JPH08123413A - 音高指定装置 - Google Patents

音高指定装置

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JPH08123413A
JPH08123413A JP6283986A JP28398694A JPH08123413A JP H08123413 A JPH08123413 A JP H08123413A JP 6283986 A JP6283986 A JP 6283986A JP 28398694 A JP28398694 A JP 28398694A JP H08123413 A JPH08123413 A JP H08123413A
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JP
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pitch
key
designating
switching
designation
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JP6283986A
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Inventor
Suehiro Iwayama
季裕 岩山
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数種類の音高指定方式を適宜選択することが
できるようにするとともに、複数種類の音高指定方式間
において音高指定に関する操作子などの音高指定手段の
共用化を図り、音高指定に関する操作子などの音高指定
手段の総数の増大にともなう装置全体の大型化を抑止し
ながら複数の音高指定方式を選択可能にして、音高指定
操作の操作性を大幅に向上させる。 【構成】音高を指定する複数の音高指定手段と、複数の
音高指定手段にそれぞれ割り当てられる音高の切り換え
を指示する切り換え指示手段と、切り換え指示手段によ
る切り換え指示に応じて、複数の音高指定手段にそれぞ
れ割り当てられる音高を切り換える切り換え手段とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音高指定装置に関し、
さらに詳細には、複数種類の音高指定方式を簡便に切り
換えることができるようにした音高指定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動演奏装置などにおける楽音の
音高指定方式としては、ピアノやオルガンなどの実在す
る鍵盤楽器の音高指定操作子たる鍵盤を模倣した音高指
定操作子を配設して、これを操作して音高を指定する方
式(以下、「鍵盤方式」と称す。)や、あるいはコンピ
ュータ画面上に表示された譜面上に音符を入力すること
により音高を指定する方式(以下、「譜面表示方式」と
称す。)や、さらには音高を数値データとしてキーボー
ドなどを用いて数値入力して指定する方式などが知られ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した譜
面表示方式は、コンピュータ上で動作するソフトウェア
においてサポートされているものがほとんどであって、
鍵盤などの音高指定のための専用の操作子を備えておら
ず、マウスやアルファニューメリック・キーボードを用
いて、コンピュータ画面上に表示された譜面上に音符を
入力することにより音高を指定するようになされてい
る。そして、マウスやアルファニューメリック・キーボ
ードにより音高指定が行われると、譜面上に音高指定さ
れた音高の音符が表示されることになるため、視覚的に
は大変見やすく優れたものであることが知られている。
【0004】しかしながら、譜面表示方式においては、
マウスやアルファニューメリック・キーボードの操作に
より音高指定を行わなければならないため、その音高指
定操作中に音高を感覚的に容易に把握することができな
いため、マウスやアルファニューメリック・キーボード
の操作による音高指定に精通していないものにとって
は、音高指定の操作を非常に行い難いという問題点があ
った。
【0005】その一方で、上記したように譜面表示方式
においては、コンピュータ画面上に表示された譜面を目
視しながら音高の指定を行うものであるため、楽器の演
奏を行うことができないものでも、音高指定操作を確実
に行うことができるという利点があることが指摘されて
いた。
【0006】ところが、鍵盤楽器の演奏を行うことがで
きるものにとっては、上記した鍵盤方式による音高指定
操作の方が、上記した譜面表示方式による音高指定操作
よりも操作性がよく効率的である場合がある。このた
め、こうした譜面表示方式と鍵盤方式とによる音高指定
操作を適宜選択することができれば、非常に使い勝手の
よい音高指定装置を実現することができるものと考えら
れ、譜面表示方式と鍵盤方式とを適宜選択して音高指定
操作を行うことのできる音高指定装置の案出が、音高指
定装置の技術分野においては強く要望されていた。
【0007】本発明は、これら従来の技術に関する上記
したような問題点や要望に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、鍵盤楽器などの楽器を演奏で
きるものにとっても、また楽器は演奏できないが楽譜を
読むことはできるものにとっても、容易に音高指定操作
を行うことができるようにするために、複数種類の音高
指定方式を適宜選択することができるようにするととも
に、複数種類の音高指定方式間において音高指定に関す
る操作子などの音高指定手段の共用化を図り、音高指定
に関する操作子などの音高指定手段の総数の増大にとも
なう装置全体の大型化を抑止しながら複数の音高指定方
式を選択可能にして、音高指定操作の操作性を大幅に向
上させた音高指定装置を提供しようとするものである。
【0008】また、本発明は、鍵盤楽器などの楽器を演
奏できるものにとっても、また楽器は演奏できないが楽
譜を読むことはできるものにとっても、音高指定操作を
視覚的に理解しやすいように音高指定操作子などの音高
指定手段を配列することによって、素早くかつ正確に音
高指定操作を行うことができるようにした、使い勝手の
よい音高指定装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による音高指定装置においては、音高を指定
する複数の音高指定手段と、上記複数の音高指定手段に
それぞれ割り当てられる音高の切り換えを指示する切り
換え指示手段と、上記切り換え指示手段による切り換え
指示に応じて、上記複数の音高指定手段にそれぞれ割り
当てられる音高を切り換える切り換え手段とを有するよ
うにしたものである。
【0010】また、少なくとも複数の音高指定手段によ
り指定された音高を示す表示手段を備えるようにしても
よい。
【0011】
【作用】切り換え指示手段の切り換え指示に応じて、切
り換え手段が複数の音高指定手段にそれぞれ割り当てら
れる音高を切り換えるので、複数の音高指定手段にいず
れの音高がそれぞれ割り当てられるかに応じて、たとえ
同一の音高を指定する場合でもその音高指定のための操
作が変化することになる。即ち、複数の音高指定手段に
それぞれ割り当てられる音高を切り換えることにより、
音高指定手段の総数を増大することなく複数種類の音高
指定方式を選択できることになり、鍵盤楽器などの楽器
を演奏できるものにとっても、また楽器は演奏できない
が楽譜を読むことはできるものにとっても、容易に音高
指定操作を行うことができるように構成することが可能
になるとともに、複数種類の音高指定方式間において音
高指定手段が共用化されるため、音高指定手段の総数の
増大にともなう装置全体の大型化を抑止することができ
る。
【0012】そして、複数の音高指定手段を配列する際
に、譜面の記譜に対応して配列するとともに、鍵盤の黒
鍵および白鍵を模倣して配列するようにして、譜面の記
譜に対応した音高指定操作と鍵盤に対応した音高指定操
作とを選択して行うことができるようにすれば、鍵盤楽
器などの楽器を演奏できるものにとっても、また楽器は
演奏できないが楽譜を読むことはできるものにとって
も、音高指定操作を視覚的に理解しやすくできるもので
あり、素早くかつ正確に音高指定操作を行うことが可能
になる。
【0013】また、複数の音高指定手段を譜面の記譜に
対応して配列して、譜面の記譜に対応した音高指定操作
を可能にするとともに、これら譜面の記譜に対応した複
数の音高指定手段の配列から鍵盤の黒鍵および白鍵に対
応した配列を抽出することによって、鍵盤の黒鍵および
白鍵に対応した音高指定を可能とするように、複数の音
高指定手段を配列すればよい。し、これらの音高指定を
適宜選択することができるようにすればよい。
【0014】さらに、上記したような音高指定に対応さ
せて、表示手段に音高指定手段により指定された音高を
表示させるようにしてもよい。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による音高指
定装置を詳細に説明することとする。
【0016】〔第1の実施例〕図1には、本発明による
音高指定装置のブロック構成図が示されているが、この
音高指定装置は、その全体の動作を中央処理装置(CP
U)10を用いて制御するように構成されている。この
CPU10には、バスを介して、全体の動作のための所
定のプログラムなどが格納されたリード・オンリ・メモ
リ(ROM)12と、後述するCPU10によるプログ
ラムの実行に必要な各種のバッファやレジスタなどが設
定されたワーキング・エリアとしてのランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)14と、後述する各種操作子、発
光ダイオードならびに液晶表示モジュールなどを備えた
操作パネル16と、CPU10から出力される楽音制御
情報をMIDI(Musical Instrumen
t Digital Interface)規格の信号
(以下、「MIDI信号」と称す。)に変換して音源な
どの外部機器18へ出力するためのMIDI出力部20
とを備えている。
【0017】以下に、図1に示した上記の各構成要素に
ついて、各構成要素毎にさらに詳しく説明する。
【0018】〔CPU10〕CPU10は、ROM12
に格納されているプログラムによって動作するものであ
り、操作パネル16の操作状態を監視し、操作パネル1
6から得られた情報に従って、音高指定情報(音高デー
タ)を含む楽音制御情報(発音開始指示情報(MIDI
信号におけるノート・オン・メッセージ)、発音終了指
示情報(MIDI信号におけるノート・オフ・メッセー
ジ)など)を作成し、MIDI出力部20を介して外部
機器18へ出力する。そして、外部機器18として、例
えば、音源が接続されている場合には、その音源に対し
て発音制御/消音制御を行う。
【0019】さらに、CPU10は、この音高指定装置
における後述する音高指定方式(モード)の切り換え
や、それに関するパラメータの設定を制御するととも
に、操作パネル16に設けられた発光ダイオードや液晶
表示モジュールをプログラムに従って適宜制御し、現在
選択されているモードやパラメータなどの表示を行わせ
ることになる。
【0020】〔ROM12〕ROM12は、上記したよ
うにCPU10の動作の制御のためのプログラムを格納
するとともに、後述するように、音高決定時に参照され
る音部記号表記毎のノート・ナンバー・テーブル(図9
参照)ならびに音部記号と調号のすべての組み合わせご
との調号補正テーブル(図10参照)などを格納してい
る。
【0021】〔RAM14〕RAM14は、CPU10
によって走査されて監視される操作パネル16の操作情
報を記憶するとともに、後述する各種モードにおける制
御ならびにパラメータ設定の際などに使用する作業変数
や、作成した音高指定情報に関する作業変数など記憶す
るレジスタやフラグなどを設定する領域を備えている。
【0022】〔MIDI出力部20〕MIDI出力部2
0は、操作パネル16に設けられた各種操作子の操作に
よって作成された楽音制御情報を、MIDI信号に変換
して出力し、MIDI規格に準拠した外部機器18をこ
の音高指定装置により制御することができるようにする
ものである。外部機器18として、例えば、音源を接続
した場合には、この音高指定装置から出力される音高指
定情報を含む楽音制御情報に基づいて、音源により楽音
を発生させることができる。また、外部機器18とし
て、例えば、自動演奏装置を接続した場合には、この音
高指定装置から出力される音高指定情報を含む楽音制御
情報を、自動演奏装置に記憶させることができる。当然
のことながら、こうして楽音制御情報を記憶した自動演
奏装置は、記憶した楽音制御情報を再生することができ
る。
【0023】なお、楽音制御情報のMIDIプロトコル
への変換に関しては、電子楽器に関する当業者において
は公知の技術であるので詳細な説明を省略する。
【0024】〔操作パネル16〕操作パネル16には、
操作子としては、複数の音高指定に関する操作子と、こ
の音高指定装置における音高指定方式(モード)を選択
するモード選択用操作子とが配設されている。
【0025】さらに、操作パネル16には、表示装置と
して、上記した各種操作子の操作状態や現在のモードな
どを表示する複数の発光ダイオードや操作パネル16の
本体に対して表示面が回転可能とされた液晶表示モジュ
ールなどが設けられている。そして、CPU10によっ
て、上記した各種操作子の操作状態が常に監視されてお
り、上記したLEDや液晶表示モジュールが所定の表示
を行うように制御されている。
【0026】図2には、上記した操作パネル16が示さ
れており、図2を参照しながら、上記した各種操作子や
各種表示装置をさらに詳細に説明する。なお、図3に示
した操作パネル16の要部拡大図も合わせて参照する。
【0027】符号K220、K221、K222、K2
23、K224、K225、K226、K227、K2
28、K229、K230、K231、K232、K2
33、K234、K235、K236は音高指定キーで
あり、これらの音高指定キーK220〜K236を押す
ことにより、押された音高指定キーに割り当てられた音
高を示す音高指定情報を含む楽音制御情報(MIDI信
号におけるノート・オン・メッセージ)が、MIDI出
力部20から出力される。
【0028】また、これらの音高指定キーK220〜K
236が離されたときは、離された音高指定キーに割り
当てられた音高を示す音高指定情報を含む楽音制御情報
(MIDI信号におけるノート・オフ・メッセージ)
が、MIDI出力部20から出力される。
【0029】上記した音高指定キーK220〜K236
の中で、音高指定キーK221、K225、K227、
K229、K233、K235は黒色に塗られているも
のとし(図2上においては、斜線で示している。)、音
高指定キーK220、K222、K224、K226、
K228、K230、K232、K234、K236お
よび音高指定キーK223、K231は白色に塗られて
いるものとする。
【0030】ここにおいて、図2に示す操作パネル16
の右側面16Rが下方位置になるように配置すると、音
高指定キーK220〜K236が鍵盤状に配列されてい
ることが判る。即ち、音高指定キーK221、K22
5、K227、K229、K233、K235は鍵盤の
黒鍵に対応し、音高指定キーK220、K222、K2
24、K226、K228、K230、K232、K2
34、K236は鍵盤の白鍵に対応する。
【0031】また、操作パネル16の下側面16Bが下
方位置になるように配置すると、音高指定キーK220
〜K236が五線譜上に配列されていることが判る。即
ち、音高指定キーK220は五線譜の上第二線400上
の音程に対応し、音高指定キーK221は五線譜の上第
二間401の音程に対応し、音高指定キーK222は五
線譜の上第一線402上の音程に対応し、音高指定キー
K223は五線譜の上第一間403の音程に対応し、音
高指定キーK224は五線譜の第五線404上の音程に
対応し、音高指定キーK225は五線譜の第四間405
の音程に対応し、音高指定キーK226は五線譜の第四
線406上の音程に対応し、音高指定キーK227は五
線譜の第三間407の音程に対応し、音高指定キーK2
28は五線譜の第三線408上の音程に対応し、音高指
定キーK229は五線譜の第二間409の音程に対応
し、音高指定キーK230は五線譜の第二線410上の
音程に対応し、音高指定キーK231は五線譜の第一間
411の音程に対応し、音高指定キーK232は五線譜
の第一線412上の音程に対応し、音高指定キーK23
3は五線譜の下第一間413の音程に対応し、音高指定
キーK234は五線譜の下第一線414上の音程に対応
し、音高指定キーK235は五線譜の下第二間415の
音程に対応し、音高指定キーK236は五線譜の下第二
線416上の音程に対応する。
【0032】さらに、符号K200はオクターブ・アッ
プ・キーであり、また、符号K201はオクターブ・ダ
ウン・キーであり、音高指定キーK220〜K236に
対応する音高をオクターブ単位で変更するための操作子
である。
【0033】即ち、オクターブ・アップ・キーK200
を押す毎に、音高指定キーK220〜K236に割り当
てられた音高を1オクターブづつ最大で3オクターブま
でシフトして上げることができる。このオクターブ・ア
ップ・キーK200の操作により、どれだけ音高が上が
っているかは、発光ダイオードL200、L201、L
202に表示されるようになっている。例えば、オクタ
ーブ・アップ・キーK200を1回押して、音高が通常
より1オクターブだけ上方へシフトしている場合には、
発光ダイオードL200のみが点灯し、オクターブ・ア
ップ・キーK200を2回押して、音高が通常より2オ
クターブだけ上方へシフトしている場合には、発光ダイ
オードL200およびL201が点灯し、オクターブ・
アップ・キーK200を3回押して、音高が通常より3
オクターブ上方へシフトしている場合には、発光ダイオ
ードL200、L201およびL202が点灯する。
【0034】一方、オクターブ・ダウン・キーK201
を押す毎に、音高指定キーK220〜K236に割り当
てられた音高を1オクターブづつ最大で3オクターブま
でシフトして下げることができる。このオクターブ・ダ
ウン・キーK201の操作により、どれだけ音高が下が
っているかは、発光ダイオードL203、L204、L
205に表示されるようになっている。例えば、オクタ
ーブ・ダウン・キーK201を1回押して、音高が通常
より1オクターブだけ下方へシフトしている場合には、
発光ダイオードL203のみが点灯し、オクターブ・ダ
ウン・キーK201を2回押して、音高が通常より2オ
クターブだけ下方へシフトしている場合には、発光ダイ
オードL203およびL204が点灯し、オクターブ・
ダウン・キーK201を3回押して、音高が通常より3
オクターブ下方へシフトしている場合には、発光ダイオ
ードL203、L204およびL205が点灯する。
【0035】また、モード・キーK202は、この音高
指定装置の音高指定方式(モード)を選択するための操
作子である。この音高指定装置においては、モードとし
て「スコア・モード(SCORE)」と「キーボード・
モード(KEYBOARD)」とが設定されている。そ
して、このモード・キーK202を押す毎に、「スコア
・モード」と「キーボード・モード」とが交互に選択さ
れる。そして、モード・キーK202によりスコア・モ
ードが選択されている場合には、操作パネル16の右上
方に位置する「SCORE」の文字近傍の発光ダイオー
ドL230が点灯され、モード・キーK202によりキ
ーボード・モードが選択されている場合には、操作パネ
ル16の右上方に位置する「KEYBOARD」の文字
近傍の発光ダイオードL231が点灯される。
【0036】さらに、操作パネル16には、楽音制御情
報を出力する際のMIDIチャンネルを設定するための
操作子として、MIDIチャンネル・アップ・キーK2
03とMIDIチャンネル・ダウン・キーK204とが
設けられている。そして、MIDIチャンネル・アップ
・キーK203を押す毎に、MIDIチャンネルのチャ
ンネル番号が「1」づつインクリメントされ、MIDI
チャンネル・ダウン・キーK204を押す毎に、MID
Iチャンネルのチャンネル番号が「1」づつデクリメン
トされる。なお、MIDIチャンネルのチャンネル番号
は「1」〜「16」の範囲で設定でき、設定されている
チャンネル番号は、後述する液晶表示モジュールL24
0に表示される。
【0037】次に、操作パネル16上において、「SC
ORE MODE」の文字による囲みの枠内に配置され
たスコア・モード時のみに有効な操作子(符号K205
〜K212)について説明する。
【0038】まず、音部記号選択キーK207は、「ト
音記号(G)」、「ヘ音記号(F)」、「ハ音記号テノ
ール表記(Ct)」ならびに「ハ音記号アルト表記(C
a)」の音部記号を選択するための操作子であり、これ
を1回押す毎に「ト音記号(G)」→「ヘ音記号
(F)」→「ハ音記号テノール表記(Ct)」→「ハ音
記号アルト表記(Ca)」→「ト音記号」(G)」・・
・というように、音部記号を巡回的に選択することがで
きる。そして、音部記号選択キーK207によって選択
されている音部記号に応じて、発光ダイオードL206
(ヘ音記号(F))、L207(ハ音記号テノール表記
(Ct))、L208(ハ音記号アルト表記(C
a))、L209(ト音記号」(G))の中のいずれか
一つが点灯する。これらの発光ダイオードL206、L
207、L208、L209は、操作パネル16上に形
成された譜面(上第二線400と、上第二間401と、
上第一線402と、上第一間403と、第五線404
と、第四間405と、第四線406と、第三間407
と、第三線408と、第二間409と、第二線410
と、第一間411と、第一線412と、下第一間413
と、下第一線414と、下第二間415と、下第二線4
16とにより譜面が構成される。)上においてそれぞれ
の音部記号表記のG音、F音、C音などに対応する位置
にそれぞれ点灯するようになっている。
【0039】調号選択アップ・キーK205ならびに調
号選択ダウン・キーK206は、調号を選択するための
操作子であり、調号選択アップ・キーK205を1回押
す毎に、図4上実線矢印で示される順番で調号を巡回的
に選択することができるとともに、調号選択ダウン・キ
ーK206を1回押す毎に、図4上破線矢印で示される
順番で調号を巡回的に選択することができる。
【0040】即ち、調号選択アップ・キーK205を1
回押す毎に嬰種の調号が1個づつ付加されて行き、嬰種
の調号が6個付加された後にさらに調号選択アップ・キ
ーK205を1回押すと、変種の調号が6個付加され、
さらにまた調号選択アップ・キーK205を1回押す毎
に変種の調号が1個づつ減少されて行き調号なしの状態
に戻るようにして、調号を巡回的に選択することができ
る。
【0041】一方、調号選択ダウン・キーK206を1
回押す毎に変種の調号が1個づつ付加されて行き、変種
の調号が6個付加された後にさらに調号選択ダウン・キ
ーK206を1回押すと、嬰種の調号が6個付加され、
さらにまた調号選択ダウン・キーK206を1回押す毎
に嬰種の調号が1個づつ減少されて行き調号なしの状態
に戻るようにして、調号を巡回的に選択することができ
る。
【0042】また、音部記号選択キーK207および調
号選択アップ・キーK205ならびに調号選択ダウン・
キーK206により選択されている音部記号と調号とに
より、嬰種記号については発光ダイオードL210、L
211、L212、L213、L214、L215、L
216、L217、L218、L219の中で当該選択
された音部記号と調号とに対応したものが点灯し、変種
記号については発光ダイオードL220、L221、L
222、L223、L224、L225、L226、L
227、L228、L229の中で当該選択された音部
記号と調号とに対応したものが点灯するようになってい
る。
【0043】さらに、符号K208、K209、K21
0、K211、K212は臨時記号キーであり、スコア
・モード時において、これらの臨時記号キーK208〜
K212を押しながら音高指定キーK220〜K236
を押すことにより、音高指定キーK220〜K236に
より指定する音高を変化させることができる。以下に、
これらの臨時記号キーK208〜K212をさらに詳細
に説明する。
【0044】嬰記号キーK208は、嬰記号キーK20
8を押した状態で音高指定キーK220〜K236を押
すと、押した音高指定キーに割り当てられている音高を
半音上げることができる。
【0045】重嬰記号キーK209は、重嬰記号キーK
209を押した状態で音高指定キーK220〜K236
を押すと、押した音高指定キーに割り当てられている音
高を2半音上げることができる。
【0046】変記号キーK210は、変記号キーK21
0を押した状態で音高指定キーK220〜K236を押
すと、押した音高指定キーに割り当てられている音高を
半音下げることができる。
【0047】重変記号キーK211は、重変記号キーK
211を押した状態で音高指定キーK220〜K236
を押すと、押した音高指定キーに割り当てられている音
高を2半音下げることができる。
【0048】本位記号キーK212は、本位記号キーK
212を押した状態で音高指定キーK220〜K236
を押すと、調号に関係なく押した音高指定キーに割り当
てられている音階固有音を指定することができる。
【0049】さらに、操作パネル16には液晶表示モジ
ュールL240が配設されており、この液晶表示モジュ
ールL240は、操作パネル16のケース16aに対し
て、図2上実線矢印で示された時計回り方向および反時
計回り方向の両方向に回転自在とされている。この液晶
表示モジュールL240は、MIDIチャンネル・アッ
プ・キーK203ならびにMIDIチャンネル・ダウン
・キーK204で設定されたMIDIチャンネルのチャ
ンネル番号を表示する領域L240a(図2において
は、MIDIチャンネルのチャンネル番号「1」を示す
表示として、「MIDI CH:1」が表示されてい
る。)と、音部記号選択キーK207および調号選択ア
ップ・キーK205ならびに調号選択ダウン・キーK2
06により選択されている音部記号と調号とを表示する
領域L240b(図2においては、五線譜上に「ト音記
号(G)および2個の嬰種記号(二長調またはロ短調)
が表示されている。)と、音高指定キーK220〜K2
36により指定された音高を表示する領域L240c、
L240d、L240eとが設けられている。
【0050】なお、領域L240cは、モード・キーK
202によりスコア・モードを選択した際に、譜面上に
音符により音高を表示する領域である(図2において
は、指定された音高を4分音符により表示してい
る。)。また、領域240dは、モード・キーK202
によりキーボード・モードを選択した際に、鍵盤状に形
成した表示領域の黒鍵ならびに白鍵に対応する領域をハ
イライト表示することにより音高を表示する領域である
(図2においては、指定された音高に対応するハイライ
ト表示された白鍵に相当する領域を、斜線により表示し
ている。)。さらに、領域240eは、スコア・モード
ならびにキーボード・モードにおいて、指定された音高
のMIDI信号におけるノート・ナンバーを表示する
(図2においては、ノート・ナンバーを「67」を示す
表示として、「NOTE:67」が表示されている)。
【0051】図5には、操作パネル16のケース16a
に対する液晶表示モジュールL240の取り付け構造が
示されている。
【0052】即ち、操作パネル16のケース16aの表
面板30の所定位置には、円形の開口部30aが穿設さ
れている。そして、表面板30のこの開口部30aの縁
部に、ドーナツ円板状であって外側部位に係止突部32
aが形成されるとともに内側部位に凹部32bが形成さ
れた台座32と、ドーナツ円板状であって偏平な台座3
4とが、台座32の係止突部32aと台座34とにより
表面板30の開口部30aの縁部を挟み込むようにし
て、ネジ36によって表面板30に対して摺動自在に組
み付けられている。
【0053】さらに、台座32の凹部32bに、液晶表
示モジュールL240をはめ込んで両面テープなどで固
定する。また、液晶表示モジュールL240の制御用の
信号線のワイヤリング38は、台座32、34および表
面板30に形成された円形開口部を通過させて、CPU
10などを搭載した基板にコネクタにより接続する。
【0054】従って、表面板30に対して液晶表示モジ
ュールL240をはめ込んだ台座32が自由に回転する
ことができるため、この音高指定装置の使用者は、それ
ぞれのモードにおいて最適な方向に、液晶表示モジュー
ルL240を回転させることができる。
【0055】次に、上記した本発明による音高指定装置
の作用を、各種の発光ダイオードや液晶表示モジュール
L240の表示例などを参照しながら説明するものとす
る。
【0056】なお、この音高指定装置にあっては、操作
パネル16に配設された各種の操作子は単純なオン/オ
フ・スイッチであり、その操作状態はCPU10によっ
て定期的に監視され、それぞれの操作子に関して、 ・現在継続して押されている(オン状態) ・現在離されている(オフ状態) ・離されている状態から押された(オフからオンへの状
態変化) ・押された状態から離された(オンからオフへの状態変
化) といった状態の識別情報が、RAM14の所定の領域に
随時記憶されるようになされている。
【0057】また、上記した各操作子の操作に基づく識
別情報の作成技術に関しては、公知の技術であるため詳
細な説明は省略する。
【0058】以下に、モード・キーK202の操作によ
って選択される上記したキーボード・モードおよびスコ
ア・モードにおける動作に関して、各モード毎に説明す
るものとする。
【0059】〔キーボード・モード〕モード・キーK2
02により「キーボード・モード」が選択されると、図
2において「KEYBOARD」という文字の近傍に位
置する発光ダイオードL231が点灯する。ここにおい
て、キーボード・モードとは、音高指定キーK220〜
K236を、黒鍵と白鍵とを備えた鍵盤状に配列された
音高指定キーとして使用するモードである。
【0060】上記したように、図2において、操作パネ
ル16の右側面16Rが下方位置になるように配置する
と、音高指定キーK220〜K236が鍵盤状に配列さ
れていることが判る。即ち、音高指定キーK221、K
225、K227、K229、K233、K235は鍵
盤の黒鍵に対応し、音高指定キーK220、K222、
K224、K226、K228、K230、K232、
K234、K236は鍵盤の白鍵に対応する。
【0061】なお、キーボード・モードにおいては、音
高指定キーK223、K231は使用しない。また、
「SCORE MODE」の枠で囲まれた操作子群K2
05〜K212も、キーボード・モードでは使用しな
い。
【0062】こうしたキーボード・モードにおいては、
鍵盤の黒鍵に対応する音高指定キーK221、K22
5、K227、K229、K233、K235ならびに
白鍵に対応する音高指定キーK220、K222、K2
24、K226、K228、K230、K232、K2
34、K236とこれらの音高指定キーにより指定され
る音名との対応関係は、通常のキーボードなどの鍵盤楽
器の鍵盤と同一であり、図2において「KEYBOAR
D」という文字の近傍に、上記した音高指定キーに対応
する音名列300が表示されている。この音名列300
より、例えば、音高指定キー236は音名「C」に対応
し、音高指定キーK255は音名「Aシャープ」に対応
することになる。
【0063】また、絶対的な音高との対応関係は、上記
したオクターブ・アップ・キーK200ならびにオクタ
ーブ・ダウン・キーK201の操作状態に基づき決定さ
れることになる。例えば、図6に示すようにオクターブ
が変更されていない場合には、音高指定キーK236
は、ピアノの「中央のC」の音程(MIDI規格におい
ては、音高指定情報たるノート・ナンバーは「60」と
なる。)に対応するように構成されている。
【0064】なお、図7には、オクターブ・アップ・キ
ーK200ならびにオクターブ・ダウン・キーK201
の操作によりオクターブが変更されていない通常の場合
における、キーボード・モードで使用する上記した音高
指定キーとMIDI規格におけるノート・ナンバーとの
対応関係が示されている。
【0065】上記したようなキーボード・モードにおけ
る音高指定動作を説明すると、例えば、図6において、
音高指定キーK236の音高データは「中央のC」に対
応するものとなるので、上記したようにMIDI規格で
の音高指定情報(ノート・ナンバー)は「60」とな
る。従って、音高指定キーK236を押すと、MIDI
チャンネル・アップ・キーK203ならびにMIDIチ
ャンネル・ダウン・キーK204により設定されている
MIDIチャンネルでノート・ナンバー「60」に関す
る発音開始指示情報(ノート・オン・メッセージ)が、
MIDI出力部20から外部機器18へ出力される。
【0066】なお、ノート・オン・メッセージには、
「ベロシティー」と称されるダイナミクスに関するデー
タも含まれるが、理解を容易にするために、本実施例に
おいてはベロシティーの検出手段を備えないようにし
て、例えば、「60」といった固定値が常に出力される
ものとする。
【0067】また、上記において押している音高指定キ
ーK236を離すと、MIDIチャンネル・アップ・キ
ーK203ならびにMIDIチャンネル・ダウン・キー
K204により設定されているMIDIチャンネルでノ
ート・ナンバー「60」に関する発音終了指示情報(ノ
ート・オフ・メッセージ)が、MIDI出力部20から
外部機器18へ出力される。
【0068】音高指定キーK236以外の音高指定キー
が押された(離された)場合においても、ノート・ナン
バー「60」を押された(離された)音高指定キーに対
応するノート・ナンバーに変えただけで、他は音高指定
キーK236に関して上記において説明したと同様な処
理が行われる。
【0069】さらに、オクターブ・アップ・キーK20
0ならびにオクターブ・ダウン・キーK201の操作に
よりオクターブがシフトされている場合には、押された
(離された)音高指定キーにおける、オクターブが変更
されていない通常の状態で対応しているノート・ナンバ
ーに、「12×(シフトしているオクターブ数)」を加
算(オクターブが上方にシフトされている場合)あるい
は減算(オクターブが下方へシフトされている場合)す
ることにより、ノート・ナンバーを得るようになされて
いる。
【0070】なお、上記したキーボード・モードにおい
ては、液晶表示モジュールL240を図8に示すように
回転させると、液晶表示モジュールL240に表示され
ている表示内容と音高指定キーを操作する操作者とが正
対するため、極めて操作性が向上する。なお、図8に
は、液晶表示モジュールL240の表示の一例が示され
ている。
【0071】〔スコア・モード〕モード・キーK202
により「SCORE:スコア・モード」が選択される
と、図2において「SCORE」という文字の近傍に位
置する発光ダイオードL230が点灯する。ここにおい
て、スコア・モードとは、音高指定キーK220〜K2
36を、楽譜状に配列された音高指定キーとして使用す
るモードである。
【0072】上記したように、図2において、操作パネ
ル16の下側面16Bが下方位置になるように配置する
と、音高指定キーK220〜K236が五線譜上に配列
されていることが判る。即ち、音高指定キーK220は
五線譜の上第二線400上の音程に対応し、音高指定キ
ーK221は五線譜の上第二間401の音程に対応し、
音高指定キーK222は五線譜の上第一線402上の音
程に対応し、音高指定キーK223は五線譜の上第一間
403の音程に対応し、音高指定キーK224は五線譜
の第五線404上の音程に対応し、音高指定キーK22
5は五線譜の第四間405の音程に対応し、音高指定キ
ーK226は五線譜の第四線406上の音程に対応し、
音高指定キーK227は五線譜の第三間407の音程に
対応し、音高指定キーK228は五線譜の第三線408
上の音程に対応し、音高指定キーK229は五線譜の第
二間409の音程に対応し、音高指定キーK230は五
線譜の第二線410上の音程に対応し、音高指定キーK
231は五線譜の第一間411の音程に対応し、音高指
定キーK232は五線譜の第一線412上の音程に対応
し、音高指定キーK233は五線譜の下第一間413の
音程に対応し、音高指定キーK234は五線譜の下第一
線414上の音程に対応し、音高指定キーK235は五
線譜の下第二間415の音程に対応し、音高指定キーK
236は五線譜の下第二線416上の音程に対応する。
【0073】なお、スコア・モードにおいては、上記し
たように音高指定キーK220〜K236の全てを使用
し、また、「SCORE MODE」の枠で囲まれた操
作子群K205〜K212も使用する。
【0074】こうしたスコア・モードにおいては、音高
指定キーと音名との対応関係は、通常の楽譜と同じであ
り、音部記号選択キーK207により選択されている音
部記号と、調号選択アップ・キーK205ならびに調号
選択ダウン・キーK206により選択されている調号と
に依存して最終的に決定される。
【0075】なお、図2において、「SCORE」とい
う文字の近傍に上記した音高指定キーに対応して表示さ
れた音名列500は、ト音(G)記号表記で調号なしの
場合(即ち、ハ長調あるいはイ短調の場合である。)を
例示している。
【0076】また、絶対的な音高との対応関係は、上記
したオクターブ・アップ・キーK200ならびにオクタ
ーブ・ダウン・キーK201ならびに臨時記号キーK2
08〜K212の操作状態に基づき決定されることにな
る。
【0077】図9には、音部記号がト音(G)記号で調
号がない場合(この場合には、ハ長調あるいはイ短調に
なる。)において、オクターブ・アップ・キーK200
ならびにオクターブ・ダウン・キーK201の操作によ
りオクターブが変更されておらず、かつ臨時記号キーK
208〜K212のいずれも押されていない通常の場合
における、音高指定キーK220〜K236に対応する
ノート・ナンバーを与えるノート・ナンバー・テーブル
が示されている。
【0078】また、図10には、音部記号がト音(G)
記号で、嬰種の調号が2個付いた場合(この場合には、
二長調あるいはロ短調になる。)における、各音高指定
キーK220〜K236の調号による音高の補正値を与
える調号補正テーブルが示されている。図10におい
て、「0」は補正なし、「+1」は調号のない場合のノ
ート・ナンバーに「1」を加算する(半音上げる)こと
を意味する。即ち、調号により影響を受ける音高指定キ
ーのみが補正されることになる。
【0079】次に、このスコア・モードにおける音高決
定のメカニズムを、上記した各図ならびに図11を参照
しながら説明する。
【0080】図11は、音部記号がト音(G)記号で、
嬰種の調号が2個付いた場合(この場合には、二長調あ
るいはロ短調になる。)における操作パネル16を示し
ているが、例えば、図11において音高指定キーK23
4を押すと、オクターブが変更されていないので、図9
より調号のない場合のノート・ナンバーとして「60」
が得られる。
【0081】次に、調号の補正を行うために図10を参
照すると、この図10は、音部記号がト音(G)記号
で、嬰種の調号が2個付いた場合(この場合には、二長
調あるいはロ短調になる。)の調号補正を示していて、
オクターブが変更されておらず、かつ臨時記号キーK2
08〜K212のいずれもが押されていない場合は、音
高指定キーK234は「+1」(半音上げる)の補正を
受けることになる。
【0082】従って、音部記号がト音(G)記号で、嬰
種の調号が2個付いた場合(この場合には、二長調ある
いはロ短調になる。)に音高指定キーK234を押す
と、調号のない場合のノート・ナンバー「60」に「+
1」を加算した「61」が、音高指定キーK234のノ
ート・ナンバーとして得られることになる。
【0083】上記したようなスコア・モードにおける音
高指定動作を説明すると、例えば、図10において、音
高指定キーK234を押すと、MIDIチャンネル・ア
ップ・キーK203ならびにMIDIチャンネル・ダウ
ン・キーK204により設定されているMIDIチャン
ネルでノート・ナンバー「61」に関する発音開始指示
情報(ノート・オン・メッセージ)が、MIDI出力部
20から外部機器18へ出力される。
【0084】なお、ノート・オン・メッセージには、
「ベロシティー」と称されるダイナミクスに関するデー
タも含まれるが、理解を容易にするために、本実施例に
おいてはベロシティーの検出手段を備えないようにし
て、例えば、「60」といった固定値が常に出力される
ものとすることは、キーボード・モードの場合と同様で
ある。
【0085】また、上記において押している音高指定キ
ーK234を離すと、MIDIチャンネル・アップ・キ
ーK203ならびにMIDIチャンネル・ダウン・キー
K204により設定されているMIDIチャンネルでノ
ート・ナンバー「61」に関する発音終了指示情報(ノ
ート・オフ・メッセージ)が、MIDI出力部20から
外部機器18へ出力される。
【0086】音高指定キーK234以外の音高指定キー
が押された(離された)場合においても、ノート・ナン
バー「60」を押された(離された)音高指定キーに対
応するノート・ナンバーに変えただけで、他は音高指定
キーK234に関して上記において説明したと同様な処
理が行われる。
【0087】さらに、オクターブ・アップ・キーK20
0ならびにオクターブ・ダウン・キーK201の操作に
よりオクターブがシフトされている場合には、押された
(離された)音高指定キーにおける、オクターブがシフ
トされていない通常の状態で対応しているノート・ナン
バーに、「12×(シフトしているオクターブ数)」を
加算(オクターブが上方へシフトした場合)あるいは減
算(オクターブが下方へシフトした場合)することによ
り、ノート・ナンバーを得るようになされている。
【0088】さらにまた、本位記号キーK212以外の
臨時記号キーが押されている状態で、音高指定キーが押
された場合には、上記のようにして音部記号、調号およ
びオクターブから決定されたノート・ナンバーに対し
て、嬰記号キーK208が押されていれば「1」を加算
し、重嬰記号キーK209が押されていれば「2」加算
し、変記号キーK210が押されていれば「1」を減算
し、重変記号キーK211が押されていれば「2」を減
算して、ノート・ナンバーを変更して出力する。
【0089】一方、本位記号キーK212が押されてい
た場合には、図10に示す調号による補正を行わないよ
うにし、調号の効力を一時的に無効にしてノート・ナン
バーを決定する。
【0090】なお、臨時記号キーK208〜K212
は、本位記号キーK212と組み合わされて押される場
合を除いて、同時に2個以上の臨時記号キーが押された
場合には、押された臨時記号キーによる指定を無視する
ようになされている。
【0091】また、上記においては、音部記号がト音
(G)記号で、嬰種の調号が2個付いた場合(この場合
には、二長調あるいはロ短調になる。)に関して説明し
たが、ROM12には、図9に示すテーブルに相当する
音部記号表記毎のノート・ナンバー・テーブルと、全て
の調号と音部記号との組み合わせ毎の図10に相当する
調号補正テーブルが記憶されているので、選択されてい
る音部記号ならびに調号に応じてノート・ナンバー・テ
ーブルならびに調号補正テーブルを参照することによ
り、音部記号ならびに調号に合致したノート・ナンバー
を得ることができることになる。
【0092】なお、上記したスコア・モードにおいて
は、液晶表示モジュールL240を図12に示すように
回転させると、液晶表示モジュールL240に表示され
ている表示内容と楽譜状に配列された音高指定キーを操
作する操作者とが正対するため、極めて操作性が向上す
る。なお、図12には、液晶表示モジュールL240の
表示の一例が示されている。
【0093】〔第2の実施例〕次に、本発明の第2の実
施例による音高指定装置について説明するが、上記した
第1の実施例と同一あるいは相当する構成に関しては、
第1の実施例と同一の符号を付して示すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
【0094】この第2の実施例は、次のような観点から
なされたものである。即ち、第1の実施例においては、
スコア・モードにおいて音部記号ならびに調号を切り換
えることによって、あらゆる譜面に対応した音高指定を
可能としていた。しかしながら、クラシックを除くジャ
ンルの音楽においては、音部記号としてハ音記号が使用
されることは少ないため、音部記号としてト音記号なら
びにヘ音記号を備えた五線譜があれば、大抵の場合は問
題を生じることはない。従って、この第2の実施例にお
いては、音部記号としてト音記号を備えた五線譜とヘ音
記号を備えた五線譜との2段構成よりなるピアノなどの
2段譜面に対応して、音高指定を行うことができるよう
にしたものである。
【0095】このため、第2の実施例においては、スコ
ア・モードにおいて音部記号としてハ音記号で書かれた
音高を直接指定することはできないが、クラシックを除
くジャンルの音楽においては、音部記号の切り換え操作
を行うことなしに、迅速に音高の指定を行うことができ
るようになるという効果がある。
【0096】この第2の実施例は、第1の実施例と比較
すると、以下の点について異なるものである。なお、図
13に示す第2の実施例による音高指定装置の操作パネ
ルの正面図を参照する。 1.音部記号キーK207が取り除かれた。 2.操作パネル16上に描かれた五線譜として、音部記
号としてト音記号を備えた五線譜40とヘ音記号を備え
た五線譜42との2段構成よりなるピアノなどの2段譜
面を描き、第1の実施例における音高指定キーK220
〜K236と同様に、当該2段譜面上に33個に増加さ
れた音高指定キーが配列されているものであり、スコア
・モードにおいてピアノなどの2段譜面を直接入力する
ことができるようになされている。新たに増加された音
高指定キーは、音高指定キーK240、K242、K2
44、K248、K251が鍵盤の黒鍵に対応し、音高
指定キーK237、K239、K241、K243、K
245、K247、K250、K252が鍵盤の白鍵に
対応している。 3.嬰種記号を表示する発光ダイオードL210、L2
11、L212、L213、L214、L215、L2
16、L217と、変種記号を表示する発光ダイオード
L220、L221、L222、L223、L224、
L225、L226、L227とが、五線譜40と五線
譜42とに対応するようにそれぞれ設けられている。 4.液晶表示モジュールL240において、譜面上に音
部記号、調号および音高を表す領域(音部記号と調号と
を表示する領域L240bおよび音高を表示する領域L
240c:五線譜状の表示領域)は、操作パネル16上
に描かれた五線譜と対応して、上段に配置された音部記
号としてト音記号を備えた五線譜状表示領域44と下段
に配置されたヘ音記号を備えた五線譜状表示領域46と
の2段構成とされ、ピアノなどの2段譜面状に表示され
る。五線譜状表示領域44に表示されたト音記号と、五
線譜状表示領域46に表示されたヘ音記号とは、シルク
印刷などにより固定的に表示されるようになされていて
よい。 5.音高を表示する領域L240dの鍵盤状に形成した
表示領域を、鍵盤1オクターブ分とした。
【0097】この第2の実施例は、上記した1〜5の構
成において第1の実施例と異なるものであるが、それ以
外の構成や作用、さらには液晶表示モジュールL240
の操作パネル16への取り付け構造などは、第1の実施
例と同様である。
【0098】即ち、この第2の実施例においては、キー
ボード・モードならびにスコア・モードにおける動作
は、第1の実施例と同様であるが、図7に示されるキー
ボード・モードにおいてオクターブが変更されていない
場合における音高指定キーとMIDI規格におけるノー
ト・ナンバーとの対応関係、図9に示されるスコア・モ
ードでの調号補正しない場合のノート・ナンバーを与え
るノート・ナンバー・テーブル、ならびに図10に示さ
れるスコア・モードにおける調号の補正値を示す調号補
正テーブルに関しては、音高指定キーが増加されたこと
に対応して拡張されることになる。
【0099】例えば、図7に示すキーボード・モードに
おいてオクターブが変更されていない場合における音高
指定キーとMIDI規格におけるノート・ナンバーとの
対応関係は、図14に示すように拡張され、図9に示す
スコア・モードでの調号補正しない場合のノート・ナン
バーを与えるノート・ナンバー・テーブルは、図15に
示すように拡張され、図10に示すスコア・モードにお
ける調号の補正値を示す調号補正テーブルは、図16に
示すように拡張される。
【0100】なお、図14、図15および図16にも示
されているように、ピアノの「中央のC」の音程(MI
DI規格においては、音高指定情報たるノート・ナンバ
ーは「60」となる。)に対応する音高指定キーの物理
的な対応関係は、第1の実施例とは異なっているが、オ
クターブの変更がなされたときのノート・ナンバーの算
出方法や、調号が変更されたり臨時記号が付加されたと
きの補正の方法は、第1の実施例と同様である。
【0101】また、第2の実施例においては、オクター
ブの変更状態などによっては、音高指定キーに対応する
ノート・ナンバーが負の値となる場合があるが、この場
合には、ノート・ナンバーが「0」として処理すればよ
い。
【0102】〔第3の実施例〕次に、本発明の第3の実
施例による音高指定装置について説明するが、上記した
第1の実施例あるいは第2の実施例と同一あるいは相当
する構成に関しては、第1の実施例あるいは第2の実施
例と同一の符号を付して示すことにより、その詳細な説
明は省略する。
【0103】この第3の実施例は、スコア・モードにお
いて、音高指定キーと実際の音程との対応関係を、オク
ターブ以外の単位で任意に設定することができるように
したものである。
【0104】従って、この第3の実施例においては、種
々の譜面に容易に対応して音高指定を行うことができる
ようになるとともに、使用頻度の高い音域を選択できる
ようになるため、音高指定キーを非常に効率よく使用す
ることができるようになるという効果がある。
【0105】この第3の実施例は、第1の実施例ならび
に第2の実施例と比較すると、以下の点について異なる
ものである。なお、図17に示す第3の実施例による音
高指定装置の操作パネルの正面図を参照する。 1.図17上、音高指定キーの左側に、例えば、液晶な
どにより構成される表示モジュール50が設けられてお
り、スコア・モード時に音高指定キーが、譜面上のどの
ポジションに対応しているかを表示することができるよ
うになされている。また、この表示モジュール50は、
五線譜とともに音部記号、調号および加線を同時に表示
するようになされている。このため、五線譜上における
調号の位置を示す発光ダイオード(例えば、実施例1に
おいては、L210〜L219、L220〜L229)
は取り除かれている。 2.スコア・モード時に音高指定キーを、譜面上のどの
ポジションに対応させるかを指定するスコア・ポジショ
ン・アップ・キー52とスコア・ポジション・ダウン・
キー54とが設けられている。 3.音部記号キーK207は、表示モジュール50の五
線譜上に表示される音部記号を指定することができるも
のとして構成されている。 4.液晶表示モジュールL240において、譜面上に音
部記号、調号および音高を表す五線譜状表示領域56
(音部記号と調号とを表示する領域L240bおよび音
高を表示する領域L240cより構成される)の表示
が、表示モジュール50における五線と音高指定キーと
の対応関係と同一の表示を行うように変化するものとさ
れている。従って、例えば、表示モジュール50におけ
る五線位置が変化されると、液晶表示モジュールL24
0の五線譜状表示領域56における五線位置も同様に変
化する。
【0106】なお、図17には、液晶表示モジュールL
240および表示モジュール50の表示の一例が示され
ており、図17に示す表示例においては、五線譜の第1
線58が音高指定キーK222に対応付けられており、
音部記号としてト音記号が、また調号としてはニ長調ま
たはロ短調が選択されている。
【0107】この第3の実施例は、上記した1〜4の構
成において第1の実施例あるいは第2の実施例と異なる
ものであるが、それ以外の構成や作用、さらには液晶表
示モジュールL240の操作パネル16への取り付け構
造などは、第1の実施例と同様である。
【0108】即ち、この第3の実施例においては、キー
ボード・モードにおける動作に関しては第2の実施例と
同様であり、音高指定キーとノート・ナンバーとの対応
関係は、例えば、オクターブが変更されていない場合に
は、第2の実施例に関して説明した図14に示すように
なる。
【0109】一方、スコア・モードの場合には、スコア
・ポジション・アップ・キー52とスコア・ポジション
・ダウン・キー54とを操作することにより、表示モジ
ュール50における音高指定キーと五線との対応関係を
変更することができる。即ち、スコア・ポジション・ア
ップ・キー52を押す毎に、表示モジュール50におけ
る五線位置が、音高指定キーで2個分だけ上方へシフト
し、スコア・ポジション・アップ・ダウン54を押す毎
に、表示モジュール50における五線位置が、音高指定
キーで2個分だけ下方へシフトする。
【0110】表示モジュール50における五線位置が、
例えば、図17に示す位置にあるときに、スコア・ポジ
ション・アップ・キー52を3回押すと、表示モジュー
ル50における五線位置は音高指定キーで6個分上方へ
シフトするので、表示モジュール50における表示は、
図18に示すようになる。
【0111】また、表示モジュール50における五線位
置が、例えば、図17に示す位置にあるときに、スコア
・ポジション・ダウン・キー54を9回押すと、表示モ
ジュール50における五線位置は音高指定キーで18個
分下方へシフトするので、表示モジュール50における
表示は、図19に示すようになる。
【0112】さらにまた、音部記号キーK207を押す
毎に、巡回的に「ト音記号→ヘ音記号→ハ音記号(テノ
ール表記)→ハ音記号(アルト表記)→ト音記号→・・
・」と選択し、表示モジュール50に表示されている五
線の適当な位置に、選択した音部記号を表示する。
【0113】従って、表示モジュール50に表示されて
いる五線と音高指定キーとの対応関係によって、物理的
な音高指定キーに対応するノート・ナンバーが変化する
ことになる。音部記号による対応関係の変化に関して
は、第1の実施例と同様に、それぞれの音部記号につい
て音高指定キーのノート・ナンバー・テーブルを用意し
ておき、音部記号の変化に応じて参照するノート・ナン
バー・テーブルを変更するようにすればよい。
【0114】また、五線位置の変化による対応関係の変
化に関しては、例えば、図17に示すように、第1線5
8が音高指定キーK222と一致している場合を基準と
して、ノート・ナンバー・テーブルおよび調号補正テー
ブルを参照するときに、五線位置が基準位置からシフト
している量だけ補正するようにすればよい。
【0115】従って、例えば、スコア・ポジション・ア
ップ・キー52が1回だけ押されていたならば、基準位
置の場合と比較して、同じ音高指定キーを押しても音高
指定キー2個分音程が低いので、実際に押された音高指
定キーの2個下の音高指定キーに対応するテーブル値
を、ノート・ナンバーとすればよい。また、調号テーブ
ルに関しても、上記と同様にして補正することにより、
容易にノート・ナンバー・を算出することができる。
【0116】なお、上記したような補正を行うために、
ノート・ナンバー・テーブルと調号補正テーブルとは、
操作パネル16に配設された音高指定キーに対応するだ
けでなく、表示モジュール50における五線位置の変化
を含めた仮想的な音高指定キーに対応するように拡張さ
れている。図20ならびに図21には、ト音記号表記の
場合であって、オクターブが変化していない場合におけ
る、上記のように拡張したノート・ナンバー・テーブル
と調号補正テーブルとがそれぞれ示されている。
【0117】また、こうした五線位置の変化による補正
以外のオクターブの変更がなされたときのノート・ナン
バーの算出方法や、調号が変更されたり臨時記号が付加
されたときの補正の方法は、第1の実施例ならびに第2
の実施例と同様である。
【0118】また、第3の実施例においては、オクター
ブの変更状態などによっては、音高指定キーに対応する
ノート・ナンバーが負の値となる場合があるが、この場
合には、ノート・ナンバーが「0」として処理すればよ
い。一方、対応するノート・ナンバーが「127」を越
える場合には、ノート・ナンバーが「127」として処
理すればよい。
【0119】〔第4の実施例〕次に、本発明の第4の実
施例による音高指定装置について説明するが、上記した
第1の実施例、第2の実施例あるいは第3の実施例と同
一あるいは相当する構成に関しては、第1の実施例、第
2の実施例あるいは第3の実施例と同一の符号を付して
示すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0120】この第4の実施例は、キーボード・モード
において、音高指定操作に使用されない音高指定キー
(第1の実施例においては音高指定キーK223、K2
31であり、第2の実施例および第3の実施例において
は音高指定キーK223、K231、K238、K24
6、K249である。)に、音高指定以外の他の機能を
適宜割り当てることにより機能の充実を図ったり、ある
いは他の操作子に割り当てられていた機能を割り当てる
ことにより、当該他の操作子を設ける必要性をなくして
構成を簡潔化したりすることができる。
【0121】例えば、第2の実施例および第3の実施例
のキーボード・モードにおいては、音高指定キーK24
9にピッチ・ベンド・ダウンを割り当て、音高指定キー
K231にモジュレーションを割り当て、音高指定キー
K223にホールドを割り当て、音高指定キーK238
にピッチ・ベンド・アップを割り当てるなどしてよい。
【0122】この際に、第1の実施例における音高指定
キーK223、K231および第2の実施例および第3
の実施例における音高指定キーK223、K231、K
238、K246、K249を、単なるオン/オフ・ス
イッチにより構成するのではなく感圧シートなどの感圧
素子を用いて構成し、例えば、音高指定キーK251ま
たは音高指定キーK252を押しながら、音高指定キー
K249を押すと、白鍵あるいは黒鍵に対応する音高指
定キーにより音高指定中の楽音のピッチが下がり、音高
指定キーK252を押す強さに応じてピッチの変化が変
わるように構成してもよい。
【0123】同様に、例えば、音高指定キーK251ま
たは音高指定キーK252を押しながら、音高指定キー
K231を押すと、白鍵あるいは黒鍵に対応する音高指
定キーにより音高指定中の楽音にビブラートがかかり、
音高指定キーK231を押す強さに応じてビブラートの
深さが変わるように構成してもよい。
【0124】また同様に、例えば、音高指定キーK25
1または音高指定キーK252を押しながら、音高指定
キーK223を押すと、音高指定のために押されている
白鍵あるいは黒鍵に対応する音高指定キーを離して押圧
を解除しても、音高指定キーK223が押されている間
は、当該離されて押圧が解除された音高指定キーの検出
状態が、押されたままの状態として検出されるように構
成してもよい。
【0125】さらに同様に、例えば、音高指定キーK2
51または音高指定キーK252を押しながら、音高指
定キーK238を押すと、白鍵あるいは黒鍵に対応する
音高指定キーにより音高指定中の楽音のピッチが上が
り、音高指定キーK238を押す強さに応じてピッチの
変化が変わるように構成してもよい。
【0126】〔その他の実施例〕 1.上記した各実施例においては、液晶表示モジュール
L240を回転することにより、キーボード・モードな
らびにスコア・モードにおける操作性ならびに視認性の
向上を図ったが、これに限られるものではなく、液晶表
示モジュール自体は固定的に設定し、液晶表示モジュー
ルが固定的に設定された状態においても、図22に示す
ようにキーボード・モードならびにスコア・モードにお
ける視認性を向上させるようにした表示の配列を行って
もよい。
【0127】即ち、機構設計上あるいはコスト上の制約
から、液晶表示モジュールL240を回転可能に構成す
ることが困難な場合には、キーボード・モードとスコア
・モードとのそれぞれの音高指定方式で操作する上で、
視認しやすい方向にそれぞれの方式の表示を行うように
すればよい。つまり、図22に示すように液晶表示モジ
ュールL640において、キーボード・モードにおける
音高指定キーK220〜K236により指定された音高
を表示する領域L640aには、液晶表示モジュールL
640aに表示されている表示内容とキーボード・モー
ドにおける音高指定キーを操作する操作者とが正対する
ように、予め表示様式を設定しておくとともに、スコア
・モードにおける音高指定キーK220〜K236によ
り指定された音高を表示する領域L640bにおいて
も、液晶表示モジュールL640bに表示されている表
示内容とスコア・モードにおける音高指定キーを操作す
る操作者とが正対するように、予め表示様式を設定して
おけばよい。
【0128】この際に、図22に示すように、同一の液
晶表示モジュール内において各モードの表示を行っても
よいし、複数の液晶表示モジュールを操作パネル16上
で組み合わせ、それぞれの液晶表示モジュールでそれぞ
れのモードの表示を行ってもよい。
【0129】あるいは、この際に、キーボード・モード
とスコア・モードとで、表示方向そのものを操作者の操
作方向に正対するように切り換えてもよい。
【0130】また、上記した各実施例においては、表示
手段として液晶表示モジュールや発光ダイオードを用い
たが、これに限られることなしに、CRTやランプなど
の適宜の表示手段を用いてよいことは勿論である。
【0131】2.上記した各実施例においては、液晶表
示モジュールL240の回転軸を液晶表示モジュールL
240の中心としたが、液晶表示モジュールL240を
回転する際には、液晶表示モジュールL240の表示方
向(視認しやすい方向)と音高指定キーの操作方向(操
作しやすい方向)とを相対的に変化することができれば
よいのであるから、液晶表示モジュールL240の回転
軸は液晶表示モジュールL240の中心でなくともよ
い。
【0132】3.上記した各実施例においては、液晶表
示モジュールL240は、音高指定キーが配設された操
作パネル16と一体化されて取り付けられている。しか
しながら、液晶表示モジュールL240を含む部分を音
高指定キーから機構的に分離できるように、例えば、着
脱自在に構成し、液晶表示モジュールL240を操作パ
ネル16から自由に取り外して、音高指定キーに対して
任意の方向に配置できるようにして、軸回転以外の方法
によって、液晶表示モジュールL240の表示方向(視
認しやすい方向)と音高指定キーの操作方向(操作しや
すい方向)とを相対的に変化するようにしてもよい。
【0133】4.上記した各実施例においては、液晶表
示モジュールL240のみを回転あるいは移動するよう
にしたが、音高指定キー以外の一部あるいは全部の操作
子を回転あるいは移動することができるようにしてもよ
い。
【0134】この場合には、液晶表示モジュールL24
0と各種操作子とをそれぞれ独立に回転あるいは移動さ
せてもよいし、液晶表示モジュールL240と各種操作
子とを同期させて回転あるいは移動させてもよい。
【0135】そして、液晶表示モジュールL240と各
種操作子とを同期させて回転あるいは移動させる場合に
は、液晶表示モジュールL240とともに移動する部位
に操作子を適宜配設して、液晶表示モジュールL240
と各種操作子との回転あるいは移動の同期を図ってもよ
い。
【0136】5.上記した各実施例においては、液晶表
示モジュールL240において、常にスコア・モードに
対応する領域L240cとキーボード・モードに対応す
る領域L240dとにおいて表示が行われるようになさ
れているが、これに限られることなしに、少なくとも選
択されているモードに対しての表示のみが行われればよ
いことは勿論である。
【0137】6.上記した第1の実施例においては、ス
コア・モードで指定可能な加線に対応する音程を上下と
も2線分としてが、これに限られるものではなく、3線
分あるいはそれ以上に増加してよいことは勿論である。
スコア・モードで指定可能な加線に対応する音程を増加
するには、音高指定キーを必要な加線分だけ増加するこ
とにより容易に実現することができる。
【0138】このように、加線の数を増加することによ
り、より多くの記譜例に即した音高の指定が可能とな
る。
【0139】一方、スコア・モードで指定可能な加線に
対応する音程を上下とも1線分に減少したり、あるいは
加線をなくしてもよい。
【0140】なお、第2の実施例にならびに第3の実施
例に関しても、上記した第1の実施例の場合と同様に、
スコア・モードで指定可能な加線を適宜増減してよい。
【0141】7.第4の実施例において説明した場合を
除き上記した各実施例においては、理解を容易にするた
めに、音高指定キーK220〜K252を単なるオン/
オフ・スイッチにより構成したが、音高指定キーK22
0〜K252を感圧シートなどの感圧素子を用いて構成
し、押圧による電圧の変化をA/D変換器を通してCP
U10で走査することにより、押圧の強さたるベロシテ
ィーを検出するようにしてもよい。なお、この際には、
最近しばしば用いられるようになってきた、A/D変換
器を備えたCPUを用いるようにすれば、機器構成をコ
ンパクトにすることができる。
【0142】上記のように構成して、音高指定キーK2
20〜K252の押圧によるベロシティーを検出するよ
うにすれば、音高指定キーK220〜K252を押す強
さによってノート・オン・メッセージのベロシティを変
化させることができるようになる。
【0143】8.上記した各実施例においては、液晶表
示モジュールL240にモード・キーK202により選
択したモードを表示する領域を設けなかったが、モード
・キーK202により選択されたモードが、スコア・モ
ードであるかキーボード・モードであるかを表示する領
域を設けるようにしてもよいことは勿論である。
【0144】9.上記した各実施例においては、音高指
定方式たるモードとしてキーボード・モードとスコア・
モードとの2種類のモードが設定されている場合に関し
て説明したが、例えば、数値データにより音高を指定す
るモードなどを加えて、3つ以上のモードを設定するよ
うにしてもよいことは勿論である。
【0145】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0146】音高を指定する複数の音高指定手段と、複
数の音高指定手段にそれぞれ割り当てられる音高の切り
換えを指示する切り換え指示手段と、切り換え指示手段
による切り換え指示に応じて、複数の音高指定手段にそ
れぞれ割り当てられる音高を切り換える切り換え手段と
を有するようにしたため、切り換え指示手段の切り換え
指示に応じて、切り換え手段が複数の音高指定手段にそ
れぞれ割り当てられる音高を切り換えるので、複数の音
高指定手段にいずれの音高がそれぞれ割り当てられるか
に応じて、たとえ同一の音高を指定する場合でもその音
高指定のための操作が変化することになる。
【0147】従って、本発明の音高指定装置によれば、
複数種類の音高指定方式を適宜選択することができるよ
うになるとともに、複数種類の音高指定方式間において
音高指定に関する操作子などの音高指定手段が共有され
ることになるので、音高指定に関する操作子などの音高
指定手段の総数の増大にともなう装置全体の大型化を防
止しながら複数の音高指定方式の選択が可能になり、音
高指定操作の操作性を大幅に向上させることができ、鍵
盤楽器などの楽器を演奏できるものにとっても、また楽
器は演奏できないが楽譜を読むことはできるものにとっ
ても、使い勝手のよい音高指定装置を提供することがで
きる。
【0148】また、本発明の音高指定装置によれば、複
数の音高指定手段を配列する際に、譜面の記譜に対応し
て配列するとともに、鍵盤の黒鍵および白鍵を模倣して
配列するようにして、譜面の記譜に対応した音高指定操
作と鍵盤に対応した音高指定操作とを選択して行うこと
ができるようにしたため、鍵盤楽器などの楽器を演奏で
きるものにとっても、また楽器は演奏できないが楽譜を
読むことはできるものにとっても、音高指定操作を視覚
的に理解しやすくできるものであり、素早くかつ正確に
音高指定操作を行うことができるようになる。
【0149】さらに、本発明の音高指定装置によれば、
少なくとも複数の音高指定手段により指定された音高を
示す表示手段を備えるようにして、上記したような音高
指定に対応させて、表示手段に音高指定手段により指定
された音高を表示させるようにしたため、視認性を一層
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音高指定装置を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施例による音高指定装置の操
作パネルの正面図である。
【図3】図2に示す操作パネルの部分拡大図である。
【図4】調号選択アップ・キーならびに調号選択ダウン
・キーにより、巡回的に選択される調号を示す説明図で
ある。
【図5】操作パネルのケースに対する液晶表示モジュー
ルの取り付け構造を示す要部断面図である。
【図6】第1の実施例のキーボード・モードにおいて、
オクターブが変更されていない場合の操作パネルの表示
例を示す説明図である。
【図7】第1の実施例のキーボード・モードにおいて、
オクターブが変更されていない場合における、音高指定
キーとノート・ナンバーとの対応関係を示す図表であ
る。
【図8】第1の実施例のキーボード・モードにおける操
作パネルの操作状態を示す説明図である。
【図9】第1の実施例のスコア・モードで音部記号がト
音(G)記号で調号がない場合(この場合には、ハ長調
あるいはイ短調になる。)において、オクターブが変更
されておらず、かつ臨時記号キーも押されていない通常
の調号補正しない場合における、音高指定キーに対応す
るノート・ナンバーを与えるノート・ナンバー・テーブ
ルを図表的に示す説明図である。
【図10】第1の実施例のスコア・モードにおいて、音
部記号がト音(G)記号で、嬰種の調号が2個付いた場
合(この場合には、二長調あるいはロ短調になる。)に
おける、各音高指定キーの調号による音高の補正値を与
える調号補正テーブルを図表的に示す説明図である。
【図11】スコア・モードにおいて、音部記号がト音
(G)記号で、嬰種の調号が2個付いた場合(この場合
には、二長調あるいはロ短調になる。)における、オク
ターブが変更されていない場合の操作パネルの表示例を
示す説明図である。
【図12】スコア・モードにおける操作パネルの操作状
態を示す説明図である。
【図13】本発明の第2の実施例による音高指定装置の
操作パネルの正面図である。
【図14】第2の実施例のキーボード・モードにおい
て、オクターブが変更されていない場合における、音高
指定キーとノート・ナンバーとの対応関係を示す図表で
ある。
【図15】第2の実施例のスコア・モードにおいて、オ
クターブが変更されておらず、かつ臨時記号キーも押さ
れていない通常の調号補正しない場合における、音高指
定キーに対応するノート・ナンバーを与えるノート・ナ
ンバー・テーブルを図表的に示す説明図である。
【図16】第2の実施例のスコア・モードにおいて、嬰
種の調号が2個付いた場合(この場合には、二長調ある
いはロ短調になる。)における、各音高指定キーの調号
による音高の補正値を与える調号補正テーブルを図表的
に示す説明図である。
【図17】本発明の第3の実施例による音高指定装置の
操作パネルの正面図である。
【図18】第3の実施例において、五線位置を最も上方
に設定したときの表示モジュールの表示と音高指定キー
との関係を示す説明図である。
【図19】第3の実施例において、五線位置を最も下方
に設定したときの表示モジュールの表示と音高指定キー
との関係を示す説明図である。
【図20】第3の実施例のスコア・モードにおいて、オ
クターブが変更されておらず、かつ臨時記号キーも押さ
れていない通常の調号補正しない場合における、音高指
定キーに対応するノート・ナンバーを与えるノート・ナ
ンバー・テーブルを図表的に示す説明図である。
【図21】第3の実施例のスコア・モードにおいて、嬰
種の調号が2個付いた場合(この場合には、二長調ある
いはロ短調になる。)における、各音高指定キーの調号
による音高の補正値を与える調号補正テーブルを図表的
に示す説明図である。
【図22】その他の実施例による音高指定装置の操作パ
ネルの正面図である。
【符号の説明】
10 CPU 12 ROM 14 RAM 16 操作パネル 18 外部機器 20 MIDI出力部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音高を指定する複数の音高指定手段と、 前記複数の音高指定手段にそれぞれ割り当てられる音高
    の切り換えを指示する切り換え指示手段と、 前記切り換え指示手段による切り換え指示に応じて、前
    記複数の音高指定手段にそれぞれ割り当てられる音高を
    切り換える切り換え手段とを有することを特徴とする音
    高指定装置。
  2. 【請求項2】 前記切り換え手段により前記複数の音高
    指定手段に割り当てられる音高を切り換えるときに、前
    記複数の音高指定手段の中で使用されない音高指定手段
    を設定するようにした請求項1記載の音高指定装置。
  3. 【請求項3】 譜面の記譜に対応して配列されるととも
    に、鍵盤の黒鍵および白鍵の配列を模倣して配列された
    複数の音高指定手段と、 前記複数の音高指定手段にそれぞれ割り当てられる第1
    の音高と第2の音高との切り換えを指示する切り換え指
    示手段と、 前記切り換え指示手段により前記第1の音高への切り換
    えが指示されたときに、前記譜面の記譜に対応して前記
    複数の音高指定手段にそれぞれ前記第1の音高を割り当
    てて切り換えるとともに、前記切り換え指示手段により
    前記第2の音高への切り換えが指示されたときに、前記
    鍵盤の黒鍵および白鍵の配列に対応して前記複数の音高
    指定手段にそれぞれ第2の音高を割り当てて切り換える
    切り換え手段とを有することを特徴とする音高指定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記切り換え手段により前記複数の音高
    指定手段に割り当てられる音高を前記第2の音高に切り
    換えるときに、前記複数の音高指定手段の中で使用され
    ない音高指定手段を設定するようにした請求項3記載の
    音高指定装置。
  5. 【請求項5】 音部記号および/または調号記号を指定
    する音楽記号指定手段を有し、前記音楽記号指定手段の
    指定に応じて、前記複数の音高指定手段に割り当てられ
    る音高を変化するようにした請求項1、2、3または4
    のいずれか1項に記載の音高指定装置。
  6. 【請求項6】 前記音部記号と、前記調号記号と、前記
    複数の音高指定手段により指定された音高との中で、少
    なくとも前記複数の音高指定手段により指定された音高
    を示す表示手段を有した請求項1、2、3、4または5
    のいずれか1項に記載の音高指定装置。
  7. 【請求項7】 前記音部記号と、前記調号記号と、前記
    複数の音高指定手段により指定された音高との中で、少
    なくとも前記複数の音高指定手段により指定された音高
    を示す前記表示手段は、前記切り換え指示手段により前
    記第1の音高への切り換えが指示されたときの表示領域
    と、前記切り換え指示手段により前記第2の音高への切
    り換えが指示されたときの表示領域とをそれぞれ備えた
    請求項3、4または5のいずれか1項に記載の音高指定
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013037239A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Yamaha Corp 電子音楽装置およびその制御方法を実現するためのプログラム

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JP2013037239A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Yamaha Corp 電子音楽装置およびその制御方法を実現するためのプログラム

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