JP4262520B2 - 支持板付きタッチパネル - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、ともにプラスチックフィルムからなる上部絶縁基板と下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成され、下部絶縁基板の裏面にプラスチック板からなる支持板が貼り合わせられたタッチパネルであって、ディスプレイ上に装着したときにも表示画面のぎらつきを抑えることのできる支持板付きタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コードレス電話機、携帯電話機、電卓、サブノートパソコン、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、デジタルカメラ、ビデオカメラ、業務用通信機器などのディスプレイ3を備えた携帯型電子機器やパソコンのモニタなどの前面に装着され、透視した画面の指示に従いながら表面をペンや指などで押圧することによって各種の操作を行なうことのできる入力装置として、タッチパネル1が広く利用されている。
【0003】
タッチパネル1は、プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板2の下面に透明導電膜で構成される上部電極3が形成された上部電極板と、ガラス板やプラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板4の上面に透明導電膜で構成される下部電極5が形成された下部電極板とを備え、上部電極板と下部電極板とが電極間に空気層を介して対向配置されている。そして、このタッチパネル1は、裏面周縁部に両面テープなどを設けたり、裏面全面にアクリル系粘着剤層等の透明な粘着剤層を設けたりして、ディスプレイ3表面に装着される。
【0004】
また、最近は、前記したパソコン等の製品の軽量化が重要視され、これに伴ってタッチパネル1自体の軽量化が要求されてきているため、下部絶縁基板4としてはプラスチックフィルムで構成されるタイプが選択されることが多い。そして、その場合、プラスチックフィルムからなる下部絶縁基板4に下部電極5が形成された後、入力時の加圧に耐えうるように上記下部絶縁基板4の裏面にプラスチック板からなる支持板9を貼り合わせることが行なわれる(図4参照)。なお、プラスチック板に下部電極を直接形成しない理由は、真空雰囲気内で電極膜を形成する際にプラスチック板から発生する多量のアウトガス(気体放出)の影響で真空度が上がらなかったり、プラスチックフィルムと比べて張力を加えにくいため低い温度で下部電極を形成しなければならなかったりして、質のよい下部電極が得られないため等である。
【0005】
ところが、下部絶縁基板4にプラスチックフィルムを用いると、タッチパネル1を通して画面を見たときに図10に示されるようにニュートン環が発生するという問題が生ずる。タッチパネル1におけるニュートン環の発生メカニズムは、タッチパネル1の製造時等にプラスチックフィルムからなる上部絶縁基板2が垂れ下がり、上部電極及び下部電極間の薄い空気層の上面と下面で反射する光線が干渉し、その干渉縞が明暗の同心円として見えるというものである(図10の90は干渉縞の明るい部分を示し、91は干渉縞の暗い部分を示し、92は表示される文字である。)。下部絶縁基板4が寸法安定性のあるガラス板であれば、タッチパネル1に対して加熱等の処理を行なってプラスチックフィルムからなる上部絶縁基板2をピンと張らせ、ニュートン環の発生を防止することも可能であるが、上記したように下部絶縁基板4にプラスチックフィルムを用いた場合、下部絶縁基板4や支持板9も寸法安定性に劣るため加熱等の処理を行なっても上部絶縁基板2をピンと張らすことは難しい。
【0006】
そこで、下部絶縁基板4にプラスチックフィルムを用いたタッチパネル1におけるニュートン環の発生を防止するために、特許文献1に示すように、上部絶縁基板2と下部絶縁基板4の対向面のうち少なくとも一方に梨地処理を施し、この梨地面によって反射光を散乱させてニュートン環を見え難くする方法も考え出された(図5参照)。
【0007】
【特許文献1】
実公平8−2896号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近の高精細化されたディスプレイ(例えば200dpi以上のディスプレイ)においては、上記梨地面を有するタッチパネルを装着すると表示画面に「ぎらつき」(にじみ)といった視認性低下が発生するという新たな問題点が出てきている。なお、図11は、このにじみを模式的に示したものであり、図11の緑色の背景95に対して、赤点93や青点94が多数見える状態となり、多数の赤点93や青点94により文字92がぎらついたり、にじんだりしていることをわかりやすく示している。
【0009】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決し、上部絶縁基板と下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されていても、タッチパネルをディスプレイ上に装着したときに表示画面のぎらつきを抑えることのできる支持板付きタッチパネルを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の支持板付きタッチパネルは、プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板の下面に透明導電膜で構成される上部電極が形成された上部電極板と、プラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板の上面に透明導電膜で構成される下部電極が形成された下部電極板とを備え、上記上部電極板と上記下部電極板とが上記上部電極及び下部電極間に空気層を介して対向配置され且つ上記上部絶縁基板と上記下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルであって、上記下部絶縁基板の裏面にプラスチック板からなる支持板がディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散粘着剤層により全面的に接着されており、当該拡散粘着剤層のヘーズが10〜50%であり、上記タッチパネルの梨地面の表面ヘーズが1.5〜5%であるように構成した。
【0012】
また、本発明の支持板付きタッチパネルは、プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板の下面に透明導電膜で構成される上部電極が形成された上部電極板と、プラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板の上面に透明導電膜で構成される下部電極が形成された下部電極板とを備え、上記上部電極板と上記下部電極板とが上記上部電極及び下部電極間に空気層を介して対向配置され且つ上記上部絶縁基板と上記下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルであって、上記下部絶縁基板の裏面にディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散性を有するプラスチック板からなる支持板が粘着剤層により全面的に接着されており、上記拡散性を有する支持板のヘーズが10〜50%であり、上記タッチパネルの梨地面の表面ヘーズが1.5〜5%であるように構成した。
【0014】
また、本発明の支持板付きタッチパネルは、プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板の下面に透明導電膜で構成される上部電極が形成された上部電極板と、プラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板の上面に透明導電膜で構成される下部電極が形成された下部電極板とを備え、上記上部電極板と上記下部電極板とが上記上部電極及び下部電極間に空気層を介して対向配置され且つ上記上部絶縁基板と上記下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルであって、上記下部絶縁基板の裏面にディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散性を有するプラスチック板からなる支持板がディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散粘着剤層により全面的に接着されており、表面に上記拡散粘着剤層を設けた上記拡散性を有する支持板のヘーズが10〜50%であり、上記タッチパネルの梨地面の表面ヘーズが1.5〜5%であるように構成した。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照しながら本発明について詳細に説明する。図1、図6及び図8は本発明に係る支持板付きタッチパネルの一実施例を示す断面図、図2は従来技術に係る支持板付きタッチパネルにおける光学的作用を説明する模式図、図3、図7及び図9は本発明に係る支持板付きタッチパネルにおける光学的作用を説明する模式図である。図中、1はタッチパネル、2は上部絶縁基板、3は透明導電膜で構成される上部電極、4は下部絶縁基板、5は透明導電膜で構成される下部電極、6は空気層、7は梨地面、8は両面テープ、9は支持板、10は拡散粘着剤層、11は粘着剤層、12はマットコーティング層、13はフルカラーのディスプレイ(例えば液晶や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ)、13aは画素、13bは画素をそれぞれ示す。
【0017】
上記ディスプレイ13は、コードレス電話機、携帯電話機、電卓、サブノートパソコン、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、デジタルカメラ、ビデオカメラ、業務用通信機器などのディスプレイであって、このディスプレイ13を備えた携帯型電子機器やパソコンのモニタなどの前面にタッチパネル1が装着され、透視した画面の指示に従いながら、タッチパネル1の表面をペンや指などで押圧することによって各種の操作を行なうことのできる入力装置としてタッチパネル1が使用される。
【0018】
まず、本発明の第一の態様について説明する。図1に示す支持板付きタッチパネルは、プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板2の下面に透明導電膜で構成される上部電極3が形成された上部電極板と、プラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板4の上面に透明導電膜で構成される下部電極5が形成された下部電極板とを備え、上部電極板と下部電極板とが矩形枠状の両面テープ14により互いに接着固定されることにより、上部電極板と下部電極板とが対向する電極間に空気層6を介して対向配置され且つ上部絶縁基板2と下部絶縁基板4の対向面のうち下部絶縁基板4側に梨地面7が形成されたタッチパネル1であって、下部絶縁基板4の裏面にプラスチック板からなる支持板9が拡散粘着剤層10により全面的に接着されている。なお、梨地面7は、上部絶縁基板2側に設けてもよいし、上部絶縁基板2と下部絶縁基板4の対向面の両方に設けてもよい。
【0019】
タッチパネル1の上部絶縁基板2および下部絶縁基板4としては、それぞれPET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)、PC(ポリカーボネート樹脂)、PES(ポリエステルサルフォン樹脂)、PAR(ポリアリレート樹脂)、又は、ARTON(アートン、JSR株式会社のノルボンネン系耐熱透明樹脂の登録商標)などのプラスチックフィルムが使用できる。上部絶縁基板2および下部絶縁基板4の厚みは、通常、0.05〜0.2mmである。また、上部絶縁基板2の上面には、一般にアクリル系UV樹脂等でハードコート処理が施こされていることが多い(図示せず)。
【0020】
梨地面7の形成手段としては、フィラーを光拡散剤として分散させたインキを作製し、ロールコーターあるいはグラビアコータ等で上部絶縁基板用又は下部絶縁基板用のプラスチックフィルム上にコーテイングするマットコーティング加工が用いられることが多く、上部絶縁基板用又は下部絶縁基板用のプラスチックフィルム上のマットコーティング層12中のフィラーの粒径や分散量により、梨地度合いを制御している。もちろん、エンボス加工その他の梨地処理を施すことによって上部絶縁基板2および/または下部絶縁基板4に梨地面7を形成することも可能であるが、従来、上部絶縁基板2や下部絶縁基板4が透明導電膜形成の下地としてハードコートインキをコーティングすることが多く、このハードコートインキ中に上記フィラーを分散させてマットコーティング兼用インキとすればハードコート層の形成とマットコーティング層12の形成、すなわち梨地面7の形成とを同時に行なえるため、マットコーティング加工の方がその他の梨地処理と比べてコストや製造効率の面でより好ましい。上記マットコーティング加工で光拡散剤として用いるフィラーとしては、粒径サイズが3μm以下のSiO粒子やAl粒子等を使用する。粒径サイズが3μmを超えるフィラーを使用すると、タッチパネル1の上部及び下部電極間がフィラーによる突出部分で接近しすぎ、入力時に誤入力するおそれがあるため、好ましくない。
【0021】
また、上部絶縁基板2と下部絶縁基板4の対向面のうち少なくとも一方に施される梨地処理の程度は表面ヘーズによって表すことができ、その表面ヘーズが1.5〜5%である梨地処理を施すことが好ましい。表面ヘーズが5%を超えると、タッチパネル自体が白く見え、ディスプレイの視認性が著しく低下する。模式的に説明すると、図12に示されるように、ディスプレイ3単体のときには、黒色の背景に対して白色の文字でコントラストが高いものであっても、図13に示されるように、ディスプレイ3とタッチパネル1を合わせてしまうと、灰色の背景に対して灰色の文字でコントラストが低くなってしまい、ディスプレイ3の視認性が著しく低下する。逆に、表面ヘーズが1.5%に満たないとニュートン環の発生防止効果が低下する。なお、本発明において表面ヘーズとは、上部絶縁基板2や下部絶縁基板1に適用するのと同じ梨地処理を高透明PETフィルムに施したときのJIS K 7105(1981)に準拠する試験にて求めたヘーズ(曇価)と定義する。上記高透明PETフィルムとしては、フィルム自体のヘーズが0.5%以下のものを用いる。
【0022】
なお、梨地面7は、上部絶縁基板2と下部絶縁基板4の対向面の両方に形成されてもよいが、コスト面で不利となるため、いずれか一方のみとするのが好ましい。その場合、下部絶縁基板4側に梨地面7を形成するのがより好ましい。何故なら、下部絶縁基板4はタッチパネルへの入力時に変形しないため、上部絶縁基板2と比べて梨地面7と透明導電膜との密着力が低下しにくいからである。
【0023】
上部電極3および下部電極5にそれぞれ用いる透明導電膜の材料としては、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、若しくはITO等の金属酸化物や金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、若しくはパラジウム等の金属がある。これらの透明導電膜の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、又は、CVD法等が用いられる。なお、上記の形成方法によって得られる透明導電膜は非常に薄いため、上部絶縁基板2および/または下部絶縁基板4の梨地面7の凹凸に沿って形成されることとなり、その電極表面も梨地となる。
【0024】
また、上部電極板及び下部電極板のそれぞれには、バスバーや引き回し線等の所定のパターンの回路が形成される(図示せず)。回路の材料としては、金、銀、銅、若しくはニッケルなどの金属あるいはカーボンなどの導電性を有するペーストを用いる。これらの形成方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、若しくはフレキソ印刷などの印刷法、フォトレジスト法、又は、刷毛塗法などがある。
【0025】
なお、上部電極板と下部電極板とは、通常、上部電極3または下部電極5の表面に形成されたスペーサーによって間を隔てられており、指やペンなどで上部電極板上から押圧することによりはじめて上部電極3と下部電極5とが接触し入力が行われる。スペーサーとしては、透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細なドット状に形成して得ることができる。また、印刷法により微細なドットを多数形成してスペーサーとすることもできる。
【0026】
また、下部絶縁基板4の裏面に全面的に接着される支持板9としては、タッチパネルへの入力時の加圧に耐えうるものであって、PC(ポリカーボネート)、PMMA(メタアクリレート)、MS(メチルメタクリレート−スチレン共重合体)、又は、エポキシなどの透明プラスチック板が使用できる。支持板9の厚みは、タッチパネルへの入力時の加圧に耐えうるように、通常、0.3〜3.0mmである。
【0027】
本発明の第一の態様の特徴は、上記したような上部絶縁基板2と下部絶縁基板4の対向面のうち少なくとも一方に梨地面7が形成されたタッチパネル1をディスプレイ13上に装着したタッチパネルにおいて、上記下部絶縁基板4の裏面にプラスチック板で構成される支持板9がディスプレイ13からの可視光を屈折及び反射させる拡散粘着剤層により全面的に接着されていることにある。
【0028】
従来技術においては、下部絶縁基板4と支持板9との全面接着に用いられる通常の粘着剤層11は、ディスプレイ13からの可視光をそのまま透過して下部絶縁基板4に対して垂直に入射させている。この入射した可視光は、その後、タッチパネル1の上部絶縁基板2または/および下部絶縁基板4の対向面に形成された梨地面7を透過する際に梨地面7を構成する凸面又は凹面に対して斜め方向から入射することにより屈折をする。このとき、屈折率は透過した光の波長によって異なり、具体的には波長の長い赤色の光は小さな角度で屈折し、波長の短い青色の光は大きな角度で屈折するため、RGB(赤、緑、青)の各波長の屈折率差によりディスプレイ13からのRGB各色の光は、梨地面7の透過後、僅かに異なる方向に進む。しかも、同じ波長の色で且つ同じ角度で下部絶縁基板4に対して入射した光であっても、梨地面7のどの箇所で屈折するか、つまり梨地面7を構成する凸面又は凹面に対してどの角度で入射するかによってその進行方向は異なる(図2参照)。したがって、例えばディスプレイ13の画面上の、或る画素13aと、すぐ隣りの画素13bとで全く同じ加法混色がされるようにRGB発光が行われていたとしても、最終的に看者に認識される上記画素13aと上記画素13bの表示色が異なることがある。そして、ディスプレイ13が高精細、つまり画素が細かくなると、上記現象の起こる画素も増加するため、ぎらついた様に見える。
【0029】
これに対して、 本発明の第一の態様の拡散粘着剤層10は、アクリル酸エステル等のアクリル系透明粘着剤中にフィラーを光拡散剤として分散させたものであり、ディスプレイ13からの可視光をこのフィラーによって屈折および反射させる。つまり、ディスプレイ13からの可視光を下部絶縁基板4に到達させる前にあらかじめ多方向にフィラーによって散乱させている(図3参照)。従来のディスプレイ13からの可視光をそのまま透過して下部絶縁基板4に垂直に入射させている場合であれば、同じ波長の色で梨地面7の同じ箇所を透過した光の進行方向はおよそ一方向に決まってしまうが、本発明のように下部絶縁基板4に到達する前にあらかじめ多方向にフィラーによって散乱している場合、同じ波長の色で梨地面7の同じ箇所を透過した光であっても進行方向は多方向となる。そうなると、梨地面7のどの箇所で屈折しようともあまり差は無くなり、例えばディスプレイ13の画面上の、或る画素13aと、すぐ隣りの画素13bとで全く同じ加法混色がされるようにRGB発光が行われていた場合、最終的に看者80に認識される上記画素13aと上記画素13bの表示色に差が生じなくなる。この結果、ディスプレイが高精細であっても、ぎらついた感じには見えない。本発明において高精細とは、一般的には100ppi(ピクセル・パー・インチでdpiと同等)以上とされており、100ppiでは本発明の適用はなくても構わないが、本発明を適用したほうがよく、200ppi以上では必ず本発明を適用する。
【0030】
なお、梨地面7をマットコーティング加工により形成する場合には、マットコーティング層12内のフィラーにより散乱も生じるが、フィラーの量を増やすとマットコーティング層12の入力に対する耐久性が劣化して透明導電膜とともに剥離してしまうため、充分な量のフィラーを分散させることができず、ぎらつきを抑えることは難しい。本発明は、下部絶縁基板4で保護された拡散粘着剤層10中のフィラーにより散乱を行うので、フィラーの量を充分に分散させても入力に対する耐久性が劣化するという問題を生じない。
【0031】
上記拡散粘着剤層10は、アクリル酸エステル等のアクリル系粘着剤中にフィラー10aを光拡散剤として分散させたものである。このアクリル系粘着剤は、粘着テープ等に一般的に用いられる粘着剤を使用すればよい。また、光拡散剤として分散させるフィラー10aとしては、粒径サイズが1μm程度のSiO粒子やAl粒子等を使用する。
【0032】
また、拡散粘着剤層10中のフィラー10aの分散程度は、JIS K 7105(1981)によって求められる拡散粘着剤層10自体のヘーズ(曇価)によって表すことができ、拡散粘着剤層10のヘーズが10〜50%になるように調整する。拡散粘着剤層10のヘーズが10%未満であると、タッチパネルの梨地処理とディスプレイの画素との干渉を押さえることが難しくなる。また、拡散粘着剤層10のヘーズが50%を超えると、粘着剤自体が白くなり、ディスプレイ13の視認性を低下させる。より好ましい拡散粘着剤層10のヘーズは25〜35%である。また、上記拡散粘着剤層10の厚みは、接着力を得るために少なくとも10μmは必要である。
【0033】
上記拡散粘着剤層10内のフィラー10aの粒径は、一般的に可視光において、拡散させる必要がある為、可視光線の波長の長さ(400nm〜700nm、すなわち、0.4μm〜0.7μm)以上が必要になる。好ましは、2〜3μmが好ましい。また、フィラーは、図14に示すように1次凝集及び2次凝集させて全体の粒径を2〜3μm程度になるように分散しても良く、その場合には、大小異なる粒径のフィラーを使用して構わない。この場合には、予め均一な粒径サイズに揃える必要がない為、材料コスト的に有利である。しかしながら、分散性を考慮した場合は、2〜3μm程度の同一粒径えのフィラーを図15に示すように単分散させた方が、均一に効果を出せる為に好ましい。ただし、異種のフィラーを混合して用いないほうがよい。
【0034】
以上、本発明の第一の態様について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明の第二の態様として、粘着剤層に拡散機能を付与する代わりに、支持板に拡散機能を付与することもできる。すなわち、下部絶縁基板4の裏面に拡散性を有するプラスチック板からなる支持板(以下、拡散支持板14という。)が粘着剤層11により全面的に接着されているように構成する(図6参照)。
【0035】
拡散支持板14は、PC(ポリカーボネート)、PMMA(メタアクリレート)、MS(メチルメタクリレート−スチレン共重合体)、エポキシなどのプラスチック板中にフィラー14aを光拡散剤として分散させたものであり、ディスプレイ13からの可視光をこのフィラー14aによって屈折および反射させる。つまり、ディスプレイ13からの可視光を下部絶縁基板4に到達させる前にあらかじめ多方向に散乱させているので(図7参照)、同じ波長の色で梨地面7の同じ箇所を透過した光であっても進行方向は多方向となる。そうなると、第一の態様と同様に、梨地面7のどの箇所で屈折しようともあまり差は無くなり、例えばディスプレイ13画面上の或る画素13aとすぐ隣りの画素13bで全く同じ加法混色がされるようにRGB発光が行われていた場合、最終的に看者に認識される上記画素13aと上記画素13bの表示色に差が生じなくなる。結果、ディスプレィが高精細であっても、ぎらついた感じには見えない。
【0036】
粘着剤層11は、従来技術と同様に、アクリル酸エステル等のアクリル系粘着剤を用いることができる。また、拡散支持板14および粘着剤層11以外の構成については前述の通りである。
【0037】
また、第二の態様における拡散支持板14中のフィラー14aの分散程度も、JIS K 7105(1981)によって求められる拡散支持板14自体のヘーズ(曇価)によって表すことができ、前記拡散粘着剤層10の場合と同様の理由から拡拡散支持板14のヘーズが10〜50%になるように調整する。より好ましい拡散支持板14のヘーズ25〜35%である。
【0038】
また、第二の態様における拡散支持板14中のフィラー14aのの粒径も、可視光線の波長の長さ(400nm〜700nm、すなわち、0.4μm〜0.7μm)以上が必要になり、好ましは、2〜3μmである。また、フィラー14aも、図14に示すように1次凝集及び2次凝集させて全体の粒径を2〜3μm程度になるように分散しても良く、その場合には、大小異なる粒径のフィラーを使用して構わない。しかしながら、やはり分散性を考慮した場合は、2〜3μm程度の同一粒径えのフィラーを図15に示すように単分散させた方が、均一に効果を出せる為に好ましい。ただし、異種のフィラーを混合して用いないほうがよい。
【0039】
また、本発明の第三の態様として、第一及び第二の態様を組み合わせ、粘着剤層と支持板の両方に拡散機能を付与することもできる。すなわち、下部絶縁基板4の裏面に拡散支持板14が拡散粘着剤層10により全面的に接着されているように構成する(図8参照)。拡散粘着剤層10及び拡散支持板14により、ディスプレイ13からの可視光を下部絶縁基板4に到達させる前にあらかじめ多方向に散乱させているので(図9参照)、同じ波長の色で梨地面7の同じ箇所を透過した光であっても進行方向は多方向となる。したがって、第一及び第二の態様と同様の効果が得られる。なお、第三の態様における拡散粘着剤層10及び拡散支持板14中のフィラーの分散程度は、表面に拡散粘着剤層10を設けた拡拡散支持板14のヘーズが10〜50%になるように調整する。ヘーズが10%未満であると、タッチパネルの梨地処理とディスプレイの画素との干渉を押さえることが難しくなる。また、50%を超えると、粘着剤自体が白くなり、ディスプレイ13の視認性を低下させる。より好ましくはヘーズ25〜35%である。
【0040】
また、拡散支持板14や拡散粘着剤層10の配置に関して、図16と図17に示されるように、拡散支持板14や拡散粘着剤層10と梨地面7とは距離が近い方(図16よりも図17の方)が、より、細かく光拡散する為に、人間の目で見た時にぎらつき防止効果が大きい。
【0041】
また、拡散支持板14や拡散粘着剤層10を設けることについて、タッチパネル特有の効果を向上させる機能として次のようなものがある。すなわち、タッチパネル1の使用において、ペンや指で、繰り返し入力を行なう為に、表面及び内面に多少汚れやキズが発生してくる。しかしながら、上記タッチパネル1においては、光拡散の影響で、汚れやキズが目立たなくなり、外観上有利である。
【0042】
【実施例】
(実施例1) 厚み100μmのPCフィルムを下部絶縁基板として用い、その上面に粒径2μmのSiOを光拡散剤として分散させたアクリル系樹脂をロールコーターで厚み5μmになるようにマットコーテイングして梨地処理を施して表面ヘイズが3%の梨地面を形成し、その上に厚み20nmのITO膜からなる下部電極をスパッタリングにて形成して下部電極板とした。さらに、厚み0.5mmのPC板を支持板として用い、その上面にアクリル酸エステルからなる粘着剤中に粒径1μmのSiO粒子を光拡散剤として分散させたインキをスクリーン印刷にて塗布し、厚み20μm、ヘイズ15%の拡散粘着剤層を全面的に形成した後、上記下部電極板の下部絶縁基板裏面に貼り付けて支持板付き下部電極板とした。
【0043】
一方、厚み188μmのPETフィルムを上部絶縁基板として用い、その下面にアクリル系樹脂をロールコーターで厚み5μmでコーテイングし、そのコーティング層上に厚み20nmのITO膜からなる上部電極をスパッタリングにて形成し、さらに上部絶縁基板の上部電極を形成した面とは反対の面にアクリル系樹脂をロールコータで5μmになるようにコーテイングしたものを上部電極板とした。
【0044】
以上のような上部電極板と支持板付き下部電極板に所定のパターンの回路をスクリーン印刷にて形成した後、上部電極板と支持板付き下部電極板とを電極間に空気層を介して対向配置させ、両者を周縁部において両面テープにて接着し、両電極間のニュートン環の発生を防止したタッチパネルを得た。
【0045】
(実施例2) 厚み0.5mmのPC板中に粒径1μmのSiO粒子を光拡散剤として分散させてヘイズ15%としたものを拡散支持板として用い、その上面にアクリル酸エステルからなる透明な粘着剤をスクリーン印刷にて塗布し、厚み20μmの粘着剤層を全面的に形成した後、上記下部電極板の下部絶縁基板裏面に貼り付けて支持板付き下部電極板とした以外は実施例1と同様とした。
【0046】
(実施例3) 厚み0.5mmのPC板中に粒径1μmのSiO粒子を光拡散剤として分散させたものを拡散支持板として用い、その上面にアクリル酸エステルからなる粘着剤中に粒径1μmのSiO粒子を光拡散剤として分散させたインキをスクリーン印刷にて塗布し、厚み20μmの拡散粘着剤層を全面的に形成することにより、表面に拡散粘着剤層を設けた拡拡散支持板のヘイズを15%とした後、上記下部電極板の下部絶縁基板裏面に貼り付けて支持板付き下部電極板とした以外は実施例1と同様とした。
【0047】
(比較例1) アクリル酸エステルからなる厚み20μmの粘着剤層により下部電極板の下部絶縁基板との支持板とを貼り合わせたこと以外は、実施例1と同様にした。
【0048】
(比較例2) アクリル酸エステルからなる厚み20μmの粘着剤層により下部電極板の下部絶縁基板との支持板とを貼り合わせ、さらに下部絶縁基板に梨地処理を施さないこと以外は、実施例1と同様にした。
【0049】
実施例1〜3と比較例1,2のタッチパネルを高精細カラーLCDの前面に配置し、LCD表示の視認性を観察したところ、実施例1ではぎらつきが無く、LCD単体での表示と比較して遜色なかった。しかしながら、比較例1においては、ぎらつきが発生し、視認性を低下させた。また、比較例2においては、ぎらつきは発生しないがニュートン環が発生し、やはり視認性を低下させた。
【0050】
【発明の効果】
本発明の支持板付きタッチパネルは、以上のような構成からなるので、次のような効果を奏する。
【0051】
本発明の支持板付きタッチパネルは、上部絶縁基板と下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルが、その下部絶縁基板の裏面にプラスチック板からなる支持板が拡散粘着剤層により全面的に接着されているので、この拡散粘着剤層中のフィラーによってディスプレイからの可視光が下部絶縁基板に到達する前にあらかじめ多方向に散乱させている。
【0052】
また、本発明の支持板付きタッチパネルは、上部絶縁基板と下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルが、その下部絶縁基板の裏面にプラスチック板からなる拡散支持板が粘着剤層により全面的に接着されているので、この拡散支持板中のフィラーによってディスプレイからの可視光が下部絶縁基板に到達する前にあらかじめ多方向に散乱させている。
【0053】
また、本発明の支持板付きタッチパネルは、上部絶縁基板と下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルが、その下部絶縁基板の裏面にプラスチック板からなる拡散支持板が拡散粘着剤層により全面的に接着されているので、この拡散支持板および拡散粘着剤層中のフィラーによってディスプレイからの可視光が下部絶縁基板に到達する前にあらかじめ多方向に散乱させている。
【0054】
結果、上記いずれの場合も梨地面のどの箇所で屈折しようともその光の進行方向にあまり差は無くなり、例えばディスプレイ画面上の或る画素とすぐ隣りの画素で全く同じ加法混色がされるようにRGB発光が行われていた場合、最終的に看者に認識される上記の両画素間の表示色に差が生じない。したがって、ディスプレィが高精細であっても、ぎらついた感じには見えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持板付きタッチパネルの一実施例を示す断面図である。
【図2】従来技術に係る支持板付きタッチパネルにおける光学的作用を説明する模式図である。
【図3】本発明に係る支持板付きタッチパネルにおける光学的作用を説明する模式図である。
【図4】従来技術に係る支持板付きタッチパネルの一実施例を示す断面図である。
【図5】従来技術に係る梨地面を有する支持板付きタッチパネルの一実施例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る支持板付きタッチパネルの一実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に係る支持板付きタッチパネルにおける光学的作用を説明する模式図である。
【図8】本発明に係る支持板付きタッチパネルの一実施例を示す断面図である。
【図9】本発明に係る支持板付きタッチパネルにおける光学的作用を説明する模式図である。
【図10】ニュートン環が発生している状態を模式的に説明する説明図である。
【図11】にじみを模式的に説明する説明図である。
【図12】ディスプレイ単体でコントラストが高い状態を示す説明図である。
【図13】ディスプレイ単体でコントラストが高いものであってもディスプレイと表面ヘーズが5%を超えたタッチパネルとを組み合わせると、コントラストが低くなってしまう状態を示す説明図である。
【図14】1次凝集及び2次凝集させたフィラーを示す説明図である。
【図15】単分散させたフィラーを示す説明図である。
【図16】拡散粘着剤層や拡散支持板と梨地面との距離が遠い場合の説明図である。
【図17】図16よりも拡散粘着剤層や拡散支持板と梨地面との距離が近い場合の説明図である。
【符号の説明】
1 タッチパネル
2 上部絶縁基板
3 上部電極
4 下部絶縁基板
5 下部電極
6 空気層
7 梨地面
8 両面テープ
9 支持板
10 拡散粘着剤層
10a フィラー
11 粘着剤層
12 マットコーティング層
13 ディスプレイ
13a 画素
13b 画素
14 拡散支持板
14a フィラー
80 看者
90 干渉縞の明るい部分
91 干渉縞の暗い部分
92 文字
93 赤点
94 青点
95 緑の背景

Claims (3)

  1. プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板の下面に透明導電膜で構成される上部電極が形成された上部電極板と、プラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板の上面に透明導電膜で構成される下部電極が形成された下部電極板とを備え、上記上部電極板と上記下部電極板とが上記上部電極及び下部電極間に空気層を介して対向配置され且つ上記上部絶縁基板と上記下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルであって、上記下部絶縁基板の裏面にプラスチック板からなる支持板がディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散粘着剤層により全面的に接着されており、当該拡散粘着剤層のヘーズが10〜50%であり、上記タッチパネルの梨地面の表面ヘーズが1.5〜5%であることを特徴とする支持板付きタッチパネル。
  2. プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板の下面に透明導電膜で構成される上部電極が形成された上部電極板と、プラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板の上面に透明導電膜で構成される下部電極が形成された下部電極板とを備え、上記上部電極板と上記下部電極板とが上記上部電極及び下部電極間に空気層を介して対向配置され且つ上記上部絶縁基板と上記下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルであって、上記下部絶縁基板の裏面にディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散性を有するプラスチック板からなる支持板が粘着剤層により全面的に接着されており、上記拡散性を有する支持板のヘーズが10〜50%であり、上記タッチパネルの梨地面の表面ヘーズが1.5〜5%であることを特徴とする支持板付きタッチパネル。
  3. プラスチックフィルムで構成される上部絶縁基板の下面に透明導電膜で構成される上部電極が形成された上部電極板と、プラスチックフィルムで構成される下部絶縁基板の上面に透明導電膜で構成される下部電極が形成された下部電極板とを備え、上記上部電極板と上記下部電極板とが上記上部電極及び下部電極間に空気層を介して対向配置され且つ上記上部絶縁基板と上記下部絶縁基板の対向面のうち少なくとも一方に梨地面が形成されたタッチパネルであって、上記下部絶縁基板の裏面にディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散性を有するプラスチック板からなる支持板がディスプレイからの可視光を屈折及び反射させる拡散粘着剤層により全面的に接着されており、表面に上記拡散粘着剤層を設けた上記拡散性を有する支持板のヘーズが10〜50%であり、上記タッチパネルの梨地面の表面ヘーズが1.5〜5%であることを特徴とする支持板付きタッチパネル。
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