JPH08125548A - 誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路、誤り訂正符号化・復号化回路、および、それを用いたディジタル装置 - Google Patents

誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路、誤り訂正符号化・復号化回路、および、それを用いたディジタル装置

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JPH08125548A
JPH08125548A JP26211594A JP26211594A JPH08125548A JP H08125548 A JPH08125548 A JP H08125548A JP 26211594 A JP26211594 A JP 26211594A JP 26211594 A JP26211594 A JP 26211594A JP H08125548 A JPH08125548 A JP H08125548A
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Junko Nakase
純子 中瀬
Masuo Umemoto
益雄 梅本
Toru Setoyama
徹 瀬戸山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 C1符号の符号長よりも短い長さのバースト
誤りに対して効率良く誤り訂正を行うことができる誤り
訂正符号化回路・誤り訂正復号化回路を提供すること。 【構成】 誤り訂正符号化回路において、積符号を形成
した後に、積符号に含まれる複数のC1符号(またはC
2符号)の符号語のうちN個(Nは2以上の整数)の符
号語の、K個(1≦K<n1)の連続するシンボルを一
単位としてデータ並べ替えを行う。また、誤り訂正復号
化回路において、積符号の誤り訂正復号を行う前に、
(n1×n2)のシンボルのデータブロックのn1行の
うちのN個(Nは2以上の整数)のデータ列の、K個
(1≦K<n1)の連続するシンボルを一単位としてデ
ータの並べ替えを行い、元の積符号のデータ配置に再生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り訂正符号として積
符号を用いる誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回
路、誤り訂正符号化・復号化回路、および、それを用い
たディジタル通信装置又はディジタル記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信システムには、通信回線
上、あるいは、無線を用いて画像、音声等のディジタル
データを伝送するディジタル通信システム、ディジタル
放送システム等がある。
【0003】また、ディジタル記録装置には、磁気テー
プ装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置等がある。
【0004】前記したようなディジタル記憶装置、ある
いは、ディジタル通信装置においては、データの信頼性
を確保するための技術として誤り訂正技術が用いられて
いる。
【0005】誤り訂正とは、データに生じた誤り、例え
ば、ディジタル記録装置ならば記録したビットの’1’
が’0’に、あるいは、’0’が’1’に再生される場
合に、元の正しいビットに戻す信号処理である。
【0006】ディジタル記録装置、または、ディジタル
通信装置において生じる誤りには、一般に、ランダム誤
りとバースト誤りの2種類の誤りがある。
【0007】ここで、ランダム誤りは、見かけ上ほぼラ
ンダムにビット単位で生じる誤りであり、これに対し
て、バースト誤りとは、ある期間複数ビットにわたって
連続して生じる誤りである。
【0008】このような2種類の誤りを効率的に訂正す
るための符号化方法の一つに、情報(データ)を二次元
配列に配置し、異なる方向に対して誤り訂正符号化を複
数回行う方法が公知である。
【0009】例えば、誤り訂正符号化を2回行う二重符
号化の例としては、ディジタルVTR等で用いられてい
る積符号がある。
【0010】積符号とは、情報を二次元配列に配置し、
縦、横2方向に二重の誤り訂正符号化を行うものであ
る。
【0011】以下、ディジタルVTRを例にとり、積符
号符号化の手順とその訂正能力について簡単に説明す
る。
【0012】ディジタルVTRでは、誤り訂正符号とし
てリードソロモン符号が用いられている。
【0013】リードソロモン符号は、複数ビットを1シ
ンボルとし、シンボル単位で訂正を行う誤り訂正符号で
あり、例えば、業務用ディジタルVTRでは、8ビット
を1シンボルとするリードソロモン符号を用いている。
【0014】リードソロモン符号では、情報に付加する
パリティが2tシンボルのとき、誤りの位置がわからな
い場合には最大tシンボル、誤りの位置が予め分かって
いる場合には2tシンボルまで訂正できる。
【0015】誤り位置がわからない場合の訂正をランダ
ム訂正、誤りの位置が予め分かっている場合の訂正をイ
レージャ訂正という。
【0016】なお、リードソロモン符号の詳細について
は今井秀樹著「符号理論」(電子情報通信学会編、19
90)等の専門書を参照されたい。
【0017】図22は、積符号の符号化方法を説明する
ための図である。
【0018】以下、図22を用いて、積符号の符号化方
法を説明する。
【0019】積符号の例として、C1符号が(n1、k
1)RS符号、C2符号が(n2、k2)RS符号の例
を示す。
【0020】ここで、(n、k)RS符号とは、符号長
がnで情報シンボル数がkのリードソロモン符号を示
す。
【0021】まず、図22に示すように記録する情報を
2次元配列(k1シンボル×k2シンボル)に配置す
る。
【0022】ここで、図22中の格子の一つが1シンボ
ルに相当する。
【0023】次に、縦方向にC2符号の誤り訂正符号化
を行い(n2―k2)シンボルのパリティを付加し、
(n2、k2)RS符号の符号語を生成する。
【0024】次に、横方向にC1符号の符号化を行い
(n1―k1)シンボルのパリティを付加し、(n1、
k1)RS符号の符号語を生成する。
【0025】前記C1符号、C2符号の2段階の符号化
により得られた(n1×n2)シンボルの符号が積符号
である。
【0026】以後、本明細書中では(n1×n2)のシ
ンボルの2次元ブロックを指して積符号ブロックと称
す。
【0027】このような符号化により得られた積符号ブ
ロックのデータは、通常、C1符号の符号語を単位とし
て、上段から順に図中矢印の方向に磁気テープ上に記録
される。
【0028】一方、再生時には、磁気テープから連続的
に再生されるデータを記録時のデータ順と同じ順で2次
元配列に配置し、C1符号、C2符号の順で誤り訂正復
号を行う。
【0029】C1符号では、パリティ数が(n1―k
1)シンボルであるため訂正できるシンボル数は最大
(n1―k1)/2シンボルである。
【0030】また、C1符号の誤り訂正復号で訂正でき
なかった符号語の全シンボルには誤り検出フラグを立て
る。
【0031】C2符号の誤り訂正復号では、C1符号の
復号時に付加された誤り検出フラグの数が(n2―k
2)個以下の場合に、誤り検出フラグ位置を誤りの位置
としてイレージャ訂正を行う。
【0032】C2符号では、パリティ数が(n2―k
2)であるためイレージャ訂正によって最大(n2―k
2)シンボルまで訂正できる。
【0033】磁気テープ上で連続した((n2―k2)
×n1)シンボルの誤りは、C2符号で見ると(n2―
k2)シンボルの誤りであるため訂正できる。
【0034】即ち、前記積符号においては、磁気テープ
上に生じた((n2―k2)×n1)シンボルのバース
ト誤りを訂正できる。
【0035】なお、誤り検出フラグの数が(n2―k
2)個を超えている場合にはC1符号同様にランダム訂
正を行う。
【0036】前記積符号の符号化方法において、積符号
ブロックの構成は変更せずに、より誤り訂正効率を向上
させる方法が従来から知られている。
【0037】前記積符号ブロックの構成は変更せずに、
より誤り訂正能力を向上させる従来方法について以下簡
単に説明する。
【0038】まず、N個(Nは2以上の整数)の積符号
ブロックを、図23に示すように横方向に並べ上段から
順に図中矢印の方向に磁気テープにデータを記録する。
【0039】このようにすると異なる積符号ブロックの
C1符号の符号語のデータが連続して記録されることに
なる。
【0040】これは、異なる積符号ブロック間でC1符
号の符号語単位のデータ並べ替えを行っていることに等
しい。
【0041】このデータ並べ替えにより磁気テープ上で
連続するバースト誤りがN個の積符号ブロックに振り分
けられ、各積符号ブロックで見るとバースト誤りの長さ
が見かけ上1/Nとなる。
【0042】例えば、磁気テープ上に生じた(n1×
N)シンボルの長さのバースト誤りは、各積符号ブロッ
クではそれぞれn1シンボルのバースト誤りとなる。
【0043】そのため訂正できるバースト誤りの長さ
は、各積符号ブロックのデータをまとめて記録する場合
のN倍の((n2―k2)×n1×N)シンボルとな
る。
【0044】即ち、前記の符号語単位のデータ並べ替え
によって積符号の持つバースト誤りに対する訂正能力を
より有効に活用できることになる。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のデータ
並べ替え方法では、C1符号の符号語単位でデータの並
べ替えを行っており、この並べ替えは、C1符号の符号
長を超える長さのバースト誤りを複数の積符号ブロック
に分散させることができる。
【0046】しかしながら、符号語を一まとめにして並
べ替えるため、C1符号の符号語内に生じた符号長以下
の長さのバースト誤りは分散されない。
【0047】そのため、従来の方法では必ずしも十分に
誤り訂正符号の持つ訂正能力を有効活用できず、目標と
する誤り率を得られないことがある。
【0048】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、誤り訂
正符号化回路・誤り訂正復号化回路において、C1符号
の符号長よりも短い長さのバースト誤りに対して効率良
く誤り訂正を行うことができる技術を提供することにあ
る。
【0049】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0050】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0051】(1)(k1×k2)の2次元配列に配置
された情報データについて、各列毎のk2個の情報シン
ボル毎に(n2、k2)(ただし、n2は符号長)のC
2符号による誤り訂正符号化を行うとともに、各行毎の
k1個の情報シンボル毎に(n1、k1)(ただし、n
1は符号長)のC1符号による誤り訂正符号化を行い、
(n1×n2)のシンボルから構成される積符号を生成
する積符号生成手段と、前記(n1×n2)のシンボル
の積符号に含まれる複数のC1符号の符号語のうちN個
(Nは2以上の整数)の符号語の、K個(1≦K<n
1)の連続するシンボルを一単位としてデータ並べ替え
を行い、n1シンボルから構成される新たなデータ列を
N個形成するデータ並べ替え手段とを具備することを特
徴とする。
【0052】(2)前記(1)の手段において、前記N
個の符号語が、少なくとも二つ以上の異なる積符号に含
まれることを特徴とする。
【0053】(3)前記(1)または(2)の手段にお
いて、前記新たなデータ列のデータ並び替えに関する情
報を付加するID情報付加手段を、さらに具備すること
を特徴とする。
【0054】(4)前記(1)ないし(3)の手段にお
いて、前記データ並べ替え手段が、複数のメモリと、前
記複数のメモリの書き込み・読み出しを制御する制御部
とを少なくとも具備し、前記制御部の制御に基づき前記
(n1×n2)のシンボルの積符号のC1符号の符号語
のうちN個(Nは2以上の整数)の符号語の、K個(1
≦K<n1)の連続するシンボルをデータの並べ替え順
に複数のメモリに書き込み、前記複数のメモリからデー
タを読み出すことにより、n1シンボルから構成される
新たなデータ列をN個形成することを特徴とする。
【0055】(5)前記(1)ないし(4)の手段によ
り符号化された(n1×n2)のシンボルから構成され
るデータブロックのn1行のうちのN個(Nは2以上の
整数)のデータ列の、K個(1≦K<n1)の連続する
シンボルを一単位としてデータ並べ替えを行い、元の
(n1×n2)のシンボルから構成される積符号を再生
するデータ並べ替え手段と、前記再生された(n1×n
2)のシンボルの積符号の、k2個の各行毎にC1符号
の誤り訂正復号を行うとともに、k1個の各列毎にC2
符号の誤り訂正復号を行う積符号復号手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0056】(6)前記(5)の手段において、前記デ
ータ並べ替え手段が、複数のメモリと、前記複数のメモ
リの書き込み・読み出しを制御する制御部とを少なくと
も具備し、前記制御部の制御の基づき前記(n1×n
2)のシンボルから構成されるデータブロックのn1行
のうちのN個(Nは2以上の整数)のデータ列の、K個
(1≦K<n1)の連続するシンボルを一単位としてデ
ータの並べ替え順に複数のメモリに書き込み、前記複数
のメモリからデータを読み出すことにより、元の(n1
×n2)シンボルの積符号を再生することを特徴とす
る。
【0057】(7)(k1×k2)の2次元配列に配置
された情報データについて、各列毎のk2個の情報シン
ボル毎に(n2、k2)(ただし、n2は符号長)のC
2符号による誤り訂正符号化を行うとともに、各行毎の
k1個の情報シンボル毎に(n1、k1)(ただし、n
1は符号長)のC1符号による誤り訂正符号化を行い、
(n1×n2)のシンボルから構成される積符号を生成
する積符号生成手段と、前記(n1×n2)のシンボル
の積符号に含まれる複数のC1符号の符号語のうちN個
(Nは2以上の整数)の符号語の、K個(1≦K<n
1)の連続するシンボルを一単位としてデータ並べ替え
を行い、n1シンボルから構成される新たなデータ列を
N個形成する第1のデータ並べ替え手段と、前記(n1
×n2)のシンボルから構成されるデータブロックのn
1行のうちのN個(Nは2以上の整数)のデータ列の、
K個(1≦K<n1)の連続するシンボルを一単位とし
てデータ並べ替えを行い、元の(n1×n2)のシンボ
ルから構成される積符号を再生する第2のデータ並べ替
え手段と、前記再生された(n1×n2)のシンボルの
積符号の、k2個の各行毎にC1符号の誤り訂正復号を
行うとともに、k1個の各列毎にC2符号の誤り訂正復
号を行う積符号復号手段とを具備することを特徴とす
る。
【0058】(8)前記(7)の手段において、前記N
個の符号語が、少なくとも二つ以上の異なる積符号に含
まれることを特徴とする。
【0059】(9)前記(7)または(8)の手段にお
いて、前記新たなデータ列のデータ並び替えに関する情
報を付加するID情報付加手段を、さらに具備すること
を特徴とする。
【0060】(10)前記(7)ないし(9)の手段に
おいて、前記第1のデータ並べ替え手段、および、第2
のデータ並べ替え手段が、複数の符号化用メモリと、複
数の復号化用メモリと、前記複数の符号化用メモリと復
号化用メモリの書き込み・読み出しを制御する制御部と
を少なくとも具備し、前記制御部の制御に基づき前記
(n1×n2)のシンボルの積符号のC1符号の符号語
のうちN個(Nは2以上の整数)の符号語の、K個(1
≦K<n1)の連続するシンボルをデータの並べ替え順
に複数の符号化用メモリに書き込み、前記複数の符号化
用メモリからデータを読み出すことにより、n1シンボ
ルから構成される新たなデータ列をN個形成し、また、
前記制御部の制御に基づき前記(n1×n2)のシンボ
ルから構成されるデータブロックのn1行のうちのN個
(Nは2以上の整数)のデータ列の、K個(1≦K<n
1)の連続するシンボルを一単位としてデータの並べ替
え順に複数の復号化用メモリに書き込み、前記複数の復
号化用メモリからデータを読み出すことにより、元の
(n1×n2)シンボルの積符号を再生することを特徴
とする。
【0061】(11)前記(10)の手段において、前
記複数の符号化用メモリと、前記複数の復号化用メモリ
とが、同一の複数のメモリから構成されることを特徴と
する。
【0062】
【作用】前記各手段によれば、誤り訂正符号化回路にお
いて、積符号を形成した後に、積符号に含まれる複数の
C1符号(またはC2符号)の符号語のうちN個(Nは
2以上の整数)の符号語の、K個(1≦K<n1)の連
続するシンボルを一単位としてデータ並べ替えを行う。
【0063】また、誤り訂正復号回路において、積符号
の誤り訂正復号を行う前に、(n1×n2)のシンボル
のデータブロックのn1行のうちのN個(Nは2以上の
整数)のデータ列の、K個(1≦K<n1)の連続する
シンボルを一単位としてデータの並べ替えを行い、元の
積符号のデータ配置に再生する。
【0064】これにより、記録媒体または通信路のn1
シンボルの範囲において生じたLシンボル(L<n1)
のバースト誤りを、N個の符号語にほぼL/Nシンボル
ずつ分散することが可能となる。
【0065】それにより、C1符号が符号語あたりtシ
ンボルまで訂正可能な符号である場合には、n1シンボ
ルの範囲に約Ntシンボルの量の誤りが生じても訂正す
ることが可能となり、即ち、C1符号で訂正できる誤り
の数を見かけ上約N倍にすることが可能となる。
【0066】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0067】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0068】なお、本発明は、積符号を用いて誤り訂正
を行うディジタル通信装置及びディジタル記録装置に共
通して適用できるものであるが、以下の実施例では本発
明をディジタル記録装置に適用した場合について説明す
る。
【0069】[実施例1]図1は、本発明の一実施例
(実施例1)である誤り訂正符号化回路、および、誤り
訂正復号化回路を用いたディジタル記録装置の概略構成
を示す図である。
【0070】図1に示すディジタル記録装置は、コンピ
ュータの入出力装置として使用されるディジタル記録装
置である。
【0071】本実施例1の誤り訂正符号化回路は、積符
号形成手段33とデータ合成手段とから構成され、ま
た、本実施例1の誤り訂正復号化回路は、データ分解手
段7と積符号復号手段33とから構成される。
【0072】本実施例1の誤り訂正符号化回路では、始
めに、データ配置手段31で、コンピュータからの記録
情報を2次元配列(k1シンボル×k2シンボル)に配
置する。
【0073】次に、C2符号符号化手段1、C1符号符
号化手段2によって、C2符号、C1符号の符号化を行
った後に、データ合成手段3によりシンボル単位のデー
タ並べ替えを行う。
【0074】その後、記録・再生系4において、本実施
例1の誤り訂正符号化回路により符号化されたデータを
記録媒体に記録する。
【0075】また、本実施例1の誤り訂正復号化回路で
は、再生時に記録・再生系4において再生されたデータ
の系列を、データ分解手段5によって並べ替え、元の積
符号のデータの並びに再生する。
【0076】その後、C1符号復号手段6、C2符号復
号手段7により積符号の復号を行い、データ送出手段3
2から再生情報を、コンピュータに送出する。
【0077】なお、本実施例1の誤り訂正符号化回路で
は、データ配置手段31で、コンピュータからの記録情
報を2次元配列(k1シンボル×k2シンボル)に配置
した後で、C2符号符号化手段1でC2符号の符号化を
行うようにしたが、これに代えて、コンピュータからC
2符号の1符号語分の記録情報(k1シンボル)が入力
された時点でそれに対するC2符号の符号化を行い、k
1シンボル×k2シンボルの記録情報に対するC2符号
の符号化が終了した時点でk1シンボル×n2シンボル
の記録情報を2次元配列に配置するようにすることも可
能である。
【0078】図2は、前記データ合成手段、データ分解
手段の動作を説明するための図である。
【0079】次に、図2を用いて、前記データ合成手
段、データ分解手段の動作について説明する。
【0080】図2は、データ合成・分解すべき(9×
6)シンボルの積符号ブロックを示しており、図2にお
いて、C1符号は(9、5)RS符号、C2符号は
(6、4)RS符号であるとする。
【0081】ただし、(n、k)RS符号とは、符号長
nシンボル、情報シンボル数kのリードソロモン符号を
示す。
【0082】C1符号では、2シンボルの誤りまで訂正
可能であり、また、C2符号ではC1符号復号時の誤り
検出フラグを用いる場合には2シンボルの誤り、あるい
は、誤り検出フラグを用いない場合には1シンボルの誤
りを訂正可能である。
【0083】図2において、積符号ブロックを構成する
54個のシンボルにA1、A2、…、A54の番号を付
与し、また、C1符号の符号語は上段から順に符号語
1、2、…、6であるとする。
【0084】本実施例1では、連続する二つの符号語
(符号語1と符号語2、符号語3と符号語4、符号語5
と符号語6)を一グループとし、各グループ毎にデータ
合成を行う。
【0085】データ合成手段3では、図2の合成ブロッ
クに示すように1シンボル単位で二つの符号語のデータ
が互い違いになるようにデータの並べ替えを行う。
【0086】その結果、符号語と等しい長さを持つ新た
なデータブロックが各グループ毎に二つ生成されること
になる。
【0087】例えば、符号語1と符号語2からは(A
1、A10、A2、A11、A3、A12、A4、A1
3、A5)、(A14、A6、A15、A7、A16、
A8、A17、A9、A18)の二つのデータブロック
が合成される。
【0088】これら二つのデータブロックをそれぞれ合
成語1、合成語2とする。
【0089】以下同様に、合成語3、4、…、6を合成
する。
【0090】次に、このように合成されたデータ合成後
の(9×6)シンボルのデータブロックのデータを上段
から順に左から右に記録媒体に記録する(A1、A1
0、A2、A11、A3、A12、A4、A13、A
5、A14、A6、A15、A7、A16、A8、A1
7、A9、A18、…の順)。
【0091】これに対し再生時には、データ分解手段5
によりデータを並べ替え、データ合成前の積符号ブロッ
クのデータ並びに再生する。
【0092】図3は、図2示すデータ合成及びデータ分
解の効果について説明するための図である。
【0093】次に、図3を用いて、図2に示すデータ合
成及びデータ分解の効果について説明する。
【0094】図3の合成ブロックは、再生時データ分解
前のデータブロックを示す。
【0095】ここで、ハッチングが施してあるシンボル
に誤りが生じているとする。
【0096】即ち、上から1段目には4シンボル、3、
4段目には共に3シンボル、5段目には4シンボルの誤
りがそれぞれ生じている。
【0097】比較のため、積符号ブロックに対しこのよ
うな分布の誤りが生じた場合について考える。
【0098】この場合、C1符号復号で1、3、4、5
段目の誤りを訂正できず、これら4段に対し誤り検出フ
ラグが付加される。
【0099】C2符号復号ではC1復号時に付加された
誤り検出フラグの数が2を超えているためイレージャ訂
正が行えずランダム訂正を行う。
【0100】この結果、C2符号の符号語で誤りが1シ
ンボル以下である符号語については誤りを訂正できる
が、その他の符号語(左から4、5、6、7列目の符号
語)の誤りは訂正されずに残ることになる。
【0101】即ち、データ合成を行わない積符号ブロッ
クに対し、図3に示す合成ブロックのような分布の誤り
が生じた場合には、積符号の復号後に11シンボルの誤
りが残ることになる。
【0102】一方、データ合成を行った積符号ブロック
に、図3に示す合成ブロックのような分布の誤りが生じ
た場合には、積符号の復号の前にデータ分解を行うた
め、誤り分布は、図3に示す積符号ブロックのような誤
り分布に変換される。
【0103】図3に示す積符号ブロックに対し復号を行
うと、上から4段目を除いてはC1符号の復号で誤りを
訂正できる。
【0104】4段目については、誤り検出フラグを立て
ることによりC2符号復号時に訂正できる。
【0105】即ち、データ合成を行う場合には、図3に
示す合成ブロックの全ての誤りを訂正できることにな
る。
【0106】したがって、図3に示す合成ブロックよう
な分布の誤りが生じた場合、データ合成を行ったときに
は行わないときに比べ11シンボル多く誤りを訂正でき
る。
【0107】なお、前記説明では、理解しやすくするた
め、データを並べ替えすることによって全ての誤りを訂
正することが可能な場合について説明したが、誤りの種
類によっては、データを並べ替えても全ての誤りを訂正
することは不可能な場合があるな、そのような場合で
も、訂正能力が向上することに変わりはない。
【0108】また、本実施例1では、データ合成を、C
1の二つの符号語で行う場合について説明したが、デー
タ合成は必ずしも二つの符号語で行う必要はなく、三つ
以上の符号語のデータを合成してもよい。
【0109】また、必ずしも連続する符号語を用いてデ
ータ合成を行う必要はなく位置的に離れた符号語同士を
合成してもよい。
【0110】さらに、データ合成時のデータ並べ替え方
法は、必ずしも上記実施例で述べた方法に限定されるも
のではない。
【0111】例えば、図2の符号語1、符号語2から合
成語1として(A1、A11、A3、A13、A5、A
15、A7、A17、A9)、合成語2として(A1
0、A2、A12、A4、A14、A6、A16、A
8、A18)の組み合わせを生成してもよい。
【0112】図4は、本実施例1におけるデータ合成手
段・データ分解手段の回路構成の一例を示す回路図であ
る。
【0113】図4において、8はデータ合成部、9はデ
ータ分解部、10は制御部であり、データ合成部8は、
メモリA13、メモリB14、メモリC15、メモリD
16と、それら四つのメモリ出力から一つを選択して出
力するマルチプレクサ11からなる。
【0114】また、データ分解部9は、メモリE17、
メモリF18、メモリG19、メモリH20と、それら
四つのメモリ出力のうち一つを選択して出力するマルチ
プレクサ12から成る。
【0115】前記メモリA〜H(13〜20)は、それ
ぞれ少なくとも符号語一つ分のデータが格納できるデー
タ容量を持つ。
【0116】前記図2に示すデータ合成を例に挙げて、
図4に示すデータ合成部8・データ分解部9の動作につ
いて説明する。
【0117】まず、データ合成部8の動作について説明
する。
【0118】図5は、図4に示すデータ合成部8の動作
を示すタイムチャートである。
【0119】また、図6は、図5に示すタイムチャート
の部分拡大図である。
【0120】なお、図5、図6のタイムチャートにおい
て「W」、「R」とあるのはそれぞれメモリに書き込み
を行うこと、メモリからデータを読み出すことを表して
いる。
【0121】ただし、「W’」とあるのは、図6に示す
ようにその期間の前半又は後半の期間のみメモリに対し
て書き込みを行うことを示している。
【0122】また、図6のタイムチャートにおいて、
「W」の下の括弧内の数字はメモリのアドレスを示して
いる。
【0123】ここで、図5に示すようにデータ合成部に
対する入力が符号語1、2、3、…の順であったとす
る。
【0124】まず、符号語1を構成する(A1、A2、
A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9)のシンボ
ルのうちA1、A2、A3、A4、A5は、メモリA1
3の奇数アドレスに対して順次書き込まれ、A6、A
7、A8、A9は、メモリB14の偶数アドレスに書き
込まれる。
【0125】次に、符号語2を構成する(A10、A1
1、A12、A13、A14、A15、A16、A1
7、A18)のシンボルのうちA10、A11、A1
2、A13は、メモリA13の偶数アドレスに対し書き
込まれ、A14、A15、A16、A17、A18は、
メモリB14の奇数アドレスに書き込まれる。
【0126】符号語2の全てのシンボルのメモリに対す
る書き込みが終了した時点で、メモリA13には符号語
1、2の前半のシンボルから成る合成語1、メモリB1
4には符号語1、2の後半シンボルから成る合成語2が
格納されている。
【0127】さらに、符号語3、4のシンボルについて
も同様にメモリC15、メモリD16に対して書き込ま
れ、合成語3、4が生成される。
【0128】以後、符号語5、6はメモリA13、メモ
リB14に、符号語7、8はメモリC15、メモリD1
6に、というように以後メモリA13とメモリB14、
メモリC15とメモリD16の組み合わせを交互に切り
替えながら同様に書き込まれる。
【0129】一方、メモリA13、メモリB14、メモ
リC15、メモリD16上に生成された合成語1、2、
3、4はマルチプレクサ11を通じて記録データとして
読み出される。
【0130】マルチプレクサ11の制御は制御部10に
よって行われ、符号語3がデータ合成部8に入力されて
いる期間、即ち合成語1が出力される期間にはメモリA
13を選択し、符号語4がデータ合成部8に入力されて
いる期間、即ち合成語2が出力される期間にはメモリB
14を選択する。
【0131】次に、データ分解部9の動作について説明
する。
【0132】データ分解部9では、図2に示す合成ブロ
ックのデータ配置から図2に示す積符号ブロックのデー
タ配置に変換する。
【0133】図7は、図4に示すデータ分解部9の動作
を示すタイムチャートである。
【0134】また、図8は、図7に示すタイムチャート
の部分拡大図である。
【0135】なお、図7、図8のタイムチャートにおけ
る「W」、「R」は、前記図5、12に示すタイムチャ
ートと同様、それぞれメモリに対するデータの書き込
み、メモリからのデータ読み出しを表している。
【0136】また、「W’’」とあるのは、図8に示す
ようにメモリに対する書き込みの実行を1シンボルおき
に行うことを示している。
【0137】ここで、データ分解部9に対して入力が合
成語1、2、3、…の順である場合を考える。
【0138】まず、合成語1を構成する(A1、A1
0、A2、A11、A3、A12、A4、A13、A
5)のシンボルのうち一つおきのA1、A2、A3、A
4、A5が、メモリE17の連続するアドレスに対し順
次書き込まれ、同様に、A10、A11、A12、A1
3がメモリF18に対し順次書き込まれる。
【0139】合成語2(A14、A6、A15、A7、
A16、A8、A17、A9、A18)のシンボルのう
ち一つおきのA6、A7、A8、A9は、メモリE17
の合成語1のデータの後に続いて書き込まれ、A14、
A15、A16、A17、A18はメモリF18の合成
語1のデータの後に続いて書き込まれる。
【0140】合成語2の全てのシンボルの書き込みが終
了した時点で、メモリE17、メモリF18にはそれぞ
れ符号語1、2を構成するシンボルがデータ分解前と同
じ順番で格納されている。
【0141】同様に、合成語3、4についてはメモリG
19、メモリH20を用いて同様にデータ分解が行わ
れ、符号語3、4を得る。
【0142】合成語5、6のデータ分解には、メモリE
17、メモリF18、合成語7、8のデータ分解にはメ
モリG19、メモリH20をそれぞれ用いる。
【0143】以後の合成語についても同様に、メモリE
17とメモリF18、メモリG19とメモリH20の2
種類の組み合わせを交互に切り換えながらデータ分解が
行われる。
【0144】一方、メモリ上に形成された符号語1、
2、3、4はマルチプレクサ12を通じて出力される。
【0145】前記したように、図4に示すデータ合成部
・データ分解部を用いることによってデータ合成、デー
タ分解を実行できる。
【0146】この結果、信頼性の高いディジタル記録装
置が実現できる。
【0147】なお、図4では、二つの符号語のデータを
合成・分解する場合のデータ合成部・データ分解部を示
したが、三つ以上の符号語のデータを合成・分解するデ
ータ合成部・分解部も同様に構成できる。
【0148】L個(Lは2以上の整数)の符号語のデー
タの合成・分解を行うデータ合成部・分解部の構成は、
データ合成部、データ分解部のそれぞれに、符号語一つ
分のデータを格納できるメモリを2L個とそれら2L個
のメモリの出力のうち一つを選択するマルチプレクサの
組み合わせを備え、さらに、これらデータ合成部とデー
タ分解部を制御する制御部を備えたものとなる。
【0149】図9は、本実施例1におけるデータ合成手
段・データ分解手段の回路構成の他の例を示す回路図で
あり、データ合成とデータ分解に用いるメモリを共用す
るようにした回路図である。
【0150】図9において、21,22はマルチプレク
サ、23は制御部であり、マルチプレクサ21は、C1
符号符号器の出力と再生データのうちどちらか一方を選
択しメモリA〜D(13〜16)に入力し、マルチプレ
クサ22は、メモリA〜D(13〜16)の出力のうち
一つを選択して出力する。
【0151】また、制御部23は、メモリA〜D(13
〜16)、マルチプレクサ21,22の動作を制御す
る。
【0152】マルチプレクサ21は、記録時にはC1符
号の符号器出力、再生時には再生データを選択するよう
制御部により制御され、また、メモリA〜D(13〜1
6)の出力は、マルチプレクサ22により選択され、デ
ータ合成後のデータ、あるいは、データ分解後のデータ
として出力される。
【0153】前記メモリA〜D(13〜16)は、それ
ぞれ少なくとも符号語一つ分のデータが格納できるデー
タ容量を持つ。
【0154】図9に示す回路において、データ合成時の
動作は前記図4に示す回路の動作の説明で用いた図5、
図6のタイムチャートで表される。
【0155】一方、データ分解時の動作は、図7、図8
のタイムチャートにおいてメモリE〜H(17〜20)
を、それぞれメモリA〜D(13〜16)と置き換えた
ものに等しい。
【0156】図9に示す回路によれば、図4に示す回路
と同じ機能を、より少ないハードウェア量で実現するこ
とができる。
【0157】[実施例2]本実施例2は、異なる複数の
積符号ブロックの符号語同士を合成するようにしたもの
であり、誤り訂正符号化回路、および、誤り訂正復号化
回路の構成は、前記実施例と同じである。
【0158】図10は、本実施例2におけるデータ合成
前の積符号ブロックのデータ配置を示す図である。
【0159】図10に示す左のブロックを積符号ブロッ
ク1、右のブロックを積符号ブロック2とする。
【0160】ただし、積符号ブロック1の方が積符号ブ
ロック2よりも時間的には前に符号化されているとす
る。
【0161】これらの積符号ブロック(1,2)は、C
1符号が(9、5)RS符号、C2符号が(6、4)R
S符号から成る積符号ブロックであるとする。
【0162】また、各積符号ブロック(1,2)を構成
するシンボルには、前記図2に示す積符号ブロックと同
様に番号を付してある。
【0163】なお、二つの積符号ブロック(1,2)の
データを区別するため積符号ブロック1、積符号ブロッ
ク2のシンボル番号の先頭にはそれぞれA、Bを付して
ある。
【0164】図11は、本実施例2におけるデータ合成
後の積符号ブロックのデータ配置を示す図である。
【0165】以下、二つの積符号ブロック(1,2)を
合成し、共に積符号ブロックと同じサイズの二つの合成
ブロックを生成する手順を、図10、図11を用いて説
明する。
【0166】まず、図10に示す積符号ブロック1と積
符号ブロック2のそれぞれ1段目の符号語(A1、A
2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9)、
(B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、
B9)から二つの合成語を生成する。
【0167】この合成方法として、例えば、前記実施例
1で示した方法を用いる場合には、二つの合成語とし
て、(A1、B1、A2、B2、A3、B3、A4、B
4、A5)、(B5、A6、B6、A7、B7、A8、
B8、A9、B9)が生成される。
【0168】これら二つの合成語は、図11に示すよう
に合成ブロック1の上2段に連続して配置される。
【0169】以下、積符号ブロック1、2の2段目、3
段目についても同様に合成され合成ブロック1の配列上
に配置される。
【0170】一方、積符号ブロック1、2の4段目から
6段目については合成後、合成ブロック2の配列上に配
置される。
【0171】このように生成された二つの合成ブロック
は合成ブロック1、合成ブロック2の順で記録媒体に記
録される。
【0172】図12は、本実施例2におけるデータ分解
前のデータの誤り分布を示す図であり、図13は、本実
施例2におけるデータ分解後のデータの誤り分布を示す
図である。
【0173】次に、図12、図13を用いて、本実施例
2におけるデータ合成の効果について説明する。
【0174】例えば、記録媒体から再生して得られた合
成ブロックに、図12に示すような誤りが生じている場
合について考える。
【0175】合成ブロック1では、上から2段目に4シ
ンボル、3段目に3シンボル、5段目に3シンボルの誤
りがそれぞれ発生している。
【0176】また、合成ブロック2では36シンボルの
バースト誤りが発生している。
【0177】比較のため、まず、図12に示した分布の
誤りがデータ合成を行わない場合に発生した場合につい
て考える。
【0178】まず、合成ブロック1では、C1復号で上
から2、3、5段目の誤りが訂正できず誤り検出フラグ
が付加される。
【0179】また、C2復号では、誤り検出フラグの数
が2を超えているため、誤り検出フラグを用いないラン
ダム訂正を行う。
【0180】その結果、左から2、3、6列目の誤りは
訂正され、4、5、7列目にある7シンボルの誤りが残
ることになる。
【0181】また、合成ブロック2に生じた誤りは、C
1符号、C2符号の2段階の誤り訂正復号によっても誤
りを訂正することができない。
【0182】即ち、データ合成を行わなかった場合に
は、二つのブロックで計43(=(7+36))シンボ
ルの誤りが残ることになる。
【0183】これに対し、データ合成後の合成ブロック
に対し図12の分布の誤りが生じた場合には、積符号復
号の前にデータ分解を行う。
【0184】この結果図12の誤り分布は図13に示す
誤り分布に変換される。
【0185】この状態で復号を行うと、積符号ブロック
1については、まず、C1符号復号で上から1、2、3
段目の誤りが訂正され、5、6段目に誤り検出フラグが
付加される。
【0186】次に、C2符号復号では、C1復号時に付
加された誤り検出フラグを用いてイレージャ訂正を行う
ことにより、上から5、6段目の誤りが全て訂正され
る。
【0187】積符号ブロック2については、C1復号で
上から1、2、3段目の誤りが訂正され、5、6段目に
誤り検出フラグが付加される。
【0188】次に、C2復号ではC1復号時に付加され
た誤り検出フラグを用いてイレージャ訂正を行うことに
より上から5、6段目の誤りが全て訂正され、図12の
分布の誤りを全て訂正できる。
【0189】即ち、データ合成を行った場合には、比較
的短いバースト誤りと長いバースト誤りの両方を効率良
く訂正することができ、データ合成を行わない場合に比
べ多くの誤りを訂正できる。
【0190】なお、前記説明では、理解しやすくするた
め、データを並べ替えすることによって全ての誤りを訂
正することが可能な場合について説明したが、誤りの種
類によっては、データを並べ替えても全ての誤りを訂正
することは不可能な場合があるが、そのような場合で
も、訂正能力が向上することに変わりはない。
【0191】また、本実施例2では、異なる二つの積符
号ブロックのデータを用いてデータ合成を行う場合につ
いて説明したが、データ合成を行う積符号ブロックの数
は必ずしも二つである必要はなく三つ以上であってもよ
い。
【0192】また、必ずしも異なる積符号ブロックの各
々同じ段の符号語同士を合成する必要はなく異なる段の
符号語同士を合成してもよい。
【0193】また、データ合成の際のデータの並べ替え
は、必ずしも1シンボル単位で行う必要はなく2シンボ
ル以上を一単位として並べ替えてもよい。
【0194】さらに、前記実施例1と同様、データの並
べ替えの規則はただ一通りではなく、連続するC1符号
の符号長n1より少ない個数のシンボルを一単位とした
並べ替えを全て含むものとする。
【0195】図14は、本実施例2におけるデータ合成
手段・データ分解手段の回路構成の一例を示す回路図で
ある。
【0196】図14に示す回路は、メモリA〜H(13
〜20)が積符号ブロック1個分のデータ容量を有する
点以外は、前記図4に示す回路と同じである。
【0197】前記図10、図11に示すデータ合成を例
に挙げて、図14に示すデータ合成部8・データ分解部
9の動作について説明する。
【0198】まず、データ合成部8の動作について説明
する。
【0199】図15は、図14に示すデータ合成部8の
動作を示すタイムチャートである。
【0200】また、図16は、図15に示すタイムチャ
ートの部分拡大図である。
【0201】ただし、「W」、「R」は、前記図5、1
2のタイムチャートと同様、それぞれメモリに対するデ
ータの書き込み、メモリからのデータ読み出しを表して
いる。
【0202】データ合成部8に対して積符号ブロック
1、積符号ブロック2の順で入力が与えられたとき、積
符号ブロック1の前半の27シンボルは、メモリA13
の奇数アドレスに、後半の27シンボルは、メモリB1
4の奇数アドレスに対してそれぞれ書き込まれる。
【0203】積符号ブロック2の前半の27シンボル
は、メモリA13の偶数アドレスに、後半の27シンボ
ルは、メモリB14の偶数アドレスに対してそれぞれ書
き込まれる。
【0204】積符号ブロック2の全てのシンボルがメモ
リに書き込まれた時点で、メモリA13には合成ブロッ
ク1、メモリB14には合成ブロック2が格納されてい
る。
【0205】図17は、図14に示すデータ分解部9の
動作を示すタイムチャートである。
【0206】また、図18は、図17に示すタイムチャ
ートの部分拡大図である。
【0207】なお、図中「W’’」とあるのは、図18
に示すようにメモリに対する書き込みの実行を1シンボ
ルおきに行うことを示している。
【0208】データ分解部9に対して入力データが合成
ブロック1、2の順で与えられるとき、合成ブロック1
の奇数番目のシンボル、偶数番目のシンボルは、それぞ
れメモリE17、メモリF18の前半の連続するアドレ
スに対し書き込まれる。
【0209】合成ブロック2については、合成ブロック
1とは逆に、偶数番目のシンボルがメモリE17に、奇
数番目のシンボルがメモリF18に書き込まれる。
【0210】合成ブロック2のシンボルは、メモリE1
7、メモリF18の後半のアドレスに、合成ブロック1
のシンボルに引き続いて書き込まれる。
【0211】図19は、本実施例2におけるデータ合成
手段・データ分解手段の回路構成の他の例を示す回路図
であり、データ合成とデータ分解に用いるメモリを共用
するようにした回路図である。
【0212】図19に示す回路は、メモリA〜D(13
〜16)が積符号ブロック1個分のデータ容量を有する
点以外は、前記図9に示す回路と同じである。
【0213】図19に示す回路において、データ合成時
の動作は前記図14に示す回路の動作の説明で用いた図
15、16のタイムチャートで表される。
【0214】一方、データ分解時の動作は、図17、1
8のタイムチャートにおいてメモリE〜H(17〜2
0)を、それぞれメモリA〜D(13〜16)と置き換
えたものに等しい。
【0215】図19に示す回路によれば、図14に示す
回路と同じ機能を、より少ないハードウェア量で実現す
ることができる。
【0216】[実施例3]図20は、本発明の他の実施
例(実施例3)である誤り訂正符号化回路、および、誤
り訂正復号化回路を用いたディジタル記録装置の概略構
成を示す図である。
【0217】本実施例3は、データ合成で生成された合
成語にその合成語に関するID情報を付加するID情報
付加手段24と、データ分解前に再生データのID情報
を検査するID情報検査手段25とを、前記実施例1に
付加したものである。
【0218】例えば、N個(Nは2以上の整数)の符号
語を合成する場合には、ID情報として、(1)積符号
ブロックの配列上、どの組み合わせを用いて合成したも
のか、(2)合成して得られたN個の合成語のうち何番
目の符号語か、を示す情報を用いる。
【0219】図21は、前記実施例1の説明で用いた図
2のデータ合成の場合の、本実施例3におけるID情報
の一例を示す図である。
【0220】前記図2の例では、積符号ブロック内の連
続する二つの符号語を合成して二つの合成語を生成す
る。
【0221】1積符号ブロック当たりC1の符号語は6
個あるから、符号語の組み合わせは、符号語1と2、符
号語3と4、符号語4と5の3通りである。
【0222】従って、ID情報のうち、前記(1)はこ
の3通りのうちどれかを示す値となり、2ビットで表現
できる。
【0223】また、(2)については(1)で示された
符号語の組み合わせで生成される二つの合成語のうちの
どちらかを示す値となり、1ビットで表現できる。
【0224】従って、図2のデータ合成の場合には
(1)、(2)を合わせて3ビットのID情報を各合成
語に付加することになる。
【0225】一方、再生時にはデータを分解する前に合
成語に付加されたID情報を検査し、その結果に基づき
データをメモリに書き込みデータ分解を行う。
【0226】また、通常ID情報は、合成語の先頭に付
加されるので、本実施例3では、ID情報に基づき再生
データをメモリに書き込む。
【0227】そのため、同期外れ等により合成語の先頭
が正しく見つけられない場合に誤ったアドレスにデータ
を書き込むことを防止することができる。
【0228】従って、本実施例3によればID情報を用
いない場合に比べ、より信頼性の高いディジタルデータ
記録装置を実現できる。
【0229】また、ID情報付加手段24によりID情
報を付加した後に、ID情報を保護するための手段、例
えば、ID情報に対して誤り検出符号で符号化を行う手
段等の手段を備えることも可能である。
【0230】ここで、誤り検出符号とは誤りの検出のみ
で訂正はできない符号のことである。
【0231】再生時には、ID情報検査に先立ちID情
報に対して誤り検出を行い、誤りがないと判定された場
合には、ID情報にしたがい、データをメモリに書き込
む。
【0232】誤りがあると判定された場合には、その合
成語のデータをメモリに書き込まずに捨てるか、あるい
は、記録媒体から再び同じデータを再生し直す。
【0233】また、誤り検出符号の代わりに、誤り訂正
符号でID情報を符号化してもよい。
【0234】この場合、再生時にはまずID情報部の誤
り訂正復号を行い、ID情報部に生じた誤りを訂正した
後に、ID情報に従いデータ分解を行うことができる。
【0235】ID情報部に生じた誤りが多く、訂正でき
なかった場合には、前記した誤り検出符号の場合と同
様、その合成語のデータをメモリに書き込まずに捨てる
か、あるいは、記録媒体から再び同じデータを再生し直
す。
【0236】前記のようにID情報を保護するための手
段を備えた場合には、より信頼性の高いデータ合成、デ
ータ分解を行うことができる。
【0237】以上、本発明の実施例についてディジタル
記録装置を例に挙げて説明したが、本発明は、図24に
示すようなディジタル通信装置に適用可能であることは
いうまでもない。
【0238】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
【0239】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0240】(1)本発明によれば、C2符号、C1符
号により2段階の符号化を行う積符号において、誤り訂
正符号の仕様(符号長、パリティ数)を変えることなく
C1符号の訂正能力を向上させることが可能となる。
【0241】(2)本発明によれば、誤り率が低く信頼
性の高いディジタル通信装置、または、ディジタル記録
装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例(実施例1)である誤り訂正
符号化回路、および、誤り訂正復号化回路を用いたディ
ジタル記録装置の概略構成を示す図である。
【図2】前記データ合成手段、データ分解手段の動作を
説明するための図である。
【図3】図2示すデータ合成及びデータ分解の効果につ
いて説明するための図である。
【図4】本実施例1におけるデータ合成手段・データ分
解手段の回路構成の一例を示す回路図である。
【図5】図4に示すデータ合成部8の動作を示すタイム
チャートである。
【図6】図5に示すタイムチャートの部分拡大図であ
る。
【図7】図4に示すデータ分解部9の動作を示すタイム
チャートである。
【図8】図7に示すタイムチャートの部分拡大図であ
る。
【図9】本実施例1におけるデータ合成手段・データ分
解手段の回路構成の他の例を示す回路図である。
【図10】本実施例2におけるデータ合成前の積符号ブ
ロックのデータ配置を示す図である。
【図11】本実施例2におけるデータ合成後の積符号ブ
ロックのデータ配置を示す図である。
【図12】本実施例2におけるデータ分解前のデータの
誤り分布を示す図である。
【図13】本実施例2におけるデータ分解後のデータの
誤り分布を示す図である。
【図14】本実施例2におけるデータ合成手段・データ
分解手段の回路構成の一例を示す回路図である。
【図15】図14に示すデータ合成部8の動作を示すタ
イムチャートである。
【図16】図15に示すタイムチャートの部分拡大図で
ある。
【図17】図14に示すデータ分解部9の動作を示すタ
イムチャートである。
【図18】図17に示すタイムチャートの部分拡大図で
ある。
【図19】本実施例2におけるデータ合成手段・データ
分解手段の回路構成の他の例を示す回路図である。
【図20】図20は、本発明の他の実施例(実施例3)
である誤り訂正符号化回路、および、誤り訂正復号化回
路を用いたディジタル記録装置の概略構成を示す図であ
る。
【図21】前記実施例1の説明で用いた図2のデータ合
成の場合の、本実施例3におけるID情報の一例を示す
図である。
【図22】積符号の符号化方法を説明するための図であ
る。
【図23】積符号ブロックの構成は変更せずに、より誤
り訂正能力を向上させる従来方法を説明するための図で
ある。
【図24】ディジタル通信システムにおいて使用され
る、無線を使用するディジタル通信装置の概略構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…C2符号符号化手段、2…C1符号符号化手段、3
…データ合成手段、4…記録・再生系、5…C2符号復
号化手段、6…C1符号復号化手段、7…データ分解手
段、8…データ合成部、9…データ分解部、10、23
…制御部、11、12、21、22…マルチプレクサ、
13〜20…メモリ、24…ID情報付加手段、25…
ID情報検査手段、31…データ配置手段、32…デー
タ送出手段、33…積符号生成手段、34…積符号復号
手段。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (k1×k2)の2次元配列に配置され
    た情報データについて、各列毎のk2個の情報シンボル
    毎に(n2、k2)(ただし、n2は符号長)のC2符
    号による誤り訂正符号化を行うとともに、各行毎のk1
    個の情報シンボル毎に(n1、k1)(ただし、n1は
    符号長)のC1符号による誤り訂正符号化を行い、(n
    1×n2)のシンボルから構成される積符号を生成する
    積符号生成手段と、 前記(n1×n2)のシンボルの積符号に含まれる複数
    のC1符号の符号語のうちN個(Nは2以上の整数)の
    符号語の、K個(1≦K<n1)の連続するシンボルを
    一単位としてデータ並べ替えを行い、n1シンボルから
    構成される新たなデータ列をN個形成するデータ並べ替
    え手段とを具備することを特徴とする誤り訂正符号化回
    路。
  2. 【請求項2】 前記N個の符号語が、少なくとも二つ以
    上の異なる積符号に含まれることを特徴とする請求項1
    に記載された誤り訂正符号化回路。
  3. 【請求項3】 前記新たなデータ列のデータ並び替えに
    関する情報を付加するID情報付加手段を、さらに具備
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載さ
    れた誤り訂正符号化回路。
  4. 【請求項4】 前記データ並べ替え手段が、複数のメモ
    リと、前記複数のメモリの書き込み・読み出しを制御す
    る制御部とを少なくとも具備し、前記制御部の制御に基
    づき前記(n1×n2)のシンボルの積符号のC1符号
    の符号語のうちN個(Nは2以上の整数)の符号語の、
    K個(1≦K<n1)の連続するシンボルをデータの並
    べ替え順に複数のメモリに書き込み、前記複数のメモリ
    からデータを読み出すことにより、n1シンボルから構
    成される新たなデータ列をN個形成することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された
    誤り訂正符号化回路。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載された誤り訂正符号化回路により符号化された
    (n1×n2)のシンボルから構成されるデータブロッ
    クのn1行のうちのN個(Nは2以上の整数)のデータ
    列の、K個(1≦K<n1)の連続するシンボルを一単
    位としてデータ並べ替えを行い、元の(n1×n2)の
    シンボルから構成される積符号を再生するデータ並べ替
    え手段と、 前記再生された(n1×n2)のシンボルの積符号の、
    k2個の各行毎にC1符号の誤り訂正復号を行うととも
    に、k1個の各列毎にC2符号の誤り訂正復号を行う積
    符号復号手段とを具備することを特徴とする誤り訂正復
    号化回路。
  6. 【請求項6】 前記データ並べ替え手段が、複数のメモ
    リと、前記複数のメモリの書き込み・読み出しを制御す
    る制御部とを少なくとも具備し、前記制御部の制御の基
    づき前記(n1×n2)のシンボルから構成されるデー
    タブロックのn1行のうちのN個(Nは2以上の整数)
    のデータ列の、K個(1≦K<n1)の連続するシンボ
    ルを一単位としてデータの並べ替え順に複数のメモリに
    書き込み、前記複数のメモリからデータを読み出すこと
    により、元の(n1×n2)シンボルの積符号を再生す
    ることを特徴とする請求項5に記載された誤り訂正復号
    化回路。
  7. 【請求項7】 (k1×k2)の2次元配列に配置され
    た情報データについて、各列毎のk2個の情報シンボル
    毎に(n2、k2)(ただし、n2は符号長)のC2符
    号による誤り訂正符号化を行うとともに、各行毎のk1
    個の情報シンボル毎に(n1、k1)(ただし、n1は
    符号長)のC1符号による誤り訂正符号化を行い、(n
    1×n2)のシンボルから構成される積符号を生成する
    積符号生成手段と、 前記(n1×n2)のシンボルの積符号に含まれる複数
    のC1符号の符号語のうちN個(Nは2以上の整数)の
    符号語の、K個(1≦K<n1)の連続するシンボルを
    一単位としてデータ並べ替えを行い、n1シンボルから
    構成される新たなデータ列をN個形成する第1のデータ
    並べ替え手段と、 前記(n1×n2)のシンボルから構成されるデータブ
    ロックのn1行のうちのN個(Nは2以上の整数)のデ
    ータ列の、K個(1≦K<n1)の連続するシンボルを
    一単位としてデータ並べ替えを行い、元の(n1×n
    2)のシンボルから構成される積符号を再生する第2の
    データ並べ替え手段と、 前記再生された(n1×n2)のシンボルの積符号の、
    k2個の各行毎にC1符号の誤り訂正復号を行うととも
    に、k1個の各列毎にC2符号の誤り訂正復号を行う積
    符号復号手段とを具備することを特徴とする誤り訂正符
    号化・復号化回路。
  8. 【請求項8】 前記N個の符号語が、少なくとも二つ以
    上の異なる積符号に含まれることを特徴とする請求項7
    に記載された誤り訂正符号化・復号化回路。
  9. 【請求項9】 前記新たなデータ列のデータ並び替えに
    関する情報を付加するID情報付加手段を、さらに具備
    することを特徴とする請求項7または請求項8に記載さ
    れた誤り訂正符号化・復号化回路。
  10. 【請求項10】 前記第1のデータ並べ替え手段、およ
    び、第2のデータ並べ替え手段が、複数の符号化用メモ
    リと、複数の復号化用メモリと、前記複数の符号化用メ
    モリと復号化用メモリの書き込み・読み出しを制御する
    制御部とを少なくとも具備し、前記制御部の制御に基づ
    き前記(n1×n2)のシンボルの積符号のC1符号の
    符号語のうちN個(Nは2以上の整数)の符号語の、K
    個(1≦K<n1)の連続するシンボルをデータの並べ
    替え順に複数の符号化用メモリに書き込み、前記複数の
    符号化用メモリからデータを読み出すことにより、n1
    シンボルから構成される新たなデータ列をN個形成し、
    また、前記制御部の制御に基づき前記(n1×n2)の
    シンボルから構成されるデータブロックのn1行のうち
    のN個(Nは2以上の整数)のデータ列の、K個(1≦
    K<n1)の連続するシンボルを一単位としてデータの
    並べ替え順に複数の復号化用メモリに書き込み、前記複
    数の復号化用メモリからデータを読み出すことにより、
    元の(n1×n2)シンボルの積符号を再生することを
    特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記
    載された誤り訂正符号化・復号化回路。
  11. 【請求項11】 前記複数の符号化用メモリと、前記複
    数の復号化用メモリとが、同一の複数のメモリから構成
    されることを特徴とする請求項10に記載された誤り訂
    正符号化・復号化回路。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項4のいずれか1
    項に記載された誤り訂正符号化回路、および、請求項5
    または請求項6に記載された誤り訂正復号化回路を具備
    することを特徴とするディジタル記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項7ないし請求項11のいずれか
    1項に記載された誤り訂正符号化・復号化回路を具備す
    ることを特徴とするディジタル記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項4のいずれか1
    項に記載された誤り訂正符号化回路、および、請求項5
    または請求項6に記載された誤り訂正復号化回路を具備
    することを特徴とするディジタル通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項7ないし請求項11のいずれか
    1項に記載された誤り訂正符号化・復号化回路具備する
    ことを特徴とするディジタル通信装置。
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