JPH08123591A - 多重化バス回路 - Google Patents

多重化バス回路

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Publication number
JPH08123591A
JPH08123591A JP26230694A JP26230694A JPH08123591A JP H08123591 A JPH08123591 A JP H08123591A JP 26230694 A JP26230694 A JP 26230694A JP 26230694 A JP26230694 A JP 26230694A JP H08123591 A JPH08123591 A JP H08123591A
Authority
JP
Japan
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bus
circuit
data
signal
timing
Prior art date
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Application number
JP26230694A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Tsujimoto
秀幸 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスを区切ることでバス上の伝送波形のなま
り、波形劣化を軽減する。 【構成】 制御部1と、回路部2と、制御部と複数の回
路部間でデータを時分割で送受信するための多重化バス
で構成される。クロックバス6には、クロックのレシー
バ/ドライバ10を回路部毎に直列に接続する。タイミ
ングバス、送信及び受信のデータバスには、回路部毎に
ラッチを直列に接続する。 【効果】 バス接続される回路部毎に、クロックバスを
レシーバ/ドライバで、データバスはラッチでそれぞれ
区切ったので、バス上の信号を駆動する素子に接続され
る入力負荷の数が減少し、伝送長も短くなる。そのた
め、伝送波形のなまり、波形劣化が軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御部と複数の回路部
とそれらを接続するバスを備え、制御部と複数の回路部
の間でバスを使用して時分割でデータを授受するような
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来の多重化バス回路を示す
図である。図において、1は制御部、2は制御部と時分
割でデータを授受する回路部、3は制御部から複数の回
路部へデータを送信するための連続した送信データバ
ス、4は各回路部からのデータを制御部が受信するため
の連続した受信データバス、5はデータ送受信のタイミ
ングを制御部から各回路部へ送信するための連続したタ
イミングバス、6はデータに同期したクロックを制御部
から各回路部へ送信するための連続したクロックバス、
7は回路部2がそれぞれにバスにデータを送受するタイ
ミングを示すアクセスタイミング信号、8は回路部がデ
ータをバスに送出するタイミングを作成するゲート信号
作成回路、9は回路部がバスにデータ送出し、また、バ
スからデータを受信するためのゲート制御を行うゲート
信号である。
【0003】次に、動作について説明する。制御部1
は、タイミングバス5により各回路部2がそれぞれバス
にデータを送受するタイミングを示すアクセスタイミン
グ信号7を、同様にクロックバス6によりデータ同期用
クロックを各回路部2へそれぞれ送信する。また、制御
部1はアクセスタイミング信号7に応じたタイミング
で、各回路部2への送信データを送信データバス3へ出
力する。バスに接続された全ての回路部2は、制御部1
が出力した各タイミング、クロック及び送信データを同
一タイミングで受信することになる。回路部2では、ア
クセスタイミング信号7を元に、自分がバスとデータを
授受するタイミングをゲート信号9としてゲート信号作
成回路8で作成する。ゲート信号9により制御部1へ送
信するデータを受信データバス4へ出力するゲートの制
御が行われる。また、制御部1から自回路へ送信された
データを送信データバス3から取り込む。上記のような
バスとのデータ授受は、回路部2ではクロックバス6で
受信する同期用クロックを元に行う。
【0004】図18にタイムチャートを示す。図18に
おいて、制御部から遠端にバス接続されている回路部か
ら順に回路部2A,2B,2Cとする場合である。図に
示すように、全ての回路部において、アクセスタイミン
グ信号7、送信データ100、受信データ101は、同
時に受信される。また、送信データ100は、回路部2
Aのための送信データSA、回路部2Bへ送るための送
信データSB、回路部2Cへ送るための送信データSC
の順で並んでいる。また、受信データ101は、制御部
へは回路部2AからのデータRA、回路部2Bからのデ
ータRB、回路部2CからのデータRCの順で制御部1
へ送信される。また、各回路部でのゲート信号9は、
(4)〜(6)で示される。各回路部でのゲート信号
は、アクセスタイミング信号7を元に作成され、それぞ
れの回路部で異なる。例えば、回路部2Aのゲート信号
は、アクセスタイミング信号7を1ビットシフトさせた
ものであり、回路部2Bのゲート信号はアクセスタイミ
ング信号7を2ビットシフトさせたものである。このよ
うに、アクセスタイミング信号7を元に各回路部におけ
る送受信データの授受のためのゲート信号9は、それぞ
れの回路部において固有な値シフトして作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重化バス回路
は、以上のように構成されているので、バスに接続され
る回路部の数が多い場合やバスの伝送長が長い場合は、
伝送波形のなまりによるタイミングマージンの減少や波
形劣化等の問題が発生する。本発明は、上記のような問
題点を解決するためになされたもので、バスを短く区切
ることにより、タイミングマージンの減少や波形劣化を
軽減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多重化バス
回路は、データの受信を制御する制御部と、制御部へデ
ータを時分割で送信する複数の回路部と、制御部と複数
の回路部を接続するクロックバスとデータバスにおい
て、各回路部間のクロックバスにレシーバ/ドライバを
備え、各回路部間のデータバスにラッチを備えたことを
特徴とする。
【0007】本発明に係る多重化バス回路は、データの
送信を制御する制御部と、制御部からデータを時分割で
受信する複数の回路部と、制御部と複数の回路部を接続
するクロックバスとデータバスを備えた多重化バス回路
において、各回路部間のクロックバスにレシーバ/ドラ
イバを備え、各回路部間のデータバスにラッチを備えた
ことを特徴とする。
【0008】本発明に係る多重化バス回路は、更に、タ
イミングバスを備え、各回路部間のタイミングバスにラ
ッチを備えたことを特徴とする。
【0009】本発明に係る多重化バス回路は、更に、ラ
ッチされたデータと回路部からのデータをデータバス上
に多重化させる多重化手段を備えたことを特徴とする。
【0010】本発明に係る多様化バス回路は、レシーバ
/ドライバとラッチを回路部に実装することを特徴とす
る。
【0011】本発明に係る多様化バス回路は、レシーバ
/ドライバとラッチとバスを同一基板に実装することを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明における多重化バス回路は、各回路部か
ら制御部へデータを時分割で送信する場合、各回路部間
のクロックバスにレシーバ/ドライバを直列に接続し、
また、各回路部間のデータバスにラッチを直列に接続す
る。これにより、バス上の信号を駆動する1つの素子に
接続される入力負荷の数を減少させるとともに、バスの
伝送長を短くすることができる。
【0013】本発明における多重化バス回路は、制御部
から複数の回路部へデータを時分割で送信する場合、ク
ロックバスにはレシーバ/ドライバを直列に接続し、デ
ータバスにはラッチを直列に接続する。これにより、バ
ス上の信号を駆動する1つの素子に接続される入力負荷
の数を減少させることができ、また、バスの伝送長を短
くすることができる。
【0014】本発明における多重化バス回路は、更に、
タイミングバスを備えている。各回路部間のタイミング
バスにラッチを備えることにより、タイミングバス上の
信号を駆動する1つの素子に接続される入力負荷の数を
減少させることができ、また、バスの伝送長を短くする
ことができる。
【0015】本発明における多重化バス回路において、
各回路部から制御部へデータを時分割で送信する場合、
多重化手段を備えている。多重化手段は、各回路部から
のデータと前段の回路部からの送られたデータをラッチ
したものをデータバス上に時分割多重化させることがで
きる。
【0016】本発明における多重化バス回路は、上記レ
シーバ/ドライバとラッチを回路部に備えている。
【0017】本発明における多重化バス回路は、上記レ
シーバ/ドライバとラッチをバスと同一の基板に備えて
いる。
【0018】
【実施例】
実施例1.この実施例は、バスに接続される回路部毎に
クロックバスに直列に接続されるレシーバ/ドライバを
備え、タイミングバスとデータバスに直列に接続される
ラッチを備えた多重化バス回路の一実施例について述べ
る。また、レシーバ/ドライバ及びラッチは、全て回路
部側に実装する。
【0019】図1は、この実施例におけるブロック図で
ある。以下、図について説明する。図中、1〜7は従来
例とほぼ同様の働きを持つため同一の符号をもって図示
した。図において、10はクロックバスに直列に接続さ
れるクロックのレシーバ/ドライバである。11はタイ
ミングバスに直列に接続されるタイミング信号のラッチ
である。12は受信データバスに直列に接続される受信
データのラッチ、13は送信データバスに直列に接続さ
れる送信データのラッチである。14はアクセスタイミ
ング信号7から受信データ出力用セレクタを制御するた
めのセレクタ制御回路である。15はバスに送受信デー
タを読み書きするタイミングであるバスアクセス信号で
ある。16は前段の回路部により送信されてきた受信デ
ータと自回路からの受信データのどちらをバスに出力す
るかを選択するセレクタである。20は制御部1から送
信された送信データの中から自回路部宛のデータを取り
出すゲートである。
【0020】次に、動作について説明する。制御部1か
らクロックバス6に出力されたクロックは、一旦回路部
2に取り込まれ、レシーバ/ドライバ10を介して再び
バスに出力される。制御部1からの送信データも送信デ
ータバス3から回路部2に取り込まれ、ラッチ13でラ
ッチされる。ラッチ後の送信データはバスに出力され、
次段の回路部へ送信される。受信データは、制御部1か
ら遠端にあたる回路部から受信データバス4で送信され
てくる。回路部2では、受信データをバスから取り込ん
でラッチ12でラッチする。その後、制御部1からタイ
ミングバス5で送信されてくるアクセスタイミング信号
7を元に、セレクタ制御回路14がバスアクセス信号1
5を作成する。セレクタ制御回路14は、自回路がバス
にデータを出力するタイミング(バスアクセス信号15
により示される)のとき、自回路の受信データを出力
し、その他のタイミングでは前段の回路部からの受信デ
ータを出力するように、セレクタ16を制御する。
【0021】次に、図2の回路構成図と図3のタイミン
グチャートを用いて、バスに3回路接続されている場合
のデータの流れについて説明する。図2において、制御
部1から、遠端にバス接続されている回路部から順に回
路部2A,2B,2Cとする。また、回路部2A,2
B,2Cそれぞれにアクセスタイミング信号7A,7
B,7Cと送信データ100A,100B,100Cと
受信データ101A,101B,101Cとバスアクセ
ス信号15を持つ。また、図3に示すように、アクセス
タイミング信号、送信データ、受信データはラッチを介
するため、隣接する回路部では1ビットシフトされる。
制御部1は、データの先頭を示すアクセスタイミング信
号7Cをタイミングバス5に出力し、同時にデータの遠
端の回路部2Aへの送信データから順にバスに出力す
る。制御部1から最も近い回路部2Cへは、アクセスタ
イミング信号7C、送信データが送信される。回路部2
Cでは、アクセスタイミング信号7Cをラッチ11を介
し、送信データをラッチ13を介するため、1ビットシ
フトされたアクセスタイミング信号7B、送信データ1
00Cを回路部2Bへ送信する。同様に、回路部2Bは
更に1ビットシフトされたアクセスタイミング信号7
A、送信データ100Bを回路部2Aに送信する。
【0022】バスアクセス信号15は、各回路部で自回
路宛の送信データを取り込む時と、制御部1へ受信デー
タを出力する時のタイミングを知らせる信号である。バ
スアクセス信号15は、図3に示すように、全ての回路
部で同じタイミングとなる。また、自回路宛の送信デー
タを取り込むタイミングと、制御部1宛の受信データを
出力するタイミングは同時となる。バスアクセス信号1
5は、次のようにして各回路部のセレクタ制御回路14
で生成する。回路部2Cでは、図3(1)に示すよう
に、アクセスタイミング信号7Cの立ち上り位置を検出
し、検出位置から3ビットシフトしたバスアクセス信号
15を生成する。回路部2Bでは、図3(2)に示すよ
うに、アクセスタイミング信号7Bは、アクセスタイミ
ング信号7Cが、ラッチ11を介するため1ビットシフ
トされたものである。そのため、アクセスタイミング信
号7Cの立ち上がり位置から2ビットシフトして、バス
アクセス信号15を生成する。同様に、回路部2Aのア
クセスタイミング信号7Aは、更に、1ビットシフトさ
れたものである。そのため、アクセスタイミング信号7
Aの立ち上がり位置から、1ビットシフトしたバスアク
セ信号15を生成する。
【0023】アクセスタイミング信号7は、ラッチ11
を介するため、各回路部毎に1ビットずつシフトされる
ため、アクセスタイミング信号7の検出位置は各回路部
で異なる。そのため、バスアクセス信号15を得るため
にアクセスタイミング信号7をシフトする値は、各回路
で固有の値となる。例えば、回路部がAからNまで14
個ある場合は、回路部2Nでは、14ビットシフトす
る。回路部2Mでは、13ビットシフトする。・・・回
路部2Aでは、1ビットシフトする。このように、各回
路部のセレクタ制御回路14は、それぞれのアクセスタ
イミング信号7を検出し、それぞれの回路部に固有の値
シフトして、バスアクセス信号15を生成する。
【0024】次に、送信データから自回路部宛のデータ
を取り出す方法について述べる。図3(1)に示すよう
に、送信データ100Cの中の回路部2C宛のデータS
Cは、バスアクセス信号15により示された位置にあ
る。回路部2B,2A宛のデータSB,SAについても
同様に、バスアクセス信号15により示された位置にあ
る(図3(2),(3))。そのため、バスアクセス信
号15により、ゲート20のゲート制御を行い、制御部
1から自回路部へ送信されたデータを送信データバス3
から取り込む。
【0025】受信データについては、制御部1から最も
遠い回路部2Aからバスアクセス信号15のタイミング
で、自回路部のデータRAを受信データ101Aとし
て、回路部2Bに送信する(図3(3))。回路部2B
において、受信データ101Aは、ラッチ12を介すの
で1ビットシフトされる。そして、バスアクセス信号1
5のタイミングで自回路部のデータRBを受信データバ
ス4に出力し、ついで先に1ビットシフトした受信デー
タ101Aを出力する。このようにして、データの時分
割多重化を行い、受信データ101Bとして回路部2C
に送信する(図3(2))。回路部2Cでも回路部2B
と同様に、データを多重化して受信データ101Cとし
て、バスを介して制御部1に送信される(図3
(1))。制御部1では、近端の回路部2Cの受信デー
タから順に受信することになる。
【0026】以上がクロックバスには、レシーバ/ドラ
イバを直列に接続し、タイミングバス、データバスに
は、ラッチを直列に接続した場合の送受信データの授受
の方法である。このように、レシーバ/ドライバ及びラ
ッチを介することによって、バスが短く区切られる。そ
のため、バス上の信号を駆動する1つの素子に接続され
る入力負荷の数を減少させるとともに、バスの伝送長を
短くしたことにより、波形のなまり・波形劣化が軽減す
るという効果がある。
【0027】以上のように、この実施例では、制御部と
制御部との間でデータを時分割で授受する複数の回路部
と、それらを接続するバスで構成された装置において、
各回路部間のクロックバスに直列に接続されるレシーバ
/ドライバと、データバスに直列に接続されるラッチを
備えたことを特徴とする多重化バス回路について述べ
た。レシーバ/ドライバとラッチを備えることにより、
バスが短く区切られ、波形のなまり・波形劣化が軽減す
る。
【0028】実施例2.なお、前述の実施例は、バスを
配置する基板に部品を実装しない場合であるが、バスを
配置する基板に部品実装が可能な場合の実施例を以下に
示す。図4は、この実施例の回路構成図である。図中、
図1及び図3と同様の働きを持つ部分は、同一の符号を
もって図示した。図において、17は前段の回路部2か
らの受信データをラッチ後、次段の回路部2の受信デー
タとの論理和をとるため、バスが配置された基板に実装
されたORゲートである。21は回路部がデータをバス
に送出するタイミングを制御するゲートである。22は
ゲート21が閉じている時の論理を固定するためのプル
ダウン抵抗である。80は回路部がバスとデータを授受
するタイミングを作成するゲート信号作成回路である。
90は回路部とバスの間でデータを授受するためのゲー
ト制御を行うゲート信号である。ゲート信号作成回路8
0は、自回路部がアクセスタイミング信号7を元にバス
とデータを授受するタイミングを作成し、ゲート信号9
0として出力する。
【0029】図5は、上記実施例と同様に、バスに3回
路接続されている場合のタイミングチャートである。バ
スに接続されている3回路は、遠端から順に回路部2
A,2B,2Cとする。アクセスタイミング信号7、送
信データ100、受信データ101は、それぞれラッチ
を介するために隣接する各回路部で、1ビットずつシフ
トされる。ゲート信号90は、上記実施例で説明したバ
スアクセス信号15と同等である。回路部2Cにおける
ゲート信号90は、アクセスタイミング信号7Cを3ビ
ットシフトしたものである。回路部2Bにおけるゲート
信号90は、2ビットシフトしたものであり、回路部2
Aにおけるゲート信号90は、1ビットシフトしたもの
である。このようにして、生成したゲート信号90は、
全ての回路部で同じタイミングである。つまり、送信デ
ータ、受信データの取込み及び出力は、全回路部で同じ
タイミングで行われる。
【0030】また、送信データ100の自回路部宛デー
タの位置及び受信データ101へ送出するタイミング
は、どの回路部においても、ゲート信号90で示された
位置にある。そこで、ゲート信号90によりゲート20
の制御を行い、送信データ100から自回路部宛のデー
タを取り出すことができる。また、ゲート信号90によ
り自回路部の受信データを受信データバス4へ出力する
ゲートの制御をし、自回路部の受信データがORゲート
17に入力されることにより、前段の回路部2からの受
信データと多重化される。
【0031】以上がこの実施例における送受信データの
授受の方法である。バスが配置された基板に、クロック
のレシーバ/ドライバ10及び各信号のラッチ11〜1
3を実装することにより、例えば、制御部1の近端の回
路部2がバスとの接続がなくなった場合でも、次段の回
路部へのバスが切断されず、正常動作が可能になる。
【0032】実施例3.この実施例は、回路部側にレシ
ーバ/ドライバとラッチがあり、且つ、タイミングバス
にはラッチを接続しない(従来と同じ)場合について述
べる。
【0033】図6は、この実施例の回路構成図である。
図6は、図1における回路部2のラッチ11を取り去っ
たものである。タイミングバス5は、回路部毎にラッチ
を介することなくつながっている。他の部分は、図1と
同様である。図7は、この実施例におけるタイミングチ
ャートである。上記実施例と同様にバスに接続されてい
る回路部を3回路とする。遠端から順に回路部2A,2
B,2Cとする。この実施例における特徴は、図7から
判るように、どの回路部2においてもアクセスタイミン
グ信号7が全て等しい点である。これは、ラッチを通さ
ないため、シフトされることがないからである。しか
し、送信データ100、受信データ101は、ラッチを
介する毎にシフトされる。そこで、同時に全ての回路部
2において、受信データ、送信データの取り込み及び出
力を行うために、バスアクセス信号15は、アクセスタ
イミング信号を3ビットシフトして生成する。これは全
ての回路部2において、同じ方法で得ることができる。
このようにして、生成したバスアクセス信号15を用い
て上記実施例と同様な方法で送信データ100、受信デ
ータ101の取り込み及び出力を行うことができる。
【0034】以上のように、この実施例では、クロック
バスにレシーバ/ドライバを備え、受信データバスと送
信データバスに、ラッチを備えた多重化バスについて述
べた。尚、レシーバ/ドライバ及びラッチは、回路部側
の基板に実装されている。
【0035】実施例4.この実施例は、バスが配置され
た基板にレシーバ/ドライバとラッチがあり、且つ、タ
イミングバスにはラッチを接続しない場合について述べ
る。
【0036】図8は、この実施例の回路構成図である。
図8は、図4において、タイミングバス5にラッチ11
がない場合である。その他の部分は、図4と同様であ
る。図9は、図7のバスアクセス信号15がゲート信号
90に変わったものである。上記実施例3と同様に、タ
イミングバス5がラッチを介さないため、どの回路部に
おいてもアクセスタイミング信号7が同じである。その
ため、ゲート信号90は、アクセスタイミング信号7を
3ビットシフトしたものである。尚、この実施例の場
合、回路部の数が3であるため3ビットシフトしている
が、回路部の数がM個の場合は、Mビットシフトする。
このようにして得たゲート信号90を用いて、送信デー
タ100、受信データ101からデータを取り込み又出
力する方法は、上記実施例と同様である。
【0037】以上のように、この実施例では、バスが配
置された基板にクロックのレシーバ/ドライバと、送信
データ及び受信データのラッチを備えた場合の多重化バ
ス回路について述べた。
【0038】尚、実施例3,4では、タイミングバス5
は直接各回路部に接続し、クロックバス6にはレシーバ
/ドライバが回路部間に接続される。そのため、アクセ
スタイミング信号7に対し、クロックが遅延していく。
回路部の数が増加すると、制御部の遠端に位置する回路
部が受信するクロックの遅延が大きくなり、アクセスタ
イミング信号7をラッチする保証ができなくなる。そこ
で、実施例3,4で示した方式の場合、回路部の数には
制限がある。できる限り回路部の数は少ないことが望ま
しい。
【0039】実施例5.この実施例では、回路部側にレ
シーバ/ドライバ及びラッチを備え、且つ、送受信デー
タの授受のタイミングが異なる場合について述べる。図
10は、この実施例における回路構成図である。図にお
いて、81は送信データ100から自回路宛のデータを
取り込むタイミングを示すリード信号を作成するリード
信号作成回路である。91は自回路宛のデータを送信デ
ータ100から取り込むタイミングをゲート20に知ら
せるリード信号である。他は上記実施例、図1と同様で
ある。実施例1と比較しやすいように、回路部2A,2
B,2Cを持つ場合について考える。図11は、回路部
2Cにおけるタイミングチャートである。図3の場合、
送信データ、受信データ、受信データの授受のタイミン
グは、バスアクセス信号15により決められた。図11
の場合、自回路部のデータを受信データバス4に送出す
るタイミングは、バスアクセス信号15による。送信デ
ータ100から自回路宛のデータを取り込むタイミング
は、リード信号91により与えられる。回路部2Cで
は、バスアクセス信号15は、セレクタ制御回路14で
アクセスタイミング信号7Cを5ビットシフトして作ら
れる。リード信号91は、リード信号作成回路81にて
アクセスタイミング信号7Cを3ビットシフトして作ら
れる。また、バスアクセス信号15、リード信号91を
生成するためにアクセスタイミング信号7Cを何ビット
シフトするかは、受信データ101と送信データ100
の送出タイミングに合わせ任意に決めることができる。
回路部2Bでは、上記実施例と同様にラッチを介するた
め、アクセスタイミング信号7C、受信データ101
C、送信データ100Cは1ビットシフトされる。その
ため、バスアクセス信号15は、アクセスタイミング信
号7Bを4ビットシフトし、リード信号91は、アクセ
スタイミング信号7Bを2ビットシフトして作成する。
【0040】以上のように、受信データバス4に送出す
るタイミングは、セレクタ制御回路14で作成し、送信
データから自回路宛のデータを取り込むタイミングは、
リード信号作成回路81で作成する。この時、アクセス
タイミング信号7をそれぞれ異なるビット数シフトし
て、バスアクセス信号15とリード信号91を作成す
る。
【0041】実施例6.この実施例は、バスを配置する
基板にレシーバ/ドライバ及びラッチを備え、且つ、送
受信データの授受のタイミングが異なる場合について述
べる。図12は、この実施例における回路構成図であ
る。図において、82は自回路のデータを受信データバ
スに送出するタイミングを示すライト信号を作成するラ
イト信号作成回路である。92は自回路のデータを受信
データバス4に送出するタイミングをゲート21に知ら
せるライト信号である。他は図4、図10と同様である
ので、説明を省く。
【0042】リード信号作成回路81は、アクセスタイ
ミング信号7に基づき、リード信号91を作成する。リ
ード信号91によりゲート20は、自回路にデータを取
り込むタイミングを知ることができる。また、ライト信
号作成回路82は、アクセスタイミング信号7に基づ
き、ライト信号92を作成する。ライト信号92は、自
回路からデータを、受信データバスに送出するタイミン
グをゲート21に知らせるものである。この時、リード
信号91とライト信号92は、アクセスタイミング信号
7をそれぞれ異なるビット数シフトして、タイミング信
号を作成する。例えば、実施例5と同様に回路部2A,
2B,2Cを持つ場合、回路部2Cにおいて、リード信
号91はアクセスタイミング信号7Cを3ビットシフト
して作成する。また、ライト信号92は、アクセスタイ
ミング信号7Cを5ビットシフトして作成する。この場
合、リード信号91、或は、ライト信号92を作成する
ためにアクセスタイミング信号7Cを何ビットシフトす
るかは、それぞれ任意に決めることができる。
【0043】実施例7.この実施例は、回路部側にレシ
ーバ/ドライバ及びラッチを備え、且つ、受信タイミン
グバスと送信タイミングバスを、それぞれ別に持つ場合
について述べる。図13は、この実施例における回路構
成図である。図において、51は受信タイミングバスで
ある。52は送信タイミングバスである。71は受信ア
クセスタイミング信号である。受信アクセスタイミング
信号71は、各回路のデータを受信データバス4に送出
するタイミングを示すバスアクセス信号15を作成する
基準となる。72は送信アクセスタイミング信号であ
る。送信アクセスタイミング信号72は、送信データバ
ス3から自回路宛のデータを取り込むタイミングを示す
リード信号91を作成する基準となる。
【0044】受信タイミングバス51と送信タイミング
バス52を備え、また、各回路部において、セレクタ制
御回路14とリード信号作成回路81を備えているた
め、送受信のためのタイミングは非同期で行うことがで
きる。
【0045】実施例8.この実施例は、バスが配置され
た基板にレシーバ/ドライバ及びラッチを備え、且つ、
受信タイミングバス、送信タイミングバスを各々持つ場
合について述べる。図14は、この実施例における回路
構成図である。バスを配置した基板側にレシーバ/ドラ
イバ、ラッチを備えた場合でも、上記実施例と同様に送
信タイミングバス52、受信タイミングバス51と回路
部2にリード信号作成回路81とライト信号作成回路8
2を備えることにより、送受信のタイミングを非同期で
行うことができる。
【0046】実施例9.図15(a)は、上記実施例に
おけるセレクタ制御回路の部分を取り出したものであ
る。図15(b)は、セレクタ16の代りにゲート21
とORゲート17を用い、同等の処理を行う回路を示し
たものである。また、セレクタ制御回路14の代りにラ
イト信号作成回路82を用い、バスアクセス信号15の
代りにライト信号92を用いる。
【0047】上記実施例において、セレクタ制御回路1
4及びセレクタ16を用いた回路は、図15(b)の回
路によって置き替えることができる。
【0048】実施例10.図16は、回路部側にラッチ
を配し、バスを配置する基板にレシーバ/ドライバを配
置したものである。このように、レシーバ/ドライバ、
或は、ラッチはバス側と回路部側のどちらに配置しても
よい。また、その組み合せは、レシーバ/ドライバとタ
イミングバス5のためのラッチ11をバス側に配置し、
送受信データバス用のラッチ12,13を回路部側に配
置してもよい。或は、タイミングバス5用のラッチ1
1、送受信データバス用のラッチ12,13をバス側に
配置し、レシーバ/ドライバを回路部側に配置してもよ
い。このように、回路部側とバスを配置する基板のどち
ら側にどのような組み合せでレシーバ/ドライバ、ラッ
チを配置しても構わない。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、クロックと各回路部か
ら制御部へ送信されたデータの波形のなまり、波形劣化
を軽減することができる。
【0050】本発明によれば、クロック及び制御部から
各回路部へ送信するデータの波形のなまり、波形劣化を
軽減することができる。
【0051】本発明によれば、各回路部でデータを授受
するためのタイミングを示す波形のなまり、波形劣化を
軽減することができる。
【0052】本発明によれば、各回路部から制御部へ送
るデータを時分割多重化することができる。
【0053】本発明によれば、各回路部にレシーバ/ド
ライバとラッチを備えることができる。
【0054】本発明によれば、レシーバ/ドライバとラ
ッチをバスと同一の基板に備えることができる。そのた
め、回路部の一部がバスとの接続がなくなった場合でも
他の回路部とバスが切断されることなく、正常動作が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による多重化バス回路を
示すブロック図である。
【図2】 この発明の一実施例による多重化バス回路に
おいて信号の移行を示す図である。
【図3】 この発明の一実施例によるタイムチャートを
示す図である。
【図4】 この発明の一実施例による多重化バス回路を
示すブロック図である。
【図5】 この発明の一実施例によるタイムチャートを
示す図である。
【図6】 この発明の一実施例による多重化バス回路を
示すブロック図である。
【図7】 この発明の一実施例によるタイムチャートを
示す図である。
【図8】 この発明の一実施例による多重化バス回路を
示すブロック図である。
【図9】 この発明の一実施例によるタイムチャートを
示す図である。
【図10】 この発明の一実施例による多重化バス回路
を示すブロック図である。
【図11】 この発明の一実施例によるタイムチャート
を示す図である。
【図12】 この発明の一実施例による多重化バス回路
を示すブロック図である。
【図13】 この発明の一実施例による多重化バス回路
を示すブロック図である。
【図14】 この発明の一実施例による多重化バス回路
を示すブロック図である。
【図15】 この発明の一実施例におけるセレクタを用
いた場合と同等の働きを持つ回路の説明図である。
【図16】 この発明の一実施例による多重化バス回路
を示すブロック図である。
【図17】 従来の多重化バス回路を示すブロック図で
ある。
【図18】 従来の多重化バス回路のタイミングチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 制御部、2,2A,2B,2C 回路部、3 送信
データバス、4 受信データバス、5 タイミングバ
ス、6 クロックバス、7 アクセスタイミング信号、
7A 回路部2Aのアクセスタイミング信号、7B 回
路部2Bのアクセスタイミング信号、7C 回路部2C
のアクセスタイミング信号、8,80 ゲート信号作成
回路、9,90 ゲート信号、10 クロックのレシー
バ/ドライバ、11 タイミング信号のラッチ、12
受信データのラッチ、13 送信データのラッチ、14
セレクタ制御回路、15 バスアクセス信号、16
セレクタ、17 ORゲート、20,21 ゲート、2
2 プルダウン抵抗、25受信タイミング信号のラッ
チ、26 送信タイミング信号のラッチ、51 受信タ
イミングバス、52 送信タイミングバス、71 送信
アクセスタイミング信号、72 受信アクセスタイミン
グ信号、81 リード信号作成回路、82 ライト信号
作成回路、91 リード信号、92 ライト信号、10
0A 回路部Aの送信データ、100B 回路部Bの送
信データ、100C 回路部Cの送信データ、101A
回路部Aの受信データ、101B 回路部Bの受信デ
ータ、101C 回路部Cの受信データ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの受信を制御する制御部と、制御
    部へデータを時分割で送信する複数の回路部と、制御部
    と複数の回路部を接続するクロックバスとデータバスに
    おいて、各回路部間のクロックバスにレシーバ/ドライ
    バを備え、各回路部間のデータバスにラッチを備えたこ
    とを特徴とする多重化バス回路。
  2. 【請求項2】 データの送信を制御する制御部と、制御
    部からデータを時分割で受信する複数の回路部と、制御
    部と複数の回路部を接続するクロックバスとデータバス
    を備えた多重化バス回路において、各回路部間のクロッ
    クバスにレシーバ/ドライバを備え、各回路部間のデー
    タバスにラッチを備えたことを特徴とする多重化バス回
    路。
  3. 【請求項3】 上記多重化バス回路は、更に、タイミン
    グバスを備え、各回路部間のタイミングバスにラッチを
    備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の多重化バ
    ス回路。
  4. 【請求項4】 上記多重化バス回路は、更に、ラッチさ
    れたデータと回路部からのデータをデータバス上に多重
    化させる多重化手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の多重化バス回路。
  5. 【請求項5】 上記レシーバ/ドライバとラッチを回路
    部に実装することを特徴とする請求項1,2,3又は4
    記載の多重化バス回路。
  6. 【請求項6】 上記レシーバ/ドライバとラッチとバス
    を同一基板に実装することを特徴とする請求項1,2,
    3又は4記載の多重化バス回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6333655B1 (en) 1998-12-18 2001-12-25 Nec Corporation Semiconductor integrated circuit and duty deterioration preventing method thereof
JP2012014009A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Ricoh Co Ltd 電磁アクチュエータ検査装置及び画像形成装置

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