JPH08122756A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH08122756A JPH08122756A JP6256568A JP25656894A JPH08122756A JP H08122756 A JPH08122756 A JP H08122756A JP 6256568 A JP6256568 A JP 6256568A JP 25656894 A JP25656894 A JP 25656894A JP H08122756 A JPH08122756 A JP H08122756A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- polarizing plate
- phase grating
- display device
- crystal display
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋外などの明るい環境で観察しても、画像の
コントラストが高く、しかも指紋などの汚れが表示面に
付着し難い液晶表示装置を提供すること。 【構成】 ポリビニルアルコール等の偏光フィルム５ａ
がトリアセチルセルロース（ＴＡＣ）フィルム等からな
る支持フィルム６ａ、６ｂで挟持されてなる第１の偏光
板７ａと、液晶セル８と、偏光フィルム５ｂが支持フィ
ルム６ｃ、６ｄで挟持されてなる第２の偏光板７ｂとが
積層されてなり、第２の偏光板７ｂの表面に、アクリル
樹脂等からなり、表面に反射防止膜９を有する位相格子
１０が形成されている。液晶セル８の各画素を出射した
光が偏光板７ｂの表面に形成された位相格子で回折され
ることによって生じる１次の回折光によって、液晶セル
８の各画素を出射した０次の回折光による隙間を補完す
ることが好ましい。
コントラストが高く、しかも指紋などの汚れが表示面に
付着し難い液晶表示装置を提供すること。 【構成】 ポリビニルアルコール等の偏光フィルム５ａ
がトリアセチルセルロース（ＴＡＣ）フィルム等からな
る支持フィルム６ａ、６ｂで挟持されてなる第１の偏光
板７ａと、液晶セル８と、偏光フィルム５ｂが支持フィ
ルム６ｃ、６ｄで挟持されてなる第２の偏光板７ｂとが
積層されてなり、第２の偏光板７ｂの表面に、アクリル
樹脂等からなり、表面に反射防止膜９を有する位相格子
１０が形成されている。液晶セル８の各画素を出射した
光が偏光板７ｂの表面に形成された位相格子で回折され
ることによって生じる１次の回折光によって、液晶セル
８の各画素を出射した０次の回折光による隙間を補完す
ることが好ましい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外などの明るい環境
で観察しても画像のコントラストが高く、しかも指紋な
どの汚れが付着し難い液晶表示装置に関する。
で観察しても画像のコントラストが高く、しかも指紋な
どの汚れが付着し難い液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶パネルをライトバルブ（ｌｉｇｈｔ
ｖａｌｖｅ）に用いた液晶表示装置がパーソナル・コ
ンピューター、カー・ナビゲーションシステム、ビデオ
カメラ等のモニターの表示に用いられている。パーソナ
ル・コンピューターは屋内で用いられることが多いが、
カー・ナビゲーションシステムやビデオカメラは一般的
に屋外で用いられるため、モニター表面の反射率が高い
と太陽光などが反射し、画像のコントラストが低下する
という問題がある。また、パーソナル・コンピューター
でも、窓際に設置して使用するときは問題が生じる。こ
のような画像のコントラストの低下を防止するために、
偏光板の表面に反射防止膜をコートするか、または反射
防止膜がコートされた透明なプラスチックなどからなる
前面板を偏光板の前面に貼合わせて、表面の反射率を低
くする技術が開発されている。
ｖａｌｖｅ）に用いた液晶表示装置がパーソナル・コ
ンピューター、カー・ナビゲーションシステム、ビデオ
カメラ等のモニターの表示に用いられている。パーソナ
ル・コンピューターは屋内で用いられることが多いが、
カー・ナビゲーションシステムやビデオカメラは一般的
に屋外で用いられるため、モニター表面の反射率が高い
と太陽光などが反射し、画像のコントラストが低下する
という問題がある。また、パーソナル・コンピューター
でも、窓際に設置して使用するときは問題が生じる。こ
のような画像のコントラストの低下を防止するために、
偏光板の表面に反射防止膜をコートするか、または反射
防止膜がコートされた透明なプラスチックなどからなる
前面板を偏光板の前面に貼合わせて、表面の反射率を低
くする技術が開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の反射防止膜がコ
ートされた表面を指で触ると、触った面に指の油脂が付
着し反射防止効果を奏する光学的な条件から外れ、油脂
が付着した面は他の面よりも高い反射率を示すため、反
射防止膜がコートされていない液晶パネルに比べ、反射
防止膜を有する液晶パネルでは指紋などの付着が見え易
いという問題がある。
ートされた表面を指で触ると、触った面に指の油脂が付
着し反射防止効果を奏する光学的な条件から外れ、油脂
が付着した面は他の面よりも高い反射率を示すため、反
射防止膜がコートされていない液晶パネルに比べ、反射
防止膜を有する液晶パネルでは指紋などの付着が見え易
いという問題がある。
【０００４】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、屋外などの明るい環境で観察しても、画像の
コントラストが高く、しかも指紋などの汚れが表示面に
付着し難い液晶表示装置を提供することを目的とする。
であって、屋外などの明るい環境で観察しても、画像の
コントラストが高く、しかも指紋などの汚れが表示面に
付着し難い液晶表示装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の液晶表示装置は、下記の（１）または（２）の特
徴を有する。 （１）第１の偏光板、液晶セルおよび第２の偏光板から
なる液晶パネルにおける観視側の偏光板表面に、反射防
止膜を有する位相格子が形成されている。 （２）第１の偏光板、液晶セル、第２の偏光板および保
護板からなる液晶パネルにおける保護板の観視側表面
に、反射防止膜を有する位相格子が形成されている。
発明の液晶表示装置は、下記の（１）または（２）の特
徴を有する。 （１）第１の偏光板、液晶セルおよび第２の偏光板から
なる液晶パネルにおける観視側の偏光板表面に、反射防
止膜を有する位相格子が形成されている。 （２）第１の偏光板、液晶セル、第２の偏光板および保
護板からなる液晶パネルにおける保護板の観視側表面
に、反射防止膜を有する位相格子が形成されている。
【０００６】上記（１）または（２）の特徴を有する本
発明の液晶表示装置においては、液晶セルの各画素を出
射した光が偏光板または保護板の表面に形成された位相
格子で回折されることによって生じる１次の回折光によ
って、液晶セルの各画素を出射した０次の回折光による
隙間を補完するものであることが望ましい。
発明の液晶表示装置においては、液晶セルの各画素を出
射した光が偏光板または保護板の表面に形成された位相
格子で回折されることによって生じる１次の回折光によ
って、液晶セルの各画素を出射した０次の回折光による
隙間を補完するものであることが望ましい。
【０００７】また、パーソナル・コンピューター、ビデ
オカメラ、カー・ナビゲーションシステムなどで指以外
にも鉛筆などの硬い物を液晶パネルの表示面にぶつけ、
傷を付けることがあるが、上記位相格子の表面硬度が、
位相格子が形成された偏光板または保護板の表面硬度よ
りも高く、位相格子がハードコートの機能を有する液晶
表示装置によれば、傷の発生を減らすことができる。
オカメラ、カー・ナビゲーションシステムなどで指以外
にも鉛筆などの硬い物を液晶パネルの表示面にぶつけ、
傷を付けることがあるが、上記位相格子の表面硬度が、
位相格子が形成された偏光板または保護板の表面硬度よ
りも高く、位相格子がハードコートの機能を有する液晶
表示装置によれば、傷の発生を減らすことができる。
【０００８】
【作用】本発明では、観視側の表面に反射防止膜が形成
されているため、屋外などの明るい環境で表示画像を観
察しても画像のコントラストの低下は小さい。また、表
面に位相格子の凹凸パターンが形成されているため、偏
光板または保護板の表面を指で触った場合でも、観視側
表面が平面である場合に比べ接触する面積が小さくな
り、汚れが付着し難い。表面の凹凸パターンが周期性を
持っていないと、液晶パネルの画像が観視側のあらゆる
方向に散乱するため、画像のコントラストの低下割合が
大きいが、本発明では、凹凸パターンが周期性を有して
おり、観察に有効な方向にのみ回折するため、画像のコ
ントラストの低下割合が小さい。汚れを付着し難くする
ためには位相格子の凹凸パターンの周期が小さい方が有
効であるが、画像のコントラストを低下させないために
は周期を大きくする方が良いため、位相格子の周期につ
いては、本発明が適用される用途等を考慮して適宜設定
すれば良い。
されているため、屋外などの明るい環境で表示画像を観
察しても画像のコントラストの低下は小さい。また、表
面に位相格子の凹凸パターンが形成されているため、偏
光板または保護板の表面を指で触った場合でも、観視側
表面が平面である場合に比べ接触する面積が小さくな
り、汚れが付着し難い。表面の凹凸パターンが周期性を
持っていないと、液晶パネルの画像が観視側のあらゆる
方向に散乱するため、画像のコントラストの低下割合が
大きいが、本発明では、凹凸パターンが周期性を有して
おり、観察に有効な方向にのみ回折するため、画像のコ
ントラストの低下割合が小さい。汚れを付着し難くする
ためには位相格子の凹凸パターンの周期が小さい方が有
効であるが、画像のコントラストを低下させないために
は周期を大きくする方が良いため、位相格子の周期につ
いては、本発明が適用される用途等を考慮して適宜設定
すれば良い。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。本発明の液晶表示装置の一例の概略構成図を図１
に、該液晶表示装置における液晶パネルの一例の概略構
成図を図２にそれぞれ示す。図１において、バックライ
ト（光源）１の光が液晶パネル２の背面側Ｒから照射さ
れる。この液晶パネル２の前面側Ｆにはレンズ群３が設
けられており、目視者の目４によって、レンズ群３を通
して液晶パネル上の画像が目視される。なお、バックラ
イト１としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メ
タルハライド、蛍光ランプなどのランプと拡散板とを組
み合わせたもの、上記ランプ、導光板および拡散板を組
み合わせたものが利用される。上記の液晶パネル２の一
例の概略構成図を示す図２において、液晶パネル２はポ
リビニルアルコール（ＰＶＡ）フィルム等からなる偏光
フィルム５ａがトリアセチルセルロース（ＴＡＣ）フィ
ルム等からなる支持フィルム６ａ、６ｂで挟持されてな
る第１の偏光板７ａと、液晶セル８と、偏光フィルム５
ｂが支持フィルム６ｃ、６ｄで挟持されてなる第２の偏
光板７ｂとが積層されてなり、第２の偏光板７ｂの表面
に、アクリル樹脂等からなり、表面に反射防止膜９を有
する位相格子１０が形成されている。該液晶パネル２
は、位相格子１０が前面側Ｆになるように図１に示す液
晶表示装置に配置される。
る。本発明の液晶表示装置の一例の概略構成図を図１
に、該液晶表示装置における液晶パネルの一例の概略構
成図を図２にそれぞれ示す。図１において、バックライ
ト（光源）１の光が液晶パネル２の背面側Ｒから照射さ
れる。この液晶パネル２の前面側Ｆにはレンズ群３が設
けられており、目視者の目４によって、レンズ群３を通
して液晶パネル上の画像が目視される。なお、バックラ
イト１としては、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メ
タルハライド、蛍光ランプなどのランプと拡散板とを組
み合わせたもの、上記ランプ、導光板および拡散板を組
み合わせたものが利用される。上記の液晶パネル２の一
例の概略構成図を示す図２において、液晶パネル２はポ
リビニルアルコール（ＰＶＡ）フィルム等からなる偏光
フィルム５ａがトリアセチルセルロース（ＴＡＣ）フィ
ルム等からなる支持フィルム６ａ、６ｂで挟持されてな
る第１の偏光板７ａと、液晶セル８と、偏光フィルム５
ｂが支持フィルム６ｃ、６ｄで挟持されてなる第２の偏
光板７ｂとが積層されてなり、第２の偏光板７ｂの表面
に、アクリル樹脂等からなり、表面に反射防止膜９を有
する位相格子１０が形成されている。該液晶パネル２
は、位相格子１０が前面側Ｆになるように図１に示す液
晶表示装置に配置される。
【００１０】本発明で用いられる液晶セル８はＴＶ．Ｖ
ＴＲの映像信号等を受けて、画像を表示するもので、そ
の一例の概略平面図である図３に示すように、不透明な
非線形素子部１１および配線部１２を有している。した
がって、開口部（図中、斜線で示す。）は一部分のみで
ある。該液晶パネルの保護板が目視者側になるように配
置することにより、開口部を通過して該位相格子１０に
入射した光が回折作用により拡がることから、不透明な
非線形素子部１１および配線部１２による影が目立たな
くなる。
ＴＲの映像信号等を受けて、画像を表示するもので、そ
の一例の概略平面図である図３に示すように、不透明な
非線形素子部１１および配線部１２を有している。した
がって、開口部（図中、斜線で示す。）は一部分のみで
ある。該液晶パネルの保護板が目視者側になるように配
置することにより、開口部を通過して該位相格子１０に
入射した光が回折作用により拡がることから、不透明な
非線形素子部１１および配線部１２による影が目立たな
くなる。
【００１１】上記の位相格子１０が２方向に格子パター
ンをもつものであれば、該位相格子１０に平行光が入射
すると図４に示すような回折光のパターンが得られる。
液晶セル８の各画素と各画素を出射した光が偏光板７ｂ
の表面に形成された位相格子で回折されることによって
生じる回折光との関係を図５に示す。図中実線で示す範
囲１３が０次回折光の領域であって、液晶セルの大きさ
に対応する。一方、図中破線でまたは点線で示す範囲１
４ａ〜１４ｈが１次回折光の領域である。図５に示すよ
うに液晶セル８の各画素を出射した光が偏光板７ｂの表
面に形成された位相格子１０で回折されることによって
生じる１次の回折光によって、液晶セル８の各画素を出
射した０次の回折光による隙間を補完するものであるこ
とが、高い画像コントラストを保ちつつ、高い画質が得
られる点で好ましい。このような位相格子１０として
は、２次以上の高次回折光の回折効率が低いことが好ま
しく、このため、位相格子１０としては、断面が正弦波
状のものを用いることが好ましい。
ンをもつものであれば、該位相格子１０に平行光が入射
すると図４に示すような回折光のパターンが得られる。
液晶セル８の各画素と各画素を出射した光が偏光板７ｂ
の表面に形成された位相格子で回折されることによって
生じる回折光との関係を図５に示す。図中実線で示す範
囲１３が０次回折光の領域であって、液晶セルの大きさ
に対応する。一方、図中破線でまたは点線で示す範囲１
４ａ〜１４ｈが１次回折光の領域である。図５に示すよ
うに液晶セル８の各画素を出射した光が偏光板７ｂの表
面に形成された位相格子１０で回折されることによって
生じる１次の回折光によって、液晶セル８の各画素を出
射した０次の回折光による隙間を補完するものであるこ
とが、高い画像コントラストを保ちつつ、高い画質が得
られる点で好ましい。このような位相格子１０として
は、２次以上の高次回折光の回折効率が低いことが好ま
しく、このため、位相格子１０としては、断面が正弦波
状のものを用いることが好ましい。
【００１２】図１に示す液晶表示装置で用いられる液晶
パネルの他の一例の概略構成図を図６に示す。図６に示
す液晶パネル１５は、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ）
フィルム等からなる偏光フィルム１６ａがトリアセチル
セルロース（ＴＡＣ）フィルム等からなる支持フィルム
１７ａ、１７ｂで挟持されてなる第１の偏光板１８ａ
と、液晶セル１９と、偏光フィルム１６ｂが支持フィル
ム１７ｃ、１７ｄで挟持されてなる第２の偏光板１８ｂ
と、アクリル樹脂等からなる保護板２０とが積層されて
なり、該保護板２０の表面に位相格子２１が形成されて
おり、その表面に反射防止膜２２が設けられている。該
液晶パネル１５は、保護板１９が前面側Ｆなるように図
１に示す液晶表示装置に配置される。また、図６に示す
液晶パネルにおいても、図４に示すように液晶セル１９
の各画素を出射した光が保護板２０の表面に形成された
位相格子２１で回折されることによって生じる１次の回
折光によって、液晶セル１９の各画素を出射した０次の
回折光による隙間を補完することが好ましい。
パネルの他の一例の概略構成図を図６に示す。図６に示
す液晶パネル１５は、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ）
フィルム等からなる偏光フィルム１６ａがトリアセチル
セルロース（ＴＡＣ）フィルム等からなる支持フィルム
１７ａ、１７ｂで挟持されてなる第１の偏光板１８ａ
と、液晶セル１９と、偏光フィルム１６ｂが支持フィル
ム１７ｃ、１７ｄで挟持されてなる第２の偏光板１８ｂ
と、アクリル樹脂等からなる保護板２０とが積層されて
なり、該保護板２０の表面に位相格子２１が形成されて
おり、その表面に反射防止膜２２が設けられている。該
液晶パネル１５は、保護板１９が前面側Ｆなるように図
１に示す液晶表示装置に配置される。また、図６に示す
液晶パネルにおいても、図４に示すように液晶セル１９
の各画素を出射した光が保護板２０の表面に形成された
位相格子２１で回折されることによって生じる１次の回
折光によって、液晶セル１９の各画素を出射した０次の
回折光による隙間を補完することが好ましい。
【００１３】なお、位相格子の格子パターンの方向は液
晶セルの画素に対して水平方向であっても、垂直方向で
あってもよく、画素の水平方向および垂直方法に対して
斜めであってもよい。また、２方向の格子パターンがな
す角度は９０°に限られない。また、位相格子は１次元
の格子パターンでもよい。
晶セルの画素に対して水平方向であっても、垂直方向で
あってもよく、画素の水平方向および垂直方法に対して
斜めであってもよい。また、２方向の格子パターンがな
す角度は９０°に限られない。また、位相格子は１次元
の格子パターンでもよい。
【００１４】図２に示す位相格子は、例えば、偏光板の
表面に紫外線を照射すると架橋するタイプのアクリル系
感光性樹脂をコートし、周期パターンが形成されたフォ
トマスクを介して紫外線で露光した後、現像することに
より形成することができる。また、図６に示す保護板
は、例えば、射出成型法、キャスト法、押し出し法など
で作製されたアクリル板の表面に、アクリル系感光性樹
脂をコートし、周期パターンが形成されたフォトマスク
を介して紫外線露光した後、現像することにより形成す
ることができる。なお、本発明における反射防止膜は、
例えば、位相格子の凹凸パターンの表面にＳｉＯ2、Ｔ
ｉＯ2、ＳｉＯなどの誘電体の多層膜からなる反射防止
膜を真空蒸着法等でコートすることにより形成すること
ができる。
表面に紫外線を照射すると架橋するタイプのアクリル系
感光性樹脂をコートし、周期パターンが形成されたフォ
トマスクを介して紫外線で露光した後、現像することに
より形成することができる。また、図６に示す保護板
は、例えば、射出成型法、キャスト法、押し出し法など
で作製されたアクリル板の表面に、アクリル系感光性樹
脂をコートし、周期パターンが形成されたフォトマスク
を介して紫外線露光した後、現像することにより形成す
ることができる。なお、本発明における反射防止膜は、
例えば、位相格子の凹凸パターンの表面にＳｉＯ2、Ｔ
ｉＯ2、ＳｉＯなどの誘電体の多層膜からなる反射防止
膜を真空蒸着法等でコートすることにより形成すること
ができる。
【００１５】本発明の液晶表示装置の用途としては、パ
ーソナル・コンピューター、ビデオカメラ、カー・ナビ
ゲーションシステムなどの他、レンズ等により液晶パネ
ルの画像を拡大することなく、液晶パネルの画像を直接
目視する液晶テレビも挙げられる。
ーソナル・コンピューター、ビデオカメラ、カー・ナビ
ゲーションシステムなどの他、レンズ等により液晶パネ
ルの画像を拡大することなく、液晶パネルの画像を直接
目視する液晶テレビも挙げられる。
【００１６】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置によれば、屋外な
どの明るい環境で観察しても、画像のコントラストが高
く、しかも指紋などの汚れが表示面に付着し難い。
どの明るい環境で観察しても、画像のコントラストが高
く、しかも指紋などの汚れが表示面に付着し難い。
【図１】本発明の液晶表示装置の一例を示す概略構成図
である。
である。
【図２】本発明の液晶表示装置における液晶パネルの概
略構成図である。
略構成図である。
【図３】本発明の液晶表示装置における液晶セルの概略
平面図である。
平面図である。
【図４】２方向に格子パターンをもつ位相格子の回折光
のパターンを示す図である。
のパターンを示す図である。
【図５】液晶セルの各画素と回折光との関係を示す図で
ある。
ある。
【図６】本発明の液晶表示装置における液晶パネルの他
の一例の概略構成図である。
の一例の概略構成図である。
１ バックライト ２，１５ 液晶パネル ３ レンズ群 ４ 目視者の眼 ５ａ〜ｂ，１６ａ〜ｂ 偏光フィルム ６ａ〜ｄ，１７ａ〜ｄ 支持フィルム ７ａ〜ｂ，１８ａ〜ｂ 偏光板 ８，１９ 液晶セル ９，２２ 反射防止膜 １０，２１ 位相格子 ２０ 保護板
Claims (5)
- 【請求項１】 第１の偏光板、液晶セルおよび第２の偏
光板からなる液晶パネルにおける観視側の偏光板表面
に、反射防止膜を有する位相格子が形成されていること
を特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 上記位相格子の表面硬度が、位相格子が
形成された偏光板の表面硬度よりも高いことを特徴とす
る請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項３】 第１の偏光板、液晶セル、第２の偏光板
および保護板からなる液晶パネルにおける保護板の観視
側表面に、反射防止膜を有する位相格子が形成されてい
ることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項４】 上記位相格子の表面硬度が保護板の表面
硬度よりも高いことを特徴とする請求項３記載の液晶表
示装置。 - 【請求項５】 液晶セルの各画素を出射した光が位相格
子で回折されることによって生じる１次の回折光によっ
て、液晶セルの各画素を出射した０次の回折光による隙
間を補完することを特徴とする請求項１または３記載の
液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6256568A JPH08122756A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6256568A JPH08122756A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08122756A true JPH08122756A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17294450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6256568A Pending JPH08122756A (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08122756A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1318897C (zh) * | 2003-11-28 | 2007-05-30 | 力特光电科技股份有限公司 | 提高液晶显示器下视角对比值的偏光板 |
| JP2013041277A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Chi Mei Corp | マルチドメイン垂直配向型液晶表示装置のための表示装置及び偏光子 |
| US9097933B2 (en) | 2012-11-20 | 2015-08-04 | Samsung Display Co., Ltd. | Polarizer and liquid crystal display including the same |
| JP2016200843A (ja) * | 2016-08-25 | 2016-12-01 | 大日本印刷株式会社 | 液晶表示装置 |
| US9625762B2 (en) | 2014-08-05 | 2017-04-18 | Samsung Display Co., Ltd. | Liquid crystal display device |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP6256568A patent/JPH08122756A/ja active Pending
Cited By (6)
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