3 、G4 電極のこれら各補助穴
は、ほぼ垂直に、もしくは該穴の一直線の列及び関連す
る電子ビームに対して90度に伸びる上部、下部スロッ
トを有する、ほぼ円形の中心部分を含む。G3 、G4
極のほぼ円形の各補助穴にある上部、下部スロットは、
三本の電子ビームに対して、非点収差修正、及び均衡の
とれた焦点を供する。
【0011】G3 、G4 電極のそれぞれにある三個の補
助穴の中央の円形部分は、図6の右側の穴に対して点線
で示されたような、円筒形の電極支え棒又はマンドレル
150を収容するようになっている。電極支え棒150
は、幾つかの異なる直径の、ほぼ円形の断面を有する。
1 、G2 、G3 、G4 電極の整列された穴を貫いて伸
びる電極支え棒150は、組み立ての際、電子銃90に
高度の同心性を与える。G1 及びG2 電極中にそれぞれ
あるやや小さい穴92c、94cは、電極支え棒150
のその部分が小さい直径を有することを意味する。球面
収差や非点収差などの、好ましくないビームの特質を修
正するために、電子銃の電極内に不完全な円形の穴を使
用する従来の方法は、円筒形の整列マンドレルの使用を
不可能にし、製造に費用がかかる上、穴のあいた複数の
電極を整列するための使用がより困難な、不規則な形状
のマンドレルを使用する。図9を参照すると、本発明の
原理に従った、複電位電子銃130の別な例が描かれて
いる。電子銃130中で、事実上同じ方法で同じ働きを
する同様の構成要素は、図6にある例に使用されたと同
じ番号を用いて識別してある。従って、G 3 電極の底面
部分は、一列になった三個の円形の穴112a、112
b、112cを含む。同様に、G2 、G4 電極の対面部
分は、それぞれ連鎖形の共通の穴96及び98を備えて
いる。本例と図6、7、8a、8bの例の違いは、図1
0の立体図、及び、それぞれ図9における線11a−1
1a、11b−11bに沿って切断した図11a、11
bの断面図に、より明らかに示されている。これらの図
から、G3 電極の一列になった三個の補助穴132a、
132b、1342cは、それぞれ、ほぼ円形の中心部
を有し、中央の穴の両側にある、外側の二個の穴は、中
心より外れた位置にある上部、下部スロットを伴ってい
ることが見てとれる。従って、G3 電極に一列になった
外側の三個の穴132a、132cは、対称な上部、下
部のほぼ垂直に向いたスロット142a、142b及び
140a、140cをそれぞれ含む。これらスロット
は、非点収差修正並びにビーム焦点整合向上のため、該
穴の中心より外側に配置されている。同様に、図11b
の断面図は、一列になった外側の二個の補助穴134
a、134cが、ビーム非点収差及び焦点不整合修正向
上のため、それぞれ一対の上部、下部スロット144
a、144b及び146a、146bを伴っていること
を描いている。図11aにあるように、電子ビーム88
a、88b、88c(点線で示されている)は、対応す
る補助穴132a、132b、132cの中心を通過す
る。同様に、図11bは、対応するG4 電極のビームを
通す補助穴134a、134b、134cの中心を通過
する、三本の電子ビーム88a、88b、88cを示し
ている。
【0012】さらに、図9、10、11a、11bに描
かれた例においては、G3 電極の外側の補助穴132
a、132c及びG4 電極の外側の補助穴134a、1
34cは、中央の穴132b、134bより大きい直径
を有する。G3 、G4 電極中の外側の二個のビームを通
す補助穴にある、上部、下部の垂直に向いたスロットを
外側に移動し、二個の端の穴の直径を中央の穴のそれよ
り大きくすることは、ビーム非点収差及び焦点不整合修
正の改善を、特に高ビーム流、すなわちi c 2〜3m
Aにおいて提供する。図12を参照すると、本発明に従
った、さらに別な例である電子銃152の横断面図が描
かれている。図12の例において、上述した例のものと
基本的に等しい結果を得るために同様に作用する同一の
構成要素は、先に使用されたものと同じ番号で識別して
ある。従って、電子銃152は、同一平面上に等間隔に
置かれた三つの陰極KR ,KG ,KB を含む。電子銃1
52は、さらにG1 制御電極、G2 スクリーン電極、そ
してG3 電極を含む。G3 電極は、その下側に一列の三
個の穴154a、154b、154c、及びG4 電極と
対面関係にあるその上側に、一列の三個の穴156a、
156b、156cを含む。G4 電極もまた、それぞれ
がG3 電極に対応する下部、上部の対になった穴に揃っ
て配列された、一列になった三個の穴158a、158
b、158cを含む。電子銃152はさらに、その下側
に一列に並んだ三個の穴160a、160b、160c
を、その上側に三本の電子ビームが通過する細長い共通
の穴162を有するG51電極を含む。一列になった三個
の穴164a、164b、164cを有する板状のG52
電極は、G51電極の上側に隣接して配置されている。電
子銃152は、三本全ての電子ビームが通過する、G52
電極と対面関係にある細長い共通の穴166を有するG
53電極、及び同様に三本全ての電子ビームが通過する連
鎖形の共通の穴170を、その上側にさらに含む。G53
電極中に配置されているのは、電子ビームの対応する一
本がそれぞれ通過する、三個の一列になった補助穴16
8a、168b、168cを含む内壁176である。G
6 電極はG5 電極に隣接して配置され、三本全ての電子
ビームが通過する連鎖形共通の穴172を、G5 電極の
連鎖形の共通の穴170に対面する位置に含む。G6
極は、一列になった三個のビームを通す補助穴174
a、174b、174cを有する内部パネル又は壁17
8をも含む。三個の一列になったビームを通す穴180
a、180b、180cを含む集束カップ100は、さ
らに、前述した例にあるように、G6 電極の上側に設置
されている。
【0013】様々な電圧又は電位は、ここでは交代でこ
れら用語が使用されているが、図12に見られるよう
に、電子銃150中の多くの電極に加えられている。例
えば、一定の電圧VG2は、VG2源194を経てG2 及び
4 電極に与えられる。同様に、一定のVF1電圧は、V
F1源196を経て、G3 及びG52電極に供給される。一
定の陽極又は加速電圧VA は、VA 源200を経由して
6 電極に供給される。G2 、G4 電極に加えられるV
G2は、約300Vから1000Vの範囲である。VF1
7kVほどである。VA は約25kVの陽極電位であ
る。G1 制御電極、G2 スクリーン電極及びG3 電極の
対面部分は、電子銃152のビーム形成部分(BFR)
を成している。G3 電極の相対する部分、G4 電極及び
51電極の対面部分は、電子銃152の対称な予備焦点
レンズを成す。G53電極の対面部分並びにG6 電極は、
電子銃152の主要焦点レンズを形成する。図12に描
かれたように、G51、G53電極は、動的電圧(VDYN )
源198に連結され、それによって通電されている。本
発明の当例は、一定の電圧に保たれた第二の電極がその
中間に配置された、第一と第三の電極に加えられる動的
電圧の点から説明されているが、本発明は、一定の電圧
に保たれた隣り合う電極の中間に置かれた一電極に対し
て、動的電圧を加えるためにも、等しく適用できる。G
51、G53電極に加えられた動的焦点電圧VDYN は、電子
ビームがCRTの画面110を横断掃引するに従い、周
期的に変化する。G52電極に供給されるVF1電圧と、G
51、G53電極に供給されるVDYN 間の最大差異は、電子
ビームの完全偏向時に発生し、これら二つの電圧間の最
小差異は、電子ビームが画面110の垂直中心線上に位
置する時に起こる。G51、G52、G53電極の組み合わせ
は、電子ビーム非点収差を修正するための、動的四電極
レンズを形成する。
【0014】図13の電子銃の部分立体図、同様に、図
12に示された電子銃152を、それぞれ線14a−1
4a、14b−14bに沿って切断した図14a、14
bにある断面図を参照しながら、本発明の電子銃の詳細
を、さらにこれより説明していく。G53及びG6 電極の
一列になった三個の補助穴は、上部、下部のほぼ垂直に
伸びるスロットを備えている。従って、図14aに描か
れているG53電極の例を見ると、中央の電子ビームを通
す補助穴168bは、上部、下部スロット184a、1
84bを含む。同様に、外側のビームを通す補助穴16
8a、168cは、対応する上部、下部スロット186
a、186b及び182a、182bを含む。同じよう
に、図14bにあるように、G5 電極の中央のビームを
通す補助穴174bは、上部、下部のほぼ垂直に伸びる
スロット190a、190bを含む。外側の電子ビーム
を通す補助穴174a、174cも同様に、それぞれ上
部、下部スロット188a、188b、192a、19
2bを含む。前述の例にあるように、外側のビームを通
す補助穴の上部、下部スロットの各組は中心を外れてお
り、該穴の中心よりわずかに外側に配置されている。従
って、上部、下部の対になったスロット182a、18
2b、186a、186bは、対応する外側のビームを
通す補助穴168c、168aの中心より外側に配置さ
れている。同様の配置が、図14bのG6 電極内の外側
の三個のビームを通す補助穴174a、174bについ
て描かれている。これも前述に例にあるように、G53
極の外側の二個のビームを通す補助穴168a、168
cは、直径が中央のビームを通す補助穴168bよりも
大きい。同様に、G6 電極の外側の二個のビームを通す
補助穴174a、174cは、中央のビームを通す補助
穴174bより直径が大きい。
【0015】本発明は、対応するビームを通す補助穴の
中心にあり、そこから垂直に伸びる細長いまっすぐなス
ロットの使用に限られたものではない。従って、例え
ば、図14a、14b中に点線で示されているように、
電子ビームを通す補助穴の外側の組168a、168c
及び174a、174cは、内側に向かって「ふくらん
だ」部分を有する非対称な上部、下部スロットを備えて
いることもある。同様に、中央のビームを通す補助穴1
68a、174bは、遠い終端部よりも幅広の近い終端
部を有する曲線の上部、下部スロットを備えていること
もある。従って、G53及びG6 電極の一列になった三個
のビームを通す各補助穴の上部、下部スロットは、各穴
の上部、下部に、垂直に伸びる部分を形成するほど長け
れば、事実上どんな形でもとることができる。さらに、
前述の例にある、G3 及びG4 電極中の一列になった三
個のビームを通す補助穴は、該電極の突出した内壁から
作られているように描かれているが、図12、13、1
4a、14bに見られる例の、G53及びG6 電極の一列
になった三個のビームを通す補助穴は、突出によって形
成されてはおらず、単に該電極中の平らな内壁にある穴
として形成されていることも指摘しておく。
【0016】
【発明の効果】このように、電子ビームを通すために、
横長の共通の穴及び三個の一列に並んだビームを通す補
助穴をそれぞれが有し、該共通の穴が対面関係にある一
対の隣り合う電極を含む、複ビーム式直線配列電子銃で
使用する主要レンズが描かれてきた。該電極のおのおの
にある三個の一列に並んだビームを通す補助穴は、そこ
から一対の上部、下部の細長いスロットが伸びる、中央
の円形部分をそれぞれ有する。この穴中央の円形部分
は、電子銃組み立ての際、電極の同心性及び整列を確実
にするため、円筒状の電極支え棒又はマンドレルを収容
するようになっている。ビームを通す各補助穴にある細
長い上部、下部スロットは、ビーム非点収差及び焦点不
整合修正を提供する。一列の三個の補助穴は同じ直径を
有することもあり、また別な例では、外側の二個のビー
ムを通す穴が、中央の穴よりも大きい直径と幅広いスロ
ットを備えることもある。垂直に伸びる上部、下部スロ
ットの各組は、該穴の中央に垂直に置かれることもあ
り、また別な例では、二個の外側の穴が、外側に配置さ
れた上部、下部スロットを有することもある。該スロッ
トは、ほぼ一直線で、一対の間隔を置いた垂直に伸びる
平行な端によって形づくられていることもあれば、非対
称で、広い幅の近い方の端を有することもある。
【0017】本発明の特定の例がここまで示され説明さ
れてきたが、本技術に熟達し方には、変更及び修正は、
本発明の基本から外れることなく成し得ることが明らか
であろう。従って、付随の特許請求事項の目的は、本発
明の真髄及び目的に当てはまるそのような変更及び修正
を、全て網羅することである。前出の説明並びに添付の
図に記された事項は、例としてのみ提示されており、こ
れに限定されたものではない。本発明の真の目的は、従
来の技術と比較して検討される時、特許請求事項として
定義される。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線配列の電子銃を含む、従来の技術によるカ
ラーCRTの横断面図である。
【図2】図1の、従来の技術による共通レンズ銃CRT
の画面の正面図で、該画面中央における、三個の電子ビ
ーム・スポットの歪みを描いている。
【図3】別な従来の技術による電子銃のG3 及びG4
極の、一部分を取り去った立体図である。
【図4】図3に見られるG4 電極の正面図である。
【図5】図4のG4 電極の後方図で、電子銃組み立ての
際、該電極を該電子銃中の他の電極と揃えて配列するた
めに、該電極中のビームを通す穴の一つ内に挿入された
心金ジグを示している。
【図6】本発明の一例に従った複電位電子銃の横断面図
である。
【図7】図6の複電位電子銃の透視立体図である。
【図8】(a)(b)は、図6における線8a−8a、
8b−8bに沿ってそれぞれ切断した電子銃の断面図で
ある。
【図9】本発明の原理による複電位電子銃の、別な例の
横断面図である。
【図10】図9の電子銃の透視立体図である。
【図11】(a)(b)は図9に於ける線11a−11
a、11b−11bに沿ってそれぞれ切断した電子銃の
断面図である。
【図12】本発明の別な例に従った、動的四電極レンズ
を有する電子銃の横断面図である。
【図13】図12の電子銃の、透視部分立体図である。
【図14】(a)(b)は、図12における線14a−
14a、14b−14bに沿ってそれぞれ切断した電子
銃の断面図である。
【符号の説明】
20 カラーCRT 21 電子銃 22 ガラス製エンベロープ 24 面板(画面) 26 リン面(層) 28 シャドー・マスク 30 伝導性フィルム 32 第一陰極 34 第二陰極 36 第三陰極 38 G1 制御グリッド 40 G2 スクリーン・グリッド 42 G3 グリッド 44 G4 グリッド 46 シールド・カップ 48 磁気偏向ヨーク 50 第一中心軸 52 第二中心軸 54 第三中心軸 56 中心軸 58 中心軸 60a、b、c 電子ビーム・スポット 62 三本の電子ビーム群 64 三本の電子ビーム群 66 第一円筒形電極 68 第二円筒形電極 68a 曲線部分 68b 直線部分 70 第一板状電極 72 第二板状電極 72a 終端部 74 垂直線 75 縦長の穴 76 垂直線 78 垂直線 80 心金ジグ 88a、b、c 電子ビーム 90 電子銃(複電位) 92a、b、c 第一、第二、第三の穴 94a、b、c 第一、第二、第三の穴 96 連鎖形共通の穴 98 連鎖形共通の穴 100 集束(支え)カップ 102 バルブ・スペーサ 104 磁気偏向ヨーク 106 シャドー・マスク 106a 穴 108 リン層 110 (面板)画面 112a、b、c 第一、第二、第三の穴 114 内部パネル(壁)(G3 ) 115 内部パネル(G4 ) 116 a、b、c 第一、第二、第三の補助穴 118 a、b、c 第一、第二、第三の補助穴 120 VG 源 122 VF 源 124 VA 源 126a、b 上部、下部スロット(ノッチ) 128a、b 上部、下部スロット 130 電子銃(複電位) 132a、b、c 補助穴 134a、b、c 補助穴 136a、b 上部、下部スロット 138a、b 上部、下部スロット 140a、b 上部、下部スロット 142a、b 上部、下部スロット 144a、b 上部、下部スロット 146a、b 上部、下部スロット 148 グリッド配置、整列メカニズム 150 電極支え棒マンドレル 152 電子銃 154a、b、c 穴 156a、b、c 穴 158a、b、c 穴 160a、b、c 穴 162 共通の穴(連鎖形) 164a、b、c 穴 166 共通の穴(連鎖形) 168a、b、c 補助穴 170 共通の穴(連鎖形) 172 共通の穴(連鎖形) 174a、b、c 補助穴 176 内部パネル(壁)(G53) 178 内部パネル(壁)(G5 ) 180a、b、c 穴 182a、b 上部、下部スロット 184a、b 上部、下部スロット 186a、b 上部、下部スロット 188a、b 上部、下部スロット 190a、b 上部、下部スロット 192a、b 上部、下部スロット 194 VG2源 196 VF1源 198 VDYN 源 200 VA

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー陰極線管(CRT)の画面上に画
    像を形成するにあたり、中央及び外側の一列になった二
    本の電子ビームを、対応する平行な軸に沿って該画面に
    向ける、電子銃中の一つの電極であって、 第一の端が開放になり、反対側の第二の端に一列になっ
    た三個の端穴を、さらにその横の部分を形成する薄い側
    壁を有する、中空の架構を有し、一列になった該端穴
    は、該ビームの対応する一本を通すため、対応する軸の
    一本に揃えて整列され、また該第一の開放端は、該中央
    及び外側の一列になった二本の電子ビームを通すため、
    これらビームに揃えられた縦軸を有する、単一の共通の
    穴を含み、 該架構の第一、第二の端の中間に配置された、三個の一
    列になった補助穴の円形部分を形成する、該中間架構内
    に配置された手段を有し、該補助穴のおのおのは、該ビ
    ームの対応する一本を通すため、該軸の対応する一本に
    揃えて配列されている。またここで、該補助穴のそれぞ
    れの該円形部分は、電子銃組み立ての際、電極を整列す
    るため、ほぼ円形の断面を有する細長い支え棒を、ぴっ
    たり適合する状態に収容するようになっており、 電子ビーム非点収差を修正するため、該補助穴のそれぞ
    れに配置され、該縦軸に対してほぼ交差するよう配置さ
    れた上部、下部の対になったスロットを有する、電極。
  2. 【請求項2】 該補助穴のそれぞれにある該上部、下部
    スロットのおのおのが、対応する穴の両側に対称に配置
    され、各スロットが、一対の間隔を置いたほぼ垂直で一
    直線の端と、曲線の遠い終端によって形成される、請求
    項1の電極。
  3. 【請求項3】 該補助穴の該円形部分を決定し、該穴の
    対になった該スロットを形成する前記手段が、該側壁か
    ら内向きに伸びる内壁を該架構中に含む、請求項1の電
    極。
  4. 【請求項4】 該補助穴の該円形部分を決定し、該穴の
    対になった該スロットを形成する前記手段が、対応する
    穴のそばに配置された複数の突起を該内壁にさらに含
    む、請求項3の電極。
  5. 【請求項5】 該補助穴が、中央の穴と、それぞれ該中
    央の穴の両側に配置された二個の外側の穴を含み、該上
    部、下部スロットが該中央の穴の両側に対称に配置さ
    れ、また該二個の外側の穴の両側に配置された、請求項
    1の電極。
  6. 【請求項6】 該補助穴の該円形部分を決定し、該穴の
    対になった該スロットを形成する前記手段が、該側壁か
    ら内向きに伸びる内壁を該架構中に含む、請求項5の電
    極。
  7. 【請求項7】 該内部の穴の円形部分を決定し、該穴の
    対になったスロットを形成する前記手段が、対応する穴
    のそばにそれぞれ配置された複数の突起をさらに含む、
    請求項6の電極。
  8. 【請求項8】 該共通の穴が、該中央及び二本の外側の
    電子ビームをそれぞれ通すため、おのおのが対応する軸
    に揃えて配列された、中央の広がった部分、及び第一、
    第二の外側の広がった部分を有する、ほぼ連鎖形の、請
    求項1の電極。
  9. 【請求項9】 該電極が複電位電子銃中のG3 又はG4
    電極である、請求項1の電極。
  10. 【請求項10】 該電極が、電子銃中で動的四電極の一
    部を形成するG5 又はG6 電極である、請求項1の電
    極。
  11. 【請求項11】 中央及び外側の一列になった二個の補
    助穴を含み、該外側の二個の補助穴の円形部分が、該中
    央の補助穴の円形部分より大きい、請求項1の電極。
  12. 【請求項12】 中央及び一列になった二本の外側の電
    子ビームを有し、該電子ビームが、磁気偏向ヨークによ
    って同時にCRTの画面を横切って偏向される、カラー
    陰極線管(CRT)内で使用の電子銃であって、 電子を発生するための陰極手段と、 該電子を受け取り、それを該中央及び外側の二本のビー
    ムを含む、三本の一列になったビームに形成するため
    の、ビーム形成手段と、 電子ビームに静電気集中フィールドを加えるため、該電
    子ビームに沿って間隔を置いて配列された第一、第二の
    電極手段であって、該各電極手段は、一列になった該電
    子ビームに揃えて配列された縦軸を持つ、該電子ビーム
    が通過する細長い共通の端穴、及び側壁を有する中空の
    架構を含み、、該第一、第二の電極手段の該共通の穴
    は、対面関係にある、第一、第二の電極手段と、 対応する電子ビームを通すために、中央及び一列になっ
    た二個の外側の補助穴を含む、該第一、第二の電極手段
    のおのおのにある内壁であって、該補助穴は、各々中心
    の円形部分、及び該円形部分から伸び、共通の端穴の縦
    軸に対してほぼ交差するよう配列された上部、下部スロ
    ットを含む、内壁と、 を有する電子銃。
  13. 【請求項13】 該第一、第二の電極手段が、それぞれ
    複電位電子銃中のG 3 及びG4 電極である、請求項12
    の電子銃。
  14. 【請求項14】 該第一、第二の電極手段が、電子銃中
    の動的四電極の一部を形成する、請求項12の電子銃。
  15. 【請求項15】 該各補助穴にある該上部、下部スロッ
    トのおのおのが、対応する穴の両側に対称に配置され
    た、請求項12の電子銃。
  16. 【請求項16】 該補助穴にある該中心の円形部分及び
    上部、下部スロットを形成する前記手段が、該側壁から
    内側に伸びる内壁を該架構に含む、請求項12の電子
    銃。
  17. 【請求項17】 該補助穴の該円形部分を決定し、該穴
    の対になった該スロットを形成する前記手段が、対応す
    る穴のそばに配置された複数の突起を該内壁にさらに含
    む、請求項16の電子銃。
  18. 【請求項18】 該補助穴が、中央の穴及びそれぞれ該
    中央の穴の両側に配置された二個の外側の穴を含み、該
    上部、下部スロットが、中央の穴には両側に対称に、ま
    た該外側の二個の穴には両外側部分に配置された、請求
    項12の電子銃。
  19. 【請求項19】 該補助穴の該円形部分を決定し、該穴
    の対になった該スロットを形成する手段が、該側壁から
    内側に伸びる内壁を該架構に含む、請求項18の電子
    銃。
  20. 【請求項20】 該内部の穴の該円形部分を決定し、該
    穴の対になった該スロットを形成する前記手段が、対応
    する穴のそばにそれぞれ配置された複数の突起をさらに
    含む、請求項19の電子銃。
  21. 【請求項21】 該共通の端穴のそれぞれが、該中心及
    び二本の外側の電子ビームのおのおのを通すために、対
    応する軸に各々揃えて配列された、中央の広がった部分
    及び第一、第二の外側の広がった部分を有するほぼ連鎖
    形である、請求項12の電子銃。
  22. 【請求項22】 該外側の補助穴の円形部分が、該中央
    の補助穴の円形部分よりも大きい、請求項12の電子
    銃。
JP25649194A 1994-10-21 1994-10-21 カラーcrt電子銃用の、円形の中心部を持つ細長い穴を有する連鎖形中空主要レンズ構造 Expired - Lifetime JPH08129966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25649194A JPH08129966A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 カラーcrt電子銃用の、円形の中心部を持つ細長い穴を有する連鎖形中空主要レンズ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25649194A JPH08129966A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 カラーcrt電子銃用の、円形の中心部を持つ細長い穴を有する連鎖形中空主要レンズ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08129966A true JPH08129966A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17293383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25649194A Expired - Lifetime JPH08129966A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 カラーcrt電子銃用の、円形の中心部を持つ細長い穴を有する連鎖形中空主要レンズ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08129966A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000009419A (ko) * 1998-07-24 2000-02-15 김영남 칼라 음극선관용 전자총
KR20000038579A (ko) * 1998-12-08 2000-07-05 구자홍 칼라 음극선관용 전자총
KR100449997B1 (ko) * 1997-11-29 2005-09-13 오리온전기 주식회사 개선된 형상의 전자빔 통과공이 형성된 전극을 구비하는 음극선 관용 전자총
KR100719532B1 (ko) * 2001-03-29 2007-05-17 삼성에스디아이 주식회사 칼라 음극선관용 전자총

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449997B1 (ko) * 1997-11-29 2005-09-13 오리온전기 주식회사 개선된 형상의 전자빔 통과공이 형성된 전극을 구비하는 음극선 관용 전자총
KR20000009419A (ko) * 1998-07-24 2000-02-15 김영남 칼라 음극선관용 전자총
KR20000038579A (ko) * 1998-12-08 2000-07-05 구자홍 칼라 음극선관용 전자총
KR100719532B1 (ko) * 2001-03-29 2007-05-17 삼성에스디아이 주식회사 칼라 음극선관용 전자총

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0173722B1 (ko) 컬러음극선관
JP2542627B2 (ja) カラ−受像管装置
US5488265A (en) Electron gun with chain-link main lens for static correction of electron beam astigmatism
US4528476A (en) Cathode-ray tube having electron gun with three focus lenses
KR910009989B1 (ko) 칼라 수상관 장치
JPH08129966A (ja) カラーcrt電子銃用の、円形の中心部を持つ細長い穴を有する連鎖形中空主要レンズ構造
EP0452789B1 (en) Color picture tube having inline electron gun with focus adjustment means
KR20000011965A (ko) 칼라음극선관
US5291094A (en) Multi-focusing type electron gun for color cathode ray tubes
US6133684A (en) Electron gun with polygonal shaped rim electrode
JPH08315751A (ja) 陰極線管の偏向収差補正方法および陰極線管並びに画像表示装置
JP3034906B2 (ja) カラー受像管および偏向装置
EP0597046A4 (en) HOLLOW CHAIN LINK MAIN LENS FOR COLOR CATHODE RAY TUBES.
JPH052999A (ja) カラー受像管
JP3038217B2 (ja) カラー受像管装置
JP3348869B2 (ja) カラー陰極線管
US4590403A (en) Color picture tube having an improved inline electron gun
JPH06196108A (ja) 陰極線管
JP3640694B2 (ja) カラー受像管
JP4068261B2 (ja) 陰極線管用電子銃
JPH05251013A (ja) 陰極線管
JP3360863B2 (ja) 受像管用電子銃
KR900004340B1 (ko) 음극선관용 전자총 전극
JP2692858B2 (ja) カラー受像管装置
JP3532220B2 (ja) 陰極線管用電子銃

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040127

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041004