JPH08123311A - 印刷物および学習装置 - Google Patents

印刷物および学習装置

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Publication number
JPH08123311A
JPH08123311A JP6284210A JP28421094A JPH08123311A JP H08123311 A JPH08123311 A JP H08123311A JP 6284210 A JP6284210 A JP 6284210A JP 28421094 A JP28421094 A JP 28421094A JP H08123311 A JPH08123311 A JP H08123311A
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predetermined
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Pending
Application number
JP6284210A
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English (en)
Inventor
Hisanori Atsuta
久典 熱田
Tomoya Yazawa
智哉 矢澤
Satoshi Daito
智 大東
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より複雑な学習ができるようにする。 【構成】 ボード1Aに、複数に分割されたピース1B
を所定の位置に配置できるようにする。ボード1Aに
は、単独モード、複数モードまたはタイマモードを設定
するためのモード設定コード2−1乃至2−3を透明な
インクで印刷する。ピース1Bには、主コード2−11
乃至2−55を透明なインクで印刷する。また、各ピー
ス1Bには、カタカナ文字「ア」乃至「ノ」を肉眼で認
識することができるインクで印刷する。単独モードを選
択した場合、1つのピース1Bの主コードを読み取った
とき、そのピース1Bに印刷されているカタカナの発音
を発生させる。複数モードを選択した場合、例えば方向
Aに沿って、5つのピース1Bがトレースされたとき、
そこに、正しい50音のカタカナ文字が配列されていれ
ば、メロディを発生させる。タイマモードを選択した場
合、2秒以内に各ピース1Bの主コードが5個読み取ら
れたとき、メロディが発生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷物および学習装置
に関し、特に幼児に絵や文字を教える場合に用いて好適
な印刷物および学習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】幼児に文字を学習させるのに、カードが
開発されている。このカードの一方の面には、例えば動
物の絵が描かれており、その他方の面には、その動物に
対応するひらがなやカタカナなどの文字が印刷されてい
る。
【0003】幼児は、カードの一方の面に描かれている
動物の絵を見て、その動物の名前を当てる。その名前が
正しいかどうかは、カードの裏面を見ることによって確
認することができる。
【0004】しかしながら、このような従来の装置は、
変化に乏しく、学習中に幼児が飽きてしまうようなこと
があった。
【0005】そこで、例えば、本などに種々の問題を印
刷し、その問題に対する解答をバーコードなどのコード
で記録し、専用の読取装置でこのバーコードを読み取ら
せることにより、楽しみながら学習をすることができる
ようにすることが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコードを用いると、単純なパターンにおける学習は
できるが、種々の組み合わせを考慮したような複雑な学
習を行わせることが困難となる課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、単純な学習はもとより、種々の要素を組み
合わせた複雑な学習をも可能にするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の印刷物
は、個々に選択されたとき、第1の情報(例えば50音
の音声信号)に対応されるとともに、所定のものが複数
個組み合わされて選択されたとき、第2の情報(例えば
メロディ)に対応される複数の第1のコード(例えば図
3のコード2−11乃至2−55)と、第1の情報を出
力する第1のモード(例えば単独モード)と、第2の情
報を出力する第2のモード(例えば複数モード)のいず
れかを設定するとき選択される第2のコード(例えば図
3のコード2−1,2−2)とが印刷されていることを
特徴とする。
【0009】請求項2に記載の印刷物は、個々に選択さ
れたとき、第1の情報(例えば50音の音声信号)に対
応されるとともに、所定のものが所定時間以内に複数個
組み合わされて選択されたとき、第2の情報(例えばメ
ロディ)に対応される複数の第1のコード(例えば図3
のコード2−11乃至2−55)と、第1の情報を出力
する第1のモード(例えば単独モード)と、第2の情報
を出力する第2のモード(例えばタイマモード)のいず
れかを設定するとき選択される第2のコード(例えば図
3のコード2−1,2−3)とが印刷されていることを
特徴とする。
【0010】第1のコードは、複数の分割されたピース
(例えば図3のピース1B)に印刷し、第2のコード
は、第1のコードが印刷されているピースを配置するボ
ード(例えば図3のボード1A)に印刷するようにする
ことができる。
【0011】この場合、第1のコードが印刷されている
ピースには、第1の情報に対応する所定の表示(例えば
カタカナ文字)を印刷するようにすることができる。
【0012】請求項5に記載の学習装置は、請求項1の
印刷物を用いる学習装置において、第1または第2のコ
ードを読み取る読取手段(例えば図1のペン11)と、
読取手段により読み取られた第2のコードに対応して、
所定のモードを設定する設定手段(例えば図6のプログ
ラム上のステップS8)と、第2のモードが設定されて
いる場合、読取手段により読み取られた第1のコードが
所定の組み合わせであるか否かを判定する判定手段(例
えば図8のプログラム上のステップS59)と、第1の
モードが設定されている場合、読取手段により第1のコ
ードが読み取られたとき、読取手段により読み取られた
第1のコードに対応する第1の情報を出力し、第2のモ
ードが設定されている場合、読取手段により所定の組み
合わせの第1のコードが読み取られたとき、第2の情報
を出力する出力手段(例えば図6のプログラム上のステ
ップS9)とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項6に記載の学習装置は、請求項2の
印刷物を用いる学習装置において、第1または第2のコ
ードを読み取る読取手段(例えば図1のペン11)と、
読取手段により読み取られた第2のコードに対応して、
所定のモードを設定する設定手段(例えば図6のプログ
ラム上のステップS8)と、第2のモードが設定されて
いる場合、読取手段により読み取られた第1のコードが
所定の組み合わせであるか否かを判定する判定手段(例
えば図8のプログラム上のステップS59)と、第1の
コードが読み取られる時間を計時する計時手段(例えば
図8のプログラム上のステップS52)と、第1のモー
ドが設定されている場合、読取手段により第1のコード
が読み取られたとき、読取手段により読み取られた第1
のコードに対応する第1の情報を出力し、第2のモード
が設定されている場合、計時手段による計時時間が予め
設定されている基準の範囲を越える前に、読取手段によ
り所定の組み合わせの第1のコードが読み取られたと
き、読み取られた第1のコードに対応する第2の情報を
出力する出力手段(例えば図6のプログラム上のステッ
プS9)とを備えることを特徴とする。
【0014】出力手段には、第2のモードが設定されて
いる場合において、計時手段による計時時間が予め設定
されている基準の範囲を越えたとき、最新の第1のコー
ドに対応する第1の情報を出力させることができる。
【0015】判定手段は、読取手段による第1のコード
の読み取りの方向を判別する方向判別手段(例えば図1
4のプログラム上のステップS107)と、読取手段に
よる第1のコードの読み取りの直線性を判別する直線性
判別手段(例えば図14のプログラム上のステップS1
08)により構成することができる。
【0016】また、この出力装置には、第1のモードが
設定されている場合において、第1のコードが読み取ら
れたとき、ピースに印刷されている表示に対応する音声
信号を第1の情報として出力させ、第2のモードが設定
されている場合において、所定の組み合わせの第1のコ
ードが読み取られたとき、ピースに印刷されている表示
とは異なる音声信号を第2の情報として出力させるよう
にすることができる。
【0017】請求項10に記載の印刷物は、所定のもの
が複数個組み合わされて選択されたとき、所定の情報に
対応される複数の第1のコード(例えば図3のコード2
−11乃至2−55)と、選択時間に関係なく所定の情
報を出力する第1のモード(例えば複数モード)と、所
定時間以内に選択されたときのみ所定の情報を出力する
第2のモード(例えばタイマモード)のいずれかを設定
するとき選択される第2のコード(例えば図3のコード
2−3,2−2)とが印刷されていることを特徴とす
る。
【0018】請求項11に記載の学習装置は、請求項1
0の印刷物を用いる学習装置において、第1または第2
のコードを読み取る読取手段(例えば図1のペン11)
と、読取手段により読み取られた第2のコードに対応し
て、所定のモードを設定する設定手段(例えば図6のプ
ログラム上のステップS8)と、第2のモードが設定さ
れている場合、読取手段により読み取られた第1のコー
ドが所定の組み合わせであるか否かを判定する判定手段
(例えば図8のプログラム上のステップS59)と、第
1のモードが設定されている場合、読取手段により所定
の組み合わせの第1のコードが読み取られたとき、所定
の情報を出力し、第2のモードが設定されている場合、
計時手段による計時時間が予め設定されている基準の範
囲を越える前に、読取手段により所定の組み合わせの第
1のコードが読み取られたとき、読み取られた第1のコ
ードに対応する所定の情報を出力する出力手段(例えば
図6のプログラム上のステップS9)とを備えることを
特徴とする。
【0019】
【作用】上記構成の印刷物および学習装置においては、
第1のコードが選択されたとき、第1の情報が出力さ
れ、第1のコードの所定のものが複数個組み合わされた
とき、第2の情報が出力される。従って、簡単な学習は
もとより、複雑な学習も可能となる。
【0020】
【実施例】まず、第1の実施例について説明する。図1
は、本発明の学習装置の構成例を表している。この学習
装置は、基本的に、パズル1と読取装置14とにより構
成されている。パズル1は、ボード1Aと、このボード
1A上の所定の位置に配置される複数個に分割されたピ
ース1Bとにより構成されている。ピース1Bには、非
可視光線(例えば、紫外線)を照射すると、可視光線を
発する透明な蛍光材料よりなるインクで、コード2が印
刷されている。このコード2は、所定の位置に所定の間
隔で配置された縦長の複数のバーにより構成されてい
る。このコード2は、いわゆるバーコードとすることが
できるし、所定の規則に従って、特別にフォーマットを
定めたコードとすることもできる。
【0021】読取装置14には、接続コード(線)13
を介してペン11が接続されており、ペン11の先端部
近傍には、ボタン12が設けられている。このボタン1
2が押されると、ペン11内部のUV発光管が点灯し、
ペン11の先端部より紫外線が照射される。使用者は、
コード2を読み取るとき、このボタン12を押しなが
ら、コード2を横切るように、ペン11を水平方向(コ
ード2のバーに対して垂直な方向)に操作する。このと
き、コード2が紫外線を照射されることにより発した可
視光線がペン11内部のフォトセンサに受光され、コー
ド2に対応する信号が、接続コード13を介して読取装
置14に供給されるようになされている。
【0022】読取装置14にはまた、電源をオンまたは
オフするとき操作される電源ボタン15と、音声信号を
出力するためのスピーカ16とが設けられている。
【0023】図2は、学習装置の内部の構成を表してい
る。同図に示すように、学習装置は、紫外線を発生する
UV発光管24を備えている。例えば、マイクロコンピ
ュータなどより構成される制御部21は、駆動回路23
を介してUV発光管24を駆動し、紫外線を発光させ
る。UV発光管24より発生された紫外線は、図1に示
したパズル1に印刷されているコード2に照射される。
【0024】上述したように、このコード2は、紫外線
が照射されると可視光線を発する。フォトセンサ25
は、この可視光線を受光し、受光した光量に対応する電
気信号を出力するようになされている。このUV発光管
24とフォトセンサ25は、ペン11の先端部(図1の
下方)近傍に配置されている。
【0025】フォトセンサ25が出力する信号は、波形
整形回路26により波形整形された後、データ判定部2
7に供給されるようになされている。データ判定部27
は、波形整形回路26より供給された信号を、2値デー
タよりなるコード信号に変換し、このコード信号を制御
部21に出力している。
【0026】図1に示したボタン12、あるいは電源ボ
タン15などにより構成される入力部22は、その所定
のボタンやスイッチなどを操作することにより、制御部
21に所定の指令を入力することができるようになされ
ている。オーディオ出力部29は、図1に示したスピー
カ16を含み、制御部21に制御された音源部28から
供給される所定の音声信号を出力するようになされてい
る。例えば、ROMなどにより構成される記憶部30
は、音源部28に出力する楽音データなどを予め記憶し
ている。
【0027】図3は、パズル1のより詳細な構成を表し
ている。同図に示すように、ボード1Aの上方には、コ
ード2として、モード設定コード2−1乃至2−3が透
明なインクで印刷されている。これらのモード設定コー
ド2−1乃至2−3は、それぞれ単独モード、複数モー
ド、またはタイマモードに対応している。
【0028】このモード設定コード2−1乃至2−3
は、図4(a)に示すフォーマットとされている。即
ち、全体が7ビットとされ、最初の1ビットは、モード
設定コードであることを表す識別データ(この実施例の
場合、1)とされ、残りの6ビットは、単独モード、複
数モード、またはタイマモードのいずれのモードである
のかを表すモードデータとされている。
【0029】一方、図3に示すように、ボード1Aに
は、複数個(この実施例の場合、25個)のピース1B
を所定の位置に配置することができるようになされてお
り、各ピース1Bには、透明なインクでコード2−11
乃至2−55が印刷されている。このコード2−11乃
至2−55は、主コードとされ、そのフォーマットは、
例えば図4(b)に示すように定められている。
【0030】即ち、この主コードも全体が7ビットで構
成され、最初の1ビットは、主コードであることを表す
識別データ(この実施例の場合、0)とされ、残りの6
ビットは、位置データとされている。この位置データ
は、そのピース1Bの、ボード1A上の配置されるべき
位置を表している。この位置データは、ボード1A上の
XY座標で表すこともできるし、例えば、左上から右下
方向に順番に、各ピース1Bに連続する番号を付し、こ
の番号を位置データとすることもできる。
【0031】また、ピース1Bには、主コード2−11
乃至2−55以外に、この実施例の場合、「ア」乃至
「ノ」のカタカナ文字が、肉眼で見ることができる通常
のインクで印刷されている。
【0032】ここで、パズル1について簡単に説明して
おくと、このパズル1は、使用者が各ピース1Bに印刷
されているカタカナ文字を見て、それが正しい50音表
(その一部ではあるが)になるように、ボード1A上の
所定の位置に配置するものである。そして、ペン11で
モード設定コード2−1乃至2−3のいずれかを水平方
向に走査し、単独モード、複数モード、タイマモードの
いずれかのモードを選択し、設定させる。
【0033】使用者は、コード2を読み取るとき、ペン
11でボタン12をオンしながらコード2を水平方向に
なぞる。使用者がボタン12を操作すると、入力部22
を介して制御部21にそれに対応する信号が入力され、
制御部21は、このとき、駆動回路23を介してUV発
光管24を制御し、紫外線を発光させる。この紫外線
は、パズル1に照射される。
【0034】パズル1上のトレース位置に、コード2を
構成するバーが印刷されていれば、可視光線が発せら
れ、この可視光線がフォトセンサ25で受光される。コ
ード2を構成するバーが印刷されていない位置において
は、可視光線が発生されないため、フォトセンサ25は
光を受光しないことになる。
【0035】その結果、フォトセンサ25は、バーがあ
るとき高レベルの信号を出力し、バーがないとき低レベ
ルの信号を出力する。この信号は、波形整形回路26に
より波形整形され、データ判定部27に供給される。デ
ータ判定部27は、波形整形回路26より供給される信
号の高レベルの期間と低レベルの期間とからコードを読
み取り、その読み取り結果を制御部21に出力する。制
御部21は、その読み取り結果に対応する処理を実行す
ることになる。
【0036】単独モードが設定された場合、使用者がペ
ン11で所定の1つのピース1Bを水平方向に走査する
と、スピーカ16より、そのピース1Bに印刷されてい
る文字に対応する音声信号が出力される。例えば、主コ
ード2−11が印刷されているピース1Bを読み取る
と、「ア」の音声信号がスピーカ16より出力される。
【0037】複数モードが設定された場合においては、
使用者は、図3に矢印A乃至Lで示す方向に、複数(こ
の実施例の場合、5個)のピース1Bを連続的にトレー
スする。但し、個々のピース1Bにおいては、常に左か
ら右に水平方向にトレースする。即ち、図3において、
方向A乃至方向Eにトレースする場合においては、その
方向自体が水平方向であるから、図示する通り、方向A
乃至方向Eの直線に沿って左から右にトレースすればよ
い。
【0038】しかしながら、例えば方向F乃至方向Jの
トレースは垂直方向である。この場合におけるトレース
は、各ピース1Bを水平方向に左から右にトレースしな
がら、順次下に隣接するピースをトレースすることを意
味する。例えば方向Fにトレースする場合、最初に主コ
ード2−11を水平方向にトレースした後、次に、主コ
ード2−21を水平方向にトレースし、さらに、主コー
ド2−31を水平方向にトレースする。以下同様に、主
コード2−41を水平方向にトレースし、さらに、主コ
ード2−51を水平方向にトレースする。
【0039】また、方向Kのトレースは、主コード2−
11を左から右に水平方向にトレースした後、主コード
2−22を左から右に水平方向にトレースし、さらに、
主コード2−33,2−44,2−55を、それぞれ順
次、左から右に水平方向にトレースすることを意味す
る。また、方向Lのトレースは、主コード2−15を左
から右に水平方向にトレースし、次に、主コード2−2
4を左から右に水平方向にトレースし、さらに、主コー
ド2−33を左から右に水平方向にトレースし、以下、
順次、主コード2−42,2−51を左から右に水平方
向にトレースすることを意味する。
【0040】複数モードにおいては、このようにして、
5つのピース1Bが連続的にトレースされた場合、その
トレースされたピース1B(主コード2)が正しい組み
合わせである場合、所定のメロディがスピーカ16から
出力されるようになされている。5つのピース1Bをト
レースしても、その組み合わせが正しくない場合、この
メロディは出力されないことになる。
【0041】図3は、各ピース1Bが正しい位置に配置
された状態を表しているが、この状態において、例えば
方向Aにトレースすると、この方向Aには、「ア」、
「イ」、「ウ」、「エ」、「オ」の5つの文字が正しい
順番で配置されているため、メロディが出力される。こ
れに対して、例えば方向Aに配置されているピース1B
が「ア」、「イ」、「カ」、「ウ」、「オ」のような組
み合わせである場合においては、正しい50音の組み合
わせにはなっていないため、メロディは出力されないこ
とになる。
【0042】タイマモードを選択した場合においては、
正しい組み合わせのトレースが、予め設定された所定の
時間(例えば2秒)以内に行われた場合にのみメロディ
が出力される。5個のピース1Bのトレースが2秒以内
に行われなかったり、組み合わせが正しくない場合にお
いては、メロディは出力されないことになる。
【0043】次に、図1乃至図3に示した実施例の動作
について詳細に説明するが、この動作を説明するに当た
って必要となるフラグとレジスタの意味を、図5を参照
して先に説明する。
【0044】TIFは、タイマモードを示すフラグであ
り、タイマモードが設定されているとき、1とされ、タ
イマモードが設定されていないとき、0とされる。RE
Fは、複数モードを示すフラグであり、複数モードが設
定されているとき、および、タイマモードが設定されて
いるとき、1とされ、設定されていないとき、0とされ
る。CNTは、カウンタを表し、トレースしたピース1
Bの数をカウントする。
【0045】SKDは、図4に示した5ビットのコード
のうちの、1ビットの識別データを格納するレジスタを
表し、SYDは、残りの下位4ビットの主データ(モー
ドデータまたは位置データ)を格納するレジスタを表し
ている。さらに、RET(0)乃至RET(4)は、図
4(b)に示す主コードの下位4ビットの位置データを
格納するレジスタを表している。
【0046】次に、図6のフローチャートを参照して、
図1乃至図3に示した実施例の動作を説明する。図6の
メインフローチャートの処理は、図1に示す電源ボタン
15を操作し、読取装置14の電源がオンされたとき開
始される。
【0047】最初にステップS1乃至S3において、フ
ラグTIFとREFが0に初期設定されるとともに、カ
ウンタCNTの値に0が初期設定される。
【0048】次にステップS4において、コード2が読
み取られたか否かが判定され、読み取られていなけれ
ば、ステップS10に進み、タイマモードを示すフラグ
TIFが1であるか否か、即ち、タイマモードが設定さ
れているか否かが判定される。TIFが1でなければ
(0であれば)、ステップS4に戻り、再びコード2が
読み取られたか否かが判定される。
【0049】使用者は、最初に図3に示すモード設定コ
ード2−1乃至2−3のいずれかをペン11でトレース
し、そのコードを読み取る。ステップS4において、コ
ードが読み取られたと判定された場合、ステップS5に
進み、レジスタSKDに、読み取った5ビットの先頭の
1ビット(MSB)のデータを保持し、ステップS6に
おいて、レジスタSYDに、残りの下位6ビットのデー
タを保持させる。いまの場合(モード設定コード2−1
乃至2−3のいずれかがトレースされた場合)、図4
(a)に示すようなモード設定コードであることを表す
識別データ1が、レジスタSKDに保持され、レジスタ
SYDに、単独モード(コード2−1を読み取った場
合)、複数モード(コード2−2を読み取った場合)、
またはタイマモード(コード2−3を読み取った場合)
のいずれかのデータが保持される。
【0050】次にステップS7に進み、ステップS5で
保持したレジスタSKDの値が1であるか否かが判定さ
れる。いまの場合、モード設定コード2−1乃至2−3
のいずれかが読み取られたので、レジスタSKDの値は
1となっている(図4(a))。そこで、ステップS8
に進み、モード設定処理が実行される。
【0051】モード設定処理の詳細は、図7に示されて
いる。最初にステップS31において、タイマモードで
あるか否かが判定される。この判定は、ステップS6で
保持したレジスタSYDの値から判定される。即ち、い
ま、モード設定コード2−1乃至2−3のいずれかを読
み取ったので、レジスタSYDには、図4(a)に示す
モード設定コードの下位6ビットのモードデータが保持
されている。このモードデータから、タイマモードであ
るのか否かが判定される。タイマモードである場合にお
いては、ステップS32に進み、タイマモードを示すフ
ラグTIFに1を設定する。その後、ステップS36に
進む。
【0052】これに対して、レジスタSYDに保持され
ているデータが、タイマモードではない場合(単独モー
ドまたは複数モードである場合)、ステップS33に進
み、タイマモードを示すフラグTIFに0を設定する
(タイマモードではないことを設定する)。
【0053】次にステップS34に進み、レジスタSY
Dの値が複数モードを表しているか否かを判定し、複数
モードである場合においては、ステップS36に進む。
ステップS36においては、複数モードまたはタイマモ
ードであることを示すフラグREFに1を設定し、さら
にステップS37に進み、カウンタCNTに0を初期設
定する。
【0054】ステップS34において、レジスタSYD
の値が複数モードではないと判定された場合、レジスタ
SYDの値は単独モードであることを表しているので、
ステップS35に進み、フラグREFに0を設定し、単
独モードであることを設定する。
【0055】以上のようにして、モード設定コード2−
3がトレースされ、タイマモードが選択された場合にお
いては、フラグTIFに1が設定され、かつ、フラグR
EFに1が設定される。また、モード設定コード2−2
がトレースされ、複数モードが選択された場合において
は、フラグTIFに0が設定され、かつ、フラグREF
に1が設定される。さらに、モード設定コード2−1が
トレースされ、単独モードが選択された場合において
は、フラグTIFに0が設定され、かつ、フラグREF
にも0が設定される。
【0056】以上のようにして、モード設定処理が行わ
れた後、図6のステップS10に進み、フラグTIFが
1であるか否か、即ち、タイマモードが設定されている
か否かが判定される。タイマモードが設定されていなけ
れば、即ち、単独モードまたは複数モードが設定されて
いれば、ステップS4に戻り、次のコードが読み取られ
るまで、ステップS4とステップS10の処理を繰り返
す。
【0057】単独モードまたは複数モードが設定されて
いる場合において、次に主コード2−11乃至2−55
のいずれかが読み取られると、ステップS5に進み、レ
ジスタSKDに、主コードであることを表す識別データ
0が保持され、ステップS6において、レジスタSYD
に、読み取った主コードの位置データが保持される。
【0058】次にステップS7において、レジスタSK
Dに保持されているのが1であるか否かが判定される
が、いまの場合、読み取られたコードが主コードであ
り、0であるから、ステップS9に進み、音響発生処理
が実行される。
【0059】音響発生処理の詳細は、図8に示されてい
る。最初にステップS51において、フラグTIFが1
であるか否かが判定される。即ち、タイマモードが選択
されているか否かが判定される。いまの場合、単独モー
ドまたは複数モードが設定されているため、ステップS
52のタイマリセット処理はスキップして、ステップS
53に進む。
【0060】ステップS53においては、フラグREF
が1であるか否かが判定される。単独モードが設定され
ている場合、図7のステップS35において、フラグR
EFに0が設定されている。このため、この場合におい
ては、ステップS54に進み、レジスタSYDに保持さ
れている位置データに対応する音が発生される。即ち、
制御部21は、レジスタSYDに記憶されている位置デ
ータに対応する楽音データを記憶部30から読み出し、
音源部28に出力する。音源部28は、この楽音データ
を音声信号に変換し、オーディオ出力部29に供給す
る。これにより、オーディオ出力部29のスピーカ16
より、例えば図3の主コード2−1を読み取った場合に
おいては、「ア」の音がスピーカ16より出力される。
【0061】その後、図6のステップS10に進み、フ
ラグTIFが1であるか否かが判定され、いまの場合、
タイマモードは設定されていないため、再びステップS
4に戻る。このようにして、新たな主コード2−11乃
至2−55のいずれかが読み取られた場合においては、
それに対応する音声信号が、その都度出力される。
【0062】一方、複数モードが設定されている場合に
おいては、フラグREFが1に設定されている。そこ
で、この場合においては、図8のステップS53からス
テップS55に進み、レジスタRET(CNT)に、レ
ジスタSYDに保持している主コードの位置データを転
送する。初めて主コードを読み取った場合においては、
カウンタCNTは0であるから、レジスタRET(0)
に、その読み取った主コードの位置データが保持され
る。
【0063】次にステップS56に進み、カウンタCN
Tが4に達したか否かが判定される。いまの場合、まだ
4に達していないため、ステップS57に進み、カウン
タCNTの値を1だけインクリメントする。
【0064】その後、図6のステップS10に進み、フ
ラグTIFが1でないため、再びステップS4に戻り、
次の主コードの読み取りが行われる。そして、新たに読
み取られた主コードに対応して、図8に示す音響発生処
理が同様に繰り返される。これにより、第5番目の主コ
ードを読み取ったとき(第4番目の主コードを読み取っ
た直後に)、カウンタCNTの値は4に設定される。
【0065】そして、第5番目の主コードを読み取り、
それに対する音響発生処理を実行しているとき、ステッ
プS56において、カウンタCNTの値が4に等しいと
判定されると、ステップS58に進み、レジスタRET
(0)乃至RET(4)に保持されている5つの位置デ
ータに対応する音が、記憶部30に記憶されているか否
かが判定される。ステップS58において、レジスタR
ET(0)乃至RET(4)に対応する音が記憶されて
いると判定されると、ステップS59に進み、レジスタ
RET(0)乃至RET(4)に保持されている5つの
位置データに対応する音が発生される。
【0066】例えば図3に示すように、方向Aにトレー
スし、正しく配置されている5つのピース1Bの主コー
ド2−11,2−12,2−13,2−14および2−
15を順次読み取ると、レジスタRET(0)乃至RE
T(4)には、主コード2−11乃至2−15の位置デ
ータが保持される。この位置データは、正しい組み合わ
せとなっているため、この組み合わせに対応する所定の
メロディの楽音データが記憶部30に記憶されている。
制御部21は、この楽音データを読み出し、音源部28
に出力する。音源部28は、この楽音データを音声信号
に変換し、オーディオ出力部29のスピーカ16より出
力させる。これにより、使用者は、その行における組み
合わせが、正しい組み合わせとなっていることを知るこ
とができる。
【0067】ステップS58において、レジスタRET
(0)乃至RET(4)に対応する音が記憶されていな
いと判定されると、ステップS59をとばしてステップ
S60に進む。
【0068】例えば図3において、方向Aにトレースし
た場合、読み取られた主コードが2−11,2−21,
2−13,2−14,2−15であったとすると、この
組み合わせは、正しい組み合わせ(正しい50音)では
ない。このため、その組み合わせに対応する楽音データ
は記憶部30に記憶されていない。その結果、この場合
においては、特にメロディは出力されない(勿論、正し
い場合とは異なる音声信号を出力するようにしてもよ
い)。これにより、使用者は、ピース1Bの組み合わせ
(配置)が正しくないことを知ることができる。
【0069】以上のようにして、読み取った5つの主コ
ードの組み合わせに対応する処理が終了したので、次に
ステップS60に進み、カウンタCNTの値を再び0に
戻し、図6のステップS10からステップS4に戻り、
次の主コードの読み取りに備える。
【0070】一方、最初にモード設定コード2−3が読
み取られ、タイマモードが設定されている場合において
は、上述したように、図7のステップS32において、
フラグTIFに1が設定されている。このため、その
後、主コード2−11乃至2−55のいずれかを読み取
ると、図8の音響発生処理におけるステップS51にお
いて、TIFが1であると判定され、ステップS52に
進み、タイマリセット処理が実行される。即ち、このと
き制御部21は、内蔵するタイマをリセットし、直ちに
計時動作をスタートさせる。
【0071】次にステップS53に進み、フラグREF
が1であるか否かが判定されるが、上述したように、タ
イマモードにおいては、図7のステップS32におい
て、フラグREFに1が設定されている。このため、ス
テップS53からステップS55に進み、レジスタRE
T(CNT)に、レジスタSYDに設定されている主コ
ードの位置データが設定される。
【0072】最初の主コードを読み取ったとき、カウン
タCNTの値は0であるから、ステップS56からステ
ップS57に進み、カウンタCNTの値が1だけインク
リメントされる。
【0073】このようにして、図8の音響発生処理が終
了したとき、次に図6のステップS10に進み、フラグ
TIFが1であるか否かが判定される。いまの場合、タ
イマモードであるため、フラグTIFは1に設定されて
いる。そこで、ステップS10からステップS11に進
み、タイマ処理が実行される。
【0074】タイマ処理の詳細は、図9に示されてい
る。最初にステップS71において、図8のステップS
52において計時動作を開始したタイマの値が2秒以上
になったか否かが判定される。まだ2秒未満であれば、
図9のタイマ処理を終了する。そして、再び図6のステ
ップS4に戻り、次のコードの読み取りに備える。次の
コードが読み取られるまで、ステップS4,S10,S
11の処理が繰り返し実行される。これらのステップに
おいては、実質的に特別の処理は実行されないが、タイ
マの計時動作だけが進行することになる。
【0075】そして、使用者が再び主コードを読み取る
と、ステップS5,S6,S7を介してステップS9に
進み、再び音響発生処理が実行される。そして、そのス
テップS52において、タイマがリセットされた後、再
度、初めから、計時動作が開始される。そしてステップ
S55において、新たに読み取られ、レジスタSYDに
保持されている位置データが、レジスタRET(CN
T)に保持される。
【0076】そして、5個の主コードが読み取られた場
合においては、複数モードにおける場合と同様に、ステ
ップS58に進み、5個の主コードが正しい組み合わせ
であれば、ステップS59において、メロディが出力さ
れる。
【0077】これに対して、5個の主コードが読み取ら
れる前であって、最後の主コードが読み取られた後、次
の主コードが読み取られる前に、2秒間が経過した場
合、図9のタイマ処理のステップS71において、タイ
マの値が2秒以上になったことが判定され、ステップS
72に進み、カウンタCNTの値が0であるか否かが判
定される。カウンタCNTの値が0であれば、まだ最初
の主コードを読み取っていない状態であるから、特に処
理を行うことなく、再び図6のステップS4に戻り、次
のコード読み取りまで待機する。
【0078】ステップS72において、カウンタCNT
の値が0ではないと判定された場合、即ち、カウンタC
NTの値が1,2または3であると判定された場合、ス
テップS73に進み、そのときレジスタSYDに保持さ
れている位置データに対応する音声信号が発生される。
即ち、レジスタSYDには、2秒間が経過する前に最後
に読み取った主コードの位置データが保持されており、
この位置データに対応する楽音データが記憶部30から
読み出され、音源部28に供給される。そして音源部2
8において、この楽音データに対応する音声信号が発生
され、オーディオ出力部29のスピーカ16より出力さ
れる。
【0079】このように、タイマモードが設定されてい
る状態において、予め設定されている基準の時間である
2秒以内に、5つの主コードを構成する次の主コードが
読み取られない場合においては、最後に読み取られた1
つの主コードに対応するカタカナ文字の発音が出力され
る。
【0080】そして、これにより、その時点における組
み合わせの処理が完了したことになるため、ステップS
74に進み、カウンタCNTの値を0にリセットして、
ステップS4に戻り、次のコードの読み取りに備える。
【0081】以上の第1の実施例においては、図3に示
すように、方向A乃至方向Lのいずれかの方向にトレー
スが行われた場合にのみ、複数モードまたはタイマモー
ドにおける正しい処理が行われ、例えば図10に示すよ
うに、トレースの方向を途中で変更したような場合にお
いては、各ピース1Bが正しく配置されていたとして
も、正しいことを表すメロディが出力されない。そこ
で、図10に示すように、読み取る方向を途中で変更し
たような場合においても、最新の5個の主コードを読み
取り、それに対応するメロディを出力させるようにする
ことができる第2の実施例について、以下に説明する。
【0082】第2の実施例の基本的な構成は、上記した
第1の実施例と同様であるので、以下には、異なる点の
みを述べる。
【0083】第2の実施例における主コードのフォーマ
ットは、例えば図11に示すように設定される。即ち、
第2の実施例においては、7ビットの先頭の1ビット
は、主コードであることを表す識別データとされ、それ
に続く下位6ビットの位置データは、それぞれ3ビット
の行番号と列番号により構成される。図10に示すよう
に、行番号は、上から下の方向に、1から5までとされ
ている。また、列番号は、左から右方向に順番に、1か
ら5の番号が割り当てられている。
【0084】従って、例えば図10に示すトレースは、
第1行の第1列から第3列目までをトレースした後、第
3列を第1行から第5行までトレースしたことになる。
【0085】次に、図10に示すようなトレースが行わ
れた場合においても、メロディが正しく再生される場合
の処理例について説明するが、この説明に用いられるレ
ジスタの意味は、図12に示すようになっている。
【0086】即ち、NGYは、新たな行番号を格納する
レジスタ、NREは、新たな列番号を格納するレジス
タ、OGYは、前回の行番号を格納するレジスタ、OR
Eは、前回の列番号を格納するレジスタを、それぞれ表
している。また、GSAは、新たな行番号と現在の行番
号との差を格納するレジスタであり、RSAは、新たな
列番号と現在の列番号との差を格納するレジスタであ
る。OGSは、前回の行番号と今回の行番号との差を格
納するレジスタであり、ORSは、前回の列番号と今回
の列番号との差を格納するレジスタである。
【0087】この場合においても、制御部21が行うメ
インフローチャートは、図6に示した場合と同様であ
る。前述した実施例と異なるのは、そのステップS9に
おける音響発生処理のみである。そこで、以下、この音
響発生処理について、図13を参照して説明する。
【0088】最初にステップS91において、フラグT
IFが1であるか否かが判定され、1である場合におい
ては(タイマモードが設定されている場合において
は)、ステップS92に進み、タイマをリセットした
後、直ちに計時動作を開始させる。タイマモードでない
場合においては、このステップS92の処理はスキップ
される。
【0089】次にステップS93において、フラグRE
Fが1であるか否かが判定され、1でない場合(0であ
る場合)、単独モードが設定されているので、ステップ
S94に進み、レジスタSYDに保持されている位置デ
ータに対応するカタカナ文字の音が発生される。即ち、
以上の処理は、図8に示した音響発生処理における場合
と同様の処理となる。
【0090】これに対して、ステップS93において、
フラグREFが1であると判定された場合、即ち、複数
モードまたはタイマモードである場合、ステップS95
に進み、複数コード処理が実行される。
【0091】複数コード処理の詳細は、図14に示され
ている。最初にステップS101において、レジスタN
GYに、レジスタSYDの上位3ビットが設定され、ス
テップS102において、レジスタNREに、レジスタ
SYDの下位3ビットが設定される。即ち、図11を参
照して説明したように、この実施例の場合、主コードの
7ビットの下位6ビットのうち、上位3ビットが行番号
を、下位3ビットが列番号を表しているため、レジスタ
NGYには、いま読み取った主コードの行番号が設定さ
れ、レジスタNREには、いま読み取った主コードの列
番号が設定されることになる。
【0092】次にステップS103に進み、カウンタC
NTの値が0であるか否かが判定され、0である場合、
即ち、初めて主コードを読み取った場合、ステップS1
13に進み、レジスタOGYに、レジスタNGYの値を
設定し、ステップS114において、レジスタORE
に、レジスタNREの値を設定し、ステップS115に
おいて、レジスタCNTの値を1だけインクリメントす
る。いまの場合、第1番目の主コードが読み取られたの
であるから、前回の行番号あるいは列番号は存在しない
ことになる。このため、前回の行番号および列番号とし
て、現在の行番号および列番号を設定するのである。
【0093】第2番目の主コードが読み取られた場合に
おいては、カウンタCNTの値は、ステップS115に
おいて、1にインクリメントされている。このため、ス
テップS103からステップS104に進む。いまの場
合、レジスタNGYには、第2回目に読み取った行番号
が、レジスタOGYには、第1回目に読み取った主コー
ドの行番号が保持されている。また、レジスタNREに
は、今回読み取った列番号が、レジスタOREには、第
1回目に読み取った列番号が保持されている。
【0094】ステップS104においては、レジスタN
GYに保持されている今回の行番号の値から、レジスタ
OGYに保持されている第1回目の行番号を減算した値
が、レジスタGSAに設定される。また、ステップS1
05においては、今回の列番号を保持しているレジスタ
NREの値から、第1回目の列番号を保持しているレジ
スタOREの値が減算され、その値がレジスタRSAに
保持される。
【0095】次にステップS106に進み、カウンタC
NTの値が1であるか否かが判定される。いまの場合、
カウンタCNTの値は1であるから、ステップS107
に進み、向き検出処理が実行される。
【0096】この向き検出処理は、最初に読み取られた
2つのコードから、現在コードを読み進んでいる向き
が、図3の矢印A乃至Lで示す方向のうちのいずれかに
当てはまるか否かを判定する処理であり、その詳細は、
図15に示されている。最初にステップS121におい
て、ステップS104で求めたレジスタGSAの値が1
であるか否か、即ち、下方向に進んでいるか否かが判定
される。いま、図10に示すように、各ピース1Bは、
正しい位置に配置されているものとすると、最初に主コ
ード2−11がトレースされ、次に主コード2−12が
トレースされたとき、その行番号の差GSAは0である
(1ではない)。
【0097】そこで、この場合においては、ステップS
122に進み、レジスタGSAの値が0であるか否か、
即ち、同一の行の2つのコードを読み取ったか否かが判
定される。レジスタGSAの値が0である場合において
は、さらにステップS123に進み、レジスタRSAの
値(今回の列番号と前回の列番号との差)が1であるか
否か、即ち、横方向に連続する2つのコードが読み取ら
れたか否かが判定される。前回読み取った主コードが2
−11であり、今回読み取った主コードが2−12であ
る場合においては、現在の列番号が2であり、前回の列
番号が1であるから、その差(RSA)は1となってい
る。
【0098】そこで、レジスタRSAの値が1である場
合においては、さらにステップS124に進み、レジス
タNREの値が2であるか否か、即ち、いずれかの行の
最初の2つのコードが読み取られたか否かが判定され
る。このレジスタNREの値は、今回の列番号を表して
いる。主コード2−11の次に、主コード2−12をト
レースした場合においては、レジスタNREの値は2で
ある。
【0099】以上のようにして、ステップS121,S
122,S123,S124において、図3の矢印A方
向乃至E方向のいずれかに当てはまる方向にコードを読
み進んでいることが確認される。例えば、図10におけ
る主コード2−11に続いてコード2−12をトレース
したこと(第1行目の第1列と第2列をトレースしたこ
と)が確認される。
【0100】レジスタGSAの値が0でないか、レジス
タRSAの値が1でないか、あるいは、レジスタNRE
の値が2でなければ、主コード2−11に続いて主コー
ド2−12をトレースしたことにはならない。即ち、有
効な方向に読み進んでいることにならない。そこで、こ
の場合においては、ステップS125に進み、カウンタ
CNTを0にリセットする。即ち、第2回目に読み取っ
た(最新の)主コードを、最初に読み取った主コードと
して、それ以降の処理を実行するようにするのである。
【0101】使用者が、図10において、第1行目から
垂直に第2行目に向かって、主コードをトレースした場
合においては、前回の行番号と今回の行番号の差を保持
するレジスタGSAの値は1となる。そこで、この場合
においては、ステップS121からステップS126に
進み、今回と前回の列番号の差RSAが0であるか否
か、即ち、同一の列の2つのコードを読み取ったか否か
が判定される。レジスタRSAの値が0である場合にお
いては、さらにステップS127に進み、今回の行番号
が2であるか否かが判定される。今回の行番号が2であ
れば、いずれかの列の最初の2つのコードがトレースさ
れたことが確認される。
【0102】ステップS127において、今回の行番号
が2ではないと判定された場合、トレースは垂直方向に
行われたが、一番最初のトレースの開始位置が第1行目
ではないことになる。そこで、この場合においては、ス
テップS125に進み、カウンタCNTの値を0にリセ
ットする。
【0103】次にステップS121,S126,S12
8,S129,S130により、最初に主コード2−1
1がトレースされた後、次に、右下に隣接する主コード
2−22がトレースされたか否か、即ち、図3の矢印K
方向に読み進んでいるか否かが判定される。
【0104】即ち、この場合、今回と前回の行番号の差
は1であるから、ステップS121からステップS12
6に進む。また、今回と前回の列番号の差は0ではない
(1である)から、ステップS128に進み、ステップ
S128からさらにステップS129に進む。ステップ
S129においては、今回の行番号が2であることが確
認され、さらにステップS130においては、今回の列
番号が2であることが確認される。以上の確認が行われ
たとき、主コード2−11に続いて主コード2−12が
トレースされたことになる。即ち、図3の矢印K方向の
最初の2つのコードがトレースされたことが確認され
る。
【0105】ステップS129において、今回の行番号
が2でないと判定されたり、ステップS130におい
て、今回の列番号が2でないと判定されたとき、トレー
スの方向は右下方向ではあるが、トレースの開始位置が
主コード2−11ではないため、この場合もステップS
125に進み、カウンタCNTの値を0にリセットす
る。
【0106】最後に、図10において、主コード2−1
5の次に主コード2−14がトレースされたか否か、即
ち、図3の矢印L方向に読み進んでいるか否かが、ステ
ップS131乃至S133において確認される。
【0107】即ち、このようなトレースが行われたと
き、今回の行番号と前回の行番号の差は1であるから、
ステップS121からステップS126に進む。また、
今回と前回の列番号の差は0ではない(1である)か
ら、ステップS126からステップS128に進み、さ
らに、ステップS128からステップS131に進む。
【0108】今回の列番号と前回の列番号の差は、主コ
ード2−15の次に主コード2−24をトレースする
と、−1になる。そこで、ステップS131からステッ
プS132に進む。今回の行番号は2であり、列番号は
4であるから、このことがステップS132とステップ
S133において確認されると、主コード2−15に続
いて主コード2−24をトレースしたことになる。即
ち、図3の矢印L方向の最初の2つのコードがトレース
されたことが確認される
【0109】ステップS131において、今回と前回の
列番号の差が−1ではないと判定されるか、ステップS
132において、今回の行番号が2でないと判定される
か、あるいは、ステップS133において、今回の列番
号が4ではないと判定された場合においては、左下方向
にトレースが行われたとしても、その最初のトレースが
主コード2−15から行われていないことになる。そこ
で、この場合においてはステップS125に進み、カウ
ンタCNTの値を0にリセットする。
【0110】以上の向き検出処理により、連続する2つ
の主コードを読み取った段階において、その方向が、図
3に示した方向A乃至方向Lのいずれにも含まれないと
判定された場合は、カウンタCNTの値が0にリセット
され、それ以外の場合、即ち、方向A乃至方向Lのいず
れかの方向である場合においては、カウンタCNTの値
はリセットされず、そのままとされる。
【0111】以上の向き検出処理が、図14のステップ
S107において終了したとき、次にステップS118
に進み、カウンタCNTの値が1であるか否かが判定さ
れる。カウンタCNTの値が0の場合、ステップS11
3に進み、前回の行番号のレジスタOGYに、今回の行
番号のレジスタNGYの値を転送し、ステップS114
において、前回の列番号を表すレジスタOREに、今回
の列番号を表すレジスタNREの値を転送する。さらに
ステップS115において、カウンタCNTの値を1だ
けインクリメントする。
【0112】以上のようにして、2つの主コードを読み
取った段階において、その方向が、方向A乃至方向Lの
いずれの方向でもないと判定された場合においては、第
2番目に読み取られた主コードを最初の主コードとし
て、その後に読み取られる主コードを第2番目の主コー
ドとして同様の処理が行われる。
【0113】一方、ステップS118で、カウンタCN
Tの値が1と判定された場合、ステップS111に進
み、前回の行番号の差を表すレジスタOGSに、今回の
行番号の差を表すレジスタGSAの値を転送し、ステッ
プS112において、前回の列番号の差を表すレジスタ
ORSに、今回の列番号の差を表すレジスタRSAの値
を転送する。
【0114】そして、さらにステップS113に進み、
前回の行番号のレジスタOGYに、今回の行番号のレジ
スタNGYの値を転送し、ステップS114において、
前回の列番号を表すレジスタOREに、今回の列番号を
表すレジスタNREの値を転送する。さらにステップS
115において、カウンタCNTの値を1だけインクリ
メントする。
【0115】そして、方向A乃至方向Lのいずれかの方
向であることが確認された場合においては、第3番目の
主コードを読み取ったとき、カウンタCNTの値は2と
されているため、ステップS106からステップS10
8に進み、直進検出処理が実行される。
【0116】この直進検出処理の詳細は、図16に示さ
れている。最初にステップS141において、今回の行
番号の差GSAと、前回の行番号の差OGSとが等しい
か否かが判定される。両者が等しいと判定された場合、
さらにステップS142に進み、今回の列番号の差RS
Aと、前回の列番号の差ORSが等しいか否かが判定さ
れる。
【0117】第1回目に読み取った主コードと、第2回
目に読み取った主コードにより規定される方向の延長線
上に、第3回目に読み取った主コードが存在する場合に
おいては、これらのレジスタの値はいずれも等しい。こ
れに対して、第3回目に読み取った主コードが、第1回
目と第2回目に読み取った主コードにより規定される方
向の延長線上に存在しない場合においては、これらのレ
ジスタの値の少なくとも一方は一致しないことになる。
そこで、この場合においては、ステップS143に進
み、カウンタCNTの値を1に設定する。そして、最新
の2つの主コードを基準として、その次に読み取られる
主コードを、第3回目に読み取られた主コードとして、
上述した場合と同様の処理を行い、その方向を判定す
る。
【0118】このように、直進検出処理が行われた後、
図14のステップS108からステップS109に進
む。ステップS109においては、カウンタCNTの値
が、1以外の値であるか否かが判定される。カウンタC
NTの値が1である場合は、図16のステップS143
において、第3回目に読み取った主コードが、第1回目
と第2回目に読み取った主コードの延長線上に存在しな
いと判定されたため、カウンタCNTの値が1に設定さ
れた場合であるから、この場合においては、ステップS
107に進み、最新の2つの主コードの値から、その方
向を検出する処理を実行するのである。
【0119】これに対して、ステップS109におい
て、カウンタCNTの値が1ではないと判定された場合
は、第3回目の主コードが、第1回目と第2回目に読み
取った主コードの延長線上に存在すると判定された場合
であるから、ステップS110に進み、カウンタCNT
の値が4に等しいか否かが判定される。いまの場合、カ
ウンタCNTの値はまだ3であるから、ステップS11
1に進み、上述した場合と同様の処理をさらに繰り返
す。
【0120】そして、直線上に存在する最新の合計5個
の主コードを読み取った場合においては、ステップS1
10において、カウンタCNTの値が4であると判定さ
れ、ステップS116に進む。ステップS116におい
ては、レジスタGSAに保持されている今回の行番号の
差と、レジスタRSAに保持されている今回の列番号の
差、さらに、レジスタSYDに保持されている最新の主
コードの行番号と列番号から、図3に示す方向A乃至方
向Lの中から対応する方向を決定する。そして、その方
向の楽音データを読み出し、スピーカ16より出力させ
る。
【0121】このようにして、例えば図10に矢印で示
すようなトレースが行われた場合においては、最新の5
個の主コードにより規定される方向に対応するメロディ
が出力される。図10の実施例の場合、列番号3に対応
するメロディが出力される。
【0122】次にステップS117に進み、カウンタC
NTの値をリセットし、複数コード処理を終了する。
【0123】以上の実施例においては、5個の組み合わ
せを用いるようにしたが、その数はこれに限定されるも
のではない。またコードは、透明蛍光インクではなく、
通常の可視インクで印刷することもできる。さらに印刷
物は、パズル以外の形態とすることも可能である。また
コードの形態は、バー以外のものであっても構わない。
【0124】
【発明の効果】以上の如く、本発明の印刷物およびこれ
を用いる学習装置によれば、第1のコードを、個々に選
択されたとき、第1の情報に対応させ、複数個組み合わ
されて選択されたとき、第2の情報に対応させるように
したので、簡単な学習はもとより、より複雑な学習を行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の学習装置の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の学習装置の内部の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1のパズル1の印刷内容を表す図である。
【図4】図3に示すコードのフォーマットを説明する図
である。
【図5】図6乃至図9のフローチャートに示すフラグと
レジスタを説明する図である。
【図6】図1乃至図3に示す実施例の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図7】図6のステップS8におけるモード設定処理の
詳細を説明するフローチャートである。
【図8】図6のステップS9の音響発生処理の詳細を説
明するフローチャートである。
【図9】図6のステップS11のタイマ処理の詳細を説
明するフローチャートである。
【図10】パズル1に対するトレース状態を説明する図
である。
【図11】主コードの他のフォーマットを説明する図で
ある。
【図12】図13乃至図16のフローチャートに示すレ
ジスタを説明する図である。
【図13】図6のステップS9の音響発生処理の他の処
理例を示すフローチャートである。
【図14】図13の複数コード処理の詳細を説明するフ
ローチャートである。
【図15】図14の向き検出処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図16】図14の直進検出処理の詳細を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 パズル 1A モード 1B ピース 2 コード 11 ペン 12 ボタン 13 接続コード 14 読取装置 15 電源ボタン 16 スピーカ 21 制御部 22 入力部 24 UV発光管 25 フォトセンサ 26 波形整形回路 27 データ判定部 28 音源部 29 オーディオ出力部 30 記憶部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々に選択されたとき、第1の情報に対
    応されるとともに、所定のものが複数個組み合わされて
    選択されたとき、第2の情報に対応される複数の第1の
    コードと、 前記第1の情報を出力する第1のモードと、前記第2の
    情報を出力する第2のモードのいずれかを設定するとき
    選択される第2のコードとが印刷されていることを特徴
    とする印刷物。
  2. 【請求項2】 個々に選択されたとき、第1の情報に対
    応されるとともに、所定のものが所定時間以内に複数個
    組み合わされて選択されたとき、第2の情報に対応され
    る複数の第1のコードと、 前記第1の情報を出力する第1のモードと、前記第2の
    情報を出力する第2のモードのいずれかを設定するとき
    選択される第2のコードとが印刷されていることを特徴
    とする印刷物。
  3. 【請求項3】 前記第1のコードは、複数の分割された
    ピースに印刷されており、 前記第2のコードは、前記第1のコードが印刷されてい
    る前記ピースを配置するボードに印刷されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の印刷物。
  4. 【請求項4】 前記第1のコードが印刷されている前記
    ピースには、前記第1の情報に対応する所定の表示が印
    刷されていることを特徴とする請求項3に記載の印刷
    物。
  5. 【請求項5】 請求項1の印刷物を用いる学習装置にお
    いて、 前記第1または第2のコードを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記第2のコードに対
    応して、所定の前記モードを設定する設定手段と、 前記第2のモードが設定されている場合、前記読取手段
    により読み取られた前記第1のコードが所定の組み合わ
    せであるか否かを判定する判定手段と、 前記第1のモードが設定されている場合、前記読取手段
    により前記第1のコードが読み取られたとき、前記読取
    手段により読み取られた前記第1のコードに対応する前
    記第1の情報を出力し、前記第2のモードが設定されて
    いる場合、前記読取手段により所定の組み合わせの前記
    第1のコードが読み取られたとき、前記第2の情報を出
    力する出力手段とを備えることを特徴とする学習装置。
  6. 【請求項6】 請求項2の印刷物を用いる学習装置にお
    いて、 前記第1または第2のコードを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記第2のコードに対
    応して、所定の前記モードを設定する設定手段と、 前記第2のモードが設定されている場合、前記読取手段
    により読み取られた前記第1のコードが所定の組み合わ
    せであるか否かを判定する判定手段と、 前記第1のコードが読み取られる時間を計時する計時手
    段と、 前記第1のモードが設定されている場合、前記読取手段
    により前記第1のコードが読み取られたとき、前記読取
    手段により読み取られた前記第1のコードに対応する前
    記第1の情報を出力し、前記第2のモードが設定されて
    いる場合、前記計時手段による計時時間が予め設定され
    ている基準の範囲を越える前に、前記読取手段により所
    定の組み合わせの前記第1のコードが読み取られたと
    き、読み取られた前記第1のコードに対応する前記第2
    の情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする
    学習装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、前記第2のモードが設
    定されている場合において、前記計時手段による計時時
    間が予め設定されている基準の範囲を越えたとき、最新
    の前記第1のコードに対応する前記第1の情報を出力す
    ることを特徴とする請求項6に記載の学習装置。
  8. 【請求項8】 前記判定手段は、 前記読取手段による前記第1のコードの読み取りの方向
    を判別する方向判別手段と、 前記読取手段による前記第1のコードの読み取りの直線
    性を判別する直線性判別手段とを備えることを特徴とす
    る請求項5または6に記載の学習装置。
  9. 【請求項9】 請求項4の印刷物を利用する学習装置に
    おいて、 前記出力装置は、 前記第1のモードが設定されている場合において、前記
    第1のコードが読み取られたとき、前記ピースに印刷さ
    れている表示に対応する音声信号を前記第1の情報とし
    て出力し、 前記第2のモードが設定されている場合において、所定
    の組み合わせの前記第1のコードが読み取られたとき、
    前記ピースに印刷されている表示とは異なる音声信号を
    前記第2の情報として出力することを特徴とする請求項
    5乃至8のいずれかに記載の学習装置。
  10. 【請求項10】 所定のものが複数個組み合わされて選
    択されたとき、所定の情報に対応される複数の第1のコ
    ードと、 選択時間に関係なく前記所定の情報を出力する第1のモ
    ードと、所定時間以内に選択されたときのみ前記所定の
    情報を出力する第2のモードのいずれかを設定するとき
    選択される第2のコードとが印刷されていることを特徴
    とする印刷物。
  11. 【請求項11】 請求項10の印刷物を用いる学習装置
    において、 前記第1または第2のコードを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた前記第2のコードに対
    応して、所定の前記モードを設定する設定手段と、 前記第2のモードが設定されている場合、前記読取手段
    により読み取られた前記第1のコードが所定の組み合わ
    せであるか否かを判定する判定手段と、 前記第1のモードが設定されている場合、前記読取手段
    により所定の組み合わせの前記第1のコードが読み取ら
    れたとき、前記所定の情報を出力し、前記第2のモード
    が設定されている場合、前記計時手段による計時時間が
    予め設定されている基準の範囲を越える前に、前記読取
    手段により所定の組み合わせの前記第1のコードが読み
    取られたとき、読み取られた前記第1のコードに対応す
    る前記所定の情報を出力する出力手段とを備えることを
    特徴とする学習装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111637A (ja) * 1996-10-07 1998-04-28 Dainippon Printing Co Ltd データコード付印刷物

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