JPH08123116A - 画像形成装置の両面装置 - Google Patents

画像形成装置の両面装置

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JPH08123116A
JPH08123116A JP6256566A JP25656694A JPH08123116A JP H08123116 A JPH08123116 A JP H08123116A JP 6256566 A JP6256566 A JP 6256566A JP 25656694 A JP25656694 A JP 25656694A JP H08123116 A JPH08123116 A JP H08123116A
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paper
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double
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JP6256566A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Kihara
治彦 木原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の高さを低くしてもカールを生じた用紙
を紙詰まりを生じさせることなしに確実に中間トレイ上
に収納することができるようにする。 【構成】 排紙ローラ対21により排出する用紙Pを、
排出ガイド対27で中間トレイ26のトレイ面26aに
近い位置に案内する。その際、用紙Pは上側から用紙押
圧案内部材30によって排出ガイド対27の用紙排出端
部27aに押えつけられながらスタックコロ22による
搬送位置へ搬送されるので、それがカールしていてもそ
のカールが正されながら搬送され、中間トレイ26上で
は先端部側がスタックコロ22によって引き込まれるよ
うにして積載されていく。したがって、装置全体の高さ
を低くすることができながら、用紙をカールしていても
紙詰まりさせることなく中間トレイ26上に積載するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンタ等
の画像形成装置に設けられ、用紙の両面に画像を形成す
る際に使用する両面装置に関する。
【0002】
【従来の技術】両面装置を使用して用紙の両面に画像を
形成する際には、片面に画像が形成された用紙が一度定
着装置を通過することによって高温に加熱されながら加
圧されるため、それがカールした状態で中間トレイに積
載されることが多い。この用紙のカールは、そのカール
の向きが下向き(中間トレイ側の向き)である場合には
スタック時に特に問題となることはないが、上向きの場
合には中間トレイ上に既にスタックされている用紙に、
次にスタックされる用紙が引っ掛かりやすいため紙詰ま
りが起きやすい。
【0003】そこで、このような用紙の引っ掛かりが生
じないようにするため、両面装置には例えば用紙を高い
位置から中間トレイ上に排出させるようにしたものがあ
る(例えば特開昭61−167958号公報,特開昭6
1−169426号公報,特開昭61−169427号
公報参照)。
【0004】これらの両面装置は、片面に画像を形成し
た用紙を中間トレイ(送受トレイ)に積載する際に、回
動可能に設けられたカール押え板が、用紙を押える面が
中間トレイ上から開いて、用紙が中間トレイの入口上方
に設けたジャンプ台を通ってその開かれた状態にあるカ
ール押え板と中間トレイとの間に送り込まれ、その用紙
が中間トレイ上に落下して収容される度にカール押え板
が閉じてその用紙を中間トレイ上に押え込み、この動作
を所定の設定枚数の用紙が中間トレイ上に収容されるま
で繰り返す。
【0005】また、図8に示すように、中間トレイ52
の上方に同図で左端部を支軸154で揺動可能に支持し
た押え板151を設けると共に、中間トレイ52へ収納
する用紙Pをガイドする対の案内板171,172と、
その用紙排出端に近接させて搬送ローラ50,51を圧
接回転可能に配設し、その搬送ローラ50,51によっ
て中間トレイ52に用紙Pが1枚搬入されるごとに押え
板151を同図に実線で示す位置から仮想線で示す位置
に揺動させて、その中間トレイ52へ搬入された用紙P
の後端部(再給紙時には先端部となる)を押え付けて、
用紙がカールしていた場合にはそれを正して再給紙時に
おけるジャムを防止するようにした両面装置もある(例
えば特開平5−213470号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
両面装置は、中間トレイ上のカールを生じた用紙に次に
排出される用紙が引っ掛からないようにするため高い位
置から用紙を中間トレイ上に排出させる構成であるた
め、装置が高さ方向に大きくなってしまう欠点があっ
た。そして、その用紙のカールの度合は、使用する用紙
の種類,使用環境条件,転写する画像内容等によって変
化するので、上記の用紙の排出高さの設定はこれらの要
素を全て考慮しながら決定すると、かなりの高さになっ
てしまうという問題点があった。
【0007】また、カールを生じた用紙を中間トレイ上
に押えるカール押え板は、用紙を中間トレイ上に収納す
るタイミングごとに大きく上方に開いて用紙の進入経路
を開けるため、そのカール押え板の開放スペースを中間
トレイの上方に大きく確保する必要があったので、その
分だけ装置が高さ方向に必然的に大きくなってしまうと
いう問題点もあった。
【0008】さらに、その中間トレイ上へ用紙を収納す
る度に行なうカール押え板の開閉動作は運動量が大きい
ため、紙間を短くして中間トレイへ用紙を順次積載する
高速機の場合には、そのカール押え板の開閉動作が次々
と中間トレイへ送り込まれる用紙の排紙タイミングに間
に合わないため、このような構成のものでは高速機に使
用できないという欠点もあった。
【0009】一方、後者の図8に示した両面装置の場合
には、案内板171と172によってガイドされながら
搬送ローラ50,51により中間トレイ52へ排出され
た用紙を、その再給紙時における先端側を同図に仮想線
で示す回動位置に移動させた押え板151で中間トレイ
52上へ押えつけるため、その用紙の先端部にカールが
生じていても再給紙時におけるジャムを防止できるが、
このような両面装置では、用紙を中間トレイ52へ送り
込む際にカールの度合いが大きいと紙詰まりを生じてし
まう恐れがあった。
【0010】すなわち、押え板151は用紙を中間トレ
イ52へ送り込む際には、図8に実線で示した位置にあ
って用紙の上面側をガイドするだけであり、さらに中間
トレイ52上にスタック中の用紙は、後部側のみに搬送
ローラ50,51からの搬送力が用紙を押し出すように
作用するので、その用紙の先端に大きなカールが生じて
いて、しかもその用紙が腰の弱い紙質である場合には、
その先端が規制板64に突き当たるまでスムーズに進行
せずに、途中で引っ掛かって紙詰まりを生じてしまう恐
れがあった。
【0011】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、装置の高さを低くしてもカールを生じた
用紙を紙詰まりを生じさせることなしに確実に中間トレ
イ上に収納することができるようにすることを目的とす
る。また、紙間の短い高速機にも対応できるようにする
ことも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、上述したような画像形成装置の両面装
置において、中間トレイ上に用紙を排出する用紙排紙手
段と、その用紙排紙手段により排出される用紙を中間ト
レイのトレイ面に近い位置で排出方向に案内する排出ガ
イド対と、その中間トレイ上に送り込まれた用紙の先端
位置を規制する用紙先端規制部材と、その用紙先端規制
部材と排出ガイド対との間に配設され、その排出ガイド
対によって案内される用紙を用紙先端規制部材に突き当
てる方向に搬送するスタックコロと、排出ガイド対から
中間トレイ上に排出される用紙を上側から排出ガイド対
の用紙排出端部に押えつけながらスタックコロによる搬
送位置へ案内する用紙押圧案内部材とを設けたものであ
る。
【0013】また、上記両面装置において、用紙先端規
制部材の用紙規制面から排出ガイド対の用紙排出端部ま
での距離を中間トレイ上に積載する用紙の搬送方向の長
さよりも短くし、排出ガイド対から中間トレイ上に排出
された用紙をスタックコロにより先端が用紙先端規制部
材に突き当たった後も搬送し続けて撓ませることによ
り、その後端が排出ガイド対の用紙排出端部を抜けて中
間トレイ上に落下するようにするとよい。
【0014】さらに、その両面装置において、用紙押圧
案内部材が中間トレイ上に排出される用紙を排出ガイド
対の用紙排出端部に押えつける第1の位置からその用紙
を中間トレイ上に押えつける第2の位置へ変位した時に
それを検知する検知手段と、その検知手段が用紙押圧案
内部材の上記変位を検知した時にスタックコロを用紙面
から退避する位置へ移動させる手段とを設けるとよい。
【0015】
【作用】このように構成した画像形成装置の両面装置に
よれば、片面に画像が形成された用紙は、中間トレイの
トレイ面に近い位置で排出ガイド対に案内されながら、
用紙排紙手段により中間トレイ上に排出される。その
際、用紙は上側から用紙押圧案内部材によって排出ガイ
ド対の用紙排出端部に押えつけられながらスタックコロ
による搬送位置へ搬送されるので、それがカールしてい
てもそのカールが正されながら搬送され、中間トレイ上
では先端部側がスタックコロによって引き込まれるよう
にして中間トレイ上に積載されていく。したがって、装
置全体の高さを低くすることができながら、用紙をそれ
がカールしていても紙詰まりさせることなく、先端が用
紙先端規制部材に達する位置まで搬送して中間トレイに
積載することができる。
【0016】また、その用紙先端規制部材の用紙規制面
から排出ガイド対の用紙排出端部までの距離を中間トレ
イ上に積載する用紙の搬送方向の長さよりも短くし、中
間トレイ上に排出された用紙を撓ませてその後端を排出
ガイド対の用紙排出端部から抜いて中間トレイ上に落下
させるようにすれば、両面装置全体の用紙搬送方向の長
さも短くすることができる。
【0017】さらに、用紙押圧案内部材が中間トレイ上
に排出される用紙を排出ガイド対の用紙排出端部に押え
つける第1の位置からその用紙を中間トレイ上に押えつ
ける第2の位置へ変位した時にそれを検知する検知手段
と、その検知手段が用紙押圧案内部材の変位を検知した
時にスタックコロを用紙面から退避する位置へ移動させ
る手段とを設ければ、中間トレイに排出される用紙の後
端が用紙押圧案内部材を通過することによってその用紙
押圧案内部材が第1の位置から第2の位置に移動する
と、それを検知手段が検知してスタックコロが退避する
位置へ移動するので、スタックコロに押えつけられて撓
んだ状態にあった用紙が紙自体の腰の強さで延びて中間
トレイの面に沿って撓みが無くなった状態で積載され
る。
【0018】そして、この用紙の後端が用紙押圧案内部
材を通過することによって、用紙押圧案内部材が第1の
位置から第2の位置に移動する度にスタックコロが上記
退避する位置に直ちに移動するので、紙間の短い高速機
でも十分に対応できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例を示す画像
形成装置の両面装置を制御系と共に示す概略構成図、図
2はその両面装置を備えた画像形成装置である複写機を
示す全体構成図である。
【0020】図2の画像形成装置である複写機は、装置
本体1内に画像を複写する用紙Pを収納した給紙カセッ
ト10と、その上部に配設された両面装置2と、その給
紙カセット10から給紙ローラ3により、あるいは両面
装置2から再給紙コロ20により再給紙された用紙Pに
画像を形成する作像部4と、その作像部4で片面に画像
が形成された用紙Pの表裏を反転させる用紙反転搬送路
5とを備えており、その用紙反転搬送路5で反転した用
紙Pを両面装置2で作像部4へ向けて再給紙して、他方
の面にも画像を形成することができるようになってい
る。
【0021】作像部4は、装置本体1内に設けられて矢
示E方向に回転するドラム状の感光体6と、その回りに
それぞれ配設された帯電チャージャ7と、現像装置8
と、転写・分離チャージャ9と、クリーニング装置11
と、その感光体6の上方に設けられた光学系12等から
なる。なお、13は装置本体1の上面に設けられた原稿
をセットするためのコンタクトガラスであり、それを覆
うように圧板14が開閉可能に設けられている。
【0022】この複写機は、用紙の一方の面に画像を形
成する通常のコピー(片面コピー)時には、コンタクト
ガラス13上にセットされた原稿からの反射光が、光学
系12により帯電チャージャ7によって一様に帯電され
た感光体6の表面に入射し、その帯電面を露光してそこ
に静電潜像を形成し、それを現像装置8により現像して
トナー像(可視像)とする。
【0023】一方、給紙カセツト10から用紙Pが、所
定のタイミングで回転する給紙ローラ3により1枚ずつ
送り出され、その先端がレジストローラ対15で一旦停
止されてタイミング調整された後に、感光体6上のトナ
ー像と一致する正確なタイミングで転写・分離チャージ
ャ9が設けられている転写部に向けて搬送される。
【0024】その用紙Pは、図2で上面側にトナー像が
転写され、その後転写・分離チャージャ9の分離チャー
ジャによってその用紙上の静電気が取り除かれることに
よって感光体6から分離され、定着装置16へ搬送され
る。そこで、トナーが定着された後、その用紙Pは図2
に実線で示す回動位置にある切換爪17に案内されて装
置本体1の外部に設けられている排紙トレイ(図示せ
ず)等へ排出される。
【0025】その画像の転写終了後に感光体6上に残っ
た残留トナーは、クリーニング装置11のクリーニング
ブレードにより取り除かれ、その感光体6上に残った残
留電位は図示しない除電ランプにより取り除かれて、次
の帯電チャージャ7による帯電に備える。
【0026】また、用紙の表裏両面に画像を形成する両
面コピー時には、前述した片面コピー時の場合と同様な
各部の動作により、給紙カセット10から給紙された用
紙Pの片面に画像が形成され、それが定着装置16を通
過すると図2に仮想線で示す回動位置に回動されている
切換爪17により縦搬送路24を介して用紙反転搬送路
5へ搬送される。
【0027】そして、その用紙Pは、詳しい説明を後述
する両面装置2に、用紙排紙手段である排紙ローラ対2
1によって送り込まれてスタックされる(画像面が上面
側)。その用紙Pは、指示された枚数の両面装置2への
スタックが完了し、その裏面に画像を形成するための原
稿のセットがコンタクトガラス13上で完了して再度コ
ピースタートが開始されると、下側のものから1枚ずつ
呼び出しコロ19によって図2で右方へ送り出され、そ
れが分離部の再給紙コロ20によって1枚に分離されて
再給紙される。
【0028】その用紙Pは、作像部4でまだ画像が形成
されていない側の面に画像が形成されると、今度は図2
に実線で示す回動位置に切り換わっている切換爪17に
案内されて、排紙コロ29により装置本体1の外部に設
けられている排紙トレイ(図示せず)等へ排出される。
【0029】このようにして両面コピーは行なわれる
が、その際に使用する両面装置2について図1及び図3
以降も参照して説明する。両面装置2は、図1に示すよ
うに片面に画像を形成した用紙Pを一旦積載する中間ト
レイ26と、その中間トレイ26上に用紙を排出する排
紙ローラ対21と、その排紙ローラ対21により排出さ
れる用紙を中間トレイ26のトレイ面26aに近い位置
で排出方向(図1で左方)に案内する排出ガイド対27
と、中間トレイ26上に送り込まれる用紙の先端位置を
規制する用紙先端規制部材28とを備えている。
【0030】また、用紙先端規制部材28と排出ガイド
対27との間に配設され、その排出ガイド対27によっ
て案内される用紙Pを用紙先端規制部材28に突き当て
る方向である矢示A方向に搬送するスタックコロ22
と、排出ガイド対27から中間トレイ26上に排出され
る用紙を上側から排出ガイド対27の用紙排出端部27
aに押えつけながらスタックコロ22による搬送位置
(スタックコロ22とトレイ面26aとが接する位置)
へ案内する用紙押圧案内部材30も備えている。
【0031】なお、図1で47は、排出ガイド対27の
用紙排出端部27aに取り付けられた除電ブラシであ
り、排出ガイド対27を通して中間トレイ26上に排出
される用紙Pにブラシ部分が接することにより、それを
除電する。また、再給紙コロ20には、その周面に弾性
を有する板状の分離部材48が接しており、それによっ
て呼び出しコロ19により図1で右方に送り出される用
紙Pを1枚に分離して再給紙する。
【0032】この両面装置2は、用紙先端規制部材28
の用紙規制面28aから排出ガイド対27の用紙排出端
部27aまでの距離Lを、中間トレイ26上に積載する
用紙Pの搬送方向の長さ(図1で左右方向の長さ)より
も短くし、排出ガイド対27から中間トレイ26上に排
出された用紙Pをスタックコロ22により、図3に示す
ように先端Paが用紙先端規制部材28に突き当たった
後も図4に示すように搬送し続けて撓ませることによ
り、その後端Pbが排出ガイド対27の用紙排出端部2
7aを抜けて中間トレイ26上に落下するようにしてい
る。
【0033】さらに、この両面装置2は、用紙押圧案内
部材30が中間トレイ26上に排出される用紙Pを排出
ガイド対27の用紙排出端部27aに押えつける図3に
示す第1の位置から、図4に示すようにその用紙Pを中
間トレイ26上に押えつける第2の位置へ変位した時に
それを検知する検知手段であるセンサ23と、そのセン
サ23が用紙押圧案内部材30の上記変位を検知した時
に図1に示すスタックコロ移動機構40(詳しい説明は
後述する)を駆動させて、スタックコロ22を用紙面か
ら退避する同図に実線で示す位置へ移動させる制御を行
なう制御装置70とを設けている。
【0034】用紙先端規制部材28は、中間トレイ26
上にスタックする用紙Pのサイズに応じて図1で左右方
向に移動できるようになっており、そこには用紙Pの先
端のカールを上側から押さえるカール押え41が矢示B
方向に揺動自在に取り付けられている。
【0035】スタックコロ22は、図6に示すように用
紙の搬送方向に直交する紙幅方向に延びるブラケット3
1の一側面に回転可能に取り付けられており、そのブラ
ケット31を回動可能に支持する駆動軸34に固定され
たプーリ32とスタックコロ22に一体に固定されたプ
ーリ(図6では見えない)との間に掛けられたプーリベ
ルト35によって矢示C方向に回転される。
【0036】このスタックコロ22は、スタックコロ移
動機構40によってブラケット31を介して矢示F及び
それと反対方向に回動される。そのスタックコロ移動機
構40は、ブラケット31と、そのブラケット31のス
タックコロ22が取り付けられた側と反対側の側面端部
に形成された長孔31a内に、可動軸42aに固定した
ピンを嵌入させることにより係合させたソレノイド42
と、そのソレノイド42の吸引力に抗してブラケット3
1を矢示Fと反対方向に回動付勢するスプリング43と
からなる。
【0037】そして、ソレノイド42がオフ時には、ス
プリング43の付勢力によりブラケット31が矢示Fと
反対方向に回動付勢されてスタックコロ22が用紙面か
ら退避する位置(図1に実線で示した位置)に移動し、
オン時にはソレノイド42の可動軸42aがスプリング
43の付勢力に抗してブラケット31を矢示F方向に回
動させるため、スタックコロ22が図1に仮想線で示す
位置に回動する。
【0038】用紙押圧案内部材30は、用紙搬送上流側
の一端が排出ガイド対27の上側のガイド板の外側に支
持板44によって回動可能に支持されており、その支持
される部分は図6に示すように排出ガイド対27の外側
まで延びていて、その端部には遮光板45が固定されて
いる。
【0039】その遮光板45に対応して、センサ23が
排出ガイド対27の上側のガイド板に固定されており、
図3に示すように用紙押圧案内部材30が中間トレイ2
6上に排出される用紙Pを排出ガイド対27の用紙排出
端部27aに押えつける第1の位置にあるときに、遮光
板45がセンサ23の検知部を遮光しない位置になるよ
うにしている。
【0040】また、図4に示すように、用紙押圧案内部
材30が用紙Pを中間トレイ26上に押えつける第2の
位置へ変位したときに、遮光板45が図示のようにセン
サ23の検知部を遮光する位置になるようにしている。
そして、この両面装置2は、そのセンサ23が用紙押圧
案内部材30の上記第1の位置から第2の位置への変位
を検知した時に、図1に示した制御装置70が図7に示
すフローチャートにしたがってスタックコロ22を用紙
面から退避する位置へ移動させる処理を行なう。
【0041】その制御装置70は、各種判断及び処理機
能を有する中央処理装置(CPU)と、スタックコロ2
2を退避させる処理を行なうために必要なプログラムを
含む各処理プログラム及び固定データを格納したROM
と、処理データを格納するデータメモリであるRAM
と、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピユー
タである。
【0042】そして、この制御装置70は、この複写機
の各部に設けられている各種センサ類から各種の検知信
号を入力し、その検知信号に応じて所定のタイミングで
各種駆動系を作動させるための信号を出力すると共に、
センサ23からは用紙の通過に応じて変化するオン・オ
フ信号を入力し、その信号の変化に応じて、ソレノイド
42をオン・オフ制御する。
【0043】すなわち、制御装置70は、両面コピーモ
ードが選択されると、図7に示すルーチンを所定のタイ
ミングでスタートさせる。まずステップ1で、図4に示
すように用紙押圧案内部材30が下方に回動した第2の
位置にあって(但し用紙Pはまだ中間トレイ26上には
搬送されていない)、遮光板45がセンサ23の検知部
を遮光することによってセンサ23がONになっている
か否かを判断する。
【0044】それがYESの判断であれば、まだ用紙が
用紙押圧案内部材30の位置に達していないのでそのま
ま待ち、図1に示すように片面に画像が形成された用紙
Pが排出ガイド対27により案内されることによって、
用紙押圧案内部材30が図示のように押し上げられて遮
光板45がセンサ23の検知部を遮光しない位置(第1
の位置)に変位してセンサ23がOFFになると(NO
の判断)ステップ2へ進んで、ソレノイド42をオンに
してスタックコロ22を図1に仮想線で示す位置へ移動
させる。
【0045】次のステップ3では、図4に示すように用
紙Pの後端Pbが排出ガイド対27の用紙排出端部27
aを抜けて中間トレイ26上に落下することによって、
用紙押圧案内部材30が下方へ回動して遮光板45がセ
ンサ23の検知部を再び遮光してセンサ23の検知信号
がONになったか否かを判断し、それがONになってい
ればステップ4へ進んでソレノイド42をオフにして、
図5に示すようにスタックコロ22を中間トレイ26上
に載置された用紙Pの上面から退避する位置へ移動させ
る。
【0046】このように、この複写機は、用紙押圧案内
部材30が第1の位置から第2の位置へ変位する度にス
タックコロ22を中間トレイ26上の用紙面から退避す
る位置へ移動させるので、図1で説明したように用紙先
端規制部材28の用紙規制面28aから排出ガイド対2
7の用紙排出端部27aまでの距離を中間トレイ26上
に積載する用紙の搬送方向の長さよりも短くしても、用
紙を確実に中間トレイ26上に積載することができる。
【0047】すなわち、図3に示したように排紙ローラ
対21により排出された用紙Pが、スタックコロ22に
搬送が引き継がれてその先端Paが用紙先端規制部材2
8の用紙規制面28aに当接したときは、その後端Pb
は排出ガイド対27の用紙排出端部27aをまだ抜けて
いないので、センサ23はOFFのままであるためスタ
ックコロ22は搬送を続ける。
【0048】したがって、用紙Pは図4に示すようにス
タックコロ22の図で左方側が撓むようになり、その後
端Pbが用紙排出端部27aを抜けると用紙押圧案内部
材30が下方に回動することによってセンサ23がON
になるため、スタックコロ22が図5に示すように退避
する位置に移動する。
【0049】それによって、撓んだ状態でスタックコロ
22に押えつけられていた用紙Pが開放されるため、そ
れが紙自体の腰の強さにより中間トレイ26のトレイ面
26aに沿って延びて撓んだ部分がなくなる。このよう
にして、用紙の中間トレイ26上への積載は行なわれる
が、その際に行なわれるスタックコロ22の移動は、セ
ンサ23のオン・オフ信号が変化する度に瞬時に行なわ
れるので、この両面装置は紙間の短い高速機であっても
対応できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カールしている用紙であっても、それを中間トレイ
に排出する際に用紙押圧案内部材によって排出ガイド対
の用紙排出端部に押えつけてカールを正しながらトレイ
面に近い位置で排出し、それをスタックコロで先端部側
を引き込むようにしながら中間トレイ上に積載していく
ので、装置全体の高さを低くして省スペースにすること
ができながら、用紙の紙詰まりを防止することができ
る。
【0051】また、用紙先端規制部材の用紙規制面から
排出ガイド対の用紙排出端部までの距離を中間トレイ上
に積載する用紙の搬送方向の長さよりも短くし、中間ト
レイ上に排出された用紙を撓ませてその後端を排出ガイ
ド対の用紙排出端部から抜いて中間トレイ上に落下させ
るようにすれば、両面装置全体の用紙搬送方向の長さも
短くできるので、さらに小型になる。
【0052】さらに、用紙押圧案内部材が第1の位置か
ら第2の位置へ変位した時にそれを検知する検知手段
と、その検知手段が用紙押圧案内部材の変位を検知した
時にスタックコロを用紙面から退避する位置へ移動させ
る手段とを設ければ、中間トレイに排出される用紙の後
端が用紙押圧案内部材を通過して用紙押圧案内部材が第
2の位置へ変位する度にスタックコロが上記退避する位
置に直ちに移動するので、紙間の短い高速機でも対応で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す画像形成装置の両面
装置を制御系と共に示す概略構成図である。
【図2】同じくその両面装置を備えた画像形成装置であ
る複写機を示す全体構成図である。
【図3】図1の両面装置に用紙が用紙先端規制部材に突
き当たるまで送り込まれた状態を示す概略図である。
【図4】図3の状態から用紙がさらに寄せられて後端が
中間トレイ上に落下した状態を示す概略図である。
【図5】図4の状態からスタックコロが用紙面から退避
して用紙の撓みが解消された状態を示す概略図である。
【図6】図1の両面装置に設けられているスタックコロ
移動機構とその付近を示す斜視図である。
【図7】図1の両面装置に設けられている制御装置70
が行なうスタックコロの移動処理を示すフロー図であ
る。
【図8】従来の両面装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
2:両面装置 21:排紙ローラ対(用紙排紙手段) 22:スタックコロ 23:センサ(検知手段) 26:中間トレイ 26a:トレイ面 27:排出ガイド対 27a:用紙排出端部 28:用紙先端規制部材 28a:用紙規制面 30:用紙押圧案内部材 70:制御装置 P:用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に画像を形成した用紙を一旦積載す
    る中間トレイを備えた画像形成装置の両面装置におい
    て、 前記中間トレイ上に前記用紙を排出する用紙排紙手段
    と、該用紙排紙手段により排出される用紙を前記中間ト
    レイのトレイ面に近い位置で排出方向に案内する排出ガ
    イド対と、前記中間トレイ上に送り込まれた用紙の先端
    位置を規制する用紙先端規制部材と、該用紙先端規制部
    材と前記排出ガイド対との間に配設され、該排出ガイド
    対によって案内される用紙を前記用紙先端規制部材に突
    き当てる方向に搬送するスタックコロと、前記排出ガイ
    ド対から前記中間トレイ上に排出される用紙を上側から
    前記排出ガイド対の用紙排出端部に押えつけながら前記
    スタックコロによる搬送位置へ案内する用紙押圧案内部
    材とを設けたことを特徴とする画像形成装置の両面装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置の両面装置
    において、前記用紙先端規制部材の用紙規制面から前記
    排出ガイド対の用紙排出端部までの距離を前記中間トレ
    イ上に積載する用紙の搬送方向の長さよりも短くし、前
    記排出ガイド対から前記中間トレイ上に排出された用紙
    を前記スタックコロにより先端が前記用紙先端規制部材
    に突き当たった後も搬送し続けて撓ませることにより、
    その後端が前記排出ガイド対の用紙排出端部を抜けて前
    記中間トレイ上に落下するようにしたことを特徴とする
    画像形成装置の両面装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置の両面装置
    において、前記用紙押圧案内部材が前記中間トレイ上に
    排出される用紙を前記排出ガイド対の用紙排出端部に押
    えつける第1の位置から該用紙を前記中間トレイ上に押
    えつける第2の位置へ変位した時にそれを検知する検知
    手段と、該検知手段が前記用紙押圧案内部材の変位を検
    知した時に前記スタックコロを用紙面から退避する位置
    へ移動させる手段とを設けたことを特徴とする画像形成
    装置の両面装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178419A (ja) * 2014-02-27 2015-10-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 搬送装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015178419A (ja) * 2014-02-27 2015-10-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 搬送装置及び画像形成装置

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