JPH05147596A - 三軸型通信放送衛星 - Google Patents
三軸型通信放送衛星Info
- Publication number
- JPH05147596A JPH05147596A JP3340092A JP34009291A JPH05147596A JP H05147596 A JPH05147596 A JP H05147596A JP 3340092 A JP3340092 A JP 3340092A JP 34009291 A JP34009291 A JP 34009291A JP H05147596 A JPH05147596 A JP H05147596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- satellite body
- repeater
- satellite
- east
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Aerials (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 打ち上げ時の寸法に比べ十分な中継器搭載面
積と放熱面積を確保して、通信回線の大容量化に対応す
る。 【構成】 衛星本体1は箱型構造であり、東,西パネル
2,3は衛星本体1の東側と西側とにヒンジ7を介して
取り付けられ、運用するときには東西方向に展開され
る。また、運用しないときには、衛星本体1を包み込む
ように収納される。両パネル2,3は、断面形状コ字状
であり、中継器とアンテナ鏡面4などを設けている。中
継器搭載面積と放熱面積を3倍にし、熱制御のヒータ電
力を三分の一にする。
積と放熱面積を確保して、通信回線の大容量化に対応す
る。 【構成】 衛星本体1は箱型構造であり、東,西パネル
2,3は衛星本体1の東側と西側とにヒンジ7を介して
取り付けられ、運用するときには東西方向に展開され
る。また、運用しないときには、衛星本体1を包み込む
ように収納される。両パネル2,3は、断面形状コ字状
であり、中継器とアンテナ鏡面4などを設けている。中
継器搭載面積と放熱面積を3倍にし、熱制御のヒータ電
力を三分の一にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三軸型通信放送衛星に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の三軸型通信放送衛星は、箱型構造
に各機器を設置している。このため、中継器の搭載位置
と、機器からの熱を放熱するための放熱面は、南北面パ
ネルに限られている。他方、打ち上げロケットに収納可
能な寸法によって、この南北面パネルの大きさは決めら
れている。
に各機器を設置している。このため、中継器の搭載位置
と、機器からの熱を放熱するための放熱面は、南北面パ
ネルに限られている。他方、打ち上げロケットに収納可
能な寸法によって、この南北面パネルの大きさは決めら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の三軸型通信放送
衛星では、ロケットのノーズフェアリング収納性によっ
て衛星の寸法が決まり、この寸法によって、中継器の搭
載される南北面ミッションパネルの面積が制約を受ける
ことになる。このため、中継器搭載面積と、中継器の発
する熱を放熱するための放熱面積とが制約を受けること
になり、通信回線の大容量化に対して十分に対応できな
いという問題がある。
衛星では、ロケットのノーズフェアリング収納性によっ
て衛星の寸法が決まり、この寸法によって、中継器の搭
載される南北面ミッションパネルの面積が制約を受ける
ことになる。このため、中継器搭載面積と、中継器の発
する熱を放熱するための放熱面積とが制約を受けること
になり、通信回線の大容量化に対して十分に対応できな
いという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題点にかんがみなされた
もので、打ち上げ時の寸法に比べ、十分な中継器搭載面
積と放熱面積を確保して通信回線の大容量化に対応でき
るようにした三軸通信放送衛星の提供を目的とする。
もので、打ち上げ時の寸法に比べ、十分な中継器搭載面
積と放熱面積を確保して通信回線の大容量化に対応でき
るようにした三軸通信放送衛星の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる本発明は、衛星本体と、上記衛星
本体の東側と西側とに取り付けられ、運用するときに東
西方向に展開され、運用しないときに上記衛星本体を包
み込むように収納されるパネルとによって構成してあ
る。また、請求項2にかかる本発明は、上記衛星本体を
箱型構造とし、上記パネルを断面形状コ字状とし、ヒン
ジを介して上記衛星本体に取り付け、上記パネルに中継
器とアンテナとを設けている構成としてある。
め、請求項1にかかる本発明は、衛星本体と、上記衛星
本体の東側と西側とに取り付けられ、運用するときに東
西方向に展開され、運用しないときに上記衛星本体を包
み込むように収納されるパネルとによって構成してあ
る。また、請求項2にかかる本発明は、上記衛星本体を
箱型構造とし、上記パネルを断面形状コ字状とし、ヒン
ジを介して上記衛星本体に取り付け、上記パネルに中継
器とアンテナとを設けている構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる本発明
においては、運用するときにパネルを東西方向に展開さ
せて、中継器搭載面積と放熱面積を増加できる。また、
請求項2にかかる本発明においては、パネルはヒンジを
中心にして展開し、中継器搭載面積と放熱面積を3倍に
する。収納されたパネルは、運用したとの三分の一のヒ
ータ電力ですむ。
においては、運用するときにパネルを東西方向に展開さ
せて、中継器搭載面積と放熱面積を増加できる。また、
請求項2にかかる本発明においては、パネルはヒンジを
中心にして展開し、中継器搭載面積と放熱面積を3倍に
する。収納されたパネルは、運用したとの三分の一のヒ
ータ電力ですむ。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1と図2に基づ
いて説明する。図1は本実施例の三軸型通信放送衛星の
パネル展開状態の斜視図であり、図2はパネル収納状態
の斜視図である。この三軸型通信放送衛星は、衛星本体
1と東パネル2と西パネル3とで構成されている。衛星
本体1は、従来と同様の箱型構造であって、南北面には
アンテナ鏡面4と固定フィード5を備え、上下に太陽電
池パドル6を備えた従来の衛星と同様なものである。そ
して、ヒンジ7を介して本発明の特徴部分である東,西
パネル2,3を取り付けている。
いて説明する。図1は本実施例の三軸型通信放送衛星の
パネル展開状態の斜視図であり、図2はパネル収納状態
の斜視図である。この三軸型通信放送衛星は、衛星本体
1と東パネル2と西パネル3とで構成されている。衛星
本体1は、従来と同様の箱型構造であって、南北面には
アンテナ鏡面4と固定フィード5を備え、上下に太陽電
池パドル6を備えた従来の衛星と同様なものである。そ
して、ヒンジ7を介して本発明の特徴部分である東,西
パネル2,3を取り付けている。
【0008】両パネル2,3は、断面形状コ字状であ
り、基部2a,3aと上部2b,3bと下部2c,3c
とからなり、基部2a,3aにおいてヒンジ7を介して
衛星本体1に取り付けられている。また、基部2a,3
aの南北面には中継器が搭載され、図中ではアンテナ鏡
面4と展開フィード8とを設けている。なお、上部2b
に設けた溝は、太陽電池パドル6との干渉防止のための
パドル溝9である。
り、基部2a,3aと上部2b,3bと下部2c,3c
とからなり、基部2a,3aにおいてヒンジ7を介して
衛星本体1に取り付けられている。また、基部2a,3
aの南北面には中継器が搭載され、図中ではアンテナ鏡
面4と展開フィード8とを設けている。なお、上部2b
に設けた溝は、太陽電池パドル6との干渉防止のための
パドル溝9である。
【0009】次に、両パネル2,3の動作について説明
する。ロケットのノーズフェアリング収納時やトランス
ファ軌道航行時などの運用前フェーズにおいて、図2に
示すように、東パネル2は衛星本体1を、さらにその上
に西パネル3が包み込むように収納される。この収納状
態であれば、放熱面積は運用フェーズの三分の一とな
り、運用前フェーズの熱制御に要するヒータ電力を三分
の一に低減でき、熱制御系と電源系に対する負担を大幅
に軽減できる。
する。ロケットのノーズフェアリング収納時やトランス
ファ軌道航行時などの運用前フェーズにおいて、図2に
示すように、東パネル2は衛星本体1を、さらにその上
に西パネル3が包み込むように収納される。この収納状
態であれば、放熱面積は運用フェーズの三分の一とな
り、運用前フェーズの熱制御に要するヒータ電力を三分
の一に低減でき、熱制御系と電源系に対する負担を大幅
に軽減できる。
【0010】そして、図1に示すように、軌道上の運用
フェーズでは、両パネル2,3は衛星本体1の東側と西
側とに展開される。この展開状態であれば、衛星本体1
の南北面だけに搭載した場合に比べ、3倍の搭載面積が
得られる。同時に、中継器から発する熱を放熱するため
の放熱面も、3倍となる。さらに、展開状態において、
地球を指向する面にアンテナ鏡面4と展開フィード8を
搭載すれことにより、アンテナ数も増加でき、通信回線
の大容量化に対応できる。
フェーズでは、両パネル2,3は衛星本体1の東側と西
側とに展開される。この展開状態であれば、衛星本体1
の南北面だけに搭載した場合に比べ、3倍の搭載面積が
得られる。同時に、中継器から発する熱を放熱するため
の放熱面も、3倍となる。さらに、展開状態において、
地球を指向する面にアンテナ鏡面4と展開フィード8を
搭載すれことにより、アンテナ数も増加でき、通信回線
の大容量化に対応できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように請求項1にかかる本発明に
よると、打ち上げ時の寸法に比べ十分な中継器搭載面積
と放熱面積を確保して通信回線の大容量化に対応でき
る。また、収納フェーズにおいて、放熱量を抑えて、熱
制御に必要なヒータ電力を節減できる。また、請求項2
にかかる本発明によると、打ち上げ時の衛星本体寸法に
比べ3倍の中継器搭載面積と放熱面積を確保し、アンテ
ナ数も3倍にして通信回線の大容量化に対応できる。ま
た、収納フェーズにおいて、放熱量を三分の一に抑え
て、熱制御に必要なヒータ電力を三分の一に節減でき
る。
よると、打ち上げ時の寸法に比べ十分な中継器搭載面積
と放熱面積を確保して通信回線の大容量化に対応でき
る。また、収納フェーズにおいて、放熱量を抑えて、熱
制御に必要なヒータ電力を節減できる。また、請求項2
にかかる本発明によると、打ち上げ時の衛星本体寸法に
比べ3倍の中継器搭載面積と放熱面積を確保し、アンテ
ナ数も3倍にして通信回線の大容量化に対応できる。ま
た、収納フェーズにおいて、放熱量を三分の一に抑え
て、熱制御に必要なヒータ電力を三分の一に節減でき
る。
【図1】本実施例の三軸型通信放送衛星のパネル展開状
態の斜視図。
態の斜視図。
【図2】本実施例の三軸型通信放送衛星のパネル収納状
態の斜視図。
態の斜視図。
1 衛星本体 2 東パネル 3 西パネル 2a,3a 基部 2b,3b 上部 2c,3c 下部 4 アンテナ鏡面 5,8 フィード 6 太陽電池パドル 7 ヒンジ
Claims (2)
- 【請求項1】 衛星本体と、 上記衛星本体の東側と西側とに取り付けられ、運用する
ときに東西方向に展開され、運用しないときに上記衛星
本体を包み込むように収納されるパネルとによって構成
される三軸型通信放送衛星。 - 【請求項2】 上記衛星本体を箱型構造とし、 上記パネルを断面形状コ字状とし、ヒンジを介して上記
衛星本体に取り付け、上記パネルに中継器とアンテナと
を設けていることを特徴とする請求項1に記載した三軸
型通信放送衛星。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340092A JPH05147596A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 三軸型通信放送衛星 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3340092A JPH05147596A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 三軸型通信放送衛星 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05147596A true JPH05147596A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18333641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3340092A Pending JPH05147596A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 三軸型通信放送衛星 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05147596A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0888967A1 (en) * | 1997-07-05 | 1999-01-07 | Matra Marconi Space Uk Limited | Spacecraft platforms |
JP2009530188A (ja) * | 2006-03-21 | 2009-08-27 | ロッキード、マーティン、コーパレイシャン | 展開可能な連節式の熱ラジエータを備える人工衛星、および人工衛星の操作方法 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3340092A patent/JPH05147596A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0888967A1 (en) * | 1997-07-05 | 1999-01-07 | Matra Marconi Space Uk Limited | Spacecraft platforms |
JP2009530188A (ja) * | 2006-03-21 | 2009-08-27 | ロッキード、マーティン、コーパレイシャン | 展開可能な連節式の熱ラジエータを備える人工衛星、および人工衛星の操作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |