JPH08120229A - ホットメルト接着剤 - Google Patents
ホットメルト接着剤Info
- Publication number
- JPH08120229A JPH08120229A JP25528994A JP25528994A JPH08120229A JP H08120229 A JPH08120229 A JP H08120229A JP 25528994 A JP25528994 A JP 25528994A JP 25528994 A JP25528994 A JP 25528994A JP H08120229 A JPH08120229 A JP H08120229A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot melt
- melt adhesive
- cut
- copolymer
- styrene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な設定塗布条件により、塗布形状
が制御し易いカーテンスプレー塗布用ホットメルト接着
剤を提供する。 【構成】 スプレー塗布温度におけるバーグレーの管長
補正係数の値が−2〜1であるカーテンスプレー塗布用
ホットメルト接着剤。
が制御し易いカーテンスプレー塗布用ホットメルト接着
剤を提供する。 【構成】 スプレー塗布温度におけるバーグレーの管長
補正係数の値が−2〜1であるカーテンスプレー塗布用
ホットメルト接着剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンスプレー塗布
用ホットメルト接着剤に関する。
用ホットメルト接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットメルト接着剤は、短時間で接着又
は塗装できる特色を有するので、スピード化を必要とす
る産業分野に広く利用されている。ホットメルト接着剤
は、例えば、製本等の種々の積層工程、電子回路基板等
の不均一基材への塗布等に用いる場合には、境界がはっ
きりした離散した所定の領域に一様に塗布する技術が要
求される。
は塗装できる特色を有するので、スピード化を必要とす
る産業分野に広く利用されている。ホットメルト接着剤
は、例えば、製本等の種々の積層工程、電子回路基板等
の不均一基材への塗布等に用いる場合には、境界がはっ
きりした離散した所定の領域に一様に塗布する技術が要
求される。
【0003】特開平6−210228号公報には、塗布
ノズルより糸状又はビート状で吐出するホットメルト接
着剤に、加圧空気流を衝突させて引き延ばしてファイバ
ー状にスプレー塗布する装置により、カット・オン(起
点)縁とカット・オフ(終点)縁とがシャープで塗布形
状が四角となる技術が開示されている。
ノズルより糸状又はビート状で吐出するホットメルト接
着剤に、加圧空気流を衝突させて引き延ばしてファイバ
ー状にスプレー塗布する装置により、カット・オン(起
点)縁とカット・オフ(終点)縁とがシャープで塗布形
状が四角となる技術が開示されている。
【0004】特開平6−170308号公報には、上述
のホットメルト接着剤のファイバー状スプレー塗布装置
を、更に、スプレー面の形状を任意に選択することがで
きるように改良したもの(カーテンスプレー塗布装置)
が開示されている。
のホットメルト接着剤のファイバー状スプレー塗布装置
を、更に、スプレー面の形状を任意に選択することがで
きるように改良したもの(カーテンスプレー塗布装置)
が開示されている。
【0005】上述のカーテンスプレー塗布装置を使用す
る場合、ホットメルト接着剤の種類によっては、塗布エ
ッジがまっすぐに出なかったり、間欠塗工をしたとき、
四角のカット・オン及びカット・オフのコーティング縁
が制御しにくい場合がある等の問題があった。
る場合、ホットメルト接着剤の種類によっては、塗布エ
ッジがまっすぐに出なかったり、間欠塗工をしたとき、
四角のカット・オン及びカット・オフのコーティング縁
が制御しにくい場合がある等の問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、比較的簡単な設定塗布条件により、塗布形状が制御
し易いカーテンスプレー塗布用ホットメルト接着剤を提
供することを目的とする。
み、比較的簡単な設定塗布条件により、塗布形状が制御
し易いカーテンスプレー塗布用ホットメルト接着剤を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、カーテ
ンスプレー塗布用ホットメルト接着剤を、スプレー塗布
温度におけるバーグレーの管長補正係数の値が−2〜1
であるものとするところに存する。
ンスプレー塗布用ホットメルト接着剤を、スプレー塗布
温度におけるバーグレーの管長補正係数の値が−2〜1
であるものとするところに存する。
【0008】一般に液体の流動特性を評価するには、様
々な方法があるが、キャピログラフを用いて評価する場
合、測定温度を一定にして、圧力を縦軸、キャピラリー
長さ/キャピラリー直径(L/D)を横軸にとってその
横軸切片を−1倍したものをバーグレー(Bagle
y)の管長補正係数といい、この値が0になるものをニ
ュートン流体、0以外の値をとるものを非ニュートン流
体とすることができる。
々な方法があるが、キャピログラフを用いて評価する場
合、測定温度を一定にして、圧力を縦軸、キャピラリー
長さ/キャピラリー直径(L/D)を横軸にとってその
横軸切片を−1倍したものをバーグレー(Bagle
y)の管長補正係数といい、この値が0になるものをニ
ュートン流体、0以外の値をとるものを非ニュートン流
体とすることができる。
【0009】バーグレーの管長補正係数の値が、0より
大きいとチキソトロピーとなり、0より小さいとダイラ
タンシーとなるといわれるが、通常ホットメルト接着剤
においてはダイラタンシーはあり得ないので、−2まで
で実験誤差をすべて包含できる。
大きいとチキソトロピーとなり、0より小さいとダイラ
タンシーとなるといわれるが、通常ホットメルト接着剤
においてはダイラタンシーはあり得ないので、−2まで
で実験誤差をすべて包含できる。
【0010】上記バーグレーの管長補正係数の値は、一
般に高分子の溶融液体は、溶融温度によって粘度等の様
々な物性の示す物性値が異なるので、スプレー塗布する
溶融温度と同じ温度で、圧力の測定を行うものである。
般に高分子の溶融液体は、溶融温度によって粘度等の様
々な物性の示す物性値が異なるので、スプレー塗布する
溶融温度と同じ温度で、圧力の測定を行うものである。
【0011】本発明のホットメルト接着剤は、ブロック
コポリマーよりなるベースポリマー、及び、粘着付与樹
脂からなる。
コポリマーよりなるベースポリマー、及び、粘着付与樹
脂からなる。
【0012】上記ベースポリマーとしては特に限定され
ず、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メタアクリ
レート共重合体、エチレン−アクリル酸エステル−一酸
化炭素共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−エチレ
ン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン
−ヘキセン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン3
元共重合体、ポリブチレン、スチレン−ゴム状成分−ス
チレンの構成で示されるトリブロックポリマー、スチレ
ン−ゴム状成分の構成で示されるジブロックコポリマー
等のブロックコポリマーが挙げられる。上記ゴム状成分
としては、例えば、ブタジエン、イソプレン、ブタジエ
ン又はイソプレンの水添化合物(水添率は10〜100
%)、この水添化合物のマレイン酸変性物等が挙げられ
る。これらは単独で用いられてもよいし、2種以上の併
用であってもよい。
ず、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メタアクリ
レート共重合体、エチレン−アクリル酸エステル−一酸
化炭素共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−エチレ
ン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン
−ヘキセン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン3
元共重合体、ポリブチレン、スチレン−ゴム状成分−ス
チレンの構成で示されるトリブロックポリマー、スチレ
ン−ゴム状成分の構成で示されるジブロックコポリマー
等のブロックコポリマーが挙げられる。上記ゴム状成分
としては、例えば、ブタジエン、イソプレン、ブタジエ
ン又はイソプレンの水添化合物(水添率は10〜100
%)、この水添化合物のマレイン酸変性物等が挙げられ
る。これらは単独で用いられてもよいし、2種以上の併
用であってもよい。
【0013】上記粘着付与樹脂としては特に限定され
ず、例えば、脂肪族石油樹脂、その水素添加物;芳香族
石油樹脂、その水素添加物;脂肪族−芳香族石油樹脂、
その水素添加物;脂環族石油樹脂、その水素添加物;脂
肪族−脂環族石油樹脂、その水素添加物;テルペン樹
脂、その水素添加物;芳香族変性テルペン樹脂、その水
素添加物;ロジン、不均化ロジン、ロジンエステル、水
添ロジンエステル、不均化ロジンエステル等が挙げられ
る。これらは単独で用いられてもよいし、2種以上の併
用であってもよい。
ず、例えば、脂肪族石油樹脂、その水素添加物;芳香族
石油樹脂、その水素添加物;脂肪族−芳香族石油樹脂、
その水素添加物;脂環族石油樹脂、その水素添加物;脂
肪族−脂環族石油樹脂、その水素添加物;テルペン樹
脂、その水素添加物;芳香族変性テルペン樹脂、その水
素添加物;ロジン、不均化ロジン、ロジンエステル、水
添ロジンエステル、不均化ロジンエステル等が挙げられ
る。これらは単独で用いられてもよいし、2種以上の併
用であってもよい。
【0014】本発明のホットメルト接着剤には、酸化防
止剤、オイル類、ワックス、紫外線吸収剤、充填剤等の
通常ホットメルト接着剤に用いられる添加物を配合して
もよい。
止剤、オイル類、ワックス、紫外線吸収剤、充填剤等の
通常ホットメルト接着剤に用いられる添加物を配合して
もよい。
【0015】上記酸化防止剤としては、例えば、ペンタ
エリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オ
クタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート等のヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤;リン系酸化防止剤等が挙げられる。
ヒンダードフェノール系とリン系を併用すると更に良好
な効果が得られる。
エリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オ
クタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート等のヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤;リン系酸化防止剤等が挙げられる。
ヒンダードフェノール系とリン系を併用すると更に良好
な効果が得られる。
【0016】上記酸化防止剤の配合量は、上記ベースポ
リマーと上記粘着付与樹脂の混合物100重量部に対し
て0.1〜5重量部が好ましい。0.1重量部未満では
酸化防止剤の効果が得られず、5重量部を超えると不経
済である。
リマーと上記粘着付与樹脂の混合物100重量部に対し
て0.1〜5重量部が好ましい。0.1重量部未満では
酸化防止剤の効果が得られず、5重量部を超えると不経
済である。
【0017】上記オイル類として、例えば、パラフィン
系、ナフテン系、アロマ系の各プロセスオイル;芳香族
油ポリブテン等の液状パラフィン類等が挙げられる。上
記ワックスとして、例えば、ポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、酸変性ポリプロピレンワック
ス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等が挙げられる。
系、ナフテン系、アロマ系の各プロセスオイル;芳香族
油ポリブテン等の液状パラフィン類等が挙げられる。上
記ワックスとして、例えば、ポリエチレンワックス、ポ
リプロピレンワックス、酸変性ポリプロピレンワック
ス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等が挙げられる。
【0018】上記紫外線吸収剤として、例えば、2−
(5−メチル−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)
−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン重縮合物等が挙げられる。
(5−メチル−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)
−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン重縮合物等が挙げられる。
【0019】上記紫外線吸収剤の添加量は、上記ベース
コポリマーと粘着付与樹脂の混合物100重量部に対し
て、0.01〜2重量部が好ましい。0.01重量部未
満では効果が得られず、2重量部を超えると不経済であ
る。上記充填剤としては、例えば、タルク、クレー、炭
酸カルシウム、白鉛華等が挙げられる。
コポリマーと粘着付与樹脂の混合物100重量部に対し
て、0.01〜2重量部が好ましい。0.01重量部未
満では効果が得られず、2重量部を超えると不経済であ
る。上記充填剤としては、例えば、タルク、クレー、炭
酸カルシウム、白鉛華等が挙げられる。
【0020】
【作用】本発明のホットメルト接着剤は、スプレー塗布
温度におけるバーグレーの管長補正係数の値が−2〜1
であることにより、ニュートン流体の流動性を有するか
又はニュートン流体に近い流動性を有するので、カーテ
ンスプレー塗布での様々な細かい制御にも追随すること
ができ、カーテンスプレー塗布に好適に用いることがで
きる。
温度におけるバーグレーの管長補正係数の値が−2〜1
であることにより、ニュートン流体の流動性を有するか
又はニュートン流体に近い流動性を有するので、カーテ
ンスプレー塗布での様々な細かい制御にも追随すること
ができ、カーテンスプレー塗布に好適に用いることがで
きる。
【0021】本発明のホットメルト接着剤は、キャピロ
グラフを用いて特性値を予め測定することにより、カー
テンスプレー塗布に適するかどうかを判別されたもので
ある。これにより、実際にカーテンスプレー塗布を行
い、機器類の細かな設定により塗布状態を調整する等の
煩雑で時間のかかる作業をしてもうまく塗布できない事
態を避けることができ、塗布作業の大幅な軽減化を図る
ことができる。
グラフを用いて特性値を予め測定することにより、カー
テンスプレー塗布に適するかどうかを判別されたもので
ある。これにより、実際にカーテンスプレー塗布を行
い、機器類の細かな設定により塗布状態を調整する等の
煩雑で時間のかかる作業をしてもうまく塗布できない事
態を避けることができ、塗布作業の大幅な軽減化を図る
ことができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0023】実施例1〜3並びに比較例1及び2 表1に示した配合で、180℃で加熱溶融混合してホッ
トメルト接着剤を調製した。キャピログラフによる測定
結果及び実際にカーテンスプレー塗布した結果を表2に
示した。
トメルト接着剤を調製した。キャピログラフによる測定
結果及び実際にカーテンスプレー塗布した結果を表2に
示した。
【0024】表1中、クレイトンG−1726Xは、
(スチレン−エチレン)−(ブチレン−スチレン)ブロ
ックコポリマー(シェル社製、Kraton G−17
26X)を、エスコレッツ5300HCは、ジシクロペ
ンタンジエン共重合体の完全水添樹脂(トーネックス社
製)を、アルコンP−70は、脂肪族−脂環族共重合体
の完全水添樹脂(荒川化学工業社製)を、アルコンP−
100は、脂環族飽和炭化水素樹脂(荒川化学工業社
製)を、アイマーブP−100は、ジシクロペンタジエ
ン−スチレン共重合体の完全水添樹脂(出光興産社製)
を、ダイアナプナセスオイルPW−90は、流動パラフ
ィン(出光興産社製)を、イルガノックス1010は、
酸化防止剤(チバガイギー社製、Irganox 10
10)を表す。
(スチレン−エチレン)−(ブチレン−スチレン)ブロ
ックコポリマー(シェル社製、Kraton G−17
26X)を、エスコレッツ5300HCは、ジシクロペ
ンタンジエン共重合体の完全水添樹脂(トーネックス社
製)を、アルコンP−70は、脂肪族−脂環族共重合体
の完全水添樹脂(荒川化学工業社製)を、アルコンP−
100は、脂環族飽和炭化水素樹脂(荒川化学工業社
製)を、アイマーブP−100は、ジシクロペンタジエ
ン−スチレン共重合体の完全水添樹脂(出光興産社製)
を、ダイアナプナセスオイルPW−90は、流動パラフ
ィン(出光興産社製)を、イルガノックス1010は、
酸化防止剤(チバガイギー社製、Irganox 10
10)を表す。
【0025】キャピログラフ(東洋精機社製)による測
定方法 (a)圧力の測定 キャピログラフの恒温層の下部にキャピラリーを取り
付けた。キャピラリーの口径は直径0.5mm、管長は
2.5mmと5mmの2種類を用いた。 キャピログラフのバレルを170℃にした。 180℃程度で充分溶融したホットメルト接着剤をバ
レルに所定量流し込んだ。このとき空気泡がホットメル
ト中に混入すると、正しい圧力の測定ができないので、
充分注意した。更にこの状態で30分以上放置し、ホッ
トメルト中の空気泡が完全に抜け、ホットメルトが17
0℃になるまで待った。 ピストンも170℃に予熱しておき、ヘッド部に取り
付け、ヘッドスピード100mm/分でヘッド部を降下
させ、ダイスの穴より押し出されてくるホットメルトが
定常流になった後、測定を開始した。ヘッドスピード
は、10、50、100、300、500mm/分で、
その時の圧力を測定した。測定は圧力が一定になったと
きに行った。
定方法 (a)圧力の測定 キャピログラフの恒温層の下部にキャピラリーを取り
付けた。キャピラリーの口径は直径0.5mm、管長は
2.5mmと5mmの2種類を用いた。 キャピログラフのバレルを170℃にした。 180℃程度で充分溶融したホットメルト接着剤をバ
レルに所定量流し込んだ。このとき空気泡がホットメル
ト中に混入すると、正しい圧力の測定ができないので、
充分注意した。更にこの状態で30分以上放置し、ホッ
トメルト中の空気泡が完全に抜け、ホットメルトが17
0℃になるまで待った。 ピストンも170℃に予熱しておき、ヘッド部に取り
付け、ヘッドスピード100mm/分でヘッド部を降下
させ、ダイスの穴より押し出されてくるホットメルトが
定常流になった後、測定を開始した。ヘッドスピード
は、10、50、100、300、500mm/分で、
その時の圧力を測定した。測定は圧力が一定になったと
きに行った。
【0026】(b)グラフの作成 測定した圧力を縦軸、キャピラリー長さ/キャピラリー
直径(L/D;5、10)を横軸にとり、同じヘッドス
ピードの圧力を直線で結んだ。このときの横軸切片の値
を読み取った。
直径(L/D;5、10)を横軸にとり、同じヘッドス
ピードの圧力を直線で結んだ。このときの横軸切片の値
を読み取った。
【0027】カーテンスプレー塗布の方法 (a)カーテンスプレー装置 サンツール社製、カーテンスプレー装置を用い、ガンヘ
ッド幅を200mm(ホットメルト吐出幅 150m
m)とした。
ッド幅を200mm(ホットメルト吐出幅 150m
m)とした。
【0028】(b)設定条件 エアー温度を200℃、吐出圧を2kg/cm2 とし
た。ホットメルト接着剤は温度を170℃又は150℃
とし、塗布量を10g/m2 とした。エアーのカット・
オンは、ホットメルト接着剤のカット・オンより5ms
ec先行し、1710msec続行させた。カット・オ
フは570msecとした。ホットメルト接着剤のカッ
ト・オンはエアーのカット・オンから5msec遅れて
1690msec続行し、エアーに15msec先行し
てカット・オフし、カット・オフは590msecとし
た。エアー排気バルブは、エアーのカット・オフと同時
にカット・オンした。カット・オフは1710msec
とし、カット・オンは40msecとした。ラインスピ
ードは10m/minとした。
た。ホットメルト接着剤は温度を170℃又は150℃
とし、塗布量を10g/m2 とした。エアーのカット・
オンは、ホットメルト接着剤のカット・オンより5ms
ec先行し、1710msec続行させた。カット・オ
フは570msecとした。ホットメルト接着剤のカッ
ト・オンはエアーのカット・オンから5msec遅れて
1690msec続行し、エアーに15msec先行し
てカット・オフし、カット・オフは590msecとし
た。エアー排気バルブは、エアーのカット・オフと同時
にカット・オンした。カット・オフは1710msec
とし、カット・オンは40msecとした。ラインスピ
ードは10m/minとした。
【0029】(c)カーテンスプレー性の評価 ○:間欠塗工をした場合の四角のカット・オン及びカッ
ト・オフのコーティング縁がまっすぐであり、カット・
オフの部分にはホットメルトがほとんど塗工されていな
い。 ×:間欠塗工をした場合の四角のカット・オン及びカッ
ト・オフのコーティング縁がまっすぐでないか、又は、
カット・オフ部分にホットメルトがわずかでも塗工され
ている。
ト・オフのコーティング縁がまっすぐであり、カット・
オフの部分にはホットメルトがほとんど塗工されていな
い。 ×:間欠塗工をした場合の四角のカット・オン及びカッ
ト・オフのコーティング縁がまっすぐでないか、又は、
カット・オフ部分にホットメルトがわずかでも塗工され
ている。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明のホットメルト接着剤は、スプレ
ー塗布温度におけるバーグレーの管長補正係数の値が−
2〜1であることをキャピログラフにより予め測定され
たものであるので、煩雑な設定調整をせずに好適にカー
テンスプレー塗布装置に使用することができる。
ー塗布温度におけるバーグレーの管長補正係数の値が−
2〜1であることをキャピログラフにより予め測定され
たものであるので、煩雑な設定調整をせずに好適にカー
テンスプレー塗布装置に使用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 スプレー塗布温度におけるバーグレーの
管長補正係数の値が−2〜1であることを特徴とするカ
ーテンスプレー塗布用ホットメルト接着剤。 - 【請求項2】 ブロックコポリマーよりなるベースポリ
マー、及び、粘着付与樹脂からなる請求項1記載のカー
テンスプレー塗布用ホットメルト接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25528994A JPH08120229A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | ホットメルト接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25528994A JPH08120229A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | ホットメルト接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120229A true JPH08120229A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17276699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25528994A Pending JPH08120229A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | ホットメルト接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08120229A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004512421A (ja) * | 2000-10-20 | 2004-04-22 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 非熱可塑性炭化水素エラストマーに基づくホットメルト接着剤用の熱可塑性添加剤 |
JP2007209515A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Nichiban Co Ltd | 医療補助用粘着テープ |
JP2014532781A (ja) * | 2011-10-31 | 2014-12-08 | イートン コーポレーションEaton Corporation | プログラム可能な寿命末期を有する熱可塑性ポリマー組成物及びその製造方法 |
WO2020095839A1 (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | 北川工業株式会社 | ダイラタンシー性組成物 |
JP2022551095A (ja) * | 2019-10-02 | 2022-12-07 | ハンワ ソリューションズ コーポレイション | 粘接着剤用樹脂組成物およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25528994A patent/JPH08120229A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004512421A (ja) * | 2000-10-20 | 2004-04-22 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 非熱可塑性炭化水素エラストマーに基づくホットメルト接着剤用の熱可塑性添加剤 |
JP2007209515A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Nichiban Co Ltd | 医療補助用粘着テープ |
JP2014532781A (ja) * | 2011-10-31 | 2014-12-08 | イートン コーポレーションEaton Corporation | プログラム可能な寿命末期を有する熱可塑性ポリマー組成物及びその製造方法 |
WO2020095839A1 (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | 北川工業株式会社 | ダイラタンシー性組成物 |
JP2020075953A (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-21 | 北川工業株式会社 | ダイラタンシー性組成物 |
JP2022551095A (ja) * | 2019-10-02 | 2022-12-07 | ハンワ ソリューションズ コーポレイション | 粘接着剤用樹脂組成物およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0173415B1 (en) | Hot melt butylene-ethylene copolymer adhesives | |
US7470740B2 (en) | Peelable hot melt adhesive | |
EP0011474B1 (en) | Hot melt composition | |
AU757501B2 (en) | Hot melt adhesive composition comprising homogeneous ethylene interpolymer and block copolymer | |
KR101897841B1 (ko) | 핫 멜트 접착제 | |
JPH09505093A (ja) | 噴霧可能な熱可塑性樹脂組成物 | |
Paul | Hot-melt adhesives | |
CN103649258A (zh) | 自由基引发剂改性的包含官能化聚乙烯和丙烯-α-烯烃聚合物的热熔粘合剂组合物 | |
EP3234058B1 (en) | Packs of metal containers | |
US5670577A (en) | Waterproof hot melt composition for stitched seams | |
EP0442045A2 (de) | Sprühbare Heissschmelzmasse mit massgeschneiderter Rheologie | |
JPH08120229A (ja) | ホットメルト接着剤 | |
JP3043452B2 (ja) | 油面接着性のホットメルト接着剤組成物、およびそれを用いた金属製足場板のスリップ防止加工方法 | |
US6902786B2 (en) | Pressure-sensitive adhesive compositions for surface-protecting films | |
KR950003157B1 (ko) | 열용융 성형 조성물 | |
EP2389418B1 (de) | Verfahren zur korrosionsschutzbehandlung | |
JPH1161067A (ja) | ホットメルト接着剤組成物 | |
KR20230114751A (ko) | 핫멜트 접착제 | |
EP1268282B1 (en) | Method of packaging a thermoplastic composition with a film having a low complex viscosity and corresponding packaged article | |
EP0872530B1 (en) | Pressure-sensitive adhesive composition for surface protective film | |
JP7323906B2 (ja) | ホットメルト組成物、シーリング材およびシリンジ | |
JPH058955B2 (ja) | ||
US4965305A (en) | Hot melt coatings made from a novel petroleum wax | |
CN111386310A (zh) | 热熔组合物 | |
JP7023405B1 (ja) | ホットメルト組成物 |