JPH08121742A - 燃焼ガス冷却設備 - Google Patents
燃焼ガス冷却設備Info
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- JPH08121742A JPH08121742A JP6255517A JP25551794A JPH08121742A JP H08121742 A JPH08121742 A JP H08121742A JP 6255517 A JP6255517 A JP 6255517A JP 25551794 A JP25551794 A JP 25551794A JP H08121742 A JPH08121742 A JP H08121742A
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Abstract
するための燃焼ガス冷却設備に関し、燃焼ガスを確実に
二次燃焼することができる安価な燃焼ガス冷却設備を提
供することを目的とする。 【構成】 焼却炉の上方に配置され前記焼却炉に開口す
る第1のガス冷却室と、前記第1のガス冷却室に水を噴
射する第1の水噴射装置と、前記焼却炉の上方に配置さ
れ前記第1のガス冷却室にダクトを介して接続され下部
を前記焼却炉に開口される第2のガス冷却室と、前記第
2のガス冷却室に水を噴射する第2の水噴射装置とを有
して構成する。また、第1のガス冷却室またはダクトに
空気を供給する空気供給装置および再燃バーナを有して
構成する。
Description
ガスを冷却するための燃焼ガス冷却設備に関する。
するために焼却炉が配置されており、ゴミの燃焼により
焼却炉で発生した燃焼ガスは、排ガス処理設備に導かれ
処理された後、大気中に放出される。
スは、排ガス処理設備の機器を保護するために、燃焼ガ
ス冷却設備により予め冷却される。従来、燃焼ガス冷却
設備としては、焼却炉一体型と別置型の2種類が知られ
ている。
を示すもので、この設備では、焼却炉11の上方に、焼
却炉11と一体にガス冷却室13が形成され、このガス
冷却室13に水噴射装置15から水を噴射することによ
り燃焼ガスGの冷却が行われる。
安価であり、また、水の噴射により下方に落下する沈降
ダストが焼却炉11内に直接落下するため、沈降ダスト
を搬出する手段を別途設ける必要がないという利点があ
る。
もので、この設備では、焼却炉からの燃焼ガスGがダク
ト17を介してガス冷却室19に導かれ、このガス冷却
室19に水噴射装置21から水を噴射することにより燃
焼ガスの冷却が行われる。
17を介してガス冷却室19に導かれるため、高温状態
の燃焼ガスの滞留時間が長くなり、より完全燃焼に近づ
けることができ、ダイオキシン等の有害物質の濃度を低
減することができる。
一体型の燃焼ガス冷却設備では、焼却炉11の上方に直
接ガス冷却室13が形成されているため、燃焼ガスが二
次燃焼する前に、炎に水が噴射され、燃焼ガスの完全燃
焼が妨げられ、ダイオキシン等の有害物質の濃度を低減
することが困難であるという問題があった。
接続されるため、再燃バーナの取り付けが困難であっ
た。一方、別置型の燃焼ガス冷却設備では、焼却炉から
の燃焼ガスを、耐火物で覆われたダクト17を介してガ
ス冷却室19に導いているため、建設コストが高く、ま
た、設備が大きくなり、さらに、ガス冷却室19から沈
降ダストを搬出するコンベヤが必要になるという問題が
あった。
めになされたもので、燃焼ガスを確実に二次燃焼するこ
とができる安価な燃焼ガス冷却設備を提供することを目
的とする。
設備は、焼却炉の上方に配置され前記焼却炉に開口する
第1のガス冷却室と、前記第1のガス冷却室に水を噴射
する第1の水噴射装置と、前記焼却炉の上方に配置され
前記第1のガス冷却室にダクトを介して接続され下部を
前記焼却炉に開口される第2のガス冷却室と、前記第2
のガス冷却室に水を噴射する第2の水噴射装置とを有す
るものである。
において、前記第1のガス冷却室に空気を供給する空気
供給装置および再燃バーナを有するものである。請求項
3の燃焼ガス冷却設備は、請求項1または2において、
前記ダクトに空気を供給する空気供給装置を有するもの
である。
生した燃焼ガスが、先ず、第1のガス冷却室に導かれ、
第1の水噴射装置からの水の噴射により、例えば、90
0℃〜950℃の燃焼ガスが、例えば、750℃〜80
0℃の温度まで冷却され、この後、ダクトを通り、第2
のガス冷却室に導かれ、第2の水噴射装置からの水の噴
射により、例えば、350℃〜450℃の温度まで冷却
され、排ガス処理設備に送られる。
給装置により第1のガス冷却室に空気が供給されるた
め、第1の水噴射装置から噴射される水に、ゴミ汚水,
排水,汚泥等を使用した場合に、水に含まれる汚物が確
実に燃焼酸化処理される。
ン類の低減のため、再燃バーナが起動され、熱分解処理
が行われる。請求項3の燃焼ガス冷却設備では、空気供
給装置によりダクトに空気が供給されるため、この空気
が冷却空気となり、第1のガス冷却室からの燃焼ガス
が、例えば、700℃程度まで冷却される。
する。図1は、本発明の燃焼ガス冷却設備の一実施例を
示しており、図において符号31は、焼却炉を示してい
る。
給されるホッパ33が配置されている。焼却炉31の下
部には、燃焼装置35が配置され、燃焼装置35の下方
に、燃焼灰を搬送する炉下コンベヤ37が配置されてい
る。
ベヤ39が配置され、この主灰出しコンベヤ39の先端
に、灰ピット41が配置されている。焼却炉31の上部
には燃焼室43を形成する突出部45が形成されてい
る。
空気供給装置47が配置されている。そして、突出部4
5の上方に、第1のガス冷却室49が形成されている。
ス冷却室49に水を噴射する第1の水噴射装置51が配
置されている。この水噴射装置51からは、主にゴミ汚
水,排水,汚泥等の清水以外の水が噴射される。
気を供給する空気供給装置52が配置され、さらに、再
熱バーナ54が配置されている。焼却炉31の上方に
は、第1のガス冷却室49に並んで第2のガス冷却室5
3が配置されている。
を介して第1のガス冷却室49に連通されている。ダク
ト55には、ダクト55内に空気を供給する空気供給装
置57が配置されている。
第2の水噴射装置59が配置されている。この水噴射装
置59からは、主に清水が噴射される。
1を介して焼却炉31に開口されている。ダクト61に
は、開閉ダンパ63が配置されている。
配置される空気予熱器を示している。この空気予熱器6
5の中央には、第2のガス冷却室53からのダクト67
が開口され、空気予熱器65に流入した排ガスは、整流
室66を介して各伝熱管もしくは伝熱プレート69の間
を通過する。
水を噴射する第3の水噴射装置69が配置されている。
この水噴射装置69からは、主に清水が噴射される。
が配置され、このコンベヤ71の先端に灰ピット41が
配置されている。空気予熱器65の上部および下部は、
ダクト73を介して、例えば、バグフィルタからなる集
塵器75に接続されている。
置されている。この集塵器75で浄化された燃焼ガス
は、誘引送風機79により引かれ煙突81から大気中に
放出される。
1で発生した、例えば、900℃〜950℃の燃焼ガス
Gが、先ず、第1のガス冷却室49に導かれ、第1の水
噴射装置51からの水の噴射により、例えば、750℃
〜800℃の温度まで冷却され、この後、ダクト55を
通り、第2のガス冷却室53に導かれ、第2の水噴射装
置59からの水の噴射により、例えば、350℃〜45
0℃の温度まで冷却され、排ガス処理設備に送られる。
スは、空気予熱器65において、空気と熱交換され、例
えば、225℃〜230℃の温度まで冷却された後、集
塵器75により浄化され、この後、誘引送風機79によ
り引かれ煙突81から大気中に放出される。
温度200℃の制限があるので、減温設備として、減温
水を噴霧する水噴射装置69を設け、225℃〜230
℃の排ガスを200℃に減温する。
は、焼却炉31で発生した燃焼ガスが、先ず、第1のガ
ス冷却室49に導かれ一次冷却され、次に、第2のガス
冷却室53に導かれ二次冷却されるため、第1のガス冷
却室49で冷却された燃焼ガスの温度を、例えば、75
0℃〜800℃の比較的高温に設定することが可能にな
り、燃焼ガスの完全燃焼が妨げられることがなくなり、
燃焼ガスを確実に二次燃焼することができる。
を確実に低減することができる。また、ダクト55に
は、第1のガス冷却室49で冷却された比較的低温の燃
焼ガスが流通されるため、ダクト55の建設コストを低
減することができる。
却炉31に開口したので、第2のガス冷却室53で発生
した沈降ダストを焼却炉31内に直接排出することが可
能になり、沈降ダストを搬送するコンベヤが不要にな
り、建設コストを低減することができる。
気供給装置52により第1のガス冷却室49に空気が供
給されるため、第1の水噴射装置51から噴射される水
に、ゴミ汚水,排水,汚泥等を使用した場合にも、水に
含まれる汚物を確実に燃焼酸化処理することが可能にな
り、汚物の臭い等を確実に除去することができる。
を沈砂のみの処理にすることができ、また、汚泥を流動
焼のような形で焼却処理することが可能になる。さら
に、上述した燃焼ガス冷却設備では、空気供給装置57
によりダクト55に空気を供給するようにしたので、第
1のガス冷却室49からの燃焼ガスを空気により冷却
し、700℃程度の温度にすることができる。
2のガス冷却室53において、第1のガス冷却室49で
冷却された750℃〜800℃の燃焼ガスを、350℃
〜450℃に冷却すれば良いので、従来のように、95
0℃の燃焼ガスを一時に冷却する必要がなくなり、第2
のガス冷却室53の容量を従来の70%程度の容量にす
ることができ、焼却炉31の上方に第2のガス冷却室5
3を容易に設置することが可能になる。
気予熱器65に流入する燃焼ガスの温度が比較的高いた
め、白煙防止等のための余熱利用を多量に行う場合に
は、空気予熱器65を個別に2段にわたって設ける必要
があったが、上述した実施例では、空気予熱器65に流
入する350℃〜450℃の燃焼ガスを上下方向に並列
に送り込むことにより、伝熱効率を高くでき、空気予熱
器の小型化が可能になる。これにより、縦方向に重ねる
ことが可能になり、建設スペースを低減することができ
る。
31からの900℃〜950℃の燃焼ガスの発生量を、
20000 〜30000m3/h とすると、この燃焼ガスを750℃
〜800℃に冷却するための熱量は、約1000000 〜1500
000kcal/h であり、水噴射装置からの水噴射の蒸発熱負
荷を150000kcal/m3hとすると、第1のガス冷却室49の
必要容積は、6.7〜10m3となる。
1.5mとした場合には、4〜6mの長さがあれば充分
に満足することができ、設備が非常にコンパクトなもの
になる。
冷却設備では、焼却炉で発生した燃焼ガスが、先ず、第
1のガス冷却室に導かれ一次冷却され、次に、第2のガ
ス冷却室に導かれ二次冷却されるため、第1のガス冷却
室で冷却された燃焼ガスの温度を、例えば、750℃〜
800℃の比較的高温に設定することが可能になり、燃
焼ガスの完全燃焼が妨げられることがなくなり、燃焼ガ
スを確実に二次燃焼することができる。
却された比較的低温の燃焼ガスが流通されるため、ダク
トの建設コストを低減することができる。さらに、第2
のガス冷却室の下部を焼却炉に開口したので、第2のガ
ス冷却室で発生した沈降ダストを焼却炉内に直接排出す
ることが可能になり、沈降ダストを搬送するコンベヤが
不要になり、建設コストを低減することができる。
給装置により第1のガス冷却室に空気が供給されるた
め、第1の水噴射装置から噴射される水に、ゴミ汚水,
排水,汚泥等を使用した場合にも、水に含まれる汚物を
確実に燃焼酸化処理することができる。
給装置によりダクトに空気を供給するようにしたので、
第1のガス冷却室からの燃焼ガスを空気により冷却する
ことができるという利点がある。
面図である。
断面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 焼却炉の上方に配置され前記焼却炉に開
口する第1のガス冷却室と、 前記第1のガス冷却室に水を噴射する第1の水噴射装置
と、 前記焼却炉の上方に配置され前記第1のガス冷却室にダ
クトを介して接続され下部を前記焼却炉に開口される第
2のガス冷却室と、 前記第2のガス冷却室に水を噴射する第2の水噴射装置
と、を有することを特徴とする燃焼ガス冷却設備。 - 【請求項2】 請求項1記載の燃焼ガス冷却設備におい
て、 前記第1のガス冷却室に空気を供給する空気供給装置お
よび再燃バーナを有することを特徴とする燃焼ガス冷却
設備。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の燃焼ガス冷却設
備において、 前記ダクトに空気を供給する空気供給装置を有すること
を特徴とする燃焼ガス冷却設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25551794A JP3628732B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 燃焼ガス冷却設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25551794A JP3628732B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 燃焼ガス冷却設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08121742A true JPH08121742A (ja) | 1996-05-17 |
JP3628732B2 JP3628732B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=17279856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25551794A Expired - Fee Related JP3628732B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 燃焼ガス冷却設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3628732B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11132425A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-21 | Sanki Eng Co Ltd | ごみ焼却炉の二次燃焼方法 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25551794A patent/JP3628732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11132425A (ja) * | 1997-10-31 | 1999-05-21 | Sanki Eng Co Ltd | ごみ焼却炉の二次燃焼方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3628732B2 (ja) | 2005-03-16 |
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