JPH08129664A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH08129664A
JPH08129664A JP6266488A JP26648894A JPH08129664A JP H08129664 A JPH08129664 A JP H08129664A JP 6266488 A JP6266488 A JP 6266488A JP 26648894 A JP26648894 A JP 26648894A JP H08129664 A JPH08129664 A JP H08129664A
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printer unit
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automatic transaction
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Application number
JP6266488A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kimura
和夫 木村
Hayamizu Abe
速水 阿部
Tsutomu Asada
務 麻田
Fumihiro Koyama
文廣 小山
Kenji Kataoka
健児 片岡
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内の空間の下部に貨幣供給格納ユニット
が配置され、前記筐体内の空間の上部に伝票・カード処
理ユニット及びジャーナルプリンタユニットが配置され
る自動取引装置に関し、無駄なスペースがない自動取引
装置を提供することを目的とする。 【構成】 ジャーナルプリンタユニット13を伝票・カ
ード処理ユニット12の背部側の空間に位置するように
配置し、ジャーナルプリンタユニット13を伝票・カー
ド処理ユニット12の背部より退避する方向に移動可能
に設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等の店舗に配
置され、入金、出金等の取引を行なう自動取引装置に関
し、更に詳しくは、筐体の下部に貨幣供給格納ユニット
が配置され、前記筐体の上部に伝票・カード処理ユニッ
ト及びジャーナルプリンタユニットが配置される自動取
引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次に、図面を用いて従来例を説明する。
図16は従来の自動取引装置としての後面運用の自動取
引装置の構成図、図17は図16における右側面構成図
である。
【0003】これらの図において、1は筐体(ロッカー)
である。この筐体1内の空間の下部には、硬貨を供給・
格納し、図示しないスライドレールを用いて背面方向に
取出し可能に設けられた硬貨供給格納ユニット(CRU)2
と、紙幣を格納・供給し、図示しないスライドレールを
用いて背面方向に取出し可能に設けらた紙幣供給格納ユ
ニット(BRU)3とが配置されている。
【0004】筐体1内の空間の上部には、挿入されたカ
ードを読み取り、伝票を発行し、図示しないスライドレ
ールを用いて背面方向に取出し可能に設けられた伝票・
カード処理ユニット(CIP)4と、挿入された通帳に記録
を行ない、図示しないスライドレールを用いて背面方向
に取出し可能に設けられた通帳処理ユニット(PPR)5と
が並設され、伝票・カード処理ユニット4上には、自動
取引装置の取引履歴を記録し、図示しないスライドレー
ルを用いて背面方向に取出し可能に設けられたジャーナ
ルプリンタユニット(JPR)6が設けられている。このジ
ャーナルプリンタユニット6に設けられているジャーナ
ルプリンタは、業務終了時あるいは保守時に行員や保守
者が自動取引装置の取引履歴を確認する為に設けられて
いる。
【0005】筐体1の前部には、タッチパネル等の顧客
操作部(DSP)7が設けられている。そして、自動取引装
置の運用時において、ジャムを起こした貨幣,レシート
の除去、貨幣,レシート等の補充、貨幣回収及び保守等
の場合には、スライドレールを用いて、該当するユニッ
トを背面方向に引出している。特に、伝票・カード処理
ユニット4は、カードを挿入し、取引を行なった顧客に
は全て伝票を発行するので、伝票の補充が頻繁に発生す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の構
成の自動取引装置において、搭載ユニット全てが同一方
向に引出される構造なので、全てのユニットを引出せる
ようにする為の収納スペースを大きく取るという問題点
がある。特に図16,図17に示す自動取引装置の場合
は、ジャーナルプリンタユニット6のサイドにデッドス
ペースが発生している。
【0007】近年、自動取引装置(現金自動預金支払機)
にも、ダウンサイジング化が進み、大きな旧装置のスペ
ースに省スペースの新装置を複数台導入するという動き
にある。しかし、HMI(Human Machine Interface)、すな
わち操作性を考慮すると、ある一定の大きさに落ち着き
つつあり、そのようなスペースの中で全ユニットを収納
させる必要がある。
【0008】また、処理速度のアップ、紙幣,硬貨,レシ
ート等の収納量の増加などの要求もある。これにより、
自動取引装置内の各搭載ユニットも大きくなることにな
るが、前述のように装置の大きさの制約があるので、無
駄のないスペース利用が必要となる。
【0009】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、無駄なスペースがない自動取引装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の自動取引
装置の原理図である。図において、 筐体10内の空間
の下部には貨幣供給格納ユニット11が配置され、筐体
10内の空間の上部には伝票・カード処理ユニット12
及びジャーナルプリンタユニット13が配置されてい
る。
【0011】そして、ジャーナルプリンタユニット13
は伝票・カード処理ユニット12の背部側の空間に位置
するように配置されている。更に、伝票・カード処理ユ
ニット12の背部より退避する方向に移動可能に設ける
ことが望ましい。
【0012】自動取引装置が後面運用タイプである場
合、ジャーナルプリンタユニット13を筐体10内の空
間の背部側に配設し、ジャーナルプリンタユニット13
の取出し方向を筐体10の上部方向に、また、伝票・カ
ード処理ユニット12の取出し方向を筐体10の背部方
向とすることが望ましい。
【0013】ジャーナルプリンタユニット13を移動可
能とする機構の一例として、ジャーナルプリンタユニッ
ト13を筐体10の上部方向に案内するガイド手段と、
ジャーナルプリンタユニット13を筐体10の上方に付
勢する付勢手段と、ジャーナルプリンタユニット13の
筐体10の上方への移動を禁止するロック手段とを備え
たものがある。
【0014】ガイド手段の一例としては、筐体10側に
上下方向に沿って設けられる固定レールと、固定レール
に摺動可能に係合し、ジャーナルプリンタユニットに取
付けられる移動レールとからなるスライドレールがあ
る。
【0015】付勢手段の一例としては、一端部が筐体1
0側に回転可能に取付けられ、他端部がジャーナルプリ
ンタユニット13に回転可能に取付けられたガススプリ
ングがある。
【0016】ロック手段の一例としては、ジャーナルプ
リンタユニット13、筐体10のうちどちらか一方に設
けられたフックと、ジャーナルプリンタユニット13、
筐体10のうちの他方に設けられ、フックに係脱可能な
つめと、つめをフックに係合する方向に付勢するスプリ
ングとからなるものがある。
【0017】
【作用】図1に示す本発明の自動取引装置において、ジ
ャーナルプリンタユニット13を伝票・カード処理ユニ
ット12の背部側の空間に配置したことにより、デッド
スペースが発生せず、無駄なスペースがなくなり、装置
の小型化を図ることができる。
【0018】更に、伝票・カード処理ユニット12の伝
票の補充,ジャム除去等の処理を背部から行う場合に
は、ジャーナルプリンタユニット13を伝票・カード処
理ユニット12の背部より退避させることにより(図に
おいて、二点鎖線の位置)、伝票・カード処理部12の
背部がジャーナルプリンタユニット13に遮られること
なく、これらの処理を行なうことができる。
【0019】また、ジャーナルプリンタユニット13を
筐体10内の空間の背部側に配設し、ジャーナルプリン
タユニット13の取出し方向を筐体10の上部方向に、
また、伝票・カード処理ユニット12の取出し方向を筐
体10の背部方向とすれば、自動取引装置が背面運用機
の場合に好適である。
【0020】ジャーナルプリンタユニット13を移動可
能とする機構の一例として、ジャーナルプリンタユニッ
ト13を筐体10の上部方向に案内するガイド手段と、
ジャーナルプリンタユニット13を筐体10の上方に付
勢する付勢手段と、ジャーナルプリンタユニット13の
筐体10の上方への移動を禁止するロック手段とを備え
たものとした場合、ロック手段を解除することにより、
ジャーナルプリンタユニット13は、付勢手段の付勢力
により、ガイド手段に案内されて上方に移動する。また
は、付勢手段の付勢力により、ジャーナルプリンタユニ
ット13の上方への移動操作力を軽減する。
【0021】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図2は本発明の第1の実施例の構成図、図3は図2
における右側面図、図4は図2に示す自動取引装置の斜
視図、である。
【0022】先ず、図4を用いて本実施例の自動取引装
置の外観説明を行なう。20は口座上方が記録されたカ
ードが挿入・排出され、また、行なった取引情報が記録
された伝票や振込先が記録された振込カードが排出され
るカード挿入伝票・カード排出口、21は通帳が挿入・
排出される通帳挿入口、22は入金時紙幣が投入され、
出金時紙幣が排出される紙幣投入排出口、23は入金時
硬貨が投入され、出金時硬貨が排出される硬貨投入排出
口、24は表示される案内に基づいて顧客が取引の選
択,暗証番号,金額等を入力するタッチパネル等の顧客操
作部である。
【0023】次に、図2及び図3を用いて本実施例の概
略構成を説明する。筐体(ロッカー)25内の空間の下部
には、硬貨投入排出口23へ硬貨を供給し、硬貨投入排
出口23の硬貨を格納し、筐体25の背面方向に取出し
可能に設けられた硬貨供給格納ユニット(CRU)26と、
紙幣投入排出口22へ紙幣を供給し、紙幣投入排出口2
2から格納し、筐体25の背面方向に取出し可能に設け
られた紙幣供給格納ユニット(BRU)27とが配置されて
いる。
【0024】筐体25内の空間の上部には、カード挿入
伝票・カード排出口20から挿入されたカードを読み取
り、伝票を発行し、筐体25の背面方向に取出し可能に
設けられた伝票・カード処理ユニット(CIP)28と、通
帳挿入口21から挿入された通帳に記録を行ない、筐体
25の背面方向に取出し可能に設けられた通帳処理ユニ
ット(PPR)29とが並設されている。
【0025】伝票・カード処理ユニット28,通帳処理
ユニット29の背部は、空間が形成され、この空間に自
動取引装置の取引履歴を記録し、筐体25の上方向に取
出し可能に設けられたジャーナルプリンタユニット(JP
R)30が設けられている。
【0026】31は筐体25の天面に開閉可能に設けら
れ、ジャーナルプリンタユニット30の上方への取出し
時に開放されるアッパカバー、32は筐体25の背面に
開閉可能に設けられ、筐体25の下部を覆うインナカバ
ー、33は筐体の背面に開閉可能に設けられ、筐体の背
面全体を覆うアウタカバーである。
【0027】硬貨供給格納ユニット26の下部には、自
動取引装置の制御を行なう制御部34、各部の障害情報
を管理し、表示する障害管理部35及び電源等が設けら
れている。
【0028】次に、上記各ユニットの作動を図5を用い
て説明する。図5は図2に示す自動取引装置のブロック
図である。カード挿入伝票・カード排出口20からカー
ドが挿入され、顧客操作部24より暗証番号及び取引種
目が入力されると、制御部34はセンタ36と交信して
顧客の正当性、指定された取引が可能かどうかを判断
し、取引処理を実行する。
【0029】指定された取引種目が出金である場合に
は、制御部34は所定の金額分の紙幣を紙幣供給格納ユ
ニット27より紙幣投入排出口22へ供給する。指定さ
れた取引種目が入金や振込である場合には、制御部34
は紙幣投入排出口22,硬貨投入排出口23へ投入され
た貨幣を、紙幣供給格納ユニット27,硬貨供給格納ユ
ニット26へ格納する。
【0030】制御部34は、取引処理を終えると、伝票
・カード処理ユニット28で取引内容を印字した伝票を
発行し、更に、振込カードを顧客が指定した場合は、振
込カードを発行し、カードと共に、カード挿入伝票・カ
ード排出口20に排出する。
【0031】また、カードだけでなく、通帳が通帳挿入
口21より挿入された場合には、制御部34は通帳処理
ユニット29で通帳に取引内容を印字し通帳挿入口21
へ返却する。尚、これら取引履歴は、ジャーナルプリン
タユニット30に全て記録される。
【0032】次に、図6を用いて伝票・カード処理ユニ
ット28の説明を行なう。図6は図2における伝票・カ
ード処理ユニット28の構成図である。カード挿入伝票
・カード排出口20には、2つの搬送路が接続されてい
る。1つはカード・振込券搬送路40、他の1つは伝票
搬送路41である。これらカード,伝票及び振込券は搬
送ローラ対42に挟持搬送される。
【0033】先ず、カード・振込券搬送路40から説明
を行なう。43はカード挿入伝票・カード排出口20か
ら挿入されたカードの磁気ストライプに対してデータの
リード/ライトを行なう磁気ヘッド、44はカード表面
に書かれている情報の読取を行なうイメージリーダであ
る。45は磁気ヘッド43でのデータのリード/ライト
及びイメージリーダ44での情報の読取が終了したカー
ドを保持するカード退避部である。46は振込券を貯蔵
する振込券ホッパ、47は振込券に印字を行なう印字部
である。
【0034】次に、伝票搬送路41を説明する。50は
開閉可能に設けられ、未記録感熱紙の伝票ロール51を
回転可能に保持するカバーである。53は伝票ロール5
1から繰り出された伝票ロール紙に取引内容を印字する
サーマルプリンタ、54はサーマルプリンタ53から排
出された印字済の伝票ロール紙を所定の長さに切断し
て、一葉の伝票にするカッタである。カバー50の背後
には、予備の伝票ロール56が2つセットできる斜面5
7が形成されている。60はカード挿入伝票・カード排
出口20に排出された伝票のうち顧客が受け取らなかっ
た伝票を伝票回収搬送路61を介して、回収・貯蔵する
伝票リジェクトボックスである。
【0035】62はカード挿入伝票・カード排出口20
に排出されたカードのうち顧客が受け取らなかったカー
ドをカード・振込券搬送路40を介して、回収・貯蔵す
るカードリジェクトボックスである。
【0036】次に、図7を用いて自動取引装置の取引履
歴を印字する伝票・カード処理ユニット28の説明を行
なう。図6は図2におけるジャーナルプリンタユニット
30の構成図である。図において、開閉可能なカバー1
70内には、上下方向に延出するガイド171が設けら
れ、このガイド171に未記録感熱紙のジャーナル用紙
ロール172が回転可能に設けられている。また、ガイ
ド171の下方には、ジャーナル用紙ロール172の下
部が当接する搬送ベルト173が設けられている。
【0037】搬送ベルト173が図において矢印方向に
駆動されることにより、ジャーナル用紙ロール172か
らジャーナル用紙が繰り出されるようになっている。1
74はジャーナル用紙ロール172から繰り出されたジ
ャーナル用紙に対して取引履歴を印字するサーマルプリ
ンタである。175はジャーナル用紙の先端部が係合さ
れ、図示しない駆動源によって回転駆動され、ジャーナ
ルプリンタ用紙を巻き取る巻き取りスプールである。
【0038】次に、図8から図14を用いて、ジャーナ
ルプリンタユニットの昇降機構を説明する。図8は図2
に示す自動取引装置の詳細図、図9は図8における右側
面図である。図8及び図9において、硬貨供給格納ユニ
ット26、伝票・カード処理ユニット28、通帳処理ユ
ニット29及びジャーナルプリンタユニット30はそれ
ぞれ搭載台71,72,73,74上に載置される。
【0039】筐体25内には、筐体25の前面から背面
に向かって延出し、固定レール80aが筐体25側に固
着され、固定レール80aに摺動可能に係合し、紙幣供
給格納ユニット27の側面に固着され移動レール80b
からなるスライドレール80が一組設けられている。ま
た、紙幣供給格納ユニット27の下面には、フロア上を
転動可能に設けられた車輪81が設けられ、紙幣格納収
納ユニット27は筐体25の背部方向に取出し可能とな
っている。
【0040】筐体25内には、筐体25の前面から背面
に向かって延出し、固定レール82aが筐体25側に固
着され、固定レール82aに摺動可能に係合し、硬貨供
給格納ユニット26の搭載台71の側面に固着され移動
レール82bからなるスライドレール82が一組設けら
れ、硬貨供給格納ユニット26は筐体25の背面方向に
取出し可能となっている。
【0041】筐体25内には、筐体25の前面から背面
に向かって延出し、固定レール83aが筐体25側に固
着され、固定レール83aに摺動可能に係合し、伝票・
カード処理ユニット28の搭載台72の側面に固着され
移動レール83bからなるスライドレール83が一組設
けられ、伝票・カード処理ユニット28は筐体25の背
面方向に取出し可能となっている。
【0042】筐体25内には、筐体25の前面から背面
に向かって延出し、固定レール84aが筐体25側に固
着され、固定レール84aに摺動可能に係合し、通帳処
理ユニット29の搭載台73の側面に固着され移動レー
ル84bからなるスライドレール84が一組設けられ、
通帳処理ユニット29は筐体25の背面方向に取出し可
能となっている。
【0043】ジャーナルプリンタユニット30が載置さ
れる搭載台74の両側部には、筐体25の下方に延出す
る連結板85が取付けられている。また、筐体25の両
側面の内壁面側には、筐体25の下部から上部に向かっ
て延出しするスライドレール86が設けられている。
【0044】ここで、図10から図12を用いてスライ
ドレール86の説明を行なう。図10はスライドレール
86の正面図、図11は図10における上面図、図12
は図10における左側面図である。
【0045】本実施例のスライドレール86は筐体25
側に固着される固定レール86aと、該固定レール86
aに摺動可能に係合する中間レール86bと、中間レー
ル86bに摺動可能に係合し、ジャーナルプリンタユニ
ット30の搭載台74に固着された連結板85に固着さ
れる移動レール86cとから構成されている。
【0046】また、固定レール86aと中間レール86
bとの間、及び、中間レール86bと移動レール86c
との間には、鋼球87,88が設けられ、固定レール8
6aに対して中間レール86bの摺動を、また、中間レ
ール86bに対して移動レール86cの摺動をそれぞれ
円滑ならしめている。
【0047】尚、本実施例のスライドレール86は、ス
ライドレール86を伸張させた際に、スライドレール8
6の最伸張の少し手前で、図示しないスライドストッパ
によりそれ以上の伸張が禁止されるようになっている。
【0048】再び、図8,図9に戻って、連結板85の
下部には、一端部が筐体25に回転可能に取付けられた
ガススプリング90の他端部が回転可能に取付けられ、
ジャーナルプリンタユニット30が載置された搭載台7
4に対して筐体25の上方向に移動する付勢力を与えて
いる。
【0049】尚、本実施例のガススプリング90は、ジ
ャーナルプリンタユニット30が載置された搭載台74
をスライドレール86が最伸張するだけのストローク及
び付勢力を有している。この様にガススプリング90の
付勢力,ストロークを余力を持って設定することによ
り、経年変化によりガススプリング90内のガス圧が多
少減少しても、必ず最上位位置まで搭載台74を上昇さ
せることが可能となる。
【0050】91は筐体25の両側面の内壁面側に設け
られ、連結板85の下部が摺動可能に係合し、連結板8
5を筐体25の上下方向に案内するガイド板である。ま
た、93は筐体25の下面に設けられた一組の車輪、9
4は筐体25の下面に設けられた一組のキャスタで、筐
体25を移動する際に用いられるものである。95は筐
体25の下面に上下方向に移動可能に設けられた固定脚
で、この自動取引装置を所定の場所にセットする際に、
車輪93の下端よりもフロア方向に延出されるものであ
る。
【0051】図9に示すように、搭載台74と搭載台7
2とには、ガススプリング90により上方に付勢されて
いる搭載台74の上方への移動を禁止するロック機構1
00が設けられている。
【0052】次に、図13及び図14を用いて、ロック
機構100の説明を行なう。図13は図9におけるA-A
断面図、図14は図13におけるB-B断面図である。こ
れらの図において、ジャーナルプリンタユニット30が
載置され、上下方向に移動可能な搭載台74には、伝票
・カード処理ユニット28が載置され、筐体25の背面
方向に移動可能な搭載台72方向に延出し、先端部に搭
載台72と略平行な平面方向に折曲された折曲部101
aが形成されたフック101が設けられている。
【0053】一方、搭載台72上には、ブラケット10
2が設けられている。このブラケット102には、筐体
25の幅方向に並設されたガイドピン103,104が
設けられている。105はガイドピン103,104が
嵌合し、筐体25の奥行方向に延出する長穴105a,
105bが穿設されたロックレバーである。このロック
レバー105には、フック101の折曲部101aに係
合可能なつめ106が固着されている。つめ106の先
端部には、フック101の折曲部101aがスムーズに
係合可能なように、筐体25の背部に行くに従って斜め
上に上方する斜面106aが形成されている。
【0054】ロックレバー105の下部には、筐体25
の背部方向に延出し、筐体25の背部から操作者がロッ
クレバー105を操作しやすような操作部105cが形
成されている。
【0055】107は一端部が搭載台72側に係止さ
れ、他端部がスライダ105に係止され、つめ106を
フック101に係合する方向に付勢するスプリングであ
る。次に上記ジャーナルプリンタユニット30の昇降機
構の作動を説明する。ジャーナルプリンタユニット30
の昇降機構を作動させる際において、一番頻度が多いケ
ースは伝票・カード処理ユニット28への予備の伝票ロ
ール56の補充を行なうケースである。
【0056】先ず、アッパカバー31を図2及び図3に
示すように開状態とする。次に、図12及び図13に示
すようなロック状態にあるロック機構100のロックレ
バー105の操作部105cを押すと、ロックレバー1
05は筐体25の前面方向に移動し、つめ106とフッ
ク101の折曲部101aとの係合が解除され、アンロ
ック状態となる。
【0057】すると、ガススプリング90の付勢力によ
りジャーナルプリンタユニット30が載置された搭載台
74はスライドレール84に案内されて、筐体25の上
面上に移動し、ジャーナルプリンタユニット30は伝票
・カード処理ユニット28の背部より退避し、伝票・カ
ード処理ユニット28は、筐体25の背部へ取出し可能
となる。
【0058】伝票・カード処理ユニット28の予備の伝
票ロール56を補充する際には、伝票・カード処理ユニ
ット28の背部から伝票ロール56の補充を行なう必要
があるが、本実施例においては、補充時には、ジャーナ
ルプリンタユニット30が筐体25の上部に退避するこ
とにより、伝票・カード処理ユニット28の背部が空く
ので、補充作業が容易となる。
【0059】次に、ジャーナルプリンタユニット30を
筐体25内に収納する場合は、ガススプリング90の付
勢力に抗してジャーナルプリンタユニット30を下方に
移動させる。すると、フック101の折曲部101a
が、ロックレバー105に設けられたつめ106の斜面
106aを押接し、この押接力の平行方向の分力によ
り、つめ106はスプリング107の付勢力に抗して筐
体25の前面方向に移動する。更に、ジャーナルプリン
タユニット30を下方に移動させると、フック101の
折曲部101aがつめ106の斜面106aより離れ、
スプリング107の付勢力により、つめ106は筐体2
5の背面方向に移動し、フック101の折曲部101a
に係合し、搭載台74の上方への移動を禁止するロック
状態となる。
【0060】尚、伝票・カード処理ユニット28及びジ
ャーナルプリンタユニット30は、図示しないケーブル
を介してプリント板及び電源部に接続されている。これ
により、伝票・カード処理ユニット28及びジャーナル
プリンタユニット30を取り出す際にも、自動取引装置
の制御部34と図示しない電源部との接続がたたれるこ
となく、退避した状態で保守や各部の動作試験時の結果
等の必要な情報のジャーナルプリンタへの印字、あるい
はジャーナルプリンタユニット30の操作試験等を行な
うことができる。
【0061】上記構成によれば、ジャーナルプリンタユ
ニット30を伝票・カード処理ユニット28の背部側の
空間に配置したことにより、デッドスペースが発生せ
ず、無駄なスペースがなくなり、装置の小型化をはかる
ことができる。
【0062】伝票・カード処理ユニット28の伝票の補
充時,ジャム除去等の処理が必要な場合には、ジャーナ
ルプリンタユニット30を伝票・カード処理ユニット2
8の背部より退避させることにより、これらの処理を行
なうことができる。
【0063】また、ジャーナルプリンタユニット30を
筐体25内の空間の背部側に配設し、ジャーナルプリン
タユニット30の取出し方向を筐体25の上部方向に、
また、伝票・カード処理ユニット12の取出し方向を筐
体25の背部方向としたことにより、自動取引装置が背
面運用機の場合に好適となる。
【0064】更に、ジャーナルプリンタユニット30を
ガススプリング90の付勢力により上方に付勢するよう
にしたことにより、ジャーナルプリンタユニット30の
上方への移動操作力が軽減できる。
【0065】尚、本発明は上記実施例に限るものではな
い。上記実施例では、搭載台74を上方に付勢する手段
として、ガススプリング90を用いたが、他に、スプリ
ングを用いてもよい。スプリングとしては、コイルばね
や定荷重ばねがある。特に、定荷重ばねを用いれば、搭
載台74がロック解除時に自然に持上がるようにするこ
とや、自由な位置で止めることができる。
【0066】また、図15(a)に示すように、スプリン
グ150とガススプリング151との兼用でもよい。特
に、ガススプリングの経年変化により付勢力の減少を補
うために、更に、ガススプリングの動作渋りをなくすた
めにガススプリング151とスプリング150との兼用
は有用である。
【0067】更に、上記実施例では、付勢手段を用いて
ジャーナルプリンタユニット30が載置される搭載台7
4を上昇させるようにしたが、搭載台74,筐体25の
うちどちらか一方にねじ棒を回転可能に設け、他方にね
じ棒に螺合するナットを回転可能に設け、ねじ棒をモー
タ等の駆動源に回転駆動することにより、電動により、
搭載台74を上下動させることが可能となる。
【0068】また、ロック機構において、フック101
の折曲部101aの先端を図15(b)に示すように、折
り曲げてもよい。このような折り曲げ加工を行なうこと
により、フック101とつめ106との摺動抵抗が少な
くなり、ロック/アンロック動作がスムーズに行なわれ
る。
【0069】更に、図15(c)に示すように、フック1
60の先端部を鈎状に折り曲げ、ロックレバー161に
矩形の穴161aを穿設したロック機構でもよい。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、ジャーナルプリンタ
ユニットを伝票・カード処理ユニットの背部側の空間に
配置したことにより、デッドスペースが発生せず、無駄
なスペースがなくなり、装置の小型化を図ることができ
る。
【0071】更に、伝票・カード処理ユニットの伝票の
補充,ジャム除去等の処理が必要な場合には、ジャーナ
ルプリンタユニットを伝票・カード処理ユニットの背部
より退避させることにより、伝票・カード処理部の背部
がジャーナルプリンタユニットに遮られることなく、こ
れらの処理を行なうことができる。
【0072】また、ジャーナルプリンタユニットを筐体
内の空間の背部側に配設し、ジャーナルプリンタユニッ
トの取出し方向を筐体の上部方向に、また、伝票・カー
ド処理ユニットの取出し方向を筐体の背部方向とすれ
ば、自動取引装置が背面運用機の場合に好適である。
【0073】ジャーナルプリンタユニットを移動可能と
する機構の一例として、ジャーナルプリンタユニットを
筐体の上部方向に案内するガイド手段と、ジャーナルプ
リンタユニットを筐体の上方に付勢する付勢手段と、ジ
ャーナルプリンタユニットの筐体の上方への移動を禁止
するロック手段とを備えたものとした場合、ロック手段
を解除することにより、ジャーナルプリンタユニット
は、付勢手段の付勢力により、ガイド手段に案内されて
上方に移動する。または、付勢手段の付勢力により、ジ
ャーナルプリンタユニットの上方への移動操作力を軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引装置の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図3】図2における右側面図である。
【図4】図2に示す自動取引装置の斜視図である。
【図5】図2に示す自動取引装置のブロック図である。
【図6】図2における伝票・カード処理ユニットの構成
図である。
【図7】図2におけるジャーナルプリンタユニットの構
成図である。
【図8】図2に示す自動取引装置の詳細図である。
【図9】図8における右側面図である。
【図10】スライドレールの正面図である。
【図11】図10における上面図である。
【図12】図10における左側面図である。
【図13】図9におけるA-A断面図である。
【図14】図13におけるB-B断面図である。
【図15】他の実施例を説明する図である。
【図16】後面運用の従来の自動取引装置の構成図であ
る。
【図17】図16における右側面構成図である。
【符号の説明】
10 筐体 11 貨幣格納ユニット 12 伝票・カード処理ユニット 13 ジャーナルプリンタユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 文廣 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 片岡 健児 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内の空間の下部に、貨幣の供給及び
    格納を行なう貨幣供給格納ユニットが配置され、前記筐
    体内の空間の上部に、顧客が挿入したカードを処理し、
    取引内容を印字した伝票を発行する伝票・カード処理ユ
    ニット及び取引履歴を印字して保存するジャーナルプリ
    ンタユニットが配置される自動取引装置において、 前記ジャーナルプリンタユニットを前記伝票・カード処
    理ユニットの背部側の空間に位置するように配置したこ
    とを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャーナルプリンタユニットを前記
    伝票・カード処理ユニットの背部より退避する方向に移
    動可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の自動取
    引装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャーナルプリンタユニットを前記
    筐体内の空間の背部側に配設し、 前記ジャーナルプリンタユニットの取出し方向を前記筐
    体の上部方向に、 前記伝票・カード処理ユニットの取出し方向を前記筐体
    の背部方向としたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の自動取引装置。
  4. 【請求項4】 前記ジャーナルプリンタユニットを前記
    筐体の上部方向に案内するガイド手段と、 前記ジャーナルプリンタユニットを前記筐体の上方に付
    勢する付勢手段と、 前記ジャーナルプリンタユニットの前記筐体の上方への
    移動を禁止するロック手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記
    載の自動取引装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド手段は、前記筐体側に上下方
    向に沿って設けられる固定レールと、 該固定レールに摺動可能に係合し、前記ジャーナルプリ
    ンタユニットに取付けられる移動レールとからなるスラ
    イドレールであることを特徴とする請求項1乃至4いず
    れかに記載の自動取引装置。
  6. 【請求項6】 前記付勢手段は、一端部が前記筐体側に
    回転可能に取付けられ、他端部が前記ジャーナルプリン
    タユニットに回転可能に取付けられたガススプリングで
    あることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の
    自動取引装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段は、前記ジャーナルプリ
    ンタユニット、前記筐体のうちどちらか一方に設けられ
    たフックと、 前記ジャーナルプリンタユニット、前記筐体のうちの他
    方に設けられ、前記フックに係脱可能なつめと、 該つめを前記フックに係合する方向に付勢するスプリン
    グと、 からなることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記
    載の自動取引装置。
JP6266488A 1994-10-31 1994-10-31 自動取引装置 Pending JPH08129664A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059362A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Toshiba Tec Corp 媒体処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059362A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Toshiba Tec Corp 媒体処理装置

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Effective date: 20020611