JPH08123300A - 反射型拡散性ホログラムとその製造方法 - Google Patents
反射型拡散性ホログラムとその製造方法Info
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- JPH08123300A JPH08123300A JP6252232A JP25223294A JPH08123300A JP H08123300 A JPH08123300 A JP H08123300A JP 6252232 A JP6252232 A JP 6252232A JP 25223294 A JP25223294 A JP 25223294A JP H08123300 A JPH08123300 A JP H08123300A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/22—Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
- G03H1/2202—Reconstruction geometries or arrangements
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホログラムを用いて拡散角を所望の範囲に制
限可能で、明るい表示等が可能な拡散板。 【構成】 ホログラム感光材料１に拡散角度θの拡散板
２を密着し、感光材料１側から入射角αで斜めに平行光
３を入射させ、一方、拡散板２側からは垂直に平行光４
を入射させると、平行光４は拡散板２を通過後拡散角度
θの拡散光５になり、この拡散光５は反対側から斜めに
入射してきた平行光３と感光材料１内で干渉して干渉縞
を形成することになり、反射型ホログラムが形成され
る。このホログラムに、その記録のときの斜めに入射さ
せた平行光３と同じ入射角αで平行な照明光を入射させ
ると、記録のときの他方の拡散光５と同じ拡散角度θの
拡散光がこの反射型ホログラムから反射回折される。
限可能で、明るい表示等が可能な拡散板。 【構成】 ホログラム感光材料１に拡散角度θの拡散板
２を密着し、感光材料１側から入射角αで斜めに平行光
３を入射させ、一方、拡散板２側からは垂直に平行光４
を入射させると、平行光４は拡散板２を通過後拡散角度
θの拡散光５になり、この拡散光５は反対側から斜めに
入射してきた平行光３と感光材料１内で干渉して干渉縞
を形成することになり、反射型ホログラムが形成され
る。このホログラムに、その記録のときの斜めに入射さ
せた平行光３と同じ入射角αで平行な照明光を入射させ
ると、記録のときの他方の拡散光５と同じ拡散角度θの
拡散光がこの反射型ホログラムから反射回折される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、反射型拡散性ホログラ
ムとその製造方法に関し、例えば、液晶表示装置のバッ
クライトに用いる拡散板、自動車のブレーキランプ、方
向指示ランプ用の光源に用いる拡散板として好適な反射
型拡散性ホログラムとその製造方法に関する。
ムとその製造方法に関し、例えば、液晶表示装置のバッ
クライトに用いる拡散板、自動車のブレーキランプ、方
向指示ランプ用の光源に用いる拡散板として好適な反射
型拡散性ホログラムとその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置は広い観察角がとれるよ
う、そのバックライトはある程度の散乱性を有していな
ければならない。従来は、ビーズ等を用いてバックライ
トを散乱性としているが、拡散角が大きすぎて照明光を
無駄にしている問題点がある。
う、そのバックライトはある程度の散乱性を有していな
ければならない。従来は、ビーズ等を用いてバックライ
トを散乱性としているが、拡散角が大きすぎて照明光を
無駄にしている問題点がある。
【０００３】また、自動車のブレーキランプ、方向指示
ランプについても、後続車との位置関係から見ると、余
り広い拡散角は必要ないが、これらランプの前に配置し
たレンズにより必要以上の角度に光が拡散され、ランプ
の光を無駄にすると共に、その明るさを暗くしている。
ランプについても、後続車との位置関係から見ると、余
り広い拡散角は必要ないが、これらランプの前に配置し
たレンズにより必要以上の角度に光が拡散され、ランプ
の光を無駄にすると共に、その明るさを暗くしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の上
記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、ホログラムを用いて拡散角を所望の範囲に制限可
能で、明るい表示等が可能な拡散板を提供することであ
る。
記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、ホログラムを用いて拡散角を所望の範囲に制限可
能で、明るい表示等が可能な拡散板を提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の反射型拡散性ホログラムは、法線方向に対して角度
をなして入射する入射光を所望の角度範囲内に拡散しな
がら反射回折することを特徴とするものである。
明の反射型拡散性ホログラムは、法線方向に対して角度
をなして入射する入射光を所望の角度範囲内に拡散しな
がら反射回折することを特徴とするものである。
【０００６】この場合、拡散角度が１０°〜３５°の範
囲にあることが望ましい。
囲にあることが望ましい。
【０００７】本発明のもう１つの反射型拡散性ホログラ
ムは、所望の角度範囲内で拡散する拡散光と平行光を体
積ホログラム記録用感光材料の両面から入射させて干渉
させることにより形成されたことを特徴とするものであ
る。
ムは、所望の角度範囲内で拡散する拡散光と平行光を体
積ホログラム記録用感光材料の両面から入射させて干渉
させることにより形成されたことを特徴とするものであ
る。
【０００８】なお、本発明の反射型拡散性ホログラム
は、画像も同時に再生可能に記録することができる。
は、画像も同時に再生可能に記録することができる。
【０００９】また、本発明の反射型拡散性ホログラムの
製造方法は、所望の角度範囲内の拡散角特性を有する透
過型拡散板と体積ホログラム記録用感光材料とを密着な
いし近接して配置し、その表裏から２光束を入射させて
干渉記録することを特徴とする方法である。
製造方法は、所望の角度範囲内の拡散角特性を有する透
過型拡散板と体積ホログラム記録用感光材料とを密着な
いし近接して配置し、その表裏から２光束を入射させて
干渉記録することを特徴とする方法である。
【００１０】この場合、透過型拡散板は、ヘイズが２０
％〜６０％の拡散板、マイクロレンズアレー、レンチキ
ュラースクリーン等を用いることができる。
％〜６０％の拡散板、マイクロレンズアレー、レンチキ
ュラースクリーン等を用いることができる。
【００１１】
【作用】本発明においては、所望の角度範囲内で拡散す
る拡散光と平行光を体積ホログラム記録用感光材料の両
面から入射させて干渉させることにより反射型拡散性ホ
ログラムを形成するので、光源からの光を必要以上の角
度に拡散せず、光源からの光を無駄にせず、明るい表
示、指示が可能になる。また、拡散板が体積ホログラム
であるので、所定特性の拡散板を複製により容易に製造
することが可能となる。
る拡散光と平行光を体積ホログラム記録用感光材料の両
面から入射させて干渉させることにより反射型拡散性ホ
ログラムを形成するので、光源からの光を必要以上の角
度に拡散せず、光源からの光を無駄にせず、明るい表
示、指示が可能になる。また、拡散板が体積ホログラム
であるので、所定特性の拡散板を複製により容易に製造
することが可能となる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の反射型拡散性ホログラムの基
本原理とその実施例について説明する。図１に本発明に
よる反射型拡散性ホログラムの撮影方法を説明するため
の配置図を示す。フォトポリマー等の体積ホログラムを
記録可能なホログラム感光材料１に拡散角度（最大の拡
散角）θの拡散板２を密着し、感光材料１側から入射角
αで斜めに平行光３を入射させ、一方、拡散板２側から
は垂直に平行光４を入射させると、平行光４は拡散板２
を通過後拡散角度θの拡散光５になり、この拡散光５は
反対側から斜めに入射してきた平行光３と感光材料１内
で干渉して干渉縞を形成する。このようにして反射型ホ
ログラム（リップマンホログラム）が形成される。
本原理とその実施例について説明する。図１に本発明に
よる反射型拡散性ホログラムの撮影方法を説明するため
の配置図を示す。フォトポリマー等の体積ホログラムを
記録可能なホログラム感光材料１に拡散角度（最大の拡
散角）θの拡散板２を密着し、感光材料１側から入射角
αで斜めに平行光３を入射させ、一方、拡散板２側から
は垂直に平行光４を入射させると、平行光４は拡散板２
を通過後拡散角度θの拡散光５になり、この拡散光５は
反対側から斜めに入射してきた平行光３と感光材料１内
で干渉して干渉縞を形成する。このようにして反射型ホ
ログラム（リップマンホログラム）が形成される。
【００１３】図２に示すように、図１のようにして形成
された反射型ホログラム１０に、その記録のときの斜め
に入射させた平行光３と同じ入射角αで平行な照明光１
１を入射させると、記録のときの他方の拡散光５と同じ
拡散角度θの拡散光１２が反射型ホログラム１０から反
射回折される。
された反射型ホログラム１０に、その記録のときの斜め
に入射させた平行光３と同じ入射角αで平行な照明光１
１を入射させると、記録のときの他方の拡散光５と同じ
拡散角度θの拡散光１２が反射型ホログラム１０から反
射回折される。
【００１４】したがって、例えば図３に示すように、こ
のような反射型ホログラム１０を自動車１３の後方に設
置し、光源１４からの光を光学系（例えば、放物面ミラ
ー）１５で平行光１６に変換し、反射型ホログラム１０
の斜め上方から照射すると、拡散角が所望の角度±θに
制限されて自動車１３後方に反射回折され、後続の自動
車にブレーキが踏まれたこと、指示の方向に曲がること
等を知らせることができる。そして、このような反射型
拡散性ホログラムを用いると、上記のように、拡散角が
所定の範囲内に制限されるので、必要以上の角度に光が
拡散されてランプの光が無駄になることがなく、明るい
表示、指示が可能になる。
のような反射型ホログラム１０を自動車１３の後方に設
置し、光源１４からの光を光学系（例えば、放物面ミラ
ー）１５で平行光１６に変換し、反射型ホログラム１０
の斜め上方から照射すると、拡散角が所望の角度±θに
制限されて自動車１３後方に反射回折され、後続の自動
車にブレーキが踏まれたこと、指示の方向に曲がること
等を知らせることができる。そして、このような反射型
拡散性ホログラムを用いると、上記のように、拡散角が
所定の範囲内に制限されるので、必要以上の角度に光が
拡散されてランプの光が無駄になることがなく、明るい
表示、指示が可能になる。
【００１５】また、例えば図４に示すように、上記のよ
うな反射型ホログラム１０を液晶表示装置１７のバック
ライト側に配置し、光源１４からの光を光学系（例え
ば、放物面ミラー）１５で平行光１６に変換し、反射型
ホログラム１０の斜め上方から照射すると、拡散角が所
望の角度±θに制限されて液晶表示装置１７側へ反射回
折され、液晶表示装置１７の透明状態の部分を通過して
観察者に達する。したがって、この場合も、液晶表示装
置の観察角は角度±θまで広がり、しかも、所望以上の
角度にはバックライトが広がらないので、照明光を無駄
にすることはなくなる。
うな反射型ホログラム１０を液晶表示装置１７のバック
ライト側に配置し、光源１４からの光を光学系（例え
ば、放物面ミラー）１５で平行光１６に変換し、反射型
ホログラム１０の斜め上方から照射すると、拡散角が所
望の角度±θに制限されて液晶表示装置１７側へ反射回
折され、液晶表示装置１７の透明状態の部分を通過して
観察者に達する。したがって、この場合も、液晶表示装
置の観察角は角度±θまで広がり、しかも、所望以上の
角度にはバックライトが広がらないので、照明光を無駄
にすることはなくなる。
【００１６】ところで、図１の場合は、本発明の反射型
拡散性ホログラムを撮影する場合に、拡散角が制限され
ている拡散板２を用いたが、この代わりに、図５に示す
ようなマイクロレンズアレー又はレンチキュラースクリ
ーン２２（マイクロレンズアレーは軸対称な微小レンズ
を２次元的に配置したものであり、レンチキュラースク
リーンは微小円筒レンズを１次元的に配置したものであ
り、断面図をとると、何れも図５のようになる。）を拡
散性光学要素として用いてもよい。この場合は、マイク
ロレンズアレー又はレンチキュラースクリーン２２の微
小レンズ又は微小円筒レンズの集束角又は発散角に対応
する拡散角度θの反射型拡散性ホログラムが得られる。
拡散性ホログラムを撮影する場合に、拡散角が制限され
ている拡散板２を用いたが、この代わりに、図５に示す
ようなマイクロレンズアレー又はレンチキュラースクリ
ーン２２（マイクロレンズアレーは軸対称な微小レンズ
を２次元的に配置したものであり、レンチキュラースク
リーンは微小円筒レンズを１次元的に配置したものであ
り、断面図をとると、何れも図５のようになる。）を拡
散性光学要素として用いてもよい。この場合は、マイク
ロレンズアレー又はレンチキュラースクリーン２２の微
小レンズ又は微小円筒レンズの集束角又は発散角に対応
する拡散角度θの反射型拡散性ホログラムが得られる。
【００１７】次に、上記のような反射型拡散性ホログラ
ムの具体的な作成例について説明する。図６に示すよう
に、ガラス基板２０上に感光材料１としてオムニデック
ス７０６（米国 デュポン社製感光フィルム）を塗布し
たものを使用し、その上にカバーフィルムとしてＰＥＴ
フィルム２１を張り付け、ＰＥＴフィルム２１の面上
に、インデックスマッチング液としてキシレン２３を介
し、拡散板２としてヘイズ２５．７％のノングレアフィ
ルムを密着させた後、拡散板２側からは法線方向にＫｒ
レーザー光（波長６４７ｎｍ）の平行光を物体光４とし
て、また、ガラス基板２０側からは法線方向から６０°
の入射角で同じＫｒレーザー光の平行光を参照光３とし
て同時に照射した。参照光／物体光の比は１：１とし、
２光束３、４合わせた露光量は２００ｍＪ／ｃｍ2 で照
射した。拡散板２から剥離後、感光材料１に紫外線を１
００ｍＪ／ｃｍ2 照射し、１２０℃で２時間加熱したと
ころ、回折効率６５％、回折ピーク波長６４７ｎｍ、入
射角６０°で入射した平行光を拡散角度１２°で反射回
折する反射型拡散性ホログラムが得られた。なお、回折
効率の測定は、（株）島津製作所自記分光光度計（ＵＶ
−３１００ＰＣ）により透過率を測定し、１００％から
透過率を差し引いた値を回折効率とした。また、ヘイズ
は、日本電色工業（株）製ＮＤＨ−１００１ＤＰにより
測定した値である。
ムの具体的な作成例について説明する。図６に示すよう
に、ガラス基板２０上に感光材料１としてオムニデック
ス７０６（米国 デュポン社製感光フィルム）を塗布し
たものを使用し、その上にカバーフィルムとしてＰＥＴ
フィルム２１を張り付け、ＰＥＴフィルム２１の面上
に、インデックスマッチング液としてキシレン２３を介
し、拡散板２としてヘイズ２５．７％のノングレアフィ
ルムを密着させた後、拡散板２側からは法線方向にＫｒ
レーザー光（波長６４７ｎｍ）の平行光を物体光４とし
て、また、ガラス基板２０側からは法線方向から６０°
の入射角で同じＫｒレーザー光の平行光を参照光３とし
て同時に照射した。参照光／物体光の比は１：１とし、
２光束３、４合わせた露光量は２００ｍＪ／ｃｍ2 で照
射した。拡散板２から剥離後、感光材料１に紫外線を１
００ｍＪ／ｃｍ2 照射し、１２０℃で２時間加熱したと
ころ、回折効率６５％、回折ピーク波長６４７ｎｍ、入
射角６０°で入射した平行光を拡散角度１２°で反射回
折する反射型拡散性ホログラムが得られた。なお、回折
効率の測定は、（株）島津製作所自記分光光度計（ＵＶ
−３１００ＰＣ）により透過率を測定し、１００％から
透過率を差し引いた値を回折効率とした。また、ヘイズ
は、日本電色工業（株）製ＮＤＨ−１００１ＤＰにより
測定した値である。
【００１８】上記と同様にして、拡散板２のヘイズを変
更しながら反射型拡散性ホログラムを作成したところ、
図７のような拡散角度特性が得られた。図中、●は拡散
板２自身の拡散角度特性であり、○は作成された反射型
拡散性ホログラムの図２の紙面に垂直方向の拡散角度特
性であり、□は図２の紙面内方向の拡散角度特性であ
る。このグラフから、液晶表示装置のバックライト用、
自動車のブレーキランプ、方向指示ランプ用の拡散板と
して必要な１０°〜３５°の拡散角度を得るには、使用
する拡散板２のヘイズは２０〜６０％であることが望ま
しいことが分かる。
更しながら反射型拡散性ホログラムを作成したところ、
図７のような拡散角度特性が得られた。図中、●は拡散
板２自身の拡散角度特性であり、○は作成された反射型
拡散性ホログラムの図２の紙面に垂直方向の拡散角度特
性であり、□は図２の紙面内方向の拡散角度特性であ
る。このグラフから、液晶表示装置のバックライト用、
自動車のブレーキランプ、方向指示ランプ用の拡散板と
して必要な１０°〜３５°の拡散角度を得るには、使用
する拡散板２のヘイズは２０〜６０％であることが望ま
しいことが分かる。
【００１９】なお、本発明に基づく反射型拡散性ホログ
ラムは、リップマンタイプのホログラムであるので、拡
散板２、もしくは、マイクロレンズアレー又はレンチキ
ュラースクリーン２２からの散乱光５を記録したのと同
じ参照光３を用い、それらの記録に先立って又は後か
ら、例えば感光材料１の前方（参照光３入射側）で文
字、絵等の画像を結像する物体光を感光材料１の後方か
ら入射させて、感光材料１で多重記録することにより、
拡散光１２のみでなく、立体像等の画像を再生する反射
型ホログラム１０を得ることもできる。
ラムは、リップマンタイプのホログラムであるので、拡
散板２、もしくは、マイクロレンズアレー又はレンチキ
ュラースクリーン２２からの散乱光５を記録したのと同
じ参照光３を用い、それらの記録に先立って又は後か
ら、例えば感光材料１の前方（参照光３入射側）で文
字、絵等の画像を結像する物体光を感光材料１の後方か
ら入射させて、感光材料１で多重記録することにより、
拡散光１２のみでなく、立体像等の画像を再生する反射
型ホログラム１０を得ることもできる。
【００２０】以上、本発明の反射型拡散性ホログラムと
その製造方法をその原理と実施例に基づいて説明してき
たが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が
可能である。
その製造方法をその原理と実施例に基づいて説明してき
たが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が
可能である。
【００２１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、所望の角度範囲内で拡散する拡散光と平行光
を体積ホログラム記録用感光材料の両面から入射させて
干渉させることにより反射型拡散性ホログラムを形成す
るので、光源からの光を必要以上の角度に拡散せず、光
源からの光を無駄にせず、明るい表示、指示が可能にな
る。また、拡散板が体積ホログラムであるので、所定特
性の拡散板を複製により容易に製造することが可能とな
る。
によると、所望の角度範囲内で拡散する拡散光と平行光
を体積ホログラム記録用感光材料の両面から入射させて
干渉させることにより反射型拡散性ホログラムを形成す
るので、光源からの光を必要以上の角度に拡散せず、光
源からの光を無駄にせず、明るい表示、指示が可能にな
る。また、拡散板が体積ホログラムであるので、所定特
性の拡散板を複製により容易に製造することが可能とな
る。
【図１】本発明による反射型拡散性ホログラムの撮影方
法を説明するための配置図である。
法を説明するための配置図である。
【図２】図１による反射型拡散性ホログラムが拡散性を
示すこと説明するための図である。
示すこと説明するための図である。
【図３】本発明の反射型拡散性ホログラムをブレーキラ
ンプ、方向指示ランプ用に用いる場合の配置と作用を説
明するための図である。
ンプ、方向指示ランプ用に用いる場合の配置と作用を説
明するための図である。
【図４】本発明の反射型拡散性ホログラムを液晶表示装
置のバックライト用に用いる場合の配置と作用を説明す
るための図である。
置のバックライト用に用いる場合の配置と作用を説明す
るための図である。
【図５】拡散板の代わりにマイクロレンズアレー又はレ
ンチキュラースクリーンを用いて撮影する場合の配置図
である。
ンチキュラースクリーンを用いて撮影する場合の配置図
である。
【図６】本発明の反射型拡散性ホログラムの具体的な作
成例を説明するための図である。
成例を説明するための図である。
【図７】拡散板のヘイズを変更した場合の反射型拡散性
ホログラムの拡散角度特性を示す図である。
ホログラムの拡散角度特性を示す図である。
１…ホログラム感光材料 ２…拡散板 ３、４…平行光 ５…拡散光 １０…反射型ホログラム １１…照明光 １２…拡散光 １３…自動車 １４…光源 １５…光学系 １６…平行光 １７…液晶表示装置 ２０…ガラス基板 ２１…ＰＥＴフィルム ２２…マイクロレンズアレー又はレンチキュラースクリ
ーン ２３…インデックスマッチング液（キシレン）
ーン ２３…インデックスマッチング液（キシレン）
Claims (8)
- 【請求項１】 法線方向に対して角度をなして入射する
入射光を所望の角度範囲内に拡散しながら反射回折する
ことを特徴とする反射型拡散性ホログラム。 - 【請求項２】 拡散角度が１０°〜３５°の範囲にある
ことを特徴とする請求項１記載の反射型拡散性ホログラ
ム。 - 【請求項３】 所望の角度範囲内で拡散する拡散光と平
行光を体積ホログラム記録用感光材料の両面から入射さ
せて干渉させることにより形成されたことを特徴とする
反射型拡散性ホログラム。 - 【請求項４】 画像も同時に再生可能に記録されている
ことを特徴とする請求項１から３の何れか１項記載の反
射型拡散性ホログラム。 - 【請求項５】 所望の角度範囲内の拡散角特性を有する
透過型拡散板と体積ホログラム記録用感光材料とを密着
ないし近接して配置し、その表裏から２光束を入射させ
て干渉記録することを特徴とする反射型拡散性ホログラ
ムの製造方法。 - 【請求項６】 前記透過型拡散板がヘイズが２０％〜６
０％の拡散板であることを特徴とする請求項５記載の反
射型拡散性ホログラムの製造方法。 - 【請求項７】 前記透過型拡散板がマイクロレンズアレ
ーであることを特徴とする請求項５記載の反射型拡散性
ホログラムの製造方法。 - 【請求項８】 前記透過型拡散板がレンチキュラースク
リーンであることを特徴とする請求項５記載の反射型拡
散性ホログラムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6252232A JPH08123300A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 反射型拡散性ホログラムとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6252232A JPH08123300A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 反射型拡散性ホログラムとその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08123300A true JPH08123300A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17234361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6252232A Pending JPH08123300A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 反射型拡散性ホログラムとその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08123300A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0821293A2 (en) * | 1996-07-22 | 1998-01-28 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Reflection type diffuse hologram, hologram for reflection hologram color filters, etc., and reflection type display device using such holograms |
| JPH11174366A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-07-02 | Toppan Printing Co Ltd | ホログラフィック・コンバイナおよびそれを用いたヘッドアップディスプレイ |
| JPH11295507A (ja) * | 1998-04-16 | 1999-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 光拡散素子及びそれを用いた画像表示システム |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP6252232A patent/JPH08123300A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0821293A2 (en) * | 1996-07-22 | 1998-01-28 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Reflection type diffuse hologram, hologram for reflection hologram color filters, etc., and reflection type display device using such holograms |
| EP0821293A3 (en) * | 1996-07-22 | 1998-11-18 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Reflection type diffuse hologram, hologram for reflection hologram color filters, etc., and reflection type display device using such holograms |
| EP2254002A1 (en) * | 1996-07-22 | 2010-11-24 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Hologram-recorded medium and method of fabricating hologram-recorded media |
| JPH11174366A (ja) * | 1997-12-08 | 1999-07-02 | Toppan Printing Co Ltd | ホログラフィック・コンバイナおよびそれを用いたヘッドアップディスプレイ |
| JPH11295507A (ja) * | 1998-04-16 | 1999-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | 光拡散素子及びそれを用いた画像表示システム |
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