JPH081261Y2 - ガバナロープ張り車装置の調整装置 - Google Patents

ガバナロープ張り車装置の調整装置

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JPH081261Y2
JPH081261Y2 JP1990029058U JP2905890U JPH081261Y2 JP H081261 Y2 JPH081261 Y2 JP H081261Y2 JP 1990029058 U JP1990029058 U JP 1990029058U JP 2905890 U JP2905890 U JP 2905890U JP H081261 Y2 JPH081261 Y2 JP H081261Y2
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JP
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governor rope
bracket
fitting
guide rail
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JP1990029058U
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JPH03122065U (ja
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俊治 浅川
春嘉 新美
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株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエレベータのガバナロープ張り車装置の調整
装置に係り、特に、支持金具の高さ位置調整の作業効率
を向上するのに好適なガバナロープ張り車装置の調整装
置に関する。
〔従来の技術〕
一般にエレベータにあつては、昇降路内を昇降するか
ごにガバナロープの両端をそれぞれ連結し、このガバナ
ロープの上側ループ部を昇降路上部の機械室に設置され
る調速機に巻掛けて、この調速機によりガバナロープを
介してかごの昇降速度を制御している。そして、上記の
昇降路内に備えられるガバナロープ張り車装置は、上記
のガバナロープの下側ループ部が巻掛けられる張り車
と、昇降路内に立設されるガイドレールの下部に締結さ
れる支持金具と、この支持金具に一端が回動可能に取付
けられ、張り車を回転可能に支持する支持体と、この支
持体の他端に装着されるおもりとを含んでいる。
このようなガバナロープ張り車装置では、支持体を水
平方向に配置して、この支持体に加えられるおもりや張
り車などの荷重により、張り車を介してガバナロープに
所定の張力を与えるようになつている。そして、上記の
ガバナロープが次第に伸長し、支持体のおもり側が支持
金具側より下がる場合、支持体に加えられる垂直方向の
荷重が小さくなるので、支持体が水平状態となるように
調整する必要がある。
そこで従来、例えば実開昭62-128070号公報に記載さ
れるように、おもりを治具により保持するものが提案さ
れている。上記の治具でおもりを保持することにより支
持体に加えられる荷重を取除いた状態で、支持金具の高
さ位置を下げた後、治具をおもりから取外して支持体に
再び荷重を加えて、この支持体が水平状態となることを
確認するようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来技術にあつては、支持体を調
整する都度、治具の着脱を要するばかりか、おもりの高
さ位置に応じて治具の保持部の高さ位置を調整する必要
があるので、作業時間がかなり掛かるという問題があつ
た。また、治具の持ち運びが不便であつた。
本考案はこのような従来技術における実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、支持体に荷重が加わつてい
る状態のままで支持金具の高さ位置を容易に調整出来る
とともに、小型軽量化を図ることのできるガバナロープ
張り車装置の調整装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のこうした目的は、エレベータのかごに両端が
それぞれ連結されるガバナロープの下側ループ部が巻掛
けられる張り車と、上記かごが上昇すると上昇路内に立
設されるガイドレールの下部に締結される支持金具と、
この支持金具に一端が回動可能に取り付けられ上記張り
車を回転可能に支持する支持体と、この支持体の他端に
装着されるおもりとを含むガバナロープ張り車装置に用
いられ、上記支持金具の高さ位置調整を行うガバナロー
プ張り車装置の調整装置であって、両端部にねじ部を有
し、中央部で締結具を介してガイドレールに着脱可能に
取付けられて支持金具と所定間隔を置いてその上方に配
置されるブラケットと、このブラケットの両端部の上記
ねじ部に上方から螺合し、頭部を締め込み操作すること
により先端部で支持金具を押圧して下降させることので
きる一対の押しボルトとで構成した」ことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲に記載されているとおりのガバ
ナロープ張り車装置の調整装置により達成される。
〔作用〕 本考案はこのような構成を備えているので、支持金具
と所定間隔を置いてその上方に配置されるブラケットを
ガイドレールに取付け、このブラケットの両端部のねじ
部に一対の押しボルトを螺合してそれらの各頭部を締め
込み操作することにより先端部を支持金具に当接させ、
次いで、支持金具の締結を解除する。しかる後、押しボ
ルトの各頭部を引き続き締め込み操作すると、一対の押
しボルトは、協働して支持金具をブラケットから離れる
方向に押し込み、支持金具に偏った力が働くことなく、
支持金具を、ほとんど水平を保った状態で所望の位置に
円滑に下降させることができるため、支持金具の高さ位
置の調整を容易かつ正確に行える。また、この支持金具
の高さ位置の調整は、押しボルトの各頭部を締め込み操
作することにより行うため、上方から行えて楽な姿勢で
作業が行え、ボルト締め込み用具のボルト頭部へのセッ
トもやりやすい。支持金具の高さ位置の調整終了後は、
支持金具をガイドレールに締結する。
〔実施例〕
以下、本考案のガバナロープ張り車装置の調整装置の
実施例を図に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本考案のガバナロープ張り車装
置の調整装置の一実施例を示す説明図で、第1図は支持
金具の高さ位置調整を行う状態を示す昇降路内の側面
図、第2図はブラケツトがガイドレールに取付けられる
状態を示す横断面図、第3図は調整装置の構成を示す斜
視図である。なお、第2図は第1図のII-II線に沿う横
断面図である。
第1図に示すガバナロープ張り車装置1は、図示しな
いエレベータのかごが昇降する昇降路2内に備えられる
とともに、上記のかごに両端がそれぞれ連結されるガバ
ナロープ3の下側ループ部3aが巻掛けられる張り車4
と、昇降路2内に立設されるガイドレール5の下部にボ
ルト6を介し締結される支持金具7と、この支持金具7
に一端がピン8を介して回動可能に取付けられ、中間部
で、張り車4をピン9を介して回動可能に支持する支持
体10と、この支持体10の他端に装着されるおもり11とを
含んでいる。このようなガバナロープ張り車装置1で
は、支持体10を水平状態に配置しておいて、この支持体
10に加えられるおもり11や張り車4などの荷重により、
張り車4を介してガバナロープ3に所定の張力を与える
ようになつている。
そして、本実施例の調整装置21は、ガイドレール5の
下部に取付けられ、支持金具7より所定距離だけ上方に
配置されるブラケツト22と、このブラケツト22の両端に
それぞれ上方から螺合して先端が支持金具7を押圧する
一対の押しボルト23とからなつている。上記のブラケツ
ト22は、第2図に示すように、中央部で締結金具24を介
してガイドレール5に締結されるとともに、第3図に示
すように両端にそれぞれの押しボルト23が螺合するねじ
部22aを有している。なお、これらの押しボルト23、ね
じ部22aにより、ブラケツト22に係合され、支持金具7
を上下方向に移動させる作動手段を構成している。ま
た、上述した支持金具7およびブラケツト22間の所定距
離は、押しボルト23のボルト長さ寸法よりも小さく設定
されている。
この実施例にあつては、ガバナロープ3が次第に伸長
して、その結果、支持体10のおもり11側が支持金具7側
より所定量を越えて下がる場合、まずブラケツト22を支
持金具7より所定距離だけ上方に配置してガイドレール
5の下部に締結具24を介して締結した後、ブラケツト22
のねじ部22aに螺合する一対の押しボルト23を、その頭
部を締め込み操作することによりそれぞれの先端が支持
金具7に当接するまで締め込む。この状態で支持金具7
のボルト6をゆるめた後、押しボルト23をさらに締め込
むことによつて、支持体10が水平状態となるまで支持金
具7を下降させる。このとき、ボルト6を上記のように
ゆるめても、支持金具7は押しボルト23を介してブラケ
ツト22で支持されるので、支持金具7の上昇が防止され
ている。次いで、ボルト6を締め付けて、支持金具7を
ガイドレール5に締結するようになつている。
本実施例のガバナロープ張り車装置の調整装置は、以
上のような操作をするだけで支持金具7の高さ位置を調
節することができるので、支持体10におもり11等の加重
が加わっている状態のもとで、特別の治具を用いること
なく、支持金具7の高さ位置を容易に調節することがで
きる。その高さ位置の調節をする場合、特に、支持金具
7を、ブラケット22の両端部に螺合した一対の押しボル
ト23によりブラケット22から離れる方向に押し込むよう
にしているため、支持金具7に偏った力が作用せず、支
持金具7を、ほとんど水平を維持した状態で所望の位置
へ円滑に移動させることができる。また、支持金具7の
上方にブラケット22を配置し、そのブラケット22のねじ
部に上方から押しボルト23を螺合するようにして、ボル
ト頭部の締め込み操作により支持金具7の高さ位置の調
整を行えるようにしているため、その調整のための作業
が上方から行えて楽な姿勢で行える。さらに、ボルト頭
部の位置も容易に目視でき、ボルト締め付け用具のボル
ト頭部へのセットもやりやすい。したがって、本実施例
によれば、支持金具7の高さ位置の調整が容易かつ正確
に行えて、作業性、操作性の良好なガバナロープ張り車
装置の調整装置が得られる。調整装置21はガイドレール
5下部に位置するので、上記の支持金具7の高さ位置調
整後も、調整装置21を上記のように設置しておいても邪
魔にならず、この調整装置21の着脱などに要する作業時
間を少なくすることができる。支持金具7を調整しよう
とする高さ位置に応じて、押しボルト23の長さ寸法およ
びブラケツト22の取付位置を設定することによつて、容
易に支持金具7を所望の高さ位置まで移動させることが
できる。さらに、調整装置21は、ブラケツト22および押
しボルト23などからなつていることから、小型軽量化を
図ることができる。
なお、本実施例では、支持金具7の高さ位置調整後も
調整装置21を設置しておく場合を例示したが、必要によ
り、締結具24をゆるめてブラケツト22をガイドレール5
から取り外し、すなわち調整装置21を取り外すこともで
きる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案のガバナロー
プ張り車装置の調整装置は、「両端部にねじ部を有し、
中央部で締結具を介してガイドレールに着脱可能に取付
けられて支持金具と所定間隔を置いてその上方に配置さ
れるブラケットと、このブラケットの両端部の上記ねじ
部に上方から螺合し、頭部を締め込み操作することによ
り先端部で支持金具を押圧して下降させることのできる
一対の押しボルトとで構成した」ので、支持体におもり
等の加重が加わっている状態のもとで、特別の治具を用
いることなく、支持金具の高さ位置を容易に調節するこ
とができる。その高さ位置の調節をする場合、支持金具
に偏った力が作用せず、支持金具を、ほとんど水平を維
持した状態で所望の位置へ円滑に移動させることができ
る。また、支持金具の高さ位置の調整のための作業が上
方から行えて楽な姿勢で行えるとともに、ボルト頭部の
位置も容易に目視できて、ボルト締め付け用具のボルト
頭部へのセットもやりやすい。したがって、本考案によ
れば、支持金具の高さ位置の調整が容易かつ正確に行え
て、作業性、操作性の良好なガバナロープ張り車装置の
調整装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案のガバナロープ張り車装置
の調整装置の一実施例を示す説明図で、第1図は支持金
具の高さ位置調整を行う状態を示す昇降路内の側面図、
第2図はブラケツトがガイドレールに取付けられる状態
を示す横断面図、第3図は調整装置の構成を示す斜視図
である。 1……ガバナロープ張り車装置、2……昇降路、3……
ガバナロープ、3a……下側ロープ部、4……張り車、5
……ガイドレール、7……支持金具、10……支持体、11
……おもり、21……調整装置、22……ブラケツト、22a
……ねじ部、23……押しボルト、24……締結具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかごに両端がそれぞれ連結さ
    れるガバナロープの下側ループ部が巻掛けられる張り車
    と、上記かごが上昇する上昇路内に立設されるガイドレ
    ールの下部に締結される支持金具と、この支持金具に一
    端が回動可能に取付けられ上記張り車を回転可能に支持
    する支持体と、この支持体の他端に装着されるおもりと
    を含むガバナロープ張り車装置に用いられ、上記支持金
    具の高さ位置調整を行うガバナロープ張り車装置の調整
    装置であって、両端部にねじ部を有し、中央部で締結具
    を介してガイドレールに着脱可能に取付けられて支持金
    具と所定間隔を置いてその上方に配置されるブラケット
    と、このブラケットの両端部の上記ねじ部に上方から螺
    合し、頭部を締め込み操作することにより先端部で支持
    金具を押圧して下降させることのできる一対の押しボル
    トとで構成したことを特徴とするガバナロープ張り車装
    置の調整装置。
JP1990029058U 1990-03-23 1990-03-23 ガバナロープ張り車装置の調整装置 Expired - Lifetime JPH081261Y2 (ja)

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JPH03122065U JPH03122065U (ja) 1991-12-12
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JPH01132659U (ja) * 1988-03-01 1989-09-08

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