JPH08122680A - 光走査装置及びその製造方法 - Google Patents

光走査装置及びその製造方法

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JPH08122680A
JPH08122680A JP28433194A JP28433194A JPH08122680A JP H08122680 A JPH08122680 A JP H08122680A JP 28433194 A JP28433194 A JP 28433194A JP 28433194 A JP28433194 A JP 28433194A JP H08122680 A JPH08122680 A JP H08122680A
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JP
Japan
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polygon mirror
reflection
parts
prism
bodies
Prior art date
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Pending
Application number
JP28433194A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Okamura
哲郎 岡村
Toru Takizawa
透 滝沢
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリゴンミラーを構成するN角柱体の反射面
となる上面と側面とのなす角度θの精度を確保して安価
かつ容易に製造することにある。 【構成】 面倒れ補正機能付の光走査装置において、そ
のポリゴンミラーを構成する6角柱体30は、6個の三
角柱から成る反射用ブロック体部分30a〜30fを、
本体部分30gの稜部に組み合わせ接着等の方法で固定
して形成する。上記ブロック体部分は、ポリゴンミラー
の反射面となる上面と側面とを含む3角柱体31から側
面の枚数部分(6個)を切り出して作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光走査装置、特にそのポ
リゴンミラーの構造及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリゴンミラー、即ち回転多面鏡などの
回転反射体からの反射光を使用して、受光面上での光ビ
ームの走査を行わせ、情報の書き込みや表示等を行う光
走査装置が従来から使用されている。
【0003】図4は従来提案されているこの種の光走査
装置の構成を示すものであり、光ビーム発生装置11か
らは平行光ビームが発せられ、この平行光ビームが回転
体反射体としての回転多面鏡12の走査用反射面P1
入射する。走査用反射面P1からの反射光は、集束装置
13で集束され、受光面としての感光ドラムの周面14
に入射される。回転多面鏡12は回転軸15の周りに回
動され、この回動によって集束装置13で得られる集束
光が感光ドラムの周面14上を矢印Xで示す走査方向に
走査される。感光ドラムが回転軸の廻りに回転角速度ω
1で回転することにより、集束光によって感光ドラムの
周面14に対して情報の書き込みや表示が行われる。
【0004】しかし上述した光走査装置では回転多面鏡
(ポリゴンミラー)12の傾きによって受光面としての
感光ドラムの周面14上の集束光の位置がずれるという
問題がある。上記ポリゴンミラーの傾きは面倒れと称さ
れており、この傾きは回転軸の傾き及び加工精度からく
る各面の角度のばらつきに由来していて、その角度が少
ない程、高精度と言えるが、これを全く零にすることは
できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の光走査装置では高品質の画像を得るためには、ポリ
ゴンミラーの面倒れを小さく抑えて受光面での結像の位
置ずれを抑える必要がある。そのため図5に示すような
面倒れ補正機能付きの光走査装置も提案されている。
【0006】図5において、同図において、20はポリ
ゴンミラー、21はその回転軸、22,23は固定ミラ
ー、24は受光面、25はレーザー光、26は反射光、
27は集束レンズである。図示していない光源からのレ
ーザー光25はN角柱体から成るポリゴンミラー20の
上面20aで反射された後、更に固定ミラー22,23
で反射され再度ポリゴンミラー20の側面20bで反射
され、その反射光26が受光面24に集束レンズ27で
集束されると共にポリゴンミラー20の回転により走査
する。この場合、ポリゴンミラー20からの反射光26
の出射角は2θ+θ0(一定値)、と表わせる。従っ
て、各面の角度のばらつきがなければ(6面体であれ
ば、6面全ての角度θの面精度が一定ならば)上記出射
角も一定で面倒れの影響を抑えることができる。なお、
θは上面20aと側面20bとの成す角度である。
【0007】このように面倒れ補正機能を果たすために
はポリゴンミラーを構成するN角柱体の上面と側面との
なす角度θが一定でなければならないが、従来は上記N
角柱体を一体的に作る方法をとっているので、上記角度
θが一定なものを精度良く安価に作成することができな
かった。
【0008】本発明の目的は光走査装置の主要部を構成
するポリゴンミラーの安価かつ高精度の構造及び製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、光源からの光ビームをN角柱体から
成るポリゴンミラーの上面で反射させた後、その反射光
を更に偶数回反射させてから再度上記ポリゴンミラーの
N角柱体の側面で反射させ、その反射光を被走査面上に
集束させるように構成した光走査装置において、上記N
角柱体は、上記上面及び側面を含む複数の反射用ブロッ
ク体部分を本体部分に組み合わせて構成されたことを要
旨とする。
【0010】また第2の発明は上記光走査装置の製造方
法として、光反射面となる上面及び側面を含む所定角柱
体から反射用ブロック体を複数個切り出し、これらブロ
ック体を本体部分の各稜部に組み合わせてN角柱体を作
ってポリゴンミラーを得ることを要旨とする。
【0011】
【作用】本発明の光走査装置の構成によると、前記上面
と側面のなす角度θが所定値をとるN角柱体を安価かつ
容易に作成することができる。
【0012】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1(a)は光走査装置のポリゴンミラーを構成する6
角柱体30で、該6角柱体30は6個の三角柱から成る
反射用ブロック体部分30a〜30fを、本体部分30
gの稜部に組み合わせ接着等の方法で固定してある。
【0013】上記ブロック体部分は、例えば、ポリゴン
ミラーの反射面となる上面と側面を含む3角柱体31を
スチール、アルミ、ガラス等で作成し、そこから側面の
枚数分(6個)を切り出し、本体部分30gの各稜部
に、接着、ねじ止め等により固定する。従来はポリゴン
ミラーとなるN角柱体を一体的に作成していたので、前
記角度θが全て所定値となるように加工するのはなかな
か難しく、コストもかかっていた。
【0014】しかし本発明では、上述したように所定角
柱体31より切り出した反射用ブロック体から、所定角
度θのものを選択して容易に所望のN角柱体を形成する
ことができる。即ち、所定角柱体31を作成するとき角
度θの精度がある程度ばらばらであっても、複数の角柱
体31より切り出して、その中で角度θがほぼ同じもの
を組み合わせてN角柱体のポリゴンミラーを作成するこ
とができる。
【0015】この場合、上記反射用ブロック体部分の角
度θのばらつきをdθ、図3に示すように、Dを結像面
24上での副走査方向スポット径、lはポリゴンミラー
20の側面20bから結像面24までの距離とすれば、 dθ≦1/2・D/4・1/l=D/8l となるように、前記3角柱体31のような反射用ブロッ
ク体部分を切り出すための1本の角柱体を選別してやれ
ば、前記ポリゴンミラー使用時の結像面24上での副走
査方向スポットのずれはD/4以下に抑えられる。しか
もこのように上面と側面のなす角度θが一定のN角柱体
をポリゴンミラーとして使用すれば、下記のように面倒
れ補正機能を確保することができる。
【0016】図2において、θ1〜θ4はN角柱体32、
固定ミラー33,34における反射面角度、K1〜K5
光線角度で、いずれも水平線に対する傾角で表わしてい
る。
【数1】 K2=θ1+α=θ1+(θ1−K1)=2θ1−K13=K2+(180−2β)=K2+{180−2(K2
−θ2)}=180−K2+2θ2=180−2θ1+K1
+2θ24=K3+(180−2γ)=K3+{180−2(K3
−θ3)}=180−K3+2θ3=180−180+2
θ1−K1−2θ2+2θ3=2θ1−K1−2θ2+2θ35=θ4+δ=θ4+(θ4−K4)=2θ4−K4=2θ4
−2θ1+K1+2θ2−2θ3=2(θ4−θ1)+K1
2(θ2−θ3
【0017】θ4−θ1,K1,θ2−θ3が夫々一定とす
ればK5も一定、即ち上面と側面のなす角度θ=θ2−θ
3が一定ならば、面倒れの影響をうけない。前述したよ
うに例えば、三角柱体として一回加工すればθは一定で
当然変化はなく、容易にθの精度を出すことができ、従
ってK5、即ち走査光を面倒れがあっても同一方向に集
束できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、精
度は悪くとも、ばらつきの少ないN角柱体を作成するこ
とができるので、容易にかつ低コストで面倒れ補正機能
付き光走査装置用ポリゴンミラーを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】上記実施例による面倒れ補正機能の説明図であ
る。
【図3】上記実施例における反射用ブロック体のばらつ
き角の選別方法の説明図である。
【図4】従来の光走査装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図5】従来の面倒れ補正機能付の光走査装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
20 ポリゴンミラー 22,23 固定ミラー 24 受光面 30 6角柱体 30a〜30f 反射用ブロック体部分 30g 本体部分 31 3角柱体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光ビームをN角柱体から成る
    ポリゴンミラーの上面で反射させた後、その反射光を更
    に偶数回反射させてから再度上記ポリゴンミラーのN角
    柱体の側面で反射させ、その反射光を被走査面上に集束
    させるように構成した光走査装置において、上記N角柱
    体は、上記上面及び側面を含む複数の反射用ブロック体
    部分を本体部分に組み合わせて構成されたことを特徴と
    する光走査装置。
  2. 【請求項2】 光反射面となる上面及び側面を含む所定
    角柱体から反射用ブロック体を複数個切り出し、これら
    ブロック体を本体部分の各稜部に組み合わせてN角柱体
    を作ってポリゴンミラーを得ることを特徴とする光走査
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 光反射面となる上面及び側面を含む複数
    の3角柱から切り出された任意の反射用ブロックを選択
    することを特徴とする請求項2に記載の光走査装置の製
    造方法。
JP28433194A 1994-10-24 1994-10-24 光走査装置及びその製造方法 Pending JPH08122680A (ja)

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JP28433194A JPH08122680A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 光走査装置及びその製造方法

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JP28433194A JPH08122680A (ja) 1994-10-24 1994-10-24 光走査装置及びその製造方法

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JPH08122680A true JPH08122680A (ja) 1996-05-17

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