JPH08118305A - 糸鋸刃 - Google Patents

糸鋸刃

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Publication number
JPH08118305A
JPH08118305A JP25394294A JP25394294A JPH08118305A JP H08118305 A JPH08118305 A JP H08118305A JP 25394294 A JP25394294 A JP 25394294A JP 25394294 A JP25394294 A JP 25394294A JP H08118305 A JPH08118305 A JP H08118305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
saw blade
mounting
yarn
saw
Prior art date
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Pending
Application number
JP25394294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Kameyama
正二 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Koki Co Ltd
Original Assignee
Asahi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Koki Co Ltd filed Critical Asahi Koki Co Ltd
Priority to JP25394294A priority Critical patent/JPH08118305A/ja
Publication of JPH08118305A publication Critical patent/JPH08118305A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 糸鋸機への装着状態で強い緊張力を付与しな
くても湾曲することはなく、切断作業時に折損するおそ
れを防ぐことができる糸鋸刃を提供する。 【構成】 糸鋸刃は、長手方向へ直線状に延びるととも
に、複数の刃先3を有する刃部1と、糸鋸機に装着する
ために刃部1の両端に形成された装着部2とから構成す
る。刃部1及び装着部2の少なくとも一方には、湾曲防
止構成としての幅広部分5,6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、糸鋸機に装着して使
用される糸鋸刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の糸鋸刃においては、木
板製のワークを曲線等を含む複雑な形状に切断できるよ
うに、細身に形成されていた。このため、ワークの切断
作業中に糸鋸刃に抵抗が加わると、糸鋸刃が湾曲して切
断に支障を来したり、切断不能に陥ったりするおそれが
あった。
【0003】このような不具合を解消するために、従来
では糸鋸刃を糸鋸機に装着する際に、糸鋸刃に対して強
い緊張力を付与するようになっていた。これにより、切
断作業中において糸鋸刃が湾曲するおそれを、極力防止
するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来構
成においては、糸鋸刃に強い緊張力が加わっているた
め、糸鋸刃が折損しやすいという致命的な欠陥があっ
た。また、糸鋸刃を常に緊張状態に保持するために、糸
鋸機の鋸刃チャック部に十分な強度を持たせたり、鋸刃
駆動用モータとして大トルクのものを備えたりする必要
があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、糸鋸機への装着状態で強い緊張力を付与
しなくても湾曲することはなく、切断作業時に折損する
おそれを防止することができる糸鋸刃を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、長手方向へ直線状に延びるととも
に、複数の刃先を有する刃部と、糸鋸機に装着するため
に刃部の両端に形成された装着部よりなる糸鋸刃におい
て、前記刃部及び装着部の少なくとも一方には湾曲防止
手段を設けたものである。
【0007】
【作 用】上記のように構成された糸鋸刃においては、
糸鋸機に対する装着時に強い緊張力を付与しなくても、
刃部及び装着部の少なくとも一方に設けられた湾曲防止
手段により、切断作業時に糸鋸刃が湾曲するのを防ぐこ
とができる。従って、切断作業時に糸鋸刃が強い緊張状
態の下で折損するおそれを防止することができる。ま
た、糸鋸刃を緊張状態に保持しなくてもよいため、糸鋸
機の鋸刃チャック部に十分な強度を持たせたり、鋸刃駆
動用モータとして大トルクのものを備えたりする必要が
ない。
【0008】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を、図1及び図
2に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、この
実施例の糸鋸刃は金属板により一体に形成され、中間の
刃部1と両端の装着部2とを備えている。刃部1は長手
方向へ直線状に延び、その表面には複数の三角形状の刃
先3が所定ピッチで形成されている。各装着部2は刃部
1の両端に延長形成され、それらの背面には位置決め用
凹部4が形成されている。そして、これらの装着部2が
図示しない糸鋸機の鋸刃チャック部に対し、所定位置に
位置決めして装着される。
【0009】また、この実施例においては、前記刃部1
が幅広に形成されるとともに、両装着部2が刃部1より
もさらに幅広に形成され、これらの幅広部分5,6が糸
鋸刃の湾曲を防止するための湾曲防止手段を構成してい
る。複数の凹所7は刃部1の背面に所定間隔おきで形成
され、この凹所7の形成部分が幅狭部分8となってい
る。そして、この幅狭部分8が形成されていることによ
り、木板製のワークを曲線等を含む複雑な形状に切断で
きるようになっている。
【0010】さて、この第1実施例の糸鋸刃において
は、前記のように刃部1及び各装着部2に湾曲防止手段
としての幅広部分5,6が形成されている。このため、
糸鋸刃を糸鋸機の鋸刃チャック部に装着する際、糸鋸刃
に強い緊張力を付与しておかなくても、ワークの切断作
業時に糸鋸刃が湾曲するおそれはない。従って、このワ
ークの切断作業時において、糸鋸刃が強い緊張状態の下
で折損するおそれを防止することができる。
【0011】また、糸鋸刃を緊張状態に保持する必要が
ないため、従来のように糸鋸機の鋸刃チャック部に十分
な強度を持たせたり、鋸刃駆動用モータとして大トルク
のものを備えたりする必要がない。従って、糸鋸機の構
成を簡単にして小型にすることができる。
【0012】
【別の実施例】次に、この発明の別の実施例を、図3〜
図21に従って説明する。図3及び図4に示す第2実施
例においては、湾曲防止手段を構成する刃部1の幅広部
分5が、各装着部2の幅広部分6と同一幅となるように
形成されている。また、各装着部2には位置決め用凹部
4が形成されず、装着部2の背面がフラットになってい
る。その他の部分は、前述した第1実施例とほぼ同様に
構成されている。
【0013】図5及び図6に示す第3実施例において
は、前記第2実施例と同様に、湾曲防止手段を構成する
刃部1の幅広部分5が、各装着部2の幅広部分6と同一
幅となるように形成されている。そして、刃部1の背面
には1つの大きな凹所7が形成され、刃部1の中央部が
幅狭部分8になっている。また、各装着部2の位置決め
用溝部11が形成され、装着部2が二叉状になってい
る。従って、この第3実施例においては、糸鋸刃の中央
部が柔軟性に富み、両端部が剛性に富む。 図7及び図
8に示す第4実施例においては、刃部1の背面に複数の
刃先3としての順刃12と返し刃13とが、所定のピッ
チで順次交互に配列されるように形成されている。な
お、その他の部分は、前述した第1実施例とほぼ同様に
構成されている。
【0014】図9及び図10に示す第5実施例において
は、刃部1がほぼ全長に亘って幅狭状に形成され、その
両端には湾曲防止手段としての円弧状部14が形成され
ている。また、各装着部2には前述した各実施例と同様
に、湾曲防止手段としての幅広部分6が形成されてい
る。
【0015】従って、この第5実施例においては、糸鋸
刃を糸鋸機の鋸刃チャック部に装着した状態で、ワーク
の切断作業を行う際に、両装着部2間に引張りまたは圧
縮荷重が加わったとき、両円弧状部14が糸鋸刃の長さ
方向に伸縮して、それらの荷重が吸収される。このた
め、両装着部2間に加わる荷重により、幅狭状の刃部1
が湾曲するおそれを防止することができる。しかも、円
弧状部14の伸縮により、刃部1がその長手方向に移動
されるため、切削抵抗が過大なときにその刃部1を退避
移動させることができる。
【0016】図11及び図12に示す第6実施例におい
ては、前記第5実施例と同様に、刃部1がほぼ全長に亘
って幅狭状に形成され、その両端には湾曲防止手段とし
ての円弧状部14が形成されている。また、刃部1の両
端には湾曲防止手段としての幅広部分6を有する装着部
2が合成樹脂材料により、刃部1の両端の抜け止め凸部
15を覆うように形成され、各装着部2上には位置決め
用長孔16が形成されている。従って、この第6実施例
においては前記第5実施例と同様な効果を作用を発揮す
るとともに、装着部2を大重量化することなく、大形化
できて装着が容易となる。
【0017】図13及び図14に示す第7実施例におい
ては、前記第1実施例と同様に、刃部1に湾曲防止手段
としての幅広部分5が形成されるとともに、その幅広部
分5上には複数の凹所7によって幅狭部分8が形成され
ている。また、前記第6実施例と同様に、刃部1の両端
には湾曲防止手段としての幅広部分6を有する装着部2
が合成樹脂材料により、刃部1の両端の抜け止め凸部1
5を覆うように形成され、各装着部2上には位置決め用
長孔16が形成されている。
【0018】図15及び図16に示す第8実施例におい
ては、複数の刃先3が刃部1の表面側の他に、背面側に
も所定ピッチで形成されている。また、刃部1の両端の
円弧状部14が、相対向する表裏両側に向かって突出す
るように形成されている。なお、その他の部分は、前述
した第6実施例とほぼ同様に構成されている。 図17
及び図18に示す第9実施例においては、第8実施例と
同様に、複数の刃先3が刃部1の表面側の他に、背面側
にも所定ピッチで形成されている。また、刃部1の両端
には湾曲防止手段としての幅広部分6を有する装着部2
が合成樹脂材料により被覆形成され、各装着部2には位
置決め用フック17が形成されている。
【0019】図19に示す第10実施例においては、糸
鋸刃の刃部1及び両装着部2が丸棒状の金属細線により
一体に形成され、刃部1の外周には多数の刃先3が螺旋
状に連続して配列形成されている。また、刃部1の中間
には、湾曲防止手段としてのループ部18が一体に形成
されている。
【0020】従って、この第10実施例においては、糸
鋸刃を糸鋸機の鋸刃チャック部に装着した状態で、ワー
クの切断作業を行う際に、両装着部2間に引張りまたは
圧縮荷重が加わったとき、ループ部18が伸縮して、そ
れらの荷重が吸収される。このため、両装着部2間に加
わる荷重により、細線状の刃部1が湾曲するおそれを防
止することができる。
【0021】図20に示す第11実施例においては、前
記第10実施例と同様に、糸鋸刃の刃部1及び両装着部
2が丸棒状の金属細線により一体に形成され、刃部1の
外周には多数の刃先3が螺旋状に連続して配列形成され
ている。また、刃部1の中間には湾曲防止手段としての
ウェイト19が、ワークの板厚に応じて位置調節できる
ように取り付けられている。
【0022】従って、この第11実施例においては、糸
鋸刃を糸鋸機の鋸刃チャック部に装着した状態で、糸鋸
刃の往復動によりワークの切断作業を行う際に、ウェイ
ト19の慣性力により糸鋸刃の刃部1に緊張力が付され
る。このため、ワークの切断作業中に、細線状の刃部1
が湾曲するおそれを防止することができる。 図21に
示す第12実施例においては、各装着部2の先端に位置
決め用フック20が、相対向する方向へ突出するように
折り曲げ形成されている。また、その他の部分は、前述
した第11実施例とほぼ同様に構成されている。
【0023】前記各実施例から把握される請求項以外の
技術的思想について以下に述べる。 (1)湾曲防止手段は刃部1に形成した幅広部である糸
鋸刃。従って、刃部1の湾曲を効果的に抑制できる。 (2)刃部1には幅狭部が形成されている前記(1)項
に記載の糸鋸刃。従って、この幅狭部において切削抵抗
が吸収される。 (3)湾曲防止手段は刃部1の両端に形成された円弧状
部14である糸鋸刃。従って、刃部14がその長手方向
に移動でき、切削抵抗を吸収できる。 (4)装着部2は合成樹脂より構成されている糸鋸刃。
従って、装着部2を大重量化することなく大形化でき、
着脱作業が容易となる。
【0024】
【発明の効果】この発明の糸鋸刃は、以上のように構成
されているため、糸鋸機への装着状態で強い緊張力を付
与しなくても湾曲することはなく、切断作業時に折損す
るおそれを防止することができる。また、この発明によ
れば、糸鋸刃を緊張状態に保持しなくてもよいため、糸
鋸機の鋸刃チャック部に十分な強度を持たせたり、鋸刃
駆動用モータとして大トルクのものを備えたりする必要
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の糸鋸刃の第1実施例を示す正面
図。
【図2】 その糸鋸刃の側面図。
【図3】 この発明の糸鋸刃の第2実施例を示す正面
図。
【図4】 その糸鋸刃の側面図。
【図5】 この発明の糸鋸刃の第3実施例を示す正面
図。
【図6】 その糸鋸刃の側面図。
【図7】 この発明の糸鋸刃の第4実施例を示す正面
図。
【図8】 その糸鋸刃の側面図。
【図9】 この発明の糸鋸刃の第5実施例を示す正面
図。
【図10】 その糸鋸刃の側面図。
【図11】 この発明の糸鋸刃の第6実施例を示す正面
図。
【図12】 その糸鋸刃の側面図。
【図13】 この発明の糸鋸刃の第7実施例を示す正面
図。
【図14】 その糸鋸刃の側面図。
【図15】 この発明の糸鋸刃の第8実施例を示す正面
図。
【図16】 その糸鋸刃の側面図。
【図17】 この発明の糸鋸刃の第9実施例を示す正面
図。
【図18】 その糸鋸刃の側面図。
【図19】 この発明の糸鋸刃の第10実施例を示す正
面図。
【図20】 この発明の糸鋸刃の第11実施例を示す正
面図。
【図21】 この発明の糸鋸刃の第12実施例を示す正
面図。
【符号の説明】
1…刃部、2…装着部、3…刃先、5,6…湾曲防止手
段としての幅広部分、14…湾曲防止手段としての円弧
状部、18…湾曲防止手段としてのループ部、19…湾
曲防止手段としてのウェイト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向へ直線状に延びるとともに、複
    数の刃先を有する刃部と、糸鋸機に装着するために刃部
    の両端に形成された装着部とよりなる糸鋸刃において、
    前記刃部及び装着部の少なくとも一方には湾曲防止手段
    を設けた糸鋸刃。
JP25394294A 1994-10-19 1994-10-19 糸鋸刃 Pending JPH08118305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25394294A JPH08118305A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 糸鋸刃

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JP25394294A JPH08118305A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 糸鋸刃

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JPH08118305A true JPH08118305A (ja) 1996-05-14

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ID=17258142

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JP25394294A Pending JPH08118305A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 糸鋸刃

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JP (1) JPH08118305A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8210081B2 (en) 2007-06-12 2012-07-03 Irwin Industrial Tool Company Reciprocating saw blade having variable-height teeth and related method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8210081B2 (en) 2007-06-12 2012-07-03 Irwin Industrial Tool Company Reciprocating saw blade having variable-height teeth and related method

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02