JPH08128377A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH08128377A
JPH08128377A JP25402194A JP25402194A JPH08128377A JP H08128377 A JPH08128377 A JP H08128377A JP 25402194 A JP25402194 A JP 25402194A JP 25402194 A JP25402194 A JP 25402194A JP H08128377 A JPH08128377 A JP H08128377A
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JP
Japan
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knock
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determination value
fail
sensor
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Application number
JP25402194A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takashima
博之 高嶋
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノック以外の要因による遅角時にもノック判
定,フェイル判定を精度良く行い得るようにする。 【構成】 メインCPU12とサブCPU13との間を
信号線L1〜L6で接続する。サブCPU13は、ノッ
クセンサ14の出力信号を入力回路15を通して読み込
み、その信号をノック判定値やフェイル判定値と比較し
て、ノッキングの有無やノックセンサ14の異常の有無
を判定し、その判定結果をメインCPU12に送信す
る。一方、メインCPU12は、サブCPU13での判
定結果やトラクションECU17,トランスミッション
ECU18から送信される遅角要求の有無に応じて点火
時期を遅角制御すると共に、この遅角制御の情報をサブ
CPU13に送信する。これを受けて、サブCPU13
は、ノックによる遅角時及びノック以外の要因による遅
角時ともに判定値を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノックセンサ等の出力
信号に基づいてノック判定,フェイル判定等の処理を行
うようにした制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、エンジン制御におい
ては、シリンダブロックに伝わるノックによる高周波振
動を圧電素子等のノックセンサで検出し、その出力信号
を予め決められたノック判定値と比較してノッキングの
判定を行い、ノッキング発生時に点火時期を遅角させる
ように制御している。この場合、遅角状態では、ノック
センサに伝わる振動が相対的に小さくなって、ノックセ
ンサの出力信号レベルが全体的に低下する。このため、
ノック判定値が高く設定されていると、小さなノッキン
グが発生していてもノック判定ができず、ノック制御性
が悪くなる。かといって、ノック判定値を低く設定する
と、ノッキングが発生していないときに(つまりノック
センサの出力信号レベルが全体的に高くなるときに)、
ノックセンサの出力信号のノイズレベルとノック判定値
とが接近してしまい、ノック判定精度が著しく悪くな
る。
【0003】このような問題を解決するために、特開昭
58−192969号公報、特開平1−237357号
公報に示すように、ノック制御による点火時期の遅角量
に応じてノック判定値を補正するようにしたものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ノッ
ク制御による遅角制御に対してのみノック判定値を補正
するものである。しかし、最近の電子制御化された自動
車では、ノック制御以外にも、例えば自動変速機の変速
時やトラクションコントロールシステムの作動時等にお
いて、遅角制御してエンジントルクを一時的に低下させ
るようになっている。このため、上記従来技術のよう
に、ノックによる遅角制御に対してのみノック判定値を
補正していたのでは、ノック以外の要因による遅角時に
ノック判定値が高すぎてノック判定精度が悪くなってし
まい、ドライバビィリティを悪化させてしまう原因とな
る。
【0005】また、ノックセンサの信号線断線や故障、
或はセンサ特性の劣化等による出力信号の異常低下を検
出するために、ノックセンサの出力信号を予め決められ
たフェイル判定値と比較し、ノックセンサの出力信号が
フェイル判定値よりも低くなったときにセンサフェイル
と判定するようにしたものもある。この場合、フェイル
判定値は、図7に示すように、公差下限値(ノックセン
サの出力公差等)よりも小さく、且つノイズレベルより
も高く設定されるが、センサ特性の劣化を検出するに
は、フェイル判定値は公差下限値以下の範囲で、できる
だけ高い値に設定する必要がある。しかし、遅角時に
は、前述したようにノックセンサの出力信号レベルが全
体的に低下するため、フェイル判定値を高く設定する
と、遅角時に正常なセンサ出力でもフェイル判定値を下
回ってしまうことがあり、センサフェイルを誤判定しか
ねない。
【0006】また、上述したノック判定やフェイル判定
をサブCPUで行い、その判定結果をメインCPUに送
信して、それをメインCPUの処理に反映させるように
したものがある。このものは、自動変速機の制御回路や
トラクションコントロールシステムの制御回路からメイ
ンCPUに遅角要求が出されたときに、メインCPUで
点火時期を遅角させるように制御するが、この際、サブ
CPUは、外部の制御回路からメインCPUへ遅角要求
が出されたことを知らされないため、ノック以外の要因
による遅角時にサブCPUの判定精度が悪くなってしま
う。このようなメイン−サブCPUの関係は、ノックセ
ンサ以外の他のセンサ出力をサブCPUで判定する場合
でも同じことが言える。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、第1の目的は、ノック以外の要因による
遅角時にノック判定を精度良く行うことにあり、また、
第2の目的は、ノック以外の要因による遅角時にノック
センサの異常の誤判定を防止することにある。更に、第
3の目的は、メイン−サブCPUの関係においてサブC
PUのセンサ出力判定精度を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の制御装置は、エンジンに取り付
けられたノックセンサの出力信号をノック判定値と比較
し、その比較結果に応じて点火時期を制御するものにお
いて、ノック以外の要因による遅角要求の有無を判定す
る遅角要求判定手段と、前記遅角要求が有るときに前記
ノック判定値を低下させるように補正するノック判定値
補正手段とを備えた構成としたものである。
【0009】また、請求項2の制御装置は、ノックセン
サの出力信号をフェイル判定値と比較して前記ノックセ
ンサの異常の有無を判定するものにおいて、ノック以外
の要因による遅角要求の有無を判定する遅角要求判定手
段と、前記遅角要求が有るときに前記フェイル判定値を
低下させるように補正するフェイル判定値補正手段とを
備えた構成としたものである。
【0010】また、請求項3の制御装置は、センサの出
力信号を所定の判定値と比較して判定するサブCPU
と、このサブCPUから受信した判定結果を考慮して制
御対象を制御するメインCPUとを備えたものにおい
て、前記メインCPUは、自身の制御情報を前記サブC
PUへ送信し、前記サブCPUは、前記メインCPUか
ら受信した制御情報に応じて前記判定値を補正するよう
に構成されている。
【0011】この構成において、請求項4のように、前
記センサはエンジンに取り付けられてエンジンに発生す
るノックを検出するノックセンサであり、前記制御情報
はノック以外の要因による遅角要求であり、前記判定値
はノックを判定するノック判定値及び前記ノックセンサ
のフェイルを判定するフェイル判定値のうちの少なくと
も1つであるように構成しても良い。
【0012】更に、請求項5のように、前記サブCPU
は、前記ノック以外の要因による遅角要求により、前記
ノック判定値及び前記フェイル判定値のうちの少なくと
も1つの判定値を低下させるように補正する処理を行う
ものであっても良い。
【0013】
【作用】上述した請求項1の制御装置によれば、ノック
以外の要因による遅角要求の有無を遅角要求判定手段に
より判定し、遅角要求が有るときには、ノック判定値補
正手段によりノック判定値を低下させるように補正す
る。これにより、ノック以外の要因による遅角時にも、
ノック時と同じく、ノックセンサの出力信号レベルが全
体的に低下するという事情があっても、ノック判定を精
度良く行うことができる。
【0014】また、請求項2の制御装置は、ノック以外
の要因による遅角要求の有無を遅角要求判定手段により
判定し、遅角要求が有るときには、フェイル判定値補正
手段により、ノックセンサの異常検出用のフェイル判定
値を低下させるように補正する。これにより、ノック以
外の要因による遅角時にノックセンサの異常(フェイ
ル)の誤判定を防止することができる。
【0015】また、請求項3の制御装置によれば、サブ
CPUは、センサの出力信号を読み込んでそれを所定の
判定値と比較し、その判定結果をメインCPUへ送信す
る。このメインCPUは、サブCPUから受信した判定
結果を考慮して制御対象を制御すると共に、自身の制御
情報をサブCPUへ送信する。これを受けて、サブCP
Uは、メインCPUから受信した制御情報に応じて判定
値を補正する。
【0016】この請求項3のシステムをノック制御シス
テムに適用する場合には、請求項4のように、メインC
PUからサブCPUに対して、制御情報として、ノック
以外の要因による遅角要求を送信する。これを受けて、
サブCPUは、メインCPUから受信した遅角要求に応
じてノック判定値及びフェイル判定値のうちの少なくと
も1つの判定値を補正する。従って、例えば、メインC
PUが外部の制御回路からの遅角要求に応じて遅角制御
を行う場合には、その遅角要求がサブCPUへ送信さ
れ、このサブCPUで、外部からの遅角要求に応じて判
定値が適切に補正される。
【0017】また、請求項5では、サブCPUは、前記
ノック以外の要因による遅角要求を受信したときに、前
記ノック判定値及び前記フェイル判定値のうちの少なく
とも1つの判定値を低下させるように補正する。これに
より、前述した請求項1又は請求項2と同じく、ノック
以外の要因による遅角時にも、ノック判定精度の向上又
はフェイルの誤判定防止を図ることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図1に基づいてシステム全体の概略構成
を説明する。エンジン制御回路(以下「エンジンEC
U」という)11は、1つ或は複数のメインCPU12
とサブCPU13とを備え、これらメインCPU12と
サブCPU13との間を信号線L1〜L6で接続してい
る。それぞれのCPU12,13は、独自のROM,R
AM(図示せず)を有し、個々に演算処理するようにな
っている。
【0019】サブCPU13は、エンジン(図示せず)
に取り付けられたノックセンサ14の出力信号(以下
「ノックセンサ信号」という)を入力回路15を通して
読み込む。この入力回路15は、ノックセンサ信号をA
Cカップリングして必要周波数成分を取り出すバンドパ
スフィルタやアンプを含んでいる。
【0020】サブCPU13は、入力回路15を通して
読み込んだノックセンサ信号をノック判定値やフェイル
判定値と比較して、ノッキングの有無やノックセンサ1
4の異常(以下「センサフェイル」という)の有無を判
定し、その判定結果を通信線L3,L4,L5を通して
メインCPU12に送信する。この実施例では、2本の
通信線L3,L4を用いて、ノック強度を4段階(2b
it)で送信し、1本の通信線L5を用いてセンサフェ
イルの信号を送信する。尚、複数のセンサ出力をサブC
PU13で読み込むシステムでは、フェイルしているセ
ンサを識別するために、センサの数に応じて信号線を追
加する。
【0021】一方、メインCPU12は、点火時期制
御,燃料噴射制御,アイドルスピード制御,ダイアグノ
ーシス等のエンジン制御を行うもので、冷却水温信号T
HW,吸入空気圧信号PM,エンジン回転数信号NE等
の運転状態を表す各種情報を入力回路16を通して読み
込む。また、メインCPU12には、トラクションコン
トロールシステムの制御回路(以下「トラクションEC
U」という)17や、自動変速機の制御回路(以下「ト
ランスミッションECU」という)18から送信される
情報も入力回路16を通して読み込む。トラクションE
CU17は、発進時等にエンジントルクを抑制するため
に、メインCPU12へ遅角要求を多段階(2〜3bi
t)で送信し、トランスミッションECU18は、変速
時に変速ショックを和らげるために、メインCPU12
へ遅角要求を多段階(2〜3bit)で送信する。
【0022】メインCPU12は、サブCPU13,ト
ラクションECU17,トランスミッションECU18
から送信されてくる各種の情報に基づいて演算し、その
演算結果を出力回路19を通してイグナイタ20やイン
ジェクタ21等の各種制御対象へ出力して、エンジン制
御を行う。このメインCPU12は、サブCPU13へ
信号線L1,L2を通して後述するように遅角量の情報
(遅角要求)を送信し、信号線L6を通してリセット信
号を送信する。
【0023】ところで、サブCPU13で行う処理をよ
りきめ細かくするために、メインCPU12が遅角制御
している遅角量を多段階でサブCPU13へ送信する方
法としては、通信線の本数を増やすことが考えられる
が、本実施例では、図6に示すように点火TDC信号を
利用することにより、2本の通信線L1,L2を用いて
遅角量と点火TDC信号とを共通の信号線で送信するよ
うにしている。ここで、図6は6気筒4サイクルエンジ
ンの例であり、に示すように、従来の点火TDC信号
(本実施例における遅角量0の場合と同じ)は、各気筒
のTDCタイミングで立ち下がり、TDC後30℃Aに
立ち上げている。従来のシステムでは、点火TDC信号
の立ち下がりエッジのみしか利用していない。
【0024】これに対し、本実施例では、図6の,
に示すように点火TDC信号のLoレベル時間Tを可変
する(具体的には立ち上げタイミングを60℃A,90
℃Aとする)ことによって、メインCPU12が遅角制
御している遅角量をLoレベル時間Tの長さに変換して
サブCPU13へ送信する。この信号には、ノッキング
による遅角を含まなくしておけば、サブCPU13側で
ノッキングによる遅角中か否かを判別することができ
る。何故ならば、ノッキングによる遅角はサブCPU1
3自身がノックセンサ14の出力信号に基づいて判定し
た結果によるものであるからである。この場合、サブC
PU13側での遅角量の判別は、各タイミング(30,
60,90℃A)でのノックセンサ14の出力信号レベ
ルの判別で行うことができる。
【0025】次に、図2に基づいてサブCPU13での
ノック判定値の補正処理及びノック判定処理について説
明する。サブCPU13は、図2のロジックを点火毎に
次のように実行する。
【0026】まず、ステップ201で、エンジン回転
数、気筒に応じたノック判定ベース値をノック判定ベー
スマップを参照して求め、その値をkbaseに保存す
る(ステップ202)。この後、ステップ203で、メ
インCPU12が遅角処理中であるか否かを、メインC
PU12から送信されてくる情報(ノック以外の分)と
サブCPU13自身の遅角要求(ノックの分)とから判
断する。このステップ203の処理は、ノック以外の要
因による遅角要求の有無を判定する“遅角要求判定手
段”として機能する(但し本実施例ではノックによる遅
角要求とノック以外の要因による遅角要求とを併せて判
定する)。
【0027】このステップ203で、メインCPU12
が遅角処理中であると判断されると、ステップ204に
進み、遅角処理時の差分値のマップ220を参照してエ
ンジン回転数に応じた差分値を求め、その値をkdif
fに保存して(ステップ205)、ステップ208に進
む。
【0028】一方、上述したステップ203で、メイン
CPU12が遅角処理中ではないと判断された場合に
は、ステップ206に進んで、差分値kdiffの値が
0より大きいか否かを判断し、0より大きければ、差分
値kdiffをデクリメントして(ステップ207)、
ステップ208に進む。もし、ステップ206で、差分
値kdiff≦0と判断されれば、差分値kdiffを
デクリメントせずにステップ208に進む。
【0029】このステップ208では、前述したステッ
プ202で保存されたノック判定ベース値kbaseか
ら、差分値kdiffを減算して、ノック判定値を計算
する。このステップ208の処理は、ノック以外の要因
による遅角要求が有るときにもノック判定値を低下させ
るように補正する“ノック判定値補正手段”として機能
する。本実施例では、ノックによる遅角時及びノック以
外の要因による遅角時においてノックの検出能力を良好
に確保するために、ステップ208で、全ての遅角時に
ノック判定ベース値kbaseから差分値kdiffを
減算することによって、ノック判定値を低下させてノッ
クの検出感度を高める。
【0030】このようにして求めたノック判定値をノッ
クセンサ14から入力されるノックセンサ信号と比較し
(ステップ209)、ノック判定値≦ノックセンサ信号
の場合には、ノック発生中の信号をメインCPU12に
送信し(ステップ210)、ノック判定値>ノックセン
サ信号の場合には、ノック無しの信号をメインCPU1
2に送信する(ステップ211)。
【0031】次に、図3及び図4に基づいて、サブCP
U13でのフェイル判定レベルの補正処理及びフェイル
判定処理について説明する。サブCPU13は、図3及
び図4のロジックを点火毎に次のように実行する。
【0032】まず、ステップ301で、エンジン回転
数、気筒に応じたフェイル判定ベース値をフェイル判定
ベースマップを参照して求め、その値をfbaseに保
存する(ステップ302)。この後、ステップ303
で、メインCPU12がノック以外の要因で遅角処理中
であるか否かをメインCPU12から送信されてくる情
報(ノック以外の分)によって判断する。このステップ
303の処理は、ノック以外の要因による遅角要求の有
無を判定する“遅角要求判定手段”として機能する。こ
こで、ノック以外の要因による遅角要求としては、例え
ば自動変速機の変速時やトラクションコントロールシス
テムの作動時等において、エンジントルクを一時的に抑
えるために、トランスミッションECU18やトラクシ
ョンECU17からメインCPU12に遅角要求が出さ
れる場合がある。
【0033】上述したステップ303で、メインCPU
12がノック以外の要因で遅角処理中であると判断され
ると、ステップ304に進み、ノック以外の遅角処理時
の差分値のマップを参照してエンジン回転数と遅角量に
応じた差分値を求め、その値をfdlayに保存して
(ステップ305)、ステップ308に進む。
【0034】一方、前述したステップ303で、メイン
CPU12がノック以外の要因で遅角処理中ではないと
判断された場合には、差分値fdlayを0になるまで
デクリメントして(ステップ306,307)、ステッ
プ308に進む。
【0035】このステップ308では、サブCPU13
からノックによる遅角要求が出されているか否かを判断
し、ノックによる遅角要求が出されている場合には、ス
テップ309に進み、ノック遅角時の差分値のマップを
参照して、ノック遅角時の差分値をエンジン回転数と遅
角量に応じて求め、その値をfknkに保存して(ステ
ップ310)、ステップ313に進む。
【0036】一方、前述したステップ308で、サブC
PU13からノックによる遅角要求が出されていないと
判断された場合には、差分値fknkを0になるまでデ
クリメントして(ステップ311,312)、ステップ
313に進む。
【0037】このステップ313では、上記各ステップ
で求められたフェイル判定ベース値fbase、ノック
以外の遅角処理時の差分値fdlay、ノック遅角時の
差分値fknkの値を用いて、次式によりフェイル判定
値を計算する。
【0038】フェイル判定値=fbase−(fdla
y+fknk) このステップ313の処理は、ノック以外の要因による
遅角要求が有るときにフェイル判定値を低下させるよう
に補正する“フェイル判定値補正手段”として機能す
る。
【0039】この後、ステップ314で、フェイル判定
下限マップを参照して、エンジン回転数に応じてフェイ
ル判定下限値(ガード値)を求める。このフェイル判定
下限値は、図7に示す電気ノイズのレベルに設定され、
フェイル判定値をこれ以上低い値に設定すると、ノック
センサ信号が電気ノイズに埋もれてしまい、フェイルを
正確に検出できなくなるレベルに設定されている。
【0040】そして、ステップ315で、ステップ31
3で計算したフェイル判定値をフェイル判定下限値と比
較し、フェイル判定値がフェイル判定下限値を下回る場
合には、ステップ316に進み、フェイル判定値として
フェイル判定下限値を代入して、ステップ317に進
む。一方、フェイル判定値がフェイル判定下限値以上で
ある場合には、そのフェイル判定値をそのまま採用し、
ステップ316を飛び越してステップ317に進む。
【0041】このステップ317では、フェイル判定値
をノックセンサ14から入力されるノックセンサ信号と
比較し、フェイル判定値≧ノックセンサ信号の場合に
は、センサフェイルの信号をメインCPU12に送信し
(ステップ318)、フェイル判定値<ノックセンサ信
号の場合には、センサ正常の信号をメインCPU12に
送信する(ステップ319)。
【0042】次に、図5に基づいてメインCPU12が
実行する点火時期θCALの算出ロジックを説明する。
まず、ステップ501で、点火時期ベースマップを参照
してエンジン回転数,エンジン負荷に応じて基本的な点
火時期θBASEを求める。次いで、ステップ502
で、点火時期補正項(暖機時補正,高温時補正等)を演
算し、それを点火時期ベース値θBASEに反映させ
る。この後、サブCPU13から送信されてくる信号を
受信し、まず、フェイル信号の有無を判断する(ステッ
プ504)。
【0043】もし、フェイル信号を受信した場合には、
ステップ515以降のフェイル判定処理に移る。このフ
ェイル判定処理では、まず、ステップ515で、フェイ
ル判定ディレー時間を経過したか否かを判断し、経過し
ていれば、ステップ516に進んで、運転者への異常警
告としてフェイル信号を出力すると共に、ダイアグノー
シスを記憶し(ステップ517)、エンジン保護のため
のフェイルセーフ値として、ノックによる遅角補正値θ
KNKにθKNKMAX(最遅角ガード値)を代入して
(ステップ518)、ステップ519に進む。もし、ス
テップ515で、フェイル判定ディレー時間を経過して
いないと判断された場合には、上述した各ステップ51
6〜518を飛び越してステップ519に進む。ここ
で、フェイル判定ディレー時間とは、ステップ504に
てフェイル信号を受信してからの所定の時間である。
【0044】一方、前述したステップ504で、フェイ
ル信号を受信していないと判断された場合には、ステッ
プ505に進んで、メインCPU12がフェイル処理を
継続中か否かを判断し、フェイル処理継続中の場合に
は、ステップ512以降の復帰処理に移る。この復帰処
理では、まず、ステップ512で、フェイル復帰ディレ
ー時間を経過したか否かを判断し、経過していれば、ス
テップ513に進んで、フェイル出力を解除し、ノック
による遅角補正値θKNKに0を代入して(ステップ5
14)、ステップ506に進む。もし、ステップ512
で、フェイル復帰ディレー時間を経過していないと判断
された場合には、上述した各ステップ513,514を
飛び越してステップ519に進む。ここで、フェイル復
帰ディレー時間とは、ステップ512以降の復帰処理が
始まってからの所定の時間である。
【0045】このステップ506は、前述したステップ
505で、メインCPU12がフェイル処理を継続中で
ないと判断された場合に実行される。このステップ50
6では、サブCPU13から遅角要求を受信したか否か
を判断し、受信していればステップ507に進んで、ノ
ックによる遅角補正値θKNKに一定値(例えば3)を
加算して新たなノックによる遅角補正値θKNKを求
め、このノックによる遅角補正値θKNKをθKNKM
AX(最遅角ガード値)と比較する(ステップ50
8)。ここで、θKNK≧θKNKMAXと判断されれ
ば、ステップ509に進み、ノックによる遅角補正値θ
KNKにθKNKMAX(最遅角ガード値)を代入し
て、ステップ519に進む。もし、ステップ508で、
θKNK<θKNKMAXと判断されれば、ステップ5
09を飛び越してステップ519に進む。
【0046】一方、前述したステップ506で、サブC
PU13から遅角要求を受信していないと判断された場
合には、ステップ510に進んで、ノックによる遅角補
正値θKNKが0であるか否かを判断し、0でなけれ
ば、ステップ511に進んで、ノックによる遅角補正値
θKNKをデクリメントしてステップ519に進む。も
し、上述したステップ510で、ノックによる遅角補正
値θKNKが0と判断されれば、デクリメントせずに、
ステップ519に進む。
【0047】以上のようにして求めた点火時期ベース値
θBASEとノックによる遅角補正値θKNKを用い、
ステップ519で、点火時期ベース値θBASEからノ
ックによる遅角補正値θKNKを減算して点火時期θC
ALを求める。
【0048】ところで、メインCPU12が遅角処理を
実行している間は、ノックセンサ14に伝わる振動が相
対的に小さくなって、ノックセンサ14の出力信号レベ
ルが全体的に低下する。このため、ノック判定値が高く
設定されていると、小さなノッキングが発生していても
ノック判定ができず、ノック制御性が悪くなる。かとい
って、ノック判定値を低く設定すると、ノッキングが発
生していないときに(つまりノックセンサ14の出力信
号レベルが全体的に高くなるときに)、ノックセンサ1
4の出力信号のノイズレベルとノック判定値とが接近し
てしまい、ノック判定精度が著しく悪くなる。
【0049】また、メインCPU12が遅角処理を実行
する要因として、ノック制御以外にも、例えば自動変速
機の変速時やトラクションコントロールシステムの作動
時等において、エンジントルクを一時的に抑えるため
に、トランスミッションECU18やトラクションEC
U17からメインCPU12に遅角要求が出される場合
がある。従って、ノック制御による遅角制御に対しての
みノック判定値を補正していたのでは、ノック以外の要
因による遅角時にノック判定値が高すぎてノック判定精
度が悪くなってしまい、ドライバビィリティを悪化させ
てしまう。
【0050】そこで、上記実施例では、ノック制御によ
る遅角時と共にノック以外の要因による遅角時にも、ノ
ック判定値を低下させるようにしている。このため、ノ
ック以外の要因による遅角時にも、ノック判定を精度良
く行うことができと共に、遅角時以外は、フェイル判定
値を高い値に設定することができて、ノイズによる影響
を排除することができる。これにより、きめ細かな点火
時期の制御を行うことができて、ドライバビィリティを
向上させることができる。
【0051】また、図7に示すように、ノックセンサ1
4の異常を判定するフェイル判定値は、公差下限値(ノ
ックセンサ14の出力公差等)よりも小さく、且つノイ
ズレベルよりも高く設定されているが、センサ特性の劣
化を検出するには、フェイル判定値は公差下限値以下の
範囲で、できるだけ高い値に設定する必要がある。しか
し、遅角時には、前述したようにノックセンサ14の出
力信号レベルが全体的に低下するため、フェイル判定値
を高く設定すると、遅角時に正常なセンサ出力でもフェ
イル判定値を下回ってしまうことがあり、センサフェイ
ルを誤判定しかねない。
【0052】そこで、上記実施例では、フェイル判定値
についてもノック判定値と同じように補正し、ノック制
御による遅角時と共にノック以外の要因による遅角時に
も、フェイル判定値を低下させるようにしたので、ノッ
ク制御による遅角時と共にノック以外の要因による遅角
時にも、フェイル判定を精度良く行うことができると共
に、遅角時以外は、フェイル判定値を高い値に設定する
ことができて、ノイズによる影響を排除することができ
る。これにより、ノックセンサ14の信号線断線や故障
の検出のみならず、センサ特性の劣化も検出することが
できる。
【0053】更に、上記実施例では、図6に示すよう
に、点火TDC信号のLoレベル時間Tを可変すること
によって、メインCPU12が遅角制御している遅角量
をLoレベル時間Tの長さに変換してサブCPU13へ
送信するようにしたので、メインCPU12から遅角情
報をサブCPU13へ送信する信号線を別途設ける必要
が無く、コスト的に有利である。
【0054】尚、図6に示す例では、点火TDC信号の
Loレベル時間Tによって遅角量を送信するようにした
が、デューティ比で送信するようにすれば、より多段な
送信が可能になる。例えば、図6のを遅角0℃A、
を遅角30℃Aとし、その間を多段階に分割出力できる
ようにする。この信号を受信するサブCPU13側で
は、デューティ比を時間間隔或は充放電電圧とその電圧
のA/D変換によって認識することができる。
【0055】次に、判定値の補正方法の他の例について
説明する。ノック判定値の他の補正方法としては、前例
のデューティ比による多段階な遅角量出力を利用し、メ
インCPU12の遅角量をそのまま用いることが考えら
れる。この場合には、図2において、ステップ204で
参照するマップをメインCPU12での遅角量によって
も変化する2次元マップとし、ステップ203での分岐
を無くして、ステップ202からステップ204にその
まま処理を連続させれば、メインCPU12での遅角量
の変化を随時そのままサブCPU13に取り込むことが
できる。この際、メインCPU12内でなまし処理を実
施すれば、サブCPU13ではなまし処理は必要なくな
る。
【0056】フェイル判定値の他の補正方法についても
同様であり、図3において、ステップ304で参照する
マップをメインCPU12での遅角量によっても変化す
る2次元マップとし、ステップ303での分岐を無くし
て、ステップ302からステップ304にそのまま処理
を連続させれば良い。
【0057】ところで、前述した実施例では、ノック判
定値やフェイル判定値が、遅角無し状態から遅角状態と
なったときに、図2、図3では直ちに判定値を変更して
いる(図2のステップ204,205、図3のステップ
304,305,309,310)。しかしながら、こ
の変更をなまし処理することで、ノック制御の急な変化
を緩やかにすることができる。
【0058】ノック判定値をなまし処理するには、図2
のステップ205の処理に代えて、差分値kdiffを
次式により算出するようにすれば良い。 kdiff=(kdiffi-1 *3+マップ値)/4 kdiff :計算後のkdiff kdiffi-1 :1点火前のkdiff 上式は1/4なましの例であるが、1/3なまし、1/
5なまし等であっても良いことは言うまでもない。
【0059】また、前述した実施例では、フェイル判定
値を補正するために、図4のステップ313において、 フェイル判定値=fbase−(fdlay+fknk) ……(1) の計算を行い、その計算値をフェイル判定下限値でガー
ドをかけるようにしていた(ステップ314〜31
6)。
【0060】しかし、上述したステップ313の処理に
代えて、次式によりフェイル判定値を計算し、フェイル
判定下限値でガードをかけるようにしても良い。 フェイル判定値=fbase*fdlay*fknk ……(2) 上記(1),(2)のいずれの計算式を用いるかの選択
は、遅角によるセンサ出力の低下の特性を考慮して行え
ば良い。
【0061】尚、本発明は、メインCPUとサブCPU
とを通信線で接続し、センサの出力信号をサブCPUで
所定の判定値と比較して判定し、その判定結果をメイン
CPUへ送信して、メインCPUで制御対象を制御する
ようにした制御装置に対して広く適用することができ、
この場合、ノック判定、フェイル判定に限定されず、ノ
ックセンサ以外のセンサの出力信号をサブCPUで所定
の判定値と比較するようにしても良いことは言うまでも
ない。
【0062】また、上記実施例では、図2のステップ2
03において、ノックによる遅角要求とノック以外の要
因による遅角要求とを併せて判定するようにしたが、こ
れらを別々に判定するようにしても良い。
【0063】尚、上記実施例では、ノック制御用のサブ
CPU13とメインCPU12とによるノック制御シス
テムに対して本発明を適用したが、1つのCPUによる
ノック制御システムに対しても本発明を適用させること
が可能である。この場合、図1の構成において、サブC
PU13、及び、サブCPU13とメインCPU12と
の間の通信に使用される通信線L1,L2,L3,L
4,L5,L6は省かれ、ノックセンサ14から入力回
路15を介してサブCPU13に入力されていたノック
信号は、そのままメインCPU12に入力される。
【0064】このシステムにおいて、メインCPU12
は、ノック制御による遅角処理及びノック制御以外の遅
角処理に基づいてノック判定値及びフェイル判定値を算
出し、これらの判定値とノックセンサ信号との大小によ
りノック判定及びフェイル判定を行う。このシステムで
も、前述の実施例と同様の効果が得られる。
【0065】その他、本発明は、ノック判定とフェイル
判定のいずれか一方についてのみ遅角要求による判定値
の補正を施すようにしても良い等、要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、ノック以外の要因による遅
角要求の有無を判定し、遅角要求が有るときには、ノッ
ク判定値を低下させるように補正するので、ノック以外
の要因による遅角時にノック判定を精度良く行うことが
できて、きめ細かなノック制御が可能となる。
【0067】また、請求項2の構成によれば、ノック以
外の要因による遅角要求の有無を判定し、遅角要求が有
るときには、ノックセンサの異常検出用のフェイル判定
値を低下させるように補正するので、ノック以外の要因
による遅角時にノックセンサの異常(フェイル)の誤判
定を防止することができて、フェイル判定精度を向上す
ることができると共に、センサ特性の劣化も検出するこ
とができる。
【0068】また、請求項3の構成によれば、サブCP
Uは、センサの出力信号を読み込んでそれを所定の判定
値と比較し、その判定結果をメインCPUへ送信して、
メインCPUで制御対象を制御すると共に、その制御情
報をメインCPUからサブCPUへ送信して、サブCP
Uで受信情報に応じて判定値を補正するようにしたの
で、メインCPU側の制御内容を考慮して判定値を補正
することができて、センサ出力判定精度を向上すること
ができる。
【0069】この請求項3のシステムをノック制御シス
テムに適用する場合には、実施例4のように、メインC
PUからサブCPUに対して、制御情報として、ノック
以外の要因による遅角要求を送信し、それに応じてサブ
CPUでノック判定値及びフェイル判定値のうちの少な
くとも1つの判定値を補正すれば、メインCPUとサブ
CPUとを組み合わせたシステムにおいても、ノック以
外の要因による外部からの遅角要求に応じてサブCPU
で判定値を適切に補正することができる。
【0070】また、請求項5では、サブCPUは、ノッ
ク以外の要因による遅角要求を受信したときに、ノック
判定値及びフェイル判定値のうちの少なくとも1つの判
定値を低下させるように補正するので、前述した請求項
1又は請求項2と同じく、ノック以外の要因による遅角
時にも、ノック判定精度の向上又はフェイルの誤判定防
止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエンジン制御システ
ムの構成を概略的に示すブロック図
【図2】サブCPUでのノック判定処理の流れを示すフ
ローチャート
【図3】サブCPUでのフェイル判定処理の流れを示す
フローチャート(その1)
【図4】サブCPUでのフェイル判定処理の流れを示す
フローチャート(その2)
【図5】メインCPUでの点火時期算出処理の流れを示
すフローチャート
【図6】点火TDC信号を用いて遅角量をサブCPUに
送信する方法を説明する信号波形図
【図7】ノックセンサ出力とエンジン回転数,公差下限
のノックセンサ出力,フェイル判定値,電気ノイズレベ
ルとの関係を説明する図
【符号の説明】
11…エンジンECU(エンジン制御回路)、12…メ
インCPU、13…サブCPU、14…ノックセンサ、
17…トラクションECU、18…トランスミッション
ECU、20…イグナイタ、21…インジェクタ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 368 C E F02P 5/15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに取り付けられたノックセンサ
    の出力信号をノック判定値と比較し、その比較結果に応
    じて点火時期を制御する制御装置において、 ノック以外の要因による遅角要求の有無を判定する遅角
    要求判定手段と、 前記遅角要求が有るときに前記ノック判定値を低下させ
    るように補正するノック判定値補正手段とを備えたこと
    を特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンに取り付けられたノックセンサ
    の出力信号に応じて点火時期を制御すると共に、前記ノ
    ックセンサの出力信号をフェイル判定値と比較して前記
    ノックセンサの異常の有無を判定する制御装置におい
    て、 ノック以外の要因による遅角要求の有無を判定する遅角
    要求判定手段と、 前記遅角要求が有るときに前記フェイル判定値を低下さ
    せるように補正するフェイル判定値補正手段とを備えた
    ことを特徴とする制御装置。
  3. 【請求項3】 センサの出力信号を所定の判定値と比較
    して判定するサブCPUと、このサブCPUから受信し
    た判定結果を考慮して制御対象を制御するメインCPU
    とを備えた制御装置において、 前記メインCPUは、自身の制御情報を前記サブCPU
    へ送信し、 前記サブCPUは、前記メインCPUから受信した制御
    情報に応じて前記判定値を補正することを特徴とする制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記センサはエンジンに取り付けられて
    エンジンに発生するノックを検出するノックセンサであ
    り、 前記制御情報はノック以外の要因による遅角要求であ
    り、 前記判定値はノックを判定するノック判定値及び前記ノ
    ックセンサのフェイルを判定するフェイル判定値のうち
    の少なくとも1つであることを特徴とする請求項3記載
    の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記サブCPUは、前記ノック以外の要
    因による遅角要求により、前記ノック判定値及び前記フ
    ェイル判定値のうちの少なくとも1つの判定値を低下さ
    せるように補正することを特徴とする請求項4記載の制
    御装置。
JP25402194A 1994-09-05 1994-10-20 制御装置 Pending JPH08128377A (ja)

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JP23593994 1994-09-05
JP6-235939 1994-09-05
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