JPH08127495A - 巻上機用過荷重防止装置 - Google Patents

巻上機用過荷重防止装置

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JPH08127495A
JPH08127495A JP26889894A JP26889894A JPH08127495A JP H08127495 A JPH08127495 A JP H08127495A JP 26889894 A JP26889894 A JP 26889894A JP 26889894 A JP26889894 A JP 26889894A JP H08127495 A JPH08127495 A JP H08127495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hoisting
overload
self
button switch
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP26889894A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sato
正秋 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過荷重保護を確実に行なう。 【構成】 過荷重保護リレー30の作動状態を押しボタ
ンスイッチ箱に設けた自己保持解除ボタンスイッチ35
の操作で解除するようにし、該過荷重保護リレーが作動
した後に巻下げ操作を行なっても過荷重保護状態を維持
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動巻上機に係り、特に
この電動巻上機の過荷重防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動チェンブロックは、小形軽
量及び低価格が重視されることから、過荷重防止装置は
本体に内蔵され、過荷重を巻き上げたときの巻上機構の
機械的な変位に応動して巻上用押しボタンスイッチ回路
を開路すると共に該状態を自己保持する過荷重保護リレ
ーを備えている。そして、この過荷重保護リレーの自己
保持解除は巻下用押しボタンスイッチを操作することに
より行なっている。
【0003】このような巻上機の過荷重防止装置は、特
開昭58−125597号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻下用
押しボタンスイッチを操作することにより過荷重保護動
作状態が解除されてしまう過荷重防止装置は、過荷重状
態であるときに、作業者が該過荷重状態であることを看
過して巻上用押しボタンスイッチと巻下用押しボタンス
イッチを交互に操作して該電動巻上機を運転すると、該
過荷重を巻き上げてしまう危険がある。
【0005】従って本発明の目的は、過荷重状態で過荷
重保護リレーが作動したときには、該作動状態を確実に
保持して保護状態を維持することができる過荷重防止装
置を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、過荷重を排除
した後には保護状態を容易に解除することができる過荷
重防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、荷重の
巻き上げ及び巻き下げを行なう巻上機構と、この巻上機
構の巻き上げ及び巻き下げ動作を制御する巻上及び巻下
用の押しボタンスイッチと、前記巻上機構が過荷重を巻
き上げたときに作動して前記巻上用押しボタンスイッチ
回路を開路すると共に該状態を自己保持する過荷重保護
リレーを備えた巻上機において、前記過荷重保護リレー
の自己保持状態を解除する自己保持解除ボタンスイッチ
を設けたことにある。
【0008】そして、更には、前記巻上及び巻下用の押
しボタンスイッチ及び自己保持解除ボタンスイッチは前
記巻上機構から垂下したスイッチ箱に設けたことにあ
る。
【0009】
【作用】過荷重保護リレーの作動状態は、自己保持解除
ボタンスイッチの操作で解除されるので、該過荷重保護
リレーが作動した後に巻下操作を行なっても過荷重保護
状態が維持される。
【0010】そして、過荷重を排除した後には押しボタ
ンスイッチ箱に設けた自己保持解除ボタンスイッチを操
作することにより保護状態を容易に解除できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明になる電動チェンブロックを図
面を参照して説明する。図1は本発明になる電動チェン
ブロックにおける操作回路の回路図、図2は該電動チェ
ンブロックの電気回路の全体的なブロック図、図3は前
記操作回路の通常荷重運転時の動作タイムチャート、図
4は同過荷重運転時の動作タイムチャート、図5は過荷
重検出機構の動作説明図、図6は該電動チェンブロック
の外観図である。
【0012】この実施例における電動チェンブロック
は、図6に示すように、モートル,ブレーキ,減速歯車
機構,巻取り部等で構成される巻上機構と、該巻上機構
に組み込まれて過荷重を巻き上げたときに作動する過荷
重検出機構と、制御部を内蔵する本体部15と、該本体
部15を吊り下げる上フック16と、前記巻上機構に駆
動されて上下動するリンクチェン17と、該リンクチェ
ン17の下端に設けられて荷重を吊り下げる下フック1
8と、給電ケーブル19と、本体部15から垂下された
操作ケーブル20と、該操作ケーブル20の下端に設け
られた押しボタンスイッチ箱21を備える。
【0013】押しボタンスイッチ箱21は、巻上押しボ
タンスイッチ(押しボタン)2,巻下押しボタンスイッ
チ(押しボタン)4及び常閉の自己保持解除ボタンスイ
ッチ(ボタン)35を備える。
【0014】前記過荷重検出機構は、図5に示すよう
に、減速歯車機構に内蔵され、定格荷重以内の通常の荷
重巻き上げ動作では、外歯車22と内歯車23が圧縮バ
ネ24の伸力で相対的に回転することなくモートルの回
転を巻取り部に伝達して該荷重の巻き上げを行なう。し
かしながら、過荷重状態では、圧縮バネ24を更に圧縮
して外歯車22と内歯車23の間に相対的な回転運動を
発生し、外歯車22に設けた円錐穴に収納したスチール
ボール25が該相対運動によって円錐面を乗り上げてス
トライカー26を押出して過荷重による機械的変位を生
成し、このストライカー26の変位を検出レバー27を
介してマイクロスイッチ(MS)28に伝えて該マイク
ロスイッチ28を作動させる構成である。この実施例で
は、過荷重を検出した状態ではマイクロスイッチ28の
接点が閉じる。
【0015】この実施例における電動チェンブロックの
全体的な電気回路は、図2に示すように、3相電源R,
S,Tから巻上用電磁スイッチ接点36及び巻下用電磁
スイッチ接点37を介してモートル38及びブレーキ3
9に給電する。巻上用電磁スイッチ接点36とモートル
38の間に介在させた過巻き上げリミットスイッチ13
は後述する操作回路40による制御では過巻き上げ動作
を停止することができないときに開路する。
【0016】操作回路40の操作電源は、降圧変圧器1
4を介して電源R,Sから供給される。この操作回路4
0は、図1に示すように、前記巻上押しボタンスイッチ
2と巻上リミットスイッチ11を介して操作電源に接続
されて前記巻上用電磁スイッチ接点36を開閉する巻上
用電磁スイッチコイル1と、巻下押しボタンスイッチ4
と巻下リミットスイッチ12を介して操作電源に接続さ
れて前記巻下用電磁スイッチ接点37を開閉する巻下用
電磁スイッチコイル5と、前記過荷重検出機構における
マイクロスイッチ28を介して操作電源に接続される過
荷重検出リレー(コイル)29と、この過荷重検出リレ
ー(コイル)29の常開接点33と自己保持接点34の
並列回路と前記自己保持解除ボタンスイッチ35を直列
に介して操作電源に接続される過荷重保護リレー(コイ
ル)30とを備える。そして更に、前記巻上用電磁スイ
ッチコイル1に対しては、前記過荷重検出リレー29の
常閉接点31と前記過荷重保護リレー30の常閉接点3
2が直列に接続される。
【0017】以上の構成において、定格荷重を巻き上げ
る通常の運転状態ではマイクロスイッチ28は開路状態
にあり、従って、過荷重検出リレー29は不作動状態に
あるので、巻上用電磁スイッチコイル1及び巻下用電磁
スイッチコイル5は巻上押しボタンスイッチ2及び巻下
押しボタンスイッチ4の操作によって制御可能な状態に
ある。
【0018】そして、図3に示すように、巻上用電磁ス
イッチコイル1または巻下用電磁スイッチコイル5が付
勢されると、巻上用電磁スイッチ接点36または巻下用
電磁スイッチ接点37を閉じてモートル38及びブレー
キ39を作動させて、荷重の巻き上げまたは巻き下げを
行なう。
【0019】このような巻き上げ運転時に過荷重状態が
発生した場合、図4に示すように、巻上押しボタンスイ
ッチ2を押して巻上用電磁スイッチコイル1を付勢し、
巻上用電磁スイッチ接点36を閉じて巻き上げ動作を行
なうと、前述したようにマイクロスイッチ28が閉路す
るので過荷重検出リレーコイル29が付勢されて常開接
点33が閉路し、過荷重保護リレー30を付勢して常閉
接点32を開路して巻上用電磁スイッチコイル1を消勢
することにより巻上用電磁スイッチ接点36を開路して
モートル38を止める。このとき、過荷重保護リレー3
0は自己保持接点34が閉じて自己保持される。その後
は、巻下押しボタンスイッチ4を操作すれば巻下用電磁
スイッチコイル5が付勢されて巻き下げ動作するが、過
荷重保護リレー30の自己保持が解除されることがない
ので、巻き上げ操作には応動しない。 そして、過荷重
を取り除いて自己保持解除ボタンスイッチ35を押して
開路すれば、過荷重保護リレー30の自己保持が解除さ
れるので、巻き上げ操作が可能になる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明は、過荷重保護リ
レーの作動状態を自己保持解除ボタンスイッチの操作で
解除するようにしたので、該過荷重保護リレーが作動し
た後に巻下げ操作を行なっても過荷重保護状態が維持さ
れる。
【0021】そして、自己保持解除ボタンスイッチは押
しボタンスイッチ箱に設けられているので、容易に解除
操作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電動チェンブロックにおける操作
回路の回路図である。
【図2】本発明になる電動チェンブロックの電気回路の
全体的なブロック図である。
【図3】本発明になる電動チェンブロックにおける操作
回路の通常荷重運転時の動作タイムチャートである。
【図4】本発明になる電動チェンブロックにおける操作
回路の過荷重運転時の動作タイムチャートである。
【図5】本発明になる電動チェンブロックの過荷重検出
機構の動作説明図である。
【図6】本発明になる電動チェンブロックの外観図であ
る。
【符号の説明】
1 巻上用電磁スイッチ(コイル) 2 巻上押しボタンスイッチ 4 巻下押しボタンスイッチ 5 巻下用電磁スイッチ(コイル) 29 過荷重検出リレー(コイル) 30 過荷重保護リレー(コイル) 35 自己保持解除ボタンスイッチ 36 巻下用電磁スイッチ接点 37 巻上用電磁スイッチ接点 38 モートル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重の巻き上げ及び巻き下げを行なう巻
    上機構と、この巻上機構の巻き上げ及び巻き下げ動作を
    制御する巻上及び巻下用の押しボタンスイッチと、前記
    巻上機構が過荷重を巻き上げたときに作動して前記巻上
    用押しボタンスイッチ回路を開路すると共に該状態を自
    己保持する過荷重保護リレーを備えた巻上機において、
    前記過荷重保護リレーの自己保持状態を解除する自己保
    持解除ボタンスイッチを設けたことを特徴とする巻上機
    用過荷重防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記巻上及び巻下用
    の押しボタンスイッチ及び自己保持解除ボタンスイッチ
    は前記巻上機構から垂下したスイッチ箱に設けたことを
    特徴とする巻上機用過荷重防止装置。
JP26889894A 1994-11-01 1994-11-01 巻上機用過荷重防止装置 Pending JPH08127495A (ja)

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