JPH08123815A - マルチメディアタイトルの処理方法 - Google Patents

マルチメディアタイトルの処理方法

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JPH08123815A
JPH08123815A JP6264009A JP26400994A JPH08123815A JP H08123815 A JPH08123815 A JP H08123815A JP 6264009 A JP6264009 A JP 6264009A JP 26400994 A JP26400994 A JP 26400994A JP H08123815 A JPH08123815 A JP H08123815A
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Application number
JP6264009A
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English (en)
Inventor
Shinji Inoue
信治 井上
Takashi Kakiuchi
隆志 垣内
Hiroyuki Wake
裕之 和氣
Mitsuko Fujita
光子 藤田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要な記憶資源が少なく、この一方で入力操
作やシーンの変更に対して応答性良く再生可能なマルチ
メディアタイトルを、タイトル作成者の負担なく作成可
能とする。 【構成】 タイトルを記憶する手段18と、少なくとも
1つ以上の入力手段13と、タイトル再生に必要な情報
を記憶する再生情報一時記憶手段15と、タイトルを再
生する再生手段14と、タイトル再生中におけるシーン
間の移動情報や常駐情報を作成の上記憶する移動情報記
憶手段16と、これら情報を元に先読み情報等を作成し
て時間以降の再生に利用する先読み情報作成手段17等
を有する。以上により、最初の試行で先読み情報等を自
動的に作成し、これをタイトルに付加し、次回読み込み
からはこれら情報を利用して先読みする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメディアに関
し、特にマルチメディアデータとその処理プログラムを
統合したものに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機の高性能化に伴い、テキスト、図
形、イメージ、動画、音声等いわゆるマルチメディアデ
ータを扱うことが一般的になってきている。ところで、
従来のマルチメディアタイトルを扱う技術は、データベ
ースの記憶やアクセス方式に基づいているものが多く、
これについては例えば、特開平1-163825号公報にて開示
されている。
【0003】図37は、このデータベースのアクセス装
置の構成図である。本図において、371は処理装置で
あり、372はバッファメモリであり、373は記憶媒
体であり、374は表示装置であり、これはフレームバ
ッファ3741と、タッチパネル3741と、タッチパ
ネルと機能的に一体となっているCRT3743からな
る。
【0004】図38は、記憶媒体373の中に記録され
たデータベースの構造の一例であり、本図の矩形は表示
データなどの1つのファイルを表し、菱形はそのファイ
ルから分岐選択を行なう操作指定を表している。図39
は、この処理装置371によってなされる手順の流れを
示したものである。
【0005】次に、以上の構成のデータベースのアクセ
ス装置について、図面を参照しながら動作を説明する。
図38に示すようなファイル構造において、ファイルF
0並びにF1、F2、F3及びF4は、1つのアクセス
単位としての連続記憶、一括アクセスが可能である。こ
のファイル群は、まず、図37のバッファメモリ372
に一旦読み出され、分岐トリーの頂点であるファイルF
1に基づく画面が表示され、その画面の中で次に選択を
行なうメニューが表示される。
【0006】そこで、検索者は画面上に示されたアイコ
ン等により次の動作、表示等を指示する。処理装置37
1は、タッチパネル3742等によってその指示等を検
出し、メニューの内のどの項目が指示指定等されたかを
判断する。この判断によって選択されるメニューは、現
時点に表示されているメニュー画面データの下位に存在
するデータファイルF1 、F2 、F3 、F4 に対応し、
この4つのデータはすでにバッファメモリ372内に読
み出されている。従って、例えば、メニュー選択でF1
のデータアクセスが指示された場合に、バッファメモリ
内のF1 を表示装置374のフレームバッファ3741
に転送すると同時にF1 の下位に属するF11ーF14を一
括して読みだし、バッファメモリ372に格納し、F1
による表示メニューによる選択に備える。
【0007】以上のように、図38において破線で示す
単位で分岐データを一括アクセスして読み出し、その読
み出された複数のファイルの内、指示されたメニューの
項目に対応した下位のファイルを次に表示することを繰
り返し、最終的に検索するデータF111にたどりつく。
以上の説明でわかるように、この装置は、データベース
の検索において、現時点のメニュー選択で検索者がいず
れのデータを選択するかを思考している時間を利用し
て、選択が指示される前にあらかじめデータを読み出し
ておくことが可能である。ひいては、実質的なアクセス
時間を短縮し、効率的な検索を目指すものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなデータベースのアクセス方式では、階層的にデー
タを管理するものの検索にのみ有効である。すなわち、
例えばテレビゲームのごとく内部プログラムや外部から
のユーザの入力操作によっていくつかのシーンが連続し
て再生され、時には選択メニュー等によってシーンを選
択するようなもの、ひいては複数の候補シーンの中から
選択されたシーンを再生することとなるもの、いわゆる
マルチメディアタイトルには利用できない。
【0009】また、選択に対する学習能力も考慮されて
いない。あるいは、たとえデータベース検索に近い構造
のマルチメディアタイトルであっても、マルチメディア
データの場合には対象となるデータ量が膨大になるた
め、分岐候補のデータを全て一括して読み出すことは不
可能である。また、ゲームの進行等によって同じシーン
が複数回表示等される場合にも、迅速な応答が困難であ
る。そして、かかる場合、あらかじめ全てのシーンを記
憶しておくのでは、必要な記憶資源容量が膨大となる。
【0010】また、たとえこのデータ量が小さく、この
ため分岐候補データの一括読み出しが可能であったとし
ても、そのためには、一つのタイトルを作成する際にあ
らかじめその分岐候補を明らかにした上で分岐の選択メ
ニューと選択されて表示されるシーンとを対応させて作
成し、更に個々のシーン(静的、動的な表示場面等)の
データに分岐して表示するシーンを先読みする等の情報
ないしはプログラムを最初から組み込んでおく等の必要
がある。このためタイトル作成者の労力は非常に大きい
ものになる。
【0011】更に、一般に、タイトル作成者はいわばス
トーリーの作家であり、この部分についての技術、特に
プログラム技術に詳しくない者であることが多い。この
ため、シーンデータを先読みするための仕掛け等をタイ
トル作成中に組み込むようなことは事実上不可能であ
る。またそれだけでなく、タイトルの構成、ストーリー
に直接関係のない情報を組み込む作業は、タイトル作成
者にとっては本来の業務たるタイトル作成の障害ともな
る。
【0012】本発明は、かかる点に鑑みなされたもので
あり、効率的なシーン移動を可能とする一方で、タイト
ル作成者に対するプログラム作業等の負担を大幅に削減
し、また必要な記憶資源の減少も図れるマルチメディア
タイトルの処理装置及び方法を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、再生手順についてのプログラム部と
複数のシーンを有する本体部とからなるTVゲーム、物
語(ストーリ)等のタイトルを記憶する第1の記憶手段
若しくはこれに加えて第1の記憶手段の記憶するタイト
ルを複写若しくは転送されて(含む、複製した記憶媒体
の装着)記憶することとなる第2の記憶手段と、タイト
ルに対するユーザからの操作を受け付けるキーボード等
の第1の入力手段若しくはこれに加えての後の操作に使
用される第2の入力手段と、タイトルの再生手順につい
てのプログラム部を読み出す第1のプログラム部読み出
し手段若しくはこれに加えての第2のプログラム部読み
出し手段と、第1の入力手段からの操作及び第1のプロ
グラム部読み出し手段が読み出した再生手順についての
プログラム部に従って、第1の記憶手段からプログラム
本体部を読み出してCRTに表示等して再生する第1の
タイトル再生手段と、第1のタイトル再生手段がタイト
ル本体部を再生中にタイトル本体部を構成するシーン
(場面、動画、静止画はもとより、音声のみをも含む)
の移動についての情報を認識する移動情報認識手段と、
移動情報認識手段の認識結果をもとにシーンに対して入
力操作に対応する移動の認識等所定の手順で先読み情報
を作成する先読み情報作成手段と、先読み情報作成手段
の作成した先読み情報を第1の記憶手段の記憶するタイ
トルのプログラム部に該部の一部として新たに付加する
(含む、書き直し)先読み情報付加手段と、第1の入力
手段若しくは第2の入力手段からの操作及び第1のプロ
グラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部読み
出し手段が改めて読み出した再生手順についてのプログ
ラム部に従って、第1の記憶手段若しくは第1の記憶手
段から複写若しくは転送された先読み情報から付加済の
タイトルを記憶する第2の記憶手段からタイトル本体部
を読み出し、更に先読み情報を利用して再生する第2の
タイトル再生手段とを有していることを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項2の発明は、第2のタイトル
再生手段による前記第1の記憶手段若しくは第2の記憶
手段からのタイトル本体部読み出しの起動時に、スイッ
チ操作に伴う起動電圧等でこれを検知して第1のプログ
ラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部読み出
し手段に改めて再生手順についてのプログラム部を読み
出させるプログラム部読み出し起動手段若しくは前記先
読み情報付加手段の付加した先読み情報を第1のプログ
ラム部読み出し手段に通知する先読み情報通知手段の少
なくも一(ひとつ)と、第1のプログラム部読み出し手
段若しくは第2のプログラム部読み出し手段を介して先
読み情報を取り出す先読み情報取り出し手段と、先読み
情報取り出し手段が取り出した先読み情報及び第2のタ
イトル再生手段の再生しているタイトル本体部の再生情
況若しくはシーンの様子の少なくも一とを比較して先読
みの必要性の有無を判断する先読み判断手段と、先読み
判断手段が先読みの必要有と判断したときには、先読み
情報に基づいて第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段
からタイトル本体部の該当するシーン若しくはこれに加
えて再生手順のプログラム部の該当部を先読みした上記
憶する先読み実行手段と、第2のタイトル再生手段の再
生が先読みした部分に到達したならばこれを検知して、
先読み実行手段の記憶しているタイトルの内容を第2の
タイトル再生手段が再生に使用するよう制御する先読み
情報再生制御手段とを有していることを特徴としてい
る。
【0015】また、請求項3の発明は、先読み情報作成
手段の作成した先読み情報をもとに、先読みしておくプ
ログラム本体部等の記憶に必要な容量を所要映像時間や
ビット数をもとにもとめる先読み必要記憶容量検知手段
と、先読み必要記憶容量検知手段のもとめた必要記憶容
量とあらかじめ入力等されている先読み実行手段の記憶
容量との大小を判断する先読み大小判断手段と、先読み
大小判断手段が先読み実行手段の記憶容量が少ないと判
断したならば、該先読み実行手段に先読みを中止させる
先読み実行中止手段を有していることを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項4の発明は、再生手順につい
てのプログラム部と複数のシーンを有する本体部とから
なるタイトルを記憶する第1の記憶手段若しくはこれに
加えて第1の記憶手段の記憶するタイトルを複写若しく
は転送されて記憶することとなる第2の記憶手段と、タ
イトルに対する操作を受け付ける第1の入力手段若しく
はこれに加えての後の操作に使用する第2の入力手段
と、タイトルの再生手順についてのプログラム部を読み
出す第1のプログラム部読み出し手段若しくはこれに加
えての第2のプログラム部読み出し手段と、第1の入力
手段からの操作及び第1のプログラム部読み出し手段が
読み出した再生手順についてのプログラム部に従って、
第1の記憶手段からプログラム本体部を読み出して再生
する第1のタイトル再生手段と、第1のタイトル再生手
段がタイトル本体部を再生中にタイトル本体部を構成す
るシーンの移動についての情報をシーンについての通信
規約、所定の信号等をもとに認識する移動情報認識手段
と、移動情報認識手段の認識結果をもとに同一シーンが
複数回再生されるか否か若しくは複数回先読みの対象と
なるか否かの少なくも一を記憶、比較等で判断するのを
中心とする所定の手順で常駐情報を作成する常駐情報作
成手段と、常駐情報作成手段の作成した常駐情報を第1
の記憶手段の記憶するタイトルのプログラム部に該部の
一部として新たに付加する常駐情報付加手段と、第1の
入力手段若しくは第2の入力手段からの操作及び第1の
プログラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部
読み出し手段が改めて読み出した再生手段についてのプ
ログラム部に従って、前記第1の記憶手段若しくは第1
の記憶手段から複写若しくは転送された先読み情報を付
加済のタイトルを記憶する第2の記憶手段からタイトル
本体部を読み出し、更に、常駐情報を利用して再生する
第2のタイトル再生手段とを有していることを特徴とし
ている。
【0017】また、請求項5の発明は、移動情報認識手
段の認識結果をもとにシーンに対して所定の手順で先読
み情報を作成する先読み情報作成手段と、先読み情報作
成手段の作成した先読み情報を第1の記憶手段の記憶す
るタイトルのプログラム部に該部の一部として新たに付
加する先読み情報付加手段とを有していることを特徴と
している。
【0018】また、請求項6の発明は、第2のタイトル
再生手段による第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段
からのタイトル本体部読み出しの起動時にこれを検知し
て第1のプログラム部読み出し手段若しくは第2のプロ
グラム部読み出し手段に改めて再生手順についてのプロ
グラム部を読み出させるプログラム部読み出し起動手段
若しくは常駐情報付加手段の付加した常駐情報を第1の
プログラム部読み出し手段に通知する常駐情報通知手段
の少なくも一と、第1のプログラム部読み出し手段若し
くは第2のプログラム部読み出し手段から常駐情報を取
り出す常駐情報取り出し手段と、常駐情報取り出し手段
が取り出した常駐情報及び第2のタイトル再生手段の再
生しているタイトル本体部の再生情況若しくはシーンの
様子の少なくも一とを比較して常駐情報の該当部か否か
を判断する常駐情報該当判断手段と、常駐情報該当判断
手段が該当すると判断したときには、第2のタイトル再
生手段が第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段からタ
イトル本体部の該当するシーン若しくはこれに加えて再
生手順のプログラム部の該当部を再生中に記憶する常駐
実行手段と、第2のタイトル再生手段の再生が常駐情報
として記憶しているのと同一の内容を再生する部分に到
達したならばこれを検知して、常駐実行手段の記憶して
いるタイトルを第2のタイトル再生手段が再生に使用す
るよう制御する常駐情報再生制御手段とを有しているこ
とを特徴としている。
【0019】また、請求項7の発明は、移動情報認識手
段の認識結果をもとにシーンに対して所定の手順で先読
み情報を作成する先読み情報作成手段と、先読み情報作
成手段の作成した先読み情報を第1の記憶手段の記憶す
るタイトルのプログラム部に該部の一部として新たに付
加する先読み情報付加手段と、第2のタイトル再生手段
による第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段からのタ
イトル本体部読み出しの起動時にこれを検知して第1の
プログラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部
読み出し手段に改めて再生手順についてのプログラム部
を読み出させるプログラム部読み出し起動手段若しくは
先読み情報付加手段の付加した先読み情報を第1のプロ
グラム部読み出し手段に通知する先読み情報通知手段の
少なくも一と、前記第1のプログラム部読み出し手段若
しくは第2のプログラム部読み出し手段を介して先読み
情報を取り出す先読み情報取り出し手段と、先読み情報
取り出し手段が取り出した先読み情報及び第2のタイト
ル再生手段の再生しているタイトル本体部の再生情況若
しくはシーンの様子の少なくも一とを比較して先読みの
必要性の有無を判断する先読み判断手段と、先読み判断
手段が先読みの必要有と判断したときには、先読み情報
に基づいて第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段から
タイトル本体部の該当するシーン若しくはこれに加えて
再生手順のプログラム部の該当部を先読みした上記憶す
る先読み実行手段と、第2のタイトル再生手段の再生が
先読みした部分に到達したならばこれを検知し先読み実
行手段の記憶しているタイトルの内容を第2のタイトル
再生手段の再生に使用するよう制御する先読み情報再生
制御手段とを有していることを特徴としている。
【0020】また、請求項8の発明は、前記先読み情報
作成手段の作成した先読み情報をもとに、先読みしてお
くプログラム本体部等の記憶に必要な容量をもとめる先
読み必要記憶容量検知手段と、先読み必要記憶容量検知
手段のもとめた必要記憶容量と先読み実行手段の記憶容
量との大小を判断する先読み大小判断手段と、先読み大
小判断手段が前記先読み実行手段の記憶容量が少ないと
判断したならば、該先読み実行手段に先読み用のフラグ
を消す等して先読みを中止させる先読み実行中止手段を
有していることを特徴としている。
【0021】また、請求項9の発明は、常駐情報作成手
段の作成した常駐情報をもとに、常時記憶しておくプロ
グラム本体部等の記憶に必要な容量をもとめる常駐必要
記憶容量検知手段と、前記常駐必要記憶容量検知手段の
もとめた必要記憶容量と前記常駐実行手段の記憶容量と
の大小を判断する常駐大小判断手段と、前記常駐大小判
断手段が常駐実行手段の記憶容量が少ないと判断したな
らば、常駐情報を消去する等して該常駐実行手段に該当
するシーンの記憶を中止させる常駐実行中止手段を有し
ていることを特徴としている。
【0022】また、請求項10の発明は、常駐情報作成
手段は同一シーンの再生回数若しくは所要記憶容量の少
なくも一を反映の上各常駐情報に対して重み付けを行う
常駐情報重み付け部を有し、常駐情報付加手段は常駐情
報重み付け部の作成した重みをも各常駐情報と併せてタ
イトルのプログラム部に該部の一部として新たに付加す
る重み付け付加部を有し、常駐実行手段は複数の常駐情
報に応じて複数のシーンを常駐情報として記憶可能であ
り、常駐大小判断手段は常駐必要記憶容量検知手段のも
とめた新しい常駐情報についての必要記憶容量と必要記
憶容量実行手段の残部の記憶容量との大小を判断する常
駐残部大小判断部を有し、常駐残部大小判断部が常駐実
行手段の残部の記憶容量が少ないと判断したならば、既
に記憶しているシーンの常駐情報に付加された重みのう
ち最も値が低いものと、新規の常駐情報の重みとを比較
する重み比較手段と、重み比較手段が後者の重みが大で
あると判断したならば前者の記憶を消去した上再度前記
常駐残部大小判断部と重み比較手段を作用させる消去再
比較手段とを有していることを特徴としている。
【0023】また、請求項11の発明は、第2のタイト
ル再生手段がタイトルを再生している最中に、タイトル
本体部のシーンの再生の情況及び先読み情報若しくは常
駐情報の少なくも一が付加された後の再生手順について
のプログラムとから、先読み実行手段若しくは常駐実行
手段の少なくも一方の記憶する先読み情報若しくは常駐
情報の少なくも一が以降再生対象とされるか否かを判断
する再生対象判断手段と、再生対象判断部が再生対象外
と判断したならば、該当する先読み情報若しくは常駐情
報の記憶を消去する不要情報記憶手段とを有しているこ
とを特徴としている。また、請求項12の発明は、再生
手順についてのプログラム部と複数のシーンを有する本
体部とからなるタイトルをあらかじめ記憶する第1の記
憶ステップ若しくはこれに加えて第1の記憶ステップに
てタイトルを記憶した記憶媒体の内容を複写若しくは移
送して記憶する第2の記憶ステップと、タイトルに対す
る操作を受け付ける第1の入力ステップ若しくはこれに
加えての第2の入力ステップと、タイトルの再生手順に
ついてのプログラム部を読み出す第1のプログラム部読
み出しステップ若しくはこれに加えての第2のプログラ
ム部読み出しステップと、第1の入力ステップからの操
作及び前記第1のプログラム部読み出しステップが読み
出した再生手順についてのプログラム部に従って第1の
記憶ステップにて記憶しているプログラム本体部を読み
出して再生する第1のタイトル再生ステップと、第1の
タイトル再生ステップにてタイトル本体部を再生中にタ
イトル本体部を構成するシーンの移動についての情報を
認識する移動情報認識ステップと、移動情報認識ステッ
プにて認識した結果をもとにシーンに対して所定の手順
で先読み情報を作成する先読み情報作成ステップと、先
読み情報作成ステップにて作成した先読み情報を記憶ス
テップにて記憶しているタイトルのプログラム部に該部
の一部として新たに付加する先読み情報付加ステップ
と、第1の入力ステップ若しくは第2の入力ステップか
らの改めての操作及び第1のプログラム部読み出しステ
ップ若しくは第2のプログラム部読み出しステップにて
改めて読み出した再生手順についてのプログラム部に従
って、第1の記憶ステップ若しくは第2の記憶ステップ
にて記憶した先読み情報付加済のタイトル本体部を読み
出し、更に先読み情報を利用して再生する第2のタイト
ル再生ステップとを有していることを特徴としている。
【0024】また、請求項13の発明は、前記第2のタ
イトル再生ステップにおける記憶したタイトル本体部読
み出し開始時に、これを検知して前記第1のプログラム
部読み出しステップ若しくは第2のプログラム部読み出
しステップにて改めて再生手順についてのプログラム部
を読み出させる第2のプログラム部読み出しステップ若
しくは前記先読み情報付加ステップにて付加した先読み
情報を第1のプログラム部読み出しステップの対象とさ
せる先読み情報通知ステップの少なくとも一と、第1の
プログラム部読み出しステップ若しくは第2のプログラ
ム部読み出しステップを介して先読み情報を取り出す先
読み情報取り出しステップと、前記先読み情報取り出し
ステップにて取り出した先読み情報及び第2のタイトル
再生ステップにて再生しているタイトル本体部の再生情
況若しくはシーンの様子の少なくも一とを比較して先読
みの必要性の有無を判断する先読み判断ステップと、先
読み判断ステップにて先読みの必要有と判断したときに
は、先読み情報に基づいて前記第1の記憶ステップ若し
くは第2の記憶ステップにて記憶しているタイトル本体
部の該当するシーン若しくはこれに加えて再生手順のプ
ログラム部の該当部を先読みした上記憶する先読み実行
ステップと、第2のタイトル再生ステップの再生が先読
みした部分に到達したならばこれを検知して先読み実行
ステップにて記憶しているタイトルの内容を第2のタイ
トル再生ステップ時に使用するよう制御する先読み情報
再生制御ステップとを有していることを特徴としてい
る。
【0025】また、請求項14の発明は、再生手順につ
いてのプログラム部と複数のシーンを有する本体部とか
らなるタイトルをあらかじめ記憶する第1の記憶ステッ
プ若しくはこれに加えて第1の記憶ステップにてタイト
ルを記憶した記憶媒体の内容を複写若しくは移送して記
憶する第2の記憶ステップと、タイトルに対する操作を
受け付ける第1の入力ステップと、タイトルの再生手順
についてのプログラム部を読み出すプログラム部読み出
しステップと、第1の入力ステップによる操作及び第1
のプログラム部読み出しステップにて読み出した再生手
順についてのプログラムに従って第1の記憶ステップに
て記憶しているプログラム本体部を読み出して再生する
第1のタイトル再生ステップと、第1のタイトル再生ス
テップにてタイトル本体部を再生中にタイトル本体部を
構成するシーンの移動についての情報を認識する移動情
報認識ステップと、移動情報認識ステップにて認識結果
をもとに同一シーンが複数回再生されるか否か若しくは
複数回先読みの対象となるか否かの少なくも一を判断す
るのを中心とする所定の手順で常駐情報を作成する常駐
情報作成ステップと、常駐情報作成ステップの作成した
常駐情報を第1の記憶ステップにて記憶しているタイト
ルのプログラム部に該部の一部として新たに付加する常
駐情報付加ステップと、第2の入力ステップからの改め
ての操作及び第1のプログラム部読み出しステップ若し
くは第2のプログラム部読み出しステップにて改めて読
み出した再生手段についてのプログラム部に従って、第
1の記憶ステップ若しくは第2の記憶ステップにて記憶
しているタイトル本体部を読み出し、更に常駐情報を利
用して再生する第2のタイトル再生ステップとを有して
いることを特徴としている。
【0026】また、請求項15の発明は、第2のタイト
ル再生ステップにおける第1の記憶ステップ若しくは第
2の記憶ステップにて記憶したタイトル本体部読み出し
の起動時にこれを検知して第1のプログラム部読み出し
ステップにて改めて再生手順についてのプログラム部を
読み出させる次回プログラム部読み出しステップ若しく
は常駐情報付加ステップにて付加した常駐情報を改めて
第1のプログラム部読み出しステップの対象とさせる常
駐情報通知ステップの少なくも一と、第1のプログラム
部読み出しステップを基因として作成された常駐情報を
取り出す常駐情報取り出しステップと、常駐情報取り出
しステップにて取り出した常駐情報及び第2のタイトル
再生ステップにて再生しているタイトル本体部の再生情
況若しくはシーンの様子の少なくも一とを比較して常駐
情報の該当部か否かを判断する常駐情報該当判断ステッ
プと、常駐情報該当判断ステップにて該当すると判断し
たときには、第2のタイトル再生ステップにて前記第1
の記憶ステップにて記憶しているタイトル本体部の該当
するシーン若しくはこれに加えて再生手順のプログラム
部の該当部を再生中に記憶する常駐実行ステップと、前
記第2のタイトル再生ステップにて再生中に常駐情報と
して記憶しているのと同一の内容を再生する部分に到達
したならばこれを検知して、前記常駐実行ステップにて
記憶しているタイトルを第2のタイトル再生ステップに
て再生に使用する(含む、流用する)よう制御する常駐
情報再生制御ステップとを有していることを特徴として
いる。
【0027】
【作用】上記構成により請求項1の発明においては、第
1の記憶手段が再生手順についてのプログラム部と複数
のシーンを有する本体部とからなるタイトルを記憶す
る。第2の記憶手段が、第1の記憶手段の記憶するタイ
トルを複写若しくは転送されて記憶する。第1の入力手
段若しくはこれに加えての第2の入力手段が、タイトル
に対する操作を受け付ける。第1のプログラム部読み出
し手段若しくはこれに加えての第2のプログラム部読み
出し手段が、タイトルの再生手順についてのプログラム
部を読み出す。第1のタイトル再生手段が、第1の入力
手段からのユーザによる選択等の操作及び第1のプログ
ラム部読み出し手段が読み出した再生手順についてのプ
ログラムに従って、第1の記憶手段からプログラム本体
部を読み出して再生する。移動情報認識手段が、第1の
タイトル再生手段がタイトル本体部を再生中に、タイト
ル本体部を構成するシーンの移動についての情報を認識
する。先読み情報作成手段が、移動情報認識手段の認識
結果をもとにシーンに対して所定の手順で先読み情報を
作成する。先読み情報付加手段が、先読み情報作成手段
の作成した先読み情報を第1の記憶手段の記憶するタイ
トルのプログラム部のあらかじめ定められた場所等に該
部の一部として新たに付加する。(販売用のCD−RO
Mならば、この上で焼き付けられ、固定されることとな
る。)第2のタイトル再生手段が、第1の入力手段若し
くは第2の入力手段からの操作及び第1のプログラム部
読み出し手段若しくは第2のプログラム部読み出し手段
が改めて読み出した再生手段についてのプログラム部に
従って、第1の記憶手段若しくは第1の記憶手段から複
写若しくは転送された先読み情報を付加済のタイトルを
記憶する第2の記憶手段からタイトル本体部を読み出
し、更に先読みを行って再生する。
【0028】また、請求項2の発明においては、プログ
ラム部読み出し起動手段が第2のタイトル再生手段によ
る前記第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段からのタ
イトル本体部読み出しの起動時に、起動信号やあらかじ
めCD−ROMの製造者が作成したプログラムに従って
これを検知して第1のプログラム部読み出し手段若しく
は第2のプログラム部読み出し手段に改めて再生手順に
ついてのプログラム部を読み出させる。先読み情報通知
手段が、先読み情報付加手段の付加した先読み情報を前
記第1のプログラム部読み出し手段に通知する。先読み
情報取り出し手段が、第1のプログラム部読み出し手段
若しくは第2のプログラム部読み出し手段から所在する
場所等をもとに先読み情報を取り出す。先読み判断手段
が、先読み情報取り出し手段が取り出した先読み情報及
び第2のタイトル再生手段の再生しているタイトル本体
部の再生情況若しくはシーンの様子の少なくも一(一
方)とを比較して先読みの必要性の有無を判断する、C
D−ROMに焼き付けられたプログラムの指示で作動す
る、結果的にCD−ROMのユーザ側の再生処理装置に
設けられる等した、先読み実行手段が、先読み判断手段
が先読みの必要有と判断したときには、先読み情報に基
づいて前記第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段から
タイトル本体部の該当するシーン若しくはこれに加えて
再生手順のプログラム部の該当部を先読みした上記憶す
る。先読み情報再生制御手段が、第2のタイトル再生手
段の再生が先読みした部分に到達したならばこれを検知
して、先読み実行手段の記憶しているタイトル部、シー
ンを第2のタイトル再生手段が再生に使用するよう制御
する。
【0029】また、請求項3の発明においては、先読み
必要記憶容量検知手段が、先読み情報作成手段の作成し
た先読み情報をもとに、先読みしておくプログラム本体
部等の記憶に必要な容量をもとめる。先読み大小判断手
段が、先読み必要記憶容量検知手段のもとめた必要記憶
容量と先読み実行手段の記憶容量との大小を判断する。
先読み実行中止手段が、先読み大小判断手段が先読み実
行手段の記憶容量が少ないと判断したならば、該先読み
実行手段に先読みを中止させる。
【0030】また、請求項4の発明においては、第1の
記憶手段が再生手順についてのプログラム部と複数のシ
ーンを有する本体部とからなるタイトルを記憶する。第
2の記憶手段が、第1の記憶手段の記憶するタイトルを
複写若しくは転送されて記憶することとなる。第1の入
力手段若しくはこれに加えての第2の入力手段が、タイ
トルに対する操作を受け付ける。第1のプログラム部読
み出し手段若しくはこれに加えての第2のプログラム部
読み出し手段が、タイトルの再生手順についてのプログ
ラム部を読み出す。第1のタイトル再生手段が、第1の
入力手段からの操作及び第1のプログラム部読み出し手
段が読み出した再生手順についてのプログラムに従っ
て、第1の記憶手段からプログラム本体部を読み出して
再生する。移動情報認識手段が、第1のタイトル再生手
段がタイトル本体部を再生中に、タイトル本体部を構成
するシーンの移動についての情報を認識する。常駐情報
作成手段が、移動情報認識手段の認識結果をもとに同一
シーンが複数回再生されるか否か若しくは複数回先読み
の対象となるか否かの少なくも一を判断するのを中心と
する所定の手順で常駐情報を作成する。常駐情報付加手
段が、常駐情報作成手段の作成した常駐情報を第1の記
憶手段の記憶するタイトルのプログラム部、そして多く
の場合あらかじめ設けられた位置、に該部の一部として
新たに付加する。第2のタイトル再生手段が、第1の入
力手段若しくは第2の入力手段からの操作及び前記第1
のプログラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム
部読み出し手段が改めて読み出した再生手順についての
プログラム部に従って、第1の記憶手段若しくは第1の
記憶手段から複写若しくは転送された先読み情報から付
加済のタイトルを記憶する第2の記憶手段からタイトル
本体部を読み出して再生する。
【0031】また、請求項5の発明においては、先読み
情報作成手段が、移動情報認識手段の認識結果をもとに
シーンに対して所定の手順で先読み情報を作成する。先
読み情報付加手段が、先読み情報作成手段の作成した先
読み情報を第1の記憶手段の記憶するタイトルのプログ
ラム部に該部の一部として新たに付加する。また、請求
項6の発明においては、プログラム部読み出し起動手段
が、第2のタイトル再生手段による第1の記憶手段若し
くは第2の記憶手段からのタイトル本体部読み出しの起
動時に、これを検知して第1のプログラム部読み出し手
段若しくは第2のプログラム部読み出し手段に改めて再
生手順についてのプログラム部を読み出させる。常駐情
報通知手段が、常駐情報付加手段の付加した常駐情報を
前記第1のプログラム部読み出し手段に通知する。常駐
情報取り出し手段が、第1のプログラム部読み出し手段
若しくは第2のプログラム部読み出し手段から常駐情報
を取り出す。常駐情報該当判断手段が、常駐情報取り出
し手段が取り出した常駐情報と前記第2のタイトル再生
手段の再生しているタイトル本体部の再生情況若しくは
シーンの様子の少なくも一とを比較して常駐情報の該当
部か否かを判断する。常駐実行手段が、常駐情報該当判
断手段が該当すると判断したときには、第2のタイトル
再生手段が第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段から
タイトル本体部の該当するシーン若しくはこれに加えて
再生手順のプログラム部の該当部を再生中に記憶する。
常駐情報再生制御手段が、第2のタイトル再生手段の再
生が常駐情報として記憶しているのと同一の内容を再生
する部分に到達したならばこれを検知して、常駐実行手
段の記憶しているタイトルを第2のタイトル再生手段が
再生に使用する(含む、流用する)よう制御する。
【0032】また、請求項7の発明においては、先読み
情報作成手段が、移動情報認識手段の認識結果をもとに
シーンに対して所定の手順で先読み情報を作成する。先
読み情報付加手段が、先読み情報作成手段の作成した先
読み情報を第1の記憶手段の記憶するタイトルのプログ
ラム部に該部の一部として新たに付加する。プログラム
部読み出し起動手段が、第2のタイトル再生手段による
第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段からのタイトル
本体部読み出しの起動時にこれを検知して第1のプログ
ラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部読み出
し手段に改めて再生手順についてのプログラム部を読み
出させる。先読み情報通知手段が、先読み情報付加手段
の付加した先読み情報を前記第1のプログラム部読み出
し手段に通知する。先読み情報取り出し手段が、第1の
プログラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部
読み出し手段から先読み情報を取り出す。先読み判断手
段が、先読み情報取り出し手段が取り出した先読み情報
及び第2のタイトル再生手段の再生しているタイトル本
体部の再生情況若しくはシーンの様子の少なくも一とを
比較して先読みの必要性の有無を判断する。先読み実行
手段が、先読み判断手段が先読みの必要有と判断したと
きには、先読み情報に基づいて第1の記憶手段若しくは
第2の記憶手段からタイトル本体部の該当するシーン若
しくはこれに加えて再生手順のプログラム部の該当部を
先読みした上記憶する。先読み情報再生制御手段が、第
2のタイトル再生手段の再生が先読みした部分に到達し
たならばこれを検知して、前記先読み実行手段の記憶し
ているタイトルの内容を第2のタイトル再生手段の再生
に使用するよう制御する。
【0033】また、請求項8の発明においては、先読み
必要記憶容量検知手段が、先読み情報作成手段の作成し
た先読み情報をもとに、先読みしておくプログラム本体
部等の記憶に必要な容量をもとめる。先読み大小判断手
段が、先読み必要記憶容量検知手段のもとめた必要記憶
容量とあらかじめ与えられた若しくは所定のプログラム
にのっとって計算等して知った先読み実行手段の記憶容
量との大小を判断する。先読み実行中止手段が、先読み
大小判断手段が先読み実行手段の記憶容量が少ないと判
断したならば、該先読み実行手段に先読みを中止させ
る。
【0034】また、請求項9の発明においては、常駐必
要記憶容量検知手段が、常駐情報作成手段の作成した常
駐情報をもとに、常時記憶しておくプログラム本体部等
の記憶に必要な容量をもとめる。先読み大小判断手段
が、常駐必要記憶容量検知手段のもとめた必要記憶容量
と前記常駐実行手段の記憶容量との大小を判断する。常
駐実行中止手段が、先読み大小判断手段が前記常駐実行
手段の記憶容量が少ないと判断したならば、該常駐実行
手段に該当するシーンの記憶を中止させる。
【0035】また、請求項10の発明においては、常駐
情報作成手段内の常駐情報重み付け部が、同一シーンの
再生回数若しくは所要記憶容量の少なくも一を反映の上
各常駐情報に対して例えば数値化した重み付けを行う。
常駐情報付加手段内の重み付け付加部が、常駐情報重み
付け部の作成した重みをも各常駐情報と併せてタイトル
のプログラム部に該部の一部として新たに付加する。常
駐実行手段は、複数の常駐情報に応じて複数のシーンを
記憶可能である。常駐大小判断手段内の常駐残部大小判
断部が、常駐必要記憶容量検知手段のもとめた新しい常
駐情報についての必要記憶容量と必要記憶容量実行手段
の残部の記憶容量との大小を判断する。重み比較手段
が、常駐残部大小判断部が常駐実行手段の残部の記憶容
量が少ないと判断したならば、既に記憶しているシール
の常駐情報に付加された重みのうち最も値が低い(小さ
い)ものと、新規の常駐情報の重みとを比較する。消去
再比較手段が、重み比較手段が後者の重みが大であると
判断したならば前者の記憶を消去した上再度前記常駐残
部大小判断部と重み比較手段を作用させる。
【0036】また、請求項11の発明においては、再生
対象判断手段が、第2のタイトル再生手段がタイトルを
再生している最中に、タイトル本体部のシーンの再生の
情況及び先読み情報若しくは常駐情報の少なくも一が付
加された後の再生手順についてのプログラムとから、先
読み実行手段若しくは常駐実行手段の少なくも一方の記
憶する先読み情報若しくは常駐情報の少なくも一が以降
再生対象とされるか否かを判断する。不要情報記憶手段
が、再生対象判断部が再生対象外と判断したならば、該
当する先読み情報若しくは常駐情報の記憶を消去する。
【0037】請求項12の発明においては、請求項1の
発明と同じ作用がなされる。請求項13の発明において
は、請求項2の発明と同じ作用がなされる。請求項14
の発明においては、請求項4の発明と同じ作用がなされ
る。請求項15の発明においては、請求項6の発明と同
じ作用がなされる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は、本発明に係るマルチメディアタ
イトルの処理装置及び方法の第1実施例の作成装置のデ
ータの流れを中心とした構成図である。そして、主にC
D−ROM等に焼きつけたマルチメディアタイトルの製
造者側に関する。本図において、11はスピーカであ
る。12は、CRTよりなるディスプレイである。13
は、キーボード等よりなる入力手段である。14は、再
生手段である。15は、再生情報一時記憶手段である。
16は、移動情報記憶手段である。17は、先読み情報
作成手段である。18は、ディスク等よりなる外部記憶
手段である。19は、タイトルである。
【0039】図2は、本実施例におけるマルチメディア
タイトル作成方法のための装置の結線を中心とした構成
図である。本図において、21はディスプレイである。
22は、VRAMである。23は、動画再生ボードであ
る。24は、スピーカである。25は、音声再生ボード
である。26は、キーボードとマウスである。27は、
CPUである。28は、主記憶装置である。29は、外
部記憶装置である。そして、CPU27及び主記憶装置
28が再生手段14、再生情報一時記憶手段15、移動
を情報記憶手段16、先読み情報作成手段17の主要部
を構成する。
【0040】以下、以上のように構成された本実施例の
マルチメディアタイトル作成装置及び方法において、そ
の動作を説明するが、これに先立ち、本実施例で扱うデ
ータの構造及びデータ例についてあらかじめ以下説明す
る。図8は、外部記憶手段16に記憶されているマルチ
メディアタイトルの内部構造を示す図である。本図の
(a)は、タイトル情報を示す。本情報は、テレビゲー
ムの内容等を確定するタイトル識別子を示すタイトル
名、タイトルを構成するシーン具体的にはテレビゲーム
中の各場面等の総数を示す総シーン数、最初に再生すべ
きシーン番号を示すスタートシーン、タイトル起動時等
に行なう処理、具体的には第1番目のシーンの表示等を
記述したスクリプトによって構成される。
【0041】本図の(b)は、シーン情報を示す。本情
報は、シーン識別子を示すシーン番号、シーンを構成す
る、例えば表示コマ数等の要素の総数を示す構成要素の
総数、構成要素データにアクセスするためのポインタを
示す構成要素データ、シーン再生時に行なう処理を記述
したスクリプト、次に表示部に表示するため必要なシー
ン等の先読みに関する情報を格納する先読み情報によっ
て構成される。
【0042】本図の(c)は、構成要素の情報を示す。
本情報は、目下表示されているシーンに対する押ボタン
操作等の要素識別子を示す要素名、要素のタイプを示す
タイプ、要素毎に再生に必要な情報を格納したデータ、
要素に対して行なう処理を記述したスクリプト、次の要
素データにアクセスするためのポインタを示す次要素に
よって構成される。
【0043】図9は、移動情報記憶手段16に記憶され
るデータの構造を示す。本情報は、ゲームの展開等に伴
って移動したシーンの番号が順に格納される。図10の
(a)、(b)、(c)は各々、図8の(a)、
(b)、(c)で説明したマルチメディアタイトルの内
部構造のデータ例である。ここに、図10の(a)の英
文中「on open」はタイトルの起動を意味し、
「repeatwith i=1 to 6 send
initscene to scene i」は「シ
ーン1から6へユニットシーンというメッセージを送
る」ことを意味する。図10の(b)の英文は、受けた
メッセージ(操作、指示)の処理を意味する。ただし、
これらのプログラム言語は本発明の主旨には無関係であ
るため、これ以上の説明は省略する。
【0044】図11は、図9で説明した移動情報のデー
タの構造を示したものである。次に、以上のようなデー
タを扱うものとして、図を参照しながら処理の流れにつ
いて説明する。図3は、本実施例において、再生手段1
4が実行する主な処理の流れ図である。
【0045】本図において、まず、再生手段14が起動
されると、 (S301)一般に行なわれるプロセスの初期化を行な
う。 (S302)移動情報記手段16に格納されている移動
情報の初期化が行なわれる。 (S303)終了フラグの初期化が行なわれる。
【0046】(S304)次に外部記憶手段18よりタ
イトル情報の取得を行なう。 (S305)タイトルの有無を判断し、タイトルが存在
すれば以下(S306)の処理を行ない、存在しなけれ
ば処理を終了する。 (S306)タイトルが存在した場合には、まず、タイ
トルの再生処理を行なう。
【0047】(S307)次に、先読み情報の作成を行
なう。 (S308)最後に先読み情報の付加を行なって処理を
終了する。以下、上記各ステップのうち、(S30
6)、(S307)及び(S307)について詳しく説
明する。まず、(S306)について説明する。
【0048】図4は、本実施例において図3の(S30
6)に該当するタイトルの再生処理の動作流れ図であ
る。以下、本図と図1を用いてタイトルの再生処理を説
明する。 (S401)最初のシーンが存在するかどうかを確認す
る。最初のシーンが存在しない場合には、処理を終了す
る。
【0049】(S402)最初のシーンが存在する場合
には、シーンフラグに最初のシーン番号を格納する。 (S403)次に、現在のシーンにシーンフラグの値を
代入する。 (S404)次に、現在のシーンに設定したシーンのデ
ータを外部記憶手段18から取得する。
【0050】(S405)同時に、シーン番号を移動情
報記憶手段16に記憶する。 (S406)次に、構成要素が存在するか否かを確認す
る。もし、存在しなければ処理を終了する。 (S407ーS410)構成要素が存在すれば、図示し
てあるステップに従って存在する構成要素の再生を行な
う。ここで構成要素の再生というのは、例えば、グラフ
ィックスであれば指定された情報を用いて描画したりす
ることであり、もしスクリプトが記述されていればその
処理を行なうというようなことである。
【0051】(S411)構成要素の再生が一通り終了
すると、次は、入力処理を行なう。なお、その内容につ
いては後で詳述する。 (S412)入力処理が終了すれば、現在のシーンとシ
ーンフラグを比較する。後に説明するが、ユーザの選択
操作等のため入力処理においてシーンの変更が指示され
ていれば、ここでは、現在のシーンとシーンフラグの値
が違っているはずである。
【0052】(S413)現在のシーンとシーンフラグ
の値が違っていれば、それは、シーンの変更が指示され
たことを意味する。その場合には、現在、再生されてい
るシーンのデータを破棄し(S413)、現在のシーン
にシーンフラグを格納し、(S403)へもどって新し
いシーンの再生を行なう。入力手段13から再生終了の
指示が入力されるまで、シーン再生の処理を繰り返し行
なう。
【0053】入力手段13から再生終了の指示が入力さ
れ、終了フラグがONになると、S414の比較値が真
となり再生処理を終了する。 (S414)もし、違っていなければ、終了フラグをチ
ェックする。そして、終了フラグがONになっていれば
再生処理を終了する。終了フラグがOFFのままであれ
ば、(S411)へもどって再度入力処理を実行する。
【0054】次に、(S411)の入力処理の内容を、
図5を参照しつつ説明する。本図は、入力処理の動作流
れ図である。 (S501)カウンターを示す times を0に初期化す
る。 (S502)入力手段13からのユーザからの入力有無
のチェックを優先して行なう。もし、入力があれば、
(S506)、(S507)、(S508)に示す入力
に応じた処理を行なうこととなる。入力がなければ、ti
mes をインクリメントして再度入力チェックを行なう。
【0055】(S505)もし、times が11になって
も入力がない場合には、一旦入力処理を終了する。 (S503)入力が検出された場合には、以下の処理を
行なう。 (S506)シーンの移動を行なうための入力であれ
ば、シーンフラグに新しいシーン番号を格納して入力処
理を終える。
【0056】(S507)入力が、スクリプトの実行を
指示するものであれば、該当するスクリプトの処理を行
なう。 (S508)入力がタイトル再生終了を指示するもので
あれば、終了フラグをONにし入力処理を終了する。入
力が特に意味を持たない場合には、そのまま入力処理を
終了する。
【0057】さて、タイトルの再生処理が終了すると、
次に、先読み情報の作成を行うこととなる。なお、先読
み情報の作成は、先読み情報作成手段17において行な
われる。以下、これについて説明する。なお、これは図
3の(S307)に相当する。図6は、先読み情報の作
成の動作流れ図である。
【0058】(S601)パラメータの初期化を行な
う。すなわち、k=1,m=シーン数と設定される。 (S602)データ格納配列 info[] を0で初期化す
る。 (S603)k=k+1 (S604)k>mか否かが判断される。k>mでなけ
れば、(S602)へ戻る。k>mならば、次のステッ
プへ進む。
【0059】(S605)移動情報記憶手段16より、
図9に示した移動情報を取得し、配列 d[] に格納す
る。ここに、d[] に格納されているのは、例えば、図1
1の(a)に示したように、移動したシーン番号を順に
並べたものである。 (S607ーS610)移動情報の取得が終ると、info
[]にデータを格納する。格納するデータは、図11の
(a)に示したようなデータであるが、その内部構造は
図11の(b)に示すようになっている。すなわち、前
からのシーン番号と次のシーン番号とを一体に組み合わ
せたものである。info [k]のkは前のシーン番号を示
し、、info [k]が次のシーン番号を示すように格納す
る。
【0060】なお、本実施例では、既に info [k] にシ
ーン番号が格納されている場合には、次のシーン番号は
格納されないようにしている。全てのデータの info []
への格納が終ると先読み情報の作成を終了する。最後
に、以上の先読み情報の作成手順の結果たる info []の
情報を、タイトルに付加する。
【0061】次に、(S308)について説明する。図
7は、図3のS308に該当する先読み情報の付加の動
作流れ図である。本図に示すように、info [j]の値が初
期化されたまま(=0)以外の場合には、タイトルのシ
ーン情報の先読み情報に、info [j]を格納する。図10
の(b)が、この先読み情報を格納した例である。この
例では、シーン番号1の先読み情報に2という数字が格
納されている。これは、次に先に読み出すべきシーン番
号が2であることを示す。
【0062】以上の状態でCD−ROMにタイトルを焼
きつけ、これにより、本実施例におけるマルチメディア
タイトル作成装置及び方法の主に供給者側の作成、製造
処理は終了する。次に、本実施例におけるマルチメディ
アタイトル処理装置及び方法の2回目以降の再生につい
て説明する。そして、これは主に、CD−ROM等に焼
きつけたマルチメディアタイトルの使用者、購入者側に
関する。
【0063】図12は本実施例のマルチメディアタイト
ル再生方法を行なう装置の構成図である。本図におい
て、121はスピーカであり、122はディスプレイで
あり、123は入力手段であり、124は再生手段であ
り、125は再生情報一時記憶手段であり、126は先
読み情報解釈手段であり、127は先読み手段であり、
128は外部記憶手段であり、129はタイトルであ
る。そして、先読み情報解釈手段126、先読み手段1
27の主要部は、図示しないCPU27にいわば一体的
に組み込まれて含まれている。
【0064】また、先読み情報の解釈、先読み等は規格
品のCPUを使用するため本来の処理の負荷に対して本
来的に余裕の能力を有することが多いがこの余裕の能
力、並びにユーザからの指示を待つ時間、静止したシー
ンを表示するため処理装置本来の負荷が少ない時間等を
利用、活用する等してなされる。以下、以上のように構
成されたこのマルチメディアタイトル再生装置及び方法
の動作を説明する。
【0065】図13は、本実施例の再生手段124が行
なう主な処理の動作流れ図である。(S131ーS13
2)まず、再生手段124が起動されると、一般に行な
われるプロセスの初期化を行ない、終了フラグF=1の
初期化を行なう。 (S133)次に外部記憶手段128よりタイトル情報
を取得する。 (S134)タイトルの有無を判断し、存在すれば以下
のステップに進み、存在しなければ、処理を終了する。
【0066】(S135)タイトルが存在した場合に
は、タイトルの再生処理を行なう。図14は、図13の
(S135)に該当するタイトルの再生処理の動作流れ
図である。図4では、シーンデータの取得(S404)
を行なった後にシーン番号の記録を行なっているのに対
し、本図では、その処理を行なっていないのが異なる。
【0067】図15は、図14の(S1410)に該当
する入力処理の動作流れ図である。ここでの処理の流れ
も、基本的には、図5に示したものと同じである。た
だ、図5ではtimes が 10を越えた場合には(S50
5)、そのまま処理を終了している(終了へ進む)が、
本図では、先読み処理(S156)を行なうところが相
違する。
【0068】図16は、図15の(S156)に該当す
る先読み処理の動作流れ図である。なお、先読み処理
は、シーン情報に付加されている先読み情報を先読み情
報解釈手段126が解釈し、必要な情報を先読み手段1
27に通知することによって行なわれる。以下、本図を
もとに、先読みの手順を説明する。 (S161)まず、シーン情報に先読み情報が設定され
ているか否かを確認する。設定されていなければ処理を
終了することとなる。
【0069】(S162)先読み情報が設定されている
場合には、先読み情報解釈手段126がこの情報を解釈
し、設定されている情報が次のシーン番号であることを
先読み手段127に通知する。 (S163)先読み手段127は、設定されている先読
みシーンが、既に読み込まれているか否かの確認を行な
う。既に読み込まれていればそのまま処理を終了する。
【0070】(S164)読み込まれていなければ、同
一シーンの繰り返しやユーザからの入力待ちを利用して
先読みシーン番号のデータを先読みし、その内容を再生
情報一時記憶手段15に格納し処理を終了する。ただ
し、以上の説明でわかるように、先読み手段127は先
読み可能な場合に先読み処理を行なうが、ユーザの操作
の如何やCPUの能力の都合等で必ず先読みできるとは
限らない。このため、再生手段124は、仮に図16に
示した先読み処理が行なわれていない場合には、再生す
るシーンの情報が既に読み込まれているときはその情報
を用いてシーンの再生を行ない、読み込まれていないと
きや他のシーンを読み込んでいるときは読み込みを行な
ってからシーンの再生を行なう。従って、シーンの再生
は少なくとも従来のものと同等におこなわれることとな
る。
【0071】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば、タイトルを少なくとも1度試行することによって、
再生装置側で先読み情報をタイトルに自動的に付加し、
以降の再生時にこの付加した先読み情報を利用して先読
み処理を行ないながら再生できる。このため、再生時の
応答性が格段に向上するだけでなく、タイトル作成者の
負担を大きく減らすことができる。
【0072】尚、本実施例では、先読み情報を1シーン
分しか格納しなかったが、複数のシーン番号を格納する
ようにしてもよい。また、同じく複数のシーン番号を格
納した上で、それぞれのシーンに移動する優先順位を一
緒に格納してもよい。また、同じく複数のシーン番号を
格納した上で、それぞれのシーンに移動する確率を一緒
に格納するようにしてもよい。
【0073】また、本実施例では、先読み情報を1シー
ン分しか格納しなかったが、前のシーン番号と次のシー
ン番号を組み合わせた複数のデータを格納してもよい。
以上の応用例をテレビゲームを例にとって具体的に説明
する。今、一人で楽しむ電子スゴロクを考える。ユーザ
はブラウン管の片隅に表示された電子サイコロをふるこ
とにより1から6までの整数をランダムに割り当てられ
る。一方、ブラウン管の主部には目下ユーザが進んでい
る場所がシーン(必ずしも静止画でなく、動画でもよ
い。)として表示されている。この場合、サイコロの目
は1から6までであるため、次に表示すべき場所は現在
の場所から1至6進んだ場所にある。そして、これらは
当然先読みされている。ところで、これらの先読みされ
た場所には、当然元へもどったり、更に先に進んだりす
ることとなる場所がある。そして、これらの最終的に進
むべき場所も何度か電子スゴロクを楽しむうちに先読み
情報として読み込まれることとなる。このため、本実施
例に学習機能を付加すれば、電子スゴロクの電子サイコ
ロの目に対応しての場面の表示の応答性はだんだん向上
していくこととなる。
【0074】(第2実施例)図17は、本発明に係るマ
ルチメディアタイトル処理装置及び方法におけるマルチ
メディア作成の第2実施例を実施する装置の構成図であ
る。本図において、171はスピーカであり、172は
ディスプレイであり、173は入力手段であり、174
は再生手段であり、175は再生情報一時記憶手段であ
り、176は移動情報記憶手段であり、177は常駐情
報作成手段であり、178は外部記憶手段であり、17
9はタイトルである。
【0075】次に、以上のように構成された本実施例の
動作を説明するが、それに先立ち、本実施例で扱うデー
タの構造及びデータ例を説明する。図21は、外部記憶
手段178に記憶されているマルチメディアタイトルの
内部構造のうちシーン情報を示し、第1実施例における
図8の(b)に相当するものである。先読み情報の代わ
りにシーンの常駐に関する情報を格納する常駐情報が存
在するのが、図8の(b)と相違する。
【0076】図22は、図21で説明したシーンデータ
の例である。以下、以上のようなデータを扱う処理の流
れについて図を参照しながら説明する。図18は、本実
施例において再生手段174が行なう主な処理の動作流
れ図である。本図は、第1実施例における図3とほぼ同
じである。ただ、図3では移動情報から先読み情報を作
成しタイトルに格納したが(S307ーS308)、本
図では、先読み情報の代わりに常駐情報を作成しタイト
ルに格納する(S187ーS188)のが相違する。
【0077】また、本図におけるタイトル再生処理(S
186)は、図3におけるタイトル再生処理(S30
6)、即ち、図4に示したものと全く同じである。この
ため、その説明は省略する。本実施例では、タイトルの
再生処理(S186)が終了すると、次に、常駐情報の
作成を行うこととなる。
【0078】図19は、本実施例において、図18の
(S187)に該当する常駐情報の作成を行なう際の動
作流れ図である。なお、移動情報記憶手段176に格納
されている移動情報については、図11の(a)に示し
た通りのものとする。 (S191)まず、パラメータの初期化を行なう。
【0079】(S192ーS194)データを格納する
配列info [] を0で初期化する。 (S195)次に、図6のS605と同様に移動情報を
取得し、 d [] に格納する。なお、本実施例では、シー
ン番号が d[]に登場する回数を常駐情報として扱う。従
って、info[i] の iがシーン番号を示し、info [i]がシ
ーン番号 iが d[]に登場する回数を示す。
【0080】(S197ーS199)このような info
[]を d[]を順に参照しながら作成する。 次に、上記で作成した info[] の情報をタイトルに付加
する処理を行なう。図20は、本実施例において、図1
8のS188に該当する常駐情報の付加を行なう際の動
作流れ図である。その基本は、シーン jの常駐情報に i
nfo [j] の値を格納する(S202ーS204)もので
ある。その結果、例えば図22に示すデータ例のような
シーン情報が得られる。図22では、シーン番号1の常
駐情報に2という値が格納されている。これは、シーン
番号1が、移動情報の中に2回登場したことを示すもの
である。
【0081】以上で、本実施例におけるマルチメディア
タイトル処理装置及び方法におけるマルチメディアタイ
トル作成の処理の説明は終了する。次に、本実施例にお
けるマルチメディアタイトルの再生について説明する。
図23は、本実施例におけるマルチメディアタイトルの
再生を行なう装置の構成図である。本図において、23
1はスピーカであり、232はディスプレイであり、2
33は入力手段であり、234は再生手段であり、23
5は再生情報一時記憶手段であり、236は常駐情報解
釈手段であり、237は外部記憶手段であり、238は
タイトルである。
【0082】次に、以上のように構成された本実施例の
マルチメディアタイトル再生装置の動作を説明する。本
実施例において、再生手段234が実行する主な処理の
動作内容は、先の第1実施例における図13にて示した
ものと同じであるので、改めての説明は省略する。
【0083】図24は、本実施例における、図13の
(S135)に相当するタイトル再生処理の動作流れ図
である。基本的な流れについては、第1実施例すなわち
図14に示したものと同じである。ただし、本図では第
1に、図14の(S1412)ではシーンデータを無条
件に破棄しているのに対し、シーンデータの破棄処理と
いう形で特定の条件を満たす場合にのみデータを破棄
し、満たさない場合には破棄しないようになっている点
と、第2に、図14の(S1404)では単にシーンデ
ータの取得となっているのが、シーンデータの取得処理
という形で内容が複雑になっている点が相違する。以
下、この相違している部分について詳しく説明する。
【0084】図25は、本実施例における、図24の
(S2404)に該当するシーンデータの取得処理の際
の動作流れ図である。本図において、(S251)再生
情報一時記憶手段にシーンデータの読み込み可能か否か
を確認する。 (S257)読み込める場合には、読み込み処理を行な
い、シーンデータの取得処理を終了することとなる。
【0085】(S252)もし、読み込めない場合に
は、既に常駐データが存在するかどうかを確認する。 (S256)存在しない場合には、処理の続行が不可能
であると判断し、終了フラグをONにした後、シーンデ
ータの取得処理を終了する。 (S253)既に、常駐データが存在する場合には、破
棄できるデータに関する情報について、常駐情報解釈手
段236に問い合わせる。
【0086】(S254)常駐情報解釈手段236は、
常駐データの常駐情報の値を参照し、一番小さい値をも
つものを破棄可能データとして返答し、当該データは破
棄される。 (S252ーS255)シーンデータの読み込みが可能
となるまでこの処理を繰り返す。
【0087】(S256)常駐データを全て破棄しても
読み込めない場合には、前述の処理の続行が不可能な場
合と同じ処理を行ない、シーンデータの取得処理を行な
う。通常の場合は、いくつかの常駐データを残したまま
で、新たなシーンデータを読み込むことが可能となるは
ずである。図26は、本実施例における、図24の(S
2413)に該当するシーンデータの破棄処理の際の動
作流れ図である。
【0088】本図において、(S261)再生手段23
4は、当該シーンデータを破棄するに当たり、常駐情報
を取得し常駐情報解釈手段236に送る。 (S262)常駐情報解釈手段236は、常駐データで
あるか否かを確認する。常駐データである場合には、当
該シーンデータを破棄することはせずに、再生情報一時
記憶手段235に残留させる。
【0089】(S263)常駐データでない場合には、
当該シーンデータを破棄する。以上により、本処理を終
了する。 次に、本実施例における入力処理のフローチャートは、
先の第1実施例における図5と同じであるので、改めて
の説明は省略する。以上説明してきたように、本実施例
によれば、タイトルを少なくとも1度試行することによ
って、常駐情報をタイトルに付加し、該常駐情報を例え
ばCD−ROMのユーザ側で再生時に有効に利用するこ
とが可能となる。ひいては、無駄な読み込みを防止し、
記憶手段を有効に利用できるようになり、タイトル提供
の応答性が改善され、またタイトル作成者の負担を大き
く減少することができる。
【0090】尚、本実施例では、常駐情報を移動情報に
おけるシーンの出現回数としたが、これは、例えば出現
回数/特定移動シーン数にしてもよい。また、本実施例
では、シーンデータの読み込みができない場合には、常
駐データを順に破棄するものとしたが、これは、全ての
常駐データを一度に破棄するようにしてもよい。
【0091】(第3実施例)図27は、本発明に係るマ
ルチメディアタイトル処理装置及び方法の第3の実施例
のマルチメディアタイトル作成装置の構成図である。本
図において、2701はスピーカであり、2703はデ
ィスプレイであり、2703は入力手段であり、270
4は再生手段であり、2705は再生情報一時記憶手段
であり、2706は移動情報記憶手段であり、2707
は先用読み情報作成手段であり、2708は常駐情報作
成手段であり、2709は外部記憶手段であり、271
0はタイトルである。
【0092】以下、以上のように構成された本実施例の
マルチメディアタイトル作成装置における動作を説明す
るが、これに先立ち、本実施例で扱うデータの構造及び
データ例について以下説明する。図29は、外部記憶手
段2709に記憶されているマルチメディアタイトルの
内部構造のうち、シーン情報を示している。なお、これ
は第1実施例における図8の(b)に相当する。ただ
し、先読み情報に加えて、シーンの常駐に関する情報を
格納する常駐情報を設けたのが図8の(b)と相違す
る。
【0093】図30は、図29で説明したシーンデータ
の例である。次に、以上のようなデータを扱うものとし
て、図を参照しながら処理の流れについて説明する。図
28は、本実施例のマルチメディアタイトルの再生手段
2704が行なう主な処理の流れ図である。本図は、先
の第1実施例における図3とほぼ同じである。ただし、
移動情報から常駐情報を作成し、タイトルに格納する
(S2809ーS2810)部分を加えた点が図3と相
違する。
【0094】次に、本図におけるタイトル再生処理(S
2806)は、図3におけるタイトル再生処理(S30
6)、即ち、図4と全く同じであるため、改めての説明
は省略する。同じく、先読み情報の作成(S2807)
は、図3における先読み情報の作成(S307)、即
ち、図6と同じであるため、改めての説明は省略する。
【0095】同じく、先読み情報の付加(S2808)
は、図3における先読み情報の付加(S308)、即
ち、図7と同じであるため、改めての説明は省略する。
同じく、常駐情報の作成(S2809)は、図18にお
ける常駐情報の作成(S187)、即ち、図19と同じ
であるため、改めての説明は省略する。同じく、常駐情
報の付加(S2810)は、図18における常駐情報の
付加(S188)、即ち、図20と同じであるため、改
めての説明は省略する。
【0096】以上の処理によって、図30に示したよう
なシーンデータが得られることとなる。次に、本第3実
施例におけるマルチメディアタイトルの再生について説
明する。図31は、本実施例のマルチメディアタイトル
の再生装置の構成図である。本図において、3101は
スピーカであり、3102はディスプレイであり、31
03は入力手段であり、3104は再生手段であり、3
105は再生情報一時記憶手段であり、3106は常駐
情報解釈手段であり、3107は先読み情報解釈手段で
あり、3108は先読み手段であり、3109は外部記
憶手段であり、3110はタイトルである。
【0097】以下、以上のように構成された本実施例の
マルチメディアタイトルの再生装置の動作を説明する。
再生手段3104が、起動後に行なう処理の内容は、先
の第1実施例における図13に示したものと同じである
ため、その説明は省略する。同じく、タイトル再生のフ
ローチャートは、先の第2実施例における図24に示し
たものと同じであるため、その説明は省略する。
【0098】同じく、入力処理のフローチャートは、先
の第1実施例における図15に示したものと同じである
ため、その説明は省略する。同じく、先読み処理のフロ
ーチャートは、先の第1実施例における図16に示した
ものと同じであるため、その説明は省略する。同じく、
シーンデータの取得処理のフローチャートは、先の第2
実施例における図25に示したものと同じであるため、
その説明は省略する。
【0099】同じく、シーンデータの破棄処理のフロー
チャートは、先の第2実施例における図26に示したも
のと同じであるため、その説明は省略する。以上の説明
でわかるように、本第3実施例においては、現在のシー
ンデータと常駐データ以外に、先読み手段3108によ
って先読みされたシーンデータが存在する点を除けば、
先の第2実施例と同じ動作をすることとなる。そして、
先読みされたシーンデータが存在する場合には、図25
の(S253)NOステップでの破棄可能データの問い
合わせに対して、常駐情報解釈手段3106は先読みさ
れたシーンデータを最も常駐権の高いデータであると判
断し、処理を行なう。従って、次に移動するシーンのデ
ータが再生情報一時記憶手段3105に読み込まれてい
る可能性は極めて高く、応答性の良いタイトルの再生を
可能とする。
【0100】このため、本実施例によれば、少なくとも
タイトルを1度試行することによって、先読み情報と常
駐情報をタイトルに付加し、該先読み情報と該常駐情報
を再生時に有効に利用し、これにより無駄な読み込みを
防止し、記憶手段の有効利用が図られる。このため、応
答性の良いタイトルを提供することが可能となり、併せ
て作成者の負担を大きく減少することもできる。
【0101】尚、本実施例では、先読み情報を1シーン
分しか格納しなかったが、複数のシーン番号を格納する
ようにしてもよい。同じく、複数のシーン番号を格納
し、それぞれのシーンに移動する優先順位を一緒に格納
してもよい。同じく、複数のシーン番号を格納し、それ
ぞれのシーンに移動する確率を一緒に格納してもよい。
【0102】同じく、前のシーン番号と、次のシーン番
号を組み合わせた複数のデータを格納してもよい。ま
た、本実施例では、常駐情報を移動情報におけるシーン
の出現回数としたが、これに換えて例えば、出現回数/
特定移動シーン数にしてもよい。また、本実施例では、
シーンデータの読み込みができない場合には、常駐デー
タを順に破棄していくものとしたが、全ての常駐データ
を一度で破棄するようにしてもよい。
【0103】(第4実施例)図32は、本発明に係るマ
ルチメディアタイトル処理装置及び方法の第4実施例の
マルチメディア装置の構成図である。本図において、3
201はスピーカであり、3203はディスプレイであ
り、3203は入力手段であり、3204は再生手段で
あり、3205は再生情報一時記憶手段であり、320
6は移動情報記憶手段であり、3207は先用読み情報
作成手段であり、3208は常駐情報作成手段であり、
3209は外部記憶手段であり、3210はタイトルで
あり、3211は容量情報記憶手段である。
【0104】次に、以上のように構成された本実施例の
マルチメディアタイトルの作成装置の動作を説明する
が、それに先立ち、本実施例で扱うデータの構造及びデ
ータ例について説明する。図35は、外部記憶手段32
09に記憶されているマルチメディアタイトル3210
の内部構造におけるシーン情報であり、第1実施例にお
ける図8の(b)等に相当する。ただし、先読み情報、
常駐情報に加えて、読み込みに必要な容量に関する情報
である容量情報を設けた点が図8の(b)、図21、図
29と相違する。
【0105】図36は、図35で説明したシーンデータ
の例である。次に、以上のようなデータを扱うものとし
て、図を参照しながら処理の流れについて説明する。図
33は、本第4実施例における基本的な動作の流れ図で
ある。本図は、先の第3実施例における図28とほぼ同
じであるが、最後に容量情報の付加(S3311)とい
う処理を設けた点が異なる。
【0106】その他の処理は、タイトル再生処理の内容
を除いて、先の第3実施例と同じであるため、改めての
説明は省略する。図34は、本実施例における、タイト
ル再生処理の流れ図である。本図は、第1実施例におけ
る図4とほぼ同じである。ただし、図4では、シーン番
号の記録(S405)の後、すぐに構成要素の確認を行
なっているが、本実施例では、シーンデータを読み込む
のに必要な容量を、容量情報記憶手段3211にバイト
数で記録する(S3406)部分を設けた点が相違して
いる。その他の処理については、先の第3実施例と同じ
であるので改めての説明は省略する。
【0107】以上の結果、図36に示したようなシーン
データが得られる。次に、本実施例におけるマルチメデ
ィアタイトル再生方法について説明する。本実施例のマ
ルチメディアタイトル再生方法を行なう装置の構成は、
先の第3実施例における図31と同じである。ただし、
図31における常駐情報解釈手段3106、先読み手段
3108及び再生手段3104が、シーンデータの読み
込み、破棄等の処理を行なう際に、容量情報を参照する
ようにする点が相違する。例を説明するならば、シーン
データの破棄処理において、図25に示したフローに従
って処理を行なうが、S251でシーンデータの読み込
みの可能性を確認する際に、シーンデータ内の容量情報
を用いることによって、早急な判断が可能となる。ま
た、本実施例の応用例として、破棄データの問い合わせ
に対して、常駐の優先度ではなく、容量情報の大きいも
のから破棄していくということも可能である。
【0108】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば、少なくともタイトルを1度試行することによって、
先読み情報、常駐情報及び容量情報をタイトルに付加
し、該先読み情報、常駐情報及び該容量情報を、再生時
に有効に利用し、無駄な読み込みを防止し、ひいては記
憶手段の有効利用を可能とする。更に、これらのため、
タイトルを良好な応答性で提供することが可能となり、
併せてマルチメディアタイトルの作成者の負担を大きく
減少することが可能となる。
【0109】尚、本実施例では、先読み情報を、1シー
ン分しか格納しなかったが、複数のシーン番号を格納す
るようにしてもよい。同じく、複数のシーン番号を格納
し、それぞれのシーンに移動する優先順位を一緒に格納
してもよい。同じく、複数のシーン番号を格納し、それ
ぞれのシーンに移動する確率を一緒に格納してもよい。
【0110】同じく、複数のシーン番号を格納し、それ
ぞれのシーンを読み込むのに必要な容量情報によって適
切なシーンを読み込むようにしてもよい。同じく、前の
シーン番号と、次のシーン番号を組み合わせた複数のデ
ータを格納してもよい。また、本実施例では、常駐情報
を移動情報におけるシーンの出現回数としたが、例え
ば、出現回数/特定移動シーン数にしてもよい。
【0111】また、本実施例では、シーンデータの読み
込みができない場合には、常駐データを順に破棄した
が、全ての常駐データを一度に破棄するようにしてもよ
い。同じく、シーンデータの読み込みができない場合に
は、常駐データを順に破棄していくのに換えて、容量情
報を用いて事前に読み込めるだけの容量値を算出し、必
要量を確保できる分だけの破棄データを検出するように
してもよい。
【0112】以上の各実施例を組み合わせた応用例を、
先の第1実施例と同じく、電子スゴロクを例にとって説
明する。電子スゴロクにおいては、その構成上どうして
も表示すべき頻度の高い場面が生じる。たとえば、最終
となる上がりの場面、最初の1から6までの場面等であ
る。そして、何度か電子スゴロクを行なえば、表示頻度
の高い場面は学習によりあらかじめ記憶することとな
り、応答性が向上する。
【0113】以上、本発明を実施例に基づいて説明して
きたが、本発明は何も上記各実施例に限定されないのは
勿論である。すなわち、以下のようなものも本発明に含
まれる。 (1)製造等の都合で、本発明の一(ひとつ)の不可欠
の構成要素(要件、部、手段、具体的には第1の記憶手
段、第1の入力手段等)を物理的、機械的、手順若しく
は内容的に複数に区分けしている、逆に複数の不可欠の
構成要素を一体化しているあるいは、これらを適宜組み
合わせている。
【0114】同じく、使用の都合で、一部構成要素は別
置きとし、他の要素と通信回線で接続している。 (2)本発明のマルチメディアタイトルの作成、製造及
び再生は各々CD−ROMの製造者、ユーザ(購入者)
としたが、両方ともユーザである。この場合には、テー
プやCD−ROM等の記憶媒体にあらかじめ各種プログ
ラムが組み込まれている。このため、ユーザによる第二
回目の使用は、結果的に第一回目の使用結果を学習した
ものとなる。あるいは、同一のCD−ROMを多数のユ
ーザが使用する。このため、最も使用頻度の高い選択肢
(シーン)が先読みや常駐の対象とされる。これは、例
えば、大学における学生を対象とした企業案内、学童を
対象とした百科辞典等を内蔵するCD−ROMに効果的
である。そして、前者の場合、学生に人気のある分野、
該分野の人気のある企業が先読みされたり常駐情報の対
象とされたりすることが多くなる。
【0115】なお、この場合には、請求項に記載した第
1の記憶手段と第2の記憶手段、第1のタイトル再生手
段と第2のタイトル再生手段等は全く同一のものとなる
ことが多いであろう。また、記憶媒体がCD−ROMの
場合には、そのままでは先読み情報の付加が困難なた
め、書込みが可能な記憶部をいわば付加したり、実質的
に等価な作用をなすようされているのは勿論である。
【0116】(3)タイトルの記憶は、CD−ROMで
なくテープや高速半導体メモリに記憶されている、ある
いは中央の大型ディスクに記憶されており使用の都度回
線で呼び出される等、その記憶態様ひいては使用若しく
は利用する態様は様々である。また、実施例ではタイト
ルはテレビゲーム的なものとして説明してきたが、百科
辞典的なものとしていてもよいのは勿論である。
【0117】あるいは、映像と背景の曲とが別個に記憶
されたカラオケ装置であり、歌う人がいずれをも自由に
組み合わせてカラオケを楽しむことができるようにして
いる。なお、この場合にも、映像と曲のいずれか一方が
特定されれば他方も自ずと限定される、特に常連の客の
場合にはこの傾向が増大するため、応答も早くなる。ま
た、「夜霧のブルース」や「同期の桜」等一の歌詩や曲
に対してそれにふさわしい複数の映像が用意されている
ような高級カラオケ装置としている。この場合にも、常
連の客の好む映像は大体定まっているため、歌詞の特定
に際して、映像の表示の応答性が向上する。
【0118】(4)先読み情報、常駐情報の記憶は、C
D−ROMの製造時等にタイトルの一部として一体に焼
き付けられるようにしいる。CD−ROMのユーザ側機
器の記憶部に記憶されるようCD−ROMに必要なプロ
グラムが組み込まれる等、その内容は不問である。
【0119】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、CD−ROM等マルチメディア処理装置の、主にハ
ード面に関する製造者、製造機器側に必要なプログラム
装備やプログラム的な機能を設けることにより、マルチ
メディアタイトルを少なくとも1度試行することによ
り、タイトルの再生に利用するために有効な各種の情
報、具体的には先読み情報、常駐情報、容量情報等をタ
イトルに自動的に付加することが可能となる。これによ
り、マルチメディアタイトルのストーリーの作成者の負
担を増やすことなく、応答性の良いマルチメディアタイ
トルの作成及び再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチメディアタイトル作成方法
の第1実施例を行なう装置のシステム構成図である。
【図2】上記実施例に係る装置の具体的な機器を示した
構成図である。
【図3】上記実施例におけるマルチメディアタイトル作
成方法全体の主な動作流れ図である。
【図4】上記実施例におけるマルチメディアタイトル作
成方法のタイトル再生処理の動作流れ図である。
【図5】上記実施例におけるマルチメディアタイトル作
成方法の入力処理の動作流れ図である。
【図6】上記実施例におけるマルチメディアタイトル作
成方法の先読み情報の作成の動作流れ図である。
【図7】上記実施例におけるマルチメディアタイトル作
成方法の先読み情報の付加の動作流れ図である。
【図8】上記実施例におけるマルチメディアタイトル作
成方法で取り扱うタイトルのデータの構造を示す図であ
る。本図において、(a)は、タイトル情報を示し、
(b)は、シーン情報を示し、(c)は、構成要素情報
を示す。
【図9】上記実施例におけるマルチメディアタイトル作
成方法で取り扱う移動情報のデータの構造を示す図であ
る。
【図10】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱うタイトルのデータの例である。本図
において、(a)は、タイトル情報を示し、(b)は、
シーン情報を示し、(c)は、構成要素情報を示す。
【図11】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱う移動情報のデータのれいである。本
図において、(a)は、移動情報を示し、(b)は、格
納情報を示す。
【図12】本発明に係るマルチメディアタイトル再生方
法の第2実施例を行なう装置のシステム構成図である。
【図13】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
再生方法全体の主な動作流れ図である。
【図14】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
再生方法のタイトル再生処理の動作流れ図である。
【図15】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
再生方法の入力処理の動作流れ図である。
【図16】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
再生方法の先読み処理の動作流れ図である。
【図17】本発明に係るマルチメディアタイトル作成方
法の第2実施例を行なう装置のシステム構成図である。
【図18】上記実施例に係るマルチメディアタイトル作
成方法全体の動作流れ図である。
【図19】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法の常駐情報の作成の動作流れ図である。
【図20】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法の常駐情報の付加の動作流れ図である。
【図21】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱うシーン情報のデータの構造を示す図
である。
【図22】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱うシーン情報のデータの例を示す図で
ある。
【図23】本発明に係るマルチメディアタイトル再生方
法の第2実施例を行なう装置のシステム構成図である。
【図24】上記実施例に係るマルチメディアタイトル再
生方法のタイトル再生処理の動作流れ図である。
【図25】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
再生方法のシーンデータの取得処理の動作流れ図であ
る。
【図26】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
再生方法のデータの破棄処理の動作流れ図である。
【図27】本発明に係るマルチメディアタイトル作成方
法の第3実施例を行なう装置のシステム構成図である。
【図28】上記実施例に係るマルチメディアタイトル作
成方法全体の主な動作流れ図である。
【図29】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱うシーン情報のデータの構造を示す図
である。
【図30】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱うシーン情報のデータの例である。
【図31】本発明に係るマルチメディアタイトル再生方
法の第3実施例を行なう装置のシステム構成図である。
【図32】本発明に係るマルチメディアタイトル作成方
法の第4実施例を行なう装置のシステム構成図である。
【図33】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法全体の主な動作流れ図である。
【図34】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法のタイトル再生処理の動作流れ図である。
【図35】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱うシーン情報のデータの構造を示す図
である。
【図36】上記実施例におけるマルチメディアタイトル
作成方法で取り扱うシーン情報のデータの例である。
【図37】従来のデータベースアクセス方式、方法を採
用した装置のシステム構成図である。
【図38】従来のデータベースアクセス方式、方法で取
り扱うデータの構造例である。
【図39】従来のデータベースアクセス方式における全
体の概略動作流れ図である。
【符合の説明】 11、24、121、171、231、2701、31
01、3201 スピーカ 12、21、122、172、232、2702、31
02、3202 ディスプレイ 13、123、173、233、2703、3103、
3203 入力手段 14、124、174、234、2704、3104、
3204 再生手段 15、125、175、235、2705、3105、
3205 再生情報一時記憶手段 16、176、2706、3206 移動情報記憶手段 17、2707、3207 先読み情報作成手段 18、128、178、237、2709、3109、
3209 外部記憶手段 19、129、179、238、2710、3110、
3210 タイトル 22 VRAM 23 動画再生ボード 25 音声再生ボード 26 キーボード&マウス 27 CPU 28 主記憶装置 29 外部記憶装置 126、3107 先読み情報解釈手段 127、3108 先読み手段 177、2708、3208 常駐情報作成手段 236、3106 常駐情報解釈手段 371 処理装置 372 バッファメモリ 373 記憶媒体 374 表示装置 3741 フレームバッファ 3742 タッチパネル 3743 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 光子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生手順についてのプログラム部と複数
    のシーンを有する本体部とからなるタイトルを記憶する
    第1の記憶手段若しくはこれに加えて第1の記憶手段の
    記憶するタイトルを複写若しくは転送されて記憶するこ
    ととなる第2の記憶手段と、 タイトルに対する操作を受け付ける第1の入力手段若し
    くはこれに加えての第2の入力手段と、 タイトルの再生手順についてのプログラム部を読み出す
    第1のプログラム部読み出し手段若しくはこれに加えて
    の第2のプログラム部読み出し手段と、 前記第1の入力手段からの操作及び前記第1のプログラ
    ム部読み出し手段が読み出した再生手順についてのプロ
    グラム部に従って、前記第1の記憶手段からプログラム
    本体部を読み出して再生する第1のタイトル再生手段
    と、 前記第1のタイトル再生手段がタイトル本体部を再生中
    に、タイトル本体部を構成するシーンの移動についての
    情報を認識する移動情報認識手段と、 前記移動情報認識手段の認識結果をもとにシーンに対し
    て所定の手順で先読み情報を作成する先読み情報作成手
    段と、 前記先読み情報作成手段の作成した先読み情報を前記第
    1の記憶手段の記憶するタイトルのプログラム部に該部
    の一部として新たに付加する先読み情報付加手段と、 前記第1の入力手段若しくは第2の入力手段からの操作
    及び前記第1のプログラム部読み出し手段若しくは第2
    のプログラム部読み出し手段が改めて読み出した再生手
    順についてのプログラム部に従って、前記第1の記憶手
    段若しくは第1の記憶手段から複写若しくは転送された
    先読み情報を付加済のタイトルを記憶する第2の記憶手
    段からタイトル本体部を読み出し、更に、先読み情報を
    利用して再生する第2のタイトル再生手段とを有してい
    ることを特徴とするマルチメディアタイトルの処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2のタイトル再生手段による前記
    第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段からのタイトル
    本体部読み出しの起動時に、これを検知して前記第1の
    プログラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部
    読み出し手段に改めて再生手順についてのプログラム部
    を読み出させるプログラム部読み出し起動手段若しくは
    前記先読み情報付加手段の付加した先読み情報を前記第
    1のプログラム部読み出し手段に通知する先読み情報通
    知手段の少なくも一と、 前記第1のプログラム部読み出し手段若しくは第2のプ
    ログラム部読み出し手段を介して先読み情報を取り出す
    先読み情報取り出し手段と、 前記先読み情報取り出し手段が取り出した先読み情報及
    び前記第2のタイトル再生手段の再生しているタイトル
    本体部の再生情況若しくはシーンの様子の少なくも一と
    を比較して先読みの必要性の有無を判断する先読み判断
    手段と、 前記先読み判断手段が先読みの必要有と判断したときに
    は、先読み情報に基づいて前記第1の記憶手段若しくは
    第2の記憶手段からタイトル本体部の該当するシーン若
    しくはこれに加えて再生手順のプログラム部の該当部を
    先読みした上記憶する先読み実行手段と、 前記第2のタイトル再生手段の再生が先読みした部分に
    到達したならばこれを検知して、前記先読み実行手段の
    記憶しているタイトルの内容を第2のタイトル再生手段
    の再生に使用するよう制御する先読み情報再生制御手段
    とを有していることを特徴とする請求項1記載のマルチ
    メディア処理装置。
  3. 【請求項3】 前記先読み情報作成手段の作成した先読
    み情報をもとに、先読みしておくプログラム本体部等の
    記憶に必要な容量をもとめる先読み必要記憶容量検知手
    段と、 前記先読み必要記憶容量検知手段のもとめた必要記憶容
    量と前記先読み実行手段の記憶容量との大小を判断する
    先読み大小判断手段と、 前記先読み大小判断手段が前記先読み実行手段の記憶容
    量が少ないと判断したならば、該先読み実行手段に先読
    みを中止させる先読み実行中止手段を有していることを
    特徴とする請求項2記載のマルチメディアタイトル処理
    装置。
  4. 【請求項4】 再生手順についてのプログラム部と複数
    のシーンを有する本体部とからなるタイトルを記憶する
    第1の記憶手段若しくはこれに加えて第1の記憶手段の
    記憶するタイトルを複写若しくは転送されて記憶するこ
    ととなる第2の記憶手段と、 タイトルに対する操作を受け付ける第1の入力手段若し
    くはこれに加えての第2の入力手段と、 タイトルの再生手順についてのプログラム部を読み出す
    第1のプログラム部読み出し手段若しくはこれに加えて
    の第2のプログラム部読み出し手段と、 前記第1の入力手段からの操作及び前記第1のプログラ
    ム部読み出し手段が読み出した再生手順についてのプロ
    グラム部に従って、前記第1の記憶手段からプログラム
    本体部を読み出して再生する第1のタイトル再生手段
    と、 前記第1のタイトル再生手段がタイトル本体部を再生中
    に、タイトル本体部を構成するシーンの移動についての
    情報を認識する移動情報認識手段と、 前記移動情報認識手段の認識結果をもとに同一シーンが
    複数回再生されるか否か若しくは複数回先読みの対象と
    なるか否かの少なくも一を判断するのを中心とする所定
    の手順で常駐情報を作成する常駐情報作成手段と、 前記常駐情報作成手段の作成した常駐情報を前記第1の
    記憶手段の記憶するタイトルのプログラム部に該部の一
    部として新たに付加する常駐情報付加手段と、 前記第1の入力手段若しくは第2の入力手段からの操作
    及び前記第1のプログラム部読み出し手段若しくは第2
    のプログラム部読み出し手段が改めて読み出した再生手
    順についてのプログラム部に従って、前記第1の記憶手
    段若しくは第1の記憶手段から複写若しくは転送された
    先読み情報を付加済のタイトルを記憶する第2の記憶手
    段からタイトル本体部を読み出し、更に、常駐情報を利
    用して再生する第2のタイトル再生手段とを有している
    ことを特徴とするマルチメディアタイトルの処理装置。
  5. 【請求項5】 前記移動情報認識手段の認識結果をもと
    にシーンに対して所定の手順で先読み情報を作成する先
    読み情報作成手段と、 前記先読み情報作成手段の作成した先読み情報を前記第
    1の記憶手段の記憶するタイトルのプログラム部に該部
    の一部として新たに付加する先読み情報付加手段とを有
    していることを特徴とする請求項4記載のマルチメディ
    アタイトルの処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のタイトル再生手段による前記
    第1の記憶手段若しくは第2の記憶手段からのタイトル
    本体部読み出しの起動時に、これを検知して前記第1の
    プログラム部読み出し手段若しくは第2のプログラム部
    読み出し手段に改めて再生手順についてのプログラム部
    を読み出させるプログラム部読み出し起動手段若しくは
    前記常駐情報付加手段の付加した常駐情報を前記第1の
    プログラム部読み出し手段に通知する常駐情報通知手段
    の少なくも一と、 前記第1のプログラム部読み出し手段若しくは第2のプ
    ログラム部読み出し手段を介して常駐情報を取り出す常
    駐情報取り出し手段と、 前記常駐情報取り出し手段が取り出した常駐情報及び前
    記第2のタイトル再生手段の再生しているタイトル本体
    部の再生情況若しくはシーンの様子の少なくも一とを比
    較して常駐情報の該当部か否かを判断する常駐情報該当
    判断手段と、 前記常駐情報該当判断手段が該当すると判断したときに
    は、前記第2のタイトル再生手段が前記第1の記憶手段
    若しくは第2の記憶手段からタイトル本体部の該当する
    シーン若しくはこれに加えて再生手順のプログラム部の
    該当部を再生中に記憶する常駐実行手段と、 前記第2のタイトル再生手段の再生が、常駐情報として
    記憶しているのと同一の内容を再生する部分に到達した
    ならばこれを検知して、前記常駐実行手段の記憶してい
    るタイトルを第2のタイトル再生手段が再生に使用する
    よう制御する常駐情報再生制御手段とを有していること
    を特徴とする請求項4記載のマルチメディア処理装置。
  7. 【請求項7】 前記移動情報認識手段の認識結果をもと
    にシーンに対して所定の手順で先読み情報を作成する先
    読み情報作成手段と、 前記先読み情報作成手段の作成した先読み情報を前記第
    1の記憶手段の記憶するタイトルのプログラム部に該部
    の一部として新たに付加する先読み情報付加手段と、 前記第2のタイトル再生手段による前記第1の記憶手段
    若しくは第2の記憶手段からのタイトル本体部読み出し
    の起動時に、これを検知して前記第1のプログラム部読
    み出し手段若しくは第2のプログラム部読み出し手段に
    改めて再生手順についてのプログラム部を読み出させる
    第2のプログラム部読み出し起動手段若しくは前記先読
    み情報付加手段の付加した先読み情報を前記第1のプロ
    グラム部読み出し手段に通知する先読み情報通知手段の
    少なくも一と、 前記第1のプログラム部読み出し手段若しくは第2のプ
    ログラム部読み出し手段を介して先読み情報を取り出す
    先読み情報取り出し手段と、 前記先読み情報取り出し手段が取り出した先読み情報及
    び前記第2のタイトル再生手段の再生しているタイトル
    本体部の再生情況若しくはシーンの様子の少なくも一と
    を比較して先読みの必要性の有無を判断する先読み判断
    手段と、 前記先読み判断手段が先読みの必要有と判断したときに
    は、先読み情報に基づいて前記第1の記憶手段若しくは
    第2の記憶手段からタイトル本体部の該当するシーン若
    しくはこれに加えて再生手順のプログラム部の該当部を
    先読みした上記憶する先読み実行手段と、 前記第2のタイトル再生手段の再生が先読みした部分に
    到達したならばこれを検知して、前記先読み実行手段の
    記憶しているタイトルの内容を第2のタイトル再生手段
    の再生に使用するよう制御する先読み情報再生制御手段
    とを有していることを特徴とする請求項6記載のマルチ
    メディア処理装置。
  8. 【請求項8】 前記先読み情報作成手段の作成した先読
    み情報をもとに、先読みしておくプログラム本体部等の
    記憶に必要な容量をもとめる先読み必要記憶容量検知手
    段と、 前記先読み必要記憶容量検知手段のもとめた必要記憶容
    量と前記先読み実行手段の記憶容量との大小を判断する
    先読み大小判断手段と、 前記先読み大小判断手段が前記先読み実行手段の記憶容
    量が少ないと判断したならば、該先読み実行手段に先読
    みを中止させる先読み実行中止手段を有していることを
    特徴とする請求項7記載のマルチメディアタイトル処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記常駐情報作成手段の作成した常駐情
    報をもとに、常時記憶しておくプログラム本体部等の記
    憶に必要な容量をもとめる常駐必要記憶容量検知手段
    と、 前記常駐必要記憶容量検知手段のもとめた必要記憶容量
    と前記常駐実行手段の記憶容量との大小を判断する常駐
    大小判断手段と、 前記常駐大小判断手段が前記常駐実行手段の記憶容量が
    少ないと判断したならば、該常駐実行手段に該当するシ
    ーンの記憶を中止させる常駐実行中止手段を有している
    ことを特徴とする請求項6若しくは請求項7若しくは請
    求項8記載のマルチメディアタイトル処理装置。
  10. 【請求項10】 前記常駐情報作成手段は、同一シーン
    の再生回数若しくは所要記憶容量の少なくも一を反映の
    上各常駐情報に対して重み付けを行う常駐情報重み付け
    部を有し、 前記常駐情報付加手段は、前記常駐情報重み付け部の作
    成した重みをも各常駐情報と併せてタイトルのプログラ
    ム部に該部の一部として新たに付加する重み付け付加部
    を有し、 前記常駐実行手段は、複数の常駐情報に応じて複数のシ
    ーンを記憶可能であり、 前記常駐大小判断手段は、前記常駐必要記憶容量検知手
    段のもとめた新しい常駐情報についての必要記憶容量と
    前記必要記憶容量実行手段の残部の記憶容量との大小を
    判断する常駐残部大小判断部を有し、 前記常駐残部大小判断部が前記常駐実行手段の残部の記
    憶容量が少ないと判断したならば、既に記憶しているシ
    ーンの常駐情報に付加された重みのうち最も値が低いも
    のと、新規の常駐情報の重みとを比較する重み比較手段
    と、 前記重み比較手段が後者の重みが大であると判断したな
    らば前者の記憶を消去した上再度前記常駐残部大小判断
    部と前記重み比較手段を作用させる消去再比較手段とを
    有していることを特徴とする請求項9記載のマルチメデ
    ィアタイトル処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のタイトル再生手段がタイト
    ルを再生している最中に、タイトル本体部のシーンの再
    生の情況及び先読み情報若しくは常駐情報の少なくも一
    が付加された後の再生手順についてのプログラムとか
    ら、前記先読み実行手段若しくは前記常駐実行手段の少
    なくも一方の記憶する先読み情報若しくは常駐情報の少
    なくも一が以降再生対象とされるか否かを判断する再生
    対象判断手段と、 前記再生対象判断部が再生対象外と判断したならば、該
    当する先読み情報若しくは常駐情報の記憶を消去する不
    要情報記憶手段とを有していることを特徴とする請求項
    2若しくは請求項3、請求項5、請求項6、請求項7、
    請求項8若しく請求項10記載のマルチメディア処理装
    置。
  12. 【請求項12】 再生手順についてのプログラム部と複
    数のシーンを有する本体部とからなるタイトルをあらか
    じめ記憶する第1の記憶ステップ若しくはこれに加えて
    第1の記憶ステップにてタイトルを記憶した記憶媒体の
    内容を複写若しくは移送して記憶する第2の記憶ステッ
    プと、 タイトルに対する操作を受け付ける第1の入力ステップ
    若しくはこれに加えての第2の入力ステップと、 タイトルの再生手順についてのプログラム部を読み出す
    第1のプログラム部読み出しステップ若しくはこれに加
    えての第2のプログラム部読み出しステップと、 前記第1の入力ステップからの操作及び前記第1のプロ
    グラム部読み出しステップが読み出した再生手順につい
    てのプログラム部に従って、前記第1の記憶ステップに
    て記憶しているプログラム本体部を読み出して再生する
    第1のタイトル再生ステップと、 前記第1のタイトル再生ステップにてタイトル本体部を
    再生中に、タイトル本体部を構成するシーンの移動につ
    いての情報を認識する移動情報認識ステップと、 前記移動情報認識ステップにて認識した結果をもとにシ
    ーンに対して所定の手順で先読み情報を作成する先読み
    情報作成ステップと、 前記先読み情報作成ステップにて作成した先読み情報を
    前記第1の記憶ステップにて記憶しているタイトルのプ
    ログラム部に該部の一部として新たに付加する先読み情
    報付加ステップと、 前記第1の入力ステップ若しくは第2の入力ステップか
    らの改めての操作及び前記第1のプログラム部読み出し
    ステップ若しくは第2のプログラム部読み出しステップ
    にて改めて読み出した再生手順についてのプログラム部
    に従って、前記第1の記憶ステップ若しくは第2の記憶
    ステップにて新たに記憶した先読み情報付加済のタイト
    ル本体部を読み出し、更に、先読み情報を利用して再生
    する第2のタイトル再生ステップとを有していることを
    特徴とするマルチメディアタイトルの処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第2のタイトル再生ステップにお
    けるタイトル本体部読み出し開始時に、これを検知して
    前記第1のプログラム部読み出しステップ若しくは第2
    のプログラム部読み出しステップにて改めて再生手順に
    ついてのプログラム部を読み出させる第2のプログラム
    部読み出しステップ若しくは前記先読み情報付加ステッ
    プにて付加した先読み情報を前記第1のプログラム部読
    み出しステップの対象とさせる先読み情報通知ステップ
    の少なくとも一と、 前記第1のプログラム部読み出しステップ若しくは第2
    のプログラム部読み出しステップを介して先読み情報を
    取り出す先読み情報取り出しステップと、 前記先読み情報取り出しステップにて取り出した先読み
    情報及び前記第2のタイトル再生ステップにて再生して
    いるタイトル本体部の再生情況若しくはシーンの様子の
    少なくも一とを比較して先読みの必要性の有無を判断す
    る先読み判断ステップと、 前記先読み判断ステップにて先読みの必要有と判断した
    ときには、先読み情報に基づいて前記第1の記憶ステッ
    プ若しくは第2の記憶ステップにて記憶しているタイト
    ル本体部の該当するシーン若しくはこれに加えて再生手
    順のプログラム部の該当部を先読みした上記憶する先読
    み実行ステップと、 前記第2のタイトル再生ステップの再生が先読みした部
    分に到達したならばこれを検知して、前記先読み実行ス
    テップにて記憶しているタイトルの内容を第2のタイト
    ル再生ステップ時に使用するよう制御する先読み情報再
    生制御ステップとを有していることを特徴とする請求項
    12記載のマルチメディア処理方法。
  14. 【請求項14】 再生手順についてのプログラム部と複
    数のシーンを有する本体部とからなるタイトルをあらか
    じめ記憶する第1の記憶ステップ若しくはこれに加えて
    第1の記憶ステップにてタイトルを記憶した記憶媒体の
    内容を複写若しくは移送して記憶する第2の記憶ステッ
    プと、 タイトルに対する操作を受け付ける第1の入力ステップ
    と、 タイトルの再生手順についてのプログラム部を読み出す
    プログラム部読み出しステップと、 前記第1の入力ステップによる操作及び前記第1のプロ
    グラム部読み出しステップにて読み出した再生手順につ
    いてのプログラムに従って、前記第1の記憶ステップに
    て記憶しているプログラム本体部を読み出して再生する
    第1のタイトル再生ステップと、 前記第1のタイトル再生ステップにてタイトル本体部を
    再生中に、タイトル本体部を構成するシーンの移動につ
    いての情報を認識する移動情報認識ステップと、 前記移動情報認識ステップにてなされた認識の結果をも
    とに同一シーンが複数回再生されるか否か若しくは複数
    回先読みの対象となるか否かの少なくも一を判断するの
    を中心とする所定の手順で常駐情報を作成する常駐情報
    作成ステップと、 前記常駐情報作成ステップの作成した常駐情報を前記第
    1の記憶ステップにて記憶しているタイトルのプログラ
    ム部に該部の一部として新たに付加する常駐情報付加ス
    テップと、 第2の入力ステップからの改めての操作及び前記第1の
    プログラム部読み出しステップ若しくは第2のプログラ
    ム部読み出しステップにて改めて読み出した再生手段に
    ついてのプログラム部に従って、前記第1の記憶ステッ
    プ若しくは第2の記憶ステップにて記憶しているタイト
    ル本体部を読み出し、更に、常駐情報を利用して再生す
    る第2のタイトル再生ステップとを有していることを特
    徴とするマルチメディアタイトルの処理方法。
  15. 【請求項15】 前記第2のタイトル再生ステップにお
    ける前記第1の記憶ステップ若しくは第2の記憶ステッ
    プにて記憶したタイトル本体部読み出しの起動時に、こ
    れを検知して前記第1のプログラム部読み出しステップ
    にて改めて再生手順についてのプログラム部を読み出さ
    せる次回プログラム部読み出しステップ若しくは前記常
    駐情報付加ステップにて付加した常駐情報を改めて前記
    第1のプログラム部読み出しステップの対象として付加
    させる常駐情報通知ステップの少なくも一と、 前記第1のプログラム部読み出しステップを基因として
    作成された常駐情報を取り出す常駐情報取り出しステッ
    プと、 前記常駐情報取り出しステップにて取り出した常駐情報
    及び前記第2のタイトル再生ステップにて再生している
    タイトル本体部の再生情況若しくはシーンの様子の少な
    くも一とを比較して常駐情報の該当部か否かを判断する
    常駐情報該当判断ステップと、 前記常駐情報該当判断ステップにて、該当すると判断し
    たときには、前記第2のタイトル再生ステップにて、前
    記第1の記憶ステップにて記憶しているタイトル本体部
    の該当するシーン若しくはこれに加えて再生手順のプロ
    グラム部の該当部を再生中に記憶する常駐実行ステップ
    と、 前記第2のタイトル再生ステップにて再生中に、常駐情
    報として記憶しているのと同一の内容を再生する部分に
    到達したならばこれを検知して、前記常駐実行ステップ
    にて記憶しているタイトルを第2のタイトル再生ステッ
    プにて再生に使用するよう制御する常駐情報再生制御ス
    テップとを有していることを特徴とする請求項14記載
    のマルチメディア処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08221954A (ja) * 1995-02-14 1996-08-30 Sanyo Electric Co Ltd マルチメディア再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08221954A (ja) * 1995-02-14 1996-08-30 Sanyo Electric Co Ltd マルチメディア再生装置

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