JPH08119114A - 乳母車の握り棒 - Google Patents

乳母車の握り棒

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JPH08119114A
JPH08119114A JP6255260A JP25526094A JPH08119114A JP H08119114 A JPH08119114 A JP H08119114A JP 6255260 A JP6255260 A JP 6255260A JP 25526094 A JP25526094 A JP 25526094A JP H08119114 A JPH08119114 A JP H08119114A
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Ichiro Onishi
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Aprica Kassai KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折りたたみ式乳母車の1対の押棒間を連結し
かつ中央部が折曲げ可能とされ、乳母車の開状態では直
線状態となり、閉状態では折曲げ状態となる、握り棒に
おいて、直線状態および折曲げ状態の各々においてロッ
ク状態を確実に達成できるようにする。 【構成】 握り棒3の、継手6によって連結される第1
および第2の部分4,5が継手6に対して互いに対称的
に動作するように、剛性リンク部材28によって第1お
よび第2の部分4,5を連結する。これによって、継手
6に対して第1および第2の部分4,5のそれぞれがな
す角度を互いに同じに保つことができるため、ロック部
材23,24を開状態ロック凹部19,20または閉状
態ロック凹部21,22に確実に嵌合させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、折りたたみ式乳母車
の1対の押棒間を連結しかつ中央部が折曲げ可能とさ
れ、乳母車の開状態では直線状態となり、乳母車の閉状
態では折曲げ状態となる、乳母車の握り棒に関するもの
で、特に、直線状態および折曲げ状態をロックするため
の機構を備えた乳母車の握り棒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】折りたたみ式乳母車の一典型例として、
1対の押棒を備え、乳母車の開状態では、これら押棒相
互の間隔が相対的に広く保たれ、他方、乳母車の閉状態
では、これら押棒が互いに近づけられる形式のものがあ
る。このような1対の押棒間には、握り棒が連結されて
いることが多い。この握り棒は、上述した形式の折りた
たみ式乳母車では、1対の押棒の動作を許容するため、
たとえばその中央部が折曲げ可能とされていなければな
らない。握り棒は、乳母車の開状態では直線状態とな
り、他方、乳母車の閉状態では折曲げ状態となる。
【0003】上述した形式の折りたたみ式乳母車におい
て、その開状態および閉状態をより強固に維持できるよ
うにするために、握り棒の直線状態および折曲げ状態の
双方をロックすることが行なわれている。このようなロ
ック機構は、たとえば、実開平1−171772号公報
に記載されている。
【0004】この従来技術では、握り棒は、一方の端部
を構成する第1の部分と、他方の端部を構成する第2の
部分と、第1および第2の部分を互いに平行な第1およ
び第2の回転軸のまわりにそれぞれ回転可能に支持しな
がら第1および第2の部分をそれぞれ連結する継手とを
備えている。そして、このような握り棒にロック機能を
付与するため、第1および第2の部分の、第1および第
2の回転軸の軸線方向と交差する方向に延びる各一方側
面には、それぞれ、開状態ロック凹部および閉状態ロッ
ク凹部が形成される。また、第1および第2の回転軸の
軸線方向に移動可能なロック部材が設けられる。このロ
ック部材は、握り棒が直線状態にあるときにその移動に
より開状態ロック凹部にそれぞれ嵌合し、握り棒が折曲
げ状態にあるときにその移動により閉状態ロック凹部に
それぞれ嵌合するものである。ロック部材は、ばねによ
って、開状態ロック凹部および閉状態ロック凹部に嵌合
する方向に付勢されている。また、このばねの弾性に抗
して、ロック部材を開状態ロック凹部および閉状態ロッ
ク凹部から離脱させる操作力を与えるため、ロック解除
部材が設けられている。
【0005】このような従来技術によれば、ロック部材
を、開状態では開状態ロック凹部に、また、閉状態では
閉状態ロック凹部に嵌合させることにより、握り棒の直
線状態および折曲げ状態を固定することができ、したが
って、乳母車の開状態および閉状態のそれぞれを、より
強固に維持することができる。
【0006】また、ロックを解除しようとするときに
は、ロック解除部材を操作しなければならないが、ロッ
ク状態にするときには、ばねの作用により、ロック部材
を開状態ロック凹部および閉状態ロック凹部のいずれか
に自動的に嵌合させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の握り棒では、ロック部材は、ばねにより、開状
態ロック凹部および閉状態ロック凹部に嵌合する方向に
付勢されているものの、たとえば開状態ロック凹部に嵌
合しようとするとき、第1の部分にある開状態ロック凹
部にまず嵌合し、第2の部分にある開状態ロック凹部に
は嵌合しないことがある。この場合、第2の部分が継手
に対してなす角度を変えながら、第2の部分にある開状
態ロック凹部にロック部材が嵌合し得る角度を探らなけ
ればならない。逆に、ロック部材が第2の凹部にある開
状態ロック凹部にのみまず嵌合することもある。同様の
ことが、また、閉状態ロック凹部にロック部材が嵌合し
ようとする場合についても言える。
【0008】上述したような第1および第2の部分のい
ずれか一方においてしか、ロック部材が開状態ロック凹
部または閉状態ロック凹部に嵌合しなかった場合には、
両方の部分において嵌合を達成するための操作が面倒で
あるとともに、不完全なロック状態で、不注意にも、乳
母車を使用してしまうことがあり、安全性の点で好まし
くないばかりでなく、乳母車の破損をもたらすこともあ
る。
【0009】それゆえに、この発明の目的は、上述した
ようなロック機構を備える乳母車の握り棒において、不
完全なロック状態を生じさせないようにしようとするこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、折りたたみ
式乳母車の1対の押棒間を連結しかつ中央部が折曲げ可
能とされ、乳母車の開状態では直線状態となり、乳母車
の閉状態では折曲げ状態となる、乳母車の握り棒に向け
られるものである。この握り棒は、前述した従来技術と
同様、一方の端部を構成する第1の部分と、他方の端部
を構成する第2の部分と、第1および第2の部分を互い
に平行な第1および第2の回転軸のまわりにそれぞれ回
転可能に支持しながら第1および第2の部分をそれぞれ
連結する継手と、第1および第2の部分の、第1および
第2の回転軸の軸線方向と交差する方向に延びる各一方
側面にそれぞれ形成される開状態ロック凹部および閉状
態ロック凹部と、第1および第2の回転軸の軸線方向に
移動可能であって、当該握り棒が直線状態にあるときに
その移動により開状態ロック凹部にそれぞれ嵌合し、か
つ当該握り棒が折曲げ状態にあるときにその移動により
閉状態ロック凹部にそれぞれ嵌合するロック部材と、ロ
ック部材を開状態ロック凹部および閉状態ロック凹部に
嵌合させる方向に付勢するばねと、ばねの弾性に抗して
ロック部材を開状態ロック凹部および閉状態ロック凹部
から離脱させる操作力を与えるためのロック解除部材と
を備えている。
【0011】上述した技術的課題を解決するため、この
発明に係る握り棒は、継手に対して第1および第2の部
分のそれぞれがなす角度を互いに同じに保つため、第1
の部分の、第1の回転軸の周囲の第1の位置に一方端が
回動可能に取付けられ、かつ、第1の回転軸に対する第
1の位置の位置関係とは逆の位置関係にある、第2の部
分の、第2の回転軸の周囲の第2の位置に他方端が回動
可能に取付けられる、剛性リンク部材をさらに備えるこ
とを特徴としている。
【0012】
【作用】この発明では、剛性リンク部材が、第1および
第2の部分間で押す方向および引く方向の双方の動作を
伝達することにより、継手に対して第1および第2の部
分のそれぞれがなす角度を互いに同じに保つことができ
る。
【0013】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、継手に
対して第1および第2の部分のそれぞれが、互いに対称
的に動作されるので、ロック部材が、第1および第2の
部分のいずれか一方においてしか、開状態ロック凹部ま
たは閉状態ロック凹部に嵌合しない、という事態を避け
ることができる。すなわち、ロック部材が第1および第
2の部分のいずれか一方の開状態ロック凹部または閉状
態ロック凹部に嵌合するときには、必ず、いずれか他方
の開状態ロック凹部または閉状態ロック凹部にも嵌合す
る。
【0014】このようなことから、面倒な操作を必要と
することなく、乳母車の開状態においても、閉状態にお
いても、完璧なロック状態を握り棒において迅速に達成
することができる。その結果、不完全なロック状態で乳
母車を使用したために引き起こされることもある安全性
の問題や損傷の問題に遭遇することはない。
【0015】
【実施例】図3は、この発明の一実施例が適用された折
りたたみ式乳母車1を示す斜視図であり、開状態を示し
ている。図4は、図3に示した乳母車1の閉状態を示す
斜視図である。なお、図3および図4には、乳母車1に
取付けられる座席の図示が省略されている。
【0016】乳母車1は、1対の押棒2を備え、これら
押棒2間には、握り棒3が連結されている。乳母車1の
開状態では、図3に示すように、1対の押棒2は相対的
に広い間隔に保たれ、他方、乳母車の閉状態では、図4
に示すように、1対の押棒2の互いの間隔は狭められて
いる。このような動作を許容するため、握り棒3は、そ
の中央部が折曲げ可能とされる。なお、握り棒3は、そ
の両端部において、各押棒2と同一軸線上に延びる部分
を有し、これらの部分は、図3と図4とを対比すればわ
かるように、各押棒2に対して回動可能に保持されてい
る。
【0017】握り棒3は、一方の端部を構成する第1の
部分4と、他方の端部を構成する第2の部分5と、第1
および第2の部分4および5をそれぞれ連結する継手6
とを備える。
【0018】図1および図2には、握り棒3の中央部が
示されている。図1に示した状態は、図3に示した乳母
車1の開状態に対応しており、この状態では、握り棒3
は直線状態となっている。他方、図2に示した状態は、
図4に示した乳母車1の閉状態に対応しており、この状
態では、握り棒3は折曲げ状態となっている。なお、図
1において、(a)は平面図であり、(b)は断面正面
図であり、(c)は底面図である。図2において、
(a)は平面図であり、(b)は底面図である。図1
(a)および(c)ならびに図2(a)および(b)で
は、握り棒3に含まれる幾つかの要素の図示が省略され
ている。また、図1および図2では、第1および第2の
部分4および5としては、それぞれ、継手6側の端部に
位置するエンドピースのみが図示されている。
【0019】図1(b)を主として参照して、継手6
は、2つのハウジング半部7および8を備え、これらハ
ウジング半部7および8が合わされることにより、その
内部に種々の要素が収納される空間を形成する。ハウジ
ング半部7には、第1および第2のボス9および10が
形成され、他方、ハウジング半部8には、第1および第
2のボス11および12が形成される。第1のボス9お
よび11ならびに第2のボス10および12は、それぞ
れ、互いに位置合わせされ、第1のボス9および11を
貫通するように、第1のリベット13が配置され、第2
のボス10および12を貫通するように、第2のリベッ
ト14が配置される。これらリベット13および14
は、2つのハウジング半部7および8を互いに固定する
機能を果たしている。このように、第1のボス9および
11ならびに第1のリベット13によって、第1の回転
軸15が与えられ、第2のボス10および12ならびに
第2のリベット14によって、第2の回転軸16が与え
られる。第1および第2の回転軸15および16は、互
いに平行であり、これによって、第1および第2の部分
4および5がそれぞれ回転可能に支持される。
【0020】第1および第2の部分4および5の、第1
および第2の回転軸15および16の軸線方向と交差す
る方向に延びる各一方側面17および18には、それぞ
れ、開状態ロック凹部19および20ならびに閉状態ロ
ック凹部21および22(図1(a)および図2(a)
参照)が形成される。この実施例では、開状態ロック凹
部19と閉状態ロック凹部21とは、互いの一部を共通
にしながら、全体として多角形状の凹部として形成され
ている。同様に、開状態ロック凹部20と閉状態ロック
凹部22とも、互いの一部を共通にしながら、全体とし
て多角形状に形成されている。
【0021】第1および第2の回転軸15および16の
それぞれの周囲には、ロック部材23および24が配置
される。これらロック部材23および24は、第1およ
び第2の回転軸15および16の軸線方向に移動可能で
あって、握り棒3が図1に示すように直線状態にあると
きにはその移動により開状態ロック凹部19および20
にそれぞれ嵌合し、他方、握り棒3が図2に示すように
折曲げ状態にあるときにはその移動により閉状態ロック
凹部21および22にそれぞれ嵌合する。
【0022】上述したように、ロック部材23および2
4を開状態ロック凹部19および20ならびに閉状態ロ
ック凹部21および22に嵌合させるため、この嵌合の
方向にロック部材23および24を付勢するばね25お
よび26が、ロック部材23および24の各々とハウジ
ング半部7との間に配置される。この実施例では、ばね
25および26は、圧縮ばねによって与えられたが、ば
ねの配置状態を変更することにより、引張りばねによっ
て構成されてもよい。
【0023】上述したばね25および26の弾性に抗し
てロック部材23および24を開状態ロック凹部19お
よび20ならびに閉状態ロック凹部21および22から
離脱させる操作力を与えるため、ロック解除部材27が
ハウジング半部8から突出するように設けられる。この
実施例では、前述したロック部材23および24とロッ
ク解除部材27とが一体的な部品によって構成された
が、これらは、別々の部品で構成され、組立状態におい
て一体的に動作するようにされてもよい。
【0024】図1(c)および図2(b)を主として参
照して、第1の部分4と第2の部分5とは、剛性リンク
部材28によって連結されている。より詳細には、剛性
リンク部材28の一方端は、第1の部分4の、第1の回
転軸15の周囲の第1の位置においてピン29を介して
第1の部分4に回動可能に取付けられる。他方、剛性リ
ンク部材28の他方端は、第2の部分5の、第2の回転
軸16の周囲の第2の位置においてピン30を介して第
2の部分5に回動可能に取付けられる。そして、第1の
回転軸15に対するピン29の位置と第2の回転軸16
に対するピン30の位置とは、互いに逆の関係になるよ
うに選ばれている。
【0025】上述のように、剛性リンク部材28により
第1および第2の部分4および5を互いに連結すること
により、剛性リンク部材28が押す方向および引く方向
の双方向の動作を第1および第2の部分4および5の間
で伝達できるので、継手6に対して第1および第2の部
分4および5のそれぞれがなす角度を互いに同じに保つ
ことができる。すなわち、第1および第2の部分4およ
び5は、継手6に対して、対称的に動作するように剛性
リンク部材28によって強制される。
【0026】次に、図示した乳母車1における握り棒3
に関連する操作方法およびそれに伴う動作について説明
する。
【0027】前述したように、図3に示した乳母車1の
開状態においては、握り棒3は図1に示した状態となっ
ている。すなわち、ロック部材23および24は、開状
態ロック凹部19および20にそれぞれ嵌合しており、
そのため、第1および第2の部分4および5は、とも
に、第1および第2の回転軸15および16を中心とし
て、ロック部材23および24ひいては継手6に対して
回転し得ない状態となっている。したがって、握り棒3
は、その直線状態に維持されている。
【0028】上述の乳母車1の開状態におけるロックを
解除するには、ロック解除部材27が上方へ押圧され
る。この状態が、図1(b)において破線で示されてい
る。このような押圧により、ロック部材23および24
は、ばね25および26の弾性に抗して上方へ変位す
る。これによって、ロック部材23および24は、開状
態ロック凹部19および20から離脱した状態となる。
したがって、第1および第2の部分4および5は、とも
に、第1および第2の回転軸15および16のまわりに
回転可能な状態となる。この状態を維持しながら、乳母
車1が図3に示す開状態から図4に示す閉状態へ移行さ
れる。
【0029】前述したロック解除部材27への押圧操作
は、乳母車1を開状態から閉状態にする間中、維持して
おく必要はない。乳母車1が開状態から閉状態へ一旦移
行し始めれば、ロック解除部材27に対する押圧操作を
解いたとしても、ロック部材23および24は、第1お
よび第2の部分4および5の側面17および18上に載
った状態に維持される。そして、閉状態への移行の終端
において、ロック部材23および24は、ばね25およ
び26の作用により、閉状態ロック凹部19および20
に自動的に嵌合する。これによって、第1および第2の
部分4および5がロック部材23および24ひいては継
手6に対して回転し得なくなり、したがって、握り棒3
の折曲げ状態がロックされる。
【0030】再び、この乳母車1を閉状態から開状態に
する場合にも、実質的に同様の操作が実施され、最終的
に、ロック部材23および24が開状態ロック凹部19
および20に嵌合し、握り棒3の直線状態がロックされ
る。
【0031】上述した開状態から閉状態への移行、およ
び閉状態から開状態への移行のいずれにおいても、第1
および第2の部分4および5の動作が剛性リンク部材2
8によって連動され、継手6に対して第1および第2の
部分4および5のそれぞれがなす角度が互いに同じに保
たれる。したがって、一方のロック部材23が一方の開
状態ロック凹部19または閉状態ロック凹部21に嵌合
するときには、必ず、他方のロック部材24が他方の開
状態ロック凹部20または閉状態ロック凹部22に嵌合
し、そのため、煩わしい操作を必要とすることなく、完
璧なロック状態を確実に達成することができる。
【0032】以上、この発明を、図示された実施例に関
連して説明したが、この発明の範囲内において、その他
幾つかの変形例が可能である。
【0033】たとえば、ロック部材、ならびに開状態ロ
ック凹部および閉状態ロック凹部のそれぞれの形状は、
種々に変更することができる。
【0034】また、この発明が適用される乳母車は、図
3および図4に示すようなものに限らず、要するに、1
対の押棒間を連結しかつ中央部が折曲げ可能とされた握
り棒を有する乳母車であれば、どのようなものであって
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3に示した乳母車1の開状態における握り棒
3の中央部を示すもので、(a)は一部を省略した平面
図、(b)は断面正面図、(c)は一部を省略した底面
図である。
【図2】図4に示した乳母車1の閉状態における握り棒
3の中央部を示すもので、(a)は一部を省略した平面
図、(b)は一部を省略した底面図である。
【図3】図1および図2に示した握り棒3を備える乳母
車1の開状態を示す斜視図である。
【図4】図3に示した乳母車1の閉状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 乳母車 2 押棒 3 握り棒 4 第1の部分 5 第2の部分 6 継手 15 第1の回転軸 16 第2の回転軸 17,18 側面 19,20 開状態ロック凹部 21,22 閉状態ロック凹部 23,24 ロック部材 25,26 ばね 27 ロック解除部材 28 剛性リンク部材 29,30 ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折りたたみ式乳母車の1対の押棒間を連
    結しかつ中央部が折曲げ可能とされ、乳母車の開状態で
    は直線状態となり、乳母車の閉状態では折曲げ状態とな
    る、乳母車の握り棒であって、 一方の端部を構成する第1の部分と、 他方の端部を構成する第2の部分と、 前記第1および第2の部分を互いに平行な第1および第
    2の回転軸のまわりにそれぞれ回転可能に支持しながら
    前記第1および第2の部分をそれぞれ連結する継手と、 前記第1および第2の部分の、前記第1および第2の回
    転軸の軸線方向と交差する方向に延びる各一方側面にそ
    れぞれ形成される開状態ロック凹部および閉状態ロック
    凹部と、 前記第1および第2の回転軸の軸線方向に移動可能であ
    って、当該握り棒が前記直線状態にあるときにその移動
    により前記開状態ロック凹部にそれぞれ嵌合し、かつ当
    該握り棒が前記折曲げ状態にあるときにその移動により
    前記閉状態ロック凹部にそれぞれ嵌合するロック部材
    と、 前記ロック部材を前記開状態ロック凹部および前記閉状
    態ロック凹部に嵌合させる方向に付勢するばねと、 前記ばねの弾性に抗して前記ロック部材を前記開状態ロ
    ック凹部および前記閉状態ロック凹部から離脱させる操
    作力を与えるためのロック解除部材と、 前記継手に対して前記第1および第2の部分のそれぞれ
    がなす角度を互いに同じに保つため、前記第1の部分
    の、前記第1の回転軸の周囲の第1の位置に一方端が回
    動可能に取付けられ、かつ、前記第1の回転軸に対する
    前記第1の位置の位置関係とは逆の位置関係にある、前
    記第2の部分の、前記第2の回転軸の周囲の第2の位置
    に他方端が回動可能に取付けられる、剛性リンク部材と
    を備える、乳母車の握り棒。
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