JPH08118756A - プリンタの印字ヘッド反転制御方法及び反転制御装置 - Google Patents

プリンタの印字ヘッド反転制御方法及び反転制御装置

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JPH08118756A
JPH08118756A JP26030394A JP26030394A JPH08118756A JP H08118756 A JPH08118756 A JP H08118756A JP 26030394 A JP26030394 A JP 26030394A JP 26030394 A JP26030394 A JP 26030394A JP H08118756 A JPH08118756 A JP H08118756A
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reversal
inversion
running
edge
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JP26030394A
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Mitsunori Hiraishi
光則 平石
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドットインパクトプリンタ装置の印字ヘッド
の反転制御方法と反転制御装置に関し、反転コイルの温
度上昇(温度低下)にともなう印字速度の遅れ(早ま
り)を防止することができるとともに、印字速度を精度
よく制御することができるプリンタの反転方法と装置を
提供することを目的とするものである。 【構成】 多数のヘッドブロックを所定間隔を保ってシ
ャトルに搭載して印字ヘッドを構成し、該シャトルを走
行させるとともに走行エッジ近傍で反転させ、往復走行
を行いながら印字を行うプリンタの印字ヘッド反転方法
において、上記反転前のエッジ検出時から、反転後のエ
ッジ検出時迄の反転時間を計測し、該計測された反転時
間と標準的な反転時間である基準反転時間との差に基づ
いて、前回の反転開始タイミングを補正して次回の反転
開始タイミングとするものである。これによって、判定
コイルの温度に応じて反転時間が変化するのを反転タイ
ミングを早くしたり遅らせたりすることによって吸収で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタ装置に関し、特
にドットインパクトプリンタ装置の印字ヘッドの反転制
御方法と反転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】図7はドットインパクトプリンタ装置の印
字ヘッド部を示す概念図である。図7(a) に示すよう
に、シャトル1上に複数個(例えば14個)のヘッドブ
ロック2a,2b…が所定間隔(通常1インチ)を保っ
て搭載されている。各ヘッドブロック2a,2b…には
24ドット(12ドット2段)のワイヤを備え、該ワイ
ヤがヘッドブロック2a,2b…の前面に配置されるプ
ラテンに押圧され、該プラテンとヘッドブロック2a,
2b…の間に挿通された用紙に印字がなされる。
【0003】シャトル1は図示しないリニアモータによ
って左右方向に進退できるようになっており、更に該シ
ャトル1には、図7(b) に示すようなエンコーダ4が設
けられ、センサ41(発光素子41a、受光素子41
b)によって図9(b) に示すワイヤドットをインパクト
させるためのファイヤタイミング信号Pfをシャトル1
の移動に同期して発生するようになっている。
【0004】また、上記エンコーダ4はシャトル1の走
行幅(上記1インチ)を規定する左エッジセンサ5l、
右エッジセンサ5rを備えており、シャトルが右から左
端方向に走行してきたときには、左エッジセンサ5lが
左エッジスリット(又はライン)Elを検出して左エッ
ジ信号Sl1,Sl2 (図8,図9(a) 参照)を、また左
から右端方向に走行してきたときには右エッジセンサ5
rが右エッジスリット(又はライン)Erを検出して右
エッジ信号Sr1,Sr2 (図8、図9(a) 参照)を得
る。
【0005】以上の構成において、リニアモータの左走
行コイルを励磁してシャトル1を右側から左エッジセン
サ5lの位置まで左方向に定速走行させると、エンコー
ダ4が作動してファイヤタイミング信号Pfを出力し、
該ファイヤタイミング信号Pfに同期してワイヤーがプ
ラテンを用紙にインパクトして印字する。シャトル1が
所定距離(上記各ヘッドでヘッドブロック2a,2b…
間の距離)移動して左エッジに到達すると、図8に示す
ように反転前の左エッジ信号Sl1が出力され、これによ
ってシャトル1の左反転コイルが励磁され、シャトル1
が減速を開始する。
【0006】シャトル1はその後反転して、右方向に加
速され、再び左エッジセンサ5lが作動して反転後の左
エッジ信号Sl2を出力すると、右走行コイルが励磁さ
れ、右方向に定速走行を行う。
【0007】シャトル1が右端の右エッジセンサ5r位
置に到達すると、該右エッジセンサ5lより右エッジ信
号Sr1が出力され、これによって右反転コイルが励磁さ
れ、シャトル1は減速、反転、左方向への加速を行い、
再度右エッジ信号Sr2が出力されると、再び左走行に移
行する。尚、各ヘッドブロック2a、2b…での印字範
囲は、図7(c) に示す範囲となる。
【0008】上記の技術では、印字速度が反転コイルの
温度に異存することになるので、特開平3−76673
号に以下の内容が開示されている。すなわち、反転開始
前のエッジ検出から反転終了後のエッジ検出迄の反転時
間に対応した反転先行時間をメモリに記憶しておき、実
際にシャトル1を走行させたときの左右いずれか一端で
の反転時間に対応して次回の反転先行時間をメモリより
読み出す。
【0009】この反転先行時間に基づいて、図10(a)
に示すように反転開始タイミングを上記反転先行時間t
1 だけエッジ信号(図10(c) )より早める(あるいは
遅らせる)ようにするものである。尚、この場合でも図
10(d) に示すように、印字領域はエッジ信号検出迄行
われ、また、次のエッジ信号検出から開始される。ま
た、図10(b) はファイヤタイミング信号Pfである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、印字を長時間継続すると、左右の反転コイルの温度
が上昇し、従って抵抗が増加することになり、同じ電圧
を加えても電流が減少し、シャトルの反転に要する時間
が増加する。従って、全体として印字速度が低下すると
いう欠点があった。また、上記とは逆に周囲温度が設計
時の想定温度より低くなると、左右の反転コイルの抵抗
が低くなり、設計反転速度より実際の反転速度が早くな
るという欠点があった。
【0011】特開平3−76673号に開示された内容
は上記の欠点を解消する目的で提案されたものである
が、この方法によると、前回の反転先行時間が前回反転
時間に依存して決定されるため、前回の反転時間が標準
の値になれば次回の反転先行時間も零になる。
【0012】ところが、前回の反転時間が標準の値にな
ったとしても、現実には前々回の反転時間が標準より長
いために、先行時間だけ反転を早くしたために見かけ上
標準になっている場合がある。このように見かけ上反転
時間が標準になっている場合には、反転コイルの温度が
高い(低い)ために上記の先行時間だけの補正が必要で
あるにもかかわらず、次回の先行時は零になり、次々回
の先行時間が再びt1になることになって、正確な制御
ができたことにならない。
【0013】本発明は上記従来の事情に鑑みて提案され
たものであって、反転コイルの温度上昇(温度低下)に
ともなう印字速度の遅れ(早まり)を防止することがで
きるとともに、印字速度を精度よく制御することができ
るプリンタの反転方法と装置を提供することを目的とす
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下の手段を採用している。すなわち、多数
のヘッドブロックを所定間隔を保ってシャトルに搭載し
て印字ヘッドを構成し、該シャトルを走行させるととも
に走行エッジ近傍で反転させ、往復走行を行いながら印
字を行うプリンタの印字ヘッド反転方法において、上記
反転前のエッジ検出時から、反転後のエッジ検出時迄の
反転時間Tlk ,Trk を計測し、該計測された反転時
間Tlk ,Trk と標準的な反転時間である基準反転時
間(左反転基準時間A,右反転基準時間B)との差に基
づいて、前回の反転開始タイミングを補正して次回の反
転開始タイミングとするようになっている。
【0015】具体的には、図1に示すように、上記反転
前のエッジ検出時から、反転後のエッジ検出時迄の反転
時間Tlk ,Trk を計測する反転時間計測手段21
と、上記計測された反転時間Tlk ,Trk と標準的な
反転時間である基準反転時間A,Bとの差をとり、該差
に基づいて前回の反転タイミングを補正して次回の反転
タイミングを求める演算手段22と、上記反転タイミン
グに基づいて反転開始タイミングの制御を行う反転タイ
ミング制御手段24とよりなる構成とする。
【0016】上記反転開始タイミングとして、一方端で
の走行開始時の走行エッジ検出時から他方端に向かって
の走行時間Lk ,Rk の終了タイミングを採用すること
が可能である。
【0017】
【作用】反転時間(左反転時間Tlk 、右反転時間Tr
k :k:反転回数を区分する整数)は反転開始前のエッ
ジ検出から反転終了後のエッジ検出迄の時間を反転時間
計測手段21で計測することによって得ることができ
る。
【0018】このようにして得られた反転時間Tlk
Trk と標準的な状態での反転時間である反転基準時間
(左反転基準時間A,右反転基準時間B)との差、すな
わち補正値(左側補正値Pk ,右側補正値Qk )を演算
手段22より得ることによって、反転開始タイミングを
基準のタイミングに対してどれだけ早く(又は遅く)す
ればよいかが判る。
【0019】尚、上記基準のタイミングとしては、シャ
トル1が一方端から他方向へ走行するときの一方端(走
行開始端)でのエッジ検出時から反転開始をさせる迄の
前回の走行時間Lk ,Rk を採用する。ここで、走行時
間の初期値L1 ,R1 は設計時に決定した走行時間を用
いる。
【0020】上記において、上記補正値Pk ,Qk が零
であれば、前回の走行時間Lk 、R k がそのまま次回の
走行時間Lk+1 ,Rk+1 に引き継がれるが、もし、補正
値が零以外の値であれば、前回走行時間Lk ,Rk と補
正値Pk ,Qk の差より次回の走行時間Lk+1 ,Rk+1
(Lk+1 =Lk −Pk ,Rk+1 =Rk −Qk )を求め、
新しく得られた走行時間Lk+1 ,Rk+1 を反転タイミン
グ制御手段24で監視し、該走行時間Lk+1 ,Rk+1
終了するタイミングで次回の反転が解しされる。この次
回の反転においても前回同様反転時間Trk+1 ,Tl
k+1 が計測され、反転基準時間A,Bとの差、すなわち
補正値Pk+1 ,Qk+1 が演算され、更に、次々回の走行
時間Lk+2 ,Rk+2 が演算される。
【0021】これによって、温度が高いときには基準よ
り早いタイミング(走行時間Lk ,Rk が初期走行時間
1 ,R1 より短い)で反転を開始し、温度が低いとき
には基準より遅い(走行時間Lk ,Rk が初期走行時間
1 ,R1 より長い)タイミングで反転を開始すること
になる。
【0022】
【実施例】図2は本発明の1実施例を示す装置ブロック
図、図3及び図4はそのフロー図であり、図3は本発明
全体のフロー図であるが説明の都合上、走行手順を中心
に図示し、図4は図3から演算手順を抽出して示した。
【0023】まず、上位の制御手段より入力ポート41
を介して印字指令信号PsがMPU等で構成される制御
手段20に入力されると、メモリ23(RAM)に最初
の左走行時間、右走行時間、左反転基準時間A、右反転
基準時間Bを図示しないROMより読みだして設定する
(図3、ステップS10)。
【0024】次いで、上記制御手段20の走行手段25
が作動し、シャトル1の位置を一方の端(ここでは右エ
ッジセンサ5rより右側の右端とする)に移動させると
ともに、メモリ23より最初の左走行時間L1 を読み出
して反転タイミング制御手段24としてのカウンタ24
cに、初期設定を行う。尚、上記最初の左走行時間L 1
は反転コイルが設計時に想定した標準的な温度であると
きの左走行時間をファイヤタイミング信号Pfの数で現
したものである。
【0025】次いで、反転コイルと走行コイルを同時に
励磁して、反転手段26と走行手段25を同時に作動さ
せてシャトル1を右端から左端に向かって加速させ、定
速になると反転コイルをオフにする(図3、ステップS
11→S12→S13→S14)。
【0026】これによって、右エッジ信号Sr2を検出し
たとき、引き続いて走行手段25が作動して定速走行を
行うとともに、エンコーダ4によりファイヤタイミング
信号Pfが形成される。このファイヤタイミング信号P
fは上記カウンタ24cに入力され、該カウンタ24c
は上記右エッジセンサ5rが右エッジ信号Sr2を検出し
たときからカウントダウンを開始する。次いで、該カウ
ンタ手段24cでの計数値が上記最初の左走行値L1
なる迄シャトル1は定速走行されるとともに、該ファイ
ヤタイミング信号Pfに同期してワイヤを作動させ印字
を行う(図3、ステップS15→S16→S17)。
【0027】カウンタ24cの計数値が最初の左走行値
1 を計数すると、反転手段26が作動し、左反転コイ
ルを励磁し、これによってシャトル1は減速を開始し、
続いて反転し、右方向に加速をして、以下に説明するよ
うに、右方向に定速走行をする(図3、ステップS18
〜22)。尚、左反転コイルは反転後の左エッジ信号S
l2を検出する迄の所定位置でオフされ、その後は惰性で
右走行コイルが励磁されるまでシャトル1は反転移動す
ることになる(図3、ステップS20b)。
【0028】上記のようにシャトル1が左端に迄移動し
たとき、左エッジ検出手段5lが作動し、反転前の左エ
ッジ信号Sl1を出力する(図3、図4、ステップS1
9)。これによって、反転時間計測手段21であるタイ
マ21tが起動し、シャトル1が減速、反転して右走行
に移動して、再び左エッジ信号Sl2を検出する迄、左反
転時間Tl1を検出する(図3、図4、ステップS31→
S21)。
【0029】この左反転時間Tl1は演算手段22に入力
され、ここで基準左反転時間Aとの差(Tl1−A)/C
=P1 (補正値)を得る(C:ファイヤタイミング信号
Pfのデューティ、従ってP1 はファイヤタイミング信
号Pfの数で現される)。尚、基準左反転時間Aは設計
時に想定された左反転時間である。。
【0030】上記補正値P1 が零であると上記左反転は
基準左反転時間Aと同じ時間でなされたことになり、次
回の反転開始タイミングを補正する必要がないことを意
味する。補正値P1 が零以外の値であるときは、反転開
始タイミングを補正する必要があることを示している。
すなわち、補正値P1 が正であるときは、反転コイルの
温度が上昇して左反転時間Tl1が基準左反転時間Aより
長くなっていることを意味し、補正値P1 が負であると
きは、温度が低いため左反転時間Tl1が基準反転時間A
より早くなっていることを意味している。
【0031】従って、演算手段22では上記補正値P1
を得た後、更に、上記左走行時間L 1 より上記補正値P
1 を引いた値を次回の左走行時間L2 としてメモリ23
に記憶しておく。すなわち、左反転開始タイミングを次
回の左走行時間L2 の終了タイミングで表わしたことに
なる(図3、図4、ステップS32)。
【0032】次に、上記反転動作中に、上記反転開始前
の左エッジ信号Sl1を検出した後で、右走行時間R
1 (R1 の意味は上記左走行時間L1 に準じる)がメモ
リ23より読み出されてカウンタ24cに設定される
(図3、ステップS19→S20a)。次いで、反転後
の左エッジ信号Sl2を検出すると、カウンタ24cを起
動するとともに走行手段25を起動して右走行を開始す
る(図3、ステップS21→S22)。
【0033】この右走行も上記左走行(ステップS15
〜S19)と同様に行われ、カウンタ24cがファイヤ
タイミング信号Pfを計数して、右走行時間R1 を零ま
でカウントダウンすると走行手段25は停止し、反転手
段26が作動し、右反転コイルを励磁して右反転駆動す
る。これによって、シャトル1は減速、反転、左加速し
て再び左走行に移行する(図3、ステップS23〜S2
7)。尚、上記右反転コイルの励磁は反転後の右エッジ
信号Sr2を検出する前にオフされ、その後右走行コイル
が励磁されるまで惰性で反転移動する(図3、ステップ
S26b)。
【0034】上記右走行の終端で右エッジセンサ5rが
作動して、反転前の右エッジ信号Sr1が出力されると、
該右エッジ信号Sr1を受けてタイマ21tを起動し、シ
ャトル1が減速、反転、左加速で再び右エッジ信号Sr2
が出力される迄の反転時間Tr1を計測する(図3、図
4、ステップS25→S33→S27)。
【0035】このようにして計測された反転時間Tr
1は、演算手段22に伝送され、該演算手段22では上
記左反転時と同様の演算を行う。すなわち、上記反転時
間Tr1と右反転基準時間Bとの差(Tr1−B)/C=Q
1 を演算し、更に上記右走行基準時間R1 とQ1 との差
を新たな右走行時間R2 としてメモリ23に登録してお
く(図3、図4、ステップS28→S34)。尚、右反
転基準走行時間Bの意味は左反転基準走行時間Aに準ず
る。
【0036】上記右反転動作中に、上記右反転前の左エ
ッジ信号Sr1を検出した後、左走行時間L2 がメモリ2
3より読み出されて、カウンタ24cに設定される(図
3、ステップS25→S26a)。そして、反転後の右
エッジ信号Sr2が検出されると、カウンタ24cと走行
手段25が起動し左走行を開始する(図3、ステップS
27→S28→S17)。
【0037】上記今回の左走行においても、左エッジ信
号Sl1を検出するとタイマ21tを起動し、再度の左エ
ッジ信号Sl2を検出する迄の左反転時間Tl2を得る。更
に、演算手段22で(Tl2−A)/C=P2 を得、該補
正値P2 を前回の左走行時間L2 から引いた値L2 −P
2 を次回の左走行時間L3 としてメモリ23に登録す
る。
【0038】更に、上記左反転において、上記再度の左
エッジ信号Sl1が検出されたときに、前回の右走行で得
た右走行時間R2 が設定され右走行し、該右走行時間R
2 が経過した時点で右反転を開始し、上記と同様反転時
間Tr2より新しい右走行時間R3 を得て、メモリ29に
記憶する。以下、上記手段を繰り返しながら順次新しい
左右の走行時間Lk ,Rk を得て、該走行時間Lk ,R
k に基づいて走行と反転がなされることになる。
【0039】上記実施例においては、反転コイルが設計
時の想定温度より高くなることを前提としているので、
カウンタ24cの設定値(左右の走行時間Lk ,Rk
は設計時の走行時間L1 ,R1 より短くなる、従ってカ
ウンタ24cの設定値を監視するステップ(図3、ステ
ップS17、 S23)を、左右の反転前のエッジ検出を
監視するステップ(図3、ステップS19、 S25)よ
り前に置いている。
【0040】しかしながら、本願発明を、反転コイルが
設計時の想定温度より低いときにも適用できるようにす
るためには、図5に示すように、カウンタ24cの設定
値を監視するステップと(ステップS17、 S23)
を、左右の反転前のエッジ検出を監視するステップ(ス
テップS19、 S25)のいずれが先になっても対応で
きるようにする必要がある。
【0041】そこで、図5ではステップS19、 S25
をステップS17,S23の判断の肯定、否定のいずれ
の結果の後にも置く(a,bのサフィックスで区別し
て)ようにしている。但しタイマを2度以上起動しない
ように、タイマが既に起動しているか否かを検出するス
テップS40を設けている。
【0042】また、上記手順において、カウンタ24c
への走行時間Lk ,Rk の設定(図3、ステップS20
a,S26a)は反転後のエッジ信号Sl2,Sr2を検出
するまでになされるようにすればよい。従って、左右の
反転コイルの励磁がオフ(ステップS20a,S26
a)された後に上記設定がなされるようにしてもよい。
【0043】以上説明したように本発明によると、補正
値Pk ,Qk が零であると図6に示すように、反転開始
時間を補正する必要はないが、Pk ,Qk が正であると
きP k 又はQk ファイヤタイミング信号Pf分、反転時
間を早める。また、Pk ,Q k が負であるとき、Pk
k ファイヤタイミング信号Pf分、反転時間を遅らせ
ることになる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、前回の反
転時間と基準反転時間の差に基づいて次回の反転開始タ
イミングを得るようになっているので、反転時間に基準
値が常に反映され、反転コイル温度が設計温度より高く
なっても、あるいは低くなっても、精度の高い反転制御
ができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明原理図である。
【図2】本発明の一実施例機能ブロック図である。
【図3】本発明の全体手順を示すフロー図である。
【図4】本発明の演算手順を示すフロー図である。
【図5】本発明の別の手順を示すフロー図である。
【図6】本発明のタイムチャートである。
【図7】本発明が適用されるプリンタのヘッド部概念図
である。
【図8】従来例の動作説明図である。
【図9】従来例のタイムチャートである。
【図10】他の従来例のタイムチャートである。
【符号の説明】
21 反転時間計測手段 22 演算手段 24 制御手段 Lk ,Rk 走行時間 図6,B 基準反転時間 Tlk ,Trk 反転時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のヘッドブロックを所定間隔を保っ
    てシャトルに搭載して印字ヘッドを構成し、該シャトル
    を走行させるとともに走行エッジ近傍で反転させ、往復
    走行を行いながら印字を行うプリンタの印字ヘッド反転
    方法において、 上記反転前のエッジ検出時から、反転後のエッジ検出時
    迄の反転時間を計測し、該計測された反転時間と標準的
    な反転時間である基準反転時間との差に基づいて、前回
    の反転開始タイミングを補正して次回の反転開始タイミ
    ングとすることを特徴とするプリンタの印字ヘッド反転
    方法。
  2. 【請求項2】 多数のヘッドブロックを所定間隔を保っ
    てシャトルに搭載して印字ヘッドを構成し、該シャトル
    を走行させるとともに走行エッジ近傍で反転させ、往復
    走行を行いながら印字を行うプリンタの印字ヘッド反転
    装置において、 上記反転前のエッジ検出時から、反転後のエッジ検出時
    迄の反転時間を計測する反転時間計測手段と、 上記計測された反転時間と標準的な反転時間である基準
    反転時間との差をとり、該差に基づいて前回の反転タイ
    ミングを補正して次回の反転タイミングを求める演算手
    段と、 上記反転タイミングに基づいて反転開始タイミングの制
    御を行う反転タイミング制御手段とよりなるプリンタの
    印字ヘッド反転装置。
  3. 【請求項3】 上記反転開始タイミングが、一方端での
    走行開始時の走行エッジ検出時から他方端に向かっての
    走行時間終了タイミングである請求項2に記載のプリン
    タの印字ヘッド反転制御装置。
JP26030394A 1994-10-25 1994-10-25 プリンタの印字ヘッド反転制御方法及び反転制御装置 Pending JPH08118756A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248094A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Seiko Epson Corp 記録装置、記録装置の制御方法および制御プログラム
KR100721482B1 (ko) * 2000-10-27 2007-05-23 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 인자 장치

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