JPH08123991A - 紙幣取扱装置 - Google Patents

紙幣取扱装置

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JPH08123991A
JPH08123991A JP7222199A JP22219995A JPH08123991A JP H08123991 A JPH08123991 A JP H08123991A JP 7222199 A JP7222199 A JP 7222199A JP 22219995 A JP22219995 A JP 22219995A JP H08123991 A JPH08123991 A JP H08123991A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の紙幣取扱装置に比べて安全性を向上さ
せると共に、安価でスペースをとらない構造で紙幣収納
装置を自動的に施解錠でき、紙幣収納装置の重量増加も
回避できる紙幣取扱装置を提供する。 【解決手段】 本装置は、外部から送り込まれた紙幣を
識別する紙幣識別部1と、ここで正常と判定された紙幣
を収納する紙幣収納装置Sを装填及び取出し可能に形成
された本体部8と、紙幣識別部1から紙幣を紙幣収納装
置S内に送る搬送部210と、紙幣収納装置S内に紙幣
を押し込んで収納させる紙幣押し込み部4と、これを駆
動するための駆動源部950と、紙幣収納装置Sが本体
部8に装填されているとき紙幣収納装置Sを施錠し或い
は解錠する施解錠装置とを備える。駆動源部950は本
体部8に設けられ、施解錠装置は駆動源部950からの
動力で駆動されて施解錠動作を行うように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシンそ
の他の遊技機あるいは自動販売機等(以下「遊技機等」
という)に用いられる紙幣取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機などの紙幣挿入口から送り
込まれた紙幣の適否を判別する紙幣識別部と、この紙幣
識別部から紙幣を本体に内蔵された紙幣収納装置(以下
「スタッカ」という)に送る搬送部とを具備し、スタッ
カに押し込みユニット及びこれを駆動するモータ等の駆
動源を組み込んで一体構造とした紙幣取扱装置が知られ
ている。
【0003】この紙幣取扱装置では、スタッカは本体内
から取り出せるように構成され、スタッカを本体内に装
填したとき手動で施錠することによって固定し、本体内
から取り出す際にはスタッカの施錠を解除するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように手動で施解錠動作を行う構造では、紙幣の入った
スタッカを簡単に取り外すことができるので、不正が行
われやすい。そこで、安全性を向上させるため、また、
スタッカを回収する人間の労力を軽減するため、自動的
に施解錠するロック機構を紙幣取扱装置に設けることが
考えられる。ところが、この場合、ロック機構を作動さ
せるために、例えばソレノイドやモータ等の駆動源が必
要になるので、その分スペースをとり、コストも増大す
る。また、ロック機構と共にその駆動源もスタッカに組
み込んだ場合には、スタッカ自体の重量が増大し、スタ
ッカを取り外して運ぶ人間の負担も増えてしまう。
【0005】従って、本発明の目的は、従来の紙幣取扱
装置に比べて安全性を向上させると共に、安価でスペー
スを取らない構造によってスタッカを自動的に施解錠で
き、スタッカ自体の重量増加も回避できる紙幣取扱装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の紙幣取扱装置
は、外部から受け入れた紙幣の有効性を確認し、紙幣の
受領を可能あるいは不可能と判定する紙幣識別手段と、
該紙幣識別手段で有効と判定された紙幣を収納する着脱
可能な紙幣収納手段と、前記紙幣識別手段から前記紙幣
を前記紙幣収納手段に送る搬送手段と、前記搬送手段か
ら送られてきた紙幣を移動させて前記紙幣収納手段内に
収納させる紙幣押し込み手段と、前記紙幣押し込み手段
を駆動するための駆動源と、前記紙幣収納手段を施錠し
て前記紙幣取扱装置から取り出し不能にする施解錠手段
とを含み、前記駆動源は前記紙幣収納手段とは別個に設
けられ、前記施解錠手段は前記駆動源からの動力で駆動
されて施解錠を行うことを特徴とする。
【0007】好ましくは、施解錠手段は駆動源と紙幣押
し込み手段との間に設けられる。
【0008】より好ましくは、施解錠手段は、駆動源に
より回転駆動されて、紙幣押し込み手段に回転力を伝達
する駆動軸と、該駆動軸上に設けられた一対のカムと、
該駆動軸と該一対のカムの各々との間に介装されたワン
ウエイクラッチとを含み、一対のカムの一方に対するワ
ンウエイクラッチと一対のカムの他方に対するワンウエ
イクラッチは、それぞれ駆動力を伝達するために、駆動
軸と共に回転する方向が互いに反対になるように配され
ている。
【0009】好ましくは、紙幣取扱装置は、紙幣収納手
段を装着したときにその紙幣収納手段の装着を検知して
検出を示す信号を制御手段に出力する検出器を備え、制
御手段は、検出器からの信号に応じて施錠駆動信号を駆
動源に出力する。
【0010】この好ましい態様によれば、紙幣収納手段
の自動的な施錠を的確に行うことができる。
【0011】好ましくは、制御手段は、所定の解錠操作
信号に応じて、施解錠信号を前記駆動源に出力して前記
施解錠手段を解錠方向に駆動させる。
【0012】好ましくは、紙幣取扱装置は、遊技機など
の機械に収納され、機械に所定の情報が記録されたカー
ドが挿入されて所定の情報が読み出された時に前記解錠
操作信号を発生させる。
【0013】あるいは、紙幣取扱装置は、遊技機などの
機械に収納され、該機械のフロントドアが解錠されある
いは開けられた時に所定の解錠操作信号を発生させる。
【0014】
【作用】本発明の紙幣取扱装置においては、紙幣識別手
段に紙幣が送り込まれると、その真贋及び良否が識別さ
れ、その結果、受領可能と判断された紙幣は、紙幣識別
手段から紙幣収納手段に送られる。そして、紙幣押し込
み手段が、紙幣を紙幣収納手段に押し込んで収納させ
る。このとき、紙幣押し込み手段は、紙幣収納手段とは
別個に設けられた駆動源によって駆動される。着脱可能
な紙幣収納手段は、紙幣取扱装置の本体内に装填されて
いるとき、施解錠手段によって施錠されあるいは解錠さ
れる。この施解錠手段の動作は、前記駆動源からの動力
で駆動される。
【0015】好ましい態様の紙幣取扱装置においては、
施解錠装置を駆動源と紙幣押し込み手段との間に設置す
ることにより、紙幣収納手段とは別個に設けられた駆動
源から伝達される動力をそのまま利用して施解錠手段を
駆動する。すなわち、駆動源から施解錠手段への動力伝
達のために、紙幣押し込み手段への動力伝達とは別個の
独立した機構を設ける手間と費用が省かれるので、スペ
ース及びコストの節減が達成される。
【0016】好ましい態様においては、一対のカムの一
方に対するワンウエイクラッチと一対のカムの他方に対
するワンウエイクラッチが、それぞれ駆動軸と共に回転
する方向が互いに反対になるように配置されることによ
り、駆動軸の回転方向(正転、逆転)に応じて施錠動作
又は解錠動作が自動的に行われる。
【0017】更に好ましくは、施解錠手段は、一対のカ
ムの一方の回動に応じてよりそれぞれ逆向きに変位され
得る一対の施錠棒を有し、駆動軸が、駆動源により施錠
方向に駆動されたときに、一対の施錠棒は、それぞれ外
側に向けて駆動されて紙幣取扱装置の外部に突出する施
錠位置で保持される。
【0018】この好ましい態様によれば、駆動軸の駆動
力を利用して施錠動作を簡単且つ的確に行うことができ
る。
【0019】更に好ましくは、一対の施錠棒は、施錠位
置に施錠棒を保持する保持手段が係合する溝をそれぞれ
有し、保持手段は、前記一対のカムの他方の回動に応じ
て、溝から外される。
【0020】好ましくは、紙幣収納手段、紙幣押し込み
手段、及び施解錠手段は、一つのハウジング内に配設さ
れて紙幣取扱装置から着脱可能なユニットを成す。
【0021】好ましくは、紙幣取扱装置は、駆動源に施
錠駆動信号を出力して前記施解錠手段を施錠方向に駆動
させる制御手段を備える。
【0022】この好ましい態様によれば、施解錠手段の
施解錠動作を的確に制御することができる。
【0023】別の態様においては、紙幣収納装置が本体
部に装填されたとき、これが検出器によって検出され、
その検出信号が制御部に送られる。制御部は、この検出
信号に応じて駆動源を作動させ、施錠動作を行う。これ
により、施錠動作が的確に行われる。
【0024】また、上記制御部は解錠操作信号を受けた
とき、施解錠装置が解錠するように駆動源を作動させる
信号を出力する。そのための解錠操作信号は、紙幣取扱
装置を収納した遊技機などにICカード等のカードが挿
入され、そのカードに記録された情報が読み出されたと
き、あるいは当該遊技機などのフロントドアが解錠もし
くは開けられたとき発生することにより、解錠動作が迅
速かつ的確に行われる。
【0025】
【効果】上記のように、本発明によれば、紙幣収納手段
は施解錠手段によって自動的に施解錠できると共に、そ
の施解錠手段の駆動は、新たに設けた駆動源ではなく紙
幣押し込み手段のための駆動源によって行われるので、
安全性が向上する。加えて、施解錠手段の駆動のために
紙幣収納手段や紙幣押し込み手段の重量及び取り付けス
ペースの増大が回避される。従って、全体として低コス
トで施解錠を自動化し、且つ紙幣収納手段の回収や設置
を行う作業者の労力が軽減される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1において、実施例の紙幣取扱
装置Pは、紙幣の有効性を確認する紙幣識別部1と、多
数の紙幣Aを積み重ねて収納する紙幣収納装置(以下
「スタッカ」と呼ぶ)Sを収容する本体部8と、駆動源
部950とから成る。スタッカSは、紙幣取扱装置Pの
本体部8内に着脱可能であり、図2に示すように、扉1
00と、紙幣押し込み部4と、紙幣識別部1の内部に配
置された紙幣搬送部210から続く案内路8Gと、紙幣
収納部11とを含んでいる(更に、図13及び図14参
照)。
【0027】紙幣識別部1では、紙幣投入口10から投
入された紙幣の真贋および良否の識別が行われる。この
識別は、内部に配置されたCPU及びメモリから成る制
御部300により実行される。すなわち、CPUはメモ
リに予め格納されている正規の紙幣についてのデータと
投入された紙幣についての検知データとを比較すること
により、紙幣の良否を判別する。ここで問題なしと判断
された紙幣Aは、紙幣搬送部210によってスタッカS
の案内路8Gに運ばれる。
【0028】なお、紙幣識別部1は、本体部8に対し、
図1において本体部8の左上端に設けた一対の孔を通る
軸ピン3により、図示の位置から矢印で示すように回動
し且つ取り外し可能に取り付けられている。紙幣識別部
1を図1において時計方向に回動させると、本体部8の
左端の面が開放され、スタッカSを本体部8内に入れた
り取り出したりできる状態となる。
【0029】図13及び図14に示すように、スタッカ
Sは、後述の施錠棒62,64が施錠のために突出する
貫通孔962,964が形成された側壁902,904
と、後壁907(図2参照)と、底壁905とから成る
箱体(ハウジング)9を含む。該箱体9は、その内部上
方に該側壁902,904の内側表面に固着された内部
隔壁24と、たな部84’,86’を有し該側壁90
2,904の内側表面の内部隔壁の下方に相対して配置
された一対の逆L字状の部材84,86とが設けられ、
それらにより、スタッカSは、紙幣押し込み部4、案内
路8G、及び紙幣収納部11に区分されている。
【0030】また、後述するように、箱体9の紙幣識別
部1側は、前記扉100により開閉可能に覆われてい
る。扉100には、紙幣が紙幣搬送部210から案内路
8Gに送られる際に通る紙幣入口88が形成されている
(図2、4参照)。
【0031】前記内部隔壁24の上に位置する紙幣押し
込み部4は、その開いた頂部、即ち箱体9の開いた頂部
を蓋6により覆われる。蓋6は、ビスなどにより、箱体
9の上端に固定されている。
【0032】内部隔壁24と前記たな部84’,86’
との間に形成される案内路8Gは、前記紙幣入口88
(図2及び図4参照)を通って送られて来た紙幣が一時
的に載置されるところであり、その底部には、前記たな
部84’,86’の間に、紙幣Aが通過する開口90が
形成されている。
【0033】この開口90は、通常、紙幣収納部11内
においてバネにより付勢された紙幣支持板18、又はそ
の上に保持された紙幣Aもしくは紙幣の積み重ねAによ
り、ふさがれている。該紙幣支持板18は、長手方向に
間隔を取って前記箱体9の底壁905上に配置された一
対のコイルバネ92,94により上方に付勢されてい
る。
【0034】紙幣押し込み部4では、後述のように上下
移動機構を構成する偏心ピン盤12とスライド板14と
によって押し込み板16(図3及び図7)が上下動する
ようになっている。ここで、上下移動機構が、駆動源部
950に含まれているモータ20により駆動されると、
押し込み板16はその下側に挿入された紙幣Aを押し下
げる。このとき、図13及び図14に示すように、紙幣
Aは、その幅より狭い箱体9の開口90をたな部8
4’,86’に長手の側部が当たり屈曲して通過し、紙
幣収納部11内に設けられた紙幣支持板18上に載せら
れる。押し込み板16が上方位置に戻ると、紙幣Aはた
な部84’,86’とコイルバネ92,94の付勢力に
より上方に付勢された紙幣支持板18との間に挟持され
る。
【0035】上記のようにスタッカSに紙幣を収納する
ため、押し込み板16が紙幣を下の位置(図3及び図1
4参照)まで押し下げた後、上昇して上の位置(図4及
び図13参照)に戻ったとき、後述のように押し込み板
16の角部に設けられた検知板96がフォトセンサ98
に検知される。この検知信号は、駆動源部950に含ま
れる制御部300に送られ、制御部の制御信号がモータ
20に出力されて、モータ20の駆動が停止する。
【0036】なお、図2では駆動源部950に制御部3
00が配置されているが、この制御部300は前記紙幣
識別部1内のCPUであってもよい。その場合、制御部
300は、図2の位置には存在せず、フォトセンサ98
及びモータ20は前記CPUと電気的配線で結ばれる。
【0037】以上の紙幣収納動作の繰り返しにより、複
数枚の紙幣AがスタッカSの紙幣収納部11内に積み重
ねられて収納される。
【0038】紙幣押し込み部4では、図7に示すよう
に、U字状の取付板38が上記箱体9の内部隔壁24上
に取り付けられている。取付板38の対向する壁部の中
央部には、これと一体に形成された軸受(図示省略)が
設けられ、この軸受に駆動軸40が長手方向に回転自在
に支持されている。この駆動軸40上には、後述するよ
うに、それぞれワンウエイクラッチを介して一対のカム
42,44が軸方向に所定の間隔を置いて配置されると
共に、図3〜図6に示すように、駆動軸40のモータ2
0側の一端部にスプライン軸22が一体に結合されてい
る。
【0039】図2に示すように、駆動軸40の紙幣識別
部1側の他端部には、偏心ピン盤12が固定されてい
る。この偏心ピン盤12は、周縁部の一点から突出した
円柱形の偏心ピン17を備えており、このピン17は、
押し込み板16上に固着した断面L字状のスライド板1
4の垂直部の上部に横方向に延びた長孔30に緩く嵌合
している。スライド板14は、上記取付板38の外側に
これと一体に形成された案内部材26,28の溝部2
7,29に垂直方向側部が摺動自在に嵌入し上下動自在
に案内され、駆動軸40と一体の偏心ピン盤12の回転
により、上下に往復運動する。かくして、ピン17を有
する偏心ピン盤12、長孔30を有するスライド板1
4、溝部27,29を有する案内部材26,28は上下
移動機構を形成している。上記のように、スライド板1
4は押し込み板16と一体になっているので、スライド
盤14の上下動と共に押し込み板16も上下動する。
【0040】図7は、偏心ピン盤12のピン17がスラ
イド板14を最も高い位置に保持している場合を示して
いる。この時、押し込み板16の上面(紙幣押圧面の反
対側)は箱体9の内部隔壁24の下面に当接している。
【0041】駆動軸40に設けられた一対のカム42,
44は、それぞれ一方向にのみ駆動力を伝達するワンウ
エイクラッチを介して駆動軸40の回転が伝達される。
【0042】このワンウエイクラッチは、図11および
図12に示すように構成されたもので、その駆動軸40
と筒状の内輪46とが一体となって回転するように嵌め
合わされている。内輪46と外輪54との間には、複数
の針状コロ48が等間隔で配置され、各針状コロ48の
間には、等間隔で保持器50が1個ずつ外輪から延びて
いる。さらに、各保持器50と針状コロ48との間に
は、針状コロ48を図の反時計回りにカム面56の狭小
部58の方に付勢するスプリング(コイル状又は板状)
52が配設されている。
【0043】この状態で、図11の矢印で示すように駆
動軸40が反時計方向に回転を始めると、駆動軸40と
一体の内輪46の回転力が針状コロ48と内輪46間の
摩擦により伝達されるので、針状コロ48は、反時計回
り方向に付勢され、外輪54の内径面に形成されている
カム面56の狭小部58に転がって移動する。そして、
カム面56の狭小部58に押し付けられ、針状コロ48
が内輪46と外輪54との間にくさびを打ち込むような
形となる。かくして内輪46、針状コロ48、外輪54
の3者が一体となり、駆動軸40の回転を外輪54に伝
えることができる。
【0044】一方、図12は、駆動軸40が時計回り
(図中の矢印方向)に回転する場合を示している。内輪
46は、その回転と共に針状コロ48を転動させ、カム
面56の幅広部60まで移動させる。このとき、針状コ
ロ48は内輪46と互いに転がり接触しており、外輪5
4とは実質的に接触していない状態にあるので、駆動軸
40の回転は外輪54には伝わらない。
【0045】再び図7を参照すると、取付板38には、
その内部底面上で直方体の支持部材32,34が駆動軸
40の両側に対称に取り付けられている。各支持部材3
2,34は側面中央部に貫通孔32a,34aを有し、
各孔32a,34aに円柱形の施錠棒62,64が遊嵌
してある。図8及び図10に示すように、各施錠棒6
2,64の駆動軸40側の端部にはそれぞれフランジ状
のカムキャッチ70,72が設けられ、各カムキャッチ
70,72には、前述の駆動軸40上の一対のカムの一
方(以下第1カムと呼ぶ)42の外周が摺動する溝部7
0a,72aが設けてある。これらのカムキャッチ7
0,72と支持部材32,34との間には、それぞれ施
錠棒62,64の周囲に巻かれたコイルバネ66,68
が設けてあり、施錠棒62,64を第1カム42に向か
って両側から常時付勢している。
【0046】また、施錠棒62,64において、カムキ
ャッチ70,72の溝部70a,72aの奥には、第1
カム42の周面(後述の突出部42a及び部分42bか
ら成る)が摺接し且つその周面上を転動可能なローラ2
00,201(図10)が配設されている。
【0047】実施例では、上記の支持部材32,34、
取り付け板38、駆動軸40、一対のカム42,44、
ワンウエイクラッチ、施錠棒62,64、コイルバネ
(圧縮バネ)66,68、カムキャッチ70,72、及
びローラ200,201ならびに後述の回動軸74,7
6、カム押え板78、コイルバネ(引張バネ)80,8
2により、施解錠装置が構成されている。
【0048】以上の構成によれば、図2の状態でモータ
20の出力軸(図示省略)が回転すると、このモータ出
力軸に直結され且つ入力軸と出力軸とが直交するように
構成された減速機21の出力軸が回転する。スタッカS
が装填されている状態では、減速機21の出力軸に取り
付けられ、雌型のスプライン歯が形成されたスプライン
軸受部23(図15)が、紙幣押し込み部4の駆動軸4
0の一端に設けられたスプライン軸22と噛み合うの
で、モータ20の駆動力により駆動軸40が図11の矢
印方向に回転する。駆動軸40と第1カム42との間に
は前述のワンウエイクラッチが内蔵されているので、図
11のように内輪46が回転して外輪54と一体の第1
カム42を回転させ、自動的に施錠が行われる。また、
このとき、第2カム44の内部にも、ワンウエイクラッ
チが軸40に対して第1カム42のものとは逆方向に設
けられているので、図12のように内輪46は回転する
が、外輪にはトルクが伝達されず、第2カム44は回転
しない。
【0049】図11の矢印方向(反時計回り)に駆動軸
40が回転する場合には、駆動軸40のトルクは外輪5
4に伝達され、第1カム42を回転させる。そして、施
錠棒62,64の駆動軸側の一端にあるカムキャッチ7
0,72の溝部70a,72aを第1カム42が摺動
し、その奥のローラ200,201上を転動しながら回
転することにより、施錠棒62,64はその先端部を外
側に突出させる動作を行う。
【0050】図1のように紙幣取扱装置Pの本体部8内
にスタッカSが装填された状態で、施錠棒62,64
が、前記箱体9の側壁902,904から突出して、図
8に示すように本体部8の所定位置に設けられた係合孔
1062,1064に嵌入すると、引張りバネ80,8
2の付勢力により、カム押え板78の各腕部78a,7
8bの端部78a’,78b’(図10)が、施錠棒6
2,64に設けられた溝62a,64aとそれぞれ係合
する。この動作により、施錠棒62,64は突出状態に
係止される。このとき、施錠棒62,64の位置は第1
カム42の回転と無関係になるので、施錠棒62,64
が支持部材32,34から突出した状態で駆動軸40を
自在に回転させることができる。したがって、押し込み
板16を内部隔壁24の下面に当接する位置にまで上昇
させることができる。
【0051】施錠棒62,64の先端部が支持部材3
2,34から出た状態(図4、図6)(この時、さらに
ハウジング902,904の外側に出ている)では、本
体部8に挿入されたスタッカSは施錠された状態にあ
る。すなわち、取扱者はスタッカSを紙幣取扱装置から
抜き出すことができない。一方、図2,図3,図5,図
7に示すように、施錠棒62,64が側壁902,90
4から突出していない場合にはスタッカSは解錠された
状態にあり、取扱者はスタッカSを本体部から抜き出す
ことができる。なお、スロットマシン内に固定したハウ
ジングにスタッカSを装填するように構成し、そのハウ
ジングの孔を設けてこれに施錠棒62,64を係合させ
るようにしてもよい。
【0052】次に、駆動軸40に設けられた一対のカム
の他方(第2カム)44は、駆動軸40の上方に位置す
るカム押え板78の横方向の本体部の底面に当接してい
る。図6に示すように、カム押え板78は上方から見て
U字状に形成されており、駆動軸の両側に延びた腕部7
8a,78bが、それぞれ回動軸74,76により前記
一対の支持部材32,34に回動自在に支持され、各腕
部78a,78bの反対側の部分と取り付け板38の底
面の対応するフック間の引張りバネ80,82によって
常に第2カム44を押え付けている。このため、第2カ
ム44は水平位置に保持される。
【0053】解錠動作(施錠棒62,64を突出位置か
ら引っ込める動作)を行わせるには、モータ20の回転
方向を前述の施錠方向と逆の方向(図12に示す方向)
にして第2カム44を回転させ、カム押え板78の各腕
部78a,78bの溝62a,64aに対する係止を解
除すればよい。
【0054】第2カム44も、前述のようにワンウエイ
クラッチを介して駆動軸40に設けられており、この第
2カム44が施錠方向と逆方向に回転されるとき、偏心
ピン盤12は第1カム42の回転時とは逆の方向に回転
される。
【0055】偏心ピン盤12のピン17が最も高い位置
にあるとき、スライド板14は最も高い位置まで持ち上
げられており、押し込み板16は内部隔壁24の下面に
当接している。図2に示す紙幣投入口10から挿入され
た紙幣Aが紙幣識別部1から扉100に形成された紙幣
入口88を介して案内路8Gに送り込まれる。このと
き、紙幣はスタッカS内のたな部84’,86’及び開
口90をふさぐ紙幣支持板18又はその上に積み重ねら
れた紙幣Aの一番上の一枚の上にある。
【0056】ここで、上記の第1カム42と第2カム4
4との関係をより詳細に説明する。前述のように、駆動
軸40と各カム42,44との間にはそれぞれワンウエ
イクラッチが設けられているが、ワンウエイクラッチ
は、第1カム42に対するものと第2カム44に対する
ものとでは、駆動軸40と共に回転する方向が互いに反
対になるように配置されている。スタッカSが紙幣取扱
装置Pに収納された状態で、図6に示すように第1カム
42が施錠棒62,64を押し出して、施錠棒62,6
4が支持部材32,34の貫通孔32a,34a及び対
応する箱体9の側壁902,904の貫通孔962,9
64から突出して前記本体部8の係合孔1062,10
64に挿入されているときは、スタッカSが施錠されて
いる。すなわち、第2カム44はカム押え板78を引張
バネ80,82の付勢力により下降させ、図10に示す
ように、カム押え板78の腕端部78a’,78b’が
施錠棒62,64の溝62a,64aに係合することに
より、施錠棒62,64が引っ込まないように係止して
いる。すなわち、カム押え板78により、施錠棒62,
64によるスタッカSの解錠を防止している。
【0057】一方、図5に示すように、施錠棒62,6
4が側壁902,904から突出していない状態では、
スタッカSは解錠されている。
【0058】図6の施錠状態から図5の解錠状態に至る
には、図6において第2カム44に対するワンウエイク
ラッチが回転を伝達する方向に駆動軸40が回転する
と、第2カム44も回転してカム押え板78を持ち上
げ、施錠棒62,64の係止を解除する。一方、第1カ
ム42は、駆動軸40から回転力が伝達されず、コイル
バネ66,68によって両側から付勢されているので、
両側のカムキャッチ70,72内のローラ200,20
1上を転動しながら、第1カム42の曲率の大きい突出
部42a,42a’(図10参照)を挟んだ状態から曲
率の小さい部分42b,42b’(図5参照)を挟む位
置まで、第1カム42のワンウエイクラッチが回転を伝
達しない方向に、回転して停止する。これが図5の解錠
状態である。このとき、スタッカSを本体部から抜き出
し或いは装填することができる。
【0059】次に、スタッカSを本体部に装填したと
き、駆動軸40の端部に設けたスプライン軸22は、本
体部に取り付けられている減速機21の出力軸に設けた
スプライン軸受部23(図15)と噛み合う。これと同
時に、図4に示すように押し込み板16は最上位にあ
り、その角部に立設された検知板96が内部隔壁24の
長孔24S(図4)から上方に突き出ているので、スタ
ッカSの装填時にフォトセンサ98が挿入されて、検知
板96を検知して検出信号を出力する。この検出信号
は、制御部300或いは紙幣識別部1内のCPU(以下
「制御部300」という)に送られ、制御部300がス
タッカSの装填を検知する。この時、制御部はモータ2
0へ駆動信号を出力し、減速機21を介して駆動軸40
を施錠方向に回転させる。これにより、前述のように自
動的に図4および図6の施錠状態になる。
【0060】この施錠状態を解除するときは、上記制御
部からの解錠駆動信号により、モータ20が駆動軸40
を上記の施錠方向と反対の方向に回転させると、前述の
ように第2カム44がカム押え板78を持ち上げ、腕端
部78a’,78b’と溝62a,64aの係合が外れ
るので、施錠棒62,64が引っ込んで側壁902,9
04から突出しない状態となり、解錠される。
【0061】なお、上記制御部は、前述の上下移動機構
を駆動させる時にもモータ20を駆動する信号を出力す
る。
【0062】上記施解錠装置の解錠動作は、上記制御部
が所定の解錠操作信号を受けたとき、モータ20を解錠
方向に駆動することによって行われる。そのための解錠
操作信号は、例えば、紙幣取扱装置Pを収容している
スロットマシンのフロントドアを開ける等の解錠動作を
行う条件が満たされた時に発生し、あるいはスロット
マシン等を管理する管理装置から任意に制御部へ送られ
る。
【0063】上記の解錠動作を行う条件としては、次の
ようなものがある。
【0064】1.操作者が、実施例の紙幣取扱装置を収
納している遊技機等のフロントドア(図示省略)を解錠
して開けたとき。これは、次のような操作で行われ、ド
アスイッチ等の検知手段で検知される。
【0065】(1)上記フロントドアを専用の鍵の操作
で開ける。または、(2)上記フロントドアを専用のカ
ード(ICカード、磁気カード等)の操作で開ける。こ
の場合、カードの挿入口は、フロントドアに専用の挿入
口として設けるか、あるいは図2に示す紙幣投入口10
と兼用できる。挿入されたカードに記録されたパスワー
ド等の情報は、読み取り装置によって読み取られて制御
部に送られる。
【0066】2.上記1のフロントドアを解錠して開け
ることに加えて、開放された遊技機の内部に設けた鍵穴
(図示省略)に所定の鍵を差し込み、スタッカSを解錠
する操作を行ったとき。
【0067】3.上記1のフロントドア解錠及び開放に
加えて、開放された遊技機の内部でスタッカ解錠用のカ
ード(ICカード、磁気カード等)による解錠操作を行
ったとき。
【0068】4.上記のようなフロントドアの解錠及び
開放を行う前に、IDカード(ICカード、磁気カード
等)で操作者を確認したとき。
【0069】スタッカSの解錠を行うとき上記のような
手順を定めた理由は、防犯及び金銭管理上、遊技機等を
保守・点検する整備員と、スタッカSを回収する係員
と、集金業務を行うため回収されたスタッカSから紙幣
Aを取り出す係員とが、それぞれ別個の鍵あるいはカー
ドを持つことが望ましいからである。
【0070】上記実施例によれば、モータ20からの動
力によって上下移動機構を駆動する駆動軸40の途中に
施解錠装置を設けたので、安価で場所を取らずに紙幣取
扱装置に対してスタッカSを自動的に施解錠することが
できる。
【0071】また、スタッカS内に駆動源のモータ20
が内蔵されていないので、スタッカS自体が軽くなり、
スタッカSを回収する人間の労力を軽減できる。更に、
スタッカS内の駆動軸40に対するモータ20からの動
力伝達手段が、スプライン軸22とこれに係合、離脱す
るスプライン軸受部23とで構成されているので、紙幣
取扱装置Pの本体部8からスタッカSを取り出すときに
抵抗が少なく、取り出しが容易である。
【0072】また、第1カム42が施錠棒62,64を
施錠方向に駆動する際、その外周面がローラ200,2
01上を転動するので、駆動時のモータ20の負担が小
さく、スムーズな回転が得られる。このため、小型のモ
ータを使用できる。
【0073】最後に、回収されたスタッカSから紙幣を
取り出す作業は、図2〜図4に示すように、箱体9の正
面開口部に開閉自在に取り付けられた扉100を開ける
ことによって可能となる。このため、扉100には鍵機
構が設けられている。
【0074】図2及び図3は、その鍵機構の係止板10
2,104によって扉100が箱体9に係止され、扉1
00が閉じている場合を示し、図4は、扉100の表側
からの鍵操作により係止板102,104を回動してそ
の係止を解除し、扉100を開けた状態を示している。
従って、回収されたスタッカSから紙幣を取り出す際に
は、扉100の表側から所定の鍵を鍵機構の鍵穴(図示
省略)に挿入して、係止板102,104を図2及び図
3の状態から図4に示すように回動させ、箱体9と扉1
00との係止を解除することにより扉100を開けるこ
とができる。
【0075】以上、実施例について説明したが、本発明
はこれに限られるものでなく、その目的を達成するため
の構成は、実施例の構成要素以外の手段を用いても得ら
れるものである。また、実施例の紙幣取扱装置はスロッ
トマシンに用いられる例であるが、その他の遊技機や自
動販売機等に用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣取扱装置の概略構成を示す模式図。
【図2】実施例の紙幣取扱装置の一部を破断して示す斜
視図。
【図3】図2の紙幣取扱装置に着脱されるスタッカの内
部において押し込み板が紙幣を押し込んだときの斜視
図。
【図4】図2の紙幣取扱装置に着脱されるスタッカの内
部において押し込み板が最上端に達したときの斜視図。
【図5】図2の紙幣押し込み部にある施解錠装置の解錠
状態を示す斜視図。
【図6】図2の紙幣押し込み部にある施解錠装置の施錠
状態を示す斜視図。
【図7】図5および図6の施解錠装置を他方向から見た
斜視図。
【図8】施解錠装置の上面図。
【図9】図8のIX−IX線断面図。
【図10】図8のX−X線断面図。
【図11】図8におけるワンウエイクラッチのXI−XI線
断面図。
【図12】駆動軸が逆方向に回転するときのワンウエイ
クラッチの状態を示す図。
【図13】スタッカの紙幣入口に紙幣が挿入される状態
を示す図。
【図14】スタッカの中の紙幣が最下位まで押し込まれ
た状態を示す図。
【図15】モータから紙幣押し込み部の駆動にトルクを
伝達する一対のスプライン軸の関係を示す図。
【符号の説明】
1…紙幣識別部、3…軸ピン、4…紙幣押し込み部、6
…蓋、8…本体部、9…箱体、10…紙幣投入口、11
…紙幣収納部、12…偏心ピン盤、14…スライド板、
16…押し込み板、17…ピン、18…紙幣支持板、2
0…モータ、21…減速機、22…スプライン軸、23
…スプライン軸受部、24…内部隔壁、26,28…案
内部材、30…長孔、32,34…支持部材、38…取
り付け板、40…駆動軸、42…第1カム、44…第2
カム、46…内輪、48…針状コロ、50…保持器、5
2…スプリング、54…外輪、56…カム面、58…狭
小部、60…幅広部、62,64…施錠棒、66,68
…圧縮バネ、70,72…カムキャッチ、74,76…
回動軸、78…カム押え板、80,82…引張バネ、8
4,86…L字状部材、88…紙幣入口、90…開口
部、92,94…コイルバネ、96…検知板、98…フ
ォトセンサ、100…扉、102,104…係止板、2
10…紙幣搬送部、300…制御部、902,904…
側壁、905…底壁、907…後壁、962,964…
貫通孔、1062,1064…係合孔、P…紙幣取扱装
置、S…紙幣収納装置。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を受領して収納する紙幣取扱装置であ
    って、 外部から受け入れた紙幣の有効性を確認する紙幣識別手
    段と、 該紙幣識別手段で有効と判定された紙幣を収納する着脱
    可能な紙幣収納手段と、 前記紙幣識別手段から前記紙幣を前記紙幣収納手段に送
    る搬送手段と、 前記搬送手段から送られてきた紙幣を移動させて前記紙
    幣収納手段内に収納させる紙幣押し込み手段と、 前記紙幣押し込み手段を駆動するための駆動源と、 前記紙幣収納手段を施錠して前記紙幣取扱装置から取り
    出し不能にする施解錠手段とを含み、 前記駆動源は前記紙幣収納手段とは別個に設けられ、前
    記施解錠手段は前記駆動源からの動力で駆動されて施解
    錠を行うことを特徴とする紙幣取扱装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の紙幣取扱装置において、前
    記施解錠手段は、前記駆動源と前記紙幣押し込み部との
    間に配設されていることを特徴とする紙幣取扱装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の紙幣取扱装置において、前
    記施解錠手段は、前記駆動源により回転駆動されて前記
    紙幣押し込み手段に回転力を伝達する駆動軸と、該駆動
    軸上に設けられた一対のカムと、該駆動軸と該一対のカ
    ムの各々との間に介装されたワンウエイクラッチとを含
    み、前記一対のカムの一方に対するワンウエイクラッチ
    と前記一対のカムの他方に対するワンウエイクラッチ
    は、それぞれ駆動力を伝達するために前記駆動軸と共に
    回転する方向が互いに反対になるように配されているこ
    とを特徴とする紙幣取扱装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の紙幣取扱装置において、前
    記施解錠手段は、前記一対のカムの一方の回動に応じて
    よりそれぞれ逆向きに変位され得る一対の施錠棒を有
    し、前記駆動軸が前記駆動源により施錠方向に駆動され
    たときに、該一対の施錠棒は、それぞれ外側に向けて駆
    動されて前記紙幣取扱装置の外部に突出する施錠位置で
    保持されることを特徴とする紙幣取扱装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の紙幣取扱装置において、前
    記一対の施錠棒は、前記施錠位置に該施錠棒を保持する
    保持手段が係合する溝をそれぞれ有し、該保持手段は、
    前記一対のカムの他方の回動に応じて該溝から外される
    ことを特徴とする紙幣取扱装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の紙幣取扱装置において、前
    記紙幣収納手段、前記紙幣押し込み手段及び前記施解錠
    手段は、一つのハウジング内に配設されて前記紙幣取扱
    装置から着脱可能なユニットをなしていることを特徴と
    する紙幣取扱装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の紙幣取扱装置において、前
    記施錠棒は、前記施錠位置において該ハウジングの外側
    に突出することを特徴とする紙幣取扱装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか記載の紙幣取扱
    装置において、前記駆動源に施錠駆動信号を送って前記
    施解錠手段を施錠方向に駆動させる制御手段を備えたこ
    とを特徴とする紙幣取扱装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の紙幣取扱装置において、前
    記紙幣収納手段を前記紙幣取扱装置に装着したとき該紙
    幣収納手段の装着を検知して検出信号を出力する検出器
    を備え、前記制御手段は、該検出器からの検出信号に応
    じて前記施錠駆動信号を前記駆動源に送ることを特徴と
    する紙幣取扱装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の紙幣取扱装置において、
    前記制御手段は、所定の解錠操作信号に応じて解錠駆動
    信号を前記駆動源に送って前記施解錠手段を解錠方向に
    駆動させることを特徴とする紙幣取扱装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の紙幣取扱装置におい
    て、前記解錠操作信号は、遊技機などの機械に所定の情
    報を記録したカードが挿入されて該所定の情報が読み出
    された時に発生することを特徴とする紙幣取扱装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の紙幣取扱装置におい
    て、前記解錠操作信号は、遊技機などの機械のフロント
    ドアが解錠され或いは開けられた時に発生することを特
    徴とする紙幣取扱装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至7のいずれか記載の紙幣取
    扱装置において、遊技機などの機械に収納されているこ
    とを特徴とする紙幣取扱装置。
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