JPH08123839A - 印刷配線板設計装置 - Google Patents

印刷配線板設計装置

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JPH08123839A
JPH08123839A JP6260061A JP26006194A JPH08123839A JP H08123839 A JPH08123839 A JP H08123839A JP 6260061 A JP6260061 A JP 6260061A JP 26006194 A JP26006194 A JP 26006194A JP H08123839 A JPH08123839 A JP H08123839A
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幸二郎 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度な配線パターン設計の行える印刷配線
板設計装置を提供する。 【構成】 異なる回路層上に形成されたラインをスルー
ホールで接続する複数層からなる印刷配線板設計装置に
おいて、入力部と、分割スルーホールを含むスルーホー
ルデータを格納するスルーホールタイプ格納部と、ライ
ンのタイプと位置情報に基づいて適合したタイプを選択
決定するスルーホールタイプ決定部と、決定に基づいて
スルーホールやカットランドを発生させるスルーホール
カットランドデータ発生部と、発生されたスルーホール
とカットランドのデータを格納するスルーホールカット
ランドデータ格納部と、入力部への入力内容ならびにス
ルーホールとカットランドのデータから印刷配線板の総
合パターンを決定して外部に出力する出力部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷配線板設計装置に関
し、特に高密度の配線設計に適した印刷配線板設計装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていたこの種の印刷配線板
の配線設計方法の処理手順の一例を図9に示す。なお同
図の901〜912は各ステップを示す。
【0003】設計者はピンタイプ(902)、ラインタ
イプ(線幅)(903)、スルーホールタイプ(1個)
(904)を定義し、ラインの入力点、ラインの終点、
ラインの始終点の座標等を指定してラインの入力を行い
(905)、連続して入力されたラインの層が直前に入
力されたラインの層と異なり、スルーホールが必要であ
るかを確認する(906)。
【0004】ステップ906にて連続して入力されたラ
インの層が直前に入力されたラインの層と同じであるこ
とが確認された場合にはラインの接続を行い(91
0)、その後パターンが完成したかを確認する(91
1)。パターンが完成していない場合にはステップ90
5へ戻り、同様の動作を繰返し行い、パターンが完成し
ている場合には終了する(912)。
【0005】ステップ906にて連続して入力されたラ
インの層が直前に入力されたラインの層と異なり、スル
ーホールが必要であることが確認された場合には、ライ
ンの接続部に内面に導電層を有するスルーホールを発生
させる(907)。
【0006】この後、発生したスルーホールがラインの
接続に不適合であるかの確認を行う(908)。発生し
たスルーホールが適合しないものである場合には該スル
ーホールを削除し再び新しいスルーホールを定義するか
該スルーホールを修正して(909)ラインに接続する
(910)。発生したスルーホールが適合するものであ
る場合には、ステップ910へ移行する。
【0007】図10はスルーホールを用いた配線の例を
示した図で、絶縁基板1001を挟んで形成された表面
の配線パターン1002aと裏面の配線パターン100
2b、または1003aと1003bとを導通させるた
め、内面に導電層1004を有するスルーホール100
5を設け、各配線パターン1002a,1002b,1
003a,1003bの端部に設けられたランド100
6と導電層1004とを接続することにより配線パター
ンの接続を可能としている。このように複数層からなる
印刷配線板の設計において、異なる回路層間との接続を
行なう手法としてスルーホールが用いられる。またスル
ーホールは配線の際に同一回路層に配線された他の配線
により配線経路が阻害される場合にも、別の回路層へ迂
回するために用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のスルーホールを
用いた配線方法では、図10に示したように1つのスル
ーホールに対して1つの配線パターンしか接続すること
ができないため、複数の配線パターンを接続する場合、
複数個のスルーホールを設ける必要があり、高密度にな
るに従ってスルーホールおよびスルーホールの周囲に設
けられたランドによる専有率が大きくなり、配線パター
ン設計の自由度が低下し、高密度な設計を行なうことが
難しく、印刷配線板の高密度化を阻害するという欠点が
あった。
【0009】本発明の目的は、以上のような欠点を克服
し、高密度な配線パターン設計の行える印刷配線板設計
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷配線板設計
装置では、異なる回路層上に形成されたラインをスルー
ホールで接続する複数層からなる印刷配線板設計装置に
おいて、印刷配線板設計に必要な設計情報を受け付ける
入力部と、分割スルーホールを含むスルーホールのデー
タを格納するスルーホールタイプ格納部と、入力部に入
力されたラインのタイプと位置情報に基づいてスルーホ
ールタイプ格納部から接続に適合したスルーホールのタ
イプを選択して決定するスルーホールタイプ決定部と、
スルーホールタイプ決定部での決定に基づいて、スルー
ホールが必要とされる箇所にスルーホールが無い場合に
は内面に導通層を有するスルーホールを発生させ、スル
ーホールが必要とされる箇所にスルーホールがある場合
には既存のスルーホールの内面ならびにランド部の導通
層を円周方向に分割するためのカットランドを発生さ
せ、形成された導通層に所望のラインを接続させるスル
ーホールカットランドデータ発生部と、スルーホールカ
ットランドデータ発生部にて発生されたスルーホールと
カットランドのデータを格納するスルーホールカットラ
ンドデータ格納部と、入力部への入力内容およびスルー
ホールカットランドデータ格納部の格納内容に示される
スルーホールとカットランドのデータとから印刷配線板
の総合パターンを決定して外部に出力する出力部とを有
することを特徴とする。
【0011】本発明の印刷配線板設計装置においては、
スルーホールの内面ならびにランド部の導通層の円周
方向の分割によるカットランドの形成を、ランド部を完
全に分割可能でかつ小径の円柱状の非導通貫通孔を穿設
することによって実行してもよく、また スルーホール
ならびにカットランドをともに円柱状の貫通孔のデータ
として発生させ、前記スルーホールに属する1組のデー
タとして保持し、外部に出力してもよい。
【0012】
【作用】本発明の印刷配線板設計装置においては、スル
ーホールタイプ格納部ににあらかじめ登録された分割ス
ルーホールを含むスルーホールの中から所望のタイプの
スルーホールがスルーホールタイプ決定部で選択され
る。格納部から選択されたスルーホールはスルーホール
カットランドデータ発生部で配線データとして発生さ
れ、必要な配線をランドに接続される。分割スルーホー
ルが選択された場合には分割されたランドの所定の位置
に該当するラインが接続される。
【0013】また他の設計方法として、その位置におけ
る最初の接続ではスルーホールタイプ格納部にあらかじ
め登録されたスルーホールの中から非分割のスルーホー
ルがスルーホールタイプ決定部で選択され、スルーホー
ルカットランドデータ発生部で配線データとして発生さ
れ、必要な配線をランドに接続される。既設のスルーホ
ールと同一位置にスルーホールが必要となった場合はス
ルーホールカットランドデータ発生部で自動的にカット
ランドが発生されてスルーホールが分割され、必要な配
線が所定の位置に接続される。
【0014】スルーホールカットランドデータ発生部で
発生したスルーホールとカットランドの情報はスルーホ
ールカットランドデータ格納部に保存され、必要に応じ
出力部から出力される。
【0015】これまで説明したようにいずれの方法で
も、容易に1個のスルーホール位置で複数の配線パター
ンが接続される。
【0016】分割情報が円柱状の貫通孔としてスルーホ
ールカットランドデータ発生部で処理された場合は、ス
ルーホール情報とともに1組の孔情報としてスルーホー
ルカットランドデータ格納部に保存されるので、そのま
ま加工情報として出力部から出力させられる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】図1は本発明の実施例の設計装置のブロッ
ク構成図である。本発明に係る設計装置はキーボードや
マウスなどの入力装置110、入力を判断し演算して記
憶装置に出力するCPU装置120、入力ならびに演算
結果を記憶してCPU装置120に出力する記憶装置1
30、文書や画像を表示する表示装置140および出力
を受ける外部装置150からなる。
【0019】CPU装置120は入力部121、スルー
ホールタイプ決定部122、スルーホールカットランド
データ発生部123および出力部124とを備えてい
る。また、記憶装置130はスルーホールタイプ格納部
131およびスルーホールカットランドデータ格納部1
32とを備えている。
【0020】入力部121は入力装置110からの指示
入力を受け付ける。スルーホールタイプ決定部122は
入力されたラインのタイプと位置情報に基づいて前記ス
ルーホールタイプ格納部131から接続に適合したスル
ーホールのタイプを選択して決定する。スルーホールカ
ットランドデータ発生部123は決定に基づいて内面に
導通層を有するスルーホールを発生させ、もしくは既存
のスルーホールの内面ならびにランド部の導通層を円周
方向に分割するカットランドを発生させ、形成された導
通部に所望のラインを接続させる。出力部124は入力
部への入力内容およびスルーホールカットランドデータ
格納部の格納内容に示されるスルーホールとカットラン
ドのデータとから印刷配線板の総合パターンを決定して
外部に情報を出力する。スルーホールタイプ格納部13
1は分割スルーホールを含むスルーホールのデータを格
納し、スルーホールカットランドデータ格納部132は
発生したスルーホールとカットランドのデータを格納す
る。
【0021】図2はこの発明に係る設計装置の第1の実
施例である対話型の処理手順を説明するためのフローチ
ャートである。なお同図の201〜215は各ステップ
を示す。
【0022】設計者は作業をスタートさせると(20
1)、ピンタイプ(202)、ラインタイプ(20
3)、分割スルーホールを含むスルーホールタイプ(2
04)を定義し、ラインの入力点、ラインの終点、ライ
ンの始終点の座標等を指定してラインの入力を行う(2
05)。
【0023】ステップ206にて連続して入力されたラ
インの層が直前に入力されたラインの層と同じであるこ
とが確認された場合(206N)には接続を行い(21
0)、その後パターンが完成したかを確認する(21
4)。パターンが完成していない場合(214N)には
ステップ205へ戻り、同様の動作を繰返し行い、パタ
ーンが完成している場合(214Y)には終了する(2
15)。
【0024】ステップ206にて連続して入力されたラ
インの層が直前に入力されたラインの層と異なり、スル
ーホールが必要であることが確認された場合(206
Y)には、既設のスルーホールの有無を確認する(20
7)。ラインの接続部に既設のスルーホールがない場合
は(207N)必要と思われるタイプのスルーホールを
発生させて(208)ラインを接続する(210)。
【0025】既設のスルーホールが同じ座標にあるとき
は(207Y)、既設のスルーホールに接続可能かを判
断し(209)、可能ならば(209Y)ラインを接続
する(210)。不可能ならば(209N)既設のスル
ーホールを削除し(211)、新たにスルーホールを選
定して(212)発生させ(213)、ステップ209
へ戻る。
【0026】ライン接続後(210)はパターンが完成
したかを確認し(214)、未完成の場合(214N)
は(205)へ戻り同様の動作を繰返し行い、パターン
が完成の場合(214Y)は入力を終了する(21
5)。
【0027】スルーホールカットランドデータ発生部1
23で発生したスルーホールのデータはスルーホールカ
ットランドデータ格納部132に格納され、入力部12
1への入力データによってその他の出力部で発生しその
他の格納部に格納されたその他のデータとともに出力部
124によって印刷配線板の総合パターンとして決定さ
れ、情報として外部に出力される。
【0028】このように分割スルーホールが選択された
ことによって、同一スルーホールで多層間の複数の配線
が可能となる。
【0029】図3はこの発明に係る設計装置の第2の実
施例である自動配線型の処理手順を説明するためのフロ
ーチャートである。なお同図の301〜315は各ステ
ップを示す。
【0030】設計者は作業をスタートさせると(30
1)、ピンタイプ(302)、ラインタイプ(30
3)、分割スルーホールを含むスルーホールタイプ(3
04)を定義し、ラインの入力点、ラインの終点、ライ
ンの始終点の座標等を指定してラインの入力を行う(3
05)。
【0031】ステップ306にて連続して入力されたラ
インの層が直前に入力されたラインの層と同じであるこ
とが確認された場合(306N)には接続を行い(31
3)、その後パターンが完成したかを確認する(31
4)。パターンが完成していない場合(314N)には
ステップ305へ戻り、同様の動作を繰返し行い、パタ
ーンが完成している場合(314Y)には終了する(3
15)。
【0032】ステップ306にて連続して入力されたラ
インの層が直前に入力されたラインの層と異なり、スル
ーホールが必要であることが確認された場合(306
Y)には、既設のスルーホールの有無を確認する(30
7)。ラインの接続部に既設のスルーホールがない場合
は(307N)自動的に非分割タイプのスルーホールを
発生させて(308)ラインを接続し(313)、その
後パターンが完成したかを確認する(314)。パター
ンが完成していない場合(314N)にはステップ30
5へ戻り、同様の動作を繰返し行い、パターンが完成し
ている場合(314Y)には終了する(315)。
【0033】既設のスルーホールが同じ座標にあるとき
は(307Y)、ランドの分割位置を自動的に決定して
(309)カットランドを発生させて分割し(31
0)、既設と新設のラインを修正して分割したランドの
所定の部分に接続する(311)。接続関係の良否を判
定し(312)、不可(312N)ならばステップ30
9に戻り、可ならばステップ314に進む。
【0034】スルーホールカットランドデータ発生部1
23で発生したスルーホールとカットランドのデータは
スルーホールカットランドデータ格納部132に格納さ
れ、入力部121への入力データによってその他の出力
部で発生しその他の格納部に格納されたその他のデータ
とともに出力部124によって印刷配線板の総合パター
ンが決定され情報として外部に出力される。
【0035】このように非分割のスルーホールとランド
が分割されることにより、同一スルーホールで多層間の
複数の配線が可能となる。
【0036】図4は実施例1および2の設計で形成され
た印刷配線板の配線とスルーホールの接続部の部分斜視
図である。図4に示すように、本実施例により形成され
る印刷配線板は、絶縁基板401を挟んで形成された表
面の配線パターン402aと裏面の配線パターン402
b、また403aと403bとを接続させるため、1つ
のスルーホール405を垂直方向に分割させることによ
り1つのスルーホールで2つの異なる配線パターンを接
続することができる。また、分割数を増すことにより3
組以上の配線パターンを接続することもできる。
【0037】図5(a)はこの発明の第3の実施例であ
るスルーホール分割配線方法を示す部分平面図で、実線
はスルーホール505と分割用の円柱状の非導通貫通孔
507のパターンを示し、鎖線は配線板面上で接続され
るライン502a,503aとランド部506を示す。
【0038】図5(a)に示すように、配線パターン5
02aが接続されている1つのスルーホール505に5
02aとは異なる配線パターン503aを接続しようと
した場合、あらかじめ登録されていた分割スルーホール
を発生させ、あるいは非分割のスルーホール505とラ
ンド部506を、分割用の円柱状の非導通貫通孔507
で分割してカットランドを発生させることにより異なる
2つの配線パターンを1つのスルーホールで接続するこ
とを可能としている。
【0039】この場合スルーホール505は通常のスル
ーホールのデータとし、分割する際に非導通スルーホー
ル(円柱状の非導通貫通孔)507を2カ所に追加し、
この3つの孔データが1組の分割スルーホールのデータ
として保持される。このデータは必要に応じ加工情報と
して外部に出力される。
【0040】図5(b)は図5(a)で設計されたデー
タにより配線板面上に形成された2組の接続部を示す部
分平面図である。
【0041】図6は、図1のスルーホールタイプ格納部
131に格納される分割スルーホールのデータの一例の
平面図である。対話型の場合、所望するスルーホールを
格納部から選択して発生させ、発生したスルーホールの
所定のランドに手動によって配線ラインを接続すること
により、1個のスルーホールの位置で複数の配線パター
ンを接続することができる。
【0042】次に図7を参照しながら、この発明の第2
の実施例における印刷配線板設計装置における分割スル
ーホールの自動発生について説明する。印刷配線板の設
計データは、装着部品のピンタイプデータ、ラインタイ
プデータ、スルーホールタイプデータで構成されてお
り、本処理を行なうにあたって図7(a)のように既に
部品配置が完了しているものとする。
【0043】図7(a)において貫通部品であるIC1
のP1〜P8番ピン、また表面実装部品であるIC2の
Q1〜Q8番ピンの一部には、それぞれネット名と呼ば
れる回路接続情報が付随している。例えばIC1のP4
とIC2のQ4が共にネット名がGNDである場合、こ
の2つのピンは配線接続すべきであることを意味してい
る。
【0044】次に回路接続情報に従って配線接続するこ
とを考えてみる。例えばIC1のP1から画面を見なが
ら設計者が配線パターンを引く。この場合IC1の1番
ピンであるスルーホールと配線パターンが接続している
かどうかを図形計算する。図形計算は2つの図形の間隔
を計算することにより求められ、接続していれば配線パ
ターンに例えばネット名VCCの属性をつける。
【0045】次に表裏接続用のスルーホール705が設
けられる。このようにして図7(b)のようにIC1の
P1とIC2のQ1とが接続され、配線パターンおよび
スルーホールには例えばネット名VCCがつけられる。
【0046】次にIC1のP2とIC2のQ2の接続を
考える。IC1のP2から図7(b)のスルーホールま
で画面を見ながら設計者が例えばネット名NET1の配
線パターンを引く。この場合スルーホールを介してネッ
ト名VCCとネット名NET1が図7(c)のように接
続してしまい誤配線となる。
【0047】この場合、スルーホールからどの方向に配
線パターンが引き出されているかを計算し、ネット名V
CCとネット名NET1とを分割する分割スルーホール
を自動発生し、図5(d)のように1つのスルーホール
位置で2つの配線パターンを接続することを可能とす
る。
【0048】図8は、本発明の第4の実施例である離れ
た層間で形成した分割スルーホールの断面斜視図であ
る。図8において1層のライン802aは3層のライン
802bと、2層のライン803aは4層のライン80
3bと接続している。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスルーホー
ルを分割する印刷配線板設計装置は、スルーホールを用
いた配線の電気的接続において、1つのスルーホール位
置で複数の配線パターンを接続することにより、高密度
化による配線数の増加にともなうスルーホール数の増加
を低減することが可能となり、印刷配線板の高密度化、
高集積化を実現することができる。さらに多層印刷配線
板において任意の層間での複数の配線パターンの接続を
行うことにより、一層の高密度化と高集積化が達成でき
る。
【0050】またスルーホール分割の情報は、スルーホ
ールの情報とスルーホールの内面とランド部の導通層を
分割する非導通の円柱状の貫通孔情報との複数の孔情報
として保存されるので管理が容易で、加工情報としての
活用にも便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の設計装置のブロック構成図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施例の処理手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例の処理手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】実施例1および2の設計で形成された印刷配線
板の配線とスルーホールの接続部の部分斜視図である。
【図5】(a)はこの発明の第3の実施例の配線方法を
示す部分平面図である。(b)はこの発明の第3の実施
例で形成された接続部を示す部分平面図である。
【図6】分割スルーホールのデータの一例の平面図であ
る。
【図7】(a)は配置された部品のピン位置を示す平面
図である。(b)はピン間の接続を示す結線の平面図で
ある。(c)はスルーホールへの誤配線を示す平面図で
ある。(d)は分割スルーホールによる結線の平面図で
ある。
【図8】この発明の第4の実施例の分割スルーホールの
断面斜視図である。
【図9】従来例の処理手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】従来例の印刷配線板の配線とスルーホールの
接続部の部分斜視図である。
【符号の説明】
110 入力装置 120 CPU装置 130 記憶装置 140 表示装置 150 外部装置 121〜124 CPU装置の構成ブロック 131〜132 記憶装置の構成ブロック 201〜215 処理手順のステップ 301〜315 処理手順のステップ 401 印刷配線板 402a,402b,403a,403b 配線パタ
ーン 404 導電層 405 スルーホール 406 ランド 407 カットランド 502a,503a, 配線パターン 505 スルーホール 506 ランド 507 円柱状の非導通貫通孔(非導通スルーホー
ル)で形成されたカットランド 605 スルーホール 606 ランド 607 円柱状の非導通貫通孔(非導通スルーホー
ル)で形成されたカットランド 702a,702b,703a,703b 配線パタ
ーン 705 スルーホール 801 印刷配線板 802a,802b,803a,803b 配線パタ
ーン 804 導電層 805 スルーホール 806 ランド 807 円柱状の非導通貫通孔(非導通スルーホー
ル)で形成されたカットランド 901〜912 処理手順のステップ 1002a,1002b,1003a,1003b
配線パターン 1004 導電層 1005 スルーホール 1006 ランド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層板の異なる層上に形成されたライン
    をスルーホールで接続する印刷配線板設計装置におい
    て、 印刷配線板設計に必要な設計情報を受け付ける入力部
    と、 分割スルーホールを含むスルーホールのデータを格納す
    るスルーホールタイプ格納部と、 前記入力部に入力されたラインのタイプと位置情報に基
    づいて前記スルーホールタイプ格納部から接続に適合し
    たスルーホールのタイプを選択して決定するスルーホー
    ルタイプ決定部と、 前記スルーホールタイプ決定部での決定に基づいて、ス
    ルーホールが必要とされる箇所にスルーホールが無い場
    合には内面に導通層を有するスルーホールを発生させ、
    スルーホールが必要とされる箇所にスルーホールがある
    場合には既存のスルーホールの内面ならびにランド部の
    導通層を円周方向に分割するためのカットランドを発生
    させ、形成された導通層に所望のラインを接続させるス
    ルーホールカットランドデータ発生部と、 前記スルーホールカットランドデータ発生部にて発生さ
    れたスルーホールとカットランドのデータを格納するス
    ルーホールカットランドデータ格納部と、 前記入力部への入力内容およびスルーホールカットラン
    ドデータ格納部の格納内容に示されるスルーホールとカ
    ットランドのデータとから印刷配線板の総合パターンを
    決定して外部に出力する出力部とを有することを特徴と
    する印刷配線板設計装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷配線板設計装置にお
    いて、 スルーホールの内面ならびにランド部の導通層を円周方
    向に分割するためのカットランドの形成を、ランド部を
    完全に分割可能でかつ小径の円柱状の非導通貫通孔を穿
    設することによって実行することを特徴とする印刷配線
    板設計装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷配線板設計装置にお
    いて、 スルーホールならびにカットランドをともに円柱状の貫
    通孔のデータとして発生させ、前記スルーホールに属す
    る1組のデータとして保持し、外部に出力することを特
    徴とする印刷配線板設計装置。
JP6260061A 1994-10-25 1994-10-25 印刷配線板設計装置 Expired - Lifetime JP2776269B2 (ja)

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