JP4177505B2 - タッチ入力方式液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋内での蛍光灯等下や屋外での外光下で液晶表示画面の視認性の高いタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置に関するものであり、特に視野角特性に優れ且つ表示画面がぎらつかないものに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶ディスプレイ装置は、従来からワードプロセッサ、ノート型パソコン、携帯電話機、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、デジタルカメラ、ビデオカメラにも広く用いられるが、最近では液晶ディスプレイの前面にタッチパネルを備えたタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置がある。タッチパネルは、透明導電膜を形成した2枚の透明板を透明導電膜どうしがスペーサーを介して対向するように配置させた構造となっており、スペーサーによって絶縁されている両透明導電膜をパネル表面の一部を押圧することにより接触させて電気的に導通させ入力できるようにしたものである。
【0003】
しかし、上記タッチパネルを入力作業を蛍光灯などのある部屋や屋外において行うとき、透明導電膜面で外部からの光が反射され、表示画面が非常に見にくいものであった。
【0004】
そこで、このような問題を解消するため、特開平10−48625号公報には、液晶ディスプレイ2側から順に第1の1/4波長板5、スペーサー7を介して対向する2層の透明導電膜6、第1の1/4波長板5と光軸が直交する第2の1/4波長板8、偏光板9を少なくとも配置した低反射タッチパネル1が提案されている。第2の1/4波長板8と偏光板9とで円偏光タイプの反射防止フィルターを形成させることにより、外部から入射した光の透明導電膜6での反射を効率よくカットすることができる。なお、第2の1/4波長板8の一枚だけであると、液晶ディスプレイ2側から表示用として入射する直線偏光も円偏光に変えてしまうため、第2の1/4波長板8と光軸が直交する第1の1/4波長板5を2層の透明導電膜6と液晶ディスプレイ2との間に配置することによって位相を打ち消させている。つまり、第1の1/4波長板5で円偏光になった後、第2の1/4波長板8で再び元の直線偏光に戻される。また、透明導電膜6は、光学等方性のガラス板や光学等方性の透明樹脂フィルム等の透明基材の上に形成される場合や、第1の1/4波長板5および第2の1/4波長板8の少なくとも一方の上に直接形成される場合がある。
【0005】
上記一般のタッチパネルおよび上記低反射タッチパネル1には、最外板の前面に梨地処理を施したものがある(図6参照)。梨地処理とはサンドブラスト加工、マットコーティング加工ほかの方法にて基材表面に凹凸を形成することであり、この梨地処理面11は、外部からの光をパネル前方へ向かって全反射ではなく散乱反射させることによって背景の映り込みを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記梨地処理面11の凹凸は、外部からの光をパネル前方へ向かって散乱反射するだけでなく、液晶ディスプレイ2からの光も散乱透過する。梨地処理が粗い場合、この散乱透過光の干渉と液晶画素ピッチとに起因して砂目状の明暗を生じ、観察者にとって表示画面がぎらついて見える。
【0007】
梨地処理を細かくすれば砂目状の明暗を生じにくくなるが、その代わりに、パネル前方へ向かって散乱反射する外部からの光に起因して斜め方向からは液晶表示が見にくくなる。つまり、液晶の視野角特性が低下する。
【0008】
このように砂目状の明暗を生じにくくする粗さの方向と視野角特性を向上させる粗さの方向とが全く正反対であるため、視野角特性の問題とぎらつきの問題のいずれか一方のみを優先し他方を犠牲にするか、あるいは中程度の粗さの梨地処理を施して視野角特性の問題とぎらつきの問題の両方とも中途半端に改善するかしかできなかった。
【0009】
したがって、本発明の目的は、梨地処理により背景の映り込みを防止したタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置において、上記の問題を解決することにあって、視野角特性に優れ且つ表示画面がぎらつかないタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、液晶ディスプレイ側から順に第1の1/4波長板、スペーサーを介して対向する2層の透明導電膜、第2の1/4波長板、偏光板を少なくとも配置してなる低反射タッチパネルを液晶ディスプレイの前面に備えたタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置において、低反射タッチパネルの最外板の前面が単独で視野角特性に極めて優れているほど粗い第1の梨地処理面であり、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に存在する空気接触面(透明導電膜表面を除く)のうち少なくとも一つの面が単独で液晶ディスプレイからの散乱透過光の干渉が生じないほど細かい第2の梨地処理面であるように構成した。
【0011】
また、上記構成において、低反射タッチパネルを、第1の1/4波長板側の透明導電膜と第1の1/4波長板との間に光学等方性の透明板を配置しているように構成した。
【0012】
また、上記各構成において、低反射タッチパネルを、第2の1/4波長板側の透明導電膜と第2の1/4波長板との間に光学等方性の透明板を配置しているように構成した。
【0013】
また、上記各構成において、低反射タッチパネルを、偏光板の前面に光学等方性の透明板を配置しているように構成した。
【0014】
また、本発明は、液晶ディスプレイ側から順に第1の1/4波長板、光学等方性の透明板、スペーサーを介して対向する2層の透明導電膜、第2の1/4波長板、偏光板を少なくとも配置してなる低反射タッチパネルを液晶ディスプレイの前面に備えたタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置において、低反射タッチパネルの最外板の前面が単独で視野角特性に極めて優れているほど粗い第1の梨地処理面であり、第1の1/4波長板の透明導電膜側の面が単独で液晶ディスプレイからの散乱透過光の干渉が生じないほど細かい第2の梨地処理面であるように構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。図1〜5は本発明に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置の一実施例を示した断面図である。図中、1は低反射タッチパネル、2は液晶ディスプレイ、3は第1の梨地処理面、4は第2の梨地処理面、5は第1の1/4波長板、6は透明導電膜、7はスペーサー、8は第2の1/4波長板、9は偏光板、10は光学等方性の透明板をそれぞれ示す。
【0016】
本発明のタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置は、図1〜5に示すように液晶ディスプレイ2側から順に第1の1/4波長板5、スペーサー7を介して対向する2層の透明導電膜6、第2の1/4波長板8、偏光板9を少なくとも配置してなる低反射タッチパネル1を液晶ディスプレイ2の前面に備えたものであって、その低反射タッチパネル1の最外板の前面が粗い第1の梨地処理面3であり、第1の1/4波長板5と第2の1/4波長板8との間に存在する空気接触面(透明導電膜6表面を除く)のうち少なくとも一つの面が細かい第2の梨地処理面4である。
【0017】
第1の1/4波長板5および第2の1/4波長板8は、直線偏光を分解した互いに直交する2成分の偏光に時間的な位相のズレ(位相差)を与えることにより、直線偏光を円偏光あるいは略円偏光に変える機能を持ち、一方の偏光を可視光領域(約400nm〜700nm)の中心波長(約550nm)の入射光に対し1/4波長だけ位相を遅らせる機能を持たせたものである。第1の1/4波長板5および第2の1/4波長板8としては、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ノルボルネン系樹脂等の透明樹脂板またはフィルムを一軸延伸し、その延伸方向(光軸方向)であるx方向の屈折率と、x方向に直交するy方向の屈折率と、フィルム素材の厚さ方向すなわちx方向とy方向に直交するz方向の屈折率とを制御することによって上記位相差を与えたものが挙げられる。
【0018】
第2の1/4波長板8は、その前面の偏光板9と組み合わせて、円偏光タイプの反射防止フィルターを形成している。屋内の蛍光灯の反射や屋外の外光は偏光板9を通り直線偏光となり、第2の1/4波長板8を透過することによって円偏光となるが、透明導電膜6面で反射しても、円偏光が再び第2の1/4波長板8を通過して偏光板9の透過軸と垂直な直線偏光になるため、反射光が抑えられる。なお、第2の1/4波長板8は、ペンや指による入力を容易にするために可撓性を備えているものが用いられる。
【0019】
第1の1/4波長板5は、第2の1/4波長板8と光軸が直交するように2層の透明導電膜6と液晶ディスプレイ2との間に配置することによって位相を打ち消させるものである。すなわち、液晶ディスプレイ2側から表示用として第1の1/4波長板5に入射した直線偏光は、第1の1/4波長板5を透過することによって円偏光となるが、第2の1/4波長板8を透過することにより再び直線偏光に戻り、そのまま偏光板9を通り表示を行なう。
【0020】
第2の1/4波長板8の前面に配置される偏光板9は、第2の1/4波長板8との組み合わせにより円偏光タイプの反射防止フィルターを形成するものであり、また表示画像を完成させる偏光板をその構成中に有していない液晶ディスプレイ2に対して低反射タッチパネル1を配置する場合には、表示画像を完成させるための偏光板の役割を果たす。第2の1/4波長板8の前面に配置される偏光板9の吸収軸は、第2の1/4波長板8の光軸と45°または135°になるように形成される。偏光板9としては、一般に、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素、染料などの二色性色素を含浸せて延伸し、その両面にセルロース系またはアクリル系の保護膜を被覆したもの等が用いられる。偏光板9の前面には、防汚処理、アンチリフレクション処理などを施すことができる。ここでアンチリフレクション処理とは、フッ素樹脂やシリコン樹脂などの低反射率樹脂を用いた低反射材料を塗布したり、金属の多層膜を真空蒸着法やスパッタリング法等にて形成したりするもので、梨地処理とは異なるものである。
【0021】
上記低反射タッチパネル1は、第1の1/4波長板5および第2の1/4波長板8の両方に透明導電膜6を直接形成することができる(図1参照)。また、第1の1/4波長板5側の透明導電膜6と第1の1/4波長板5との間に光学等方性の透明板10を配置し、透明導電膜6を直接形成することもできる(図2,図3,図5参照)。また、図4に示すように、第2の1/4波長板8側の透明導電膜6と第2の1/4波長板8との間に光学等方性の透明板10を配置し、透明導電膜6を直接形成することもできる(図4参照)。また、第1の1/4波長板5と第2の1/4波長板8の両方とも透明導電膜6が直接形成されていなくてもよい(図示せず)。いずれにしても透明導電膜6は基材上に形成され、単独では存在しない。光学等方性の透明板10としては、光学等方性のガラス板や光学等方性の透明樹脂板またはフィルム等を用いる。とくに、第2の1/4波長板8側の透明導電膜6と第2の1/4波長板8との間に設ける場合には、入力しやすいように光学等方性の透明樹脂フィルムを用いるのが好ましい。
【0022】
また、低反射タッチパネル1は、偏光板9の前面に光学等方性の透明板10を配置することができる(図5参照)。この場合、光学等方性の透明板10が粗い第1の梨地処理を施すべき低反射タッチパネル1の最外板となる。光学等方性の透明板10としては、光学等方性のガラス板や光学等方性の透明樹脂板またはフィルム等を用いることができるが、とくに入力しやすいように光学等方性の透明樹脂フィルムを用いるのが好ましい。なお、この光学等方性の透明板10の第1の梨地処理面3上には、防汚処理、アンチリフレクション処理などが施されていてもよい。
【0023】
第1の梨地処理および第2の梨地処理としては、サンドブラスト加工、エンボス加工、マットコーティング加工、エッチング加工等を用いる。特に最近では、樹脂フィラーを分散させたマットコーティング加工が多く用いられ、フィラー粒径や分散量により、梨地度合いを制御している。また、これらの梨地処理面にアンチリフレクション処理を併用してもよい。
【0024】
本発明の特徴は、低反射タッチパネル1の最外板の第1の梨地処理面3を粗く、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に存在する第2の梨地処理面4を細かく形成することにある。第1の梨地処理面3および第2の梨地処理面4のいずれでも外部からの光はパネル前方へ向かって散乱反射するが、第2の梨地処理面4でパネル前方へ向かって散乱反射された外部からの光は、第2の1/4波長板8と偏光板9とで形成される反射防止フィルターによってカットされる。したがって、第2の梨地処理面4を細かく形成したとしても、第2の梨地処理面4における散乱反射光によって斜め方向からの液晶表示が見にくくなることはない。一方、第1の梨地処理面3は粗く形成されているので、視野角特性に極めて優れたものとなる。
【0025】
また、第2の梨地処理面4は細かく形成されているので、第2の梨地処理面4における液晶ディスプレイ2からの散乱透過光の干渉が生じない。一方、第1の梨地処理面3は粗く形成されているが、既に入射する光が第2の梨地処理面4によって細かく散乱透過しているため、第1の梨地処理面3においては散乱透過光の干渉と液晶画素ピッチとに起因する砂目状の明暗を生じず、表示画面がぎらつかない。なお、第2の梨地処理面4は複数形成してもよい。
【0026】
また、図1〜5中では、第2の梨地処理面4の凸部頂点が第2の梨地処理面4に対向する部材と接触していないように描かれているが、接触していても構わない。
【0027】
透明導電膜6の材料としては、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、ITO等の金属酸化物や金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、パラジウム等の金属の薄膜が用いられる。透明導電膜6の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法等が用いられる。スペーサー7は、いずれかの透明導電膜6の表面に形成されている。スペーサー7としては、透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細なドット状に形成して得ることができる。また、印刷法により微細なドットを多数形成してスペーサーとすることもできる。
【0028】
また、以上のような構成のタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置においては、梨地処理の施された部材とその梨地処理面に対向する部材との間および透明導電膜6を直接形成した部材間を除き、前後の部材どおしを一組以上、透明接着剤等にて全面的に貼り合わせることができる。また、タッチ入力方式液晶ディスプレイ装置中の前後の部材どおしを一組以上、透明接着剤や両面テープ等にて周縁のみをに貼り合わせることもできる。また、単に配置するだけでもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明のタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置は、以上のような構成及び作用からなるので、以下のような効果を奏する。
【0030】
すなわち、液晶ディスプレイ側から順に第1の1/4波長板、スペーサーを介して対向する2層の透明導電膜、第2の1/4波長板、偏光板を少なくとも配置してなる低反射タッチパネルを液晶ディスプレイの前面に備えたタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置において、低反射タッチパネルの最外板の前面が単独で視野角特性に極めて優れているほど粗い第1の梨地処理面であり、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に存在する空気接触面(透明導電膜表面を除く)のうち少なくとも一つの面が単独で液晶ディスプレイからの散乱透過光の干渉が生じないほど細かい第2の梨地処理面であるため、第2の梨地処理面でパネル前方へ向かって散乱反射された外部からの光は第2の1/4波長板と偏光板とで形成される反射防止フィルターによってカットされ、粗く形成された第1の梨地処理面3によって優れた視野角特性が得られる。
【0031】
しかも、この第1の梨地処理面においては、既に液晶ディスプレイ側から入射する光が第2の梨地処理面によって細かく散乱透過しているため、散乱透過光の干渉と液晶画素ピッチとに起因する砂目状の明暗を生じず、表示画面のぎらつきも生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置の一実施例を示した断面図である。
【図2】本発明に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置の一実施例を示した断面図である。
【図3】本発明に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置の一実施例を示した断面図である。
【図4】本発明に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置の一実施例を示した断面図である。
【図5】本発明に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置の一実施例を示した断面図である。
【図6】従来技術に係るタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置の一実施例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 低反射タッチパネル
2 液晶ディスプレイ
3 第1の梨地処理面
4 第2の梨地処理面
5 第1の1/4波長板
6 透明導電膜
7 スペーサー
8 第2の1/4波長板
9 偏光板
10 光学等方性の透明板
11 梨地処理面

Claims (5)

  1. 液晶ディスプレイ側から順に第1の1/4波長板、スペーサーを介して対向する2層の透明導電膜、第2の1/4波長板、偏光板を少なくとも配置してなる低反射タッチパネルを液晶ディスプレイの前面に備えたタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置において、低反射タッチパネルの最外板の前面が単独で視野角特性に極めて優れているほど粗い第1の梨地処理面であり、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に存在する空気接触面(透明導電膜表面を除く)のうち少なくとも一つの面が単独で液晶ディスプレイからの散乱透過光の干渉が生じないほど細かい第2の梨地処理面であることを特徴とするタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置。
  2. 低反射タッチパネルが、第1の1/4波長板側の透明導電膜と第1の1/4波長板との間に光学等方性の透明板を配置している請求項1記載のタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置。
  3. 低反射タッチパネルが、第2の1/4波長板側の透明導電膜と第2の1/4波長板との間に光学等方性の透明板を配置している請求項1または請求項2のいずれかに記載のタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置。
  4. 低反射タッチパネルが、偏光板の前面に光学等方性の透明板を配置している請求項1〜3のいずれかに記載のタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置。
  5. 液晶ディスプレイ側から順に第1の1/4波長板、光学等方性の透明板、スペーサーを介して対向する2層の透明導電膜、第2の1/4波長板、偏光板を少なくとも配置してなる低反射タッチパネルを液晶ディスプレイの前面に備えたタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置において、低反射タッチパネルの最外板の前面が単独で視野角特性に極めて優れているほど粗い第1の梨地処理面であり、第1の1/4波長板の透明導電膜側の面が単独で液晶ディスプレイからの散乱透過光の干渉が生じないほど細かい第2の梨地処理面であることを特徴とするタッチ入力方式液晶ディスプレイ装置。
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