JPH08127360A - 自動車のサブフレーム取付構造 - Google Patents

自動車のサブフレーム取付構造

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Publication number
JPH08127360A
JPH08127360A JP26552894A JP26552894A JPH08127360A JP H08127360 A JPH08127360 A JP H08127360A JP 26552894 A JP26552894 A JP 26552894A JP 26552894 A JP26552894 A JP 26552894A JP H08127360 A JPH08127360 A JP H08127360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subframe
panel
bottom wall
dash
lower panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP26552894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshige Nagumo
宏重 南雲
Kazuhiko Tsukaguchi
和彦 塚口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP26552894A priority Critical patent/JPH08127360A/ja
Publication of JPH08127360A publication Critical patent/JPH08127360A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面衝突時にサブフレームの後退移動により
フロアパネルが脆弱部から下方へ屈曲変形した際に、ダ
ッシュロアパネル下側の傾斜壁を略平行に後方へ変形移
動させて乗員足元周りの居住空間を確保できるサブフレ
ーム取付構造の提供を図る。 【構成】 左右一対のサイドメンバ1の下面に跨って結
合したフロントサスペンション支持用のサブフレーム1
0をダッシュロアパネル4の底壁4cよりも下方にオフ
セットして配設し、該サブフレーム10とサイドメンバ
1下面との結合点を前記底壁4cの後端と、フロアパネ
ル3に車幅方向に設けた脆弱部6との間の範囲に設定し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のフロントサスペ
ンションを支持するサブフレーム取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は従来の自動車のサブフレー
ム取付構造を示すもので、1はエンジンルームE・Rの
側壁を構成するフードレッジパネル2の側面からフロア
パネル3の下面に亘って車体前後方向に接合配置したサ
イドメンバで、フードレッジパネル2とダッシュロアパ
ネル4の縦壁部4aに続く傾斜壁4bとに接合したフロ
ントサイドメンバ1Aと、このフロントサイドメンバ1
Aに連続して前記傾斜壁4bからフロアパネル3の下面
に亘って接合したエクステンションメンバ1Bとから構
成されている。
【0003】エンジンルームE・Rと車室Rとを隔成す
る前記ダッシュロアパネル4は、傾斜壁4bに続く底壁
4cの後端部をフロアパネル3の前端部上に重合して接
合してあり、該フロアパネル3上に配設したシート5の
前側取付け位置近傍の前方位置には、フロアパネル3を
下方に向けて凹設して脆弱部6を車幅方向に形成してあ
る。
【0004】フロントサスペンション支持用のサブフレ
ーム7は中央部7cを門型に弯曲形成してあると共に、
左右両側部にそれぞれ前後一対の取付部7a,7bを二
股状に形成してあって、前側取付部5aをフロントサイ
ドメンバ1Aの下方に突出形成した取付座1aの下面
に、後側取付部7bをダッシュロアパネル4の底壁4c
の側方で前記エクステンションメンバ1Bの下面にそれ
ぞれ防振ブッシュ8を介してボルト・ナット9により結
合してある。
【0005】この類似構造は、例えば実開平1−158
283号公報に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の構造は車
両の前面衝突時にサブフレーム7が後退移動した際に、
フロアパネル3を脆弱部6を基点としてエクステンショ
ンメンバ1Bと共に下方へくの字状に屈曲変形させて衝
突エネルギーを吸収させようとするものであるが、サブ
フレーム7の後側取付部7bをダッシュロアパネル4の
底壁4cの側方でエクステンションメンバ1Bの下面に
結合してあるため、該結合点でエクステンションメンバ
1Bが後方へ衝突入力を受けることによって、脆弱部6
の前方でフロアパネル3およびダッシュロアパネル4の
底壁4cが下方へ屈曲変形する傾向にあることと、サブ
フレーム7の門型に形成した中央部7cがダッシュロア
パネル4の傾斜壁4bに干渉することによって、該傾斜
壁4bが図5の鎖線で示すように立上がるように変形す
るようになって、シート5に着座して足Fを傾斜壁4b
に乗せた乗員Hの足元周りの居住空間が狭められてしま
う。
【0007】そこで、本発明は車両の前面衝突時にサブ
フレームが後退移動した際には、ダッシュロアパネルの
傾斜壁を略平行に後方へ変形させることができて、乗員
足元周りの居住空間を確保することができる自動車のサ
ブフレーム取付構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、ダ
ッシュロアパネルの傾斜壁に続く底壁をフロアパネルに
接合し、該フロアパネルのシート前側取付け位置近傍の
前方位置に車幅方向に脆弱部を形成すると共に、前記傾
斜壁からフロアパネルに亘って接合した左右一対のサイ
ドメンバの下面に跨ってフロントサスペンション支持用
のサブフレームを結合した構造において、前記サブフレ
ームをダッシュロアパネルの底壁よりも下方にオフセッ
トして配設すると共に、該サブフレームとサイドメンバ
下面との結合点をダッシュロアパネルの底壁後端と脆弱
部との間の範囲に設定してある。
【0009】請求項2にあっては、サイドメンバの下面
との結合点をダッシュロアパネルの底壁後端と脆弱部と
の間の範囲に設定したサブフレームを、該サイドメンバ
の下面よりも下方にオフセットして配設したことを特徴
としている。
【0010】
【作用】請求項1によれば、車両の前面衝突の際にサブ
フレームが後退移動すると、フロアパネルは脆弱部を基
点としてサイドメンバと共に下方へくの字状に屈曲変形
するようになるが、この時、サブフレームとサイドメン
バ下面との結合点をダッシュロアパネルの底壁後端と脆
弱部との間の範囲に設定してあるため、該結合点に後方
へ向けて作用する衝突入力によってダッシュロアパネル
の底壁から傾斜壁に亘る下側部が全体的に後方へ牽引さ
れる傾向となり、しかも、サブフレームをダッシュロア
パネルの底壁よりも下方にオフセットして配設してある
ため、該サブフレームと前記傾斜壁との干渉が回避され
ることから、該傾斜壁が全体的に略平行に後方へ変形移
動するようになる。
【0011】この結果、ダッシュロアパネルの下側部全
体の乗員足元周りの居住空間を確保できて安全性を一段
と高めることができる。
【0012】請求項2によれば、サイドメンバ下面との
結合点をダッシュロアパネルの底壁後端と脆弱部との間
の範囲に設定したサブフレームを、該サイドメンバの下
面よりも下方にオフセットして配設してあるから、車両
の前面衝突時にサブフレームが後退移動した際に、サブ
フレームがダッシュロアパネルの下側部と干渉しないこ
とはもとより、サイドメンバに干渉することがないた
め、ダッシュロアパネルの下側部の全体的な後方平行移
動をより一層確実に行わせることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0014】図1〜図3において、フードレッジパネル
2の側面から車体フロア3の下面に亘って車体前後方向
に接合配置した左右一対のサイドメンバ1は、フードレ
ッジパネル2とダッシュロアパネル4の縦壁部4aに続
く傾斜壁4bとに接合したフロントサイドメンバ1A
と、このフロントサイドメンバ1Aに連続して前記傾斜
壁4bからフロアパネル3の下面に亘って接合したエク
ステンションメンバ1Bとで構成している。
【0015】エンジンルームE・Rと車室Rとを隔成す
る前記ダッシュロアパネル4は、傾斜壁4bに続く底壁
4cの後端部をフロアパネル3の前端部上に重合して接
合してある。
【0016】フロアパネル3のシート5の前側取付け位
置近傍の前方位置には、フロアパネル3を下方に向けて
凹設して脆弱部6を車幅方向に形成してある。
【0017】フロントサスペンション支持用のサブフレ
ーム10は、その両側部にそれぞれ前後一対の取付部1
0a,10bを二股状に形成してある。
【0018】前記取付部10aはフロントサイドメンバ
1Aの下方に突出形成した取付座1aの下面に防振ブッ
シュ8を介してボルト・ナット9により結合してある。
【0019】後側取付部10bは前側取付部10aに比
較して後方へ向けて長く延長して形成してあって、前記
ダッシュロアパネル4の底壁4cの後端と脆弱部6との
間の範囲L内で、前記エクステンションメンバ1Bの下
面に防振ブッシュ8を介してボルト・ナット9により結
合してある。
【0020】このサブフレーム10はダッシュロアパネ
ル4の底壁4cよりも下方にオフセットした配置となる
ように平坦に形成してあり、本実施例にあってはエクス
テンションメンバ1Bの下面よりも下方にオフセットし
た配置となるように、該サブフレーム10の上面をエク
ステンションメンバ1Bの下面と略平行して平坦に形成
してある。
【0021】以上の実施例構造によれば、車両の前面衝
突の際にサブフレーム10が後退移動すると、フロアパ
ネル3は脆弱部6を基点とエクステンションメンバ1B
と共に下方へくの字状に屈曲変形して衝突エネルギーを
吸収する。
【0022】この時、サブフレーム10の後側取付部1
0bとエクステンションメンバ1Bの下面とのボルト・
ナット9による結合点を、ダッシュロアパネル4の底壁
4cの後端と脆弱部6との間の範囲L内に設定してある
ため、該結合点に後方へ向けて作用する衝突入力によっ
てダッシュパネル4の底壁4cから傾斜壁4bに亘る下
側部が全体的に後方へ牽引される傾向となる。
【0023】また、これと併せてサブフレーム10をダ
ッシュロアパネル4の底壁4cよりも下方にオフセット
した配置としてあって、該サブフレーム10と傾斜壁4
bとの干渉が回避されることから、該傾斜壁4bが図2
の鎖線で示すように全体的に略平行に後方へ変形移動す
るようになる。
【0024】この結果、ダッシュロアパネル4の下側部
全体の乗員足元周りの居住空間を確保できて安全性を一
段と高めることができる。
【0025】特に本実施例にあっては前述のように、サ
ブフレーム10がエクステンションメンバ1Bの下面よ
りも下方にオフセットした配置となるように、該サブフ
レーム10の上面をエクステンションメンバ1Bの下面
と略平行して平坦に形成してあるから、前述の車両の前
面衝突時にサブフレーム10が後退移動した際には、該
サブフレーム10がダッシュロアパネル4の傾斜壁4
b,底壁4cを含む下側部と干渉しないことはもとよ
り、エクステンションメンバ1Bに干渉することがない
ため、ダッシュロアパネル4の下側部全体の略平行な後
方への変形移動をより一層確実に行わせることができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
【0027】(1)サイドフレームをダッシュロアパネ
ルの底壁よりも下方にオフセットして配置し、該サイド
フレームとサイドメンバ下面との結合点をダッシュロア
パネルの底壁後端と、フロアパネルの脆弱部との間の範
囲に設定してあるため、車両の前面衝突時にサブフレー
ムの後退移動によりフロアパネルが脆弱部を基点として
サイドメンバと共に下方へくの字状に屈曲変形した際
に、ダッシュロアパネルの底壁から傾斜壁に亘る下側部
が全体的に後方へ牽引されると共に、サブフレームと該
傾斜壁との干渉が回避されることによって傾斜壁が全体
的に略平行に後方へ変形移動し、以て、ダッシュロアパ
ネルの下側部全体の乗員足元周りの居住空間を確保でき
て安全性を一段と高めることができる。
【0028】(2)サイドメンバ下面との結合点をダッ
シュロアパネルの底壁後端と脆弱部との間の範囲に設定
したサブフレームを、該サイドメンバの下面よりも下方
にオフセットして配設することにより、車両の前面衝突
時にサブフレームが後退移動した際に、サブフレームが
ダッシュロアパネルの下側部と干渉しないことはもとよ
りサイドメンバに干渉することがないため、ダッシュロ
アパネルの下側部の全体的な後方への平行移動をより一
層確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す略示的平面図。
【図2】本発明の一実施例の略示的断面説明図。
【図3】本発明の一実施例のサブフレーム配設状態を示
す斜視図。
【図4】従来の構造を示す略示的平面図。
【図5】従来の従来構造の略示的断面説明図。
【図6】従来の従来構造のサブフレーム配設状態を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 サイドメンバ 3 フロアパネル 4 ダッシュロアパネル 4b 傾斜壁 4c 底壁 5 シート 6 脆弱部 10 サブフレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダッシュロアパネルの傾斜壁に続く底壁
    をフロアパネルに接合し、該フロアパネルのシート前側
    取付け位置近傍の前方位置に車幅方向に脆弱部を形成す
    ると共に、前記傾斜壁からフロアパネルに亘って接合し
    た左右一対のサイドメンバの下面に跨ってフロントサス
    ペンション支持用のサブフレームを結合した構造におい
    て、前記サブフレームをダッシュロアパネルの底壁より
    も下方にオフセットして配設すると共に、該サブフレー
    ムとサイドメンバ下面との結合点をダッシュロアパネル
    の底壁後端と脆弱部との間の範囲に設定したことを特徴
    とする自動車のサブフレーム取付構造。
  2. 【請求項2】 サブフレームをサイドメンバの下面より
    も下方にオフセットして配設したことを特徴とする請求
    項1記載の自動車のサブフレーム取付構造。
JP26552894A 1994-10-28 1994-10-28 自動車のサブフレーム取付構造 Pending JPH08127360A (ja)

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JP26552894A JPH08127360A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 自動車のサブフレーム取付構造

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JPH08127360A true JPH08127360A (ja) 1996-05-21

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JP (1) JPH08127360A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1262396A1 (de) * 1997-03-01 2002-12-04 Adam Opel Ag Hilfsrahmen für die Vorder- oder Hinterradaufhängung eines Kraftfahrzeuges
JP2010533094A (ja) * 2007-07-09 2010-10-21 ルノー・エス・アー・エス ミニクレードルの取付けのための経済的なろ過構造体
CN103129620A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 铃木株式会社 车辆前部的下部车身构造
JP2021172128A (ja) * 2020-04-20 2021-11-01 マツダ株式会社 車両の前部車体構造

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CN103129620A (zh) * 2011-11-29 2013-06-05 铃木株式会社 车辆前部的下部车身构造
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