JPH08122442A - スペクトルデータ収集装置 - Google Patents

スペクトルデータ収集装置

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JPH08122442A
JPH08122442A JP25521894A JP25521894A JPH08122442A JP H08122442 A JPH08122442 A JP H08122442A JP 25521894 A JP25521894 A JP 25521894A JP 25521894 A JP25521894 A JP 25521894A JP H08122442 A JPH08122442 A JP H08122442A
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JP
Japan
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signal
conversion
spectrum
noise spectrum
circuit
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JP25521894A
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Takao Minami
孝男 南
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号スペクトルの収集効率を減少させること
なくノイズ・スペクトルの収集を同時に行えるようにす
る。 【構成】 検出信号に直流オフセットを加えてAD変換
するAD変換器を備え、直流オフセットが加えられた信
号が所定レベルを超えたとき、あるいはAD変換要求信
号の発生があったときAD変換を行い、信号スペクトル
収集の合間にノイズ・スペクトルを収集するようにした
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線分析装置の放射線検
出器等に適用可能なデータ収集装置に係り、特に信号ス
ペクトル収集の合間にノイズ・スペクトルを収集できる
ようにしたスペクトルデータ収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線計測を行う場合、一般的に先ず計
測系(リニアアンプやADコンバータ等)のキャリブレ
ーション(ゼロ点調整、ゲイン調整)を行う必要があ
る。現在このキャリブレーションはコンピュータ等によ
り自動化されているが、そうたびたび実施するようには
考えられてはいない。一般的には計測系を構成する検出
器やリニアアンプ等の交換が生じたときなどにキャリブ
レーションがやり直されるのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、計測系は経時
変化や温度変化によりゼロ点やゲイン変動が生じること
が考えられる。このため計測毎にキャリブレーションが
できればより正確な測定が可能となる。ところで、ノイ
ズ・スペクトルはゼロ点を中心にしたガウス分布を示す
ので、放射線計測におけるノイズ・スペクトル測定はゼ
ロ点変動を修正するのに役立つほか、接続されている検
出器の性能を知ることができるなど利点が多い。このノ
イズ・スペクトルの測定は、信号スペクトルの測定とは
別に実施するのではなく同時に行うことに意味がある。
それは、ノイズ・スペクトルは検出器に依存するほか、
計測系を構成するリニアアンプ、AD変換器等が経時変
化や温度変化に影響されることが考えられるからであ
る。
【0004】したがって、信号スペクトルの収集中に常
にノイズ・スペクトルも収集すれば、これら経時変化や
温度変化によるゼロ点変動を実時間で修正することが可
能となり、より正確な測定結果が得られると考えられ、
また、検出器の性能も収集されたノイズ・スペクトル分
布から知ることができる。しかし、従来のX線分析装置
等では、ノイズ・スペクトルの収集を同時に行うとする
と、その収集に時間がとられてしまい、本来のスペクト
ルを収集するのに長い時間を要してしまうためノイズ・
スペクトルの収集は行っていないのが実情である。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、信号スペクトルの収集効率を減少させることなくノ
イズ・スペクトルの収集を同時に行えるようにしたスペ
クトルデータ収集装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトルデー
タ収集装置は、信号検出期間中ゲート制御信号を発生す
るゲート制御信号発生回路と、演算増幅器の入出力間に
接続され、ゲート制御信号OFF期間のみ演算増幅器の
入力に対して反転した出力レベル信号を加えるベースラ
イン安定化回路と、ゲート制御信号の立ち下がりエッジ
でトリガーされ、所定インターバルでAD変換要求信号
を出力するノイズ・スペクトル測定タイミング発生回路
と、演算増幅器出力信号に直流オフセットを加える直流
オフセット発生回路と、信号発生から所定時間内に再度
信号発生があったとき、あるいはAD変換要求信号発生
から所定時間内に信号発生があったときパイルアップリ
ジェクト信号を発生するパイルアップリジェクション回
路と、直流オフセットが加えられた信号をAD変換する
AD変換器とを備え、前記AD変換器は、直流オフセッ
トが加えられた信号が所定レベルを超えたとき、あるい
はAD変換要求信号の発生があったときAD変換を行
い、信号スペクトル収集の合間にノイズ・スペクトルを
収集するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、信号スペクトル収集の合間にノイズ
・スペクトルを収集するようにしたので、信号スペクト
ルの収集効率を減少させることなくノイズ・スペクトル
が同時に得られ、実時間でのキャリブレーションを可能
にして正確な測定が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。1はリニアアンプで機能(構成)の一部だけを示し
たものであり、11は演算増幅器、12は演算増幅器出
力のベースライン変動を抑えるように働くベースライン
安定化回路である。この安定化回路は波形整形された検
出信号が入力された時にはゲートを閉じてこの信号がベ
ースライン補正に含まれるのを防止し、無信号時にはゲ
ートを開いて無信号領域のみがベースライン補正に反映
するようにゲートを制御することから、一般的にゲーテ
ッド・ベース・ライン・レストラー(以後、ゲーテッド
BLR)と呼ばれる。ゲーテッドBLR12は、例え
ば、積分回路とスイッチの直列回路から構成され、信号
時にはスイッチが開いて働かず、無信号時にスイッチが
閉じて演算増幅器11の入力に対して符号の反転した積
分した信号を加算してベースラインを0レベルに維持し
ている。13はゲート制御信号を発生するBLRゲート
制御信号発生回路で、信号がある場合にゲート制御信号
(B)をゲーテッドBLR12に出力して、信号がベー
スライン補正として使用されないようにしている。
【0009】14はBLRゲート制御信号発生回路13
の発生するゲート制御信号に同期させてA/D変換器
(以後ADC)2への変換要求信号(C)を作り出すノ
イズ・スペクトル測定タイミング発生回路である。その
内部構成の一例は図2に示すようなものである。図2に
おいて、T1はノイズ・スペクトルの収集タイミングを
決めるタイマーで、一定間隔(例えば10m秒)でパル
スを発生する。FF1はフリップ・フロップ、T2は単
安定マルチバイブレータ(MM)である。FF1がT1
のパルスによりセットされると、T2はパルスの発生が
イネーブルされてトリガー信号待となる。そしてBLR
ゲート制御信号発生回路13でゲート制御信号(B)が
発生すると信号Bの立ち下がりエッヂに同期してT2は
トリガーされ、AD変換要求信号(C)が出力される。
【0010】15は信号のパイルアップ(重なり)を検
出してリジェクトする回路で、信号の発生を検出するイ
ベント認識回路(詳細は後述)からの信号(FAST)
によりトリガーされ、信号同士のパイルアップ及びノイ
ズ・スペクトル収集中に信号が発生することで生じるパ
イルアップを検出させるためのものであり、信号のパイ
ルアップを検出する回路の内部構成の一例は図3
(a)、図3(b)に示すようなものである。図3
(a)において、T3は通常の信号のパイルアップを検
出するためのインスペクション・タイムを決める再トリ
ガー可能な単安定マルチバイブレータ(RTMM)で、
信号の発生を検出するイベント認識回路からのイベント
信号(FAST)によりトリガーされ、単安定マルチバ
イブレータT3のON期間(インスペクション・タイ
ム)内に再度FASTがあれば再トリガー可能な単安定
マルチバイブレータ(RTMM)T4がトリガーされて
パイルアップリジェクト信号(I)が出力される。T5
はノイズ・スペクトル収集中に発生した信号のパイルア
ップを検出するためのインスペクション・タイムを決め
る再トリガー可能な単安定マルチバイブレータ(RTM
M)であり、AD変換要求信号(C)にトリガーされた
単安定マルチバイブレータT5のON期間(インスペク
ション・タイム)内にFASTがあればT4がトリガさ
れてパイルアップリジェクト信号(I)が出力される。
なお、図3(a)におけるT5を省略して図3(b)の
様にイベント認識回路からの信号(FAST)とノイズ
・スペクトルのAD変換要求信号(C)の論理和出力で
T3をトリガーし、T3のON期間(インスペクション
・タイム)内にFASTまたはAD変換要求信号(C)
があればT4をトリガーするようにしてもよいが、ノイ
ズは本来の信号に比べて信号幅が狭いため、図3(a)
のようにした方がノイズ・スペクトル収集時のインスペ
クション・タイムは短くすることができ、これによりノ
イズ・スペクトル収集中に信号が発生することで生じる
パイルアップ頻度を減少させることができる。
【0011】イベント認識回路を含む信号検出回路は、
例えば図4に示すような構成となっている。信号検出回
路は半導体検出器4、プリアンプ5、パルスプロセッサ
6からなり、半導体検出器4で検出された信号はプリア
ンプ5で増幅されてパルスプロセッサ6で処理される。
パルスプロセッサ6は波形整形回路61、X線の発生を
検出するイベント認識回路62からなっており、低域フ
ィルタで構成される波形整形回路61からは入力X線の
エネルギに比例した振幅の整形波信号(SLOW)が出
力される。一方、イベント認識回路62からはX線の検
出に同期してイベント信号(FAST)が出力される。
【0012】図5はパイルアップリジェクションを説明
する図である。図5(a)は信号の重なりによる一般的
なパイルアップ・タイミングを示しており、信号の検出
に同期してイベント信号F1が生じ、図3において、F
1によりT3がトリガーされ、そのインスペクション・
タイム中にイベント信号が発生しなければT4はトリガ
ーされずパイルアップリジェクト信号(I)は発生しな
い。一方、イベント信号F2により生じたインスペクシ
ョン・タイムT3内にF3が発生するとT4がトリガー
され、パイルアップリジェクト信号(I)が発生する。
図5(b)はノイズ・スペクトル収集中に信号が発生し
たことによるパイルアップ・タイミングを示しており、
信号S1により生じたFASTによりT3がトリガーさ
れるが、そのインスペクション・タイム中にFASTが
生じないので信号S1はリジェクトされず有効となる。
一方、AD変換要求信号(C)の発生でT5がトリガー
され(図3(a)参照)、このインスペクション・タイ
ムT5内に信号S2に伴うFASTが発生したためにT
4がトリガーされ、パイルアップリジェクト信号(I)
が発生する。その結果、信号S2はリジェクトされ無効
となる。
【0013】図1に戻って、16は直流オフセットを与
えるオフセット発生回路で、ベースラインをゼロレベル
から最大ノイズ振幅(ピークtoピーク)の1/2以上
に引き上げることを行う。演算増幅器11の出力のゼロ
レベル、すなわちベースラインはゲーテッドBLR12
によりノイズを平均したレベルに設定されるためノイズ
レベルはこのゼロレベルを中心に正負に変化することに
なる。一方、AD変換器2は正ピークをAD変換するよ
うに動作するため、オフセット発生回路16がないと負
のピークは検出されず、その結果ノイズ・スペクトルは
図6(b)に示すように正方向だけの半形で現れてしま
うことになり、図6(a)のように完全な形でのガウス
分布のノイズ・スペクトルとはならない。これではノイ
ズ・スペクトルのピーク点(中心位置)を検出できない
ため、ゼロ点補正等に利用することができなくなってし
まうことになる。そこで、オフセット発生回路16で最
大ノイズ振幅(ピークtoピーク)の1/2以上を加え
ることにより、負成分が生じないようにしている。
【0014】AD変換器2は一般的な従来からある放射
線用AD変換器である。一般的に放射線用AD変換器は
ピークのストレッチをまず実行し、その後AD変換が実
行されるように動作させられる。そのため、ここではピ
ーク・ストレッチを有効とする信号とタイミングを説明
するに必要な最小限の、ピーク・ストレッチャー&ピー
ク検出部とコントロール部、それにディスクリ部、AD
変換部のみを示したものである。オフセットを加えられ
た信号は、バッファ21を介してピーク・ストレッチャ
ー&ピーク検出部22、ディスクリ部23に加えられ
る。ディスクリ部23では信号がディスクリレベルを超
えていることを示す弁別信号(H)を出力する。コント
ロール部25は、弁別信号(H)が検出されるか、AD
変換要求信号(C)が検出されるとピーク・ストレッチ
ャー&ピーク検出部22に対してピークストレッチ有効
信号(D)を出力し、ピーク検出信号(E)があるとA
D変換指令信号(F)を送出する。また、コントロール
部25は、パイルアップリジェクト信号(I)がなく、
AD変換時間を示す信号(G)を受け取ると、AD変換
完了信号(J)、AD変換されたデータがノイズ・スペ
クトルか信号かを識別するための識別信号(K)をデー
タメモリ3に送り、データメモリ3ではAD変換データ
をノイズ・スペクトルか信号スペクトルかに分けて蓄積
する。
【0015】次いで、図7の波形図を参照して図1の装
置の動作を説明する。演算増幅器11の出力に信号
(A)が現れると、BLRゲート制御信号発生回路13
はこれを検出して信号(A)の信号幅に相当するゲート
制御信号(B)を発生する。信号(B)はゲーテッドB
LR12に送られ、信号(A)はオフセット発生回路1
6により正のオフセットが加算されてADC2に入力さ
れる。ADC2ではディスクリ部23により信号が弁別
されて弁別信号(H)が出力されると、コントロール部
25はピーク・ストレッチを有効にする信号(D)を活
性化し、ピーク検出によりピーク検出信号(E)が出力
されるとAD変換部24に変換の開始を指示する信号
(F)を出力する。AD変換時間(G)は一般的に信号
幅に相当するゲート制御信号(B)の活性化期間内に終
了し、この時点でコントロール部25からはデータメモ
リ3に対してAD変換完了信号(J)が出力される。ま
た、信号(B)はノイズ・スペクトル測定タイミング発
生回路14に送られてノイズ・スペクトル収集のための
AD変換要求信号(C)を発生するためのトリガー信号
となる。ノイズ・スペクトル測定タイミング発生回路1
4(図2参照)においてFF1が収集タイミングを決め
るタイマT1によりすでにセットされていれば、信号
(B)の立ち下がりエッヂにより単安定マルチバイブレ
ータT2はトリガーされ、AD変換要求信号(C)を出
力する。
【0016】信号(C)はADC2の内部でディスクリ
部23からの弁別信号(H)と論理和がとられているた
め、あたかも信号が弁別された様にふるまうことにな
り、ピーク・ストレッチを有効にする信号(D)を活性
化する。この時ADC2の入力は信号を外れたノイズ部
分にあるため、ピーク・ストレッチが有効にされた後、
最初に生じたノイズ・ピークがAD変換されることにな
る。以上が標準的なノイズ・スペクトル収集タイミング
である。
【0017】なお、信号(K)はAD変換結果の識別信
号で、図8に示すようにゲート制御信号(B)とパイル
アップリジェクト信号(I)の反転信号をAND(論理
積)した信号であり、パイルアップリジェクトがないこ
とを条件に、ゲート制御信号があると‘H’レベルとな
って信号スペクトルを、ゲート制御信号がないと‘L’
レベルとなってノイズ・スペクトルを表すことになる。
外部のデータ・メモリ3はAD変換完了信号(J)と同
期して識別信号(K)を参照することで、ノイズ・スペ
クトルと信号スペクトルの振り分けをしてデータを蓄積
することが可能となる。
【0018】次に信号が近接して発生した場合について
説明する。図9において、信号S1が検出されたときの
リニアアンプ1、ADC2の動作は前述した通りであ
る。そしてゲート制御信号(B)の立ち下がりエッヂに
よりノイズ・スペクトル収集のためのAD変換要求信号
(C)が発生した場合、ADC2はピーク・ストレッチ
を有効にする信号(D)を活性化してノイズ・ピークを
AD変換しようとする。この時、図9(a)に示すよう
に、ノイズ・ピークが現れずに信号S2が生じるとAD
変換はS2のピークで実行されることになり、ノイズ・
スペクトルの収集は自動的にキャンセルされた様に動作
し、識別信号(K)は信号スペクトルである‘H’レベ
ルを示す。但し、図9(b)に示すように、この時ノイ
ズ・ピークが現れた後に信号S2が生じた場合は、AD
変換は先行するノイズ・ピークに対して実行され、信号
S2はパイルアップとして処理され、パイルアップリジ
ェクト信号の発生によりリジェクトされる。この時識別
信号(K)はノイズ・スペクトルである‘L’レベルを
示す。
【0019】以上のような動作により、データ・メモリ
ーには図10に示すようにノイズ・スペクトル(図10
(a))、信号スペクトル(図10(b))とが別々に
蓄積されることになる。
【0020】なお、図1において、BLRゲート制御信
号発生回路13は検出された信号でゲート制御信号
(B)を発生しているので、イベント認識回路からの信
号(FAST)によっても同様に発生することができ
る。したがって、図11に示すように、FASTを入力
として信号(B)を発生させ、ゲーテッドBLR12、
ノイズ・スペクトル測定タイミング発生回路14をトリ
ガーするように変形することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば以下のよう
な効果が達成される。 ゲーテッドBLRの制御信号に同期して所定インター
バルでノイズ・スペクトルの収集を行うようにしたこと
で、信号スペクトルの収集中にノイズ・スペクトルの収
集がかち合うことがないため、信号スペクトルの収集効
率を減少させることなくノイズ・スペクトルを収集する
ことができる。 信号スペクトル収集中にノイズ・スペクトルも収集で
きるようにしたことで、ノイズ・スペクトルを利用して
ゼロ点(オフセット)補正、ゲイン補正がリアルタイム
に実行できる。 ノイズ・スペクトル(分布)が得られることから相対
的な検出器の性能を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 ノイズ・スペクトル測定タイミング発生回路
の内部構成の一例を示す図である。
【図3】 信号のパイルアップを検出する回路の内部構
成の一例を示す図である。
【図4】 信号検出回路を示す図である。
【図5】 パイルアップリジェクションを説明する図で
ある。
【図6】 ノイズスペクトルを説明する図である。
【図7】 動作説明をするための波形図である。
【図8】 AD変換結果の識別信号生成回路を示す図で
ある。
【図9】 信号が近接して検出された場合を説明する波
形図である。
【図10】 メモリ内に取り込まれたノイズスペクトル
と信号スペクトルを示す図である。
【図11】 本発明の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1…リニアアンプ、11…演算増幅器、12…ゲーテッ
ドBLR、13…BLRゲート制御信号発生回路、14
…ノイズ・スペクトル測定タイミング発生回路、15…
パイルアップリジェクション回路、16…オフセット発
生回路、2…ADC、21…バッファ、22…ピーク・
ストレッチャー&ピーク検出部、23…ディスクリ部、
24…AD変換部、25…コントロール部、3…データ
メモリ、4…半導体検出器、5…プリアンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号検出期間中ゲート制御信号を発生す
    るゲート制御信号発生回路と、演算増幅器の入出力間に
    接続され、ゲート制御信号OFF期間のみ演算増幅器の
    入力に対して反転した出力レベル信号を加えるベースラ
    イン安定化回路と、ゲート制御信号の立ち下がりエッジ
    でトリガーされ、所定インターバルでAD変換要求信号
    を出力するノイズ・スペクトル測定タイミング発生回路
    と、演算増幅器出力信号に直流オフセットを加える直流
    オフセット発生回路と、信号発生から所定時間内に再度
    信号発生があったとき、あるいはAD変換要求信号発生
    から所定時間内に信号発生があったときパイルアップリ
    ジェクト信号を発生するパイルアップリジェクション回
    路と、直流オフセットが加えられた信号をAD変換する
    AD変換器とを備え、 前記AD変換器は、直流オフセットが加えられた信号が
    所定レベルを超えたとき、あるいはAD変換要求信号の
    発生があったときAD変換を行い、信号スペクトル収集
    の合間にノイズ・スペクトルを収集するようにしたこと
    を特徴とするスペクトルデータ収集装置。
JP25521894A 1994-10-20 1994-10-20 スペクトルデータ収集装置 Withdrawn JPH08122442A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2011039819A1 (ja) * 2009-10-01 2013-02-21 株式会社島津製作所 パルス波高分析器およびこれを備える核医学診断装置
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