JPH08125423A - 展開型アンテナ - Google Patents

展開型アンテナ

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Publication number
JPH08125423A
JPH08125423A JP25585794A JP25585794A JPH08125423A JP H08125423 A JPH08125423 A JP H08125423A JP 25585794 A JP25585794 A JP 25585794A JP 25585794 A JP25585794 A JP 25585794A JP H08125423 A JPH08125423 A JP H08125423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflectors
satellite
reflector
antenna
fairing
Prior art date
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Pending
Application number
JP25585794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Tsunoda
博明 角田
Akihiro Miyasaka
明宏 宮坂
Masafumi Shimizu
雅史 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP25585794A priority Critical patent/JPH08125423A/ja
Publication of JPH08125423A publication Critical patent/JPH08125423A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星フェアリングへ収納する際の収納性が高
く、大口径の反射器を有していても衛星フェアリング内
に収納可能である展開型アンテナを提供することを目的
としている。 【構成】 収縮かつ折り畳んだ状態の展開型アンテナ2
2の反射器14、15を、人工衛星打ち上げ用ロケット
の衛星フェアリング7内に収納し、打ち上げ後まず衛星
フェアリング7を開放し、はね上げ機構20、21が反
射器14、15をはね上げる。次に反射器14、15を
伸展させて展開型アンテナ22の復元を完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信衛星や放送衛星
等の人工衛星に搭載するアンテナとして最適な展開型ア
ンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】人工衛星に搭載するアンテナの反射器
は、ロケットによる打ち上げ時には、人工衛星に取り付
けられた状態で衛星フェアリング内に収納される。この
衛星フェアリングとは、ロケットの先端部に位置し、軽
金属等から構成され、ロケット打ち上げ時に人工衛星を
保護する防塵カバーのことである。アンテナの反射器
は、人工衛星の多様化、多用途化にともなって大型化
し、ロケットの打ち上げ時には、衛星フェアリング内に
収納するために折り畳む等の必要が生じてきた。そし
て、折り畳まれた反射器を打ち上げ後に宇宙空間で、所
定の電波の送受信に供することができる形状に復元す
る。
【0003】従来のアンテナを搭載した人工衛星の第1
の例を示す概略構成図を図3に示す。図3中の1は反射
器であり、破線は折り畳んだ状態を、実線は復元した状
態を示している。3は反射器1を支える支持部材であ
り、4は反射器1および支持部材を矢印A方向に回転さ
せる、はね上げ機構である。また、5は人工衛星本体、
6は太陽電池パドルである。なお、これ以降において、
図3に示すように支点となる機構部回りに回動させて反
射器を復元(開く)する動作を「はね上げ動作」とい
う。
【0004】図3に示す例では、ロケットの打ち上げ時
には、反射器1を破線で示す状態で衛星フェアリング
(図示略)内に収納する。そして該ロケットの打ち上げ
後に、はね上げ機構4が支持部材3をA方向に回転させ
ることにより反射器1を実線の状態にはね上げる。
【0005】また図4は、従来のアンテナを搭載した人
工衛星の第2の例を示す概略構成図である。図4中の7
は打ち上げ用ロケットの先端部に位置する衛星フェアリ
ング、8は人工衛星本体に取り付けられたアンテナタワ
ーである。11および12は多数の折り畳み構造物の集
合体から構成され、それぞれ矢印B、C方向に伸張可能
な反射器であり、実線は収縮した状態を、破線は復元し
た状態を示している。10は、反射器11、12を固定
するアンテナ取付台である。9は放射器であり、ここか
ら放射された電波が、反射器11、12で反射されて送
信、また反射器11、12で反射された電波が放射器9
によって受信される。なお、これ以降において、図4に
示すように収縮した状態で固定されている反射器を復元
(伸ばす)する動作を「伸展動作」という。
【0006】図4に示す例では、ロケットの打ち上げ時
には、反射器11、12を実線で示す状態で衛星フェア
リング7内に収納する。そして該ロケットの打ち上げ後
に、反射器11、12をそれぞれB、C方向に伸展させ
て、破線の状態に復元する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図3に示
す例では、反射器1を折り畳んで衛星フェアリング内に
収納するため、反射器1の直径が制限され、大径反射器
1を人工衛星本体5に搭載しようとする場合には問題を
生じる。一例として、これまでの実績では、反射器1の
直径は3.5m程度が限界であった。また図4示す例で
は、図3に示す例より直径の大きな反射器11、12を
人工衛星本体5に搭載することができる。しかし、反射
器11、12が大径化するにつれて、衛星フェアリング
7内の半径方向の空間を、より多く必要とするようにな
った。この結果、反射器11、12をアンテナ取付台1
0の側面に収めることが不可能になるという問題を生じ
た。なお図4に示す例で、衛星フェアリング7内に収納
可能な反射器11、12は、その折り畳み構造物の構成
にもよるが、概ね直径15m程度が限界であった。
【0008】ところで、打ち上げ用ロケットの衛星フェ
アリングは、先端部が円錐形状をなす細長い円筒構造で
あるため、半径方向よりも軸方向(長手方向)の空間に
余裕がある。従って、搭載アンテナに大口径反射器を用
いる人工衛星を打ち上げる場合には、衛星フェアリング
の先端部分をも含めた軸方向の空間を有効に利用して、
反射器を衛星フェアリング内に収納する必要がある。こ
の発明は、このような背景の下になされたもので、衛星
フェアリングへ収納する際の収納性が高く、大口径の反
射器を有していても衛星フェアリング内に収納可能であ
る展開型アンテナを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に記載の展開型アンテナにあっては、人
工衛星打ち上げ用ロケットの衛星フェアリング内に収納
される人工衛星に搭載され、電波を放射する放射手段
と、前記電波を反射する反射手段とからなる展開型アン
テナであって、前記反射手段を回転させる回転手段を具
備し、前記反射手段は伸縮構造を有していることを特徴
とする。また、請求項2に記載の発明にあっては、前記
人工衛星に折り畳まれた形状で搭載される請求項1に記
載の展開型アンテナであって、前記人工衛星の打ち上げ
後に、まず前記回転手段によって前記反射手段を回転さ
せてはね上げ、次に前記反射手段を伸展させて、前記反
射手段の形状を復元することを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明によれば、収縮かつ折り畳んだ状態の
展開型アンテナの反射器を、人工衛星打ち上げ用ロケッ
トの衛星フェアリング内に収納し、打ち上げ後まず衛星
フェアリングを開放し、回転手段が反射器をはね上げ
る。次に反射器を伸展させて展開型アンテナの復元を完
了する。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について説明す
る。図1および図2は、本発明の一実施例にかかる展開
型アンテナ22の概略構成を示す図である。なお図1
は、展開型アンテナ22をはね上げる様子を、また図2
は展開型アンテナ22を伸展させる様子を示している。
また、図1および図2において、図4の各部と対応する
部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0012】図1において、14および15は多数の折
り畳み構造物の集合体から構成された反射器である。こ
の反射器14、15はアンテナ取付台10に固定され
た、それぞれはね上げ機構18および19に、それぞれ
矢印D、E方向に回転可能に支持されている。なお、実
線は反射器14、15を折り畳んだ状態を、破線は反射
器14、15を復元した状態を示している。また反射器
14、15は、図2に示すそれぞれ矢印F、G方向に伸
張可能であり、実線は収縮した状態を、破線は復元した
状態を示している。
【0013】16および17は、反射器14、15を折
り畳んだ際にアンテナタワー8に保持するための保持部
材である。20および21は、反射器14、15をはね
上げ、破線の状態に復元した際に、反射器14、15を
アンテナ取付台に固定するための保持機構である。
【0014】これら図1、図2において、反射器14、
15は、図1の実線で示すように、収縮且つ折り畳まれ
た状態で人工衛星本体と共に打ち上げ用ロケットの衛星
フェアリング7内に収納される。また、この時点では反
射器14、15は、それぞれ支持部材16および17に
よってアンテナタワー8に保持されて、打ち上げられ
る。ロケットの打ち上げ後、まず地上局(図示略)から
の指示や人工衛星本体5内の制御装置(図示略)に予め
記憶されたプログラムに従って、衛星フェアリング7を
開放する(切り捨てる)。
【0015】次に、支持部材16、17による反射器1
4、15の保持を解除する。この後、はね上げ機構1
8、19がそれぞれ反射器14、15を矢印D、E方向
に回転させて、破線の状態に復元する。この復元された
状態では反射器14、15は、それぞれ保持機構20、
21によってアンテナ取付台10に固定される。
【0016】図2に実線で示す図に、はね上げ完了後の
反射器14、15が、保持機構20、21によってアン
テナ取付台10に固定された状態を示す。次に、この状
態から、多数の折り畳み構造物の集合体から構成された
反射器14、15を、それぞれ矢印F、G方向へ伸展さ
せ、図2の破線の状態に復元する。この様にして、人工
衛星搭載のアンテナの反射器14、15は、ロケット打
ち上げ時には図1中に実線で示すような形状に折り畳ま
れており、打ち上げ後に図2に破線で示すような形状に
展開される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
人工衛星搭載アンテナの反射器を打ち上げ用ロケットの
衛星フェアリング内に収納する際の収納性を向上させ
る。これは反射器を、伸展させる前の収縮状態で衛星フ
ェアリングの軸方向の先端部に収まるように折り畳んで
収納する。このため、限られた衛星フェアリング内に大
口径反射器を収納することが可能となる。さらに、小口
径の反射器を用いる人工衛星を打ち上げる場合にあって
も、本発明により、打ち上げ用ロケットの衛星フェアリ
ングを小型化することができる。これは、人工衛星の打
ち上げコストを低減したり、打ち上げ手段の選択の自由
度増大につながるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる展開型アンテナ22
の概略構成を示す第1の図である。
【図2】同実施例の展開型アンテナ22の概略構成を示
す第2の図である。
【図3】従来のアンテナを搭載した人工衛星の第1の例
を示す概略構成図である。
【図4】従来のアンテナを搭載した人工衛星の第2の例
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
5 人工衛星本体 7 衛星フェアリング 9 放射器 14、15 反射器 18、19 はね上げ機構 22 展開型アンテナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星打ち上げ用ロケットの衛星フェ
    アリング内に収納される人工衛星に搭載され、電波を放
    射する放射手段と、前記電波を反射する反射手段とから
    なる展開型アンテナであって、 前記反射手段を回転させる回転手段を具備し、 前記反射手段は伸縮構造を有していることを特徴とする
    展開型アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記人工衛星に折り畳まれた形状で搭載
    される展開型アンテナであって、前記人工衛星の打ち上
    げ後に、 まず前記回転手段によって前記反射手段を回転させては
    ね上げ、 次に前記反射手段を伸展させて、 前記反射手段の形状を復元することを特徴とする請求項
    1に記載の展開型アンテナ。
JP25585794A 1994-10-20 1994-10-20 展開型アンテナ Pending JPH08125423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25585794A JPH08125423A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 展開型アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25585794A JPH08125423A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 展開型アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08125423A true JPH08125423A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17284556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25585794A Pending JPH08125423A (ja) 1994-10-20 1994-10-20 展開型アンテナ

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JP (1) JPH08125423A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101024405B1 (ko) * 2009-12-29 2011-03-23 한국항공우주연구원 로켓용 분리 가능한 듀얼 안테나

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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