JPH081175B2 - 往復動ポンプの監視装置 - Google Patents

往復動ポンプの監視装置

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JPH081175B2
JPH081175B2 JP61127687A JP12768786A JPH081175B2 JP H081175 B2 JPH081175 B2 JP H081175B2 JP 61127687 A JP61127687 A JP 61127687A JP 12768786 A JP12768786 A JP 12768786A JP H081175 B2 JPH081175 B2 JP H081175B2
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JP
Japan
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pressure
check valve
plunger
detector
reciprocating pump
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JP61127687A
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幸夫 溝口
晴夫 山本
晴夫 中村
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スラリを含む液体を輸送するプランジヤを
有する往復動ポンプの監視、特に流量の監視を行う装置
に関する。
従来の技術 典型的な先行技術は、オリフイス流量計を用いるもの
である。オリフイス流量計は、オリフイスの上流側およ
び下流側に液体の圧力検出器をそれぞれ設け、これらの
圧力検出器の出力に基づき、オリフイスの上流側と下流
側との差圧に対応した流量を測定して監視する。
発明が解決しようとする課題 このうよな先行技術では、差圧は液体の粘度と相関関
係があり、したがつて温度変化によつて粘度の補正など
を行わなければならず、さもなければ測定誤差が大きく
なる。またオリフイスを用いることによつて、液体の速
度が低下する領域が生じ、そのためスラリを含む液体の
スラリが、低速部で分離し、オリフイスの付近に滞流
し、オリフイスに閉塞を生じるおそれがある。
本発明の目的は、輸送液体の流量を高精度で測定する
ことができ、また信頼性が向上された往復動ポンプの監
視装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、プランジヤ室に吸入逆止弁と、吐出逆止弁
とを設け、プランジヤ室にプランジヤを往復動するよう
に設け、スラリを含む高温の液体を輸送する往復動ポン
プの監視装置において、 プランジヤ室の圧力を検出する第1圧力検出器と、 吸入逆止弁の入口の圧力を検出する第2圧力検出器
と、 吐出逆止弁の出口の圧力を検出する第3圧力検出器
と、 プランジヤの変位を検出する変位検出器と、 前記第1、第2および第3圧力検出器と、変位検出器
との出力に応答し、液体の流量および/または往復動ポ
ンプの異常状態を監視する手段とを含むことを特徴とす
る往復動ポンプの監視装置である。
作用 本発明に従えば、第1〜第3圧力検出器と、プランジ
ヤの変位を検出する変位検出器とを用いて流量および吐
出率などを演算することができる。前述のようにオリフ
イスを用いる流量の測定では、スラリを含む液体の温度
による粘度の変化があり、これの補正が難しく、またス
ラリがオリフイスの付近に滞流し、オリフイスの一部を
閉塞するため精度よく流量を測定できない。また第1〜
第3圧力検出器の出力に基づき、キヤビテーシヨンの発
生や吸入逆止弁と吐出逆止弁とのチヤツキミスなどの異
常状態を監視することができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の縦断面図である。ポン
プ本体1には、プランジヤ室2が形成され、このプラン
ジヤ室2に臨んで吸入逆止弁3と、吐出逆止弁4とが設
けられる。プランジヤ室2にはプランジヤ5が往復動す
るように設けられる。プランジヤ室2の圧力は、第1圧
力検出器6によつて検出される。吸入逆止弁3の入口の
圧力は、第2圧力検出器7によつて検出される。吐出逆
止弁4の出口の圧力は、第3圧力検出器8によつて検出
される。
第2図は、吸入逆止弁3付近の拡大断面図である。こ
の吸入逆止弁3は、入口流路9に連なる弁孔10を有する
弁座11と、この弁座11に着座することができる球状の弁
体12とを含み、この弁体12の弁座11からの離間距離は、
ストツパ13によつて制限される。プランジヤ室2の圧力
が入口流路9よりも低くなつたとき、弁体12は弁座11か
ら離間し、開弁状態となる。プランジヤ室2の圧力が入
口流路9よりも上昇すると、弁体12は弁座11に着座し
て、閉弁状態となる。
第3図は、吐出逆止弁4付近の拡大断面図である。こ
の吐出逆止弁4は、プランジヤ室2に連なる弁孔15を有
する弁座16と、弁座16に着座することができる球状の弁
体17と、弁体17の弁座16からの離間距離を制限するスト
ツパ18とを含む。プランジヤ室2の圧力が出口流路19の
圧力以上となつたとき、弁体17は弁座16から離間して開
弁状態となり、プランジヤ室2の圧力が出口流路19の圧
力未満となつたとき、弁体17は弁座16に着座して閉弁状
態となる。
こうしてプランジヤ5が第1図の上下方向に変位する
ことによつて、入口流路9からスラリを含む液体が吸引
され、出口流路19から排出されることになる。プランジ
ヤ5は、クランク機構などによつて往復変位され、その
変位は変位検出器20によつて検出される。
第4図は、上述の実施例の電気的構成を示すブロック
図である。第1、第2および第3圧力検出器6,7,8から
の出力と、変位検出器20からの出力とは、マイクロコン
ピュータなどによつて実現される処理回路21に与えられ
て、後述の演算などが行なわれ、プリンタなどのような
表示手段22によつて表示が行なわれる。
本件往復動ポンプによる流体の理論吐出量Qは第1式
で示される。
ここでnは、本体1に複数のプランジヤ室2と、それ
らに個別的に対応するプランジヤ5とが備えられて構成
されるポンプが設けられているときの連数である。dは
プランジヤ5の外径であり、Lはプランジヤ5のストロ
ーク長さであり、これは変位検出器20によつて検出さ
れ、Rはプランジヤ5の往復動の数であり、fは補正係
数である。この補正係数fというのは、本件往復動ポン
プによつて圧送される流体の比重および温度などに起因
して実験的に求められる値である。第1式において、n,
d,Lは定数であるので、理論吐出量Qは第2式で示され
る。
Q=A・R・f …(2) ここでAは定数である。このようにして処理回路21で
は理論吐出量Q、すなわち流量を演算して求めることが
できる。
さらにまた処理回路21では吐出率すなわち容積効率η
を演算して求めることができる。この容積効率ηを求め
るにあたつては、第5図に示されるデータが基礎とな
る。第1圧力検出器6によつて検出されるプランジヤ室
2の圧力は、ラインl1で示され、第2圧力検出器7によ
つて検出される吸入逆止弁3の入口の圧力は、ラインl2
で示され、第3圧力検出器8によつて検出される吐出逆
止弁19の出口の圧力は、ラインl3で示され、また変位検
出器20によつて検出されるプランジヤ5の変位は、ライ
ンl4で示される。プランジヤ5が上昇した或る時刻t1
と、プランジヤ室2の圧力が上昇した時刻t2との間すな
わち吸入逆止弁3の閉じ遅れ時間におけるプランジヤ5
のストローク変位量をL1とし、プランジヤ5の下死点で
ある時刻t3と、プランジヤ2の圧力が低下した時刻t4と
の間すなわち吐出逆止弁4の閉じ遅れ時間におけるプラ
ンジヤ5の変位量をL2とし、プランジヤ5のストローク
長さをLとするとき、容積効率ηは第3式で示されるよ
うにして演算される。
このような容積効率ηは、処理回路21によつて演算に
よつて得られる。
往復動ポンプのキヤビテーシヨンは、処理回路21にお
いて次のようにして検出される。第6図(1)はプラン
ジヤ5の変位を示し、第6図(2)はプランジヤ室2の
圧力を示し、第6図(3)は吸入逆止弁3の入口の圧力
を示す。多くの実験的データと、その後のポンプを分解
した結果から、第2圧力検出器7によつて検出器される
吸入逆止弁3の入口圧力が、第6図(3)の参照符24で
示されるように針状のパルスが得られたとき、キヤビテ
ーシヨンが発生していることが判明した。さらにキヤビ
テーシヨンが激しくなると、第7図(2)で示されるよ
うに吸入逆止弁3の入口圧力が多数の鋭い針状の波形を
有するようになる。
また、吸入逆止弁3および/または吐出逆止弁4にガ
スのかみこみが生じているときは、ガスが加圧によつて
収縮し、また減圧によつて膨張するので、プランジヤ室
2の圧力は、第6図(2)の参照符25で示されるよう
に、また第7図(1)の参照符26で示されるように急激
な圧力変化が起こらず、これらの図で点線で示すような
波形が表われ、このことが処理回路21によつて検出され
る。
吸入逆止弁3および/または吐出逆止弁4の弁体12,1
7と弁座11,16との間にスラリが咬込むなどによつて、弁
体12,17が弁座11,16に正確に着座しない、いわゆるチヤ
ツキミスを生じたときもまた処理回路で検出される。第
8図(1)は、チヤツキミスを生じたときのプランジヤ
室2の圧力を示し、第8図(2)は吸入逆止弁3の入口
圧力を示す。たとえば吐出逆止弁4にチヤツキミスがあ
ると、プランジヤ5が上昇したとき、出口流路19から高
圧の流体がプランジヤ室2に逆流して、参照符27で示す
ように圧力が上昇する。これと第8図(2)で示される
吸入逆止弁3の入口の圧力とからチヤツキミスを検出す
ることができる。
チヤツキミスは、吐出逆止弁4の出口の圧力でも監視
することができる。第9図は、3連往復動ポンプの第3
圧力検出器による吐出圧力波形を示す図である。第9図
において参照符28で示される波形の乱れは、やや激しい
チヤツキミスを表す。このようなチヤツキミスが比較的
長く続くときは、ポンプを分解し、逆止弁3,4の掃除が
必要である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、スラリを含む液体を輸
送するに際し、スラリによる閉塞などの問題を生じるこ
となく、高精度で流量を測定でき、また往復動ポンプの
異常状態を連続して監視することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は吸入逆
止弁3付近の拡大断面図、第3図は吐出逆止弁4付近の
拡大断面図、第4図はこの実施例の電気的構成を示すブ
ロツク図、第5図は容積効率ηを演算するための波形
図、第6図はキヤビテーシヨンを説明するための波形
図、第7図はキヤビテーシヨンを説明するための波形
図、第8図は吸入逆止弁3および/または吐出逆止弁4
の動作を説明するための波形図、第9図は3連往復動ポ
ンプにおける動作を説明するための波形図である。 1……本体、2……プランジヤ室、3……吸入逆止弁、
4……吐出逆止弁、5……プランジヤ、6……第1圧力
検出器、7……第2圧力検出器、8……第3圧力検出
器、20……変位検出器、21……処理回路、22……表示手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 晴夫 大阪府大阪市東区平野町5丁目1番地 大 阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 中村 晴夫 新潟県柏崎市新橋1番32号 新潟ウオシン トン株式会社柏崎工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プランジヤ室に吸入逆止弁と、吐出逆止弁
    とを設け、プランジヤ室にプランジヤを往復動するよう
    に設け、スラリを含む高温の液体を輸送する往復動ポン
    プの監視装置において、 プランジヤ室の圧力を検出する第1圧力検出器と、 吸入逆止弁の入口の圧力を検出する第2圧力検出器と、 吐出逆止弁の出口の圧力を検出する第3圧力検出器と、 プランジヤの変位を検出する変位検出器と、 前記第1、第2および第3圧力検出器と、変位検出器と
    の出力に応答し、液体の流量および/または往復動ポン
    プの異常状態を監視する手段とを含むことを特徴とする
    往復動ポンプの監視装置。
JP61127687A 1986-06-02 1986-06-02 往復動ポンプの監視装置 Expired - Lifetime JPH081175B2 (ja)

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JPS62284979A JPS62284979A (ja) 1987-12-10
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